ほかのグループを見ると、そこには多数のロシア人、日本人、ドイツ人そして他の国々から来た人々がいた(1



『天使的宇宙人とのコンタクト』
2012年に再び戻ってくる
(ハワード&コニー・メンジャー)(徳間書店)2007/7/19



<マスターと準マスター>
・質問;マスターと準マスターの違いとは何ですか?
回答;マスターは何でもできますが、実際はしない人です。準マスター(熟練者のような人)は、ほとんど何でも「物質や自らの物理的身体をコントロールすること」ができ、実際にする人です。多くの表現形態や人々を通して何かを成そうとするよりも、個々の自我を通じて何かを成そうとする人には、わずかばかりの割合でエゴが作用しているのです。マスターは、困惑した人々の中にあっては、困惑したように見えますが、実際はそうではなく、ただ彼らのうちの1人であろうとするのです。準マスターは、困惑した人々の前では、落ち着いて自らをしっかり保ちながら、人類からは距離を置いて超然としていようとするのです。(訳注:これは質疑応答形式による説明で、ここで言うマスターとは、宇宙の法則を会得した者というような意味であり、大師などと訳されることもある)

・マスターは人々の会話の輪の中にいながら、いつでも好きな時に、精神的そしてエーテル的に自由にその場を抜け出すことができますが、誰も彼の精神的または部分的な不在に気づくことはありません。なぜならマスターは同時に複数の場所に存在すること(バイロケーション)ができるからです。準マスターは人々の会話の輪の中にいながら、精神的もしくは物理的にその場から消えて、それらの人々の前に今度はマスターとして姿を見せること「投影」ができます。
(訳注:“エーテル”とは、正確な定義はなく、昔の科学で熱や光を伝える媒体とも考えられた仮説上のもの)

・マスターは周囲の困惑した人々を通して間接的に神の法則を指導します。なぜなら、人々が自分自身の考えだと思い込んでいることに従って行動すると、それらの考えは彼らの潜在意識に記録され、そして彼らは自己の精神的な進歩に沿いながら、マスターが太古の昔から悟っていることを学ぶのです。
 準マスターは自分の弟子たちに彼が知っている神の法則を教えて指導し、物理的な幻想の中にいる弟子たちはマスターの知識が正しいと信じて行動し、あまり多くを学ばないのです。なぜなら、自分自身が得た英知ではなく、他人が自力で身につけた英知に頼っているからです。

質問;マスターは独身主義者ですか?
回答;いいえ、神は無限の宇宙と結婚しています。すべてのマスターは結婚しています(彼らと片割れの存在と対になっています)。マスターはしないのが当然と思われている結婚というものを身体的に成し遂げるためには、マスターと呼ばれるほどの能力が必要とされます。時にそれは選択の問題でもあります。肉体という乗り物においては、身体的な愛の表現は、最も崇高な神の表現(神を顕現すること)の一つです。なぜなら、そこには繊細で優美な感触と精妙な意思疎通が必須であるからです。私たちが性的表現(宇宙の創造的な力の一部分)について話す時、それは愛と理解を通して表現された身体的な一致を意味するのであって、自己による自己のための表現としてのセックスでは決してないのです。他の存在との本来の目的にそぐわない不適当なバランスにおける、自己のための自己による表現としてのセックスは、姦淫です。精神的、知性的、感情的、そして肉体的な全ての領域において、完璧に結合した2つの存在が、善なるもののための強い力となるのです。

・1958年にハワードは、宇宙からの訪問者たちから、この地球上には4人のマスターがいると聞きました。インドに1人、アメリカ合衆国に1人、オーストラリアに1人、そして南アメリカに1人。正確な場所や人物についての情報は与えられませんでした。訪問者たちはまた、準マスターたちは本当のマスターたちを知らないが本当のマスターたちは準マスターたちを知っていて、ときどき彼らを通して働くことがあると言いました。マスターたちはまた、生まれ変わった人たち(人類を援助するために地球に生まれることを選んだボランティアたち)のことも知っているそうです。それらの転生してきた人たちは、自分たちが志願して地球に生まれてきたこと、または潜在的な準マスターであることを知らず、彼らの多くはいまだに自らの物理的な身体表現の中で“眠っている”ままであるといいます。

<光る影/写真に撮られた宇宙人とそのテクノロジー>
・「宇宙においては、光はそれ自身なんだ。光とは、我々が地球上において知っているものとは違う。深遠な宇宙空間には、時間の尺度や光の伝達などは存在しない。光はただ存在しているんだ。宇宙船はこの根源的な光を多面体装置(宇宙船の上部にもあるもの)に通して、我々が知っているような光へと変換させる。そしてその光は宇宙船を取り巻く電磁束と結合するんだ。言い換えれば、光は(深遠な宇宙にあるがゆえに)、そこには時間も速さもないけれど、(特別に作られた)多面体の装置を通して、我々の知っている光へと変換されるんだ。その光には速さがあり、したがって時間と光速が存在するんだ。宇宙船に取り付けられている機械類は、この再変換された光の速度を減らしてゼロに戻し、外宇宙の根源の光に近づけるんだ。それによって宇宙船の周囲には超時間の場が生成され、宇宙船は実際に無時間の中にあり、我々の肉眼でとらえることはできないんだ」

・またある時、ハワードはニュージャージー州ハイブリッジの町から240キロ離れた場所にある異星人の基地について私に語ってくれた。それはペンシルバニア州の深い山の中にあるという。
「僕は定期的にそこを訪れていたんだ。そこの山々の一つに巨大な洞窟があり、そこが宇宙船と機械装置の地下基地として使われていたんだ。僕が君の心理チャートを見たのはそこでだったんだ」

・「そこはたくさんの機械があった。中でも特に僕の興味を引いたのは、思念波ビーム放射装置だ。この機械は、感情、考えなどの特定の状態を記録して伝達するものなんだ。その装置は地球のどんなものにもたとえられない。まるで生きているみたいなんだ。ましてやコンピュータやロボットとなると、それ以上にすごいんだ!」

<めくるめくショー/大気圏外への旅>
・1956年の9月初旬、私は第1コンタクト・ポイントへ向かった。コンタクトを数多く重ねていくうちにだんだんと私の興奮の度合いも弱まってきてはいた。そして畏怖の念を起こさせるような前週の出来事があって以来、宇宙船が近づいてくるのを目にすると、あの同乗体験の半分くらいのサプライズだろうとは思いながらも、さらなる出来事を期待していた。

・宇宙船の輝きが徐々に薄れて消え、私は船体を詳細に観察することができた。それはこれまで見たどの円盤よりも大きかった。タラップを降りてきた2人の男性の様子から、何かが“起ころうとしている”ことを私は確信した。
 彼らは私の搭乗を促し、私は大きな円形の船内に足を踏み入れた。再び船内の壁から光が溢れ出し、数週間前に搭乗した宇宙船と同じ室内の様子が目の前に現れたが、唯一の違いはその大きさだった。サイズの違いは中央の丸テーブルの周りの椅子の数の多さで一目瞭然だった。前回のものには椅子は3脚見えただけだったからだ。
 丸テーブルもいくぶん違っていた。最も顕著な違いは、テーブル台の中央にある、ゴールドのような材質で出来た大きなコイル状の装置だった。それはテーブルの真下のレンズと関係するものではないと思えたが、今回はそのレンズの存在は確認できなかった。どうもそれは透明化されていて、なんらの方法で操作されて、“現れる”ようだった。
 前回同様、3人の乗組員がいた。けれども、円形の船室を取り囲む半透明の明るい壁の向こう側の廊下には、他の複数のぼんやりした人影が見えた。私はその船室以外の場所へは案内されなかった。1人の男性は操作パネルの前、もう1人は彼の傍らに立ち、3人目の男性は私といっしょにテーブルの椅子に座っていた。

・表示スクリーンが明るくなって、そこに優雅な天空の世界が映しだされた。荘厳な星々のきらめきを背景に、大きく拡大されたいくつもの惑星が浮かんでいた。画面を瞬間的に月が横切っていくのが見えた。

・場面はすばやく切り替わっていった。ある時は地表の3メートル近くまで接近し、またある時は30メートルほども高い位置にいた。そこには優美なドーム型の建造物が螺旋を昇るように建ち並んでいた。都市部という印象は受けなかった反面、地球にも見られるような美しい郊外の町並みを思わせるものだったが、もちろん、はるかに素晴らしいものであった。建造物は豊かな自然に囲まれていて、アメリカ杉にも似た大きな樹木があり、いたるところに田園風景が広がっていた。映像が地表近くを映し出してくれたので、森林や小川、大きな水辺なども確認できた。接近映像では、行き交う人々の姿も見え、誰もが柔らかいパステル調の服を身にまとっていた。また四本足の動物も見受けられたが、私は見かけたことがない種類のものだった。
 乗り物が地表を動いていたが、車輪は見当たらず、地面からわずかに浮いて滑空しているようだった。これらの驚くべき映像ショーの映写担当の男性は、私が地表の乗り物に興味を示していることに気づいて説明してくれた。
「はい、これらの乗り物には車輪はありません。私たちは車輪はほとんど使いません。実際のところ、車輪付きの乗り物に乗っていた時代すらありませんでした。それは事実あなた方の文明の発達の障害となってきました」

<ハワード・メンジャーと“目撃証人たち”>
・そして数日後の晩、私はまたおなじ証人たちを招待するように言われた。訪問者たちは証人たちに自分の姿を直接見せても大丈夫だと感じたようだった。
 宇宙人は人里離れた森の中にある家屋の裏手から400メートルほど離れた場所に着陸した。彼らは立ち止まって見守る証人たちのほうへ歩いて近づき、りんご園の柵を飛び越えた。私は1人でその場へ向かい、証人たちからはっきり全身が見える位置で搭乗者たちと会話を交わした。彼らはとても背が高く、2メートルをゆうに超えていた。目撃者を仰天させた彼らの身体能力に太刀打ちできる地球人は誰もいないだろう。彼らが見せた1.5メートルの柵越えと、異常なほど速く6メートル以上も進んだ離れ業は、跳んだと同時に滑空しているように見えた。

・私が見た限りでは、彼らはスキー服のようなものを着ていました。手首と足首が締まっていて。

・彼らは明らかに人間を瞬間移動させるテクノロジーを持っていた。それは私たちの世界の科学者にとっては未知の領域のテレポーテーションの技術なのだ。しかし私はそれについて知っている。異星人たちはどうやら何らかの方法によって、時間と運動のエネルギーを自在に操ることができるようだ。そしてまもなくその2人の男性も宇宙船に戻り、昇降口が閉じられると、宇宙船はまばゆいばかりの光を放って音もなく上昇し、現場を去っていった。私はその映写フィルムのごく一部とスライドしか持っていない。FBIのニュージャージー北部支局がオリジナルのフイルムを所有しているのだ。あなた方もご存じのように、明らかに政府による隠蔽がなされている。なぜなら、それには3つの理由がある。政治的、宗教的、そして科学的なものである。それは国家の安全保障のためなのだ。

<金髪の白人タイプの金星人との遭遇>
<不思議な円卓 / ついに宇宙船内に入る>
・「ハワード、あなたもご存じのように、私達の同胞はあなた方の世界に大勢いるのです。あなた達の中に紛れて観察しながら、できる限りの手助けをしています。彼らは、工場、オフィス、銀行など、あらゆる職場で働いています。自治体や政府の要職に就いている者たちもいます。ある者は、掃除係りの女性であるかもしれませんし、ゴミ回収業をしている者すらいるかもしれません。でも彼らに会った時、あなたは、その正体が分かるでしょう」

・「あなたは、まだ知らないのよ、ハワード。この惑星にはとても強大な力を持ったグループが存在するの。彼らは、途方もないほど多くの知識を持っていて、それはテクノロジー、心理学、そして最も残念なことに高度の脳療法(操作)の知識なのです。彼らは、あなた方の世界の政府(複数)のある主要な人物たちを利用しています。彼らのグループは人を巧みに操ることに長けていて、あなた方の神法上の存在の“サタン”の手先とも呼べるような集団です」

<宇宙船に乗って月の軌道を回る>
・私たちはタラップを登り、宇宙船に乗り込むと、大きな半透明の丸テーブルの前に腰掛けた。私が壁のほうに目をやると、虹彩のような出入り口が閉じてタラップが引っ込められていた。そして円盤が離陸体勢に入ると、ブーンという甲高い音が聞こえてきた。

・表示スクリーンの焦点がクレーターから離れて、付近一帯を映し出すと、そこにドーム型をした建造物が姿を現し、今1機の宇宙船が1つの建物の近くにまさに着陸しようとしているところだった。その瞬間、私は体がわずかに引かれるのを感じ、それが過去に何度か体験した離陸時のものであったため、私は宇宙船が大気圏外へ向けて飛び立ったことが分かった。

・表示スクリーンが闇に消えると、船室の壁のスライド・ドアが開き、1人の乗組員に引率されて、2人の人物が入ってきた――驚いたことに、地球の人たちであった。さらに驚いたことに、彼らは私が知っている人たちであったのだ!

・他の人たちは質問をしなかった。その代わり、彼らは月の表面の映像に目を釘付けにされていた。スクリーンを見ながら、私は宇宙船が少なくとも月を2周したことが分かった。

<月への着陸準備/肉体の原子の状態を調節される>
・制御盤の前の男性が、拡声器を通じてかすかになまりのある声でアナウンスを始めた。
「私の友人の皆さん、今回の旅行は前回よりも長いものになります。皆さんはまもなくある処置を受けていただきます。それによって皆さんの体の原子の状態が完全に変わります。肉体の全ての原子が処置を施され、その極性、周波数と振動を変化させられ、これまで地球の引力の慣性質量と釣り合っていた体の状態を、今度は月のものと釣り合うように調整されるのです。これには地球時間にして1週間半ほど要するでしょう。最初に感じる変化に動揺しないでください。何も害はありません。では、表示スクリーンを見ていてください」
 
・私たちがスクリーンを見ると、地球が急速に小さくなっていき、宇宙船が高速でそこから離れていくのが分かった。再び私たちを安心させようとする声が聞こえてきた。
「心配しないでください。私たちは実在なるものの顕現、または投影された現身に過ぎず、それは本当に実在しないものであることを忘れないでください。皆さんは別な顕現の世界、つまり月の環境に適応するために原子的に変えられるだけなのです。私の友人の皆さん、月に到着したら、自由に見学したり写真を撮ったりできますよ。でもその前に、月の軌道を周遊しながら体に処理を施します。それにはあなた方の時間で1週間半かかってしまいます」
 
・彼は私たちを引率してドアを抜けて、就寝エリアに案内してくれた。そこにはそれぞれの区分に、作り付けの二段ベッドが3台ずつあった。私の年配の友人と私ともう1人の男性にその内の1区分が割り当てられた。

・私が起床して最初にとった行動は、船窓に行き自分たちが今どこにいるかを確認することだった。窓から外を見ると色とりどりのさまざまな光の斑点が視界を満たした。ただ一つだけ巨大な赤い球があり、まるで巨大惑星のように見えた。後になってからそれが太陽であったと聞かされたが、私にそれがなぜ明るく見えなかったのかまったく理解できなかった。
 次に体験したのは、半透明の壁で3、4区分に仕切られた小部屋での、温かくて爽快なシャワーだった。私がその小部屋の一つに足を踏み入れると、自動的に背後のドアが閉まって室内の明かりがついた。そこには室温と水温の自動制御装置があった。

・「これはもっとそれらしいものにしてほしいなあ。これから使わなきゃいけないんだから!」
 彼が明らかに指していたと思われる衛生設備は、地球のものと非常によく似ていたが、便座の位置がやや低めで、陶磁器ではなく、硬く白っぽい半透明の素材でできていた。鏡も備えた作り付けの化粧台の一部には洗面台のようなものもあり。そこでも蛇口から泡立つ水が出てきた。私はそろそろ誰かからひげそりを借りなければいけないなと思いながら鏡に自分の顔を映した。すると驚いたことに、私のあごひげは伸びていなかった! それどころか、旅のあいだ中ずっと私たちはひげをそる必要がなかったのだ!

・私が小部屋を出てメイン・ルームへ行くと、すでに2人の人がそこで待っていた。その時、どこからともなく料理のにおいを感じ、私は自分がかなりの空腹を感じているのに気がついた。私たちの指導員が壁の1区分を開いて、何品かの加工食品を取り出すと、深い壺のようなものの中に入れた。その壺は流し台セットのようなところに据え置かれていた。彼がボタンを押すと壺が液体で満たされた。そして彼は食品を5分ほど液体に浸してから、壺の中の液体を流して捨てた。次に別のボタンを押すと、ほぼ瞬間的に食品を見た目が変化して蒸気が立ち上った。それはまさに一瞬の内に調理されてしまったのだ!

・彼は食品を大きな水切りのようなものを使ってプラスチック製のような受け皿に移した。彼によるとその皿は使い捨てだという。そして彼はテーブルに皿を並べた。
「そうそう、ジュースもありました」彼は笑いながら壁の食料収納スペース内の蛇口から新鮮なジュースを注いだ。
 旅行中に私たちはたくさんの種類の加工食品を美味しく頂いた。それらは、キャベツ、パセリ、にんじん、じゃがいも、とても大きな小麦穀粒、そしてトウモロコシの粒などがあった。味付けは緑色の岩塩で、私が特に気に入っていたのはパンに塗るペーストで、アボカド・バターに似たような、でも色は白いものだった。
 他の惑星のナッツ類がよく出されたが、どれも実の部分だけで、殻は見る機会がなかった。中にはそれだけで主食になりそうな大きな実もあり、食べやすいように薄く切られていた。またあるものはブラジル・ナッツのような味がした。特に印象に残った美味しい食べ物はある果物で、それは直径15センチほどで、形は丸く、果皮はネクタリン(椿桃)のようにつややかで、赤みがかったオレンジ色をしていた。かじってみると、とても美味しくて果汁が多く、まるで桃とプラムを足し合わせたような味だった。種は小粒で、プラムの種に似ていた。
 野菜はどれも大変美味しかった。じゃがいもは肉質の密度が高くて、ナッツのような風味がしたが、おそらくたんぱく質が豊富であったからだろう。パセリの葉は私たちのものよりもずっと大きかったが、逆に香りは抑えられていた。

・それでも、実際にはこの調整期間中に私たちは他にもたくさんの楽しい体験をした。私たちはよく地球やその他の惑星から流れてくる音楽を聴いたり、ホスト役の人たちに絶えず話しかけて、彼らから多くのことを学んでいた。
 表示スクリーンに映し出される映像は常に私たちの興味をそそるもので、特に操縦士が他の惑星と呼ぶ星々の様子を映し出してくれた時には私たちは喜びいさんでその魅惑の世界の光景を観賞していたものだった。
 制御盤の前の男性は、表示スクリーンを通して、他の宇宙船、地球のさまざまな地球の仲間たち、そして月など、あらゆる場所と連絡を取り合っていた。だからまったく退屈する暇などなかったのだ!
 私は自分たちがどれだけの日数をこの快適な居場所で過ごしたのかよく分からなかったが、私の時計で推測すると、およそ10日間であったと思う。私はしばしば、宇宙船内にいた時は時間の流れが異なっていたのではないかと考えることがある。そのため私のあごひげは伸びなかったのかもしれないが、それは肉体の調整期間中であったからかもしれない。けれども体のその他の機能はすべて通常通りだったのだ。

・宇宙船内には“喫煙禁止”の注意書きなどはどこにも見られなかった。乗組員の喫煙は大丈夫なのだろうと思ったが、旅行中に喫煙する者は誰もおらず、それはのちに月面に降りてからも変わらなかった。それでも正直に告白すると、この“時間”についての問題はいまだに私を混乱させているもので、私が宇宙人問題を知的に理解するにはあまりにも複雑なもののように感じている。

・[訳者解説] 宇宙船内で髭が伸びなかったというのは、「スペース・ピープルの食事、衣料、散髪」の章に出てくる宇宙人たちが、地球で過ごすうちに髭や体毛が生えるようになったのとは対照的なことのようにも見えるが、1995年頃のインタビューでメンジャーは「10日間の月旅行で髭が生えなかったのは、彼らがタイムトラベルをしていた可能性もある」とも述べている。また彼は異星人から“時間”について次のように説明を受けたという。
「時間とは、運動とエネルギーの状態である。時間と運動とエネルギーは三位一体(三つ組)であり、それぞれが他の2つなしには、確認し得ないものである。時間とはエネルギーと運動であり、エネルギーは運動と時間である。これは原子より小さい微粒子や銀河に至るまで、宇宙の全ての物質に当てはまるものである。深宇宙には時間帯による区分というものは存在しない。時間と運動は、地球などの惑星のエネルギーを生み出し、エネルギーは時間と運動を生み出すのである」

<月面での観光旅行>
・やがて視界に巨大なドーム型の建造物が現れてきた。直径およそ45メートル、高さは15メートルほどあった。建物は半透明の材質で出来ており、内部で明滅する色とりどりの閃光が見て取れた。
 私たちの宇宙船が建物の周囲を旋回し、着陸態勢に入った時、私はそのドームの土台もしくは台座になっている頑丈そうな白い部分があることに気づいた。建物をさらによく見ると、真珠のような虹色のきらめきに輝いていて、淡白な美を見事に体現していた。着陸した宇宙船は、赤銅色の平坦な道を滑空しながら、建物の基部の巨大な開口部に向かって吸い込まれていった。
 宇宙船のドアが開き、私たちは建物の床へと掛け渡されたタラップを降りていった。建物内はまるで巨大な飛行場のように見えた。移動式のタラップは私たちを別の階へといざなったが、おそらく建物は少なくとも3階以上はあっただろう。

・私たちは視察旅行をするようだった。まず一行は建物から建物へと移動し、そして郊外のような場所へ出たようだった。そして山を越え、谷を抜け、地下の施設のようなところを訪問した。毎回、息を呑むような初めての光景を目にするたびに、私たち一行のメンバーたちは、「おお!」とか「わあ!」などと感嘆の声をあげていた。

・その瞬間、私の目に飛び込んで来たのは、砂漠の上に墜落したと見られる巨大な弾丸のような物体が、壊れた機体の一部を突き出している無残な姿であった。

・そうこうするうちに私たちは、ようやく停車ポイントであるもう一つの巨大なドーム型建造物に到着した。ガイドにうながされて下車した私たちは、初めて月面に降り立ったが、そこでは何の苦もなく呼吸することができたのだ!これには皆が喜んだ。私たちはずっと伸びをしたいと思っていたからだ。

・それから私たちは、言語別にさらに細かいグループに分けられ、それぞれに通訳のガイドが割り当てられた。私たちの中には、ごく普通の人たちの他に、科学者たち、地質学者たち、電子工学技師たち、ロケットの専門家たち(その中の1人を私は個人的に知っていた)、天文学者たち(そのうちの1人も私は知っていた)そして他の知識人たちがいた。ほかのグループを見ると、そこには多数のロシア人、日本人、ドイツ人、そして他の国々から来た人々がいた。言葉の壁があったにもかかわらず、月面旅行に参加している全ての人々はお互いを理解し合って、兄弟姉妹のように感じられる一つの絆で結ばれていた。

・私は普通の素人の見学者だったので、専門家たちが見学を許されるような多くのものを見る機会はなかったが、たとえ見せてもらったとしても、その概念を理解するのは土台無理だっただろう。私たち全員が見せてもらったのは、楽器類のようなもの、芸術や建築物のサンプル、そしてその他もろもろの興味深いものであった。実際のところ、ある建物は惑星間の国際見本市のようなものであり、それぞれの惑星が芸術やテクノロジーなど何らかの分野での展示物を出品していた。
進んだ技術の園芸法を紹介しているコーナーでは、ゼリーのような物質で出来た大桶のようなものの中で、花などの植物が育てられているのを見せてもらった。別のところでは、高周波の音波によって衣類の汚れが落とされるしくみも見せられた。また精妙なカットがほどこされた宝石類を載せたトレイが皆に回されて、各自がそれらを手にとって調べることも許されていた。私たちが目にした溢れんばかりの光景は、想像を絶するに余りがあるものであった。

・夕食の宴は、一行の月面離陸の準備を告げるアナウンスとなり、再び私たちは船上の人となった。一同の体のコンディションを再処理するのはほとんど時間がかからなかったようだ。そしてもう地球に着いたことにすら気づかないうちに、宇宙船はコンタクト・ポイントの原っぱに戻っていて、私たちは再び地上に足を降ろした。

<2012年、彼らは、戻ってくるのか>
・「彼らは、“ちょうど金星から来たところだ”と言ったのであり、金星人だとは言わなかったからだ。彼らは、金星や火星に基地を持っていただけで、別の惑星から来たのかもしれないか、別の次元から来たのかもしれない。あるいは地球の内部から来ていたために、それから目を逸らせるために金星と言ったのかもしれない」と説明する。

<メンジャーと2012年のアセンション情報との意外なつながり>
・もし、同じ惑星に3次元の姿と4次元の姿(または異次元の姿)が同時に存在しているとすれば、地球人に見えるのは3次元の金星だけで、4次元の金星は“別の惑星(太陽系)”に属していると言えるのかも知れません。

・ただ、前述のクリスティーナが金星の一部はまだ3次元にも同時に存在していると語るように、2つの世界は連続していると仮定した場合、その次元の差に追いつくことがアセンション(上昇)だとすれば、2012年に地球はアセンションして、別の次元の太陽系の仲間入りをするという可能性もあながち否定はできないと思います。メンジャーが聞いた「2012年にまた戻ってくる」という最後の言葉は、彼らがアセンションをサポートしにくることを指しているのでしょうか?でも、彼らが、そこまで地球人の面倒を見ようとするのはなぜなのでしょうか?



『JALの奇跡』
稲盛和夫の善き思いがもたらしたもの
大田嘉仁 致知出版社    2018/10/3



<日本航空の再建>
・私は、大変幸運にも、稲盛和夫さんという無私の経営者の近くで25年ほど仕事をしてきた。特に、日本航空の再建では、主に意識改革担当として、3年間、ご一緒にさせていただいた。

<日本航空の奇跡的な再建>
・日本航空の奇跡的な再建は、日本航空の全社員の力によってなされた。それを可能にしたのは、稲盛さんという稀代の名経営者がいたからであり、稲盛さんの経営哲学、人生哲学が全社員に浸透し、彼らの考え方、心、行動を変えたからである。

<より良い生き方を教える成功方程式>
・稲盛さんの経営哲学のすばらしさの一つは、私たちの人生を「成功方程式」という極めて単純化された数式で、どうすればいい仕事ができるようになれるのか、また、どうすれば運命さえ好転させることができるのかを示していることだろう。

・成功方程式とは、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」というものである。
 
・さらに、これに「考え方」が掛かってくる。
「能力」や「熱意」と違って、この「考え方」には、マイナス百点からプラス百点までの大きな幅がある。だから、人生・仕事の結果をよくしようと思えば、「考え方」をプラスにしなくてはならない。

・それは決して他人事ではなく、自分の仕事や人生にも当てはまる。自己本位という間違った「考え方」で仕事を進めると、いくら努力しても、思ったような成果が出ないということは、誰でも経験しているのではないだろうか。また、人を妬み、不平不満ばかり言っていては、決していい人生が送れないことも知っているのではないだろうか。

<正しい「考え方」を哲学へ昇華させる>
・このように成功方程式用いて稲盛さんは「考え方」がいかに重要かを教えている。では、どのような「考え方」がプラス百点なのだろうか。それを稲盛さんは「人間として正しい考え方」だと表現されている。
 それは何かといえば、それほど難しいことではなく、子供の頃、親や学校の先生から教えてもらった、「やっていいこと」「悪いこと」である。

・それはなぜか、人間には本能というものがあり、生きていくために必要だからである。生命を維持し、種族を残すために必要な食欲などの欲望、他者から自分を守るための怒りなどは、自分が生き延びていくために不可欠なものであり、それを本能として生まれてきた時から備え付けられている。
 だから、正しい「考え方」をもち続けることは難しい。特に私たち凡人の「考え方」のレベルは簡単にプラスからマイナスに変わってしまう。

・私自身、近くで仕事をさせていただく中で、稲盛さんが悩まれている姿に接することもあったが、それ以上に、いつも数冊の哲学書などをカバンに入れ、時間があれば、それを読み、学ばれている姿のほうが印象に残っている。

<「熱意」とは「考え方」を実践に導くもの>
・このように「考え方」は大事なのだが、いくら人間として正しい「考え方」をもっていたとしても、実践が伴わなければ価値がない、そのために必要なのが、「熱意」である。
 この「熱意」とは、願望、情熱、意志とも呼べるものであり、すべての行動の原動力になる。

・稲盛さんには、社員の物心両面の幸福のために、京セラのすべての事業を成功させたいという潜在意識にまで透徹していた強く持続した願望、つまり志があったのだ。

<「能力」は進化する>
・「仕事において新しいことを成し遂げられる人は、自分の可能性を信じることのできる人です。現在の能力をもって『できる、できない』を判断してしまっては、新しいことや困難なことなどできるはずはありません。人間の能力は、努力し続けることによって無限に拡がるのです。何かをしようとするとき、まず『人間の能力は無限である』ということを信じ、「何としても成し遂げたい」という強い願望で努力を続けることです」

・私たちは、自分を含めて、誰にでも同じように無限の可能性があるということを信じることが大切であり、そのような思いが、必ず、自分や組織の成長につながるのである。

<外から見える「能力」、外からは見えない「考え方」と「熱意」>
・このように稲盛さんの成功方程式、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」は、一見複雑で起伏の多い人生をクリアに説明できる。これまでの自分の人生を振り返る時、これからの人生を考える時、多くの示唆を得ることができると思う。この方程式が人生の真理を表していると思うゆえんである。

<稲盛さんの人生と成功方程式>
・稲盛さんは、若い頃に、大した能力もない自分がどうしたらすばらしい人生を送れるのだろうかと考え、この成功方程式を思いついたと話されている。その稲盛さん自身の人生も、この方程式で説明できる。

・その時に、「赤の他人ではあるけれど、社員は自分の人生をかけて、入社してきたのだから、経営の目的には経営者の私利私欲が少しでも入ったものであってはならず、全社員の物心両面の幸せを願うものではなくてはならない」と気が付き、京セラの経営理念を「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類社会の進歩発展に貢献すること」と定めた。つまり、「考え方」を高めたのである。
 創業時の全社員がもっていた、燃えるような情熱、つまり百点近い「熱意」に、同じく百点に近い「考え方」が掛けられ、京セラは急成長を遂げた。その間、全員参加経営を可能とするアメーバ経営も導入され、全社員がもてる能力をフルに発揮できるようになった。その結果、技術力、生産力、資金力などの企業としての「能力」も高まり、さらに躍進を遂げるようになったのである。

<成功方程式で組織も変わる>
・成功方程式は人生・仕事の結果を表すことができる方程式であるが、京セラやKDDIの例でもわかるように、人間の集団である、組織、企業においても適用できる。

・そして、経営トップは、必ず成功できるという戦略を立て、それを実践して見せることも重要だ。その実績が社員からの信頼を得、社員の「熱意」を高める。

・十分な資金も技術力もあり、優秀な社員もいる。それでも低迷している企業があるとすれば、リーダーの資質や社風に問題があるのではないか。そのことをこの成功方程式は教えている。つまり、企業経営において本当に重要なのは、目に見えない社風や文化であり、経営者を含めた社員の「考え方」や「熱意」なのである。すばらしい経営戦略を立案することは重要なことではあるが、それを実行するのは人であり、突き詰めれば、その心、つまり「考え方」や「熱意」なのである。

<稲盛会長の就任挨拶に漂う冷たい空気>
・JALに行く前後で私たちは再建計画の説明を受けていた。当然の話だが、再建計画というのは「その通りに実行すれば成功する」という案である。その計画では、給与の2、3割カット、社員約1万6千人の削減、約40%の路線縮小、多くの大型機の売却などが示されていた。一方、目標とする営業利益は1年目が641億円、2年目が757億円となっていた。
 この再建計画は稲盛さんの会長就任と同時に公表もされたのだが、マスコミはこぞって「JAL再建計画に信憑性なし」と徹底的に批判した。

・稲盛さん自身は、航空業界には全くの素人であり、JALの内部事情にも疎い。だから、この再建計画が果たして妥当なものかどうかもわからなかった。しかし、管財人の方々は、今回の計画はJALの若手幹部も入って作ったものなので、これを確実に実行すれば必ず再建できると説明していた。また、会社更生法適用会社なのだから、再建計画を着実に実行する以外方法はなかったのである。

・そのような極限的な中で、稲盛さんの話をにわかに信じられる人がいないのは当然だったかもしれない。「自分たちプロでもうまくできないのに、何もわかっていない年寄りが突然やって来て精神論だけで再建しようとしている。困ったもんだ」と聞えよがしに話をする人もいた。

・また、先に紹介したカネボウの伊藤淳二会長のこともトラウマのようになっていた。伊藤さんは政府の要請を受けてJAL会長に就任したが、組合対策に注力し、独断で経営判断をすることも多く、結果として社内を混乱させたという。その後の苦労を知っている幹部も多い。同じように政府から派遣され、航空業界に素人の稲盛さんも、社内を混乱させるだけではないかと心配していたのである。

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