耕作放棄地、有害鳥獣、空き家問題は日本の三大問題で、これから税金を使って解決していかなければならないことはわかりきっている。問題の根は同じで、地方の人口減少と少子高齢化である。(8)


・山間部の不思議な話や現象は、『遠野物語』の舞台である遠野地方、東北地方ばかいでなく、全国的なものです。柳田国男も『遠野物語』は農民の作り話ではないと述べています。現代では「獣人」のビッグフットやサスカッチを「空飛ぶ円盤」から降ろしているという報告もあるといわれます。たとえば、河童の伝説も全国的で、驚くべき程の数字があるようです。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」と述べています。「河童もゼータ・レチクル星人系列のバイオロボットの一種かもしれない」といわれます。「下総カッパ団は、1724(享保9)年、下総国印旛村の豪農、安田伝兵衛によって設立された人間とカッパの親睦団体だ」という伝承もあり、人間との関わり合いがあり、UMA(未確認動物)とははっきりと違っているようです。河童や天狗や鬼は、異星人の一種だったのかもしれません。鬼の仲間に美女がいたという伝承もあるようです。フィクションかナンフィクションか内容が混とんとしており、容易に後世の人間には伝承の現実性は分かりません。

・「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝説の「異人」は、オリオン星人だったのかもしれません。平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔といわれます。『遠野物語』は農民の「作り話」ではなく「事実」と柳田国男は主張しているようです。当時の警察も「人さらい」や「神隠し」の現象をどの程度つかんでいたのでしょうか。異人が逮捕されたということはないのでしょう。柳田国男も「警察」までには調べに行かなかったようです。源平合戦はハム系とセム系のオリオン、シリウスと北極星、北斗七星の戦いということになってくるといわれます。「狐憑き」や「憑き物」の現象も異次元の宇宙人の現象の可能性があるといわれます。幽霊現象も宇宙人現象のようです。山間部でUFO目撃の事例も多いようです。ザシキワラシのような者や、小人のグレイのようなものの目撃例もあるそうです。この我が国におけるセム系とハム系、高御産巣日神系(たかみむすび)と神高巣日神系(かみむすび)が、天皇家を間において対立・抗争をしていると指摘されています。
セム系とハム系の住む領域も異なり(シャンバラはセム系の世界)、元々は対立していたのが、セム系がハム系に服属して和解したといわれます。浅黒いハム族が金髪碧眼のセム族を執拗に狙っているという陰謀説もあったといわれます。

・米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるそうです。「トールホワイト」とよばれる2メートルから3メートルの白人種のオリオン星人も報告されているようです。トールホワイトと米政府はコンタクトがあるようです。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。藤原氏の北極星、北斗七星信仰はシャンバラ信仰、物部氏のオリオン信仰はアガルタ信仰となるといわれます。
 オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。またオリオン星人は「異次元移動」ができるようです。「ハリウッド映画にもなった小柄な異星人グレイもバイオロボットだ」といわれます。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。不思議な現象は宇宙人の異次元現象だったのかもしれません。人間の幻覚や幻想という説も多いようです。人間がふとしたことから異次元のアストラル界にはいるのかもしれません。UFOも目に見えない異次元に消える機能を持っているといわれます。

・「奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」といわれます。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている」そうです。「世界の王はサナット・クマラと共に金星から降りてきた。この神人の一団はシリウス星と繋がりがある」といわれます。米国には、シリウス星人がウォーク・イン(憑依・人格転換)やワンダラー(転生)の形態で飛来しており、その数は、非常に多いといわれます。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。人類は45 万年前に地球にやってきたアヌンナキという異星人が、遺伝子操作によってつくった存在だと指摘されています。グーグルアースによるエリア51の動画を見ますと新しい基地がどんどんできているようです。

・青森県の「キリストの墓」についても、キリストが異星人だったと理解すれば、フィクションと決め付ける必要もないでしょう。キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。アプ星人は南米にも現れたようです。日本に最初に降り立ったのは、シリウス人で、彼らは東北地方の青森県を中心に、下北半島、津軽半島、十和田湖周辺から秋田県の一部に広がったといわれます。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。「世界の王はサナット・クマラと共に金星から降りてきた。この神人の一団はシリウス星と繋がりがある」といわれます。シリウス星人はイルージョンを演出できるといわれます。

・チャネリングで宇宙の膨大な情報が流れてくるようです。マゴッチによると人間タイプの異星人の多くは地球人社会に溶け込んでいるそうです。幽霊現象や心霊現象も「宇宙人現象」と理解すればかなり分かるようです。“天女”の宇宙人との異類婚姻譚も世界中に多くあるようですので、「異類混血」が窺われます。「フランスの『美女と野獣』の話は、異類婚姻譚だ」そうです。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。
 東北地方の異星人やUFOの伝承は、金星の葉巻型の宇宙母船と関係があるのかもしれません。異類異形の宇宙人から人間タイプの宇宙人まで、「異人」の伝承が多い地域のようです。葉巻型の宇宙船は、世界中に目撃事例があり、日本でも目撃されることもあるようです。高空に滞空していると点にしか見えないので、気づかないことも多いのかもしれません。航空自衛隊の「松島基地」は、UFO目撃で有名な基地だそうで、透明なエンティティの宇宙人の出没目撃の話もあるそうです。自衛隊における異星人理解も現在では、かなり進んでいることが窺われます。また謎の組織があるのかもしれません。UFOは過去、現在、未来を繋いでいるといわれます。

・異次元の火星や金星には壮大な都市文明があるといわれます。いわゆる異次元の裏金星、副金星から「金星人」が飛来していたという話もアメリカ合衆国にはあります。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。「不思議なゲイ(LGBT等)イの現象は、宇宙人の人格転換である」という説もあるそうです。世界中の選ばれたコンタクティが毎年、宇宙旅行をしているのかもしれません。異星人は「宇宙連合」としてまとまって動いている種族も多いようです。
『遠野物語』の人さらいや神隠しの犯人の“異人”はオリオン星人ともいわれます。異人の「非条理な話」も多いといわれています。人間の感覚では「異人の非条理」が理解できないそうです。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」という説もあります。「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうですので、異人の遺伝子を持つ末裔がほとんどともいえるようです。「キリストの転生歴を持つ金星のマスター(長老)、サナンダと宇宙母船上で会見したという日本人がいた」そうです。金星のマスター(長老)や異星人のコンタクティも世界中にいるのかもしれません。

・アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。サナンダは神智学では サナト・クマーラより上位の存在として「沈黙の監視者」と呼ばれています。シャンバラの支配者(世界の王)のサナト・クマーラがルシファーであるといわれます。かってイエスであった存在は現在「サナンダ」と名乗っており、アシュタールとともに彼の宇宙船に住んでいるといわれます。
アシュター(銀河連合の総司令官と呼ばれる存在)という存在がよく米国のスピリチュアルな本で言及されます。アシュター・コマンドというのは、現在、地球周辺の宇宙空間に滞空しているUFO艦隊の司令官アシュターならびに、主サナンダ・クマラという霊的な導きの下に存在する「光の偉大なる聖職者団(グレート・ブラザー/シスターフッド)の空挺部隊のことだといわれます。

・「UFO伝説が盛んに囁かれているのも東北地方です。たとえば、福島県。福島にはUFOが頻繁に飛来することで有名な場所があります。
 私の両親の故郷と近い福島県福島市飯野町一帯などです。飯野町は「千貫森」という山のふもとにあり、千貫森では数多くのUFO目撃例が報告されているのです」ということで、「UFOふれあい館」が地元で作られています。このように「福島県」は原発事故で知られましたが、UFO伝承も昔から非常に多いようなのです。それとともに異人、山男、山女が昔から徘徊していたのかもしれません。
 著者の佐藤守氏は、元自衛隊空将ということでUFO関係の本が注目されていました。中でも『金正日は日本人だった』という本は注目を集めたようです。他の本としては『安保法制と自衛隊』(2015/11/17)があります。「将軍様は82年から東京に遊びに来ていた」という話もスパイ戦を連想させます。特に旧共産圏国家は、旧ソ連のスパイ組織の指導をうけて古典的なスパイ活動を資本主義国で大々的に行っていたそうです。ハニートラップも、偵察衛星が飛ぶ時代でも、今でさえ社会主義国は真剣に行っているともいわれます。

・さまざまな国の組織の色々なスパイネットワークが資本主義国に張り巡らせてあるといわれます。近隣諸国のスパイネットワークが売春ネットワークと絡んであるのかもしれないそうです。北朝鮮の謀略機関もあり、「スパイ天国」といわれる実態を知らないのは、私たち一般人だけであり、理解不能なことが多いようです。北朝鮮の拉致事件も警察は見逃しましたし、犯罪検挙率も低下してきているといわれます。警察の捜査能力が、劣化してきていることが窺えるそうです。振り込め詐欺も、被害額が高額で、被害者は高齢者ですが、高等警察も犯罪者を一網打尽にできないようです。捜査要員の不足は理由にならないと言われます。日本人に特有な「甘い国際感覚、貧弱な語学力」では大きく国益を損ねるそうです。

・ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)でみると、「ハニートラップ(英語: Honey Trap)とは、女性スパイが対象男性を誘惑し、性的関係を利用して懐柔するか、これを相手の弱みとして脅迫し機密情報を要求する諜報活動で、人的諜報ヒューミント(英語: Humint、Human intelligenceの略)の一種。またスキを見せた標的をその場で殺害する事もある。ただし必ずしも女性スパイが仕掛けるものとは限らず、東ドイツ国家保安省(シュタージ)の「ロミオ諜報員」のように男性スパイによって対象となる女性を罠にかけることもある。いわば「色仕掛け」による諜報活動といえる」、「冷戦時代、ソビエト連邦で頻繁に行われた(殊に、KGBの十八番であったとされる)」とのこと。

・スパイ罪の認識の無い日本人は、中国でスパイ容疑で逮捕されたりしています。日本人に特有な「甘い国際感覚、貧弱な語学力」では大きく国益を損ねるそうです。隣国ですから事情通が多いといわれますが、韓国や北朝鮮についても多くの本が出版されています。
公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない世界的に珍しい国だ」そうです。「諜報機関は国家にとって最も重要な死活の国家組織だ」といわれます。「諜報機関のない国は拉致事件にも無力だった」ともいわれ、大きく国益を損ねました。北朝鮮のようにトップからスパイ活動をしているような国が相手では、スパイ天国といわれる日本は、打撃をうけやすいでしょう。スパイ天国の実態は、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。「諜報機関のない国は既に国益を大きく損ねている」というのが冷厳な国際社会のようです。が、真面目な官僚や政治家が諜報機関の設立におとなしいのは私たち一般人には、不思議です。被害者もその家族も高齢化しており、亡くなっている人も多く、拉致事件はどうなるのでしょうか。この程度の問題に数十年もかかっているようでは政治家の非力が窺われるといわれます。

・「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスとレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあります。ロシアはタウ星人と当初コンタクトがあったそうです。くじら座タウ人は、イプシロンのエラダナス星系で大きなコロニーを保持している。祖国の大気と重力の関係で、密度の高い身体を持っているといわれます。「タウ人の遺伝子を使ってグレイを作るために主に子供を標的にして誘拐し、殺して細胞とホルモンを取りだしたのでタウ人がグレイを殺そうと狙っている」といわれます。最近になって、ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられているそうです。「エイリアン・エンジニアリング」は、ロシアも研究しているのでしょうか。「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。ロシアは昔から異星人の伝承の多い地域です。
「日本はUFO後進国だ」そうですが、日本的な対応が限界のようです。案外、実態は進んでいるのかもしれませんが。太古には空飛ぶ円盤に乗って、様々な神々が日本に飛来していたようです。ところで「大本教の出口王仁三郎は、自分はオリオン星から来たと語っている」そうです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。またオリオンやプレアデスに多くの日本人が住んでいるという法螺話もあるそうです。

・米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。「米軍は異星間航路を経由して神の領域に到達した」とか「とある米軍基地に行けば神に会える」という与太話もあったそうですが。最近では異星人に関するより詳しい本も翻訳出版され、米軍と宇宙連合のかなりの結びつきが窺えるようになりました。アメリカ空軍は133種類の宇宙人を確認しているそうです。「トールホワイト」とよばれる2メートルから3メートルの白人種のオリオン星人も報告されているようです。トールホワイトと米政府はコンタクトがあるようです。天使クラスの異星人かもしれません。グレイは人類の未来の姿だという奇説もあったようです。人類はどれだけ進化しても「神人」にはなれないようです。「はるかに遠い未来には、長身の神人と“小人に退化した人類”の2種類になる」といわれます。
 米軍ならずとも異星人とコンタクトできれば、何処の国でも異星に向かうことでしょうか。「エイリアン・エンジニアリング」で、米軍は新兵器に応用しているそうです。数万年進化しているエイリアンのテクノロジーは現代の科学者でも理解不能なのかもしれません。実際に100年前のテクノロジーと現代の科学技術を比較しても想像を絶する「格差」があります。

・「UFOを見た」と報告し、新聞などにも取り上げられたJALの機長パイロットが「幻覚症か精神的に問題がある」ということで、その後、地上勤務に回されたという話も以前にはあったようです。現代では、民間の航空会社のUFOの扱いはどうなっているのでしょうか。JALの機長がアラスカ上空で目撃したUFOは航空母艦数倍以上の大きさだったそうです。
「昔は、異星人やそのコンタクティは何者かに狙われ殺されることもあった」そうで、テロリストに対する「セキュリティ」のように「何も知らせない」という手法が一般化しているそうです。地球上にはかなり多くの宇宙人が「同化」して住んでいるそうです。「宇宙人と普通の人間が区別できなくなっている」ようです。ウンモ星人も金髪碧眼で、ヨーロッパにその末裔が多く住んでいるともいわれています。
 地球に「同化」した異星人の数は多いようなのですが詳細は不明です。どうも日本に関係する神々も来ていたようなのです。UFO墜落から60年、異星人とのコンタクトというよりも神々(進化した異星人)とのコンタクトの話になってきているそうですが。
「宇宙人は“幽体”や“霊体”で目に見えない異次元に存在している」ので、空にUFOを見ると、地上に宇宙人が現れるそうです。そして「宇宙人と普通の人間が区別できなくなっている」ようです。見えない世界は、ほぼ99%分からないものです。「神や天使の世界がすべてだ」といったところで、幽霊の世界が、それほど力を持っているとは思えないようです。

・プロとアマの情報格差が大きくなっているといわれます。「諜報機関のない国は既に国益を大きく損ねている」ともいわれます。諜報機関の情報独占の弊害もありますが、それ以上に諜報機関のない弊害の方がはるかに大きいようです。諜報機関優位の弊害は、先進国以外の国々の方が大きいそうです。「情報操作」が多くなったそうですが、私たち一般人は、当然詳しくはありません。「諜報機関のない国は拉致事件にも無力だった」といわれます。被害者もその家族も高齢化しており、拉致事件はどうなるのでしょうか。この程度の問題に数十年もかかっているようでは政治家の非力が窺われます。

・振り込め詐欺も全国的に被害額も巨額ですし、高齢者が多く被害者となっています。警察も要員を増員して犯人グループを一網打尽にできないのでしょうか。サイバー犯罪も心配です。現在、日本では社会の様々な組織の「劣化」がひどくなっているといわれます。大企業の劣化もそのひとつです。昔では考えられない事態となっています。政治の劣化、公務員の劣化、社会保障制度の劣化………社会の重要な問題に「劣化」現象がヒドイ!高等警察も劣化しているのでしょうか!?警察に非難が殺到しない日本的な状況のようですし、良識の大新聞社の活躍も私たち一般人には、分かりません。舛添前都知事も東大助教授で秀才だったそうですが「劣化」したのでしょうか。ポジションが腐敗を招くといわれます。

・「都議会、リオ視察中止へ 総経費1億円前後、世論に配慮」というニュースが流れていました。限られた予算、限られた処遇、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字ということで、「劣化」が続いています。街中では庶民の悲鳴が聞こえてきます。もともと国家予算の分配の問題になるようで、財源をひねり出すためにも、無駄遣いを止めて、行政、立法、司法の大胆なリストラ、近代化、効率化が必要といわれます。「民主主義国家においては国民はその程度に応じた政府しか持ちえない」、「国民が政治を嘲笑している間は嘲笑に価する政治しか行われない」ということで、「政治が遅れている。私たち一般人は、政治意識を高めて政治の近代化を急がなければならない」そうです。あまり知られていないことだが、日本の社会保障というのは、先進国とは言えないくらいお粗末なモノなのであるといわれます。

・たとえば、当時、「イラク戦争の化学兵器は存在しなかった」と頻繁に執拗にいわれてきましたが、近年では「実はイラクに大量化学兵器があった」と訂正されたようです。当時はプロの情報部員だけが知っていたようです。「貧弱な国際感覚と語学力で大きく国益を損ねてきた」ともいわれますが、生物化学兵器は「貧者の核兵器」といわれています。独裁国家は、生物化学兵器の開発に注力するようです。
 ごく少数のコンタクティの公務員とそうでないその他大勢の公務員の2種類に分かれるともいわれます。公務員の守秘義務から宇宙人情報は完全に守られているようです。「諜報機関は国家にとって最も重要な死活の国家組織だ」そうですが、公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない世界的に珍しい国だ」そうです。それによって国益を大きく損ねているという認識不足があるといわれます。

・あの小柄なグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくるそうですが、『透明人』の宇宙人は、その存在が米国でも指摘されています。『透明人』とのコンタクティもいるようです。「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」ともいわれます。
「自衛隊基地と幽霊話」は昔から少なくないそうです。が、「ひょっとして、とある自衛隊基地にいけば異星人に会えたりして?」という与太話もあるのかもしれません。松島基地は、UFO目撃で有名な基地らしいのです。自衛隊松島基地の透明ヒューマノイドのエンティティ(存在)と関係が有るらしいのです。「謎の松島基地」といえるでしょうか。金華山の沖では、葉巻型の巨大な母船が目撃されたそうです。そして松島基地は東日本大震災で被災しましたが、隊員間のエンティティの噂話は、その後どうなったのでしょうか。

・日本にも昔から『異人』のネットワークがあったのでしょう。「宇宙人情報は米軍から始まって米軍で終わる」といわれますが、米軍はとっくにエイリアンの超テクノロジーを入手するために異星航路に向かっていることでしょうか。これこそ、公然の秘密というものですね。「エイリアン・エンジニアリング」は米国の1人勝ちになるのかもしれません。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。エリア51で白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。アルファ・ケンタウリの金星人の末裔の異星人も昔から欧米では知られていたそうです。ケンタウルス座アルファ星(アルファ・ケンタウリ)の宇宙人と白鳥座61番星の異星人とは繋がりがあるようです。

・「人の口には戸が立てられない」といいますが、うっすら、うっすらと漏れてくるそうです。ロズウェルのUFO墜落から60年くらいたちますが、隠蔽工作がうまくいっているのは、地球に先に到着し定着した宇宙人の組織が関与しているからではないのでしょうか。高等知性体の隠蔽工作だからうまくいっているのでしょう。アイゼンハワー大統領時代にエイリアンと密約したそうなので、それから事態は大きく前進していることでしょう。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるそうです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。「エイリアン・エンジニアリング」は米国の一人勝ちでしょうか。「ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられている」ともいわれます。グレイに対する勢力は、邪魔になったのでしょうか?
 ハリウッド映画『Xファイル』は大いに評判になりましたが、「謎の組織」があり隠蔽工作をしているようです。『Xファイル』は、宇宙人の周辺の話を描いて大変印象的な映画だったようです。火星人も少数、米国に住んでいるという話がありましたが、秘密の多い宇宙人種族のようです。メン・イン・ブラックの超能力は凄まじく、オリオン星人ともいわれています。ケネディ大統領は宇宙人情報を公開しようとしてサイレンス・グループから暗殺されたという説もあるそうです。

・アメリカ空軍士官学校の教科書には宇宙人の種類が載っているそうですが、航空自衛隊の幹部学校の教科書にはいつ頃載るのでしょうか。アメリカ空軍では133種類の宇宙人を把握しているそうです。「日本はUFO後進国だ」そうですが、日本でもアバブ・トップシークレット扱いなのかもしれません。
 「宇宙人情報は米軍から始まり米軍で終わる」そうですが、宇宙人情報は『厳秘』扱いだそうです。自衛隊も機密協定で米軍に協力しているのでしょうか。米軍のUFOに関する謎の部隊のように、存在を知られないことが存在理由の自衛隊の謎の部隊はあるのでしょうか。
 パイロットは、フライトを降ろされることが一番怖いようで、沈黙を守っているそうです。民間人のパイロットのほうが、UFOに関しては規則が厳しいそうです。「民間航空はそれ以上に厳しいらしく、UFO目撃報告をすると有無をいわさずに地上職に回される」という話だそうです。いかにも日本的な対応のようです。世界中で巨大なUFOが目撃されているそうです。

・金髪碧眼の白人の元祖タイプの宇宙人は、昔から地球の社会に溶け込んでいるそうです。地球の一般社会に紛れ込んでいる異人は不思議な存在のようです。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」ともいわれます。ウンモ星人も金髪碧眼で、ヨーロッパにその末裔が多く住んでいるともいわれています。
本書(『天使的宇宙人とのコンタクト』)でも指摘があるように「米軍に異人(宇宙人)が混じっている」そうです。地球人に見えるのは3次元の金星だけで、4次元の金星は“別の異次元の惑星(太陽系)”に属しているそうです。彼ら異人は、普通の人として米軍の軍属などとして、紛れ込んでいるのでしょうか。しかもその存在は異人同士しか分からないというのですから驚きです。金星蛇人と火星霊人の対立・戦争もあったようです。金星蛇人はレプティリアンの末裔で、龍神の人間タイプでしょうか。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成している」そうです。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配している」といわれます。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だともいわれます。

・米国のテレビ映画などでは、異人が一般社会に潜伏しているようなストーリーが多いようです。米軍のみならず国連幹部も空飛ぶ円盤に震撼した時代があったようです。空飛ぶ円盤は米国への領空侵犯機なので、すぐに撃墜行動をとった米軍の戦闘機の多くが撃墜されたようです。この話は、あまり書籍には載っていない秘話のようです。現在では「宇宙連合」と密接なコンタクトがあるようです。また白鳥座61番星からの異星人も報告されているそうです。エリア51で白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。
 日本の上空でもUFO遭遇の目撃談や、地上からの目撃話など、戦後になってから多くの読者の注目をあびた事件があったようです。「自衛隊のファントム戦闘機がUFOに撃墜された」という話もあるようです。
日本の街中で異星人とコンタクトしたという話も少なくなく、プレアデス人との「異星訪問記」もありました。日本でもウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)の形で異次元の高等知性体が来ているのかもしれません。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」そうです。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。「何とか苦労して宇宙人といわれる人に会ったが、そこらへんにいるオッサンと変わりなかったので驚いた」という話もあるそうです。
 日本のパイロットたちには、UFO遭遇はタブーのようです。茨城県と言えば、1825年の『うつろ舟の蛮女』で有名な空飛ぶ円盤と女性のエイリアンの存在が江戸時代の『兎園小説』に記載されていました。現代ではウンモ星人のタイム・トラベラーという説もあるそうです。

・1986年にアラスカ上空でUFOに遭遇したJAL機の機長の話によれば、「航空母艦数倍以上の超巨大な宇宙母船だった」とのことですが、「ノアの箱舟」を連想させます。その図が新聞にも載り非常に多くの人々が注目したものでした。また、フットボール球場位の超大型母船が地上近くに滞空していたという米国の報告もいくつもあり、昔から「悪魔の船」といわれていた超大型UFOではないでしょうか。
エアライン各社にしても航空自衛隊にしても「UFOを目撃するのは正気ではない」という扱いなのは、如何にも日本的でしょうか。それとも、UFOや異星人に関する謎の特殊部隊でもあるのでしょうか。

・自衛隊に関してはファントム戦闘機がUFOに撃墜されたとか、いろいろな話題があるそうです。また昔の話ということで、時たま雑誌にとりあげられたりしますが、最近では、情報を追跡するマスコミ関係者も少ないようです。UFOは、たまに国会などでとりあげられることもありましたが、日本的な国家安全保障上の最高機密のようで、米軍のようにリアルなエイリアンとの遭遇話は公にならないようです。諜報機関の熾烈な争いは私たち一般人には、分からないようです。
「イスラエル政府と契約の宇宙の商人」は、シリウス星人ですが、この種族とコンタクトができれば、非物質的な種族とつながりができることでしょう。シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物であるといわれます。

・天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人については、ニルヴァーナ(涅槃・天国)にいる元地球人からの米国のチャネラーによって、情報が得られています。
ゲイ(LGBT等)の現象とかさまざまな不思議な地球上の現象も宇宙人が関与しているといわれています。「不思議なゲイの現象は、宇宙人の人格転換である」ともいわれます。
ロシアやイスラエルなど他の国々も異星人とコンタクトしているようですが、国家的な危機感からか、エイリアンの超テクノロジーを喉から手が出るほど欲しい国が多いのでしょう。ロシアには昔から奇怪な宇宙人の話も多いそうです。
 日本に関係する異星人、神々とのコンタクトもあるようなのですが、マスコミも公開して、国家機関の総力をあげてエイリアンの超テクノロジーを獲得するようにしなければならないでしょうか。ちなみに日本にも、昔から異星人が飛来している話が多いのですから。
宇宙人の情報は、メイジャーなものにしていかなければならないでしょう。「何も知らせない」ような、いつまでも『厳秘』扱いにしておいてはいけないでしょう。

・民間伝承の隠れ里や取り換え子(チェンジリング)の伝承を宇宙人の現象と結びつける説は、増えてきているようです。異人や妖精、異類婚姻譚なども宇宙人と結びつけることができるでしょう。厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いとなっている宇宙人情報は、新聞の情報としては扱われていません。昔は異星人や宇宙人の正体が分からず、“妖怪”として民間伝承に残ったようです。鬼も人間タイプもおり、「異人」と同じように宇宙人の種族の伝承が残ったようです
 隠れ里の伝承も異次元世界とのイルージョンの伝説なのかもしれません。日本に最初に降り立ったのは、シリウス人で、彼らは東北地方の青森県を中心に、下北半島、津軽半島、十和田湖周辺から秋田県の一部に広まったといわれます。秋田の「隠れ里」の伝承もシリウス星人のパラレル・ユニバース(並行宇宙)の話なのかもしれません。『遠野物語』の「マヨイガ」の伝承も宇宙人の異次元世界の幻影、「幻の家」なのかもしれません。二度と「マヨイガ」に到達できないという不思議な現象だったようです。

・明治時代の柳田国男の『遠野物語』は不思議な話が多い民話集のようです。しかも柳田国男は、農民たちの作り話ではなく「全て事実」だと主張しています。明治時代の遠野地方に現れた異人とは、オリオン星人だといわれます。明治時代の『遠野物語』現われた異人たちの話は、彼らが昔から地上を徘徊してきたことを物語るのでしょうか。

・山男は里人にとっては恐怖の対象である異人として語られていました。山男や山女の話も「農民の作り話」ではないと柳田国男は言うのですが、当時は警察でも彼らの正体が分からなかったようです。
「山人」の実在性や正体については、柳田國男も晩年にはあまり強調しなくなったようです。「山人」や「異人」の正体は伝承だけでは分かりませんし、詳細な伝説はないようです。山姥も2メートル40センチとか、当時の人々の背丈と比較して、とても大きく、宇宙人との繋がりが窺えるようです。山人を宇宙人と結びつける説は学界にはないようです。
 リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。リラ星人エロヒムのコンタクティであるフランスのクロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたそうです。リラ星人の遺伝子やプレアデス星人、シリウス星人、オリオン星人等の多くの宇宙人の遺伝子などが、人類のDNAに含まれているともいわれています。また「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」ともいわれます。「異人」は、世界的にも広く存在したようなのです。

・「中世のドイツの領主はほとんどが異人か異人の末裔だった」ともいわれています。ドイツの異人はアルデバランの宇宙人の系列だったようです。アルデバラン星人はアーリア人の「超人」であり、金髪碧眼のゲルマンの神々だったようです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。アルデバラン星人は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当したそうです。アルデバラン星人は「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。ヒトラーは霊媒で宇宙人から「人格転換」を受けた“霊界から来た男”ともいわれます。ヒトラーは常に監視下にあった。つまりヒトラーは「イルミナティに培養された独裁者」だったのだそうです。
 「人さらい」も「神隠し」も昔から全国に伝承のある謎の多い奇妙な事件だったようです。「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝承があるように“異人”はオリオン星人の系列だったようです。「天狗や鬼もオリオン星人の異類異形の宇宙人だった」のかもしれません。「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」とイタリアのクラリオン星人のコンタクティ、マオリッツオ・カヴァーロは述べています。河童もグレイの一種で、ゼータ・レチクル星人の系列だったのかもしれません。

・「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」が、ダルシー基地やエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。翼のある「烏天狗」は、オリオン座の有翼のドラコ族のバイオロボットなのかもしれません。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。アメリカ空軍は133種類の宇宙人を確認しているそうです。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。
 オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。「世界中の不思議なゲイの現象は、宇宙人の人格転換である」という説もあるそうです。ゲイ(LGBT等)の現象も世界的な大きな社会現象となりました。ゲイの宇宙人の話もあったといわれます。また「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれます。大規模なスター・ウォーズ、オリオン大戦とはどのようなものだったのでしょうか。

・「異界」の伝承も、農民たちの「作り話」ではなく、異次元の宇宙人の現象のようです。「人間の死後の世界と似た、アストラル界やエーテル界に進化した宇宙人が棲んでいる」ともいわれます。人間の死後の世界、幽界や霊界、宇宙人のアストラル界やエーテル界も似ている世界ですが、私たち一般人は、当然詳しくはありません。「アストラル界はとても巨大です。ここに存在する全ての世界からおよそ600億人の人間タイプの生物が集まっている」といわれます。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成しています」とのこと。「人々がアストラル界で過ごす期間は、数週間から何百年にもわたる」といわれます。細かい粒子の世界のアストラル界も現代の科学では解明されていません。

・異次元世界は地下世界として認識されたようです。「龍穴」や「人穴」の概念は、異次元にトンネルがあり、乗物が超高速で移動できるという地下世界のアガルタネットワークの話に通じます。「時穴」を通じて宇宙人は異次元移動ができ、人間も紛れ込んだ話もあるようです。レプティリアンは最も進化している宇宙人であるともいわれています。レプティリアンは昔から、異次元世界を通じて人間世界のこの世に浸透してきたようです。現代では「レプティリアンも人間タイプは知性的な顔をしている」ともいわれます。「レプティリアンは低層4次元にいる」ということで、「堕天使」のグループに入るのかもしれません。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配している」といわれます。

・「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」ということですが。「オハル評議会」の神々がオリオン星座に本拠地を持っているのかもしれません。オリオン星座は、また「暗黒の宇宙連合」の勢力が経由地に使っている星座でもあります。オリオン星人には、善神と悪神がいるようで、混同するようです。
「“透明人”とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人」ということですが、この“透明人”はオリオン星座の神々なのかもしれません。“透明人”も地球人にコンタクトしているともいわれています。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」ともいわれますが、オリオン星人が地球に最も関係しているともいわれます。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。オリオン星人もネガティブ・グループとポジティブ・グループがあるようです。米国に第2次世界大戦後に登場したメン・イン・ブラックもオリオン星人といわれ、「邪悪な宇宙人グループ」としても知られています。キャトルミューテレーション(動物虐殺)やアブダクション(誘拐)をしたのも邪悪なオリオン星人グループともいわれています。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまったといわれます。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるといわれます。「トールホワイト」とよばれる2メートルから3メートルの白人種のオリオン星人も報告されているようです。トールホワイトと米政府は、コンタクトがあるといわれます。月基地を経由して来るといわれます。

・シリウス星人系列が龍神で、オリオン星人系列が牛神ともいわれ、牛神の方がテクノロジーが圧倒的で、龍神を低層4次元に追いやったともいわれています。牛神系列がヤハウェともいわれています。「ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれています。宇宙連合の活動もアバブ・トップシークレットのようです。「スサノオ命は絶対神ヤハウェにほかならない」という奇説もあります。また「天照大神はイエス・キリストのことである。天照大神を天照大神たらしめる天岩戸開き神話は、イエス・キリストの死と復活の場面と相似している」といわれます。
 メン・イン・ブラック(黒衣の男たち)の超能力は凄まじく、オリオン星人ともいわれています。ハリウッド映画のMIB(メン・イン・ブラック)では、宇宙警察のイメージでした。明治時代に作られた『遠野物語』の異人は、邪悪なオリオン星人だったのかもしれません。オリオンやプレアデスに多くの日本人が住んでいるという法螺話もあるそうです。「セム系氏族が北極星、北斗七星信仰、ハム系氏族がオリオン、シリウス信仰であることを明らかにしてきた」といわれます。

・異類婚姻譚にでてくる蛇や鰐は、レプティリアンだったのでしょうか。レプティリアンは変身能力があり、異類混血などで人間化してきているともいわれています。そして低層4次元に存在しているともいわれています。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「レプティリアンは人間化しており、知性的な顔をしている」そうです。古代においては、レプティリアンは「神」「龍神」として、人類に文明をもたらしたともいわれているようです。
 昔は「金星蛇人と火星霊人との対立・戦争」ともいわれましたが、現代では裏金星から葉巻型宇宙母船が飛来しており、裏金星の異次元に都市があるともいわれています。また金星のマスター(長老)、キリストの転生したサナンダと日本人のコンタクティ・グループがあったともいわれています。昔の多くの異類婚姻譚はレプティリアンが関与していたようで、古代の天皇もレプティリアンの系列であったという記録もあるようです。神人や異人の末裔が信じられない程度に昔から社会に浸透しているのかもしれません。キリストもアプ星人だったようです。
「美人美男の金星人」の起源にレプティリアンがいたのかもしれません。昔の「鬼」も異星人だったともいわれ、昔話には「鬼の仲間に美女がいた」という伝説があるようです。「鬼が人間を食う」と言う伝説もありますが、「食人の宇宙人」でもいたのでしょうか。モンスター・タイプは異類混血で人間化したり、宇宙の彼方に去ったそうです。異人の子を預かったり、「取換え子」とか、さまざまな方法で人間と異星人の交わりがあったそうです。神が人間の精神体に憑依したりして、人間と宇宙人の区別が誰もできない時代になったのかもしれません。

・「超太古、日本は世界の中心で、天皇が“天の浮船”で世界中を巡行していた」という『竹内文書』は、その内容が多くの人々から注目されたようです。レプティリアンはイルミナティの源流ともいわれ、進化の程度が高度だそうです。人類の歴史において「龍神」が大きなウエイトを占めていたようです。レプティリアンもシリウス星人が創造したそうです。現代では人間化しており、アヌンナキとも呼ばれていました。「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」という説がありますが、誰も宇宙人(神々)が地球を支配しているという認識がないそうです。中国三合会の「柳の都市」というのは、シリウス星人の異次元の都市なのかもしれません。またそこが策源地なのかもしれません。
 天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人も、ネガティブなシリウス星人とポジティブなシリウス星人がいて、ネガティブなシリウス星人が「遺伝子操作などで、人間がぞっとするような怪物タイプの生物を創り神に嫌われた」という神話があるそうです。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている」といわれます。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまったといわれます。
 神との中間に爬虫類人(レプティリアン)がいて、人類を混乱させているようです。爬虫類人(レプティリアン)(アヌンナキ)はシリウス星人が創造したようなのです。シリウス星人とフリーメーソン、イルミナティなどの秘密結社のつながりを認識する人々も増えてきているようです。

・17世紀の前半期、ヨーロッパに大旋風を巻き起こした秘密結社の薔薇十字団は、1648年頃、再び忽然とその姿を消してしまいました。「薔薇十字団員は天の周辺に住む神的な一団である。彼らは、分身の術を備えていて、意のままに姿を変えて現れることができる。また彼らは、自分の望む場所に移動することもできる。その他、団員は占星術によって地震を予知したり、都市の疫病の流行を遅らせたり、空中を歩いたり、どんな病気でも治すことができる」ということでした。シリウス星人でも地上に表出してきたのでしょうか。
 最近の本で、宇宙人の関係については、『地球を支配するブルーブラッド爬虫類人DNAの系譜』(スチュワート・A・スワードロー  徳間書店)が詳しいようです。この本によると危機感の強いイスラエルがシリウス星人と通商協定を結んだそうです。これらの点に関して日本政府の動きが非常に遅いのはいつものようです。現代は「シリウス星人と通商協定を結ぶ時代」だそうですが。
 グリーン・ドラゴン団は、第2次世界大戦のナチスと関係があった『緑龍会』のことではないでしょうか。この秘密結社も実体が不明で、謎の多い秘密結社でしょう。神人や異人とのチャネラーは、少なくないようですが、これからはコンタクティも増えるのでしょうか。

・SF作家のアシモフの前に異次元の小人が実際に自分の前に出てくる現象は、非常に珍しい現象のようです。人間の死後の世界、「あの世」、幽界や霊界、宇宙人のアストラル界やエーテル界も似ている世界ですが、私たち一般人は、当然詳しいわけではありません。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成している」といわれます。「アストラル界はとても巨大です。ここに存在する全ての世界からおよそ600億人の人間タイプの生物が集まっている」といわれます。アストラル界の住人が地上にも出てくることは秘密結社の最高機密だそうです。アストラル界下層にいる霊たちの多くは、地球上の種々の問題を引き起こす原因となるそうです。彼らはテレパシーで地球上の人間と交信するといわれます。「人々がアストラル界で過ごす期間は、数週間から何百年にもわる」といわれます。「霊界ははるか遠いところにあるのではなく地上1メートルのところにある」そうです。目に見えない人間の精神体やアストラル体に狐(宇宙人)が憑依するともいわれます。
異人や宇宙人、神人の異次元からの出現や消失現象(テレポート現象)は、まさに奇蹟現象です。その報告の数は、少なくないようですが、全く不思議な現象で、幻視、幻聴や幻想で片づけられてしまうようです。



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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ
日本は津波による大きな被害をうけるだろう
・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・
「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」
「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」
「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」
「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」
「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」
「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」
「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」
「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」
「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド




耕作放棄地、有害鳥獣、空き家問題は日本の三大問題で、これから税金を使って解決していかなければならないことはわかりきっている。問題の根は同じで、地方の人口減少と少子高齢化である。(7)



『いま人に聞かせたい神さまの言葉』
(船井幸雄+中矢伸一)(徳間書店)  2008/3



<先代旧事本紀大成経に印された天孫族の姿は、やはり竜だった!>
<先代旧事本紀大成経(せんだいくじほんぎたいせいきょう)>
・神武天皇以来数代にわたる天皇の容貌に関する描写に私は、デーヴィッド・アイクがこれまでの著書で指摘してきたレプティリアンの容貌の記述そのままを見るのです。

・ただし、誤解のないように言っておきますが、アイクは全てのレプティリアンが悪いと言っていない。彼はごく一部の特徴のあるレプティリアンの血統が人類のすべてを一人残らず奴隷として支配しようという悪意をもって延々と活動を続けてきたと言っているのです。日本では古来より竜は神々とイコールです。私が優れた霊的書物として評価する『日月神示』にも「神が人間の前に姿を現すときの形は竜である」とはっきり書かれています。

・では説明に入ります。先代旧事本紀大成経には神武に先立って「天日子光殊星亜肖気尊」の記述があります。天上界から光輝く超生命体が降臨してきたようなイメージの名前です。その方のことは以下のように記述されています。

{天日子光殊星亜肖気尊}
・その鼻の長さは約2メートル、背の高さは約10メートル、口はつぼまっていて、目はきらきらと輝いて三種の神器のひとつである「八咫鏡(やたのかがみ)」のように輝き、赤くなったホオズキに似ていらっしゃいます。

{神武天皇}
・背の高さは約3メートル15センチ、胴回りは両手を伸ばして一抱えした長さに約15センチほど足した長さ。頭には9センチほどの角が二本あり、それはまるで雪のような色をしています。背中には龍のような背びれがあり、その長さは約1メートル20センチ。尾の裏側には大きな鱗が72枚あります。105歳のときに皇太子の位に就かれました。

{綏靖(すいぜい)天皇}
・身長は約3メートル、目は黄色に光り、まるで水星のような輝きを放っています。背中に鱗があり、怒られたときにはそれが逆立ちました。

{考霊(こうれい)天皇}
・天皇の生まれながらのご容姿は、他の方とは大きく異なり、お顔が長く龍のようですが、決して醜くはありません。耳は逆立ち、その耳の後ろには白い鱗があります。胸にも9枚の鱗があり、その9つの隙間から気を放っておられます。

{崇神(すじん)天皇}
・背の高さは、1メートル90センチほど、額に10センチほどの青い角が一本あります。下あごの歯は長く鋭く、上あごの歯は短く丸く、舌は長く鼻にまで届きました。

{垂仁(すいにん)天皇}
・背の高さは約1メートル80センチ、髪は右回りに顔を九周するように生え、頭頂部で輪のように巻いて留まっていました。両脇の下には金と緑の羽根を持ち、肘にも同じような羽が根ざしておられました。

{神功(じんぐう)天皇}
・ご容姿は非常におだやかで美しき、その眼にはふたつの瞳をお持ちでした。乳には九つの穴があり、力は強く建物の柱を揺るがすほどでした。

{応神(おうじん)天皇}
・背の高さは、約2メートル、肘には弓を射る時の「鞆(とも)」という丸いあて皮のような形がありました。目の形は引き絞ったときの弓のような三角形をしていました。中の角は天に向かってまるで弓に鏃(やじり)をつがえたかのようでした。胸には72本の青い毛が牛の尾のように生えていました。その長さは馬のしっぽほどで、とても強く根ざしていたので、最後まで抜け落ちることはありませんでした。

・いかがでしょう。以上が先代旧事本紀大成経からの抜粋です。わずらわしいので、現代語訳のみを載せました。これらの記述は正しいのか否かは別にして我々日本人の出身の常識を根底から揺るがすもののように思います。

<世界の構造の裏の裏を知る知識>
・紀元前3千5百年ごろ書かれたシュメール文書の「爬虫類族が本当に降りてきた」という記述は、間違いなくアヌンナキの到来を表している。シュメール文書によれば、エンリルは地球でのアヌンナキのリーダーだった。そこには、彼のことは「光る目を持つ輝かしき蛇」と描写されている。

・ヘブライの神話では、聖書の「ネフィリム」つまり「神々(gods)の息子たち」はアウィームと呼ばれるが、その意味は、「破壊者」または・・・・「蛇」である。ネフィリムは地球の内部に住んでいたと言われている。

・人類型異星人の起源は、琴座周辺からやって来た異星人だが、ほかにプレアデス星団やアルデバランの生物も混ざっている。彼らは、もともと別の次元に人間と同じ姿で存在していた。平和に暮らす人々で、青い目に白またはブランドの髪をしていた。しかし、爬虫類人とDNAを交わらせた結果、もともと素朴だった性格が変化し、爬虫類気質が入った。これが人間の堕落である。

・ノルディックはレムリアとアトランティスに関係した重要な地球外種属の一つである。その昔、彼らは、レプティリアンと戦争になり、レプティリアンたちを地下や宇宙の他の場所、あるいは異次元に追いやったという話がたくさんある。以来、レプティリアンは、自分たちのものになるべき惑星を再び支配しようと取り組んできた。そして「王族」の血統であるノルディックと交配することが、そのためにも最も効果的な方法だったのだ。

・最古のサンスクリット文書の一つである『ドジアンの書』。そこでは「サルパ」または「偉大なる竜」と呼ばれるレプティリアンの種族が空からやってきて世界に運命を授けたと書かれている。また、「黄金時代」を終わらせた大洪水は「巨人族」(ノルディックのことか?)を絶滅させたが、蛇神たちは戻って来て支配したとある。彼らは、人間の顔をしているが竜のしっぽがついている。そのリーダーは、「偉大なる竜」と呼ばれ、これがペンドラゴン(「偉大なる竜」)という古代イギリスの王の中の王を表す起源である。



『クリスタル・スカルの2012;超予言』
プレアデス、オリオン、シリウスからもたらされた人類の次元上昇装置
(クリス・モートン / セリ・ルイーズ・トマス)(徳間書店)2008/5/23



<宇宙人来訪説>
<マヤのパカル王の墓の石棺の蓋の精巧な掘りもの>
・1960年代、スイスのエーリッヒ・フォン・デーニケンの著書の『神々のチャリオット』は、世界各地の例を集め、古代・地球には異星から知的生物が来て、それが地球文明発達の引き金となった、という彼の仮説を説明しようとしたのである。
 宇宙には文字どおり、何億という星があり、そのどこかに人間以上の進化段階に達している生物がいる。可能性は十分にある。その生物が古代の地球人に「神」だと見えたのは当然だ、と彼は言う。

・フォン・デーニケンによれば、パカルの棺の蓋に描かれた人物は、離陸する宇宙機の操縦席で座る宇宙飛行士だという。
 「最近の子供ならば、誰でもこれが宇宙ロケットだと分かるだろう。先端が尖り中央部が膨れて後方からは火を吐いている。しゃがみ込んだ姿勢の宇宙飛行士は、操縦席で機器の操作をしながら、左足の踵でペダルを踏んでいる。・・・原始的な人々が、ただ想像だけで、これほど精密にロケットを操縦する宇宙飛行士を描けるだろうか?最下部の奇妙なマークは噴出される炎とガスだ」

・マヤが突然消滅したのは、彼らが宇宙人と共に宇宙船で去ったのだという説を唱える人々さえいる。

・パカル王の棺の中の人物は、実は宇宙人だともいう。荒唐無稽と言えばそれまでだが、フォン・デーニケンの著書は人々の想像力をかきたて、世界的なベストセラーとなった。

・パカル王の棺の残された人骨は、確かに他のマヤ人の骨に比べ遥かに背の高い人のものだ。そしてマヤは、何故か「空の神々」に強いこだわりを持った。棺の蓋の周りの図柄は、太陽、月、惑星、星座などを表すということ、さらには、マヤの建造物が天体の配置に沿って建てられているということが、今日では解明されている。

・考古学は、宇宙人来訪説は言わずもがなマヤが地球とのどこかの文明の影響を受けたという説さえ認めたがらない。



『竹内文書 世界を一つにする地球最古の聖典』
(高坂和導)(徳間書店)   2008/4/8



<アメリカ・インディアンのルーツは超古代の天皇>
・日本には、世界中の謎を解き明かす人類最古の文献資料が存在している。それが『竹内文書』である。

・『竹内文書』もまた明治43年(1910年)の一般公開以来、そのスケールの大きさと現代史学とのギャップゆえ、「異端」の道を歩かされてきた。

・そして、日中戦争が勃発した昭和12年(1937年)、皇室のルーツに触れる内容が不敬罪に当たるとして世の批判を浴びてしまったのだ。そのとき当代の碩学と謳われた狩野亨吉氏が『竹内文書』を批判したことが注目を集め、裁判で無実が確定したにもかかわらず偽書のイメージが定着してしまった。

・今この研究成果を公表するに当たり、私は、一つの感慨に浸っている。なぜならば、アメリカ・インディアンと日本のつながりを立証することは、ライフワークである『竹内文書』の研究の一部であるとともに、実は私が出会ったインディアンの祖先霊の約束でもあったからだ。



『地球を支配するブルーブラッド 爬虫類人DNAの系譜』
スチュアート・A・スワードロー   徳間書店   2010/6/18



<りゅう座人(ドラコ) このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティ>
・地球の月は、永劫の昔、レムリア大陸への入植の時代に、軌道上に設置されたりゅう座人の宇宙船である。分断して征服することを画策する彼らは、リゲルとともに海を沸騰させたり、大地を焼き焦がしたりしたように、暴虐さで有名である。
 りゅう座人は、地球に巨大な地下基地、金星にコロニーを持っている。地球には二番目の月が配置されている。1997年にヘール・ボップ彗星に隠れて到達した。そこにいるのは、純血爬虫類人である。交配人種であるイルミナティは地球の支配を行っている。

<リゲル  米政府と協定を結んだオリオン連盟リーダー>
・この集団は1954年に米国政府と協定を結び、彼らの技術と科学情報を米国に与えるのと引き換えに、米国民を誘拐する(ただし傷つけない)許可を米国政府から得ている。

・こと座の内戦とそれに続くこと座星系へのりゅう座人の侵略を通じ、彼らの惑星は戦争で痛ましい損害をうけたため、肉体的にも遺伝子的にも弱々しい存在になっている。

・彼らは、りゅう座人のために働いている。りゅう座人が攻略の前準備をできるように侵略予定ルートを偵察する仕事である。

・軍隊型の厳格な階層制の文化を持っている。特にゼータ・レティクリ1と2のグレイが絡む場合はそうである。また肉体から肉体へと魂を移す能力を持っている。

<シリウスA   イスラエル政府と契約の宇宙の商人>
・背の高い細身のシリウスA人は、青と白の長いローブを着ている。両腕を横にまっすぐ広げると、身体全体でアンク(エジプト十字架)の形になる。これが彼らのシンボルである。宇宙の商人であり、技術と情報を売買して、排他的な取り引きルートと特別な優遇を得ている。彼ら自身に向けて使用される恐れのある技術は絶対に提供しない。彼らは、オハル星人に創作されたが、本来の目的を見失っている。

<シリウスB  老子、孔子、釈迦に叡智を与えた銀河の「哲学者」>
・ジャングルか湿地のような惑星の洞窟状空洞や地下で隠遁生活を送っていることが多い。寿命は極めて長い。大半は、家族形態とは無縁である。

<くじら座タウ グレイ種を目の敵にし、ソ連と協定を結んだ>
・この人間のような生物は、グレイ種を目の敵にしている。宇宙のどこであろうとグレイを発見したら叩きのめすと誓っている。

・地球までグレイを追って来た彼らは、1950年代にソ連と協定を結び、基地と自由に領空を飛行する権利を得た。

・最近になって、ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられている。

<ビーガン   シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ>
・このグレイ種は、シリウスA人の遺伝子から作られている。シリウス人の船の標準的な乗組員である。主人のために労役、実験、雑用を行う。ゼータ・レティクリ1と2のグレイは、前向きにビーガンの指揮に従い、人間の誘拐や鉱物のサンプル収集などの特定の任務を行う。

<ゼータ・レティクリ1 地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ>
・このグレイのエイリアンは、リゲル人が地球の人間を監視するために作った。人間とリゲル人の混合物である。人間の胎児と同じように四本の指と割れたひづめを持つ。ホルモン液と遺伝子実験のために人間を誘拐することで有名である。

・遺伝子的・ホルモン的な欠乏症のため、彼らは、急激に死滅している。他者を誘拐することで、自らの種を救う交配種の原型を作ろうとしている。

<ゼータ・レティクリ2  遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕>
・このグレイは、遺伝子操作で作られた爬虫類人への奉仕階級のメンバーである。完全にマインド・コントロールされており、中央情報(コンピュータ)に接続されている。集団精神で一体となって動く。彼らは、無心になってゼータ・レティクリ1を手伝う。誘拐現場でよく目撃されるが、子供のように純真に行動する。

<アンタレス  トルコ人、ギリシャ人、スペイン人のDNAに>
・極めて知識が高く攻撃的である。

・彼らの社会の最深部まで入り込むことができた者は、ほとんどいない。

・女がいるところが観測されたことはなく、彼らは、同性愛者で、生殖目的でのみ女を使用すると考えられている。ただ、実は、ある母系集団が彼らの背後で権力を握っているとも考えられている。



『日月神示  縄文サンクチュアリ』 (麻賀多神社編)
中矢伸一、ジュード・カリヴァン   ヒカリランド 2010/10/31



<シュメールと日本のシンクロニシティは、アヌンナキ(竜/爬虫類人)という人類をつくり出した地球外生命体に淵源がある!>
中矢;日本の古史古伝のひとつに『富士文献』といわれているものがあります。それによると、日本の国を開いたのはクニトコタチ(国常立)という神様です。これは日月神示とも深い関係のある神様で、そのクニトコタチはどこから来たかというと、今のペルシャ地方らしいのです。

カリヴァン;聖書では、神様がカーテンの中にいて顔を見せませんね。デーヴィッド・アイクは、アヌンナキのことをレプティリアン(爬虫類人)、竜に似た生命体ではないかといっています。
日月神示も、神様の顔は竜みたいだから、人には見せられないといっています。

・デーヴィッド・アイクは、アヌンナキは地球に残って姿を見せず、秘密結社を軸に人類を操っているといったのです。シッチンは、アヌンナキはすでにニビル星に帰ったといっています。そういう意見の食い違いがあったのです。

中矢;日月神示でも、どろどろだった地球を固めたのは数多くの竜神たちで、その竜神たちが人間になったといっています。それを根源人種といいます。竜神が人間になったというのは、ある意味、ハイブリッドなのかもしれませんね。

カリヴァン;聖書の創世記では、エデンの園で、蛇がリンゴ、すなわち知識をイヴに与えてしまいました。ヘブライの聖書でも、それは悪しきこととしてとらえられていますが、シュメールの記録に出てくる「エデン」という言葉は、エンキからの知識の贈り物ということになっています。

<人間の心も宇宙の心もーすべては(天使と悪魔)(正神と悪神)(エンキとエンリル)両極の相克の中で、生成発展するよう仕組まれている!>
・日月神示にも悪神が出てきて、正神とセットで人類の未来を進めていくというスタイルですね。ここにもエンキとエンリルの相克の形が入っているような気がします。

・石屋(イシヤ)(メーソン mason)も出てきます。デーヴィッド・アイクは、フリーメーソン、イルミナティといった秘密結社の奥の院にレプティリアン(エンリル)が鎮座しているといっているのですね。そのために、人類と宇宙をつなげるいろいろな知識を封印していると、でもそうした秘密結社(石屋)とも手を握らなければいけないと日月神示は述べている。

<石屋が世の中を支配している>



『日本を貶めた『闇の支配者』が終焉を迎える日』
ベンジャミン・フルフォード  KKベストセラーズ 2010/3/26



<グリーン・ドラゴン団>
・東洋の秘密結社由来とされる奇妙な伝説に、グリーン・ドラゴン団(グリーン・メン団とも)のことが出てくる。北チベットや中央アジアの隠れた修道会と同定される秘密の道士グループであるというものだ。他者の侵入を許さない聖域からグリーン・メンは夢と幻影を通じて信奉者とコミュニケーションをとり、彼らに「終末の帝国」のゴールへの道を指示するのだという。これら東洋の「智の尊師」や「知られざる尊師」とそっくりである。

・これも信じられていることだが、尊師たちが現在、暮らしているのは地底深くの地下洞窟で、そこは「ラマ僧のなかのラマ僧」や「三つの世界の尊師」が支配している。

・すべての東洋的秘密結社の裏の内部社会と同様、彼らはシャンバラ王国―人類があの世での輝かしい統治のために、この世の事物に対する幻想を捨て去る時に出現する黎明の国―の最終勝利のために修業している。

・シャンバラの聖なる都市は世界の尊師が支配しているが未熟者の目には見えない・・・それは秘密の聖域であり、神秘の統治者の席である、地下にある王国では尊師たちも世界の秘密の保管文書も安全に保護されている。これは輝かしい現実なのである。

・伝えられるところでは、グリーン・ドラゴン国は、人類が現在の形で構成されている間は、決して物理的世界にその姿を現すことはない。それゆえ、彼らは、何人もの密使を選んで権限を与え、暗号化されたメッセージ、思想、シンボルを外部世界に伝えるように指令した。

・世界のスピリチュアル・センターに関連する伝説すべてをしのいで、シャンバラおよび「世界の指導者」が支配する地下王国の神話とともにグリーン・ドラゴンはオカルトの象徴として屹立している。

・「世界の歴史は、秘密結社同士の戦争の歴史である」とアフリカン・アメリカンの詩人イシュマエル・リードは言う。世界史は、秘密の知識を用いる陰謀グループが作ってきたのだろうか?アングロ・アメリカの秘密結社は東洋の悟達者とその連合軍と大闘争を続けているのだろうか?



『UFOと地底人』 ついに明かされた異星人と空洞地球の真実
  中丸 薫     GAKKEN   2009/1



<作家とテレパシー>
・SF作家のアイザック・アシモフはニューヨークの私の家で話している時に、突然、こんなことを言い出した。「あなたみたいな神が信じられて永遠の生命が信じられるなんてうらやましいですね」

・「あら、でもディケンズさんは、夢の中で小人が出てきて、不思議な物語を話してくれたので、起きてすぐにそれを書き留めたらーそれがあの名作『クリスマス・キャロル』になったそうですよ」
そういうと彼は驚いたような顔をしてこういった。
「そうなんですか。でも僕の場合は夢じゃなくて、現実に出てくるんですよ」「え?」その言葉に私は、思わず耳を疑った。詳しく聞いてみると、アシモフがタイプライターの前に座ると、実際に5~6人の小人が出てくるのだ。そして周囲でいろいろなことを話してくれるというのだ。
「僕はそれをタイプライターに打っているだけ、書くだけなんです」
私は、「まさに、それこそが心の世界なんですよ」と言った。
「アシモフさん、どうやってそれをあなたのお好きな科学で説明できるんですか。説明できないからこそ、それを心の世界というのですよ。現にあなたは、そうやって366冊ものSF小説を書いたわけでしょう?」



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■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

・『アロハで猟師、はじめました』という本を読むと「地元の猟師の財産は長年かけて見つけだした猟場である」ということが分かります。この世界も徒弟制度のような「亀の甲より年の功」が重要な経験のポイントになると指摘されています。獲物の数が収入に直結するので、猟師は地元の猟場の「ノウハウ」を新参者に教えないようです。
熊の人里における出没が増えているニュースが毎日のようにあります。「有害鳥獣被害」に苦しむ農家も全国的に増えており、網や電気柵等の対応でも、十分ではないようです。被害額も増加しているので、自治体もいろいろな対応をとっているといわれます。農家の女性のグループが、おもちゃのエアガンで猿を追い払っている話もあったといわれます。いかにも日本的な対応です。平年の3倍以上の熊の出没には農家も猟銃で自衛しないといけないようです。しかしながら、そのための銃の保有は法律では認められていませんが。猟銃に関わる事故や事件が少なくないので警察の強い規制・指導が続いているといわれます。
そして、「ジビエ料理」の需要も増えており、今「狩猟」が注目されています。肉の処理施設を増設して、ソーセージにしたり、冷凍化してレストランに流通しているようです。
猟師や猟友会の老齢化も言及されています。しかし「ハンター女子」や「都会の若者のハンター」も増えているようです。地方自治体では「耕作放棄地」、「有害鳥獣」「空き家問題」は日本の三大問題として、対策が検討されているようです。事故や事件が絡む「銃規制」も「規制緩和」の必要があるといわれます。「銃社会」のアメリカとは、銃規制が大きく違っているようです。厳しい銃規制がハンター人口を抑制しているといわれます。「マタギ」のように日本の狩猟は歴史があるものですが、「有害鳥獣被害」が全国的に急増しているので、対策が急がれるといわれます。そのために日本のハンター文化も時代の変化をうけつつあるようです。

・農林水産省の「全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(平成30年度)によりますと、
「被害状況の概要
1.鳥獣による平成30年度の農作物被害については、被害金額が約158億円で前年度に比べ約6億円減少(対前年4%減)、被害面積は約5万2千haで前年度に比べ約1千ha減少(対前年3%減)、被害量が約49万6千tで前年に比べ約2万1千t増加(対前年4%増)しています。

2.主要な獣種別の被害金額については、シカが約54億円で前年度に比べ約1億円減少(対前年2%減)、イノシシが約47億円で前年度に比べ約1億円減少(対前年3%減)、サルが約8億円で前年度に比べ約1億円減少(対前年12%減)しています」と記載されています。
 被害が大きくて農業を辞める人もいるといわれます。熊の出没も平年の3倍以上(2020年10月)となっており、関係者は様々な対策を講じているといわれます。

・You Tubeでアメリカの「ハンティング」の動画を見ますと、スケールの大きさに驚かされます。テキサスではヘリコプターから自動小銃で猪の群れを殺処分したり、暗視装置を使って、夜に猪の群れを射殺したりしているようです。アラスカの熊も牛のように大きく、ボウガンや弓で熊を狩るハンターもいてお国柄が分かります。猟師はその土地での年季が必要のようです。アメリカでも「猟師」は職業として単独では成立せず、レジャー目的の都会のハンターの「ガイド」を副業としているといわれます。
You Tubeでは、世界の「ハンティング」の動画が見ることができますが、各国のハンター文化の特色も窺われます。ヨーロッパは「狩猟民族」で、日本は「農耕民族」だという説もありました。日本でも、狩猟の歴史を見ると、刀狩の時代でも、火縄銃等が農民に普及して、獣の肉を食べていたと指摘されています。

・アラスカにおける“日本人トラッパー”としての伊藤精一さんの体験は、唯一のものでしょう。生活のための狩猟からレジャーやスポーツとしてのハンティングに変化してきているようです。日本でも罠猟をしている人もいるようですが。
You Tubeで広大なアラスカのハンティングの動画を見ると、そのスケールの大きさに驚かされます。クマも牛のように大きなものがいたりして、ライフル銃でなく、弓矢(コンパウンドボウ)でハンティングをする趣味の人もいてビックリの外国を感じます。
近頃は世界中の辺ぴな地域で生活する日本人が増えているようです。先進国以外では不便な事だらけのようです。アメリカでも猟師としての職は成り立たなくなって、ハンティング・ガイドで生活しているようです。広大な土地やアラスカの原野なんかでは、「銃のない生活」は考えられないということでしょう。

・日本でも獣害や鳥害が農家を悩ませているケースが増加中。被害額も毎年、増大しているようです。異常気象が原因なのか、エサが原因なのか分かりませんが、イノシシも東京の川原に出たり、クマやイノシシ、シカの出没も山里では増えているといわれます。「熊鈴」も効果がないともいわれ、山菜採りがクマに襲われる被害が毎年出ていますが、「猟銃」でも規制緩和の必要があるのかもしれません。市町村の担当部署でも対策を考えていると思いますが。猟友会のメンバーも高齢化がすすみハンターの数を増やさないといけないそうです。農家は自衛のために猟銃を農機具並みに装備することも必要なのかもしれません。
 外国の自然動物観察家が「熊スプレー」程度で銃を持たない観察態度が少なくないといわれます。
「郷に入れば郷に従え」で、広大な土地の銃社会のアメリカ、伝統的に銃は日常生活に必要だそうです。しかしながら、事故や事件も毎日のように起きています。そして世界中に報道されるような、世間を騒がせる大事件もしばしば起こっています。

・ネット情報によると、「米ピュー研究所の2017年調査によると、米国市民の約4割が、銃を所有している、もしくは銃のある世帯に住んでいると答えた」、「アメリカは銃社会である。アメリカ全体での銃保有数は2億6500万丁に達しており、その結果、銃による犯罪が多発している。 左派でも銃保有の禁止は主張しない 銃保有権利は憲法で保障されている 自由を守る=銃保有」、「オンラインショッピングで銃を購入することができ、3億丁もの銃器が存在すると言われている銃大国アメリカ。毎日100人、年間多いときで4万人が銃で命を落としている。 それでも銃は廃止にならないのか?」と記載されています。銃規制は大事件が起こるたびに社会に巻き起こる「古くて新しい」問題です。

・日本でも山菜採りがクマに襲われ、亡くなるという事件が毎年数件起こっています。関係する市町村では、さまざまな手を打っていると言われますが、現状のままだと、毎年数名の山菜採りの犠牲者が、残念ながらでるようです。クマは本質的に怖いものです。山菜採りに猟銃を持たせて、グループで行動するようになるには、銃規制等で無理のようです。またイノシシやシカの獣害で、毎年170億円の被害が出ています。対策としてイヌのロボットや電気柵等、知恵をしぼっていますが、被害は拡大するようです。

・狩猟や罠猟でジビエ料理とか、イノシシやシカを食べるようにする動きも起こっているようです。しかしながら、「人食い熊」の恐怖は、昔話ではないといわれます。熊に襲われて、山菜採りの人が外傷性ショック死する場合もあるそうです。関連する市町村は、さまざまな熊対策を練っているようですが、猟銃を農機具のように普及させるしか、方法がないのではないかともいわれます。ハンター文化は日米では50倍以上の格差があると述べられます。狩猟民族と農耕民族の差なのかもしれません。日本語には当て字で「無鉄砲」という言葉がありますが。
 「山には魔物がいる」といわれます。山に異次元の隙間があるのかもしれません。異人やモンスタータイプの生物が、アストラル界等に存在して、夜などに、現れるのかかもしれません。山々には、不思議な伝説が多いと語られています。「魔物がいる」といってもイヌのみが認識できるような、目に見えない存在ですので、奇妙です。日本の山々には、UFOの目撃談もあります。昔は狐や狸に化かされたという怪異の伝承が豊富にありましたが、異次元の宇宙人のイルージョンなのかもしれません。

・農林水産省のウェブサイトには「鳥獣被害対策コーナー」があります。それによりますと「被害状況の概況
1.鳥獣による平成27年度の農作物被害については、被害金額が176億円で前年度に比べ15億円減少(対前年8%減)、被害面積は8万1千haで前年度に比べ若干下回る(0.3千haの減)とともに、被害量が50万tで前年度に比べ4万6千t減少(対前年8%減)しています。

2.主要な獣種別の被害金額については、シカが60億円で前年度に比べ6億円減少(対前年9%減)、イノシシが51億円で前年度に比べ3億円減少(対前年6%減)、サルが11億円で前年度に比べ2億円減少(対前年16%減)しています)とのこと。有効な対策が望まれています。

・『山怪  弐』のような「山人が語る不思議な話」は全国に取材すれば豊富にあるといわれます。『山怪』は「現代の『遠野物語』」ともいわれ、現代人の興味をひきベストセラーとなっています。このような幽霊話や異次元現象、狐や狸の化かされた話等、昔から山間地には豊富にあるようです。このような現象は、宇宙人と繋がりのある現象なのかもしれません。狸も狐も「化かされる話」は小柄な宇宙人グレイのような存在が引き起こすイルージョンなのかもしれません。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。異次元に存在して、人間に対してイルージョンを仕掛けるのかもしれません。「グレイは未来の人類の退化した姿だ」という奇説もあったそうです。山では、人を避けているような宇宙人によって、UFO現象や「マヨイガ現象」「隠れ里現象」「憑き物のイルージョン現象」「幽霊現象」が起こるようです。単に人間の幻覚や幻想、幻聴と片づけられないようです。

・蒜山(ひるぜん)高原では近年でもUFO着陸の話もあります。また「スイトン」という異次元のグレイのような妖怪の話もあるようです。それは観光案内では「蒜山地方に伝わる妖怪。どこからともなく「スイー」と飛んできて、一本足で「トン」と立ち、悪いことをする人を食べてしまうそう。スイトンは蒜山のいたるところに立っていて、いろいろな種類のグッズも売られています」といわれます。現代でも山での不思議で奇妙な話は多いようです。

・昔は農村部や街中でも「拝み屋」さんが多かったようです。さまざまな「憑き物」に民衆は悩まされたようなのです。これらの祈祷師の需要が、当時の迷信と共に大きかったようです。異次元のグレイタイプの宇宙人たちが、昔から「憑き物」のイルージョンで人間を悩ましていたのかもしれません。
「ヒバゴン」のような獣人の話は、UFOから降ろされた異類交配の実験動物、UMA(未確認動物)なのかもしれません。米国では、ビッグフットがUFOから降ろされているのが時々、目撃されているそうです。

・グレイには、「ビーガン。シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ」、「ゼータ・レティクリ1。地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ」、ゼータ・レティクリ2。遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕」等が存在するといわれます。また「グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります」と指摘されています。グレイ種も人間化しているそうです。グレイはバイオ・ロボットと言われますが、とてつもなく知能が発達しているようなのです。これらのバイオ・ロボットがアブダクション(誘拐)をしたりするといわれます。アブダクション(誘拐)では、人間をベッドから幽体で「空飛ぶ円盤」の中に引き入れて、インプラント等の生体実験をして、またその人間をベッドの中に記憶を消して戻すというのです。時には、空飛ぶ円盤の中にはグレイを部下としている金髪碧眼のノルディックといわれる人間タイプの宇宙人がいるといわれました。異次元操作ができる超高度な技術を持っているようです。昔の人は憑き物を狐や狸、河童やその他の小動物に結びつけましたが、エイリアンにとって「イルージョン」や「憑依」を起こすことは容易なようです。幽霊現象も、ある意味では異次元の異星人の現象として理解できるように思います。「物質地球とともに、肉体の死を迎えた存在のために霊界もつくられた。輪廻転生のシステムも始まった」と語られています。霊界も高度に進化した異星人が創造したといわれます。「見えない霊界は地上1メートルのところにある」といわれます。またパラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だといわれます。

・産経新聞社のインターネット情報によると、「長年、マタギや狩猟など山に関する取材を続けてきた著者が、山間部に暮らす人、猟師や修験者などのさまざまな体験談を書きとめた。平成27年6月刊行の前作『山怪』は「現代版遠野物語」として話題になり、9万1000部のベストセラーに。続編に当たる『山怪 弐』も、今年1月の発売前に2刷、発売1週間で3刷が決まり、現在3万5000部と好調だ。
 担当編集者の勝峰富雄さんは、「老若男女を問わず売れている。日本は山国。山独特の閉鎖的な怖さや、科学では解明不能なことを経験している人が多いからでは」と読まれる理由を分析する」と報道されています。

耕作放棄地、有害鳥獣、空き家問題は日本の三大問題で、これから税金を使って解決していかなければならないことはわかりきっている。問題の根は同じで、地方の人口減少と少子高齢化である。(6)



『口語訳 遠野物語』  
(柳田国男) (河出書房新社)1992/7



<山田の蜃気楼>
海岸の山田では、毎年蜃気楼が見えます。いつも外国の景色だということです。
それは、見たこともない都会のようすで、道路をりっぱな馬車がひっきりなしにとおり、人の往来もびっくりするほど多いそうです。家の形など、毎年少しも違いがないということです。

<マヨイガ(三浦家の話)>
小国の三浦某という家は、村一番の金持ちです。
しかし、いまから二、三代前の主人のころは、まだ家は貧乏で、妻は少し鈍い人でした。
この妻がある日、カド(門前)を流れる小川に沿って、蕗をとりに山へ入りました。が、よいものが少なく、いつの間にか、谷の奥深くまでさかのぼってしまいました。
 ふと気がついてみますと、目の前にりっぱな黒い門の家がありました。(おかしいな)とは思いましたが、門の中へそうっと入ってみました。広い庭には紅白の美しい花が一面に咲きほこり、よい香りがしてきます。鶏のたくさん遊んでいるかたわらをとおり、裏庭へ回ってみますと、そこには牛小屋があって、数多くの牛がおりました。また、厩には、なん頭ものみごとな馬がおり秣を食べていました。
 女はとうとう、玄関から家の中へ上がってみることにしました。一歩踏み込むと、開け放した次の間には、朱と黒のりっぱなお膳とお椀がたくさん用意されてありました。また、奥の座敷には火鉢があって、鉄びんの湯がチンチンとたぎっています。それなのに、どこまで行っても人影がありません。 ここまで来ますと、この気のよい女も(もしかして、ここは山男の家ではないか)などと思うようになりました。そう思い込むと、女は急におそろしくなり、谷川ぞいの道を、けつまずきながら、一目散に走って家へ帰り着きました。
「とど、とど、おれ、たいへんなもの見で来たや」
 女はさっそく、山の中の不思議な家のことを語りました。が、夫をはじめ家の者は、だれ一人として本気にしませんでした。

 さて、ある日のこと。女が、わが家の門前で洗い物をしていますと、川上から、赤いみごとなお椀が一つ流れてきました。あんまり美しいので、女は思わず拾い上げてしまいました。しかし、これを食器として使えば、きっとまた「きたない」と、家の人たちに叱られるに違いありません。女は、どうしても欲しくなり、これを拾うと、ケセネギツの中に、そうっとかくしておきました。米や麦を計る入れ物にするつもりです。

・ところが、このお椀で米や麦を計りはじめてからは、いつまでたっても、なくなりません。そのうちに、家の人たちもやっと気がついたようでした。不思議に思って女にたずねましたので、女もはじめて、川から拾い上げたことを打ち明けました。家の人の話がほんとうであることを知り、とてもびっくりしたのです。
 いずれ、この家は、このことがあってから好運に恵まれ、ついには、いまの三浦家のような大金持になりました。
 遠野では、山中の不思議な家をマヨイガといいます。マヨイガに行き当たった人は、かならずその家の道具や家畜、なんでもよいから、持ってくることになっているのです。なぜなら、その人に授けようとして、このような幻の家を見せるからです。三浦家の妻に欲がなく。なにも取ってこなかったので、このお椀は、自分から流れてきたのだろうということです。

<マヨイガ> 山の奥深くに突然のように現われる無人の豪家。一度見た者は、二度と見ることはできないといわれている。

<門前> 家の内と外との境界。門の前を流れる小川に沿って歩いているうちに、いつの間にか、山深く入り込んでしまったという話の設定自体が、マヨイガへの伏線となっています。
川上から流れてきたお椀を拾い上げるのも、この門前のことです。
 78話にも、「門の前」で死者の霊魂に出会う話があります。いずれにしても村の人々にとって「門前」とは、生と死、日常と非日常が往還する空間であって、語りのなかでは、重要なキーワードであったわけです。

<椀貸し伝説>
山中を漂泊し、椀や盆、膳などを作って生計をたてていた木地師たちの手によって、全国に伝わっていった伝説。柳田国男は、このマヨイガから流れてきたお椀の話の源は、この椀貸し伝説にあると考えました。
 全国に分布する「椀貸し伝説」は、椀貸し淵など、川や池に流れてくることが多いのですが、それは竜宮信仰ともつながって、中国やインド、ドイツ、イギリスなどの話と比較されています。



『口語訳 遠野物語』  
(柳田国男) (河出書房新社)1992/7



<マヨイガ(ヤマザキの話)>
・金沢村は、白望山の麓にあたり、上閉伊郡の中でもことに山奥で、人の往来のあまりないところです。六、七年ほど前、この金沢村から栃内村山崎の某かかの家では、娘の聟をもらいました。この聟が実家に行こうとして、山中で道に迷い、やはりこのマヨイガに行き当たりました。

 家のようす、牛・馬・鶏がたくさんいること、紅白の花が咲いていることなど、すべて前の話のとおりです。同じように玄関に入りますと、膳椀を用意している部屋があり、座敷には鉄びんの湯がたぎって、今ちょうど、茶を入れようとしているところのようにみえ、耳をすますと、どこか便所のあたりに、人が立っているような気配さえするように思いました。
 男ははじめ、ぼうぜんとしていました。が、後にはだんだん恐ろしくなり、栃内村へ引き返そうとして道をはずれ反対側の小国の里へ出てしまいました。
 小国村では、男からこの話を聞いても、だれ一人本気にする人はいませんでした。
しかし、遠野側の栃内村山崎のほうでは、
「それごそ、うわさに聞いたマヨイガだ」
「すぐ行って、膳椀でももらって来て、長者になるべす」
「さあ、聟殿、案内せじゃ」などと大さわぎになりました。
さっそく、聟を先頭に立て、大勢の人がマヨイガ探しに、山の奥へはいりました。

「このへんに、たしか門があったと思う」というあたりを、念入りに探しました。が、いくら探しても、そのような家はついに見つかりません。人々は、ただむなしく引き返すことになりました。
 その後、例の聟殿が金持になったという話は、いまだに聞こえてきません。



『口語訳 遠野物語』  
(柳田国男) (河出書房新社)1992/7



<山男は里人にとっては恐怖の対象である異人として語られていた。>
<笛吹峠の山人>
遠野郷から、海岸の田の浜や吉里吉里(きりきり)へ超えるのには、昔から笛吹峠という山道があります。山口村(土淵村山口)から、六角牛山のほうへ入る道で、海岸までの道のりも近いため、よく利用されていました。
 ところが、近年になって、この峠を越える人は、山中で必ず、山男や山女と出会うようになりました。この山人のうわさが広がると、それを伝え聞いた人々はみなおそろしがって、しだいにこの道を使わなくなり、人の往来はめっきり少なくなってしまいました。

 とうとう人々は、境木峠というほうに別の道を開き、和山を新しい馬次場(うまつぎば)として、いまではこちらの峠だけを超えるようになりました。
二里以上もの、回り道になります。

<笛吹峠>
 その昔から、耳を切るほどの冷たい風が吹くということから耳切峠と呼ばれる峠越えの難所でした。大槌からは海産物を、そして遠野からは米や炭を馬に積み、駄賃付と呼ばれた人々が往き来していたのですが、山男や山女に出会ったという話が増えてから不気味な空間として人々からこわがられてしまいました。車道になった今でも、通る車は多くありません。



『図解雑学 日本の妖怪』
小松和彦    ナツメ社   2009/7/17



<山奥に潜む異世界 隠れ里と神隠し>
・隠れ里、神隠しは、この世ではない「異界」にまつわる概念である。

<山奥や風穴の向こう側にある異界>
・隠れ里は、山奥や塚穴の奥深くなどにあるという理想郷であり、迷い家とも呼ばれる。隠れ里に迷い込んだ者は、美しい景色や美味しい食物を堪能できるが、一度そこを去ると二度と戻れない。しかし、隠れ里で得た椀を持ち帰ると、穀物が湧き出て尽きることがなく、豊かな生活を送れるという。
 風穴や竜宮淵といった場所を通して椀を借りる伝承(椀貸伝説)も、直接隠れ里には迷い込まないものの、風穴等の向こう側に異界の存在を想定していることは明らかである。

<隠れ里と神隠しの共通点>
・突然の失踪者があって理由もわからない場合、それはときに「神隠し」と呼ばれた。神隠しには、本人が戻ってくる場合と戻ってこない場合がある。本人が戻ってきた場合にも、失踪中のことを忘却していたり、一部しか覚えていなかったりすることがほとんどである。神隠しに遭う者の多くが子どもである点も、注目すべき点である。神隠しによる失踪期間中は山中の異界を彷徨っていたと考えられており、その原因として最も多く語られたのが、天狗による誘拐であった。心神喪失状態での発見や、場合によっては死体での発見もあることから、神隠しは人々に恐れられる現象であった。

・隠れ里と神隠しには、異郷訪問譚という共通点がある。隠れ里における異界がプラスのイメージをもっているのに対し、神隠しにおける異界は、死に関わるマイナスのイメージを負っているといえよう。しかし一方で、神隠しを通しての異界への訪問は、子どもたちにとって多少のあこがれを伴うものであった。

<山男・山姥(やまんば) 「山人」と柳田國男>
・山男や山姥を「山人」と称した柳田國男。その実在を強調する論を手放したとき、その関心は「山そのもの」へと向かっていった。

<山男・山姥とは?>
・「山人」と書いてまず思いだされるのは柳田國男の『遠野物語』である。遠野出身の佐々木喜善という青年の話をもとにして、1910(明治43)年に成ったこの著作は、「国内の山村にして遠野より更に物深き所には又無数の山神山人の伝説あるべし。願はくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ」という印象的な序文から始まる。事実、『遠野物語』には「山人」と「平地人」とが交流する話が数多く収められている。

・柳田にとって「山」とは中世、さらには古代の習俗がいまだに息づく空間であった。そして彼は「山人」と「平地人」に「山民」を加え、平地人は日本人の祖先とされる渡来人で、平地に定住し稲作を生業とする人々、山人は渡来人に敗れ山へ逐われた先住異民族の子孫であり、山中を漂泊している者、山民は山人を逐って山に入ったのち定住し、狩猟や焼畑を生業として生活する子孫であるとする。

・さらに、柳田は明治後期から大正期の山に関する論考の中で、山男・山女・山童・山姫・山丈・山姥の総称として「山人」の語を用いているが、自らの生きる現在にも山人は実在しているという考えのもとで論を展開している。しかし、この実在証明への熱気は、積極的に資料を提供してくれていた南方熊楠からの批判によって収束していく。南方は山への信仰や伝承に関心をもってはいたが、山人の実在は信じていなかった。

<山姥の正体とは?>
・数々の昔話に登場する山姥。その正体は人を食べる鬼女なのか、それとも豊穣の山神なのか。

<山に住む女性、山姥の正体>
・山姥は山母、山姫、山女郎などと呼ばれる山に住む女性である。私たちが想像する姿は、大きな口に目を爛々と輝かせ、長い髪を振り乱した老婆ではないだろうか。実際に各地で伝承された目撃談として語られたりする姿は老婆であったり美しい女性であったりする。
 昔話には山姥が登場するものが多いが、そこでは、自分のところに迷い込んできた者をとって食べようとする鬼女の姿をみせる反面、自分を手助けした者には財産を与えるといった、豊穣をもたらす山の神の姿もみせている。

・山姥について柳田國男は、山の神への信仰と自ら山に入った女性たちが実際にいたことにその実在性を見出した。折口信夫は、自身の「まれびと」論につなげて、決まった時季に神の祝福をもって里を訪れる山の神の巫女の姿を見出した。そして、それらを受けて従来の民俗学では、山の神が零落して妖怪化したものが山姥であるとみなしてきた。しかし、たとえば新潟県糸魚川市上路では、山姥は都から旅をしてきた高貴な女性で自分たちの祖先に幸いをもたらした実在の人物であるとして、親しみを込めて「山姥さん」と呼び祀っているなど、山姥には多様な伝承があり、その伝承を伝える人々にもさまざまな認識や意味づけがある。

<山姥と金太郎>
・金太郎の母親としての山姥。山中で生活する山姥だが、まったくの独り身だったわけではない。山姥の息子として有名なのが金太郎、つまり坂田金時である。
 中世後期から山姥は文芸作品に登場するが、たとえば世阿弥作の謡曲『山姥』では、越中越後境の山中で旅人を待ち受ける嫗として描かれている。そしてその後、近世初期に「金時は山姥の子である」という文言が登場し、『前太平記』には嫗姿の山姥が、自分が夢中で赤竜と通じて生まれたのが金太郎であると説明する件が入る。そもそも坂田金時は源頼光の四天王の一人として大江山の鬼・酒呑童子を退治するなど、武勇で名を馳せた伝説の人物である。英雄と異常出生と特殊な生い立ちを語る際に、母に選ばれたのが山姥だったのである。



『龍の棲む日本』
黒田日出夫   岩波新書 2003/3/20



<龍穴だらけの中世的(国土)>
・改めて列島の(大地)を見つめなおしてみよう。
すると、無数の穴が開いており、それらは「龍穴」や「人穴」「風穴」などと呼ばれていることに気づくであろう。龍穴とは、龍・龍神が棲むとされる洞穴である。むろん、こうした龍穴という観念も、龍神信仰とともに中国からもたらされたと考えられるのだが、ここでの問題ではない。ともかく、(日本)には無数の龍穴が存在しているのである。

<地下を縦横に走る巨大な穴道>
・実は、中世の人々がイメージした洞窟の奥は、われわれの常識を
こえた地下世界となっていた。

<弁財天の穴道>
『渓嵐拾葉集』にはまた、次のような問答が載っている。
 尋ねて云うが、弁財天の浄土というのは、日本には幾つくらいあるであろうか。

答え。相伝によると、吉野の奥にある天ノ川、安芸の厳島と江州の竹生島である。この三箇所は、次のように三弁宝珠のようにお互いに穴があき通っているのである。そのほかの所々の霊窟もみな弁財天の浄土である。あるいは本地である仏菩薩の高々であることを表すために、高山の峰に居り、あるいは深い禅定の境地を表して、大海の最低にある。この

ほか山河大地のことごとくは、これこの弁財天の部類眷属がお住みになっているところである。
とあって、大和の国の吉野の奥の天川、安芸の厳島、近江の竹生島の三弁財天は、互いに地下の穴道(トンネル)で繋がっているとされているのである。同様の記述がもう一か所にある。ちょっと想像してみてほしい、安芸の厳島と吉野の奥の天川と近江の竹生島の弁財天が穴道によって互いに通じ合っているのだということを。弁財天は龍蛇の姿で現れるから、それぞれの龍穴の間の穴道を行き交う巨大な龍蛇をもイメージしなければなるまい。しかも、後半の文意からすれば、この穴道は部類眷属の住まう山河大地にも繋がっていると解釈しなければならないだろう。
 それをうかがわせるのは。「六所弁財天のこと」という次の記述である。
天川紀州 厳島安芸 竹生島江州 江島相州 箕面摂州 背振山肥州 已上。
このコスモロジーによれば、この六弁財天は皆、穴道で繋がっていたことになる。

<走湯山の八穴道>
ここで、もう一度伊豆の『走湯山縁起』に戻ってみよう。すると、
「八穴道」の地下世界が広がっていた。
・この山の地底に八穴道有り。一路は戸隠第三重の厳穴に通ず。二路は諏訪の湖水に至る。三路は伊勢大神宮に通ず。四路は金峰山上に届く。五路は鎮西の阿曾の湖水に通ず。六路は富士山頂に通ず。七路は浅間の嶺に至る。八路は摂津州の住吉なり。

・すなわち、信濃の戸隠山―同国の諏訪湖―伊勢の大神宮―大和の金峰山―西肥後の阿蘇山の湖―富士山―浅間山―摂津の住吉社、これらが巨大な穴道によって繋がっていたのだ。東は伊豆の走湯山から、西は肥後の阿蘇山に至るまでが、巨大な穴道によって結びつけられており、壮大な地下世界の存在が想像・イメージされているのである。注意したいのは、繋がっているのが、聖なる山岳と湖水と霊威のある神社であることだ。

<湖海を繋ぐ穴道>
・このような穴道は、弁財天の龍穴や走湯山、そして熱田社だけのものではなかった。各地の山岳にある龍穴や人穴の真っ暗な奥のさらに奥には、やはり巨大な穴道が延びており、お互いに通じあって巨大な地下世界となっていると想像すべきであろう。これが中世人の抱いた龍穴の奥のイメージなのであった。

・すなわち中世の(国土)とは、龍の棲む(大地)ないしは龍体の(大地)であり、その地下世界は網の目のように穴道が広がっていた。いったん、(国土)が危機に直面した場合には、龍の姿をした神々は、黒雲に乗って姿を現すだけではなかった。この巨大な地下世界の穴道が神々の通路となり、神は随所に姿を現していたのである。しかも、その穴道は天竺の無熱池などにも延びており、金剛杵で飾られた三国世界のシンボリズムを地下から補完しているのであった。

<龍の棲む(国土)と地下世界遍歴の物語>
・かくして、中世(日本)の(国土)の地下・地下世界が洞穴だらけ、穴だらけであったことがつかめたと思う。そこには縦横に巨大な穴道の世界が延びていた。そこに棲み、あるいは自在に行き来していたのはーもはや明らかであろう。巨大な龍ないし龍蛇であったのだ。

<将軍の洞窟探検>
・このように(大地)にあいた聖なる龍穴や人穴には、役行者や行基菩薩の地下遍歴の物語がいくつも生み出されたのだが、それだけではなかった。
もう一方で、地下を行き交う洞穴のイメージは、中世の支配者の関心を引いたのである。中世東国の武家政権の主である将軍家は、しばしば各地で巻狩りを行ったが、その途次で洞穴を見出すと、その奥の探検を命じたことが、『我妻鑑』に記録されている。



『天孫降臨 / 日本古代史の闇』
 コンノケンイチ (徳間書店)  2008/12/8



<シリウス星系(龍)対オリオン星系(牡牛)>
・世界各地の神話や伝説を調べると、BC4000~3000年ごろ「牛神」と「龍神」という2種の異星人が地球に来ていたようで、流れは大きく二つに分かれていた。

・牛神が活動した本拠地は、現在の西インドとギリシア地方で、それがインド各地の「聖牛伝説」や「ギリシア神話」として今に伝えられている。

・メソポタミアの神話にも「天の神」と呼ばれた「牡牛の神々」が登場し、その起源もシュメール文明に始まっている。バビロンの主神マルドゥクも、また旧約聖書にも記されるカナンの神であるバールの父エルも牡牛の神である。この流れは、ギリシアやエジプトにも飛び、ゼウスも牡牛の神である。白い牡牛の姿で美女エウロベに近づいた。豊穣の神ディオニュソスも、エジプトのミンも牡牛である。豊穣の神だけではない。メソポタミアの大地母神イシスも牡牛の姿で現れ、ギリシアの大地母神ヘラも牡牛の目を持つ神で、このようにシュメールからの流れの主神全てが牡牛だった。

・原始密教(雑密)の発祥地インドでも、インダス文明の時代から現代まで牛は長く崇拝されてきた。モヘンジョダロの遺跡からBC2000年以上と思われる聖牛の印象や図象・彫像が発掘され、当時すでに牡牛への信仰が存在していたことが判明している。

・彼らは、「驚嘆すべき牡牛なす双神」と表現され、発進母星は65光年先の牡牛座(地球から観測する最も明るく輝く恒星アルデバラン)にあると述べられている。牡牛座の近くにはプレアデス星団(スバル座)もありオリオン星系に属する。

・一方の龍神はどうだろう。発進母星は地球から約8.7光年離れたシリウス星系でとくに地域を限定せず、全地球規模で活動していたからである。私達の銀河は直径が10万光年あり、その意味では龍神の発進母星シリウス、牛神のオリオンはお隣の星、隣接する恒星といってよい。

・前記したインド最古の文献『リグ・ヴェーダ』には天上(宇宙)での両者の凄まじい戦闘が微にいり細をうがって描かれている。そこではテクノロジーの差なのか、圧倒的に牛神が優勢だったようである。



『日本霊異記の仏教思想』
小林真由美  青簡舎   2014/5



<『日本霊異記の異類婚姻譚―神話から仏教説話へー』>
・『日本霊異記』中巻第三十三縁は、美しい富豪の娘の身に起きた猟奇的事件の説話である。
 鏡作造(かがみのつくりみやっこ)の娘万(よろづ)の子は、高い身分の男たちの求婚にも応じずに年を経ていたが、ある求婚者の「彩帛(しみのきぬ)(染色された絹布)三車」の贈り物を見て「おもねりの心をもち」、求婚を受け入れた。しかし、娘は、結婚初夜に頭と指一本を残して食われてしまった。男は恐ろしい食人鬼だったのである。

・この説話は、正体不明の男との結婚という点で、『古事記』三輪山伝説を想起させる。崇神天皇記によると、活玉依毘売(いくたまよりびめ)という美しい娘のもとに、見知らぬ立派な男が通ってくるようになり、程なく身ごもった。
 母は、娘の夫の身元を知りたいと思い、娘に、床の前に赤い土を散らし、「へその紡麻」を針に通して男の衣の裾に縫い付けさせた。明くる日、その糸をたどっていくと、三輪山の神の社に着いた。男の正体は三輪山の神で、活玉依毘売は神の子を宿したのだと知った。三輪の神官の始祖伝説であり、三輪(三勾)という地名の起源譚である。

・この型の伝説は、異類婚姻譚に属し、三輪山聖伝説といわれるが、それに類する伝説が、城里晡時伏山の条にある。怒賀毘古(ぬかびこ)・怒賀毘咩(ぬかびめ)の兄妹がいたが、妹のところに姓名も知らない男が通ってくるようになり、やがて小さな蛇を生んだ。神の子と思い育てたが、大きくなりすぎたので、蛇の子に父のもとに行けと告げた。子は泣きながら従者の童を所望したが、母に断られると、子は怒り伯父を殺して天に昇ろうとした。母が子に甍を投げ当てると、子は天に昇れなくなり、その峰に留まった。その子孫はそこに社を建てて、祭ることが絶えないという。

・また、『肥前国風土記』松浦郡褶振(ひれふり)峯の伝説は、途中までは三輪山型の展開を見せながら、凄惨な結末を迎えるところが、『日本霊異記』中巻第三十三縁に通じている。弟日姫子(をとひひめこ)は、任那へ旅立つ大伴狭手彦を、褶振峯から見送った。その五日後から、弟日姫子のもとに狭手彦によく似た男が通ってくるようになった。弟日姫子は男の上衣の裾に麻糸を縫い付け、たどっていってみると、蛇が頭を沼の岸に伏せており、下半身は人に化して沼の底に沈んでいた。それを聞いた親族たちが見に来ると、蛇の姿はなく、沼の底に娘の遺体が沈んでいた。

・上代には、日本各地にこれらのような蛇婿伝説が伝えられていたのであろう。蛇は、水神であるのと同時に、恐るべき怪物の属性も有していたので、神婚伝説としてしてだけでなく、『肥前国風土記』のような怪奇伝説が語られることもあったのだと思われる。

・三輪山型伝説は、昔話としても全国各地に広く語られてきた。昔話の分類としては、『日本昔話大成』によると本格昔話―婚姻―異類聟―蛇婿入りー苧環型(101A)になる。昔話の異類聟はさまざまな話型が全国に分布しているが、「異類」のほとんどが人間を欺こうとする動物や人間が、知恵で異類を欺き返し、人間側が勝利する結末が多い。

・異類婚姻譚は、異類である神と人間との結婚により、神の子が人間界にもたらされ、一族の祖となるという始祖伝説が原型であると考えられている。日本神話では前掲の三輪山伝説や、海幸彦山幸彦神話などが有名である。『古事記』によると、海神の娘・豊玉毘売命は、山幸彦と結婚し、海辺に建てた産屋の中で「八尋鰐」の姿に戻って鵜萱草萱不合命(うかやふきあへずのみこと)を産み、海の世界へと帰っていった。海の神女の本来の姿が大鰐だったのである。

・三輪山の神である蛇も豊玉姫の正体である鰐も、仏教的な立場から見れば、神ではなく、「畜生」である。畜生との結婚は、「邪婬」である。仏教説話における異類婚は、神話伝説や昔話における異類婚とは異なり、邪婬として「悪」の価値観を負う。

・異類婚姻譚はさまざまな型が伝えられているが、古くは神と人との結婚神話であり、一族の始祖を異類の神にたどる伝説であったという。しかし、『日本霊異記』に収められている異類婚姻譚は、「鬼」や「畜生」との結婚は、邪婬であるという仏教的解釈をほどこして、仏教説話として再構成された説話群である。

耕作放棄地、有害鳥獣、空き家問題は日本の三大問題で、これから税金を使って解決していかなければならないことはわかりきっている。問題の根は同じで、地方の人口減少と少子高齢化である。(5)



『実録 自衛隊パイロットたちが目撃したUFO』
地球外生命は原発を見張っている
佐藤守   講談社  2014/11/20



<「UFOなどという非科学的なものを見たというような人物は精神的にどこかおかしい」>
・ただ単に、「UFOなどという非科学的なものを見たというような人物は精神的にどこかおかしい」とする観念に国や自衛隊のトップが囚われていて、UFOの目撃は非現実的な錯覚だと決め付けているのです。私が危惧しているのは、こうした指導層のUFOに対する無関心です。

・ところが今もって、自衛隊内部では、UFOを目撃したなどと報告しようものなら、「貴様、頭でもおかしくなったのか」と一蹴され、過去には正直に報告したがため、辛い目に遭った後輩もいます。
 UFO問題は、かように日本の安全保障にもつながる重大問題であるにもかかわらず、民間でも「サイエンスフィクション」として興味本位に扱われるだけ。真正面から科学的に調査・分析するという姿勢がまったくといっていいほど見受けられません。

・ただ、これだけはまちがいありません。彼らの話を総合し、かつ私自身の経験に照らし合わせてみると、「UFOは確実に実在する」と、自信を持って断言できます。

<UFOがたびたび目撃される基地>
・私が自衛官のUFO目撃談を集めてみると、ある傾向に気づきました。それは、不思議とUFO目撃談は、ある特定の基地に偏っているという事実、UFOの名所があるようなのです。
 たとえば取材したなかで最も多かったのは、松島基地に関するレポートでした。

<アメリカからの強烈なコンタクト>
・UFOに関してはずぶの素人の私の問いかけに、これだけの目撃談が集まったのには驚きました。
「正体不明の飛行物体」に対処すべき任務を持つ防衛省・航空自衛隊が、今まで領空に侵入してくる対象は「他国の航空機」だけであるかのような感覚ではなく、レーダーに映った、またはパイロットが目撃した「正体不明物体」のデータも、いかがわしいと思うことなく素直に収集していれば、この五十余年の間に貴重な資料が集積でき、科学的根拠も整っていたに違いありません。
 すでに北朝鮮のミサイルに備えなければならない事態が迫っているのですから、今までのような航空警戒レーダー網が「低速度目標」ばかりを意識していては、日本の空は守れません。

・しかし、未だにUFOといえば、オカルトかSFのような感覚でしか捉えられていないようですし、わが政府の扱いも、麻生太郎氏の答弁からうかがえるように、サイエンスフィクション的発想に留まっています。これでは、第一線の部隊に「UFO関連情報」収集を義務付けるように求める日は、永遠にやって来ないのかもしれません。
 しかし、私のUFOに対する調査に、信頼する部下たちから素直な体験談が寄せられたうえ、その後、私も家族とともにUFOを目撃することになったのですから、彼らの証言を簡単には否定することはできません。

・ところが、資料を分析して一つ強く感じたことがあります。それは、現代日本人のUFOに対する姿勢に、排除または封じ込めようという風潮が蔓延している点です。

・ところで、2010年に上梓した『実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』を読んだ読者からは、本書に収録した以外にも多くのメッセージを賜りましたし、テレビや雑誌などからも取材を受けました。そのなかに、グレゴリー・サリバン氏という「ETコンタクト活動家」がいました。

・名刺には「JCETI」、肩書は「ETコンタクト・コーディネーター」とあり、活動内容と経歴を聞くと、実に興味ある答えが返ってきました。「2003年ニューヨークを旅立ち、ニュージーランドに半年滞在、その後来日、日本が非常に気に入ったので現在は福岡を拠点に活動中」だというのです。
 現在は、「地球外知的生命体(ETI)とコンタクトしながら、コンタクトのためのテクニックをナビゲートするセミナーなども交え、特別なスカイウォッチング『第5種接近遭遇』のイベントを全国で展開中」なのだそうです。

・私の本を読んで、多くの自衛官たちがUFOを目撃したのはその第一歩であり、それは「第1種接近遭遇」段階だといいます。「第2種接近遭遇」段階は。「UFOをレーダーで記録すること」であり、「第3種接近遭遇」段階は「宇宙人を目撃すること」、「第4種接近遭遇」段階は「UFO船内で宇宙人とコミュニケーションを行うこと」であり、そして最後の「第5種接近遭遇」段階は、「人間から発信し、宇宙人と双方向のコミュニケーションを行うこと」――彼はそのナビゲートをしているというのですから、いつか私もコンタクトさせてくれるに違いありません。

・3時間ほど楽しい会話が続き、時が経つのを忘れるほどでしたが、実に清潔感あふれる好青年で、彼こそ「地球外生命そのものではないか?」と想像を豊かにしたくらいです。
 このときの彼との「遭遇」で得られた成果は、私に寄せられた多くの体験談の信憑性が確かめられたこと、「宇宙人=地球侵略者」という悪しきイメージは、「アメリカのメディアによって植えつけられた誤ったイメージ」であること、「宇宙人は常に地球、特に核エネルギーの未熟な扱い方について見守ってくれているのだ」ということ………。

・結論は、UFOは物質ではなく、「光体やエネルギー体」であり、いろいろな「利権」に絡んでいる各国政府は、自己保存のためにその存在を隠蔽し続けてきたのだということでした。

・本書は、2010年7月に講談社から発刊した『実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』に新しく寄せられた情報を大幅に加筆、改題のうえ再編集したものです。



『実録  自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』
佐藤守  元自衛隊空将、南西航空混成団司令
講談社      2010年7月20日



<なぜ自衛隊でUFOはタブーなのか>
・私自身は、UFOを目撃したこともありませんし、いわゆるUFO信者でもありません。

・「UFOなどという非科学的なものを見たというような人物は、精神的にどこかおかしい」とする観念に国や自衛隊のトップが囚われていて、UFOの目撃は非現実的な錯覚だと決め付けているのです。

<「貴様、頭でもおかしくなったのか」と一蹴される>
・誇大妄想狂という噂が立つ。精神異常を疑われかねません。

<自衛隊機墜落とサリン事件を予言した人物>
・ハリー・古山氏が『私が出会った宇宙人たち』という本を書いていますが、それによると、地球上にはかなり多くの宇宙人が「同化」して住んでいるそうですから、案外当たっているかもしれません。すると、UFOに愛された船附元三佐が長崎の喫茶店で会った店長も、宇宙人だったのかもしれません・・・。

<鳩山夫人の金星旅行の真実>
・一般に知られている、あのアーモンド形の目をした宇宙人は「グレイ」と呼ばれています。グレイには、体長1.2メートルほどで鼻は空気孔としてポツンと穴が空いている「リトルグレイ」と、体長は同じくらいでも鼻の大きな「ラージノーズグレイ」がいるとか。その他では、トカゲの顔を持つ爬虫類のような宇宙人、さらには人間と同じ姿をした異星人もいるといいます。
 人間型の宇宙人は、金髪で、北欧系の目鼻立ち、女性は非常に美しいらしい。もし、そんな美女の宇宙人がいるとしたら、一度お会いしたいものです。



『ムー10月号 NO3591』



<ミステリースポット>
<自衛隊独身寮に出没した異星人!?>
・私は、航空自衛官として、昭和53年に松島基地へ赴任しました。

・そこに、あの“存在”がいたのです・・・。

・先輩に訊いてみると「そいつは、明らかに幽霊とは呼ばない・・・・全身が黒くて両目は吊り上がって薄暗い黄色に光っている。何かを喋るわけではないけど、僕たちを見て、首を傾ける仕草をする・・・いわゆる、観察をしているような気もする。だからー結論からいって、異星人的存在なんだよ。いずれ見るよ、高い確率で」そんな助言めいたことを先輩はしました。

・そんな、私も、昭和59年の春には異動が決まり、一度もその“存在”とは会わなかったな、と思いました・・・しかし、そんなある夜のこと。

・夜中1時ごろ、ぼんやりと目覚め、あたりを何気なく見渡すと、一番外側のベッドに先輩らしき人影が腰を下ろし、肩を落としたような姿勢で座っていました。

・まず、月の光を浴びているにもかかわらず、身体の表面上に光の照り返しがない・・・そして、その“存在”には影がないーしかも、大柄でありながらベッドのマットレスの体重による沈み込みもない・・・・。

・何より、昭和53年のあの日の先輩の言葉が頭の中を巡り、全身真っ黒、頭の先からつま先までまったくシワのないウェアでもまとっているかのような・・・・。頭髪はなく、横顔を見つめると、鼻の隆起や口もなく、唯一、両目と思しきところだけは、薄暗い黄色の発光が強調されており、吊り上がっていました。

・次の瞬間、その“存在”は私の布団の上に乗ってきました!しかし、体重をまったく感じとれないほどに感じられません。ほかに気付いたことは、その“存在”が動いても空気の流れやにおいなどもありませんでした。

・その“存在”の顔は私の顔とくっつくほど接近、それでも息づかいや熱気も感じ、首を傾けるような仕草だけをしていました。

・しかし、いつの間にか私は、気を失い、翌朝には何ごともなかったかのようにいつもの朝を迎えたのです。とてもたとえようのない疲労感だけが残り、そのことは上司に報告しました。それから数日後には異動することに。

・しかし、あの“存在”、確かに「幽霊」と呼ぶには違う存在だったようです。あれはやはり異星人だったのでしょうか。 
{岐阜県羽島市(51歳)徹次}



『地球維新  解体珍書』
白峰、鹿児島        明窓出版 2011/5/5



<日本政府大激震! 「UFOは確実に存在する!?」11人の現役・OB自衛官の証言>
・実録『自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』(講談社 佐藤守)
(紹介文)自衛隊現役パイロットたちの証言を初公開!航空自衛隊の空将まで登り詰め、飛行時間3800時間を誇った元戦闘機パイロットによる渾身のノンフィクション。
 UFOはなぜ原子力発電所近くに飛来するのか?「UFOは確実に存在する!」11人の現役?OB自衛官の証言。

・(鹿児島UFO談)・・・ちなみに佐藤守さんは『金正日は日本人だった』(講談社)という本を書いておられます。わたしは、みなさまご存知のように、UFOは大型母船、小型艇も接近遭遇・ハッキリ目撃したこともあります。UFOを信じない人も多いですが、反対意見とか、何を言われようと、実際に見たのですから!仕方ないです(笑)。

・自衛隊の方にも知り合いがいます。UFO遭遇はたまにあるそうだが、緘口令があるので、普通は言っていけないそうですが、私には、「やっぱりいるんだよ!」とコッソリ教えてくれました。「UFOなんてバカげたもの」という世間の常識をブチ破り、世の中を大きく変える「地球維新」のキッカケとなるとイイですね。またUFOなどないという社会通念があるのは、UFO関連技術を独占している某機関がマスコミや学者を通じて世界的に情報操作をしているのです。



『空自ファイターが遭遇したナゾの未確認飛行物体』
蒼天のミステリー   佐藤守   「丸」2011年12月号



<航空界のタブー UFOの話>
<階級の支配する自衛隊という組織>
・航空自衛隊内でUFOの目撃が相次いでいるなどというと航空自衛隊はなんと非科学的な人達ばかりなのかと誤解する方もいるかもしれないが、それは間違いである。

・自衛隊の教育システムはしっかりとしているといえる。それだけに正体不明の飛行体を見ても、安易に未知の生物体の乗物だとか、他の惑星からの宇宙船などといった可能性は真っ先に排除して考える常識人であり、普通は合理的な解釈をしようとする。

・従って、仮にそうした謎の飛行物体を目撃しても話す相手がなかなかいないのも事実である。うかつに話すと、松島事件のG二尉やM二尉のように誤解を受けて辛い目に遭うという危険性があることも誰もがわかっているし、航空自衛隊の任務はあくまでも「国籍不明機」が対象であって、UFOと遭遇しても「報告の義務」はない。

・その上仲間から変な男と思われかねないので自分の胸のなかに秘めてしまうのであろう。

・民間航空はそれ以上に厳しいらしく、UFO目撃報告をすると有無をいわさずに地上職に回されるというから、この手の話は常に「ミステリー」の範疇からでることはない。



『いますぐ飛行機に乗りたくなる本』
秋本俊二  NNA  2008/7/7



<機長らのUFO目撃談>
・搭乗中、目撃してもうかつにしゃべれない。

・多くのパイロットがフライト中のコクピットから実際にUFOを見ているーということは私も聞いたことがあります。ですが、そういう話はあまり表面には出てきません。

・本当に目撃したとしても「見た、見た」と騒いで、ライセンス更新時に眼科や精神科の検査で引っかかるのを彼らは、恐れているのかもしれません。

・ところが、カタログハウス社から届いた『通販生活』(2007年春号)に、面白い記事を発見しました。日系エアラインを退職した元パイロットらの座談会が掲載されていて、その中で、「かつてUFOに遭遇した」という話が出てくるのです。JALとANA,そして旧JASの元パイロット3人のうち、2人がUFOについて語っています。

・元JASのパイロットは30年ほど前、瀬戸内海上空を飛んでいる時に異常な激しい光と出くわし「未確認飛行物体が飛んでいたことを管轄の運輸省に報告した」と話しています。それに対して元JALのパイロットも、同僚のパイロットが1986年にアラスカ上空でUFOに遭遇したことがある、という話を披露。そのことは、当時のマスコミにも大きく取り上げられたそうですが、目撃した当人は記者からのインタビューで「絶対に誤認ではない」と強気のコメントをしていたためか、その後は、地上職に異動させられてしまったらしい。つまり、多くのパイロットが現実にUFOと遭遇していても、それをうかつに披歴できない空気がエアライン各社の社内にはあるらしいのです。

<現役クルーから「私も謎の物体を見た!」>
・雑誌で堂々と証言できたのは、すでに退職した後だからかもしれません。そう考えて、私などはますます興味がわいてきます。

・「かく言う私(現役クルー)も、17年前に千歳発の最終便で、茨城県の阿見付近上空で、十数個のピンポン玉のような発行体に遭遇しました。私の機の後ろを飛んでいたトライスタ1011には知り合いのフライトエンジニアが乗っていて、後にその不思議な体験について二人で話し合ったことを覚えています。この一件は、ローカルニューズでも紹介されました。大阪から来たクルーも、その不思議な光を目撃していたそうです」

・「それらの光は太平洋のほうに消えていきました。気がつくと機内の温度が異様に上昇していたことをいつまでも鮮明に記憶しています」



『天使的宇宙人とのコンタクト』
(ハワード&コニー・メンジャー)(徳間書店)2007/7/19



<金髪の白人タイプの金星人との遭遇>
<不思議な円卓 / ついに宇宙船内に入る>
・「ハワード、あなたもご存じのように、私達の同胞はあなた方の世界に大勢いるのです。あなた達の中に紛れて観察しながら、できる限りの手助けをしています。彼らは、工場、オフィス、銀行など、あらゆる職場で働いています。自治体や政府の要職に就いている者たちもいます。ある者は、掃除係りの女性であるかもしれませんし、ゴミ回収業をしている者すらいるかもしれません。でも彼らに会った時、あなたは、その正体が分かるでしょう」

・「あなたは、まだ知らないのよ、ハワード。この惑星にはとても強大な力を持ったグループが存在するの。彼らは、途方もないほど多くの知識を持っていて、それはテクノロジー、心理学、そして最も残念なことに高度の脳療法(操作)の知識なのです。彼らは、あなた方の世界の政府(複数)のある主要な人物たちを利用しています。彼らのグループは人を巧みに操ることに長けていて、あなた方の神法上の存在の“サタン”の手先とも呼べるような集団です」

<月面での観光旅行>
・そうこうするうちに私たちは、ようやく停車ポイントであるもう一つの巨大なドーム型建造物に到着した。

・それから私たちは、言語別にさらに細かいグループに分けられ、それぞれに通訳のガイドが割り当てられた。

・ほかのグループを見ると、そこには多数のロシア人、日本人、ドイツ人、そして他の国々から来た人々がいた。言葉の壁があったにもかかわらず、月面旅行に参加している全ての人々はお互いを理解し合って、兄弟姉妹のように感じられる一つの絆で結ばれていた



『天使的宇宙人とのコンタクト』
(ハワード&コニー・メンジャー)(徳間書店)2007/7/19



<2012年、彼らは、戻ってくるのか>
・「彼らは、“ちょうど金星から来たところだ”と言ったのであり、金星人だとは言わなかったからだ。彼らは、金星や火星に基地を持っていただけで、別の惑星から来たのかもしれないか、別の次元から来たのかもしれない。あるいは地球の内部から来ていたために、それから目を逸らせるために金星と言ったのかもしれない」と説明する。

<メンジャーと2012年のアセンション情報との意外なつながり>
・もし、同じ惑星に3次元の姿と4次元の姿(または異次元の姿)が同時に存在しているとすれば、地球人に見えるのは3次元の金星だけで、4次元の金星は“別の惑星(太陽系)”に属していると言えるのかも知れません。

・ただ、前述のクリスティーナが金星の一部はまだ3次元にも同時に存在していると語るように、2つの世界は連続していると仮定した場合、その次元の差に追いつくことがアセンション(上昇)だとすれば、2012年に地球はアセンションして、別の次元の太陽系の仲間入りをするという可能性もあながち否定はできないと思います。メンジャーが聞いた「2012年にまた戻ってくる」という最後の言葉は、彼らがアセンションをサポートしにくることを指しているのでしょうか?でも、彼らが、そこまで地球人の面倒を見ようとするのはなぜなのでしょうか?



『日本政府はUFOを知っていた』 
(太田東孝)(KKベストセラーズ)(1992年)



<UFOの存在を認めた現役自衛官の証言>
・「そもそも全ての自衛隊の内部ではUFOの存在を認めています。報告義務もあります。もちろんUFOとは既存の航空機や天体、人工衛星、気球、鳥等とは違うものとして、はっきり区別したものを指しています」

・「私が所属する海上自衛隊ではUFOを目視した場合CIC(コンバット・インフォメーション・センター)という部署に報告します。ここはレーダーを使用している部署ですのでCICでもUFOを捕捉している場合もあります」

・「まず自分が教育隊に入ってからの話なんですが、上の情報課の人と知り合いになりまして、その人の話の中で興味を引いたのは『“本庁(防衛庁)”には、UFO情報を分析処理する専門の部署が存在する』ということでした。

・「この部署は、陸・海・空のすべての自衛隊から集められた目撃報告などのUFO情報を取り扱い、特に航空からの(UFOに対してスクランブルした)情報は重要なものだそうです」

・「また米軍との合同演習では海軍の米兵から、米軍がUFO識別のために使用しているマニュアルの類を何回も見せてもらっていますから、米軍にとっても、自衛隊にとってもUFOがいることは当たり前の事実なのです・・・・」

<航空自衛隊にはUFO報告用の規則がある>
・UFOの名付け親である米空軍がUFOの報告について定めた規定『AFR200―2』がある。この空軍規定は、1954年に米空軍が発行したもので、その中に先の飛行物体としてUFOの定義がはっきり書かれている。そしてまた、ヒストリカル・レポートに『航空自衛隊規定200-4A』がでているということは、これがまさに航空自衛隊がUFOを報告する時に使用する規定であったわけだ。

・ただし、現在の防衛庁にこの規定を問い合わせてみると、「アメリカのヒストリカル・レポートに載っているなら確かなことでしょうが、現在、航空自衛隊規定200-4Aなるものは、全く見当たりません」と、お決まりの回答しか返ってこなかった。



『UFO軍事交戦録』
(コールマン・S・フォンケビスツキー)(徳間書店)1992/7
元国連広報担当官が公開する爆弾文書



<円盤と米空軍との死闘>
<UFOは組織化された軍隊なのか?>
・1953年2月合衆国大陸防空司令部担当のベンジャミン・チドロー将軍のコメント・・・・。
「空飛ぶ円盤に関する報告が山積みしている我々は、事態を真剣に受け止めなければならない。円盤を迎撃すべく努力した結果、我々は、たくさんのパイロットと戦闘機を失っている」

<国際連合>
・1967年6月、ウ・タント国連事務総長のコメント。
「私は、UFOがベトナム戦争に準じて我々が、直面している最も重要な問題であると考えます」

<戦艦の上を飛び越えた「金星」>
・1945年2月の西太平洋。アメリカ合衆国海軍の戦艦ニューヨークとその護衛の駆逐艦が12インチ砲で銀色の物体に砲撃。物体は2階建ての家ほどの大きさと推定された。硫黄島作戦に向かっていたこの戦艦上のパニックを避けるため、物体は金星であったと発表された。

<撃墜された日本のファントム・ジエット戦闘機>
・1974年6月9日、茨城県百里基地、ナカムラトシオ二等空佐の操縦するF-4EJファントム戦闘機は、夜間、東京空域に出現した赤みがかったオレンジ色の円盤型の航空機を迎撃するように命令された。

・UFOが戦闘機に衝突したのか、あるいは戦闘機を撃墜したのか、戦闘機は制御を失って炎を上げながらきりもみ状態になった。ナカムラ二等空佐のパラシュートは炎上し、二等空佐は死亡。コ・パイロットのクボタ・シロウ三佐は生還した。



『日本怪異妖怪大事典』
小松和彦 監修   東京堂出版  2013/7/12



<UFO>
・空飛ぶ円盤、未確認飛行物体(Unidentified Flying Object)の略語。英米ではユー・エフ・オーと発音されるが、日本ではユーフォーという読み方が一般的である。本来は空中を飛行する正体未確認の物体をすべてさすが、現在では宇宙より地球に飛来した地球外知的生命体の乗り物(エイリアン・クラフト)だという理解が大勢を占める。世界中で目撃報告があり、アマチュア研究家も多い。

・近代以前より空飛ぶ船・人間等の怪異の目撃はあった。「空飛ぶ円盤」の出現は1947年、アメリカのケネス・アーノルドの目撃証言に端を発する。アーノルドは自家用機で飛行中、「投げた皿か円盤が水面を跳ねるように」高速で飛行する9機の奇妙な物体を目撃、マスメディアがその物体を「空飛ぶ円盤(Flying Saucer)」と名付けて大々的に報道した。以降、円盤型のUFOが世界中で目撃されるようになる。

・初期のUFO伝承においては、地球外生命体は人類を導きに来た長身で優美な金髪の白人男女の姿で描写されていたが、冷戦終結以降は軍や政府と密約を結んで人体実験を行う存在という伝承に置き換わり、目撃譚における宇宙人の容姿も、小柄で体毛がなく、吊りあがった大きな目の「グレイ」タイプが主流となった。現在のUFO伝承は、墜落したUFOをアメリカ政府が隠匿し、秘密を探る者には口封じにMIB(メン・イン・ブラック、黒スーツの男たち)が差し向けられるとするなど、陰謀論的性格を強く帯びている。

・英米におけるUFO伝承には妖精伝承との共通性が指摘されている。宇宙人による誘拐(アブダクション)は妖精の隠れ里や取り換え子(チェンジリング)伝承と、UFOの着陸地に出現するというミステリーサークル(クロップサークル)は、妖精の踊った跡に出現するという妖精の輪(フェアリーリング)伝承と、UFOが実験のため牛を殺して血や臓器を抜くというキャトルミューティレーションは妖精が家畜を傷つけるという伝承と共通性を持つ。一方、日本におけるUFO目撃譚のほとんどは飛行する発行体の目撃例であり、火の玉やカネダマの伝承との共通性を持つと言える。

・UFO伝承は妖精・妖怪の遭遇譚・目撃譚の現代的変奏と言いえる特性を持ち、なおかつマスメディアによって伝播・変容・生成される、都市伝説の一領域ということができる。

<鬼>
・鬼とは、さまざまな災厄、邪悪な出来事の原因として生み出された想像上の存在・霊的存在である。

・鬼は、通常、次のような属性・特徴をもっているとされる。その姿は人間に似ているが、筋骨たくましく、顔は醜悪で、頭には角が生えており、肌の色は赤や青、黒といった原色であって、左右の口から鋭い牙がはみ出ている。虎の皮のふんどしを締め、山の奥や天上界、あるいは地下世界、地獄などに隠れ住んで、夜陰に紛れて人間界に出没し、悪事を働く。

・例えば、鎌倉時代の鬼と思われる画像をみると、見ただけではとうてい鬼とは判定できない、角がない鬼もいれば、牛や馬のかたちをした鬼もいる。それがだんだんと画一化されていって、江戸時代になって、角をもち虎の皮のふんどしをつけた姿が、鬼の典型的なイメージとなったのであった。逆にいえば、こうした属性をもたない鬼たちは、鬼とはみなされなくなっていったわけである。

・鬼は集合名詞であるので、たくさんの鬼がいるということでもある。そのなかで、もぅっとも有名な鬼が、大江山の「酒呑童子」である。酒呑童子は、南北時代製作の絵巻『大江山絵巻』のなかに初めて登場してきた、伝説上の鬼である。

・さらに興味深いのは、鬼が怖ろしい者・否定的なものを表す言葉でありながらも、その子孫と称する人びとが散見されることである。大峰山の麓の洞川は、修験道の祖・役の行者に従っていた前鬼・後鬼のうち、後鬼の子孫の集落であるという。彼らは山で修行をする宗教者や信者の道先案内を勤めたという。また、比叡山の麓の八瀬も、鬼の子孫(八瀬童子)の集落であるといい、彼らは冥宮の従者である鬼の子孫で、天皇や天台座主などの葬送の折に、その柩を担ぐ役を勤めることを特権としていた。
 さらにいうと、播磨の国・書写山円教寺の修正会で代々鬼役を務める家も、自ら寺を開いた性空上人に従っていた鬼(護法童子)の子孫であると伝えてきた。

<あくろおう 【悪路王、阿黒王】>
・里の人々を悪事で苦しめていた鬼、または蝦夷の首長を悪路王という。朝廷から派遣された坂上田村麻呂によって成敗された。悪路王の首は玉造郡の鬼頭まで、体は鬼死骸というところまで飛んだと伝えるところもある。悪路王の妻は鬼女である立烏帽子といわれており、鬼女伝説が残っている。

<いぶきどうじ【伊吹童子】>
・酒呑童子の前半生を、近江国伊吹山に生まれた伊吹童子とするもの。お伽草子『伊吹童子』では、酒呑童子が大江山に移るまでが描かれており、異類婚姻や捨子、異常児、伝教大師の験力譚などを含みながら、童子を伊吹山の麓、比叡山の北谷、西坂、そして丹波の大江山へと移していく。

・また、源親光が伊吹童子を切った太刀は「童子切丸」と呼ばれ、所持者に次々と悲劇をもたらす呪いの太刀として知られている。

<かくれざと【隠れ里】>
・山奥、洞窟、岩穴、塚穴の奥、海底、淵、池、沼などの先にあると思われている理想郷、桃源郷、仙郷をいう。猟師や樵が偶然に紛れ込んでしまった人里離れた別天地。そこは心地よい気候の土地で住む人びとは争いごともなく平和でゆったりと暮らしを営んでいた。異境を訪問した者は歓待され、生まれて初めての心地よい日々を過ごす。日常の生活にもどり、もう一度訪ねてみようと試みるが不可能であった、と多くは伝承されている。
 山中で米をつく音や機を織る音が聞こえてきたり、川上から椀や箸が流れ着いたりする話もある。全国各地に分布している隠れ里伝説は、村人が椀貸し穴・椀貸し塚・椀貸し淵などから椀や膳を貸してもらったという椀貸し淵伝説、竜宮淵伝説、平家谷・平家の落人伝説とも共通している点が多い。江戸時代初期の『御伽草子』には「隠れ里」という作品がある。また、柳田國男の『遠野物語』63.64の「マヨイガ」に隠れ里の話が記されている。

・(秋田県)昔、秋田の田代沢の農民一人が深山に入り木を伐っていると、見知らぬ老翁が現れた。面白い所へ案内してやろうと奥地へ入ったところ、幽蒼な林の中に村があった。鶏や犬も飼われ、麻を栽培し、村人は豊かに見えた。二人はある家へ入り、ご馳走になった。酒はうまく、ヤナで取った魚は美味だった。村人はかわるがわる現れては接待した。どこからか「麦つき歌」が聞こえてきた。この村は麦を作っていた。村から帰った二人は、木切の現場まで来て別れた。その際、農民は「なんという村か」「その道の方向は」と老翁に聞いてみた。老翁は笑いながら「隠れ里だから」とのみ教えて姿を消したという。農民はその後も隠れ里への道を探して出かけたが、その村へ行くことはできなかった。

・(栃木県茂木町)夜、ドシンドシンと米搗きの音が聞こえる。この音を聞く人は長者の暮らしをすると言っている。この音は「カクレザトノコメツキ」の音である。

・(長野県松本市)カクレサト。信濃国松本領の猟人が谷底に落ちたところ、武田信玄のために滅ぼされた小笠原長時の一族が籠もる場所に迷い込んだという。人に知られると殺されるというので猟人は逃げて帰った。



耕作放棄地、有害鳥獣、空き家問題は日本の三大問題で、これから税金を使って解決していかなければならないことはわかりきっている。問題の根は同じで、地方の人口減少と少子高齢化である。(4)


『実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』
佐藤守 元自衛隊空将・南西航空混成団司令 講談社 2010/7/22



<なぜ自衛隊でUFOはタブーなのか>
・ただ単に、「UFOなどという非科学的なものを見たというような人物は精神的にどこかおかしい」とする観念に国や自衛隊のトップが囚われていて、UFOの目撃は非現実的な錯覚だと決め付けているのです。

<自衛隊パイロットが接近遭遇したUFO>
<「こんな問題には深入りしないほうがいい」>
・UFOに遭遇したなどというと、精神異常を疑われかねません。精神的におかしくなった人間を任務に就かせるわけにはいかないので、パイロットを辞めることになるか、最悪、自衛官の職を失うことになりかねないのです。

 これは民間航空会社の話ですが、実際、UFOを見たと週刊誌に喋ったパイロットが、精神状態がおかしいとされて、飛行停止になったという事件が、ずいぶん昔にありました。

<UFOとともに発生した機体異常>
・しかし、三陸沖の飛行物体には翼がなく、葉巻型で変則的な飛行をしている。どう見ても民間航空機ではないという結論に達したそうです。

・この一件は当時の松島基地では有名な話で、誰も口には出さなかったものの、皆が知っていた「UFO騒動」でした。

・「航空自衛隊でUFO目撃が相次いでいる」などというと、「航空自衛官はなんと非科学的な人たちばかりなのか」と誤解する方もいらっしゃるかもしれません。

<UFOが見える人、見えない人>
・UFOを頻繁に見る人もいれば、私のようにパイロットを長年務めていても、一度も目撃できない人間もいます。

<それは超高速で飛んでいた>
・今回取材したなかで、UFOの最多目撃回数を誇ったのは船附昇元三佐でした。彼は候補生時代から、築城基地で、私と共に飛んでいた信頼できる人物ですが、松島基地でT-2練習機の教官を務めていたときの彼の体験です。

・船附の証言によると、スピ―ドは地上では想像できない速さで、マッハ8~10ぐらい。高度は恐らく6万フィート(約18キロ)。

・当時の同僚Sが、入間から西に向かっているとき、名古屋上空で物凄く大きな葉巻型のUFOを発見しました。高度は2万4000フィートだったそうですが、「こんなに大きな物体が空中に浮かべるのか!?」と驚いたくらい巨大だったそうです。

<シンガポールでも遭遇したUFO>
・船附元三佐はよほどUFOと縁があるらしく、退官して民間航空会社にパイロットとして再就職した後も、UFOらしき飛行物体に遭遇しています。

・船附によると民間航空機のパイロットたちもたびたびUFOに遭遇しているといいます。

<UFOの故郷、福島の千貫森>
・こうした数々の証言から自衛官がUFOを頻繁に目撃する地域は、関東以北が多いということがわかりました。

UFO伝説が盛んに囁かれているのも東北地方です。たとえば、福島県。福島にはUFOが頻繁に飛来することで有名な場所があります。

 私の両親の故郷と近い福島県福島市飯野町一帯などです。飯野町は「千貫森」という山のふもとにあり、千貫森では数多くのUFO目撃例が報告されているのです。

・霊力に引き寄せられるのでしょうか。霊山付近にはUFOがたびたび訪れるそうで、実際、目撃した地元の人も多く、最近ではテレビでも紹介されているようです。
 飯野町ではUFOを町おこしに活用しようと考えたのでしょう。霊山に向かう途中の飯野町青木に、「UFOふれあい館」なる施設がつくられています。私は両親の墓参りの際に偶然、「UFOふれあい館」に出会い、ここがUFOの名所だと知りました。

・興味を持った私が、土地の人々にUFOについて尋ねると、笑いながら曖昧な答えしか返してこなかった人がいる一方で、「昔からUFOがよく出る場所だ」と淡々と話す人もいました。

・「千貫森」が古来UFOの里といわれているのは、この山自体がコンパスの針を狂わせるほどの強力な電磁波を出しているからだそうです。

<キリストの墓とUFOの関係>
・青森県にはUFO伝説や宇宙人の飛来を連想させる話も多いのです。その一つに三沢基地の南西にある戸来村(現在は青森県三戸郡新郷村大字戸来)に関する伝説があります。戸来村は、その昔キリストの兄弟が住んでいて、その墓があるというので有名になったところです。

<日本にもピラミッドがあったのか>
・注目すべきは戸来村周辺に人工的とも思えるような、きれいなピラミッド型の山が並んでいるという事実です。

・地元を訪れると、「UFOがその特殊な山を目標によく飛来してきていた」と語ってくれた人もいました。今でもUFOはよく姿を現すそうです。
 私が青森県内各地を回ってみて、この地の宇宙人伝説、UFO神話に関して一番信憑性が高いと思ったのは、津軽半島の付け根付近にある青森県のつがる市木造の亀ヶ岡遺跡周辺です。

・ここでは、有名な縄文時代の「遮光器土偶」も発見されています。この地で発掘された遮光器土偶は、当時の技術では制作できないだろうというほどの高温で焼かれた土偶。土地の専門家の話では「1000度以上のコークスでしか焼けない土偶」だそうです。
 もちろん、土偶が盛んに作られた時代、そんな高度な技術は東北地方のみならず、地球上のどこにもなかったでしょうから、これはやはり宇宙人が作ったものではないか?というのです。

<古代の技術では焼けないはずの遮光器土偶>
<地球外生物の空港>
・いずれにせよ、環状列石や人工山、電磁波の関係を考えれば、遮光器土偶は亀ヶ岡遺跡近辺の「環状列石空港」に「着陸」した宇宙船から移民してきた宇宙人作であるという説も、あながち否定できなくなるかもしれません。

<異星人に救われたパイロット>
<かぐや姫と日本人の「宇宙人観」>
・日本人の宇宙人伝説ともいえる天女物語には、様々なストーリーがありますが、いくつか共通点があります。
 最大の共通点は、天女はみなこの世の存在とも思えないほどの美女ということです。そして、空を翔るための羽衣をまとっています。天女は、最後には天へと帰っていくという結末も似ています。

・たとえば、有名な謡曲『羽衣』の三保の松原の天女物語は、天女が水浴びをしている間に羽衣を盗まれて天に帰ることができなくなり、渋々その羽衣を盗んだ漁師と結婚して子供をもうけるのですが、やがて羽衣のありかがわかり、子供を残して天に帰っていく、という筋書きです。

・また、沖縄の宜野湾市に伝わる天女物語も、
「昔、大親という百姓が畑から帰る途中、今の宜野湾市にある森の川という泉で手足を洗っていると、一人の美女が沐浴していた。大親は都から来た女だと思い近寄って衣を盗む。女は自分が天女であることを告げ、衣を探してほしいというので、大親は騙して自分の女房にする。やがて二人の間に一男一女が生まれる。
 ある日、姉が弟の子守をしながら『母さんの衣は六柱の倉にある、母さんの舞衣は八柱の倉のなか』と歌うのを天女が聞き、衣を見つけて天に舞い上がる。天女は子供や夫と別れるのが辛く、何度も行ったり来たりしていたが、意を決してとうとう飛び去った。そして残された子供が後の察度で、やがて王となった」というものです。

<奇怪な墜落事故>
・私は、UFO目撃情報が集中する松島基地近辺には、東北電力の女川原子力発電所があり、だからこそ自衛隊パイロットが頻繁にUFOと遭遇するのではないかと考えています。

<予言されていた2件の事故>
・Sさんは、私が松島基地司令時代に知り合った地元の方です。石巻の山中に神社を創設して、そこの神主さんも兼務しています。地元では「超能力者」として知られている方。

・すぐにSさんに電話すると、「済んだことは仕方がない。問題は7月4日にもブルーインパルスの2機が墜落して3人が死ぬから、これを止めないといけない」というのです。

・――それから、1ヵ月余り過ぎた7月4日、予言どおりに事故は起きた。

<UFOが原発を回避させたのか>
・この周辺にはUFOが飛来するということを地元の人たちは古くからよく知っています。

・その真偽は定かではありませんが、多くの自衛隊パイロットたちが、松島基地でUFOを目撃しているのは事実です。「UFOに愛された」船附元三佐も、秋の総合演習時に、基地上空に丸い点がぽつんと浮かんでいたといっています。
 先述のジョンソン博士も「UFOの背後に存在する知性体が核兵器や原発に関心を示していると推測できなくもない」としていますから、案外、いつも基地上空で訓練を眺めているUFOは、チェルノブイリ同様、女川原発事故を防いでくれたのかもしれません。

<自衛隊機墜落とサリン事件を予言した人物>
・Sさんの答えは実に明瞭でした。まず事故の原因ですが、
「旧日本軍や自衛隊の戦死者や殉難者に対する供養は実に大切なことであり、松島基地周辺には、旧海軍時代からの多くの英霊たちが眠っているが、供養を怠ると英霊たちの加護が弱まり、霊的な乱れや邪気が生じ、その影響で事故に至る。今回もその一例であった。その危険を私に知らせてくれたのはUFOである」というのです。

・「大きな事件か事故が起きる直前に、なぜかUFOが現れて私に知らせるのだ」

・そして、彼が松島基地周辺でよく見かけるUFOまでスケッチしてくれました。
 私は今回、これを書くためにUFOに関する資料を濫読しましたから、Sさんが自ら描いて送ってくれたUFOのスケッチを見ても驚きませんが、読者の皆さんはきっと驚いたことでしょう。
 こんなものが四六時中、松島基地上空を飛んでいたわけです。しかも、私には見えず、船附元三佐や一部の部下たちにはよく見えていたというのですから、いささか癪に障ります。
 そこで私は、「松島基地上空に来るのは円盤型だけですか?」と聞いてみました。

・もちろん、Sさんにはそのことを黙っていたのですが、彼は「かなり昔に、T-2の編隊飛行か? と思ってみていたが、後ろの物体がやけに長い。射撃の標的を引っ張っているのかな、と思ってよく見ると、T-2の長さの3倍近くある葉巻型のUFOだったことがあった」といったので驚きました。私はやはりM一尉とG一尉が見た「葉巻型UFO」は本当だったのだ、と感じました。

・こうなると何だか神主を務めるSさん本人が宇宙人ではないのかと疑いたくなります。
 ハリー・古山氏が『私が出会った宇宙人たち』という本を書いていますが、それによると、地球上にはかなり多くの宇宙人が「同化」して住んでいるそうですから、案外当たっているかもしれません。すると、UFOに愛された船附元三佐が長崎の喫茶店で会った店長も、宇宙人だったのかもしれません……。

・というのは、私事で恐縮ですが、私は三沢に転勤する前年の7月に義父を失い、その4ヵ月後に今度は義母が他界するという不幸に見舞われただけでなく、義母が死の直前に、ベッドの上で「幽界」の話を始めたという不思議な体験があるからです。
 あのときのことは今もくっきり脳裏に刻まれています。
 ベッドに横たわって点滴を受けていた義母が、突然私たち夫婦に向かって、「そこにもう一人私がいるでしょう?」と足元の病室の壁を指しながら語りかけたのですから。
 普段と変わらない語りかけでしたから、私と家内はつられて壁を見たのですが何も見えません。続いて義母は私たちにはっきりとこういった
「これは私の幽体なのよ」と。
 そして突然、大声を張り上げました。点滴針が刺さった腕で何かを払う仕草をしながら。「だめ! まだ行かない!」
 義母には何かが見えていたのでしょう。が、私たちには見えません。私は驚いて、ゆれている点滴袋を止めるのが精一杯でした。
 その後、しばらく何かつぶやいていた義母は昏睡状態に陥り、家内はこの時点で母の死を覚悟したようです、義母が息を引き取ったのは翌早朝です。奇しくも義父の納骨の日でした。 
 あとになってから、「あのとき、きっと母の元に、あの世からお迎えが来ていたのだわ」と家内は振り返っていました。そのとき、私はこの世には見えない世界があることを悟ったのです。

<●●インターネット情報から●●>
UFOの里 福島県の中通り北部、県都福島市の南西部に位置する飯野町地区、ここはUFOの里として広く知られています。

 飯野町地区北部に位置する千貫森周辺には、古来から多数の発光物体の目撃例が見られました。 また千貫森自体も謎多き山であり、その周辺にも多くのミステリーゾーンが存在する事が知られています。
 そういった数々の謎の研究資料や、UFOやその他のミステリーに関わる資料を集め、展示する施設として1992年に開館したのがUFOふれあい館です。
 その後パノラマ食堂(UFO物産館)、UFO広場等周辺環境も整備され、古くからある小手神社や謎の巨石群と合わせて一大ミステリー体験ゾーンを形成しています。

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)から

<福島市飯野UFOふれあい館>
福島市飯野UFOふれあい館(ふくしましいいのユーフォーふれあいかん)は、福島県福島市飯野町青木にあるUFO関係の書籍、資料などを集めた、全国的にも珍しい展示館兼多目的公共施設である。

(概要)
UFO専門の施設は国内的にも珍しく、UFO関係のビデオや写真等の資料をおよそ3000点所蔵している。この施設のある福島市飯野地域はUFOの目撃例が多く、シンボルの千貫森と共にUFOの里として知られている。

1992年11月に開館。2008年7月1日の伊達郡飯野町の福島市への編入合併に伴い、いいのまちUFOふれあい館から改称した。
この施設は、ニンゲンBOX、1億人の大質問!?笑ってコラえて!、天才てれびくん、ひるどき日本列島、24CH△NNEL、月曜から夜ふかし、などで紹介されたことがある。



『深宇宙探訪記』  
(オスカー・マゴッチ)(加速学園) (発売 星雲社)1992/11



<葉巻型の宇宙船は世界各地で目撃談が多い大型の宇宙船>
・中型船内宇宙研究室(連盟登録番号 SLA8701)
宇宙研究用の移動研究室。12の異なる世界を展示。多種族の乗組員と科学者が搭乗。総搭乗員数3000『人』
全長2400m。直径約400m(厚さ約188mの単独航行可能モジュール18基で構成)

<宇宙研究室の外観>
・各モジュールは、居住者の便宜を考え、それぞれの貫通路に沿って観測窓が、一つずつ付いている(実際には大型の展望用球体で、拡大機能および夜間赤外線利用暗視機能がある。)

<種々のUFO>
・『帝国同盟』の三角形をした地球外の戦闘機。『悪魔機』として知られている。

・7機の円盤を収容できる中型円盤型母船。直径100m。高さ40m。

・偵察型の円盤(直径25m。高さ10m)

・幽霊船(およそ、長さ40m、幅10m)  本船が生きている存在で、固体の固い金属構造物ではない。準バイオニック船である。

・ダイヤモンド型エーテル船(高さ12m、幅12m)

<『深宇宙探訪記』に書かれてある中型船内宇宙研究室は、葉巻型UFO>
・宇宙研究用の移動研究室は、搭乗員が3000人で、全長2400メートル、直径400メートルで長さ122メートルの単独航行可能なモジュール18基で構成されているようです。そして、バミューダ三角海域の次元間移行ゾーンを利用しています。これが、有名な葉巻型のUFOのように思われますが、大きさから考えると世界中で見られているのとは違うかもしれません。

・オスカー・マゴッチの本によると「シリウスは連盟の送信センターである。暗黒の勢力とその地球の光明派の召使達はシリウスから来た善玉になりすましている。暗黒の勢力は、自分達の基地は、オリオン大星雲にあると、私達に思い込ませようとしている。
しかし、彼らはそこからやって来たにすぎない。オリオン座は、光の主たちの故郷であり、銀河系委員会の故郷であるのだ。そしてアルクトゥルスを中継基地に使っている。暗黒の勢力と彼らが支配する悪の帝国の本拠地は、大熊座にあり、ドラコニスを主要作戦センターとしている。宇宙連合の宇宙人は、友好的な善意の宇宙人であるが、惑星連合や地底連合の宇宙人は、邪悪な宇宙人である」

<アメリカ政府と宇宙人の契約>
・1947年7月2日ニューメキシコ州ロズウェルでUFO墜落事件が起きた。だが、米軍は、気球の墜落だと発表し、事実を偽装した。奇妙なことに1949年1月30日同じロズゥエルで、UFO墜落事件がおき、その際、偶然にも地球外生命体が1名生存しており、ロスアラモス研究所に送られた。その地球外生命体は、「イーバ」と名づけられ、1952年6月18日まで生きた。その間の調査では、イーバは自らの母星が、地球から55光年離れたところにあると告げたという。

・彼の身体的外観は、現在多くの人に知られるところとなった「グレイ」に似ており、爬虫類と昆虫の特徴を持っていた。そして、1954年1月、アメリカは、後に「ラージ・ノーズ・グレイ」と呼ばれるようになる地球外生命体と初コンタクトを行なう。この地球外生命体の出自は、オリオン座のペテルギウスを巡る一つの惑星だった。これは、500光年離れた赤色巨星を巡る惑星からやってきた事になる。

・1954年2月。ラージ・ノーズ・グレイの代理として、イーバそっくりの「クリル」と名づけられた地球外生命体が再度地球人とのコンタクトのため送り込まれ、この時、アイゼンハワー大統領が統括していたアメリカ政府は、この「クリル」を全権大使とした「オリオン座領域から来訪した」地球外生命体と何らかの契約を結んだと言われている。「それから50年、国家最高機密は、厳重に守られている」。

<ハリウッド映画で有名なグレイは、人類に比べ科学力で優に5万年を先んじている>
・Tシャツのプリントになるほど、スター化した地球外生命体の「グレイ」のルーツは、琴座である。約50年前、かって琴座領域にあったアペックスと呼ばれる惑星で核戦争が起き、生き残ったアペックスの人々は地下生活を余儀なくされた。核戦争を引き起こした2つの勢力は、ポジティブ派が、主として、レチクル座の2重星(ゼータ)付近を拠点としているが、ネガティブ派のほうは、その多くがオリオン座のペテルギウス領域や大犬座のシリウス領域に移住した。

・ネガティブ派の中で特にオリオンに拠点を置く者たちは、リゲリアンという種族だが、地球でグレイと呼ばれる存在は、このリゲリアンを指している。リゲリアンという呼称そのものは、ケンタウルス座のα星であるリギル・ケンタウルスにも隠れたつながりがあるが、彼らのルーツには、判然としない部分がある。現在、地球には、惑星アペックスに出自を持つ地球外生命体が、時空を超え、過去、現在、未来の次元から同時に訪れている。

<ウォーク・インとワンダラー(スターピープル、スターシード、スターライト)>
・地球人に生まれ変わったワンダラーや、人生の途中で地球外の魂と劇的なソウル・チェンジ(魂の変換)を起こしたウォーク・インなどを地球外生命体(ET)の魂を持つという意味で、ETソウルと呼んでいる。ウォーク・インやワンダラーは、白色同胞団でも活躍している。白色同胞団(ホワイト・ブラザーズ・フッド)のルーツは、プレアデスと同じ牡牛座のアルデバランという説と、火星でアルデバランの人々と共存していたさそり座のアンタレスからの人々だという説がある。

・また、チャネリングは、日常ではない別次元の意識やいわゆる地球外生命体と意識のレベルで交信することを言います。シリウス経由のチャネリングによりますと、地球に介入した2種類の生命体があると語ります。約2600万年前、地球に2種類の非人間的生命体が入植した。それらは、射手座星系からやって来た爬虫類的存在とオリオンのベラトリックス星系からの恐竜的存在だったという。

・ここで言う爬虫類と恐竜は生物学的に分類されるそれらの意味とは異なる。そして、地球ではこの2種類の生命体が入り込んだ後に、人間の祖となる哺乳類的生命体が現れる。



『金正日は日本人だった』
佐藤守(元自衛隊空将)   講談社  2009/10/28   



<日本を愛す将軍様>
・そして<かちかちのサンマをほおばりながら、「百年の宿敵」であるはずの日本の庶民料理が、とにもかくにも平壌のど真ん中で食べられるのは、なんとも不思議な感じがしたものだった。いま思えば、金正日が無頼の和食通だったのである>との感想を持った。
 これまた、金正日の和食好きを表しているエピソードである。

<人民軍の大将たちの愛唱歌は「ラバウル小唄」>
・将軍が愛する日本のものは食べ物だけではない。
 金正日の愛車はトヨタのセンチュリーだという。当然ながら安全性には細心の注意が払われており、防弾ガラス、鉄板も普通の市販車に比べると分厚い改造車で、藤本氏によると、ドアはことのほか重かったらしい。

・藤本氏は、宴会場には必ず「カラオケセット」があり、日本の歌もよくうたわれたという。

・演歌だけではなく、宴会で軍の大将が酔っ払うと、どういうわけか日本の軍歌を歌っていた。

・藤本氏の証言では、金正日が執務室で使っていたのも、NECのパソコンだったらしい。金正日には毎日500~1000件の報告が届く。報告はFAXとメールが主で、金正日はその処理のために、早くからNECのパソコンを導入していたという。
 これらの物資のほとんどは、日本から万景峰号で運ばれたものだろうが、日朝間がいかに「太いパイプ」で密接に繋がっているかという証明でもあろう。

・なぜ、日本のアーティストを将軍がご存じなのか。私は北朝鮮内部にも情報網をめぐらせている知人から、「実は、金正日は日本の衛星放送を好んで見ている」という話を聞いたことがある。そのとき非常に印象深かったのは、彼が「一番好きな番組は皇室関係の番組らしい」と語っていたことである。
 天皇制と金王朝の関係を示唆する重要な証言だが、それはさておき、藤本氏の著書が伝える金正日の姿は、まるで親日家である。元在日の妻を寵愛し、日本人の料理人を傍に置き、和食に舌鼓を打つ。日本のテレビ番組を好んで観るし、移動はトヨタのセンチュリー。ときには日本の芸能人のショーを楽しむ。親日家を超えて「愛日家」という印象さえ受けるのだ。

<30年近く前に来日していた金正日>
・いや、それどころか、金正日は何度も来日しているという説を唱える専門家もいる。あまりにも突拍子もないので、大半の人が信じられないだろうが、そう主張しているのが、あの北朝鮮の専門家、早稲田大学国際教養学部教授の重村智計氏だと知れば、私でなくとも興味が湧くはずである。
 重村氏は元毎日新聞記者で、30年以上、北朝鮮に関して取材を続けてきた。その取材のなかで、それまで書かなかった事実を、『金正日の正体』(講談社現代新書)と題して2008年に出版した。
 その書には、金正日の影武者の存在など、驚くべき事実が、確かな裏づけに基づいて明らかにされているのだが、私が最も興味を持ったのは、<将軍様は82年から東京に遊びに来ていた>というくだりである。
 重村氏はあるとき、衝撃的な内容の本に出合った。タイトルは『人生は、ショータイム』(ブックマン社)。著者は日本有数のダンスの振付師、小井戸秀宅氏で、2004年5月に上梓された本だった。題名だけを見れば、小井戸氏の振付師としての半生を綴っただけの本のように思えて、一般の人はほとんど関心を持たないだろうが、この書には度肝を抜かれるような事実が書かれていた。

・若い方はご存じないだろうが、かつて東京・赤坂に伝説のレストランシアターがあった。「コルドンブルー」である。コルドンブルーが開店したのは1971年。約40年近くも前に、一人5万円の料金で、フランス料理のフルコースとレビューを楽しませる超のつく高級レストランシアター。フランスのル・モンド紙が「レストランシアターではフランスのクレイジーホースとジャポンのコルドンブルーが世界の雄」と絶賛するほど、その豪華なショーは評判が高かった。

・この伝説のコルドンブルーで、ショーの振り付けを担当していたのが、小井戸氏だった。小井戸氏は『人生は、ショータイム』のなかで、北朝鮮の「喜び組」の踊りの振り付けは、コルドンブルーで彼がつけていた振り付けのパクリで、北朝鮮にはコルドンブルーのスタッフが呼ばれてつくった、まったく同じ舞台まであると明かしている。
 これだけなら驚くに値しないが、続く記述に重村氏の目は釘付けになった。

<“喜び組”は、コルドンブルーを見た金正日が、『コルドンブルーと同じような女性ダンサーを育てたい』といって結成したものです。コルドンブルーは北朝鮮に文化輸出されました>

<彼は芸能界、映画界に興味がありショービジネスも大好きで、お忍びで来て、コルドンブルーのショーを楽しんだのでしょう。日本のタレントのなかでもプリンセス天功にとくに興味があり、彼女のショーを見たのでしょう>
・金正日は来日し、コルドンブルーのショーを見て、すっかり気に入り、北朝鮮にコルドンブルーの舞台を再現し、「喜び組」にそっくり同じショーをやらせている。プリンセス天功のイリュージョンを見たのもコルドンブルーで、その後、彼女をたびたび招くようになったというのである。
 しかも、小井戸氏は、1982年5月に金正日がコルドンブルーを訪れたときの写真まであるという。

・それにしても、金正日のような有名人が来日すれば、すぐにばれて大騒ぎになってしまうのではないかと疑問を持つ方が数多くおられるかもしれない。だが、それは愚問だ。なぜなら、1982年当時、金正日の名は聞こえてきていても、顔は誰も知らなかったからだ。2009年の後継者騒ぎを思い出していただければわかりやすいだろう。

・北の後継者として金正雲の名が取りざたされたとき、報道各社はその姿を写した写真を入手しようと奔走したが、テレビに映し出されたのは、先述の藤本健二氏が北朝鮮から持ち帰った、子供のころの写真でしかなかった。日本人は誰も現在の金正雲の顔がわからない。街で来日した金正雲とすれ違っても、誰一人気づかないはずだ。

・1982年当時は、日本人はもちろん北朝鮮の人々も、金正日の顔など見たことはない。飛行機嫌いの金正日は万景峰号に乗船し、日本へやってきたといわれている。だが、将軍様が万景峰号に乗船して来日しても、北朝鮮の一般の乗客は、まさか偉大なる首領の後継ぎが自分たちと同じ船に乗っているとは思いもしない。

<北の指導者が赤坂に通い続けたわけ>
・なぜ、それほど熱心に金正日はコルドンブルーに通ったのか。プリンセス天功のショーが目当てだったのはたしかだが、重村氏は他にも重要な理由があったと分析している。

<金正男はなぜ密入国を企てたか>
・金正日が1970年代からたびたび訪日していたとすると、2001年5月1日の金正男事件も理解できる。
 この日、「金正男氏と見られる男性」が、成田空港で入国管理局に拘束された。男は妻子を連れており、ドミニカ共和国の偽造パスポートを使用して入国をはかったところ、入国管理官に見抜かれ、拘束・収容された。
 その際に、背中に虎の刺青が施されていることが判明し、金正男であることが、ほぼ確認された。ロイヤルファミリーの一員の身柄拘束は、北朝鮮から重要な人質を取ったに等しく、日本人拉致問題の解決の糸口になるのではという声も多くあがった。
 ところが、外交問題に発展することを恐れた日本政府は、強制退去処分にし、金正男は5月4日、全日空機で中国に向け出国した。


耕作放棄地、有害鳥獣、空き家問題は日本の三大問題で、これから税金を使って解決していかなければならないことはわかりきっている。問題の根は同じで、地方の人口減少と少子高齢化である。(3)


『山怪  弐』     山人が語る不思議な話
田中康弘     山と渓谷社   2017/1/19



<神様の孫>
・秋田県の森吉山北麓に杣(そま)温泉という一軒宿がある。ここは秘湯として、知られ、登山客も多く訪れる場所だ。温泉宿の主人であり、また地元のベテラン猟師でもある杣正則さんに話を聞いた。
 「私の親父が亡くなった時に人魂は見ましたね。祭壇は大広間に作ってたんですよ。その時、私は何か凄く体の調子が悪くてね、こう首から背中にかけて鉛でも入ったみたいに重くて苦しかったんですよ」
 一週間ほど謎の体調不良が続いた頃、話を聞きつけた住職がやって来た。そして早くこの祭壇をかたづけろと忠告してくれたのである。
「和尚さんがお経を上げてくれて、それを聞いているうちにどんどん体が軽くなっていくんですよ。あれ?不思議だなあと思いながらふと窓の外を見たら………」
 目に入ったのはバスケットボールくらいの大きさの人魂だった。それを見た瞬間に杣さんは分かった、あれは親父だと。

・杣さんのお婆ちゃんはいわゆる地域の神様、拝み屋さんで、さまざまな相談ごとに応じてアドバイスをする霊能力者の類いだった。その力が孫である杣さんにも若干受け継がれているらしい。

・杣さん自身も山の中で迷ったことがある。そこは行き慣れた場所であり、決して迷うような複雑な地形ではない。しかし歩いているうちに妙な感覚にとらわれ始めた。
「あれ?何か変だなって思ったんですよ。自分の前に足跡があるんですね。さっきまで無かった足跡が突然現れたんです。これは変だと思って立ち止まって周りをよく見たんです」
 気持ちを落ち着けて確認すると、それは先ほど自分が通った所ではないか。目の前の足跡は自分の物に違いなかった。
「完全にリングワンデリングなんですよ。そんな馬鹿な、こんな所でなぜだって思いましたね」
 腑に落ちない杣さんが周囲を調べると、やはり多くの狐の足跡を発見したのである。
「やられたな、こりゃ大変だ。さてどうすべ?」
 杣さんは左へ左へとなぜか進んでいるようだった。そこで極端なくらい右へ曲がりながら登り始めたのである。しばらくすると目的地に近い場所へ辿り着いたが、それでも若干左寄りの地点だった。神様の孫と狐の攻防戦はいい勝負のようである。

<マタギの里で>
・秋田県の阿仁地区はマタギの里として有名である。ここには根子、比立内、打当という3ヵ所のマタギ集落がある。現役最古参のマタギで長老的存在でもある松橋吉太郎さんに話を聞いた。吉太郎さんは12歳から狩猟に関わり、16歳で本格的な山仕事を始め、多くの男たちを剛腕でまとめてきた人物である。

・「同じ集落(比立内)のマタギで若いのと年寄りがおってなあ、いつも一緒に入っておったよ。猟だけじゃなくて山菜採りやキノコ採りもなあ」
 歳は離れているが、ウマが合ったのか二人は行動を共にしていた。ところがふとしたことで若い人が寝込んでしまい、そのまま帰らぬ人となったのである。

「あれは可哀想なことだ。順番から行けばおらのほうなのにな」
 年長のマタギは相棒の死を悲しんだ。そして翌年、山菜の季節がやって来るとその寂しさはひとしおである。いつもなら二人で向かう山も、一人では味気ない思いが嫌でも込み上げてくる。
「その人は次の年に一人で山さ行ってな、いつもの場所で山菜を取り始めたんだと。しばらく採ってるとな。後ろのほうで何かガサガサ音が聞こえてきてよ」
 何だろうと振り向くと、昨年亡くなったはずの相棒が自分と同じように山菜を採っていた。ああ、今年も一緒に山へ入ってくれたと少し嬉しくなったそうである。

・「そういえばおらの婆さんは山でひでぇ目に遭ったってなあ」
 それは吉太郎さんのお婆さんがまだ若い頃の話である。ある日、山の畑で作業をしている夫の所へ昼飯と酒を持っていった。夫は午前中の仕事を終えて汗を拭いて一休みしていたが、来るはずの妻の姿は一向に見えない。今なら携帯電話の出番だが、当時は連絡の手だてがないのである。待ちくたびれた夫は妻を探しに山を降り始めた。
「すぐに婆さんは見つかったども、それがあまりに凄い格好でな」
 髪をざんばらに振り乱した婆さんの姿に爺さんはびっくりしたそうだ。彼女が爺さんに飲ませようとした酒やご馳走の天ぷらは跡形もなく消えていた。
 「あれは狐にやられたんだと爺さんは言ってたな」

<青い服の女>
・東京には2千メートルを超える山がある。青梅市から西へ進むと徐々に森が深くなり、本格的な山歩きを楽しめる地域が広がっているのだ。そのような東京の山岳地帯で聞いた話。

・それは熊鈴事件から数日後の出来事だ。
「枝打ち作業をしている時です。現場にね、青い服を着た女の人が歩いてきたんです。それを見つけて、危ないから声を掛けて止めたんですよ。上から枝が落ちてきますからね」
 切られて高所から落ちてくる枝が頭に当たれば大変だ。そこで気がついた作業員が青い服の女性の足を止めたのである。しかも……。
「後で他の奴に“お前何してたんだ”って言われました」
 木に登って枝打ち作業をしていた同僚は、下で声がするのに気がつき手を休めたそうだ。
顔を向けると件の作業員が何やら話をしている、それも身振り手振りで一生懸命に。

「木の上の人には見えなかったらしいんですよ。青い服の女性が。だから私が一人で話をしていると思ったんですね。あいつおかしくなったんじゃないかってね。それ以外にも白っぽい感じのお爺さんが歩いていたりするのも見ましたね。とにかく何とも嫌な感じのする現場でしたよ」
 山で白い服を着た人は時々見かけるものらしい。登山道に近い現場で作業をしていると白装束のお爺さんが歩いてくる。少し足元がおぼつかない。危ないなと思いながら見ていると、その姿が忽然と消える。それが何者かは分からない。
「夕方近くに山に入ってくる人は注意して見ますよ。気になりますよね、かなり」
 何が気になるのか、それは自殺である。実際に自殺者は昔から少なくない場所なのだ。大抵は夕方近くに入るらしい。そこが夜明けとともに動き出す登山者とは違うのである。

<山の中で聞こえる音は>
・道迷いはかならずしもそれらしい場所で起こるとは限らない。天気が良くても複数でいても疲れていなくても、迷う時は迷うのだ。そして誰もが不思議に感じる。なぜあんな所で迷ったのかと、このような場合、東北ではほとんど狐のせいですべて片づくのであるが、どうやら奥多摩には悪さをする狐や狸がいないらしい。

<降りてくる山の神>
・山の神は女性だと言われている。嫉妬深く、若い男のイチモツを好む少しスケベな面も持ち合わせているらしい。古のマタギは初猟の時に最年少の男を裸にして山の神にご機嫌を伺った。そうすると獲物が捕れるというのである。現在でもこれは有効なのかもしれない。

・獲物が捕れますように、怪我をしませんようにとありふれたお参りである。それから猟が始まり、山の中で一日を過ごすと夕方には全員無事に帰路に着いた。
「帰りに3人で車に乗って厚木市内に向かったんです。私は後部座席に乗って2人が前にいました」
 街中に入ると家が立て込んだ住宅地の中を進んだ。後部座席から何気なく前を見ていた服部さんは、不思議な人物に目が留まった。
「あれ?何か変な人が来るなあって見てたんです。少し長めのおかっぱ頭で白い服を着ているんですよ?その服が凄く変なんです」
 彼女が着ている服はやたらと袖が長かった。いや、尋常ではないくらい長い。それは手の長さの2倍以上はあるのだ。2メートル近くはあろうかという長い袖をひらひらさせながら、不思議な女性はこちらに向かってくる。

・3人が同じ方向を見ていたにも関わらず、見えたのは服部さんだけだった。後日その話を知り合いにすると………。
「それは山の神だって言われました。何でも山の神の着ている物はひらひらしているらしいんです。私が山の祠に手を合わせたから、きっと一緒に降りてきたんじゃないかって」
 山の神もたまには街で息抜きをしたかったのかも知れない。お茶目な女性神である。

<幻の巨大石塔>
・五箇山の酒井眞照さんが古い新聞記事のコピーを見せてくれた。日付は明治27年である。その記事は岐阜、富山、石川三県に跨る笈ヶ岳近辺に巨大な石塔が存在することを伝えている。
 内容はこうだ。ある一人猟師が熊を追って山深く入り込んだ。いつの間にか熊を見失い、どこにいるのかさえ分からない状態で彷徨っていると。突然目の前に巨大な建築物が現れたというのである。その規模が尋常ではない。5層の構造で3階までは螺旋階段があり、登れるようになっている。中にはたくさんの仏像が安置してあった。何より石塔の高さが27メートルもあることに驚く。誰もその存在を知らなかった巨大建築物の話に、新聞記者が取材に訪れて記事にしたのだ。

“天然石造り希代の塔”の見出しが、その驚きをよく表している。これが公になると巨大石塔を探しに多くの人が山に入ったが、未だに見つかっていない。NHKが番組の企画として探したこともあったが、わざわざヘリコプターを飛ばしてそれらしき場所を調査した人もいるが、結局現在まで何も分からなかったのである。

・石塔の謎については現在でも諸説入り乱れているが、最近でも見たという人はいる。

「白川で煎餅を作っているお爺さんがいるんですよ。その人は石造りじゃないけど大きな建物を見つけたと言うとりますね」
 そのご老人も山奥に入り込んだ時に立派な建物に遭遇している。こんな山奥になぜあるんだろうと不思議に思い、中へ入ってみると、広間には荘厳な仏像が6体安置されていた。ご老人はしばらくそこで休憩をして、無事に家路についている。もちろん二度と彼はその場所に行くことは出来なかった。
「いやあ、あの辺りの衆もやっぱり言うことがでかいから………」
 酒井さんはそう言うが、これもホラ話なのだろうか。私は彼らが実際にその建物に遭遇したのだと思う。山の中には二度と行けない場所があり、そこへたまたま迷い込んだのだろう。そのような経験者の話は日本国中どこにでもあるのだ。

<最新科学と交差する謎>
・岐阜県の旧神岡町は古くから鉱山の町として栄え、今はスーパーカミオカンデが有名だ。再現された神岡城から眺める四方を山に囲まれた地域である。交通の要衝でもある神岡町で180年続く旅館の主、茂利昌彦さんに聞いた話。

・誰もいないはずの本堂から、子供が楽しそうに走り回り、大人たちが賑やかな話をする様子がはっきり伝わってきたのである。不思議なこともあるものだと、翌日和尚にそのことを話すと……。
「寺には亡者が集まってくるもんだと言われましたね。そういう場所なんだと。それは決して怖いもんじゃなくて、落ち着く安心出来る場所なんだと言われました。自分もそこに最後は入る訳だから、恐ろしい所じゃないんでしょうねえ」
 本堂ではこんなこともあった。それはある夜のこと、茂利さんが本堂で和尚と一杯やっていると、玄関の戸がカラカラと開く音が聞こえた。
「誰か来たんか? こんな時間に」
「ほお、あれが聞こえたか、それは良い経験じゃあ。そろそろ〇〇さんが来る頃だからなあ」
 和尚が言うには、今日明日の命と言われている檀家さんがいて、その人が今し方亡くなったらしい。
「寺はこうしてみんなが帰る場所だから怖くも何ともない。良い所なんじゃあ」和尚に言われて茂利さんは寺がますます好きになったそうだ。

・神岡町は四方を山に囲まれている。朝日が当たる山(西側)には天狗が棲み、夕日が当たる山(東側)は仏の場所であり、南側の山は観音様、そして北側の山は修験の地だと言われている。特に北の山には入ると出られないところがあるので気をつけないと危ないそうだ。
「この西側の山にはUFOがよく出るんですよ。私は何回も見ております」
 茂利さんが初めてUFOを見たのは随分と前のことである。それ以来、空を注視する癖が付き、その結果頻繁に見るようになった。ある時は娘さんと2人で、またある時は家の裏で複数の人たちと見ている。オレンジ色のUFOだったり、銀色で不可思議な動きを繰り返すUFOなど、さまざまな形態があるそうだ。
「この辺りじゃ小学校でたくさんの生徒がUFOを見ているんですよ。ああいうモノは何かは分からんけど当たり前にあるんでしょうねえ。見たことの無い人は信じませんけどね、あるんですよ、間違いなく」

<不気味な声>
・岡山県の北部、鳥取との県境に蒜山高原は位置する。ここは名峰大山を望む高原リゾートとして有名で、夏場は大勢の観光客で賑わう場所である。

・そんな蒜山で長年農林業に従事してきた筒井蒸さんが狐の話をしてくれた。「昔ね、夕方まで野良仕事をしとったんですよ。山のほうの畑で大根を収穫しよった。だいぶ辺りが薄暗うなってきよったんやけど、そいでも荷車に大根を積んでおったら、すぐそばで気持ちの悪い変な声がしよるんですわ」
 その気持ちの悪い声を再現してもらったが、どう表記してよいか見当もつかない不思議な音である。
「“:¥~%#><$∄∓∢”(表記不能)って山の中からね、聞こえてくるんです。それが気持ち悪くてね」
「それは何ですか?」
「狐なんですよ。あれはよう人の話を聞いとるもんなんですよ。それで話が分かるようになっとるんでしょうねえ。昼間は近くには出てこんですよ。でも夕方になるともう自分たちの時間じゃ、天下じゃ思うんでしょうねえ。そいで“お前ら人間はもう帰れ”言うちょるんや思いますよ」
 その表記不能の不気味な声を出す狐の姿は確認したのだろうか?
「狐を見たか?いや見とらんですよ。もう暗くて姿は見えませんから。ええ、でもそれは狐に間違いありませんね」

<拝み屋と憑きもの封じ>
・体の不調が続いたり家族に不幸が重なると拝み屋の出番となる。以前は各地区に存在した拝み屋も、今ではほとんどいなくなった。とはいえ絶滅した訳ではないのである。東城地区で最高齢の猟師黒川始さんに聞いた。
「災いが続くと拝み屋さんを呼んだもんですわ。大体言うことは同じなんですけえね。家の周りをぐるっと回って水神さんを直せ、竈のろっくうさんを直せ言うくらいですかねえ」
 この場合の水神さんとは家への水の取り口に祀ってある神のこと。ろっくうさんとは水の神のことである。その他には“墓が汚れている”が定番の台詞だったようだ。

・「いや、真っ暗の山の中ですけんなあ、何も見えはしませんよ。でもあれは狐なんです。狐はこうやって人を威かすんですよ。それで驚いて本当は右に行くべき所を左に行ったりして迷うんですなあ。それが狐に化かされたということなんじゃないでしょうか」
 狐の姿は見えないが狐に違いないと思う理由はよく分からない。筒井さんの祖父の時代にはもっと多くの狐話があったそうだが、今はほとんど聞かないようである。

<ヒバゴンの里>
・広島県庄原市の西城地区は、ヒバゴンの里として知られている。地区にはヒバゴン饅頭、ヒバゴン煎餅とあらゆる所にヒバゴンが溢れている。ヒバゴン騒動が起こったのは40年以上前の話なので、元祖ご当地ゆるキャラと言えるかもしれない。

・「小学校6年生の時でしたかねえ、ヒバゴンを見たことがありますよ」
 西条支所に勤める加藤隆さんは、地区猟友会の若手である。加藤さんが生まれた頃はちょうどヒバゴン騒動の全盛期である。
「家の近所の川にゴギ釣りに行っとったんです。あれは夏休みの午後でしたね」
 真夏の日差しの中で釣り糸を垂れながら輝く水面を見ていると、上流部に何か動く気配を感じた。加藤さんは顔をゆっくりとそちらのほうに向けて息が止まる。
「猿のでかいのがいたんです。こう立ち上がってね、かなり長い毛で全身を覆われとるんですよ。ちょうど、そう、そんな頭の感じでね」
 加藤さんが指したのは私の頭である。少し長めの白髪頭はよく似ているそうだ。

・この頃には新たなヒバゴンの目撃談もほとんど無く、話題にもならなくなっている。しかし加藤少年は、これがヒバゴンじゃないのかとすぐに思ったそうだ。ただ話を詳しく聞くと、ヒバゴンとはかなり形態が違うようでもある。もしかしたら、最初の頃に目撃されたヒバゴンが歳を取って老人(老猿?)となった姿だったのかも知れない。

<神船>
・島根県の奥出雲町は旧横田町と旧仁田町が合併して出来た町である。その名の通り出雲地方の奥座敷のような佇まいで、有名な奥出雲おろちループを超えると広島県に通ずる。
 御年取って80歳になる恩田愛吉さんの話。
「もう60年くらい前の話ですね。私が仕事を終わって家に帰りよると途中でした。三所川の上のほうにある中村地区を歩いておったんです。夕方でね、まだ明るい空を見上げたら何か飛んどるんですわ。最初はあれは飛行機かいなと思いましたね」

・ところが行き過ぎたはずのその物体は、すぐに山蔭から姿を現し、戻るように移動する。
「あれ?これはやっぱり飛行機じゃねえの思いましたよ。今じゃUFOなんて言葉もありますけど、その頃は無いですけんねぇ」
 奥出雲町には船通山という山がある。古事記によると、この麓にスサノオノミコトが降臨して八岐大蛇を退治した。古来より神の通り道だと信じる人も多い場所なのである。実際に船通山の頂上はほぼ平地で樹木も無い。恰好の離発着場のようにも見えるが、それが自然の姿なのか人為的なものなのかはよく分からない。
 ちなみに、恩田さんが謎の飛行物体を見たのはこれ一度きりである。

<犬神家>
・四国で憑きモノといえば犬神が一般的だ。いわゆる狐憑きと同じような現象かと思っていたが、どうやらそうではないらしい。どこから来るのか分からない狐とは違い、その存在する場所(家)を誰もが知っているのだ。この点は秩父地方などのオサキ(オザキ、オサキ狐)と似ている。



『山怪』   山人が語る不思議な話
田中康弘   山と渓谷社   2015/6/16



<狐と神隠し>
・秋山郷は新潟県と長野県を跨ぐ古い集落だ。江戸末期から明治期にかけて阿仁マタギが数人住みついた山里でもある。中津川を挟んだ急峻な地形で、日本有数の豪雪地帯だ。それ故に稲作が始まったのは明治に入ってから。それもごくわずかな生産量で、つい近年まで焼き畑で雑穀類を作り、それと栃の実を混ぜ合わせた“あんぼ”を主食にしていた。そんな秋山郷で阿仁マタギの末裔という人に話を聞いた。
「私は特に不思議な体験をしたことなどねえすなあ……う〜ん子供がいなくなった話くらいかな」
 それは今から50年ほど前のことだ。ある夫婦が農作業のために山へと入っていった。前述したように、この辺りは焼き畑農法で耕地は山の斜面である。
 夫婦は4歳の一人娘をいつものように山の畑へと連れて行った。

・今日中にここの畑を終わらせようと、午後はいつも以上に精を出して働いた。途中で娘の様子が気になり顔を上げたが、姿が見えない。辺りにいるはずだが、いくら名前を呼んでも返事はなかった。
 集落が大騒ぎになったのは、血相変えて夫婦が山から降りてきて間もなくだった。母親は泣き叫び半狂乱状態、父親も顔色が失せていた。
「急にいなくなったか………神隠しでなきゃええが」
 急遽捜索隊が組まれ、畑に近い山を中心に多くの人が探し回ったのである。しかし、いくら探してもどこにもその姿が無かった。少しずつ傾く太陽に誰もが焦り始めていた。夜になると危ない。みんながそう感じ始めた時である。
「帰ってきた、帰ってきたぞ」
 その声に皆が駆け寄ってきた。真っ先に駆けつけた夫婦の喜びようは、それは凄いものだった。娘を見つけたのは奥山に木材の切り出しに入っていた男である。どこで娘を見つけたのかを話し始めると、全員が言葉を失った。
「いや、おらの作業場から帰る途中になあ、ちょっと開けた所があっただろう」
 誰もが知っている場所だった。奥山の入口だが、なぜか平地があって、狐が出るとか天狗が出るとか言われている場所だ。
「そこの大岩の上にちょこんって座ってニコニコしてたんだぁ」
 その大岩は大人でも登るのに骨が折れる大きさなのだ。その上に4歳の子が一人で上がれるとは思えない。いやそれ以前に、その平地まで子供が行ける訳がなかった。

<道の向こうに>
・マタギや猟師たちは、山を縦横無尽に動き回りながら獲物を追いつめる。地元の山を知り尽くした達人であるが、やはり不思議な空間に時々迷い込むことがあるようだ。
 兵庫県朝来市の吉井あゆみさんは、確定申告の職業欄に猟師と書き込むくらいの実績の持ち主だ。小学生の頃から猟師である父と山に入り経験を積んできたベテランでもある。その吉井さんに聞いた話だ。

・「どうも抜けた(逃げられた)みたいでマチ解除いうことになったんですわ。それで、いったん集合して次をどうするか話をしようと言うんで、みんな戻ることになったんです」
 その時、山の上で待機していた一人の猟師が妙なことを言い出した。
「あれ?こんなところに道があるわ。こっちに行くと近いんちゃうか、俺こっちから行くわ」それを全員が無線で聞いていた。吉井さんもそれを聞いて首を捻った。
「道?あんな所に道なんかあったやろか」他の仲間も不審に思ったらしく尋ねる。
「道って?そこに道があんのか?」
「うん、あるよ。真っすぐで綺麗な道が出来とる。これ絶対近道や。白くて新しい道や」

これを聞いて全員が思った。それは変だ、そんな所に真っすぐな道などあるはずがない。「おい、その道、絶対行ったらあかんぞ。おい、おい」
 無線はそこで途切れてしまった。それ以上どうすることも出来ず、仲間たちは集合場所へと降りていった。
・最初のうちは笑い話で片づけていたが、その彼は一向に集合場所に現れない。1時間ほど待ったが、さすがにおかしいと誰もが思い始めた。

・姿を見せた彼はボロボロだった。帽子は無くなり顔中傷だらけ。全身泥だらけで、藪漕ぎしながらも何度も滑り落ちたのは誰の目にも明らかだった。
「お前どこ行っとったんや」みんなは怒り気味で聞いたが、彼は少し惚けたような顔でいった。
「それがよう分からんのや。何でわしここにおるんやろ」

・吉井さんはかなり不思議な体験をする体質らしい。そんな吉井さんの話を続ける。
「山から帰る時のことなんです。ちょっと遅くなって、もう周りが暗くなっとったんですよ。そこで小人に遭ったんです」
「小人?ですか、白雪姫に出てくるみたいな?」「そうです、あんな感じです」それは吉井さんが暗くなった林道を走っていた時のことだ。ぐねぐねと曲がりくねった道は、車のライトがあたる所だけが闇に浮かび上がる。そんな状況下で急なカーブを曲がると、明るく照らされた山際に何かが立っていた。
「何やろ、思うてよう見たら小人なんです。5、60センチくらいでしたね。それがこっちをじーっと見てるんですわ」
 思わずブレーキを踏むと運転席でしばらく小人と見つめ合った。ほんの数分か、はたまた数秒か定かではないが、睨めっこに飽きたのか小人はぴょいと山へ姿を消したのである。

・「いや凄いもんに遭ったなあ思うたんやけど、誰も信じひんのですよ」
 小人に遭った話は、誰にしても馬鹿にされるだけである。悔しくてしょうがない吉井さんは、助手席にカメラを常に置くことにした。これで小人の写真を撮ればみんな信じるはずだと考えたのである。それからしばらくは、夜の山で何ごとも起きなかった。しかしついにその日がやってきた。
「また夜林道を走ってたら出たんですわ、あれが」
 前回と同じく、暗闇の中にライトで照らされた小人の姿があった。吉井さんはかねての計画通りに車を止めると、静かに助手席のカメラに手を伸ばす。そしてドアを開けて外へ出ようとした瞬間、小人はぴょいと森へ姿を消したのである。残念がる吉井さん、しかしそれ以降、謎の小人が吉井さんの前に姿を現すことは無かった。

<山塊に蠢くもの>
・山形県は南に飯豊連峰、北に朝日連峰という山塊を持つ。それぞれに阿仁マタギの文化が残る集落がある。小国町の小玉川地区と鶴岡市の旧朝日村地区だ。
 小玉川地区の前田俊治さんは最近Uターンで戻って来て、現在は地区のマタギ交流館などで働いている。前田さんのお父さんは地区を代表する名物マタギだった。

・小国の各集落は、飯豊連峰から流れ下る玉川に沿って点在する。藤田さんが住んでいる地区から下った所にある新田地区で、半世紀ほど前にあった話である。
 その日、山仕事を終えて父親が帰ってくると家の近所が騒がしかった。何ごとかと集まった人たちに尋ねると、4歳になる我が娘がいなくなったと言うではないか。畑仕事をしている母親のすぐそばにいたはずなのに、それが忽然と姿を消したのだ。
「そんな遠くに行ってねえ。空が明るいうちに探すべ」
涙に暮れる母親を待たせて集落の者が一斉に探し始めたが……。

・「それがなかなか見つからねえんだ。いなくなった時間からしても近くにはいるはずなんだ、川に流されでもしてなきゃ」
 時間が経てば経つほどに最悪の事態が皆の頭をよぎる。すっかり暗くなった集落は重苦しい空気に覆われていた。
「そうしたらよ、川さ探しにいった連中が子供を見つけたんだ。それがな信じられない所にいたんだと」
 彼女が見つかったのは向こう岸の森だった。そこに行くためには丸太を渡しただけの一本橋があるだけで、大人でも渡れない人がいたくらいの場所だ。そこへまだ足元のおぼつかない女の子が一人で行くとは到底考えられない。皆は口々にこう言った。
「ああ、こりゃあ狐に連れて行かれたんだべなあ」
・上流部でもほぼ同じ時期に同様の出来事があった。新田で行方不明になった子と歳も近いその女の子は、少し変わったことを言う子供だった。
「私の後ろには狐がいるんだよ」
それを口癖のように言う女の子は両親が仕事で毎日忙しく、自身は寂しい想いをしていたようである。
 その子が突然集落から姿を消した。やはり集落中が大騒ぎになって山狩りまでしたが、女の子の姿はようとして見つからなかった。
「そこでな、法院様にお頼みして、その子の居場所を探してもらったんだぁ」
法院様とは山伏、修験者のことである。その法院様は印を結び呪文を唱え、女の子の行方を占った。
「法院様が言われたのは水辺だったんだ。その特徴から多分あそこだべって探しにいったら、いたんだよ、そこに」
 暗い森の沢筋で、その子が恐がりもせずに佇んでいた。両親が留守がちで寂しがっていたその子のために、きっと狐が相手をしたのだろうと集落の人は思った。これは50年ほど前の出来事である。

・小国の小玉川で最も有名な狐話を一つ。
ある人がゼンマイ採りに山へ入ったが、夕方になっても帰ってこない。心配した集落の人が山へ探しに行くと、その人は集落からさほど離れていない場所ですぐ見つかった。
「それがなあ、葉っぱさ山ほど集めていたのよ。本人はそれを布団にして、もう寝るつもりだったらしいんだ」
狐に化かされてどこかの家で布団に入ろうとしていたのかと思いきや、
「いやそうではねえ、とんでもない所さ迷い込んで、諦めて野宿しようと葉っぱを集めてたんだぁ。すぐそこの山でな。やっぱり狐に化かされたんだべ」

<巨大すぎる狐火>
・福島県の只見町は、阿仁から移り住んだマタギたちが狩猟の技術を伝えた所である。そこで林業系の会社を経営する渡部民夫さんは、40年に及ぶ猟暦を誇るベテランである。その渡部さんに聞いた話。
「狐ですか?確かにそんな話はよく聞きますねえ。婆ちゃんがぐるぐる同じ所を歩き回って家に帰れなかった話はありますよ。山の中じゃないですよ、すぐそこです。集落の中でね。狐火は知らないなあ、見たこともないですねえ」
 渡部さんも一人でかなりの奥山まで入る人だが、怖いとか不思議だと感じることはあまりないという。

・先に狐火は見たことがないと言った渡部さんだが、実はもっととんでもないものに遭遇している。
「あれは入広瀬のほうから真夜中に戻ってくる時でしたねえ。午前2時頃に田子倉ダムの上のほうの峠があるでしょ。あそこの所を通りかかった時なんです」

 季節は真夏の頃である。すっかり帰りが遅くなって真っ黒な山道を走っていると、渡部さんは妙な光景に出くわした。
「ちょうど左に大きな山が見えるんですが、そこに光が見えたんですよ。狐火?いやそんなもんじゃないんです。山の斜面が光ってるんですよ。大きさは2百メートル以上あったでしょうねえ」

 バレーボール大の狐火とは桁違いの大きさだ。季節は真夏で蛍もいるが、それほどの広さで山に群れるとは思えない。
「あれは何だったんでしょうねえ?やっぱりUFOなのかな」
さすがの渡部さんも、これはまったく分からないらしい。
 只見町の猟師は現在危機的な状況にある。2011年の原発事故以降、熊肉の食用や流通が禁じられているからだ。

<天川村の事件>
・奈良県天川村は吉野町から少しばかり南下した山村である。すぐそばに2千メートル近い山があり、冬場はかなりの積雪地帯だ。歴史は古く、役行者(役小角)が修験道を開いた地として知られている。その中心地である大峰山登山道の入口には未だに女人結界門があり、ここが修行の場であることを物語る。霊場でもあり、日本のみならず世界中からもスピリチュアル系の人々が多々訪れるそうだ。

・近所で遊んでいた男の子がふいに姿を消したこともある。集落は当然大騒ぎになり、近辺をくまなくさがしたが二人の姿は見つからない。夜になっても帰ってこず、誰もが不安を抱えたまま夜明けを持った。翌日はさらに大がかりに捜索をしたが結局見つからず、諦めの気持ちすら漂い始めた。
「2日2晩戻ってこんで、3日目にかなりの山奥で見つかったんです。信じられんような所ですよ。なぜにあないなところまで行きよったんか………あれも狐やろ思いますねえ」

・山菜採りに出掛けた爺ちゃんが行方不明になることも珍しくはない。単なる迷子だとは思うが、やはり地元の人は狐のせいだと感じるようだ。探す時の叫び声が何とも興味深い。
「かやせ〜、かやせ〜」
 かやせ、つまり返せと集落の人々に叫びながら探すのだ。いったい誰に向かって、何に向かってかやせと言っているのだろうか。

<妖怪と山怪>
・山の不思議な出来事で一番多かったのは、やはり狐に関してだ。全国すべてを緻密に取材した訳ではないが、西に行くほど狐の影響力は薄れる感じがする。それに反して、雪深い北東北が狐話は格段に多い。定番の池沼にはまり込む話から何かを盗まれる話、果ては死に至る話までのほとんどに狐が絡む。

<怪異探しは“砂漠の井戸掘り”>
・この本で探し求めたのは、決して怖い話や怪談の類いではない。言い伝えや昔話。そして民話でもない。はっきりとはしないが、何か妙である。または不思議であるという出来事だ。
 これが何とも説明しづらい内容で、取材依頼が実は最も大変な作業となったのである。知り合いの猟師やマタギ、またはその関係者に話を聞くのはさほど難しいことではない。しかし、まったく無縁の地域で取材するのは骨が折れた。
 猟師関係には役所の農林課から猟友会に話を通してもらったり、または地域振興班や教育委員会から地元の方を紹介してもらう。この時に細かく説明をしても分かってもらえず、企画書を送っても結局民話の語り部を紹介されたりと、ちぐはぐな対応は珍しくなかった。対策としてなるべく地元の民宿に泊まって話を聞いたり、そこから人を紹介してもらったりと、ジタバタを繰り返しながらの取材である。それでも動けば動くほどに何らかの話は聞けたから、行動としてはあながち間違っていなかったのだろう。


耕作放棄地、有害鳥獣、空き家問題は日本の三大問題で、これから税金を使って解決していかなければならないことはわかりきっている。問題の根は同じで、地方の人口減少と少子高齢化である。(2)


『俺のアラスカ』――伝説の“日本人トラッパー”が語る狩猟生活
著者――伊藤精一    編集・構成――すずきひさこ
作品社     2019/12/13



(本文修正:当ブログ)
<アラスカ中のクマから、指名手配をくっているオレ>
<森のなかで心配なのは、ヤッパリクマだね>
・やっぱり逃げると、犬なんかと習性が同じで、追っかけてくるんだよね、クマって。だから、後ろに下がる場合にも、ぜったいに背中を見せないで、後ずさりで下がらないとね。目と目で見合わせていると、だいたい襲ってこない。
 こっちはもう、釣り糸にシルバー(サーモン)が引っかかっていて、クマがそれを欲しくて、そこで待ってるんだよね。だけど、こっちだって、せっかく引っかかっている魚欲しいから、やりたくないからねぇ。このやろーって、やっぱ睨むと、クマも、こいつは手ごわいなぁって思うんだろうねぇ。引き下がるよね。

・いやぁ、オレは、アラスカで何十頭もクマを撃ってきたから、アラスカ中のクマに指名手配をくってるんだな、ハハハ。
 とにかく、グズリーがうろちょろしている山なかにさ、鉄砲がなかったら、夜寝られないからね。ま、1週間ぐらい一睡もしないで鉄砲なしの夜を過ごして、ほいでやっと昼間、明るいうちに寝られると思うけど、ハハハハ。とにかくね、鉄砲がなかったら寝られないよ、うん。鉄砲があればさ、とーにかく、何がなんでも、鉄砲の音だけでクマは逃げるからね、クマを倒さなくてもさ。
 テントでは、地面に寝てるのと同じだから、体重の重たいクマがいくらネコ足で歩いても、ドン、ドン、ドン、ドン………って、地響きがするわけ。その地響きが、ドン、ドン、ドンって近づいてきて、テントのそばで音が止まってさ、いやぁぁ、あの恐怖感っていうのは、味わわないと、口で言ったってわからんだろうねぇ。なんていうの、自分の心臓の音があんまりうるさくてさ、とにかく、ここ(心臓)を手で押さえているんだよね。ドンドンドンドンドドン……ってね、クマに気づかれるんじゃないかってほど、響くんだ。だけど、身動きができないわけ。金縛りにあったみたいで、寝袋に入ったまま。片手がようやく寝袋から出て、ピストルのどこかを触ってるんだけど、それ以上動けないわけ。そこにだよ、テントの布切れ1枚の向こうにさ、ススススッて鼻をくっつけて、匂いを嗅いでいるのだよね。これはもぉー、あの恐怖感っていうのは、なんていうかさぁ…………。
 そういうでっかいクマは、おっかないのだよね。本当に気をつけて、慎重に近づいてくるから。

・とにかく、なにも音を立てないで近づいて来るやつね。これはもぉー……、あれが、テントに手ぇ突っ込んできたら、あっという間にテントの外に引きずり出されて、もう、それでおしまいよ。
 でもね、食糧をテントのなかに、いっさい入れなきゃ、だいじょうぶ。

・森のなかで心配なのは、まずクマだけだね、心配は、ほかの動物は、だいたい人間の臭いがすると、そこまでやらない。人が入ってるテントを壊してまで入ってこない。だけど、留守にしたりすると、グズリとかに、やられるからさ、テントなんかビリビリにされちゃう。なにもなくなっちゃう。なかの缶詰まで牙で噛んでさ、グチャーとやっちゃって、出てくるやつを、みんな食べちゃうわけ。

・さいわい、これはオレの経験じゃない。人がこういう目に遭ったのを、何回も見てる。泣きついてきた人もいたよ、食糧がなにも、なくなっちゃってさ。食糧だけじゃなくて、燃料のガソリンまでやられちゃった。ガソリンの容器を、グチャーッて開けて飲んじゃう、ハハハ。

<日本から来たハンターたち>
・日本の人は、せっかちなんだよね。ぱーっと来て、ま、1日か2日でハンティングを終わらせて、あとは一杯やりながら、のんびり、そんな感じで来るのですよ。だからね、最初の1日、2日、3日、4日目ぐらいまで何も捕れないと、たいがいの人は、イライラしてくるんだよね。

・その次の日は、カンカン照りになっちゃった。だからオレ、朝5時にそのお客さんを叩き起こしね。で、飯食わして、6時半ごろキャンプを出て行った。まだそのへん、いちめん霜が張っている、カーッと凍ってね。ちょうど朝日が当たって、いい時だなぁって、双眼鏡でガーって見渡したら、5、6頭、クロクマが出てるんだ。そのなかでも、いちばん、でかいやつに目星をつけて、そいつのいる方向に、だーっと歩いて行った。クマは気がつかない。夢中で喰っているからね。クマまでのあいだには、ものかげも何もないのだけどね。

・クロクマでも、けっこう、でかいヤツだったからね。おそらく500パウンド(約250キログラム)ぐらいであったね。それを二人で、エイヤーーーッ‼って引っ張り上げて、そこでオレがぜんぶ毛皮を剥いで、濡れネズミのその毛皮を背負ってキャンプへ戻った。
 そしたら、飛行機がちょうどやって来た、食糧の補給にね。その飛行機に毛皮を積んじゃったおかげでさ、毛皮をきれにするとか、いつもの仕事がなくなっちゃった。

・そしたら、次の日は、雨嵐。朝起きて、ハンターの人がびっくりしているんだよね。ものすごい嵐になっているから。だからね、オレね、その時「熊嵐」っていう言葉を思い出した。北海道のクマの物語か小説かなんかで、読んだことあるんだよね。ハハハ。だから、この人にね、
「これを“熊嵐”っていうのですよ。ブラウンベアを捕るとね、必ず次の日、こういう嵐が来るのですよ」。

<弓矢ハンティングでやられた動物は、反動で走るんだ>
・鉄砲でハンティングをやるってことは、フィフティー・フィフティーじゃないって言う人がいる。ほんとうは自分は、素手で獲物を捕りたいんだけど、それはできないから、弓とナイフを使ってハンティングする、っていうハンターも、けっこういるよね。
 そういう人のガイドもやったことあるけどね、たとえば、ムースが、スッと弓で倒れるだろ。もうここで、すぐ解体したほうがいいって、オレ、言うわけさ。どんどん出血しているし、ムースが苦しんでいるから、1発オレが(鉄砲で)トドメ刺して、すぐ解体しようって提案するんだけどね。
「ノー」って、腰からナイフ抜いてね、ムースに近づいていく。危ないよぉ。ムースってのは、大きいだけじゃなくて、ものすごい力があるんだ。死ぬ間際だってさ、足をこう、蹴るんだ。その足がパンと当たったら、人間の足なんて簡単に折れちゃうからね。だから、ムースが完全に死ぬまでは、ぜったいに近づくなと言われている。

・弓矢の場合、クマの頭がこっちに向いているときは、もちろんチャンスはない。ほんで、弓矢の場合は、あばら骨の隙間に射込んで、心臓でも、肺臓でも、スパッと射抜かないと出血多量で死んでくれないから、クマが真横を向いていないと、ダメなんだ。タマが真横にくる位置から、弓を放つわけ。だから、比較的、クマに襲われるチャンスはないのだけど、当たった瞬間、こう逃げるからね、ま、それでもやっぱり、怖いよね。

<クマの皮を剥ぐ>
・ま、クマの皮を剥ぐっていうのは、たいへんな仕事よ。目方で、200キロ以上、300キロぐらいあるのかなぁ。生の皮だからねぇ。それを担いで歩かなくちゃならない。すごい。乾いてないからね。それで、忙しいときで時間がないと、頭蓋骨とかそのままつけて、ぐるっと巻いて、丸めて、で、大きな背負子のでかいやつに結わいつけて、あの登山をやるときの背負子ね、で、杖ついて、まずそうね、中途半端な重さじゃないから、大の男のアメリカ人でも、30分まともに歩けないね。

<クマの胃袋は、モツ煮の神様>
・クマの肉で、いちばんうまかったのは、内臓だったね。春の、冬眠から覚めたばっかりのクロクマの内臓。それも胃袋ね。
 うん、もうひと冬なにも喰ってないから、あのでかい胃袋が、こんな小さく収縮してるわけ。それがうまい。もーう、なんともいえない。なんていうのかなぁ。もう、モツ煮の神様みたいな感じで、いやぁ、うまかった。

<オレのクマ退治法>
・クマに対する恐怖心というのは、みんな持ってるようだね。(クマが)こう来たらこうする、というパターンを知らないから。クマはさ、べつに人間を襲うつもりじゃないのだけど、人間のそばに出てくると撃ち殺されちゃう。クマっていうのは怖いものだっていう先入観を、みんなが持っているからなんだよね。オレは、猟期以外だったら、クマがどんなにそばまで来ても、撃ち殺したことはないねぇ、ぜったい。鉄砲の音で脅かして、追っぱらったりはするけどね。
 猟期以外の時期に殺しちゃうとね、きれいに毛皮を剥いた後、なぜそうなったのかっていうレポートをぜんぶ書いて、お役所に持っていかなくちゃならない。

<鉄砲を持たなかった星野道夫さん>
・そんななかに、カメラマンの星野さんもいたねぇ。そのころ、まだアラスカ大学の学生で、デナリ公園にいつも通っていた。フェアバンクスから公園まで、そうね、だいたい2時間半。ガッタガタで、ボッロボロの、それこそ、やっと走るくらいのダットサンだか、スバルの車に乗っててさ。このバーは、ちょうど公園に行く途中にあったからね、よくここで、ガソリン補給に停まったんだよね。

・だから、オレのほうから、星野さんがレジでガソリン代払うときに、声をかけた。「あんた、日本人?」って。そしたらさ、びっくりしてねぇ、ハハハ。で、「わたし、あの、星野といいます」って、自分の名前と住所と電話番号を書いてくれて、で、オレも自分の住所書いて、「オレ、このバーのすぐ裏に住んでますから」って。それが、星野さんと会った最初だねぇ。

・カメラと望遠レンズを1本でも多く持ちたいから、星野さんは、鉄砲をいっさい持たないわけ。あらゆるウェポン(武器)を持たない。散弾銃も持たない。ピストルも持たない。ちっちゃな小型拳銃すら持たなかったんだよね。それで、山んなか入ってやってるわけ。だから、オレ、「いつかね、一生に一度はね、(クマが襲ってくる)危険があるものだから、そんなとき、星野さん、ヤバいんじゃないの?」って言ったんだ。そしたらさ、笑ってたけどさ。

・星野さんよりも、彼の親のほうが心配していたよ。1987年に、オレは14年ぶりに日本に帰ったんだけどさ、そんなとき、星野さんの市川の自宅に遊びに行ったんだよね。
「大丈夫かな」ってね、お父さんが。
「いやぁ、とにかく、わたしは、山なかに入ったら、鉄砲がなかったら、安心していられませんよ」って言ったんだよね。そしたらお父さん、
「鉄砲がなかったら、やられる危険がありますかね?」って。だから、
「いやぁ、そりゃあ、ありますよっ」てね。本人より親父さんのほうが心配しちゃって。

・でもね、星野さん本人は、クマの習性とか、そういうものに精通しているわけ。クマの研究家みたいなものだよね。だから、クマをぜったいに刺激しないっていうやり方で、写真撮っているんだ。自分がいるところ、自分が今、こういうところにいる、なんていうの、こういう山なかのある場所で、たとえばそこでカメラを据えてクマを撮るとき、地形というのを考えて、いつもやっているんだって言ってたね。とにかく、藪なかとか、先が見えない所は、踏み込まない。   (語り、90年代初)

(編者注:写真家の星野道夫さんは、1996年8月8日、撮影で訪れたロシアのカムチャッカ半島南部のクリル湖畔で、ヒグマに襲われ、43歳で亡くなった。この話は、星野さんが亡くなる以前に録音されたものなので、当時の話のままの表現にした。なお、星野さんを襲ったヒグマは、人間に餌付けされ、人間のもたらす食糧の味を知っている個体であったいう)

<空に消えた、はかないブッシュ・パイロットたち>
・とにかくアラスカは、なんていうか、その、事故で死ぬ人が多いね。とくに小型飛行機の事故というのは、軒並みある。何十年も飛行の経験があったって、そんなこと関係ない。1回、1回が、勝負だからさ。こういうワイルドネスに関わっている人は、入れ替わりが激しいもんだよ。
 つい、このあいだも、一人死んだよ。それこそ、もう何十年も経験のある、アラスカでは名の知れたガイドがさ、デナリ国立公園辺りの山中でね。デナリのワイルダネス・ロッジを経営していて、すごいビジネスがうまくいっていたのに、コロッと死んじゃった。フフ、飛行機乗りってのは、はかないものだよ。

<不死身のミスター・ロチェスター>
・オレの家の隣り、ロチェスターズ・ロッジっていう民宿の旦那も、ハンティング・ガイドでブッシュ・パイロットだった。この人は、15回、飛行機を落として、15回とも、飛行機をメチャクチャにしたのに、飛行機では死ななかった。
「あの野郎は、ぜったい、今年のハンティングで死ぬな」って、近所の連中は、いつもそう噂していた。だけど、いつもカスリ傷で助かってきた。で、最後には、ガンで死んだけどね。とにかくね「あれはぁ、不思議な男だ」って、みんな言っていた。

<北極圏の空に消えたジム>
・アラスカの飛行機乗りなんて、もう、よっぽど運が良くなかったら生き残れないね。年がら年中乗っているからね。商売だから。
 これ、趣味で乗っている人だったら、なにの問題もない。自分の好きなときに、いちばん天気がいいときに、あぁ、今日は気持ちいいなぁ、ちょっと飛んでみるか。30分ぐらい乗るのなら問題ない。
 でも、商売となったら、もう、天気がどうであろうと、それこそエンジンの調子が少々悪くても、よっぽどのことがないかぎり、飛ばなきゃならない。ブッシュ・パイロットを専業にしていて生き残ったっていったら、よっぽど運のいい人ね。腕が良い悪いじゃなくて、運が良いか悪いか、だね。

<植村直己さんの命を奪ったマッキンリーの嵐>
・植村直己さんは、43歳の誕生日に世界初のマッキンリー冬期単独登頂を果たしたが、下山中の1984年2月13日の交信を最後に、消息不明となりました。なお、マッキンリー山の名称は、2015年、アラスカ先住民の言葉「デナリ山」(偉大な山)に改称されましたが、ここでは、当時のまま「マッキンリー」としました。

・植村直己さんは、オレの憧れの登山家だった。植村さんが、単独でマッキンリーに登ったまま行方不明になった1984年2月のことは、よく憶えている。
 山、すごかったよね、マッキンリーの頂上、もう、どのくらい強風が吹いているかわかるくらい、もう、すごい!山のまわり、渦を巻いているわけ。
 ほんで、ちょうど、そっちの方から3人の若いインディアンと、雪の獣道で、スノーモービルですれ違った。3人は、自分たちの猟場に、罠をかけてきてたのだ。
「マッキンリーが、あれだけ、すごい風が吹いているから、悪い天気がやってくるぞ、気をつけろ」って、言葉を交わしたんだ。
 そしたら、その風で、植村さんがやられてた。うーん、ま、地上もかなり寒かったね、マイナス30度の下がっていたかな、その日。ものすごい天気のいい日だったよ。

<動物に対する思いの変化……、あるねぇ>
<30年近く、罠をかけて暮してきて>
・もう、30年近く、罠を掛けて暮してきた。朝5時から出かけていって、夜の9時、10時ごろ帰ってくるのだけど、そんなとき、空一面にオーロラが出ていても、感動とか、そんなものは味わえなかったね。あのころは。
 すごいのが出ているなと思っても、罠で捕れた動物とか道具が、スノーモービルの後ろのそりに積んであって、それを早くうちに持って帰って、処理しなけりゃならない。その夜のうちに、やらなければならない、っていうのが、頭にあるから、立ち止まってオーロラを眺める余裕はなかったなぁ。なんていうかな。そのぉ、生活に追われるというか、仕事に追われてね。

・そのころ、80年代の終わりごろね、ヨーロッパで毛皮のボイコット運動が始まったのだ。アラスカの毛皮の90%がヨーロッパに行っていたから、それが売れなくなって、だぶついて、もう罠猟師たちが生活できないくらいに値段が下がっちゃった。困ったなぁ、生活できない、家族が路頭に迷っちゃうなぁ、と思ったよ。
 毛皮の値打ちとかは、もうずいぶん変わっているから、おそらく以前のような相場に戻ることはないと思うね。

<罠猟というのは、スポーツじゃないんだよね>
・ハンティングのほうは猟期が限られているから、まだやってるよ。毎年9月になると、ムース(ヘラジカ)という、ウマみたいに大きな動物を捕るんだ。
 地元の仲間、クリアーの隣近所の5、6人と連れだって出かけていって、1か月のあいだに、2、3頭捕ったら、それをみんなで均等に分ける。このムースの肉が、オレたちの冬の生活を支えてくれているんだよね。冷凍庫にその肉がいっぱいになると、米びつにお米がいっぱいになったような気持ちになって、もう、ひと冬心配ないと、そういう感じ。
 ムース以外の狩猟としては、そうね、たとえば年取ったインディアンのオヤジから、クマ撃ちを手伝ってくれとか、近所にクマが出たから追い出してくれとか、クマを捕ったから皮を剥いてくれとか、そういう頼まれごとは、しょっちゅうあるね。

<栗秋正寿『わな猟師よの出会い』>
・栗秋正寿さんは、1998年3月8日、植村直己さんが、冬季単独登頂に成功するも帰還を果たせなかった。マッキンリーの冬季単独登頂および帰還に、日本人で初めて成功しました。栗秋さんは、下山後、リヤカーを引いて、アラスカの縦断1400キロの旅を行ない、その途中で、イトー宅にも立ち寄りました。その登頂と縦断の記録として、著書『アラスカ垂直と水平の旅』を著わされています。

・皆で夕食をとりながら、話がはずむ、精一さんが永住するようになったいきさつ、狩猟、とりわけわな猟でのエピソードなど、話のすべてが興味津々。
 1940年、東京生まれの伊藤精一さんは、アラスカに移住して25年になる。狩猟・わな猟で生計をたてている唯一の日本人である。家族は、妻の久子さんと長女の七絵さん、次女の夏子さんの三人だ。
 
・その後、「トラッパー」と呼ばれるインディアンのわな猟師に弟子入りする。やがて師匠から猟の腕を認められ、聖域とされる狩り場の一部を譲り受けるまでになる。日本人としては初めてのことだろう。
 彼の話す独特の世界に、私はすっかり引き込まれてしまった。
 わな猟ではミンク、テンなどの小動物から、ビーバーやリンクス(ヤマネコ)、オオカミなどを捕る。クマやムースなどの大型動物は、わなではなくライフル銃を使う。
「狩猟の醍醐味は、動物を仕留めるまでの過程にあるんだ」と精一さんは言う。
 狩猟はまさに、野生動物との知恵比べ。相手も賢いので、わなはひとつだけでなく、ニセものを仕掛ける場合もある。また、クマやドール・シープ(山岳ヒツジ)などの猟では、地形を考慮しながら風下から忍び寄り、絶対に逃げられない場所まで追い詰めていく。それが精一さんの最も充実する時であろうことは、想像に難くない。


[著者紹介]
伊藤精一 (イトー・セイイチ)

「クレイジー・ジャップ」「伝説のハンター」「トラッパー・イトー」などと呼ばれる。アラスカの猟師。

・1940年、東京都府中市に生まれる。青年時代は、オートバイに夢中になり、「カミナリ族」から始まって、モトクロスのアマチュア・レーサーとなる。しかし怪我によってレースを断念し、登山を始め、アラスカでの狩猟生活に興味を抱く。
1973年頃、アラスカに移住。フェアバンクス市の隣りのノースポール市のレストラン「クラブ・トーキョー」で何年か働いたのち、1970年代末に、デナリ山(旧マッキンリー山)のある、アラスカ内奥部のデナリ郡のクリアーで、全長150~200キロにおよぶ、広大なトラップ・ライン(罠猟場)を、先住民から譲り受け、日本人として唯一の“トラッパー”(罠猟師)となる。
以降、30年にわたり、罠猟師、ハンター、ハンティング・ガイドとして狩猟生活を送る。現在は、すでに罠猟・ハンティングともに引退し、クリアーで余生を楽しんでいる。二人の娘がいる。
 本書は、生傷絶えない肉体が体験してきた“アラスカ狩猟人生”について、1986~98年頃にかけて録音された語りをまとめたものです。

[編集・構成・写真]
すずきひさこ
 東京生まれ。日本大学新聞学科卒業後、編集プロダクションで編集の仕事に従事。1986年、アラスカへ長期の一人旅をした際に、伊藤精一氏と出会い、結婚。1988年、日本で産まれた長女とともに、アラスカへ移住。クリアーから、日本人罠猟師一家のアラスカ暮らしの記事を発信。2001年、東京の動禅指圧の永井幹人先生に師事し、アラスカでマッサージ師の資格を取る。2002年、フェアバンクス市へ引っ越し、施術院を開く。
 著書に、『ママは陽気なアラスカン――わたしのアラスカ・デイ・ドリーム』(2002年、文芸社)



『クマ問題を考える』
野生動物生息域拡大期のリテラシー
田口洋美     山と渓谷社   2017/4/21



<捕獲と威嚇のメッセージ性>
・現在、私たちが行っているツキノワグマ対策は、出没や被害の現場での「対処駆除」、いわゆる対症療法が主体である。被害に遭えば捕殺し、市街地に出てくれば捕殺する。当然のようであるが、実は肝心なことが抜け落ちている。それはクマの出没を減らすための努力である。その努力は、クマたちにこの一帯から先には行ってはいけない、人間の生活空間に出て行けば極めてリスキーである、ということがわかるように仕向ける努力のことである。

・現在のツキノワグマの推定棲息数(全国に1万6000頭前後が棲息している)がいるとすれば、年間200頭から300頭のオーダーで捕獲をつづけたとしても対処駆除は永遠につづけていかなければならない。それは被害に遭いつづけることを意味している。被害に遭いつづけることが駆除の持続性を保障するという、現在のジレンマから一向に抜け出すことができないのである。このようなジレンマの持続性を喜べる人はほとんどいないだろう。被害に遭うのは農林業に従事する人々に限られたことではない。ランダムである。散歩やジョギング中に、あるいは登下校中にクマと遭遇することもあり得る話である。実際にそのような事故が起こっている。

・問題は、ツキノワグマに限らず、野生動物たちに人間の側のメッセージをどのように伝えるか、なのである。そのための苦肉の策の一つとして行われているのが、新人ハンター(猟師やマタギ)の養成ということになる。東北地方に限って言えば、この5年あまりのなかで地域の窮状を見かねてハンターを志してくれる人々は微増とはいえ増えてきている。しかし、増える以上に熟練猟師たちの引退も増えているのである。このような新人養成は、マンパワーの維持にほかならないが、同時に捕獲と威嚇という手法、しかも野生動物たちに伝わるメッセージ性のある手法をどのように実践するか、が問われることになる。

・例えば、現在、東北地方にはマタギと呼ばれる近世以来の歴史と伝統を有する猟師たちは3000人程度存在すると見込んでいるが。このなかで経験に裏打ちされた高度な現場判断ができる猟師は500人程度に減少しているだろう。いかに東北地方といえども日常の時間を自由にでき、毎日のように山を歩いていられる人はほとんどいない。多くの人は職を持ち、猟で山に入ることが許されるのは土日だけという場合が大半を占めてきている。このような状況で、被害や出没が起きた時に直ちに現場に走れる猟師はわずかしかいない。
 なかには、春のツキノワグマの生息調査や子察駆除の期間に有給休暇を溜めておいて出猟するという熱心な猟師もいるが、極めて少数である。むしろ、いくらそのような有給休暇の取り方を求めても許してくれる企業はまだまだ少ないというのが現実であろう。

・地域の山岳や沢、地名や地形に詳しく、単独で山々を歩け、クマに関する情報を収集し、クマたちの動きの先が読める猟師は育ちにくい時代である。現在、猟友会を支えている熟練した猟師たちは、ほとんど1940年代から1950年代前半に生まれた人たちである。この人たちはかろうじて親の世代の猟師たちが生計をかけて狩猟に携わっていた当時、親や近隣の先輩たちから動物の追い方など、伝統的な技術や地域の山々に関する知識を継承できたぎりぎりの世代である。この人たちが元気な内に、若い新人ハンター付いて学んでいけば10ぐらいの経験で相当の知識と技術をものにすることも可能であろう。しかし、現場を差配し安全を保ちつつ大型野生動物と向き合うにはさらに10年という歳月がかかる。この時間の短縮は難しい。バイパスはないのである。

<遭遇しないために>
・クマ鈴を腰に下げている人をよく見かけるが、遭遇した時にはよい効果をもたらさない。

・山で生きていた人たちは、大なり小なり、クマをめぐる体験を持っている人が多い。この体験の蓄積は、危険を回避するための貴重な知識となる。地域の人たちが歴史的に蓄積し、鍛え上げてきた民俗知(民族知)の世界に多くの人が触れてくれれば、事故などそうそう起こるものではない。自動車事故よりも遥かに確率が低い。もし、そんなにクマが危険な動物であれば、すでに人類は滅んでいただろう。

<東日本大震災>
・この数年来、気が晴れない日々がつづいている。それは、東日本大震災をきっかけに生じた福島第一原発の事故による野生動物の放射能汚染問題のためである。現在も数多くの方々が避難生活をされているなか、避難区域はイノシシなどの野生動物に荒らされ、これを軽減させるために日々奔走している人たちがいる。

・クマ問題の核心は、クマをいかに排除するかではない。出没をいかになくすかである。出没がなくなれば、問題は半減する。そのための努力がまだまだ足りていないと思う。

<狩猟と農耕>
・つまり、農耕によって発展してきた日本社会であるからこそ、狩猟を必要としてきたのである。農耕に依拠する社会には狩猟という営みが必要不可欠な存在であり、狩猟は農作物被害を軽減する抑止力として機能してきたのである。このような狩猟と農耕の相補的な関係は、ヨーロッパ社会にもアメリカにも、アジアやアフリカにも確認することができる。狩猟と農耕はまるで別物であるという理解は明らかに間違った考え方なのである。

・この5年あまり、アメリカを調査しはじめているが、2016(平成28)年にアイオワ州のアイオワ・シティー郊外の農家を訪ねる機会があった。
 訊ねた農家のビル氏が所有する広大な畑の周辺には、隣の耕地との境に幅100メートルほどの森が残されている。その森のいたる所にハイシートやハイハットと呼ばれるシカ猟用の施設が設けられていた。ハイシートというのは日本では据木と呼ばれていたもので、中世の鎌倉時代に描かれた『粉河寺縁起絵巻』などに登場する。樹上から下を通るシカを待ちぶせして弓で射るための台のことである。アメリカではコンパウンド・ボウと呼ばれる弓やボウ・ガンを用いてシカを射る猟が盛んに行われている。そのための施設が森のいたる所につくられている。

・シカに作物を食べられながら養い、シカを狩猟している。訊ねた時、自宅から600メートルほど先の畑のなかで採食するホワイト・テール・ディアの群がいた。彼はまったく興味を示さず、私たちを家のなかに案内し、シカのトロフィーを見せながら猟の話に夢中であった。彼もまた半農半猟の暮らしをしていた。

・ドイツのヘッセン州を訪れた時も同じであった。ドイツには80万人も狩猟者がいる。猟場となるのは農村地帯に設定された猟区であった。農家の人たちが互いに耕地を提供し合って猟区をつくっていた。その猟区を猟師が訪れ、アカシカやイノシシを獲物に猟を展開しているのである。耕地を猟区に提供している農民たちは、耕地内に生息する野生動物を獲って貰うために土地を提供していたのである。
 アフリカのケニアでは、農耕する部族社会の周辺に狩猟採集民の部族がいるという話を聞いた。ラオスでも中国の雲南省でも、黒竜江省でも、ロシアでも聞いた。狩猟と農耕は、これらの国や地域でやはり分かちがたい関係にあった。何という不思議だろうか?



『熊撃ち』
久保俊治  小学館   2012/2/3



<山の魔物との遭遇>
<帰国と再会>
・アイダホ、モンタナ、ワイオミング、ユタ、それにカリフォルニア北部にわたる、3ヵ月間の猟期も終わった。
 各地でいろいろなプロガイドに会うことができた。だが、足跡を的確に読み、距離、時間差を正確に判断してくれる技術を、私の期待通りに示してくれるガイドには会えなかった。いっしょに行動できるガイドの数が、限られていたせいもあるだろう。そしてガイド業が、動物相手というよりも、客相手のビジネスとして成り立っていたせいかもしれない。
 私が北海道でやっていたように、一人対動物という関係は、一部罠猟師や、イヌイットの人たちを除けば、もうアメリカにも存在しないのだろう。本物の猟のプロフェッショナルは、映画の中だけにしか残ってないのかもしれない。
 アメリカでは、北海道の私のようなやり方、自分で獲った獲物を金にして生活するやり方の人間を、マウンテンマンと呼び、ハンターとは呼ばないようだった。

・故国へ帰る飛行機の窓から見えてきた少し雪をかぶった山々は、まさに日本の山々だった。ロッキー山脈ほどの広さはないが、それがかえって懐かしくさえ思えた。

<なくなった林>
・4月も近づき、春の気配に山が黒ずんでくる。待ちに待った熊の季節がやってきた。フチとともに、一年ぶりに標津へ向かう。
 アメリカの山の、乾いたマツくさい香りとはまったく異なる。湿っぽい腐土のような懐かしい匂いを、胸いっぱいに吸い込む。北海道にいることが、アメリカから帰ってきたことが実感される。設営を終えたテントの中で、広げた寝袋の上に寝転び、翌日からの熊猟に思いを遊ばせる。

・やはりフチとの山がいい。
 翌朝、硬雪を踏んで、熊が早い時期から穴を出る山へと向かう。

・解体、運搬し、街に出て売れるものは売ってしまった。このときは熊一頭とシカ二頭で、当時のお金で50万円ぐらいにはなった。山に戻ったころには雪解けも進み、テントのまわりの雪もだいぶ少なくなった。
 体についた熊の匂いは、2週間ほど経っても消えず、焚火の煙の匂いとともに、自分の体臭のようになる。
 
<異様な吠え声>
・4月も末になり、春めいてきた山の中を歩く。8月中には再びアメリカへ行くという思いが、あまり気乗りしないものになってくる。厄介なビザの取得のことを思うと気が重い。フチを連れていけるならともかく、もう置いたままにしてはいけない気持ちが強くなっている。このまま北海道で、自分の猟を完成させることのほうが大事ではないか、と思えてくる。
 アメリカでは、できることはほとんどやり尽くしたような気もする。プロのハンティングガイドとしても、あちらのプロガイドと比べて遜色はなかったとの自負も持てた。まだ行ってみたいと思う州もあるが、ガイドとして、客相手では気が弾まない。

・冷や飯に、熊の脂で炒めた味噌をつけながら夕飯を食う。フチもその味が気に入ったとみえ、旨そうに食う。
 寝袋に体を入れ、オレンジ色の榾火を見ながら眠りについた。
「ウーッ」、フチの異様な唸り声に目覚める。傍らにいるフチが、ぼんやりと白っぽく見えるだけの、星明りもない闇の一点を見つめ、体に緊張感を表わし低く唸っている。焚火も消えている。
 ゆっくりと寝袋から這い出し、立てかけてあるライフルを掴み、懐から懐中電灯を出し、いつでも点灯できる用意をし、闇に目を凝らす。
 フチは低く唸り続けている。ゆっくりと立ち上がり、フチに行けの合図を心の中で送る。暗闇にスルスルと消えていったフチが、突然に吠え出す。吠え声が異様だ。今まで聞いたことがない怯えた吠え声なのだ。懐中電灯を点ける。ほんの一部だけ照らされた闇の中を、ライフルを構え吠え声を目指して一歩一歩と近づく。少し行くと、闇に向かい吠えているフチが、小さな明かりの輪の中にボーと浮かんでくる。尻尾を垂らし、背の毛を逆立て、怯えた声で激しく吠えたてている。熊に対してさえこんなに怯えた姿を見たことがないし、こんな怯えた吠え声を出したことがない。そのフチが闇に怯えている。懐中電灯で照らしてみても、何も見えない。熊ではないのだ。熊だとしたら、寝ている傍らで、ただ唸ったりだけしていたはずがない。足元まで唸りながら戻り、また闇に数歩踏み出しては激しく吠えることを繰り返す。
 
・突然に体の中を恐怖が走った。今までに感じたことのない、得体の知れない恐怖が背筋を昇り、全身の毛が逆立つ。
 ああ、これが山の魔物と言われるものなのか。猟の伝承で言われてきた、「魔物に逢う」という現象なのだ。闇を見つめ、フチの怯えた吠え声を聞きながら思った。犬には魔物が見えると言われている。今フチは、その魔物を見ているのだ。そして私自身、その魔物と言われるものの前に、暗闇で対峙しているのだ。
 得体の知れない恐怖感が重く体を包み込み、押し潰そうとする。まわりの暗闇よりもっと濃い暗いモノがまとわりついてくる。額に冷たく汗が滲み出てくる。今まで、人魂と言われ火の玉も、山の中で数度見たことがあるが、そのときにも感ずることのなかった恐怖感に体が包み込まれている。なんとも言い表せない。はねのけることができないような恐ろしさが感じられる。闇に目を凝らし、耳を澄ましてその恐怖を払いのけようとしながら、ただ佇んでいた。

・落ち着いてみると、地場の変化などによる電磁波を感じたのかもしれないと思う。犬は電磁波に敏感だといわれている。フチにとっては、得体の知れない電磁波の、その感覚に怯え、吠えたのかもしれない。そして私自身も、フチの傍らへ行き、それを感じ取ると同時に、フチ怯えを目の当たりにすることにより、電磁波の感覚が、恐怖という形で現れたのかもしれない。

・山の中でたった一人で生活していると、奇怪なことをたびたび経験する。そして猟の伝承の中で言われていることの一つ一つが自分なりになるほどそういう訳なのかと納得できることがよくある。
 例えば、サンズナワと言われるものがある。
 山で泊まるとき、なんとなく嫌な感じがする場所というところがある。そんなとき、獲物を引っ張るロープなどで、「一尋、二尋、三尋半」と唱えながら3回ロープを扱き、そのロープを寝るところのまわりに張り巡らせて、結界を作れば、魔物が入ってこず安心して寝られると言われているものだ。

・私も一人で山を泊まり歩いていたとき、熊の通りそうなところではよくやってみた。
 何回か扱いたロープを張り巡らすことで、他の動物を寄せ付けない効果は確かにある。解体した獲物の肉を残しておくときに、手拭いや軍手などを肉の側に置いておくことによって、2日間ほどは、キツネなど他の動物が近づかず、肉も食い荒らされることがない。サンズナワを張り巡らすのも、これと同じような理由だと思われる。またキャンプを出るときテントの入り口に唾をつけたり、タバコの吸殻を立てておいたりすると、キツネ、イタチ、テンなどの動物にテントの中を荒らされることがないのも、サンズナワと同じようなことだと思われる。

・山の中では1回だけの呼び声には決して返事を返してはいけない。返事をすると魔物に連れていかれてしまうとも言われている。幻聴を呼び声と間違い、よく確かめもせずに返事をしてしまうという心の弱さ、注意力の乱れが方向を間違い、山に迷ってしまう原因になるのだろう。山での猟、特に単独猟では、何事も確認し直してから行動せねばならないとの戒めと思っている。
 自分なりに理由をつけ納得したつもりになってみると、たわいもないことのようにも思えるが、弓矢の時代の昔から言われつづけている猟人の伝承には、山に対する大いなる畏敬と、深い尊敬の想いが込められ、そこから得られる獲物に対する愛情が感じられる。

・牧場での生活も順風満帆な時ばかりではなかった。牛の販売価格の下落によって、計画した収入が得られなかったり、白筋症という病気で半数以上の仔牛を失ったこともあった。特に全国的に騒がれたBSEの事件は経営に大打撃を与え、長くその影響を受けた。


耕作放棄地、有害鳥獣、空き家問題は日本の三大問題で、これから税金を使って解決していかなければならないことはわかりきっている。問題の根は同じで、地方の人口減少と少子高齢化である。(1)



『アロハで猟師、はじめました』
近藤康太郎     河出書房新社  2020/5/23



<狩猟は、一部の変人の“趣味”ではありません。>
・私は、東京・渋谷生まれで、仕事場もずっと東京かニューヨーク、濃密な人間関係がいやで田舎暮らしなど考えたこともなく、夏はいつでもアロハ姿、冬でもアロハや派手なシャツを着て粋がっているとっぽい野郎で、狩猟や百姓など問題外、そもそも虫がいじれないので釣りさえできず、冬になるといつも元気がなくなってうつ気味になり、夏は毎年フジロックに通って「これこそ大自然だ!」と勘違いしていた馬鹿で、フランス映画の「カルネ」を観てショックを受け一時期ベジタリアンになっていた人間です。

・そうした人間が、なんの因果か、6年前から百姓になり、猟師になり、罠師になって、とうとう食肉ブローカーにもなりそうなのです。
 狩猟は、一部の変人の“趣味”ではありません。狩猟採取は、女も男も子供も、すべての人間にとっての根源的な営みです。これは、狩猟をしてみて、初めて分かった真理です。

・つまり、狩りは、スリルとかゲーム感覚とか、そんなことではないんです。人間の、人間のくらしの、おおもとだったんです。わたしは、もう、猟師をやめられなくなりました。

<わたしは鉄砲撃ちになった>
・長崎県諫早市に移り住み、わたしは猟師になった。手始めに鴨猟に挑んでいるが、その肝心の鴨に、会えなくなったのだ。

・干拓地に通い始めた最初のころは、鴨も何羽か見かけたのだ。軽トラックで小水路に着くと、エンジンを止め、ドアを無造作に閉め、鴨の姿を発見したら、猟銃を携帯バッグから取り出しつつ、急ぎ足で近づいた。有効な射程内の茂みからのぞき込むと、鴨の姿はもはやどこにもなかった。

<違う「環世界」に生きる>
・読者に、散弾銃を持ったことがある人はどれくらいいるだろう。持つと、初めて分かる。銃とは、重い道具だ。その重さは、目指す獲物に会えないと、さらに増す。
 雨の日など、服を通して肌まで濡れて、銃弾を入れたウエストバッグはいやましに重く、固く締まった銃の吊り紐が上着に粘着して、食い込むような重力を肩に加える。

・猟師になると、初めて<世界>が見える。<世界>が聞こえるようになる。音、色、匂い。風や水面や樹木や葉っぱなど、世界を見る目がまるで変ってくる。生物学者ユクスキュルがいうところの「環世界」が変わる。いままでと違う環世界に生きることになる。それが猟師の魅力の半分以上なのだが、そんなことが分かるのは、まだまだ先の話だ。
 一度聞いたら忘れられない鴨特有の鳴き声が、草むらの向こうから聞こえる。音の元を予想して、そっと忍び寄る。

<ここでなにをしているのだ>
・野郎、いやがった! 息を荒く、深い葦に足を取られながら、静かに忍び寄ると、突然、地面が沈んでいった。
 干拓地は水浸しで地盤がゆるい。水路のうえにも、葦や枯れ枝が茂っていて、ちょっと見るだけでは、地面なのか、水面などかが分からない。

・真冬の荒地に、呆然と立つ。長靴には泥水が入り、死ぬ思いでつかんだイバラに切られて、手に血がにじんでいる。下半身からは腐った水とヘドロの臭いがする。

<書くべきことを書け>
・2016年の秋に、鉄砲撃ちの猟師になった。もとはといえば、東京・渋谷生まれのセンター街育ちで、仕事場もずっと東京だった。ニューヨークに住んでいたこともある。

・わたしは新聞記者として、また会社外では一介のライターとして働き、30年以上になった。それなりに順調に仕事は増えていいたのだが、2010年ごろだったろうか。友人のフリーライターやフリー編集者、フリーのカメラマンが、仕事を辞めていくようになった。アルバイトを始めたり、なかには郷里の実家に戻ってしまうものもいた。
 出版不況である。紙媒体の雑誌が、次々、廃刊するようになった。原稿料も右肩下がりに下がっていく。インターネットメディアの仕事もあるにはあるが、新聞や雑誌など既存メディアのニュースの切り貼りがほとんどで、たまに独自の取材記事があっても、注文は「とにかく分かりやすく、敷居を低く」の一本鎗で、文章に味だの節だの癖だのは求められない。士気が下がる。この商売も潮時か。そう考える仲間が増えた。分からなくもない。
 分からなくもないが、分かりたくはない。なんのために、これまでライターをやっていたのだ。それは「食うため」だったのか。食って、生きるための、方便だったのか。生きるために、書くのではない、書くために、生きる。書くことが、すなわち生きること。そう確信しているからこそ、机にへばりついて、腰を痛めて、だれが読むとも知れないこんな文章を書きつなぎ、書きつなぎしてきたのではなかったのか。
 食えないなら、辞める。そういう「お仕事」ではなかったはずだ。

<「朝だけ農夫計画」発動>
・そんなことを考えながら、ふと思いついたのが、「朝だけ農夫」計画だった。わたしは年齢の割には大食らいだが、人間、米さえあれば、なかなか飢え死にはしないだろう。であれば、主食の米ぐらいは、自分で作ってしまうのだ。早朝の1時間だけ、農夫として働く。ほかの時間は、今まで通りにライターである。それだけで、男一匹が一年間食つなぐための米が、できないものか?
 そんな企画を立ち上げて、わざわざ縁もゆかりもない日本の西端、長崎県諫早市に飛んでいったのが、2014年のことだった。

・いまや日本中、どこにでも広がっている耕作放棄地を借りる。ど素人に一から教えてくれる田作りの師匠と、偶然、出会った。

・ところで日本の西端に位置する長崎県は、猪の捕獲数が全国一だった。山がちな県だから山間部の棚田が多く、足の便が悪くて高齢になった農家はなかなか田に通えない。だから耕作放棄地の割合も全国でワーストワンだ。わたしが田作りを続けている土地も、もとはそうした耕作放棄地のひとつだった。
 放棄された田んぼは、猪のかっこうの生息地になる。

・わたしが耕し、どうやら成功した棚田の集落も、例外ではない。猪の被害にあう田畑が、随所にある。ジャガイモを食い荒らされたと、農家が頭を寄せ合って嘆いていた場に居合わせたこともある。

・わが田んぼは幸い無事だったが、いったん猪が入って泥遊びでもされたものなら、その米は臭くって食えたものではないという。
 そこでまた、ふと思いついてしまった。田作りの師匠を始め、集落の農家には世話になりっぱなしである。もしも、自分が猪を捕獲できれば、わずかながらの恩返しができるうえに、おかずにもなるのではないか。「朝だけ農夫」計画のしぜんな延長として、これ以上のものはないのではなかろうか。

<猟師デビューは難しい>
・猟師になると決心して、田の師匠に打ち明けると、完全に馬鹿にして、薄笑いされた。百姓も一人では満足にできない都会者に、猟師などできるわけがない。たしかに、薄笑いされても仕方がない無謀な試みだった。猟師デビューは、そのスタートラインに立つだけでも激しく難しいことが、すぐ分かる。
 猪を獲る方法には、大きく分けてふたつある。鉄砲による猟と、罠で捕獲する猟。そして、鉄砲での猟の方が、罠よりも一段とハードルは高い。
 鉄砲猟をするのは、まず第一種銃猟免許をとらなければならない。空気銃だけでよければ第二種銃猟免許だが、猪や鹿を撃つならば散弾銃が必要で、すなわち第一種銃猟免許が必須である。

・しかし、これとは別に、警察から銃の所持許可も得なければならない。試験は別で、両方とも筆記と実技とがある。このふたつの試験に合格して、初めて自分の銃を持ち、猟をできる。
 銃所持の試験に申し込む前には、精神の働きに異常がないことを、医者に証明してもらわなければならない。近所の精神科クリニックに診断を電話で頼んだのだが、受付の女性との会話がなにか、かみ合わないのである。

・いや、そういうことではないのだが、話がかみ合わないのも当然で、そもそも銃所持のための診断書を書いてくれるクリニックを街中で探すことじたいが、けっこう難しいことなのだ。それぐらい、いま、猟師になろうというのは、社会的な少数派、マイノリティーだ。
 いろいろな病院をたらい回しにされ、諫早市では、山の奥にひっそりとある大きな精神病院でしか診断してくれないことが分かった。向かった病院には、窓に鉄枠がしてあった。

<国家とはなにか>
・警察の試験にはきわめて厳重なものがある。本人への面接はもちろんのこと、家族や職場、隣近所などを警察官が聞き込む。素行調査である。銃と銃弾の保管庫もそれぞれ別の部屋に、管理することが求められる。
銃のロッカーはねじなどで壁に固定しなければならない。銃の改造がないか、銃弾の使用数と残弾数とで齟齬がないかなどを、毎年、厳しく調べられる。
 人を殺傷する能力さえある道具であるのだから、厳重管理はあたりまえとも言える。ただ、銃所持を申請し、警察との面接などを経て、初めて直観できることはある。これは、安全対策はもちろんなのだが、その底流にあるのは、暴力の一元管理とでもいうべき<国家の思想>なのだ。
 国家は本質的に「暴力の独占装置」という面を持つ。

・警察の銃管理が、極めて厳重かつ細心で、規制だらけだということの底流には、暴力の独占という、国家の無意識的な生存本能が働いている。
 こんなことは猟師を目指さなければ考えもしなかったことだ。こうした極めて煩瑣な、厳重な管理をも厭わずに、銃を保持して、けものを撃つことにこだわる猟師には、癖のある人が多い。頑固者、つむじ曲がりといってもいい、経済合理性に欠ける。カネにはかえられない「なにか」を持っている人間の集まりだ。

<「人間のすることは勝手」>
・書類をそろえて、県警本部で実施される銃所持試験に臨んだ。試験は年に2回しか行われない。筆記試験は「銃砲刀剣類所持等取締法」、いわゆる銃刀法の法令問題である。ポイントを覚え込んでいけば、通るのはそれほど困難でもないだろう。問題は実技試験だ。

<人生の扉が開く音>
・世間話で打ち解けると、その後の教官の教え方は、合理的かつ的確だった。
「銃の衝撃波、肩で抑え込む!」
「標的を待ち過ぎない。思い切りが大事」
「射撃後、銃の振りを止めない! 野球のフォロースルーと同じ!」
 ハイスピードで飛んでくるクレーを銃口で追い、タイミングよく引き金を引く。生まれて初めて聞いた銃声は、思わず声を出してしまうような、すさまじい音であった。まともな生活では決して聞かない轟音が、山中にとどろく。
 規定では25発が1セットで、25発中3発命中すると合格になる。やってみれば、分かる。これは、簡単な数字ではない。

・鴨が見えている間は当たらない。鴨ではなく、銃の先にある小さな「照星」という目印を見る。照星を鴨の上にかぶせるようにして乗せ、鴨の飛ぶ方向の先の「空間」に向けて撃つから、飛ぶ物体に当たるのだ。物体そのものを狙っては当たらない。

<猟奇的な受験生>
・銃の所持許可を得ると、次は狩猟免許を目指した。散弾銃を撃つならば、第一種銃猟免許を取得しなければならない。これで空気銃も撃てる。
 狩猟免許も銃免許試験と同様に難しく、手続きは面倒だ。やはり、実技と筆記がある。
 事前に猟友会が行う講習会に参加しなければならない。法令試験は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法令(鳥獣保護法)」などである。

・筆記試験には面接もあり、狩猟できる鳥獣と狩猟不可の鳥獣を、絵を見て識別しなければならない。見たこともないような鳥獣の名前を覚え、狩猟の可、不可を答える。試験対策に、鳥やけものの絵を切り貼りして手帳のカードを作り、暗記に励んだ。トイレや、原稿書きの休憩時間など、寸暇を惜しんでカードをめくり、まるで受験生だが、「台湾リス、撃ってよし。オナガガモ、撃ってよし。トモエガモ、撃って悪し………」などと口の中でぶつぶつ唱えるさまは、なかなか猟奇的な受験生だろう。

・ニホンジカとエゾシカ、日本リスと台湾リスの区別に狩猟の可否、イタチのオス・メスにアライグマ、アナグマなどを見分けていく。ムササビだのヌートリアだのタシギだのオシドリだのトモエガモだの、見たことも聞いたこともないけものや鳥の名前を覚えていくことじたいが、非日常の世界に一歩ずつ足を踏み入れていくようで、ひとかたならず興奮を覚える。

・実技試験が、たいへん難しいものだった。銃を解体し、組み立て、安全を確認し、銃を持ちながら歩行したり、休んだり、その動作の一つひとつをチェックされる。川を渡る際のシミュレーションで、猟仲間にいったん銃を預け、安全を確認してから銃を再び受けとる。書けば簡単に思えるだろうが、銃口を人に向けたり、うっかり引き金に指を触れたりしたら、その場で大失点、もしくは即刻アウト、試験終了だ。
「なんだ、それしき」と思うかもしれない。しかし、普段の生活で銃を持たない者は、すぐ銃口を人に向けるし、引き金に無意識に指を入れる。そのたびに講師に激怒され、身がすくむ。

<『神聖喜劇』なら殴られてる>
・講習会を終えて自宅に帰ると、本番の試験まで動作を体に覚えさせた。何度も、自分で声に出しながら、繰り返す。
「銃、解体します! 銃口内、異物なし、実包なし!」
「縦列行進、始めます!」
「休みます! 銃口内、異物なし、実包なし!」
 自室で、百円のビニール傘を片手に、大声で叫びながら、手順を確認する。
 講義を受けていた受験者のなかに、「サバゲーをやっていた」という若い男性がいた。サバイバルゲーム、つまりミリタリーマニアであろう。わたしの偏見かもしれないが、おそらく偏見だろうが、サバゲーを愛好する感覚がどうにも理解できない。結局、人を撃つゲームであり、遊びにせよ、銃で人を撃つことにおもしろみを感じる感性が、わたしの理解の埒外にある。

・本番試験がやってきた。銃の取り扱い、解体、組み立て、集団での縦列行進に休憩、その所作を細かくチェックされる。
 猟とは、準備がすべてである。試験準備だけは、入念に、周到にした。自己採点で、おそらくはノーミス、満点で合格した。
 晴れて猟師へ、一歩踏み出したはずだった。

<3年ほどは弁当持ち>
・踏み出して、すぐ踏み外した。
 猟銃の免許を取ったとはいえ、すぐに目標だった猪を獲れるわけではなかった。命の危険がある。「初心者はまず鳥撃ちから」と教えられた。鴨やヒヨドリ、キジなどを狙えというわけだが、そもそもどこに行き、なにをすれば、鴨やキジに会えるのか、どんな教科書にも書いていない。
 地元の猟友会に入っているので、講習会でもしてくれたらよさそうなものだが、そうした新人育成プログラムのようなものは期待できない。なぜか。
 猟師は、基本的に、みながライバルなのである。新しく若い猟師が参入するのは、表向きでは喜ばしいことになっているのだが、それはあくまで建前で、新人猟師は、自分の縄張り以外でやってくれというのが先行者の本音だ。

・猟師は縄張りが財産なのだ。けものの通り道、鴨やキジがえさを食う場所、鹿が山にこもって寝る場所など、経験のある猟師ほど、そうした場所のデータベースを揃えている。その財産は、20年から30年もかけて、一人ひとりが築いてきたものだ。あだやおろそかに、赤の他人の猟師に教えるわけがない。当然といえば、当然なのだ。

<いつ飛び立ったのかが分からない>
<全国でも一、二を争うほどの、鴨の優良猟場>
・一度だけ、猟友会会長が鴨猟に連れていってくれたことがあった。
 諫早は巨大な干拓地で有名だ。
 敗戦後すぐの日本は、食糧不足のため、有明海の諫早湾を大規模に干拓し、水田を確保しようと計画した。

<辞めていく新人猟師が多い>
・いまなら、分かる。すべて、やってはならないことだらけなのだ。
 鴨は耳のいい動物だ。軽トラが通りすぎるだけで用心するし、軽トラが停車したら、はや警戒レベルはマックスになる。鴨がいる場所から、かなり遠い場所で静かに停車しなければだめなのだ。ましてや、扉をバタンと閉めれば、それだけで飛び立って逃げていく鴨もいる。
 目もきわめていい。人間が鴨を正視すること、急ぎ足で歩くこと、すべて、鴨にとっては最大級の警戒信号にあたる。色を識別できるとも言われ、本来ならオレンジや赤などの着衣は避けたいところなのだ。

・いつものように、鴨の顔さえ拝めず、軽トラで帰る。あれだけ苦労してとった銃の所持許可に銃猟免許だが、撃つことさえできない日々が続いた。
あとで聞いたことだが、これは新米猟師にはけっして珍しいことではないという。獲物に遭遇して、撃って、はずす。これはまだ、耐えられる。自分の腕が悪いのだから。だが、獲物に会うことさえせず、弾を撃つこともない。これは、こたえる。何週間も続けば、だれでもへこたれる。せっかくとった免許を捨て、辞めていく新人猟師も多いのだ。

<「冬はなにして遊びよっと?」>
・最初に教えてもらった干拓地で、自分のへまから鴨に会えなくなったのだが、さりとて新しい猟場を開拓しようにも、そもそもどこを探せばいいのかが分からない。県が発行している狩猟マップがあって、そこには狩猟可能な地域、禁漁区、保護区などが色分けされて記載されている。しかし、この地図にしたところで、なれない素人にはきわめて判別しにくい大ざっぱな地図だ。ふつうの道路地図とは違うから、じっさいに自分の立っているクリークや池が、禁猟区なのか猟区なのか、境界線がよく分からないのだ。
 仮に判別できるほど、はっきりとした猟区のど真ん中にいたとしても、思いもかけない人家が近くにあったり、畜舎があったり、墓地や社寺仏閣があったりすれば、それは、法律上はともかく、銃猟をするのに適当な場所とは言えない。
 厳冬のある朝、夜明け前から準備して、また鴨の姿を見かけることなく、帰る。一カ月、弾を撃つ機会さえなく、無為に過ぎていた。さすがにへこむ。

<「馬鹿に鉄砲」はたちが悪い>
・「どこに行けば、鴨を獲れますか?」と聞いてはいけない。これは、最低の質問だ。相手も猟師なのだ。そんな虫のいい質問をするだけで、質問者の馬鹿さ加減が分かる。そして、猟師は、馬鹿とは猟をしない。失敗するし、場合によっては、自分の命にも関わる。なにやらに刃物、という。馬鹿に鉄砲は、さらにたちが悪い。
 50歳にして湿地でヘドロまみれになっているわたしもたいがい馬鹿だが、そこまでの非常識、無遠慮ではない。

<堤こそ猟師の命>
・出会いがなければ獲物もない。釣り人にとって秘密の釣り場がなにより大事なのと同じように、猟師にとっては、「自分の堤」をいくつ持っているかが、勝負の分かれ目になる。ブラ師も、かれこれ40年以上、長崎県中の堤を開拓して、探し歩いたのだという。その一部を、わたしにおしげもなく数えてくれているわけである。ふつうではあり得ない好意なのだ。
 そもそも、猟師が猟場を他人に教えることは、ない。猟師の財産だ。したがって、ほかの猟師に教わった猟場は、原則、その人と一緒でなければ、回ってはならない。暗黙の、猟師のルールだ。
 そんな基本的な礼儀もわきまえない新参の猟師が多いからだろう。なおのこと、先輩猟師たちは、どこで撃っているか、その猟場を秘密にする。

・こんな苦労の果てに探し求めた堤(農業用水の小さなため池)こそ、猟師の命である。新人猟師にむやみに教えないのはあたりまえだ。
 自分で堤を探し始め、自分なりに試行錯誤し、いまでは方法論を確立したと思う。自分で開発した方法なので、ここで公表しても先輩猟師にも怒られないだろう。本書読者のために、特別にマニュアル化してみよう。

<その1 ネット地図を使い倒す>
・グーグルでもgooでもヤフー地図でもいいのだが、自分が使い慣れたインターネット地図を開く。試みに、自分が猟場にしようとしている付近を拡大してほしい。田んぼじたいは分からない。しかし、小さな池や沼、田んぼに水を引く堤ならば、慣れてくれば分かるはずだ。薄いブルーに色づけされている。
 じっさいに堤のいくつかに足を運べば分かるが、池や沼と違って、堤はどれも特徴的な形をしている。

・先にも書いたように、鴨はいったん飛び立って山に逃げるが、Uターンして海側に帰ってゆく。したがって、われら猟師はこの直線上の堤体で、鴨を待つことになる。

<その2 農道探しがキーポイント>
・地図で、「ここは堤(農業用水の小さなため池)かもしれない」と目星を付けたところを、注意して眺める。すると、ある規則性に気付くはずだ。海に近いところにも堤はあるが、山の中腹あたりに、堤が密集して横並びになっている場所があるのではないか。なぜ密集しているか。農道があるからだ。

・ネット地図で倍率を上げてよく見ると、そうした農道に、「オレンジロード」とか「レインボーロード」などという名前が付けられている。
 わたしたちのように、一日中、鴨を追いかける猟では、この農道が主戦場になる。
 農道が通っているということは、その近辺には田んぼや畑が多いことを意味する。そこには必ず水が引かれており、田の裏には堤がある可能性が高い。

・2011年の東日本大震災では、農業用水のため池も決壊するなどして、大きな被害につながった。このため国土交通省は日本全国の自治体に、管内のため池の位置や所有者情報をまとめておくように指導している。地図上で位置を特定し、職員がじっさいに足を運んで水の有無を調べ、所有関係も調査している。この地図が、じつは、いま日本でいちばん詳しく、正確な、堤情報だ。
 個人情報が含まれるといった理由で、自治体によっては見せない、コピーさせないところもある。そこで引き下がっているようでは、猟師にはなれない。猟師の第一要件は、しつこいこと、そう言って悪ければ、執念深さだ。あくまで冷静に、自治体が税金を使って集めた情報は、本来、市民のものだということを主張し、納得させる。情報公開請求するくらい、やってもいいのだ。

<その3 狩猟マップを読みこなす>
・新人猟師のいちばんの悩みどころは、じつはもっとも初歩的なものである。どこが猟をしてよくて、どこがだめなのか、その判断が簡単にはつかないところだ。最終的には地元の猟師に聞くのがいちばんなのだが、先から述べているように、猟師は基本的につるまない。先輩猟師に聞いたところで、あからさまにここはおれの縄張りだという態度で、排除してくることがよくある。自分で調べるしかない。
 各県が「鳥獣保護区等位置図」という地図を発行していて、狩猟者登録をすれば、毎年、最新版が配布される。ここに、鳥獣保護区や休猟区、特定猟具禁止区域などが、地図に色分けして示してある。
 ただし非常におおざっぱな地図で、自分の見当をつけた堤が猟区に入っているのか、禁猟区なのか、これだけで判断するのはまず不可能だ。そこでこの地図と、先ほど述べたネット地図とを、つき合わせて比べてみる。

・また、こうすることで、地元民以外、だれも知らない山や川やダムの名前を覚えて、さらに地理に詳しくなる。地理に詳しいものが、いい猟師だ。

<その4 実地調査はバイクがベスト>
・あらゆる地図を利用して堤情報を集めていく。ここまで調べれば、自分だけの猟場候補が数十ヵ所はでてくるはずだ。そうして、いよいよ実地に堤を調査するのである。
 ここまでやる人は少ないが、自分は、軽トラでいきなり堤に行かずに、オフロードバイクで偵察することにしている。

・そういう池を偶然に見つけたら、一生の宝物になる。猟師を始めてまだ間もないが、じつはわたしも、「秘密の池」を、ひとつ持っている。夏のあいだ、馬鹿のように山を走り回ったたまものだ。馬鹿は足で稼ぐのだ。

<その5 ノートを作る>
・プロ野球の名監督・故野村克也は、プロの世界で、超一流打者と凡打者を分ける違いは、じつはそんなに大きくないと書いている。

・野村は1954年に南海に入団したが、それはテスト生としてだった。3年間の下積み生活ののち、本塁打王になったが、さらにその3年後には、技術の現界というプロの壁にぶち当たったという。「俺は野球の技術は二流だなあ、本当に不器用に生まれついたものだなあ、とため息をつきながら、一方で技術以外の要素も野球では必要なのだと気づいた」
 それからは、試合を終えるごとに詳細なノートをつけた。現役引退後も、試合で気付いたことや、感銘を受けた言葉など、手帳にメモを取る習慣が身についた。かの有名な野村ノートである。「私にとって『書くこと』は考えることと同義であった」と、野村は書いている。ほとんど哲学者の言である。
「人間の最大の悪は何であるか。それは『鈍感』である」とまで、野村は書く。これは、そのまま猟師にあてはまる(というより、まずもって、ライターに当てはまるのだが)。
 せっかく苦労して探し当てた自分の猟場である堤は、ノートに取るのだ。目視して、だいたいの形を絵に描く。

<鴨は逃げる勇気をもつ>
・鴨は、きわめて視力がいい。色も判別するといわれている。視力だけでなく、音にも非常に敏感だ。堤に近づくとき、どんなに足場が悪くても、ブラ師には「木をつかむな」と注意される。葉が揺れる、という。最初はまさかと思ったが、鴨は、そんな音も聞き逃さない。
 いち早く危機を察知する。敵を発見する。発見したら逡巡しない。

<わたしたちはなぜ生きるのか>
・弾があたっても致命傷にはならず、まだ生きている獲物を「半矢」にしたという。いわば半殺しで、半矢で放置するのが、ハンターとしてのいちばんの恥だ。半矢の鴨は、結局はその日のうちに死んでしまうからだ。狸や狐に見つかり、食われてしまう。だから、半矢で落としてしまった鴨は、必死で探す。
 こればかりはやってみないとほんとうのところは理解できないのだが、草むらや竹やぶに半矢で落とした鴨を探すのは、至難の業なのだ。

<探すことが猟の仕事の半分以上>
・ところで、わたしのような初心者がうろついて、ほとんど毎回、法律で決められた上限定数、鴨でいえば一人5羽に達してしまう。なぜか。
 わたしのしているのが、「共猟」だからだ。
 鴨を撃つには、単独行より、二人以上で攻める共猟の方が格段に有利だ。

<猟は山の托鉢>
・資本主義社会にも半分足を突っ込み、原稿料を稼いだりする。しかし、脅迫的な新自由主義からも、半分は足抜けする。
 先進国はどこでも経済成長は鈍っていて、またそれは地球が有限である以上、むしろ自然な成り行きなのだが、資本家はそのあたりまえな理屈を納得しない。配当金を求め、労働者への分け前、労働分配率を下げることによって対処している。「AI時代には、仕事があるだけましで、飢えたくなければ、給料が上がらずとも文句を言わずに働け」というのが、新自由主義の脅迫的な論理だ。
 そして政治権力は、資本の要請にだけ、耳を傾ける。これとても当然といえば、当然の話で、政治家は資本にカネをもらっているのである。政治献金だパーティー券だと、資金を出してもらっているのは、大企業である。労働者は、「客」ではない。

<鴨はネギ畑に落とせ>
・そういう世界を諦観し、仕方ないとあきらめ、順応していく生き方もあるだろう。あるいは、ネトウヨとかパヨクとか、韓国とか中国とか、移民とか、高齢者や障害者や生活保護家庭や、好都合な「敵」を設定し、攻撃し、留飲を下げて、刹那の満足感を覚える生き方もあろう。
 否定しないし、勝手に敵をたたきあってもらおう。ただ、わたしは付き合わないというだけだ。

<漱石も賢治も猟師を嫌った>
・猟師は、昔から嫌われ者なのである。

 一体釣や猟をする連中はみんな不人情な人間ばかりだ。不人情でなくって、殺生をして喜ぶ訳がない。魚だって、鳥だって殺されるより生きている方が楽に極まってくる。釣や猟をしなくっちゃ活計がたたないなら格別だが、何不足なく暮らしている上に、生き物を殺さなくっちゃ寝られないなんて贅沢な話だ。     (夏目漱石『坊っちゃん』)
 
 度しがたい卑怯者の赤シャツや野だいこに、正義漢の坊っちゃんは釣りに連れ出され、こう憤慨している。猟師は不人情な輩と決めつけられる。

・命をいとおしむ、人間らしい感情の文学的発露だといえば、一言もない。同じ猟師として、恥じ入るばかりである。だが、こうなるとどうだろう。かつて民俗学者の柳田国男は「全く狩といふ強い薬があって、(略)殺生の快楽は酒色の比では無かった」『後狩詞記』と書き、柳田の弟子である千葉徳爾も「野獣を追い求めてこれを狩り殺す快味が、酒に酔い女色に溺れる楽しみに勝るとも劣らぬ魅力をそなえていたことは、体験した者ならば誰でもうなずく」『切腹の話』と書いた。
 わたしはふとした偶然から、「野獣を追い求めてこれを狩り殺す」側の人間になった。そのことに一片の悔いもない。おそらく一生、猟師を続けることだろう。そうした人間として、肉体をもって向き合いたいのである。
 猟師は、殺生に快楽を覚えるものなのか、と。

<わたしは罠師にもなった>
<罠猟免許も取った>
・いままでは鴨猟に専念していたが、ここで一念発起、日田市で罠猟免許を取得することにした。筆記試験に実技試験があるが、すでにとっている銃猟免許に比べれば、ずっとやさしくなる。
 よく勘違いする人もいるのだが、罠を勝手に仕掛けるのは違法である。足をワイヤで縛り付けるくくり猟、鉄格子の囲いにおびき寄せる箱罠猟など、すべてに免許が必要だ。落とし穴やトラバサミなど違法な猟もあるし、ニホンザルやカモシカなど捕ってはならない鳥獣も、あたりまえだが、事細かに定められている。
 有害鳥獣被害に苦しむ自治体は多く、たいていの自治体で新人猟師への優遇策をとっている。ここ日田市でも、罠試験の受験料などが援助された。
 前述したが、耕作放棄地、有害鳥獣、空き家問題は日本の三大問題で、これから税金を使って解決していかなければならないことはわかりきっている。問題の根は同じで、地方の人口減少と少子高齢化である。

・本来ならば人とけものの生きる領域の境となっていた田畑や林などの里山が、日本全国で消滅しつつある。最近たびたび報じられるようになった、熊による高齢者への危害など、本来、けものと人間との生存域を分けていた里山があれば、あり得ない事態であった。けものは、基本的に、人間世界に近づかないのである。
 こうして日本の山野は、猪、鹿、熊、猿、リスの王国となった。まるでディズニーワールドだが、ファンタジーどころではなく、山でうかつに歩き回れば、死ぬ危険がある。一般の人はもちろん、猟師でも、猪や熊に襲われたり、罠で捕らえた鹿に蹴られたりで、毎年、命を落とす人がいる。あるいは、大けがをする。


コロナ以降の不景気がどのくらいの長さになるのか、正確なことはまだ誰にもわかりません。ただ、歴史に学ぶならば、少なくとも今後3年間の経済停滞を覚悟しておいたほうがいいのかもしれません。(7)


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■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■


・人類の歴史も「コロナ以前」と「コロナ以後」に分けられるのかもしれません。経済のV字回復は無理のようです。東京オリンピック・パラリンピックが懸念されています。
欧米でも新型コロナウイルスは収束するどころか、再び大きく拡大してきています。
インターネット革命の時代には「ウィンドウズ以前、ウィンドウズ以後」とか、「インターネット以前、インターネット以後」とか言われました。大きく社会が変わったことを指していました。当時は「ネット革命でセールスマンがいらなくなる」とまで言われたそうです。
 「コロナ以降の不景気がどのくらいの長さになるのか、正確なことはまだ誰にもわかりません。ただ、歴史に学ぶならば、少なくとも今後3年間の経済停滞を覚悟しておいたほうがいいのかもしれません」と著者は見ています。大きく世界や社会が変わっていくようです。
 『強い者』が生き残るのではなく『適応性のある者』が生き残ると指摘されています。
「エコノミストたちは、声を揃えて「1929年以来の世界恐慌がやってくる」と警鐘を鳴らし続けます。事実、2020年4月のアメリカの失業率は、世界恐慌以来最悪の14.7%という結果になりました」といわれます。
中国では「上に政策あれば、下に対策あり」と言われていましたが、日本でも「政府の対策があれば、自助で対応する」といわれます。「コロナ禍以前」の経済書が古く見えてきます。「人生2.0」への変換がすすむのでしょうか。またアフターコロナの「経営書」も出ています。

・「熊が街中に出没してる。人間を襲っている」というニュースが、とても増えてきています。熊が人里に降りてくるのは、ドングリなどの熊のエサが不作が原因だからのようです。また、「コロナ禍で、人々が行楽に山に行かなくなった」からだともいわれます。

朝日新聞デジタル(2020/10/27)によりますと
「クマ出没、5年で最多 4~9月 なお警戒続く」
「環境省は26日、今年4~9月のクマの出没情報が1万3670件となり、比較できる2016年度以降、同期間で最多となったと発表した。特に、減るはずの8、9月の件数が例年と比べて多く、同省は引き続き警戒を呼びかけている」と記載されています。
 関係者は、熊対策を検討しているといわれますが、「猟銃の規制」も「規制緩和」を検討すべきといわれます。熊の事件といえば、「福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件」(1970年7月)がありますが、山登りやハイキングにも銃を携行する「銃社会」の広大な土地のアメリカとはカルチャーが違っているといわれます。
「猟友会ばかりでなく警察官や地方自治体の職員、農民も猟銃を持つべきだ」と指摘されています。「熊鈴」もあまり効果がなくなりつつあるといわれます。毎年、山菜採りの際に熊の被害者が出ているそうです。猟銃を携行して山菜採りや山登りに行くのは近未来のいつの頃になるのでしょうか。

・2050年にはどのような世界になっているのでしょうか? 2019年の年末にはコロナウイルスによる肺炎の蔓延も予測できませんでした。誰も2050年の世界の実相は予測できないでしょう。ただ、ITテクノロジーの進歩の速度は等比級数的に非常に速くなっていると指摘されています。5Gについてもコストパフォーマンスが問題になっているといわれます。シンギュラリティ(技術的特異点)もどうなるのか、私たち一般人は、分かりません。AI(人工知能)が想像を絶するインパクトを社会に与えそうです。AI(人工知能)の時代では、人手不足の問題がなくなるといわれます。

・Weblio辞書によると
「シンギュラリティ」(Singularity)とは、アメリカの発明家で人工知能研究の世界的権威であるレイ・カーツワイルらが示した未来予測の概念で、一つの仮説として想定され得る、“人工知能(AI)が人間の能力を超える時点”を意味する言葉です。日本語では「技術的特異点」と訳されます。「シンギュラリティ」の仮説によると、テクノロジーの加速度的な進化の帰結として、コンピュータは人間の知能を超える“超知能”を獲得するようになります。人間には“超知能”がどのように振る舞うか予測も制御もできず、その甚大な影響によって社会や人々の生活に決定的な変化が起こると考えられているのです。その変化のポイントをカーツワイルは「シンギュラリティ」と名づけ、2045年頃に到来すると予測しました。以降は、AIがあらゆる生産活動を支配し、人間から仕事を奪うのではないかとも言われています」と記載されています。

・2050年、つまり30年後の科学技術の進歩も想像を絶する程度に社会にインパクトを与えていることでしょう。『日経サイエンス』(2019/12/28)によりますと「グーグル量子コンピューターの本当のすごみ」
「去る10月、グーグルを中心とする研究グループが、世界最速のスパコンで1万年かかる計算を量子コンピューターで200秒で実行したと発表した。このニュースは量子コンピューターがスパコンを超えたとして大きく報じられたが、最も重要なポイントがしばしば見すごされている。それは量子コンピューターが「たった53個の素子で」スパコンをしのぐ計算を実行したことだ」と記載されています。量子コンピュータも人間の頭脳から生まれたのか、エイリアン・エンジニアリングなのかわかりませんが、「革命的」という言葉では表現できないもののようです。3メートルくらいの巨人タイプの異星人のコンピュータが一番速いそうですが、アバブ・トップシークレットですから私たち一般人は、分かりません。日本でもエイリアン・エンジニアリングを導入すれば、衰退化の歯止めになるといわれます。

・「いま語学にコンプレックスを感じている人であっても、日常生活では間違いなく、ビジネスの世界でもそれなりのレベルで劣等感を感じる必要なくコミュニケーションがとれるレベルの技術になるはずです」と指摘されています。近未来は「自動翻訳技術」「自動通訳技術」が進歩して、小型のマシンで世界中の人びとと対話ができるようになるようです。このブログもGoogleのブロガーにも載せていますが、世界中の100以上の言語に、ほぼ瞬時に翻訳されるので便利です。そうすると第2外国語に費やす労力と時間が大幅に減らせるようです。現代でも米国の大学教授になっている日本人でも「自分の英語力はうまくない」と語っている人が少なくないようです。「スパイ教育を受けたネィティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガルでないと使いものにならない」という過酷な諜報機関の話もあるそうですが、子供をインターナショナル・スクールに行かせる親も増えているようです。異星人も、コンタクトが進み小型のマシン等で言語の問題は解決しているようです。またプレアデス人によりますと、例えば日本語のプログラミングを頭脳に流し込めるようなのだそうです。日本語で対応されたので驚いたという話もあるようです。高等知性体ですから異常な記憶力とか、人間と比較してどの程度進化しているのか分かりません。日本に来ていた白人種の異星人は、英語で会話していたといわれます。
宇宙人の話については、「言語」の話が大変重要です。「テレパシーで話す」「小型の高性能翻訳機がある」「天使語がある」「太古は太陽語という唯一の言語があったが、その後想像を絶する具合に言葉が多様化した」「宇宙人の文字も非常に多くの種類がある」「宇宙人の種類の数だけ、地球には言語がある」・・・・・とか、言語学者にも理解できないことが多いようです。
「ヴリル・ソサイエティーのチャネラーたちによると、シュメール語はアルデバラン星人の言語であり、その音は、「不可解なドイツ語」のようであるという。そして、ドイツ語とシュメールーアルデバラン語は波長が同じであるとも彼らは、信じていた」といわれます。アルデバラン星人は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当したそうです。また超太古には「共通語は太陽系共通の太陽語使用」という話もあったようです。それが後にバラバラに分かれたと指摘されています。現代では日本語を喋る異星人も多くいるので嬉しいものです。

・『宇宙語・宇宙人』 (ジョージ・ハント・ウィリアムスン) (宇宙友好協会)によりますと、
<放浪者・ワンダラー>
・「“思念の子”が世に教化するため初めて地球に来たさい、同道したのが、この特別の集団だった。長老である、“思念の子”と共に地球を訪れた小アバタル、つまり霊魂は、14万4000人にのぼるという。

・ 宇宙機の乗員も、放浪者も共に“太陽十字の騎士団”という集団に所属している。太陽十字の本来の意味は、光が強いため、太陽を中心として光波が十字状に放射しているように見える光学現象のことである。月でも同じような現象が起こるが、これは月十字という。

・ 中世の武者修行者のように、冒険を求めて諸国を遍歴する騎士のように、放浪者は、太陽系の色々な惑星を遍歴する太陽十字の騎士の武者修行者なのだ」と記載されています。
14万4000人と云う数字は、聖書などにも出てきますが、一説では“古代リラ星人”の数字でもあるといわれているようです。シリウス人などは、宇宙を観光旅行しているといわれます。

・人口752万人の香港の5カ月以上にも続く民主化のデモは、想定外の事態になりつつあるようでした。これは中国本土の実態を何か反映しているのかしれません。
今日において必要なのは「遠交近攻」ではなく「遠交近交」という外交政策だといわれます。しかしながら、実際は「瀬戸際政策」とか「人質外交」とかの陰険なものが多いようです。太古から戦争というものは、隣国同士がしてきたといわれます。世界の政治や外交にも新しいテクニックが増えているといわれます。しかし、核兵器の登場で戦争の様子が全く変わってくると指摘されています。サイバー戦争や貿易戦争など形を変えた隣国同士の争いが続いています。国とテロ組織が戦う「新しい戦争」もあります。地政学という学問もありますが、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。「非対称戦争(英語: asymmetric war)とは、戦争の形態のひとつで、両交戦者間の軍事力、あるいは戦略または戦術が大幅に異なる戦争」といわれます。中国は「非対称戦争」を真面目にやっているといわれます。米中のサイバー戦争の経過もよく分かりません。難民や不法移民も新しいタイプの隣国同士の問題となってきています。情報のプロの間では「すでに第3次世界大戦が始まっている」そうです。5兆円という限られた防衛予算を、財政難の時代ですが、増額していく必要があるといわれます。

・「人類の歴史は、平和な時代よりも戦争の時代が長かった」そうです。
「世界の歴史は、秘密結社同士の戦争の歴史である」ともいわれます。
ガストン・ブートゥールは「古来、人間が戦争を起こす理由はただ一つしかない」と言って、その理由を「若者が増えすぎることにある」と語っています。ブートゥールは「若者がたくさん戦死すれば、戦争は当初の開戦目的に関係なく自然に終わりを迎える」と指摘しています。
「戦争の結果、人が死ぬ」のではなく、「若者がたくさん生まれ、人口が増えすぎると、戦争が起きて人口調整する」と答えたのです。
「ブートゥールは古代のアラブでは男の子を尊び、女の赤ん坊はしばしば殺されていたと書いている。女性の人口が減ればいきおい出産数が減る。人口調整としては最も効果的な方法である」と語っています。
一人っ子政策の歪み による3400万人の「男性余剰」の問題は、地政学リスクになっているといわれます。

・『「中国大崩壊」入門』(渡邊哲也、徳間書店 2019/7/30)が、ありますが、香港のデモが中国本土の何かを暗示していたのかもしれません。香港にとっては異常事態のようです。人口大国ですから、何があっても驚くことがないのかもしれません。また広い国ですから、外国人にとっては、実状を把握するは難しいといわれます。「群盲象を評す」といいますが、14億人の中国の実際は、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。特に格差がひどく、上流も人数が多く下流も数億人(?)だそうで、数字が大きく私たち一般人には、中国経済の実態は把握できません。また統計数字が不正確だと言う話はよく指摘されています。一般の社会制度も違いますし、実体はよく分かりません。
 特に中国共産党や人民解放軍の権力闘争は、正確なことは誰にも分からないそうです。「軍事クーデターの可能性が、中国の政変シナリオで一番高い」という著者の見解も極論のように思えますが、「習近平が軍を掌握していない」ともいわれているそうです。国内でみっともないことが急増するとなると人民解放軍でもやりきれなくなるのでしょうか。荒唐無稽な話も多いようです。14億人の中国では、メディアも十分に把握できているのでしょうか。
 軍人は武力や兵器を持っており、共産党と一体といわれておりますが、軍部の下層部には、様々な不満が鬱積しているともいわれているそうです。特に軍人の退職後の年金や処遇などの不満が指摘されているそうです。経済の減速で失業者が増え、社会不安をあおっているようです。
 発表された中国軍の30万人の軍縮も、余剰人員は以前のように武装警察に回される可能性が高いようです。空軍と海軍の近代化を急ごうとするのでしょうか。当初は、ソ連からの武器輸入のみでしたが、研究開発も進んで核ミサイルも作れます。が、軍事技術の欠陥も軍事専門家からは、よく指摘されているように、遅れた面も多いそうです。「2000年から治安維持費の予算が毎年、軍事予算を上回っている。外部の問題よりも内部問題の方がより深刻であるということが、軍事と治安の予算比例の変化からも一目瞭然である」といわれております。

・14億人の中国が迷走を始めますと世界経済に与える影響は、計り知れないものになりそうです。「難治の国、中国が人類の難題になってくる」ようです。つまりチャイナ・ウオッチャーによりますと「制御不可能な国という中国固有の歴史的条件がある」そうです。チャイナ・ウオッチャーでありませんので、私たち一般人は、中国の国内問題は理解できません。ときどき、関連書籍を読むぐらいです。しかしながら、チャイナ・ウオッチャーにおいては、ネガティブな見方をする人がほとんどのようです。「中国の経済状況は確実に悪化している」といわれます。また悪いニュースばかりだと指摘されています。「中国語もできないのにスパイとして拘束された日本人」の話も不思議な話のようです。「甘い国際感覚と貧弱な語学力で国益を大きく損ねている」といわれます。はっきりしない理由もなく拘束されるということでは、誰も中国には行きたくないでしょう。日中国交を結ぶのが早すぎたという説もあったようです。外務省のチャイナ・スクール(日本の外務省において中国語を研修したり中国関連のキャリアを経験した外交官を指す)も活発に活動していることでしょう。評判の悪い大使を送った話もあったそうです。私たち一般人は、日本外交については、よく分かりません。また外務省の評判は昔から悪いといわれます。
アメリカでもドラゴンスレイヤーとパンダハガーの争いがあると指摘されています。米中貿易戦争の行方も不透明で懸念されています。アメリカでも移民のチャイナ・ウオッチャーが非常に多いのでしょう。
「胡錦涛時代に政権幹部から、「中国は1割のヨーロッパと9割のアフリカだ」という話を聞いたことがあったが、まさに言い得て妙だった」といわれます。そのような国に「合理性」を求めるのが無理だと指摘されています。

・中国のハードランディング論も増えているようです。どこまで経済統制が効果を持続するのか分かりません。どこかで統計数字の大きな乖離が表面化しそうです。10年程前は「保八」という「年8%成長を維持できなければ、中国は失業者でメルトダウンする」という説が盛んに唱えられていたそうです。農民の問題や、社会保障の問題も「汚職」問題とともに、共産党独裁政権でも、制御できないと指摘されています。「制御不可能な国という中国固有の歴史的条件がある」と語られています。「中国人は国を捨てた人でないと信用ができない」という中国社会特有の国内事情があるそうです。

・中国の統計数字が怪しいことは、以前から有識者に指摘されていたことだといわれます。特にソ連の古い統計システムを使い続けていた場合は、数字に大きな誤差がでてくるといわれます。「筆者の予測では、最悪を想定した場合、中国の実際のGDPは公式発表の数値の3分の1程度に過ぎないだろう」ということでは、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。著者の説も多数説になるのはいつなのでしょうか。ソ連の崩壊も、予想外で突然死のようなものでした。はたして中国の予想外の突然死は、おきるのでしょうか。官庁エコノミストの限界もあるようです。日本にエコノミストといわれる人々は多いのですが。私たち一般人は、当然、中国経済の詳細には詳しくはありません。中国のハニートラップもその後はどうなのでしょうか。著者によると「夜、外出先で宴席が設けられたのだが、とんでもない美女が接待役としてついてきた。2次会まで一緒にいれば危険だと思った私は、用事があるとか適当な理由をつけてその場から逃げ出した」ということですが、興味深いものです。ちなみにハニートラップ大国と指摘されています。
 社会主義の経済では官僚主義の悪い所が最大限に出ている経済といわれました。現代では、ロシアでは「シロヴィキ」といわれる治安・国防関係省庁の職員とその出身者が勢力を持ち直し恐怖政治が始まっているともいわれます。そして中国では、共産党官僚がノーメンクラーツ(赤い貴族)と化し都市部 の民工、農村戸籍の人民などの「豊かさを制限する」と指摘されています。市場経済化もうまくいっていないようです。

・「日本の借金は1000兆円」「一人当たり830万円」という数字の情報操作は、国民に広く浸透した情報操作だったといわれます。当時の野田総理も「子孫に借金を残すな」と盛んに答弁していたといわれます。財務省には、この数字の説明責任があったようです。この数字の情報では「増税に反対」する世論は力がなくなります。様々な政治力学が働いたのでしょうか。また経済評論家等の「日本経済破綻説」や「国債暴落説」の本が店頭をにぎわしたものです。しかしながら、「国の借金問題など存在しない」というエコノミストもいるといわれます。私たち一般人には、経済学説にも理解不能なことが多いようです。このような経済の最も基本的な事柄にエコノミストの見解が分かれるのは、エコノミストの資質が窺われます。安倍総理自身もアベノミクスの失敗を認めたといわれます。経済問題は国民の主要な関心事です。そこで、いわゆる「正しい説明」をしてもらいたいものです。「あまり知られていないことだが、日本の社会保障というのは、先進国とは言えないくらいお粗末なモノなのである」といわれます。政治経済の制度疲労が激しく、システムが劣化しているそうです。そのうえ官僚と政治家の劣化もひどいそうです。その点については政治家と官僚の認識も自覚もないといわれます。ある意味ではディスインフォメーション(偽情報)、フェイク(偽)・ニュースになったのかもしれません。

・「日本の借金は1000兆円」といわれると誰でも驚いたものです。解釈が違うと別の結論がでてくるようです。財務省というファイナンスの権威のある役所のいうことは、誰でも従うともいわれます。「それこそ税金の無駄遣いを止めて、国民の血税を費用対効果を考えて政策財源にあてるべきだ」そうです。1票の格差が大きいと政権の正統性が疑われるといわれます。「政治は税金なり」といわれますが、税制が劣化してきていると語られています。消費税に重点を置きすぎていて、累進課税や法人税の実質的な税制が応分負担に改正されるべきと指摘されます。文部省の天下り斡旋が問題になりました。官僚制度も時代の流れに適合できなかったといわれます。「改革が遅れているのは本当に優れた官僚や政治家が登用されていないからだ」ともいわれます。「失政」が増えている時代に、私たち一般人は、政治意識を高めていく必要があるそうです。「国民が政治を嘲笑している間は嘲笑に価する政治しか行われない」といわれます。

・amazonに「アベノミクス」といれますと1352件の書籍がわかります。『反面教師アベノミクスに学ぶ』(岩佐代一)、『アベノミクスによろしく』(明石順平)、『アベノミクス崩壊』(牧野富夫)、『日本経済崖っぷち  妄念の中の虚像、アベノミクス』(浜矩子)等で、ネガティブなものが増えてきているようです。アベノミクスの評価も立場の違いで、2つのグループに分かれるようです。官庁エコノミストは、痛烈に批判する人は当然ながら、少ないようです。『「新富裕層」が日本を滅ぼす』という本の著者(武田知弘)は、41冊くらいの本を書いているようです。財務省の見解というものは専門家集団ですので、指導力は強いそうです。「実は日本は社会保障“後進国”」という認識の有識者は多いのでしょうか。

・著者(武田知弘氏)によると消費税という税は不合理な政策だということになります。しかし、「無税国債」の発行に賛成する官庁エコノミストは多くないようです。「無税国債の発行」を主張する新しい首相はでてくるのでしょうか、社会の遅れた面、非近代性、後進性、頭の古い面が予想以上に増えてきています。改革の速度も大変遅いようです。「失われた日本経済の25年」といわれますが、その間の経済政策は効果的ではなかったようです。25年の間に「日本経済の劣化」は相当すすんだようです。世界中で「格差の問題」が議論されています。「格差」は、税制で作られたともいわれます。「財源の裏付けのない政策は実現できない」ということで、「限られた予算、限られた処遇、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字」という状況が続きました。財政・社会保障費の抜本改革が不可欠であることは明らかですが、実施は難しいようです。「もともと国家予算の分配の問題になるようで、財源をひねり出すためにも、行政、立法、司法の大胆なリストラ、近代化、効率化が必要」といわれます。税金の無駄遣いもなくせないようです。「それこそ税金の無駄遣いを止めて、国民の血税を費用対効果を考えて政策財源にあてるべきだ」そうです。

・「日本は先進国だろうか」という声も街中では増えてきているようです。「女性の登用も先進国とはいえない」そうです。女性の眼から見ると「政治や経済の後進性」を痛切に感じることでしょうか。スイスではベーシックインカムの実施が国民投票で否定されましたが、大胆な改革が先進諸国で検討されているようです。国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートのドリームチームによる英知を結集した「国家改造計画」が求められているといわれます。舛添氏の公私混同が議会で批判されました。メディアにも大きく取り上げられました。あまりにも期待された知識人だったので、反動も非常に大きかったようです。「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれます。困っている人も増えており、単に政治の貧困としては片づけられないそうです。いつまでも「政治が遅れている」ということでは複雑化する社会問題に対応できないでしょう。政治家は選挙民の対応に追われて、勉強ができないそうです。「失政」が増えている時代に、私たち一般人は、政治意識を高めていく必要があるそうです。「移民の問題も移民に土地を与えることができないので受け入れられない」といわれます。「改革が遅れているのは本当に優れた官僚や政治家が登用されていないからだ」といわれます。

・「政治家が劣化している時代だ」ともいわれています。「政務活動費の問題も氷山の一角」と指摘されています。「日本の政治家はアメリカのロビイストのような役割を果たしている」という説もあります。そこで政治の改革がなかなかすすまないといわれます。「民主主義国家においては国民はその程度に応じた政府しか持ちえない」、「国民が政治を嘲笑している間は嘲笑に価する政治しか行われない」ということで、「政治が遅れている。私たち一般人は、政治意識を高めて政治の近代化を急がなければならない」そうです。
 「消費税増税のスタンス」が政治の一般論としてあります。日本の「借金」は1000兆円もあり、財政危機の状況であり、消費税を上げて財政危機を回避しなければならないという議論が有力説となり、政府を動かしているといわれます。1000兆円という数字が独り歩きしており、真面目に「日本破綻」を主張している学者・エコノミストも少なくありません。経済学者やエコノミストが最も基本的な問題に見解が対立しているのは、私たち一般人には不思議な話です。財政の危機を考えると、消費税増税もやむをえないという思考が一般的でしたが、「日本の借金問題は、懸念することはない」という説もあり、驚きます。
 amazonに「日本破綻」といれますと908件の書籍を見ることができます。『2020年、日本が破綻する日』(日本経済新聞出版社)、『1500万人の働き手が消える2040年問題―労働力減少と財政破綻で日本は崩壊する』(ダイヤモンド社)等です。その一方で、『何があっても日本経済は破綻しない!本当の理由』(アスコム)という全く反対の見解もあります。とにかく「財政問題」については百家争鳴のようです。

・「築土構木の思想で、土木工事を大規模にして日本を建てなおす」必要があるようです。国土強靭化構想で、水道や下水道等、道路のインフラを再整備する必要があります。老朽化がひどいそうです。また地震や津波に対する対策や東日本大震災の復興にも大規模な「土木建設」が必要です。首都直下大地震津波や南海トラフ巨大地震津波も発生確率が非常に高いと、大衆レベルでも認識が浸透しています。かつて日本は、田中角栄氏の「日本列島改造論」にあるように「土建国家」ともいわれたものでした。田中角栄元首相の実績には毀誉褒貶があるようです。

・「熊本地震」も、このような大地震がくり返されて、不気味な南海トラフ巨大地震津波へと繋がっていくと、地震学者が述べていました。「財源の裏付けのない政策は実現できない」といわれますが、建設国債や日銀の引受など手法はいろいろとあるようです。「コンクリートから人へ」ともいわれましたが、両方への投資が必要です。金融緩和と同時に大規模な財政投融資の両方が機能しなければならないといわれます。
「災害等で困っている人も多くなっているので、税金の無駄遣いをやめて財源を確保すべきだ」といわれます。
毎年の災害被害の甚大化、最大化、極大化が懸念されると指摘されています。異常気象の災害大国になったので、当然ながら日本経済と国民生活に強烈な打撃を与えるといわれます。政治の対応力がそれに拍車をかけているようです。毎年、想定外の大雨で堤防の決壊が頻繁に起こることが懸念されます。それゆえに異常気象の災害大国なので税金の無駄遣いを禁止して災害対策費に充当すべきだと指摘されています。

・「政府債務残高約1000兆円」ということで「財政破綻」を喧伝し、大騒ぎをするエコノミストもいましたが、「国の借金問題など存在しない」と主張するエコノミストもいて、奇妙な面白い議論です。政府の紙幣発行権をめぐる考えの相違といいますか、デフレなどの基本的な考えが、それぞれ違っているようです。アベノミクスに対しても、厳しい評価をする経済学者もいるようです。外国の経済学者の評価も明らかになりました。今の状況では消費増税は無理だとされ延期されました。なお2019年10月1日から消費税の10%の引き上げが実施されます。
 私たち一般人は、エコノミストではないので、詳しい分析はできませんが、円の国際的な評価が、その実態を反映するそうです。「国債などの政府債務残高は現在、約1000兆円。日本政府の資産を考えると、ネット(差し引き)で500兆円になる。そこに日銀を政府との連結で考えると、日銀が300兆円分の国債を持っているから、政府債務は連結すると200兆円ということになる。GDP比で考えると欧米より少ない」という結論になると主張する学者(高橋洋一氏)もいるようです。ギリシアのような経済の弱い国と比較はできないようです。

・「日本の核武装」に言及する知識人が増えてきているそうです。核装備は一種の政治のタブーになっていた感がありましたが、世界情勢が大きく変わってきたためか、有識者から様々な提案がなされているようです。私たち一般人は、核兵器については詳しくは知りませんが、日本の周辺の仮想敵国が核兵器や細菌兵器、化学兵器を熱心に開発している以上、日米安保条約のみに頼ることは十分ではないようです。タブーなき防衛論議が必要のようです。国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートのドリームチームの英知を結集した現代の「国家改造計画」が求められているそうです。「日本最大のシンクタンクである官庁を政治家は上手に使いこなすべきである」といわれます。防衛政策ははたしてどのような評価をうけているのでしょうか。「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれます。

・「核の恫喝を受けないためにも核には核を」という合理的な思考が求められているといわれます。周辺諸国では、核兵器や生物化学兵器、核シェルターの開発を熱心に展開しているそうです。核戦争を想定内にしているからでしょう。核兵器を持たなければ歩兵の大量出血を強要されるといわれます。抑止力のない高価な通常兵器を少数そろえるのでは、拉致事件にも抑止力がなかったそうです。「抑止力のない高価な通常兵器を少数揃える」よりも、巡航ミサイルやバージニア級の攻撃型原子力潜水艦等の「抑止力のある高価な通常兵器を少数揃える」ほうが、費用対効果があるといわれます。核シェルターもありませんし、この方面に脳天気(ノー天気)ですと、日本も歴史から消えていくことになるでしょうか。5兆円という限られた防衛予算では不十分だともいわれます。「脳天気(ノー天気)な核シェルターもグローバルスタンダードを適用すべきだ」といわれます。
 「次の戦争では必ず新兵器が使われる。将軍たちは前の兵器で軍事演習をしている」そうですので、通常兵器が陳腐化する時代に備えておく必要があるのでしょうか。「核には核で」という常識がゆきわたるのはいつのことでしょうか。もちろん、日本の核装備には言うまでもなく、多くの反対論があります。法律や条約の問題もあります。しかし、憲法改正をしなくても核兵器は持てるといわれます。 核シェアリングの方法もあるといわれます。スイスのように100%の核シェルターと国民皆兵的な総務省管轄の郷土防衛隊で備える必要があると指摘されます。

・太平洋戦争も米軍の新兵器と原爆によって、日本軍が圧倒されたように、新兵器の登場によって旧兵器が陳腐化するのだそうです。旧軍は、レーダーなどの新兵器で完敗しました。それも現代では新兵器の開発のスピードが速くなっているそうです。旧軍のほとんどの将官や将校も「戦争に勝てる」とは思わなかったそうです。そして「戦争に負ける」ということは、どのようなことを意味しているかも認識していなかったそうです。ひどい目にあったのは、国民すべてで特に庶民でした。

・サイバー戦争では米中戦争がすでに始まっているとも言われています。深刻な人口問題と社会問題を持つ中国は、国内が乱れると、さまざまな面で国際間のトラブルを起こし、領土紛争や対外戦争に打って出るという懸念が国際社会、チャイナ・ウオッチャー間では言われているそうです。amazonに「サイバー戦争」といれますと152件の書籍が出てきます。『サイバー戦争~すべてのコンピューターは攻撃兵器である』、『日本サイバー軍創設提案:すでに日本はサイバー戦争に巻き込まれた』という具合に刺激的です。どうもサイバー戦争はいまも熾烈に継続中だそうです。メディアに人民解放軍の将校の名前が出たりして米中サイバー戦争は奇妙な問題です。メディアもどの程度把握しているのでしょうか。
 中国の社会が不安定化することにより世界中に深刻な影響を与える懸念があるようです。学校にいけない子供たちが増えており、社会問題がいろいろと深刻化しているそうです。「制御不可能な国という中国固有の歴史的条件がある」といわれます。米国の学者も2016年に中国は昏睡状態に陥ると予測していたようです。また「中国人は国を捨てた人でないと信用ができない」という中国社会特有の国内事情があるそうです。

・中国の経済学者によると「影の銀行(シャドーバンキング)に対する規制が強化されるなら、中国の不動産価格が最大50%下落する可能性がある」という見方を示していました。不動産市場も株式市場もバブルが崩壊しましたが、再び、投機資金が動いているともいわれました。「チャイナ・リスク」を誰もが認識できる時代になりました。中国の経済の減速、混乱が大減速と大混乱になるのでしょうか。 中国では「上に政策あれば、下に対策あり」といわれていますが、限界がきているといわれます。「中国ははたして「中所得の罠」を破れるだろうか。筆者(高橋洋一氏)は中国が一党独裁体制に固執し続けるかぎり、罠を突破することは無理だと考えている」ということで、中国経済はハードランディングしかないといわれました。

・識者によると、中国共産党の「みっともなさ」が世界中のメディアに露呈されている時代だそうです。世界のメディアへの頻繁な露出こそが中国共産党が最も恐れていることではないのでしょうか。「誰も13億人を食わせられないので戦争をする」といわれます。「来世はブタでも良いから中国人には生まれたくない」と回答する者もいるといわれるくらい深刻な状況といわれます。中国が民主化すれば米国との(核)戦争はありえないといわれます。米中サイバー戦争(ナウ)はどのようになっているのでしょうか。中国は人類の難題となっていくそうです。マクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがあるといわれます。

・中国のスパイ工作についても私たち一般人は、よく分かりません。旧共産圏のハニートラップはすさまじいともいわれます。移民の形で欧米の資本主義国へ流れ込むともいわれます。国交回復で「日中友好」との流れでしたが、「日中戦争」のタイトルの文字の書籍もでるような激変ぶりです。ハニートラップや産業スパイ、人口大国ですから「何でもあり」といわれます。私たち一般人は、複雑な国際政治のメカニズムが分かりません。「制御不可能な国という中国固有の歴史的条件がある」といわれます。同世代の男性が4000万人も偏りがある深刻な人口問題があると指摘されています。「愛国青年を戦場に送れとする古典的な手法が使われる」ともいわれます。20世紀は、内戦と共産党の独裁の失政のために中国国内では、膨大な数の餓死者がでたといわれます。ですから「愛国青年に貧乏を忘れさせるために戦争をする」、「誰も13億人を食わせられないので戦争をする」、「愛国青年を食わせられなくなるので戦争をする」等の執拗な戦争政策を取っていたといわれます。周辺諸国は、ほとんど戦争政策に巻き込まれています。ガストン・ブートゥールは「古来、人間が戦争を起こす理由はただ一つしかない」と言って、その理由を「若者が増えすぎることにある」と指摘されています。ブートゥールは「若者がたくさん戦死すれば、戦争は当初の開戦目的に関係なく自然に終わりを迎える」と語っています。「戦争の結果、人が死ぬ」のではなく、「若者がたくさん生まれ、人口が増えすぎると、戦争が起きて人口調整する」と答えたのです。

・「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」といわれます。太古の歴史から人類の支配のために、「戦争」という手段は欠かせなかったと語られています。「人類の歴史は、平和な時代よりも戦争の時代が長かった」といわれます。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配している」といわれます。目に見えないとてつもなく進化した異星人のことはアバブ・トップシークレットです。「売春は女性の最古の職業」ともいわれ、昔からハニートラップが盛んだったといわれます。ヨーロッパでは「売春とスパイが最古の職業」と語られています。堕天使が地球の女を狙って降りてくるといわれます。堕天使の性的な能力は異常に高いともいわれます。

・日本は敗戦後から「スパイ天国」といわれます。諜報機関もありませんし、法律的な担保がないそうです。未来には法律的に「移民」を認めなくても1000万人の外国人が日本に「職」を求めて、住みつくといわれます。世界中の「失業」の問題、難民、不法移民の問題は深刻だそうです。しかし、「移民の問題も移民に土地を与えることができないので受け入れられない」といわれます。人口大国の人材の流入もすすみましょう。外国において日本語教育をすすめるということは、彼らを日本に招いているということを意味します。外国の若者の失業は深刻な国際経済問題になっています。そうなると国際結婚も進みますし、日本国籍を取る人も激増しましょう。いわゆる「アメリカ化」がすすむといわれます。ニューヨークのような「人種の坩堝」といわれるようになる可能性も全くの空想物語とはいえないといわれます。そうなると、日本人のアイデンティティが失われ、さまざまな社会問題がでてくると語られています。海外援助の問題も、戦後多くのノウハウが蓄積されているといわれます。しかし、海外援助も複雑な問題が実際に起きていると指摘されています。日本の海外援助も数十年のノウハウがあり、大胆に見直し、リストラすべきだといわれます。

・「本当に優れた人材を国会に送り込むシステムが確立されていない」といわれます。「官僚とか議員は重要な仕事をしているのだから、仕事のできる者は優遇すべき」といわれます。ところが官僚や議員の仕事の劣化が、失政が増えているといわれます。「国家に損害を与えたなら個人資産でもって補償せよ」という厳しい状況だと語られています。「失政」が増えている時代に、私たち一般人は、政治意識を高めていく必要があるそうです。「政治家が劣化している時代だ」ともいわれています。聖戦「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれます。「政治は税金なり」といわれますが、税制が劣化してきているともいわれます。いつまでも「政治が遅れている」ということでは複雑化する社会問題に対応できないでしょう。「民主主義国家においては国民はその程度に応じた政府しか持ちえない」。「国民が政治を嘲笑している間は嘲笑に価する政治しか行われない」といわれます。「政治に関心のないひとはいるが、政治に関係のないひとはいない」と指摘されています。


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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ
日本は津波による大きな被害をうけるだろう
・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・
「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」
「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」
「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」
「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」
「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」
「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」
「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」
「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」
「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド




コロナ以降の不景気がどのくらいの長さになるのか、正確なことはまだ誰にもわかりません。ただ、歴史に学ぶならば、少なくとも今後3年間の経済停滞を覚悟しておいたほうがいいのかもしれません。(6)



『築土構木の思想』  土木で日本を建てなおす
藤井聡   晶文社    2014/7/25



<世間は皆、虚言ばかりなり>
・「土木」というと、多くの現代日本人は、なにやら古くさく、このITやグローバリズム全盛の21世紀には、その重要性はさして高くないものと感じているかもしれません。
 とりわけ、「人口減少」や「政府の財政問題」が深刻化している、と連日の様に様々なメディアで喧伝され続けている今日では、今更、大きなハコモノをつくる様な土木は、時代遅れにしか過ぎないだろう、というイメージをお持ちの方は多いものと思います。
 しかし、今日私たちが信じている様々な常識が、実は単なる「虚言」(ウソ話)にしか過ぎないという事例には、事欠きません。

<築土構木の思想>
・この言葉は、中国の古典『淮南子』(紀元前2世紀)の中の、次のような一節に出て参ります。すなわち、「劣悪な環境で暮らす困り果てた民を目にした聖人が、彼等を救うために、土を積み(築土)、木を組み(構木)、暮らしの環境を整える事業を行った。結果、民は安寧の内に暮らすことができるようになった」という一節でありますが、この中の「築土構木」から「土木」という言葉がつくられたわけです。

・すなわち、築土構木としての土木には、その虚言に塗れた世間のイメージの裏側に、次の様な、実に様々な相貌を持つ、われわれ人間社会、人間存在の本質に大きく関わる、巨大なる意義を宿した営為だという事実が浮かび上がって参ります。

第一に、土木は「文明論の要」です。そもそも、土木というものは、文明を築きあげるものです。

第二に、土木は「政治の要」でもあります。そもそも築土構木とは、人々の安寧と幸福の実現を願う、「聖人」が織りなす「利他行」に他なりません。

第三に、現代の土木は「ナショナリズムの要」でもあります。現代の日本の築土構木は、一つの街の中に収まるものではなく、街と街を繋ぐ道路や鉄道をつくるものであり、したがって「国全体を視野に納めた、国家レベルの議論」とならざるを得ません。

第四に、土木は、社会的、経済的な側面における「安全保障の要」でもあります。社会的、経済的な側面における安全保障とは、軍事に関わる安全保障ではなく、地震や台風等の自然災害や事故、テロ等による、国家的な脅威に対する安全保障という意味です。

第五に、土木は、現代人における実質上の「アニマル・スピリット(血気)の最大の発露」でもあります。

第六に、土木こそ、机上の空論を徹底的に排した、現場実践主義と言うべき「プラグマティズム」が求められる最大の舞台でもあります。

<土木で日本を建てなおす>
・そもそも、今日本は、首都直下や南海トラフといった巨大地震の危機に直面しています。今日の日本中のインフラの老朽化は激しく、今、適切な対応を図らなければ、2012年の笹子トンネル事故の様に、いつ何時、多くの犠牲者が出るような大事故が起こるか分からない状況にあります。

・巨大地震対策、インフラ老朽化対策については多言を弄するまでもありません。
 大都市や地方都市の疲弊もまた、日本人がまちづくり、くにづくりとしての築土構木を忘れてしまったからこそ、著しく加速してしまっています。そして、深刻なデフレ不況もまた、アニマル・スピリットを忘れ、投資行為としての築土構木を我が日本国民が停滞させてしまった事が、最大の原因となっています。
 だからこそ、この傾きかけた日本を「建てなおす」には、今こそ、世間では叩かれ続けている「土木」の力、「築土構木」の力こそが求められているに違いないのです。

<公共事業不要論の虚妄  三橋貴明×藤井聡>
<インフラがなくて国民が豊かになれるはずがない>
・(藤井)三橋先生は、みなさんもよくご存じの通り、いま政府が採用しているアベノミクスというデフレ脱却のための政策の、理論的バックボーンをずっと長らく主張されてきた先生です。ならびにかなり早い段階から、経済政策としてもインフラ投資をやるべきだというお話をされています。

・(三橋)もうひとつはですね、公共投資を増やし、インフラを整備しなければいけないというと、よくこういうレトリックが来るわけですよ。「財政問題があるから公共投資にカネが使えず、インフラ整備ができない」と。日経新聞までもが言いますよ。要は予算がないと。これは全然話が逆で、日本は政府にカネがないから公共投資ができないんじゃないんですよ。公共投資をやらないから政府にカネがないんです。

・(三橋)そこで、政府が増税やら公共投資削減やらをやってしまうと、ますます国内でお金が使われなくなり、デフレが深刻化する。実際、日本は橋本政権がこれをやってしまったわけです。日本のデフレが始まったのはバブル崩壊後ではなく、97年です。

・公共投資を増やせばいいじゃないですか。財源はどうするか。それは建設国債に決まっていますよ。公共投資なんだから、国の借金がいやなら、日銀に買い取ってもらえばいいじゃないですか。

<国の借金問題など存在しない>
・(三橋)いずれにしても「公共投資に20兆も使っているんですよ!」といわれると、国民は「天文学的数字だ!」となってしまう。国の借金も1000兆円とか。
 ただし、その種の指標は数値をつなげて考えなくてはいけない。GDPが500兆の国が、公共投資20兆というのは、むしろ少なすぎるだろうと。しかもこんな自然災害大国で。そういうふうに相対化して比較しなくてはいけない。
 もうひとつは、最近、私が発見して流行らせようとしているんだけど、いわゆる国の借金問題。正しくいうと政府の負債ね。あれって、日銀が昨年からずっと量的緩和で買い取っているじゃないですか。だから、政府が返済しなければいけない借金って、いまは実質的にどんどん減ってきているんですよ。まあ国債が日銀に移っているんだけど、日銀は政府の子会社だから、あんなもの返す必要がない。国の借金問題なんて、いまはもう存在しないんですよ、実は。

・(三橋)もうひとつ怪しいのがありまして、社会保障基金。あれも100兆円くらいあるんだけど、中身は国民年金、厚生年金、共済年金なんですよ。政府が政府にカネを貸しているだけ。こういうのも「国の借金!」としてカウントして、本当にいいのかと思う。とにかく入れるものは全部詰め込んで、「はい1000兆円、大変でしょう」ってやっている。

・(三橋)日本政府は金融資産が500兆円くらいありますから、一組織としての金融資産額としては世界一じゃないですか。アメリカよりでかい。そのうち100兆くらい外貨準備です。残りは先ほどの社会保障基金。共済年金や厚生年金の持っている国債だから、そういうのは、絶対に相殺して見なくちゃいけないんだけど。

・(三橋)全部「借金」に詰め込んでいるわけですよね。しかも日銀が量的緩和で国債を買い取っている以上、返済が必要な負債はなくなってきているのに、それでもそういうことは報道されない。

・(三橋)(デフレの悪影響は)過小評価されています。デフレがどれほど悲惨な影響を及ぼすか、わかっていない。マスコミは「デフレになると物価が下がりますよ」としか言わないじゃないですか。だから、何が悪いんだ、みたいな話になりますが、違いますよね。デフレ期は所得が減ることがまずい。さらに問題なのは、所得が減るとはつまりは企業の利益が減るということなので、次第にリストラクチャリングとか倒産・廃業が増えていき、国民経済の供給能力が減っていくわけですよ。供給能力とは潜在GDPですよ、竹中さんの大好きな。

・(三橋)デフレこそが、まさに潜在GDPを減らしていますよ。典型的なのが建設企業です。1999年に60万社あったのが、いまは50万社を割ってしまった。10万社以上消えた。これ、経営者が相当亡くなられています。自殺という形で。

・(藤井)建設業というのは、築土構木をするための技術と供給力を提供しているわけですが、その力がデフレによって小さくなってきている。それこそ、会社の数でいって6分の5にまで減少している。実際、会社の数だけではなく、それぞれの会社の働いている方や、能力などを考えると、その供給力たるや、さらに落ち込んで来ていることがわかる。労働者の数だって、かっては700万人近くいたのが、今では500万人を切っている。実に3割近くも建設労働者は減ってしまった。

・(藤井)つまり、公共事業を半分近くにまで大幅に削減すると同時に、デフレで民間の建設事業も少なくなって、建設産業は大不況を迎えた。その結果何が起こったかというと、わが国の建設供給能力の大幅な衰退なわけです。実は、これこそが、日本国家にとって、深刻な問題なんです。でも、一般メディアでも経済評論家たちも、この問題を大きく取り上げない。

<築土構木の思想は投資の思想>
・(三橋)しかもやり方は簡単なんだから。日銀が通貨発行し、政府がそれを借りて使いなさい、というだけでしょう。しかもですよ、環境的にやることが見つからないという国もあるんですよ。でもいまの日本は、もちろん東北の復興や、藤井先生が推進されている国土の強靭化とか、インフラのメンテナンスとか、やることはいっぱいあるんですよ。なら、やれよ、と。建設企業のパワーがなくなってしまったため、そちらのほうがボトルネックになっていますよね。

・(三橋)建設の需要がこのまま続くかどうか、信用していないんですね。またパタッと止まったら、またもや「コンクリートから人へ」などと寝言を言う政権が誕生したら、またもやリストラですか、っていう話になってしまいますからね。

・(藤井)さらに建設省の公共投資額という統計の農業土木という分野を見ると、昔はだいたい1兆数千億円くらいあったのが、いまはもう2、3千億円程度になっている。民主党政権になる直前は6千数百億円だった。でも、民主党政権下で60%も減らされた。

<朝日と日経が共に公共投資を批判する愚>
・(藤井)いまのお話をお聞きしていますと、いわば「アンチ政府」とでも言うべき方々の勢力、市場主義で利益を得られる方々の勢力、「緊縮財政論者」の勢力、「財政破綻論者」の勢力、といった重なり合いながらも出自の異なる4つの勢力がある、ということですね。つまり、仮にその4つがあるとすれば、その4つが全部組み合わせて作り上げられる「四すくみの四位一体」が出来上がって、それが一体的に「公共事業パッシング」の方向にうごめいている、というイメージをおっしゃっているわけですね。

<国の借金、日銀が買い取ればチャラになる>
<日本ほど可能性のある国はない>
・(三橋)安全保障面ではアメリカべったりで、ひたすら依存していればうまくいきました。もう1つ、大きな地震がなかった。1995年の阪神・淡路大震災まで大震災がなかった。国民は平和ボケに陥りつつ、分厚い中流層を中心に、「一億総中流」のいい社会を築いたんだけど、非常事態にまったく対応できない国だったことに変わりはないわけです。
 ということは、いまから日本が目指すべき道は、非常事態に備え、安全保障を強化することです。結果として、高度成長期のように中間層が分厚い社会をもう一回つくれると思いますよ。最大の理由は、デフレだから。デフレというのは、誰かがカネを使わなくてはならない。

・(藤井)外国はそれがグローバルスタンダードなんですね。ですからグローバル―スタンダードに合わせすぎると、日本もせっかくすごい超大国になれる道をどぶに捨てることになりますね。



『エコノミスト   2016.4.19』 



<識者7人が採点 黒田日銀3年の評価>
<70点 失業率低下が政策の正しさを証明 2%未達は消費税増税が原因  (高橋洋一)>
・この3年の日銀を評価する基準は2つある。失業率とインフレ率だ。
まず完全失業率は3.3%(2月時点)まで下がっている。金融政策は失業率に効く。失業率が改善しているから、期待への働きかけや波及経路は機能しており、量的・質的金融緩和(QQE)が正しかったことを示している。

・原油安によってインフレ2%を達成できなかったという日銀の説明は、短期的には確かにそうだが、3~4年で見ると影響はなくなる。消費増税の影響を見通せなかったので、結局、原油安を方便として使っている。

・日銀当座預金への0.1%のマイナス金利の導入は金融緩和として評価できる。

・金利を下げて、民間金融機関の貸し出しを後押しすれば、借りたい企業や人は出てくる。ビジネスをしたい人にとってはチャンス到来だ。

・国債などの政府債務残高は現在、約1000兆円。日本政府の資産を考えると、ネット(差し引き)で500兆円になる。そこに日銀を政府との連結で考えると、日銀が300兆円分の国債を持っているから、政府債務は連結すると200兆円ということになる。GDP比で考えると欧米より少ない。
 そして、日銀が出口戦略に入る時も国債を吐き出す(売る)ことをせずに、GDPが上がるのを待てば、日本政府の財政再建が実はもう少しで終わる。財政ファイナンスで最悪なのは、ハイパーインフレになることだが、今の日本はインフレ目標もあり、その懸念はない。国債も暴落しなくていい。何も悪いことない。



『最強国家ニッポンの設計図』  ザ・ブレイン・ジャパン建白
大前研一   小学館   2009/6/1



<核、空母、憲法改正、そして国民皆兵制もタブー視しない真の国防論>
<北朝鮮を数日で制圧するだけの「攻撃力」を持て>
・外交は時に戦いである。いや、むしろ国家と国家の利害が対立する場面ほど外交力が必要になる。そして時に「戦争」というオプションも視野に入れておかなければ、独立国家としての対等の外交は展開できない。

・本当に必要かつ十分な軍備とは何かを考えておく必要がある。

・自力で国を守るのは至極当然のことだ。大前提として戦争を抑止するには「専守防衛」などと言っていては駄目だ。

・具体的には、射程距離1000km以上のミサイル、航空母艦、航続距離の長い戦略爆撃機、多数の上陸用舟艇などを中国地方や九州地方に配備するべきだ。

<突然豹変して威圧的になるのが、中国の常套手段>
・ただし私は、中国との戦いは実際には起きないだろうとみている。中国が周辺国を挑発しているのは、侵略の意図があるからというより、実は国内の不満を抑えることが最大の目的だと思われるからだ。いま中国政府が最も恐れているのはチベット問題や新疆ウイグル問題、あるいは法輪功、失業者、農民等の不満による内乱がある。それを避けるためにはあえて国境の緊張を高めて国民の目を外に向けようとしているのだと思う。

<国民皆兵で男女を問わず厳しい軍事訓練を経験させるべきだ>
・ただし実際に「核兵器」を保有する必要はない。それは敵を増やすだけだし、維持するのも大変なので、むしろマイナス面が大きいだろう。国家存亡の脅威に直面したら90日以内に核兵器を持つという方針と能力を示し続け、ロケットや人工衛星の技術を高めるなど、ニュークリア・レディの技術者を常に磨いておくことが重要だと思う。また欧米の同盟国に日本のこうした考え方を説明し納得してもらっておく必要がある。

・ソフトウェアの第一歩とは、すなわち「憲法改正」である。現行憲法は再軍備をしないという条文しかないので、開戦と終戦の手順はもとよりそれを国会がきめるのか首相が決めるのか、といったことすら想定していない。自衛隊についてもシビリアン・コントロールについても定義は明確ではない。つまり今の日本には“戦う仕掛け”がない。

<中国の人権問題を「ハードランディング」させると7億人の農民が世界を大混乱に陥れる>
<中国政府が気づかない「2つのズレ」>
・いま中国政府が理解すべきは自分たちが考える常識と世界が考える常識がズレている、ということだ。ズレは2つある。

・一方、中国は今もチベットや新疆ウイグルなどを征服したという認識は全くない。

・もう一つのズレは、中国が宗教の自由を認めないことである。

<台湾もチベットも独立させて中華「連邦」を目指せ>
<私の提案に賛同する中国指導者たちは、起て!>
・現在の中国で国民に自治と自由を与えたら、不満を募らせている7億人の農村戸籍の人々が都市に流入して大混乱が起きる。力と恐怖による支配を放棄すれば、暴徒化した農民たちが中国人資本家や外国人資本家を襲撃して富を略奪するかもしれないし、第2の毛沢東が現れて、より強力な共産国家を作ってしまうかもしれない。

・なぜ、国民に移動の自由さえ与えていないのかを真剣に考えたことのない欧米諸国が、自分たちの基準を中国に当てはめて、人権だと民主主義だのとなじることも間違いなのだ。

<「世界に挑戦する日本人」第4の黄金期を築け>
<世界に飛び出せない“偽エリート”の若者たち>
・どうも最近の日本人はだらしない。基本的な能力が低下しているうえ、気合や根性もなくなっている。
 私は、アメリカのスタンフォード大学ビジネススクールやUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で教えていたが、クラスにいた日本人留学生は実に情けなかった。

・英語こそ、そこそこのレベルではあったが、中国、韓国、ヨーロッパ、中南米などの他の国々から来たクラスメートの活発な議論に加わることができず、覇気がなくてクラスへの貢献もあまりできていなかった。

・私は、若い頃、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)大学院に留学した。1960年代の後半である。あの時代は、日本を離れる時に家族と水杯を交わし、博士号が取れなかったら日本に帰れないという悲壮な覚悟で太平洋を渡った。実際、博士号が取れずにボストンのチャールズ川に投身自殺したクラスメートもいた。留学中の3年間、私は(お金がないせいだが)一度も帰国しないどころか自宅に電話さえかけなかった。
 ところが今の日本人留学生は日常的に携帯電話で自宅と連絡を取り、嫌になったら簡単に逃げ帰る。

<●●インターネット情報から●●>

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より

<高橋洋一>
主張
増税する前に、まず政府の無駄な出費を減らすことを主張する、上げ潮派の論客。1998年から在籍したプリンストン大学ではベン・バーナンキの薫陶を受けた。いわゆるリフレ派であると目される。

埋蔵金
2008年(平成20年)には、いわゆる「霞が関埋蔵金」が存在すると主張し 、翌年に発生した世界金融危機に際しては、政府紙幣の大量発行によって景気回復を試みるよう提言した。

日本の財政について
財務省時代に国のバランスシートを作成(2012年現在は財務書類という名称で公表)し、国の借金は900兆、資産は500兆、差し引き400兆の負債であり、これを踏まえて財政を論議しなければならないと、増税を主張する財務省やマスコミを批判している。

日本の財政再建のためには、大胆な金融緩和によるリフレーション政策で経済を成長させ、税収の自然増を図るべきであると主張している。また2013年の時点で「日本は世界1位の政府資産大国」であり、国民1人あたり500万円の政府資産があり、売却すれば金融資産だけで300兆円になると主張している。

日本銀行批判
大蔵省在籍中から、日本銀行による金融政策への批判を繰り返してきた。構造改革論が盛んに論じられた2002年には、構造改革の模範と目されたニュージーランドがかつて、金融政策によってデフレーションに陥る危機を脱したことを指摘、インフレーション目標を採用しない日本銀行を批判した。

日本銀行はハイパーインフレーションを恐れ、紙幣の大量発行を拒否しているが、40兆円の需給ギャップがあるのでそうはならないとも主張している。その後、銀行の持つ国債を日銀がデフレ(需給、GDP)ギャップ分の30兆(2012年4月-6月は10兆(朝日新聞))円分引き取り、紙幣を供給する政策も主張している。

2012年現在の金融政策について、「日銀が100兆円ほどの量的緩和をすれば株価も5000円程上昇、そうしないと日本の景気回復(デフレ脱却)とはならない。今の日銀の5兆-10兆円での量的緩和では、海外からは見劣りし周回遅れである」と批判している。
アベノミクスの三本の矢で最も重要なのは『金融緩和である』としている。



『あなたのすぐ隣にいる中国のスパイ』
鳴霞  千代田情報研究会  飛鳥新社  2013/4/6



・来日後の私は、大学や兵庫・大阪の中国語学校で教える傍ら、日本企業の通訳もしていたが、その折痛感したのは「日本人がいかに易々と中国人に騙されるか」である。

<中国人学者たちの怪しい行動>
・日本企業は「人権」「友好」「学術研究」という冠をつければ、技術も機密も公開、資金まで提供して丁寧に教えてくれると、中共政府は見くびっている。この状態こそ、日本が「スパイ天国」であると揶揄され、世界から嘲笑の的になっている理由である。
 中共は「スパイの21世紀的役割は、技術的遅れを埋め合わせる機密情報の入手」と規定している。国家として科学技術力が欠けていることを認識し、先進各国の先端技術を欲しがっている。しかし、先端技術を習ったり買ったりするような状況は想定していない。
 中共は、習うこと、または習うことによって入手した技術は古いもので、最先端のものではないという認識を強く持っている。

<美女スパイの手口>
・中国のスパイ活動といえば、すぐ「ハニートラップ」という言葉が浮かんでくる。女性を近づけて相手を油断させ、情報を取ったり、工作したりすることであるが、日本の橋本元首相や自民党の前総裁・谷垣禎一氏も、これに引っかかったのではないかという噂がある。亀井静香前国民新党代表は、自民党時代、中国を初訪問する際、後藤田官房長官に直々に呼ばれ「中国の女性通訳には気を付けろ」と注意を受けたという。実際、中国を訪れると、すこぶるつきの美人通訳が現れ、耳に吐息を吹きかけるように小声で通訳するので、非常に困惑したという。
 中国における「ハニートラップ」の歴史は古い。

・また、2005年に明らかになった駐上海日本国総領事館の男性館員が自殺した事件なども、現代の「中共によるハニートラップ」として記憶に残る事件だ。

・また、あるときは男性館員が犯したささいな法律違反(例えば中国では未婚の男女がホテルの一室にいるのは違法)を他の公安職員に摘発させ、自ら館員を助ける役を買って出た。その際に用いた中国語文書も存在しており、日本政府はこの文書を根拠として、中共政府に「領事関係に関するウィーン条約」違反として抗議した。

・古来、「英雄艶を好む」ということわざがある。為政者や事業家など、「精力的に仕事をこなす人々」は「女色を好む傾向が強い」というほどの意味だが、最近では、多くの日本人が「英雄」になってしまっており、それだけスパイの対象も増えていると言えなくもない。自衛隊や領事館員ばかりではない。企業の技術者や最先端の研究を担っている大学の准教授などもその対象であろうし、インターンの大学院生や国会議員の秘書なども「英雄」になってしまうのである。

・また、ビジネスは「グリーンと銀座で動く」といわれたが、料亭での政治が姿を潜めると同時に、政治家も、夜の銀座に蝟集することが多くなった。つまり、銀座だけでなく六本木や赤坂など、夜の街は日本のビジネスマンのみならず政治関係の「英雄」も集う場所となっていったのである。そのような夜の街の異変が2011年2月15日の夕刊紙に報じられた。「中国の軍幹部令嬢らが日本で謎のクラブ勤め」という記事であるが、筆者もコメンテーターとして登場しているので、以下に要約を紹介する。
 中国人民解放軍の幹部らの複数令嬢が、東京の銀座や新宿のクラブに勤めていることが、在日中国人社会でひそかに話題となっている。金銭的に余裕があるはずだけに、その目的や真意について、「日本の政財界に特別なコネクションを構築している」から「スパイ説」まで、さまざまな憶測が飛び交っている。

・米国では、2009年だけで、米司法省が捜査に着手した中国絡みのスパイ容疑事件は、なんと400件を超えたという。

・最近は銀座でも赤坂でも、中国人の経営するクラブや中国人ホステスが少なくない。中国人のホステス専門の店ではなく、かなり老舗の名前の通ったクラブにも「中国からの留学生」と称するホステスがいることがある。

・今はなくなったが、麻生太郎氏が首相になる前、昵懇の女性が経営する「シュミネ」という高級クラブがあり、そこにも、長期間北京出身のホステスが在籍していた。高名な政治家が通う店であるから、政界関係者や官僚、企業経営者などが多く集まっていた。

・もともと中国には「千金小姐」といって、どんな貧しい家の娘でも美人に生まれてくればカネになるという即物的な考え方があるほどなのだ。

・日本人の恥の文化に付け込むのが「ハニートラップ」の本質であり、同時に、これは日本のみならず、一夫一婦制を持つ数多くの近代法治国家の間で行われている、中共スパイの常套手段なのである。

<嵌められても気づかない国会議員たち>
<世界のどこよりも簡単な日本政界工作>
・2012年7月18日号の国際情報誌『SAPIO』に、衝撃的な記事が掲載された。ジャーナリストの山村明義氏の署名記事で、「お寒い事情、赤いスパイへの警戒感ゼロの野田民主党政権を中国への機密情報「筒抜け政権」と命名する」と題されていた。

・あまりにも無防備な事態に、日本に詳しい中国共産党のある幹部はこう嘯くのだ。「今の民主党政権は国家情報の危機管理意識が皆無に等しい。我々が日本人に近づき、日本の重要な情報を握るのはもはや難しいことではなく、裏の偽装すらする必要もない」

・現実に昨年(2011年)7月から11月にかけて、同じ東京・永田町の衆参の議員会館で、中国国内からと思われる国会議員のメールがウイルスに感染し、外国への情報が送られたとされる「サイバーテロ事件」が起きた。

・ところで、ウイグル会議開催直前、在京の中国大使名でウイグル国会議員連盟の各議員に、会議への参加を見合わせるよう強く求める要望書が届いたのだ。これだけでも明らかな内政干渉だが、それはさておき、その配布先を見てみると、議員連盟に当時参加していない議員にまで届いている。逆に参加しているのに、抗議文が届かなかった議員もいる。調べてみると、ある時期に作成された名簿を元に送付されていることが判明した。
 では、なぜ中国大使は「日本ウイグル国会議員連盟」の名簿を知ることができたのか。

・国会議員には「行政調査権」というものがあって、それを行使すると国の機密資料を簡単に手に入れることができる。以下は伝聞であり、未確認のものであるが、国政に関することなのであえて公開する。まだ民主党政権になる前の話であるが、辻本清美議員の秘書から行政調査権を使ってある資料の提出が要求された。

・したがって、財務省の官僚は議員のところに資料を持って直接出向いた。ところが議員本人に面会したところ、そのような調査の依頼はしていないという。

・民主党政権下で、首相官邸に出入りできる人間が1300人に膨れ上がっていたというのだ。その中には「80人ほどの左翼的メンバーがいたり、前科一犯の人」もいた。

・まさに現在の日本の情報管理の甘さ、為政者たちの情報に対する認識の決定的な欠如を示していたとしか言いようがない。

<熱烈歓迎(訪中)の中身>
・彼らは手荷物をあけてみたりなど、すぐわかるようなことはしない。しかし、パスポートは、実は個人情報の宝庫だ。本籍地は当然だが、過去に中国や他の国のどこに滞在したかまで記録されている。中共はその個人の情報を得て、調査を始める。特に、事前に中国の他のどこかを訪れていた場合、たちどころにそのときの行動を調べ上げる。ちなみに、イスラエルの場合、外国人訪問者が希望すれば、入国のスタンプは押さない。イスラエルに敵対するイスラム国に行った場合、迷惑をかけないようにという配慮からだ。

・さらに、前もってホテルの部屋などに運び込まれた荷物は、歓迎会の間にすべて中身を見られていると思ったほうがよい。書類などは、コピーされていることが少なくない。

・シャワーを浴び、一夜を共にしたりすれば、彼女たちの行為はより完璧となる。当然その前の全裸で抱き合う画像も撮られているので、男性がスパイ行為に気づいて文句を言えば、それを持ち出される。中国の役人に泣きついても、基本的には無意味である。中国には「夫婦、親子以外の男女(外国人同士の場合は除く)が、夜11時以降、ホテルの同じ部屋にいてはならない」とする法律があり、法律違反で逮捕されかねないのだ。

・2004年、自民党の山崎拓元副総裁と平沢勝栄議員が、中国の大連市で拉致問題解決のために北朝鮮の高官と交渉をしたことがある。この時、ここに書かれたような状況で、日本側の交渉の内容が事前に漏れていたということを、大連の『紡垂新聞』が報じている。このほど左様に、中国では十重二十重にスパイ網が存在するのだ。中国と一度でも関係した外国人はファイルが作られ、それが年々更新され、膨大なものとなっていく。

<「合弁会社」での「地下党組織活動」>
・中国には日本の会社が3万社ある。独立会社・日中合弁会社・日台合弁会社・日香合弁会社などであるが、それらの現地企業の中には当然「中共地下党組織」が作られ、情報収集のみならず企業が反中共活動をしていないかどうか、チェックし共産党中央に報告することを任務としている。

・筆者は、幼年時代から大学まで、中国の教育を受けてきたが、「南京大虐殺30万人」などということは一切教えられていなかった。なので、中国の教科書に「南京大虐殺」が載っていると知った時には、非常に違和感を持ったものだ。筆者のように外国に出た者は、まだ冷静なものの見方ができるが、そうでない場合、自分の働く日本企業を敵視し、「地下党」員として活動することになんらの痛苦も感じない。こうした工作を、中共は「文化戦」と称している。

・最近では日本に帰化した中国人だけで12万人を超えており、彼らには当然選挙権が与えられている。これに永住許可者を含めると、中共のコントロール下にある者の数は膨大で、実に恐ろしい動向である。では沖縄はどうか。永住外国人に参政権を与えようなどと言っているくらいだから、中国からの帰化華人の数など真剣に考えたことがないだろう。しかし、これは間違いなく脅威である。

<日本の経済援助が中国のスパイ活動を巨大化させた>
<中共スパイの原点は周恩来>
<南京大虐殺が1979年までの中国歴史教科書に一切掲載されていない不思議>
・まさに、外国人の目から見ても、当時の日本人の記録を見ても、略奪や殺人を犯していたのは中国兵のほうであり、日本軍ではないのである。
 それにしても、人口20万人の都市で30万人を虐殺するなど神様も不可能だ。

<中共は中国人のいる場所すべてにスパイを送り込む>
・従って、全軍のなかで、スパイより高級なポストはなく、スパイより機密なポストはない。さらに、すぐれた知恵がなければ、スパイを使いこなせないし、人徳がなければ、よく動かせず、洞察力がなければ、もたらされた情報の真偽を判断できない。


コロナ以降の不景気がどのくらいの長さになるのか、正確なことはまだ誰にもわかりません。ただ、歴史に学ぶならば、少なくとも今後3年間の経済停滞を覚悟しておいたほうがいいのかもしれません。(5)



『日本はこの先どうなるか』
高橋洋一  幻冬舎   2016/8/10



<政治・経済では本当は何が起きているのか>
<英国のEU離脱、欧州への大量移民、崩壊寸前の中国経済、米国の過激な大統領候補、日本の戦争リスク………>
<データに基づかなければ、議論する意味はまったくない>
・参院選の結果を受け、さらなる経済政策が実行される。
・憲法改正は容易ではない。
・イギリスEU離脱の悪影響はボディブローのように効いてくる。
・イギリス経済は将来的には成長する可能性あり。
・経済は人の「気分」で動く。
・エコノミストの予測が外れるのは経済学部が「文系」だから。
・輸出入統計から推計した中国のGDP成長率はマイナス3%。
・国債暴落説の大ウソ。
・財務省の税務調査権は実に恐ろしい。
・日本経済は必ず成長できる!
・戦争のリスクを甘く見てはいけない。

<データは嘘をつかない>
<トランプ大統領の誕生は日本にどう影響するか >
・最近のトランプ氏の発言を聞いていると、いよいよ「へりコプターマネー」を言い出すのではないかと考えている。
 へりコプターマネーのもともとの意味は、中央銀行が紙幣を刷ってへりコプターから人々にばらまくというものだ。ただし、実際にこれを行うことは難しく、「いつどこにへりコプターが来るのか教えてほしい」というジョークすらあるほどだ。
 現在のように中央銀行と政府が役割分担している世界では、中央銀行が新発国債を直接引き受けることで、財政赤字を直接賄うことをへりコプターマネーと言うことが多い。

・バーナンキ氏のそれは名目金利ゼロに直面していた日本経済の再生アドバイスであったが、具体的な手法として、国民への給付金の支給、あるいは企業に対する減税を国債発行で賄い、同時に中央銀行がその国債を買い入れることを提案していた。
 中央銀行が国債を買い入れると、紙幣が発行されるので、中央銀行と政府のそれぞれの行動を合わせてみれば、中央銀行の発行した紙幣が、給付金や減税を通じて国民や企業にばらまかれていることになる。その意味で、バーナンキ氏の日本経済に対する提案はへりコプターマネーというわけだ。

<もし朝鮮半島で有事が起きれば、韓国における在留邦人保護も大きな課題>
・体制の維持には、一定の経済力が必要だ。中国経済の景気後退の影響で、北朝鮮経済は深刻なダメージを被っていることが予想される。対中輸出依存度が25%程度の韓国でさえ、2015年の輸出額は対前年比6%程度も減少している。対中輸出依存度が70%以上と言われる北朝鮮は、中国経済の低迷の影響をモロに受けているに違いない。
 北朝鮮のGDPは謎に包まれているが、400億ドル程度(4兆4000億円程度)とされており、一人当たりGDPは2000ドルにも達しない最貧国である。人口は約2300万人で、そのうち5%、つまり約120万人が軍人である。
 これを日本に当てはめて考えると、自衛隊員を600万人も抱えている計算になる。その経済的な負担は、あまりにも大きい。

・北朝鮮は、国連制裁をこれまで4回も受けている。1月の核実験、2月のミサイル発射を考慮して、もし追加の国連制裁を受けた場合、事実上は6回の制裁と考えていいだろう。これは、7回も国連制裁を受け、結果としてつぶされたイラク並みである。そうなると、朝鮮半島有事も充分に想定できるのだ。

<米軍が日本から撤退すれば、日本の核保有が現実味を帯びる>
<願うだけで平和が実現できるなら、世界はとっくに平和になっている>
・集団的自衛権の行使容認は、アメリカとの同盟関係の強化をもたらし、日本の戦争リスクを下げることにつながるのである。
 集団的自衛権は、同盟関係と一体不可分のものだ。世界では、集団的自衛権なしの同盟関係はあり得ない。その意味で、もし集団的自衛権の行使を認めなかったら、日本はいずれは日米同盟を解消される恐れもある。

・安保関連法の成立を世界の視点で見れば、これまで同盟関係がありながら集団的自衛権の行使を認めなかった「非常識」を、世界の「常識」に則るようにした程度の意味である。そう考えれば、「安保関連法で日本が戦争をする国になる」などといった主張が単なる感情論にすぎないことがわかるだろう。実際、国際関係論の数量分析でも、同盟関係の強化が戦争のリスクを減らすことは実証されているのである。
 安全保障を議論するときはいつもそうだが、左派系が展開する議論はリアルではなく、非現実的かつ極端なものばかりだ。
 安保関連法案が国会で審議されている最中、衆議院憲法審査会において、3人の憲法学者が「安保関連法案は憲法違反」と指摘して話題になったことがある。聞けば、95%の憲法学者が集団的自衛権の行使容認を違憲だと考えているという。

<中国のGDP成長率を推計すると、「-3%」程度である>
・中国政府のシンクタンクである中国社会科学院は、2015年のGDP成長率を「+6.9%」と発表しているが、これはおそらくウソだろう。
 もし、筆者のこの推計が正しければ、中国経済は強烈な減速局面に突入していることになる。

・要するに、貿易面から見れば、中国経済の失速はアメリカのそれと大差ないくらい、世界経済に与える影響が大きいものになるということだ。
 しかも、その影響は中国との貿易依存度が大きいアジアでより深刻になるはずだ。
 ちなみに、リーマンショック後の2009年、アメリカのGDPは3%程度減少し、輸入も15%程度減少した。貿易関係を通じた実体経済への影響については、現在の中国の経済減速は、リーマンショックのアメリカと酷似している状況だ。この意味では、中国ショックはリーマンショック級の事態に深刻化する可能性を秘めているのである。

<中国は「中所得国の罠」にはまり込んでいる>
・「中所得国の罠」という言葉を聞いたことがあるだろうか。「中所得国の罠」とは、多くの途上国が経済発展により一人当たりのGDPが中程度の水準(1万ドルが目安とされる)に達した後、発展パターンや戦略を転換できず、成長率が低下、あるいは長期にわたって低迷することを言う。
 この「中所得国の罠」を突破することは、簡単ではない。アメリカは別格として、日本は1960年代に、香港は1970年代に、韓国は1980年代にその罠を突破したと言われている。一方で、アジアの中ではマレーシアやタイが罠にはまっていると指摘されている。中南米でもブラジルやチリ、メキシコが罠を突破できすにいるようで、いずれの国も、一人当たりGDPが1万ドルを突破した後、成長が伸び悩んでいる。

・これまでの先進国の例を見ると、この罠を突破するためには、社会経済の構造改革が必要である。社会経済の構造改革とは、先進国の条件とも言える「資本・投資の自由化」である。日本は、東京オリンピックの1964年に、OECD(経済協力開発機構)に加盟することによって「資本取引の自由化に関する規約」に加入し、資本・投資の自由化に徐々に踏み出した。当時、それは「第二の黒船」と言われたが、外資の導入が経済を後押しし、それが奏功して、日本の1人当たりGDPは1970年代半ばに5000ドル、1980年代前半に1万ドルを突破した。

・では、中国ははたして「中所得の罠」を破れるだろうか。筆者は中国が一党独裁体制に固執し続けるかぎり、罠を突破することは無理だと考えている。
 ミルトン・フリードマン氏の名著『資本主義と自由』(1962年)には、政治的自由と経済的自由には密接な関係があり、競争的な資本主義がそれらを実現させると述べられている。経済的自由を保つには政治的自由が不可欠であり、結局のところ、一党独裁体制が最後の障害になるのだ。
 そう考えると、中国が「中所得国の罠」を突破することは難しいと言わざるを得ない。

<日本の財政は悪くない>
<「日本の借金は1000兆円」という財務省による洗脳>
・話を消費増税の延期に戻そう。そもそも消費税率を引き上げる目的は、「税収」を増やすためである。税収を上げたがっているのは誰かと言えば、それは財務省だ。景気が充分に回復していない状況での増税は経済成長を阻害することが明白であるにもかかわらず、なぜ財務省は消費税率を上げたがるのか?その理由については後述するが、増税の方便として使われているのは、いわゆる「日本の借金」である。1000兆円—―
 この数字を見て、おそらく読者の皆さんのほぼすべてが、「日本の借金」という言葉を頭に思い浮かべたに違いない。それほどまでに、「日本の借金1000兆円」というフレーズは巷間に定着してしまっている。

・当時から、旧大蔵省は「日本の国家財政は危機に瀕している」と対外的に説明していたが、バランスシートを作成した筆者には、すぐその主張がウソであることがわかった。負債と同時に、政府が莫大な資産を所有していることが判明したからだ。このとき、幹部からバランスシートの内容を口外しないように釘を刺されたことを覚えている。
 あまりに資産が多額であったからであり、それまで「国の借金はこんなにたくさんあります」と資産の存在を公表せずに負債だけで財政危機を煽ってきた説明が破綻してしまうからだ。

・しかも資産の大半が特殊法人などへの出資金・貸付金であったため(これは現在も大差ない)、仮に資産の売却や整理を求められると、特殊法人の民営化や整理が避けられなくなってしまう。これは、官僚にとっては{天下り先}を失うことを意味し、自分で自分の首を絞めることにつながる。筆者も当時は現役の大蔵官僚だったため、「口外するな」という命令に従わざるを得ず、情報を外部に漏らすことはしなかった。
 残念ながら、筆者が作成したバランスシートは、大蔵省だからか「お蔵入り」になってしまったが、1998年度から2002年度までは試案として、そして2003年度以降は正式版として外部にリリースされるようになった。

・何しろ日本の長期金利は、2016年2月9日に史上初のマイナス台に突入したほどの超低金利なのだ。にもかかわらず、国債暴落説はいまだに巷間でくすぶり続けている。
 国債暴落説の根拠とされているものはいろいろあるが、その一つは、日本の財政破綻だ。日本政府がいずれ国債の金利負担に耐えられなくなるとの見通しから、損を回避したい人々の間で国債の売却が加速し、いっきに債券価格が下落して金利が暴落するというロジックである。しかし、前述のように日本は財政破綻状態ではないため、この話はそもそもの前提が間違っていることになる。

・金融や財政に馴染みが薄い一般の人が、財政破綻論や国債暴落説を語ったり信じたりすることは仕方がない面もあるが、専門家である学者の中にも財政破綻論や国債暴落説を語る人がいることには驚くばかりだ。
 たとえば、東京大学金融教育センター内に、かつてものすごい名称の研究会が存在した。その名も、「『財政破綻後の日本経済の姿』に関する研究会」だ。代表を務めるのは、井堀利宏(東京大学大学院経済学研究科教授)、貝塚啓明氏(東京大学名誉教授)、三輪芳朗氏(大阪学院大学教授・東京大学名誉教授)という日本の経済学界の重鎮たちだ。
 同研究会の活動内容はホームページに公開されている。2012年6月22日に第1回会合が開かれ、2014年10月3日までの2年余りの間に、計22回が開催されている。『発足とWebPage開設のお知らせ』に掲載されている文章を見ると、「われわれは日本の財政破綻は『想定外の事態』ではないと考える。参加メンバーには、破綻は遠い将来のことではないと考える者も少なくない」と書かれている。

 第1回会合では、三輪氏が「もはや『このままでは日本の財政は破綻する』などと言っている悠長な状況ではない?」という論点整理メモを出し、勇ましい議論を展開している。要するに、財政破綻は確実に起こるので、破綻後のことを考えようというわけだ。

<財務省が消費税率を上げたがるのは「でかい顔」をしたいから>
<外債投資で儲けた20兆円を、政府は財政支出で国民に還元すべきだ>
・問題は財源だが、これはいとも簡単に捻出できる。「外為特会」を活用すればよいのである。



『「新富裕層」が日本を滅ぼす』
金持が普通に納税すれば、消費税はいらない!
武田知弘 著  森永卓郎 監修  中央公論新社 2014/2/7



<必要なのは経済成長や消費増税ではなく、経済循環を正しくすることなのだ>
・世界の10%以上の資産を持っているのに、たった1億数千万人を満足に生活させられない国・日本、必要なのは経済成長や消費増税ではなく、経済循環を正しくすることなのだ。「富裕層」と「大企業」がため込んで、滞留させている富を引っ張り出し、真に社会に役立てる方策を考える。

<バブル崩壊以降に出現した“新富裕層”とは?>
・今の日本人の多くは、現在の日本経済について大きな誤解をしていると思われる。たとえば、あなたは今の日本経済について、こういうふうに思っていないだろうか?

・バブル崩壊以降、日本経済は低迷し国民はみんなそれぞれに苦しい

・金持ちや大企業は世界的に見ても高い税負担をしている。日本では、働いて多く稼いでも税金でがっぽり持っていかれる

・その一方で、働かずにのうのうと生活保護を受給している人が増加し、社会保障費が増大し財政を圧迫している

・日本は巨額の財政赤字を抱え、少子高齢化で社会保障費が激増しているので消費税の増税もやむを得ない

・これらのことは、きちんとしたデータに基づいて言われることではなく、経済データをきちんと分析すれば、これとはまったく反対の結果が出てくるのだ。

<消費税ではなく無税国債を>
<日本経済の最大の問題は「金回りの悪さ」>
・「失われた20年」と言われるように、日本の経済社会は、長い間、重い閉塞感に包まれて来た。アベノミクスで若干、景気は上向いたものの、消費税の増税もあり、今後、我々の生活が良くなっていく気配は見えない。
 なぜこれほど日本経済は苦しんでいるのか?
現在の日本経済の最大の問題は「金回りの悪さ」だと言える。

・政府は、財政再建のために消費税の増税にゴーサインを出した。しかし、消費税は「金回り」を悪くする税金なのである。消費税を導入すれば、もともと大きくない内需がさらに冷え込むことになる。また消費税というのは、国全体から広く浅く徴収する税金なのである。

・筆者は、お金の循環を良くして財政を再建するために、ある方法を提案したい。それは、「無税国債」という方法である。

<「無税国債」とは何か?>
・無税国債の狙いは、国民の金融資産1500兆円の中に眠る“埋蔵金”を掘り起こすことにある。

・実は無税国債にはモデルがある。フランス第四共和制下の1952年、時の首相兼蔵相のアントワーヌ・ピネー(1891~1994年)が発行した相続税非課税国債である。
 フランスは当時、インドシナ戦争で猛烈なインフレが起きて財政が窮乏していたが、時限的に相続税を課税しないピネー国債を出したところ飛ぶように売れ、ただちに財政が健全化して戦費の調達もできた。これをブリタニカ国際大百科事典は「ピネーの奇跡」と書いている。

<莫大な個人金融資産を社会に役立てることができる>
・ただ、この個人金融資産を社会に引っ張り出すのは容易なことではない。個人金融資産は、個人の持ち物である。これを勝手に国が使うことはできない。国が使うためには、合法的にこの資産を引っ張ってこなくてはならない。
 もっとも手っ取り早いのは税金で取ることである。しかし、個人金融資産に税金を課すとなると、非常な困難がある。というのも、金持というのは、税金に関して異常にうるさいからだ。国民の多くは気づいていないが、この20年間、富裕層に対して大掛かりな減税が行われてきた。個人金融資産がこれだけ激増したのも金持ちへの減税が要因の一つである。

<極端な話、無税国債は返さなくていい借金>
・個人金融資産は1500兆円あるのだから、750兆円を無税国債に置き換えるというのは、夢の話ではない。ちょっと頑張れば可能なことなのである。
 750兆円を税金で徴収しようと思えば、大変である。消費税率を10%に上げたとしても、20兆円程度の増収にしかならない。もし消費税によって財政の健全化をしようとすれば、税率15%にしたとしても40年近くもかかるのである。

・またもし税率20%にすれば、日本の国力は相当に疲弊するはずである。消費が激減し、景気も後退するだろう。そうなれば、予定通りの税収は確保できず、さらに税率を上げなくてはならない。日本経済はどうなることか……。
 消費税に頼るよりも、無税国債をつくる方が、どれだけ健全で現実的かということである。

<無税国債は富裕層にもメリットが大きい>
・そして無税国債の販売にも、そう問題はないのである。「マイナス金利の国債?そんな国債を買うわけはないだろう」と思う人もいるだろう。確かに、ただマイナス金利というだけならば、買う人はいない。しかし、この国債には、相続税などの無税という恩恵がついているのだ。
 これは富裕層にとって、かなり大きなメリットと言える。

<実は日本は社会保障“後進国”>
あまり知られていないことだが、日本の社会保障というのは、先進国とは言えないくらいお粗末なモノなのである。
 本来、日本は世界有数の金持ち国なのに、社会のセーフティーネットがお粗末なために、国民は安心して生活ができないのである。
 今の日本人の多くは、「日本は社会保障が充実している」「少なくとも先進国並みの水準にはある」と思っている。
 しかし、これは大きな間違いなのである。日本の社会保障費というのは、先進国の中では非常に低い。先進国ではあり得ないくらいのレベルなのだ。
そして、この社会保障のレベルの異常な低さが、日本経済に大きな歪みを生じさせているのだ。日本人が感じている閉塞感の最大の要因はこの社会保障の低さにあると言ってもいいのだ。

・日本は、先進国並みの社会保障の構築を全然してきていない。社会保障に関しては圧倒的に“後進国”と言えるのだ。

・また昨今、話題になることが多い生活保護に関しても、日本は先進国で最低レベルなのだ。

・日本では、生活保護の必要がある人でも、なかなか生活保護を受けることができないのだ。

・日本の生活保護では不正受給の問題ばかりが取りあげられるが、生活保護の不正受給件数は全国で2万5355件である。つまり生活保護には不正受給の数百倍の「もらい漏れ」があるのだ。

<なぜ経済大国日本に「ネットカフェ難民」がいるのか?>
・日本では、住宅支援は公営住宅くらいしかなく、その数も全世帯の4%に過ぎない。支出される国の費用は、1500億円前後である。先進諸国の1割程度に過ぎないのだ。しかも、これは昨今、急激に減額されているのである。1500億円というのは、国の歳出の0.2%程度でしかない。
 フランスでは全世帯の23%が国から住宅の補助を受けている。その額は、1兆8000億円である。またイギリスでも全世帯の18%が住宅補助を受けている。その額、2兆6000億円。自己責任の国と言われているアメリカでも、住宅政策に毎年3兆円程度が使われている。
 もし、日本が先進国並みの住宅支援制度をつくっていれば、ホームレスやネットカフェ難民などはいなくなるはずである。

・日本は他の先進国よりも失業率は低い。にもかかわらず、ホームレスが多かったり、自殺率が高かったりするのは、社会保障が圧倒的に不備だからなのだ。日本の自殺率は、リストラが加速した90年代以降に激増しており、明らかに経済要因が大きいのである。

<税金の特別検査チームを!>
・税金の無駄遣いをなくし、必要な支出をきちんと見極める。
 そのためには、予算をチェックするための強力な第三者機関のようなものをつくるべきだろう。
 今の日本の税金の使い道というのは、複雑に絡み合ってわけがわからなくなっている。これだけ税金の無駄遣いが多発しているのは、税金の使途の全貌を把握している人がほとんどいないからである。

<平成の“土光臨調”をつくれ>
・今の行政制度、官僚制度ができて60年以上である。いや、戦前から続いている制度も多いので、100年以上になるかもしれない。
 同じ制度を100年も使っていれば、絶対に矛盾や不合理が生じるはずである。

<先進国として恥ずかしくない社会保障制度を>
・財界も参加した第三者機関により、社会保険料の徴収と分配も合理的に考えることができるはずである。これまで財界は社会保険料を取られるだけの立場だった。そのため、なるべく社会保険料を小さくすることを政府に要求し続けてきた。

・これまで述べてきたように、日本の社会保障制度というのは、先進国とは言えないほどお粗末なものである。
 しかし世界全体から見れば、日本はこれまで十分に稼いできており、社会保障を充実させ、国民全員が不自由なく暮らすくらいの原資は十二分に持っているのである。
 今の日本の問題は、稼いだお金が効果的に使われていないこと、お金が必要なところに行き渡っていないことなのである。

<「高度成長をもう一度」というバカげた幻想>
・バブル崩壊以降、国が企業や富裕層ばかり優遇してきた背景には、「高度成長をもう一度」という幻想があると思われる。

・そういう絶対に不可能なことを夢見て、やたらに大企業や富裕層を優遇し続けてきたのが、バブル崩壊後の日本なのである。

<今の日本に必要なのは「成長」ではなく「循環」>
・極端な話、景気対策などは必要ないのである。
 必要なのは、大企業や富裕層がため込んでいる金を引き出して、金が足りない人のところに分配することだけなのである。
・大企業や富裕層がため込んでいる余剰資金のうち、1%程度を差し出してください、と言っているだけなのである。
たったそれだけのことで、日本全体が救われるのである。

<国際競争力のために本当にすべきこと>
・バブル崩壊後の日本は、「国際競争力」という“錦の御旗”のもとで、企業の業績を最優先事項と捉え、サラリーマンの給料を下げ続け、非正規雇用を激増させてきた。

<無税国債は一つのアイデアに過ぎない>
・何度も言うが、バブル崩壊後、富裕層や大企業は資産を大幅に増やしている。その一方で、サラリーマンの平均収入は10ポイント以上も下がっている。
 国民に広く負担を求める消費税が、いかに不合理なものか。

・もう一度言うが大事なことは、一部に偏在しているお金を社会に循環させることなのである。

<日本の企業はお金をため込み過ぎている>
・この10年くらいの間に大企業はしこたま貯蓄を増やしてきた。「内部留保金」は、現在300兆円に迫っている。

<設備投資には回らない日本企業の内部留保金>
・「バブル崩壊以降の失われた20年」などという言われ方をするが、実は、日本企業はその間しっかり儲けていたのだ。
しかも、それに対して、サラリーマンの給料はこの十数年ずっと下がりっぱなし(一時期若干上がったときもあったが微々たるもの)である。リストラなどで正規雇用は減らし、非正規雇用を漸増させた。

<「日本の法人税は世界的に高い」という大嘘>
・しかし、実は「日本の法人税が世界的に高い」というのは大きな誤解なのである。日本の法人税は、確かに名目上は非常に高い。しかし、法人税にもさまざまな抜け穴があり、実際の税負担は、まったく大したことがないのである。法人税の抜け穴の最たるものは、「研究開発費減税」である。

<バブル崩壊以降、富裕層には大減税が行われてきた!>
・そもそもなぜ億万長者がこれほど増えたのか?
 その理由は、いくつか考えられるがその最たるものは、次の2点である。「相続税の減税」「高額所得者の減税」
 信じがたいかもしれないが、高額所得者は、ピーク時と比べれば40%も減税されてきたのである。

<実は、日本の金持ちは先進国でもっとも税負担率が低い>
<金持ちの税金は抜け穴だらけ>
・前項で紹介した大手オーナー社長のような「配当所得者」に限らず、日本の金持ちの税金は抜け穴だらけなのである。だから、名目上の税率は高いが、実際はアメリカの2分の1しか税金を払っていない、ということになるのだ。

<相続税も大幅に減税された>
・バブル崩壊以降、減税されてきたのは所得税だけではない。相続税もこの20年間に大幅に減税されている。



『「借金1000兆円」に騙されるな!』
暴落しない国債、不要な増税
高橋洋一   小学館   2012/4/2



<日銀法を改正すべき>
・中央銀行の独立性は、手段の独立性と、目標の独立性に分けられているが、1998年の日銀法改正で、日銀にはそのどちらもが与えられるという非常に強い権限をもってしまった。人事の面で言えば、一度選ばれた総裁、副総裁、理事は、任期を全うするまで政治の側から罷免することさえできなくなっている。

・それまで日銀は大蔵省の尻に敷かれていたのだが、大蔵省としては、自分たちはそれほど唯我独尊ではないというポーズを、日銀法改正という形で日銀の独立性をアピールして示したかったのだ。これは日銀にとっては悲願達成だった。
 しかし、本来は政治が、民主主義によって国民から権限を与えられた政府が、インフレ目標を何%にするかを明確に決めるべきだ。日銀が決めるのはおかしい。
 そのうえで、その目標に至るまでの方法は、金融政策のプロである日銀に任せる。つまり手段は独立させるというのが、あくまで世界的な標準だ。

<日銀が目標の独立性を手離したくない理由>
・ところが日銀は、そういう形で政策を表に出すのを嫌がる。なぜかというと、どんな金融政策を取るかは、日銀の独立性という名の「権益」と化しているからだ。

<どこまで金融緩和すればいいのか?>
・経済政策にとっては将来の「インフレ予想」が必要だ。それまで政府・日銀には、直接的にインフレ予想を観測する手段がなかった。
 具体的には、物価連動債と普通の国債(非物価連動債)の利回り格差から、市場の平均的なインフレ予想を計算する。これを「ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)」と呼ぶ。
 これは世界中の中央銀行が導入し、使っている。BEIが高すぎると、引き締めなければいけない。低くなりすぎると、もっとお金を伸ばさなければいけない。

・ところが最近、BEIを算出されることを嫌ったのか、財務省は物価連動債を新たに発行しなくなってしまった。厄介な指標を計算されないように、元から断ってしまえ、ということなのだろうか。どこの国でも当たり前に計算している指標を、葬りにかかってきているのだ。

<正しい金融政策で経済が拡大すれば格差は「縮小」する>
・実際は格差が広がっていても、それぞれに分配があれば、全体としての社会不安は小さくなる。体感的にも、働く意志と能力があるのなら、何がしかの収入を自力で得られるのがいい社会だと素朴に思う。最下層の人の所得を上げるには、たとえ格差が広がっても、最高層を上げるべきだ。最下層を上げるためには全体のパイを増やすのが簡単だからだ。
 それでも働けない人には、生活保護やそれを進化させたベーシックインカムで助ければいい、それにしても、全体のパイを大きくしてからのほうが、より額も厚くできる。

<国債は便利なツールとして使えばいい>
・本書は国債をスコープとして、世界経済、そして日本の経済政策を見てきたが、現在の日本においては、国債はあくまでデフレを脱するためにマネーを増やし、将来増えすぎたときは減らすための重要なツールだということになる。

・要するに、現時点において国債が果たすべき役割は、日銀からお金を引き出すための道具として活用されればいい、ということになる。
 もし国債を買い過ぎれば、マネーが出すぎて必要以上のインフレになってしまう。その時は、高橋是清を思い出し、市中に国債を売ればいい。するとお金は日銀に還流して少なくなり、調整できる。国債は調節弁に使う。
 別に国債でなくてもいいのだが、国債がもっとも流通量が多いので、使い勝手がいいというだけだ。
 国債が、金融市場の中でコメのような役割を果たしていることはすでに述べた通りだが、それは国債の重要さ、流通量、流動性などが他の金融商品と比べて抜けているからだ。国債は金融市場の潤滑油のようなところがある。

・それでも、増税しないと財政破綻する、これ以上国債を刷ると暴落する、さらに格下げされるかもしれないという言葉を聞いてどうしても不安になってしまうのなら、CDS保証料に注目していればいい。マーケットで世界中のプロの投資家が、日本国債には何も問題はないと判断していれば、穏当な価格が付いているはずだ。
 それでも財政再建が気になる人は、債務残高対GDPが大きくならないなら心配ないはずだ。その条件は、だいたいプライマリー・バランス(基礎的財政収支)が赤字にならなければいい。

<あと900兆円国債を発行しても破綻しない>
・第1章の終わりで、歴史上イギリスがネットの債務残高が二度もGDPの250%前後になったのに、いずれも破綻しなかったことを述べた。
 日本のネットの債務残高のGDP比は70%だから、往年のイギリスと同じ段階まで債務残高をふくらませるとしたら、あと900兆円も国債を発行しなければならないということになる。
 実際にそんなことをする必要はないのだが、もし900兆円国債を発行して、一気に財政出動したらどんな世の中になるか、ちょっと想像してみよう。

・さすがに1年では賄いきれないだろうから、9年に分け、年間100兆円ずつ使っていくことにしよう。民間金融機関の消化能力を考えて、全額日銀引き受けにしよう。そうすると、毎年、政府は日銀が刷った100兆円を手に入れられる。日本中のおカネが1年間で100兆円増える。
 政府も投資先が思いつかないので、とりあえず国民全員に配ることにしたとすると、国民1人当たり70万円が分配されることになる。4人家族なら、300万円近い札束が、宅配便か何かで届くのかもしれない。
 これには長年デフレに慣れてきた人たちも、さすがに驚くのではないだろうか。隣の家にも、向かいの家にも何百万円も配られているのだ。

・インフレになるということは、為替相場は円高から超のつく円安に変わる。
 とても簡単な計算をすれば、いま米ドルはおよそ2兆ドル、日本円は140兆円存在している。ここから割り出される為替レートは1ドル=70円ということになるのだが、日本円が240兆円になれば、一気に1ドル=120円になることになる。これは小泉政権時のレベルだ。
 これはすごいことになる。米ドルを使う人から見れば、日本製の自動車や家電、精密機器が、半額で買えるわけだ。プリウスが100万円、テレビが2万円で買える感覚だ。おそらくどんなに生産しても間に合わない。

・もうひとつ、ここでぜひ考えてほしいのは、お金の量を増やせば経済は回り始めるという法則だ。いきなり100兆円増やせば不必要なインフレを招いてしまうが、では20兆円なら、30兆円なら、あるいは40兆円ではどうなるだろうか。もっとマイルドで、所得の上昇を喜びつつ、貯金することではなく働いてお金を使い、また働くことに喜びと利益を見いだせる世の中になってはいないだろうか。

<だんだん変わってきた。未来はある>
・日銀は、間違い続けている。本当は、日銀の多くの人も、間違えていることに気づいているのではないかと思う。

<財務官僚・日銀職員は国民のために働くエリートではない>
・バーナンキ議長はかつて、「日銀はケチャップを買えばいい」と言い、何でもいいから買いを入れてマネーを供給すればいいではないかと主張していたが、日銀は、分かっている人から見ればそのくらいもどかしい中央銀行なのだ。
 官僚も博士号所持者は少ない。でも平気でそれなりのイスに座り、うさんくさい経済学もどきをばらまいてミスリードしている。こんなことも、他の先進国の政府職員や、国際機関の職員にはあまりないことだ。

<もう日銀は言い逃れできない>
・インフレ目標導入を防戦する日銀の言い訳は、いつも決まって「アメリカが導入していないから」だった。
 バーナンキ教授は、2002年にFRB理事に指名された。
 実は以前、私はバーナンキ教授本人からインフレ目標の話を聞いていた。必ず将来インフレ目標を導入するはずだと予測した。
 しかし、多くの人からバッシングされた。そんなことをするわけがないだろうと叩かれた。ところが、2012年2月、現実のものになった。
 困ったのは、日銀の人たちだ。

・もう言い逃れはできない。何が日本経済のためになるのかを、真剣に考えてほしい。そうしなければ、この国から成長力が削がれる。その先に待っているのは、本物の「破綻」だ。

コロナ以降の不景気がどのくらいの長さになるのか、正確なことはまだ誰にもわかりません。ただ、歴史に学ぶならば、少なくとも今後3年間の経済停滞を覚悟しておいたほうがいいのかもしれません。(4)



『なぜ日本だけがこの理不尽な世界で勝者になれるのか』
高橋洋一   KADOKAWA  2017/4/28



<いまや世界経済のリスクとなった中国>
<自国の統計を信じない中国の政治家たち>
・経済学者の目から見ると、中国は不思議な国だ。経済学の基本でいえば、輸出は外需、輸入は内需の動きを示す。貿易統計の数字を見ると、近年の中国は輸出・輸入ともに減少しているのに、GDPは伸びている。この現象を論理的に説明できる術を筆者は持ち合わせていない。誰かに説明してもらいたいほどだ。
 もっとも、中国政府が発表しているデータを鵜呑みにすれば、いまも中国が経済成長を続けているというストーリーを簡単につくり出すことができる。

・中国のGDP統計に対して疑惑の目を向けているのは、筆者だけではない。以前から多くのエコノミストやジャーナリストが疑惑を指摘しているが、恐ろしいことに中国の政治家たちすら、国の統計を信頼していない。

・中国の国家統計局が公表する経済成長率は2012年から“小刻み”に低下しているが、これも経済の成長が止まったことをわかったうえで、対外的に「急激な失速」という印象を与えないように改竄されたデータである、と見たほうがよい。
 外需が芳しくない要因には、競争力の低下や需要の落ち込みが考えられる。これらは短期的には改善されにくいものだ。また、内需についても、共産党指導部が問題視している国内の過剰生産が「供給側の構造改革」によって解消されないかぎり、好転は難しい。貿易統計しか信頼できる判断材料がないとはいえ、中国経済が当分のあいだ、低迷する確率は高いと予測できる。

<人民元は国際通貨になれるのか>
・経済が低迷するなかで、今後の動向を探るカギとなるのは、習近平体制がどこまでもちこたえられるか、ということだ。中国経済をめぐっては、アメリカの経済学者であるケネス・ロゴフがハードランディング論を唱えている。はたして習政権は自国の経済をどこに、どう着地させようとしているのか。
 先進国では、政治的な自由と経済的な自由はセットで動いている。一方、中国の政治体制は一党独裁であるため、政治的な自由の確保は絶望的だ。そのため中国では、経済的な自由を達成できない――というのが、筆者の考える基本的なロジックである。

<中国は先進国になる前に「中進国の罠」に突き当たる>
・中進国には2種類の相手との競争がある。1つは、背後から追い上げてくる途上国。賃金の安さで中進国よりも比較優位にある途上国は、輸出品ではコスト競争力を発揮する。もう1つは先進国だ。技術力や開発力では、中進国は先進国の後塵を拝するケースが多い。コスト競争力で途上国に敗れ、技術力では先進国に敵わなければ、中進国の経済成長は止まってしまう。これが「中進国の壁」といわれる現象である。

・それに対して中国は、工業化を国有企業が牽引し、いくつかの優良企業も現れつつはあるが、資本・投資の自由化はほぼ不可能である。

・このままでは、中国は中進国の壁を越えられなかったマレーシア、タイ、アルゼンチン、メキシコといった成長停滞国の二の舞になる確率が高い。

・国際通貨になるためには、発行国が経済大国であり、発達した健全な為替・金融資本市場を有し、対外取引の自由が保証されているといった要件を満たしていなければならない。これらは経済的な自由の典型だが、中国の場合、巨大な国内市場はあるものの、常習的な為替管理国であり、自由な対外取引にも難点がある。
 中国が経済的な自由を認めるのは、容易なことではない。なぜなら為替の自由化は資本取引の自由化と表裏一体であり、資本取引の自由化は国有企業の全面的な民営化につながるからだ。国有企業が民営化によって経済的な自由を獲得すれば、やがては政党選択という自由を国民は求めるようになる。すなわちそれは、現行の一党独裁体制が崩壊の危機にさらされることを意味する。

<中国は「理」がなくとも「利」で動く>
・中国としては、統計をどれだけ改竄しても実体経済の悪化は覆い隠せないという現実がある。実際に、中国からの資本流出には歯止めがかからなくなっている。その一部は、外貨準備高の減少というかたちでも現れている。

・いずれにせよ、中国国内の人件費は高騰し、もはや絶対的なコスト競争力が確保できない状況になっている。しかも、無格付けの社債が平気で発行される国である。破産法制が整っていないから企業の倒産はなかなか顕在化しないが、広州、香港、マカオでは数千社の倒産が起こっている。
 もはやビジネスの最適立地とはいえない、という理由から、中国以外の新興国に生産拠点を求める日本企業も少なくない。

・この状況を放置しておけば、人民元は国際通貨になるどころか、大暴落を引き起こす可能性すら出てくる。人民元の暴落は習政権にとって致命傷になるだろう。

・大風呂敷を畳むことができなければ、中国は「GDPが順調に伸びている」という架空のシナリオを描きつづけるしかなくなる。

<「戦争の巣」東アジアでどう生き残るか>
<集団的自衛権行使で戦争リスクは下がる>
<民主主義国家同士のあいだでは戦争はほとんど起こらない>
・戦争は二国(多国)間で起こる。そして、仕掛ける国の都合で始まる。だからこそ、成熟した民主主義国家同士の「同盟関係」が重要になる。どんなに野蛮な国でも、複数国を相手に戦争を仕掛けることの無謀さを理解しているからだ。

・筆者は数字を示そう。集団的自衛権の行使によって日本の戦争リスクは最大40%下がる。また自主防衛(個別的自衛権の行使)と比較すれば、コストは75%程度少なくて済む。

・日米同盟のコストは1年で約1.7兆円、そこに防衛関係費を加えても約6.7兆円だが、現在と同等の防衛力を自前で賄おうとすれば、24~25.5兆円かかると試算されている。さらに筆者の指摘を加えるなら、自主防衛の道を選択すれば、いずれは抑止力としての核兵器保有まで視野に入れなければならなくなる。

・お花畑の真ん中で安全保障の論議をしていたら、いつ非合理な事態に巻き込まれてもおかしくはない。すでに日本の排他的経済水域(EEZ)には北朝鮮から頻繁にミサイルが撃ち込まれているという「事実」を、日本人はきちんと認識すべきだ。

<日本のPKO議論はガラパゴス状態>
・ついでにいえば、駆けつけ警護も安保関連法も憲法違反だと主張する野党は、25年前の世界にとどまったままである。1周遅れどころか、3周遅れだ。

<「日本の借金1000兆円」の大嘘>
<政府資産の存在がバレて困るのは誰か>
・バーナンキ氏の理論では、大恐慌は各国の金融政策という一点からシンプルに説明される。金本位制に執着した国は十分な金融緩和ができずデフレから抜け出せなかったが、金本位制を放棄した国では自由に金融緩和ができたので、デフレからすぐに脱出できた。それが「魔物」の正体だ。この慧眼に、筆者もなるほど、と膝を打った。そして、当時の日本とドイツの経済政策に思いが及んだ。

・世界恐慌の渦中にあった1932年、ドイツでは失業率が30%を越え、失業者は600万人を数えた。これを3年間で160万人にまで減らし、世界恐慌前の経済状態に戻したのがアドルフ・ヒトラーの経済政策だった。アウトバーン(高速道路)の建設など、積極財政による雇用政策が功を奏したのである。

・一方、日本は世界恐慌とほぼ同時期に行われた金解禁によって通貨高となり、輸出が落ち込んで昭和恐慌を招いた。立憲民政党の浜口雄幸首相が、金本位制復帰に伴って緊縮財政を採用したことで、日本は猛烈なデフレに見舞われた。1931年の経済状況を29年と比較すると、国民所得は2割減、物価は3割減となっている。32年の失業率は統計上では8%程度となっているが、この数字は信頼性に乏しい。かなりの失業者がいたことは、各種の経済データから複合的に推測できる。その昭和恐慌から日本経済を回復させたのが、「高橋財政」と呼ばれた高橋是清の経済政策だった。

・ドイツのヒトラーも、日本の高橋是清も、積極財政と金融緩和をいち早く行ない、早期のデフレ脱却を成し遂げた。だが、経済が回復してからの両者の人生は対照的だ。ヒトラーは独裁体制を構築して戦争へと突き進んだ。高橋是清は軍事費の緊縮へと動いたことで暗殺され(2・26事件)、軍部の台頭と暴走によって日本も戦争へと向かった。

・たとえば、国の借金が約1000兆円もある—―と心配している人は、いまだに少なくない。左派マスコミや財務省の御用学者だけでなく、どこのヒミつきでもないエコノミストのなかにも、この大嘘を疑わない人がいるのだから、彼らの言論に国民が騙されるのも仕方ないかもしれない。筆者にいわせれば「いまさら」だが、日本の財政はそれほど脆弱ではない。いわんや「このままでは財政破綻する」という主張には、失笑さえ覚える。

<財政再建はすでに達成されている>
・そこで、あらためて計算すると、約500兆円の借金から400兆円が除外されるのだから、国の本当の借金は100兆円そこそこ、多く見積もっても150兆円程度でしかない、という実態にたどり着く、GDP比でいえば、せいぜい20%程度。日本の稼ぎは、借金の5倍もある。これで「財政破綻寸前」なら、アメリカやイギリスはとうの昔に破綻しているだろう。同じ計算方法で各国の純債務をGDP比で見れば、アメリカは65%、イギリスは60%である。先進国のなかで比較をすれば、日本の財政はむしろ「優良」といってもよいくらいだ。
 断言しよう。日本の財政再建は実質的に、すでに達成されているのである。

<「政府の借金は国民の資産」論の危うさ>
・政府がもっている、莫大な収益をあげるための強力な権利が徴税権だ。国民や企業から強制的に税金を徴収できる権利は、実質的な資産といえる。しかも、少なく見積もって毎年30兆円以上の税金を徴収できるのだから、割引率5%として資産価値は600兆円にもなる。それを加味すれば、日本の財政は資産超過といってもおかしくない。

<マイナス金利で得をするのは国民だ>
<「濡れ手に粟」だった日本の金融機関>
・「マイナス金利」という言葉を初めて耳にしたとき、その意味と効果をすぐに理解できた人は少なかったのではないか。というより、いまだに正しい理解が得られていない人が多くいるように感じる。
「マイナス」と聞けば、条件反射的にネガティブなイメージを抱きやすいものだ。日銀がマイナス金利を導入したのは2016年1月29日。直接に株価や為替が乱高下したこともって、エコノミストの論評のなかにも、マイナス金利を否定的に扱うものが数多く見られた。
 こちらも結論から述べよう。マイナス金利は日本の経済を活発にすると同時に、国民が得をする金融政策である。

<「オークンの法則」>
・オークンの法則は、GDPと失業率には密接な関係があり、経済成長しなければ失業者が増えるという理論である。成長しなければ人々の満足度も豊かさも高めることはできないという因果モデルは、経済学では動かしがたいテーゼだ。

・オークンの法則は、日本を含めた先進国で広く実証されているからこそ、「経済法則」の名に値するのである。

<経済成長をボウリングに譬えると………>
・オークンの法則は経済成長と失業の関係を如実に示すものだが、さらに踏み込んで開設すれば、失業率が下がることは自殺率や犯罪率の低下、また労働力人口に占める生活保護率などの低下にもつながる。

<年金制度の持続可能性は高まった>
<評価に値するマクロ経済スライドの発動>
<消費税の社会保障目的税化は悪手だ>
・少子高齢社会において、年金の財源確保は大きな問題だ。しかし、そのために消費税率を上げなければならないというロジックに合理性はない。

<歳入庁創設が年金問題解決の最適解>
・この問題は、じつは簡単に解決できる。「歳入庁」を創設して税金と社会保険料の徴収を一元化すればよいだけだ。現状の非合理なシステムを一つの機関に統合すれば、徴収効率は高まるし、行政のスリム化にもなる。納める側も手続きが1ヵ所で済む。デメリットは何もない。
 海外では、むしろそれが当たり前のシステムだ。

・国税庁の税務調査権は、財務官僚の裏の権力だと筆者は思っている。「税務調査が入る」といえば、誰でもビビる。この権力を振りかざせば、政界、財界、学界など、あらゆる業界の人たちを黙らせられる。この既得権を手放したくないから、財務官僚は国税庁が切り離されて歳入庁に編入されることに全力で抵抗するのだ。
 歳入庁創設は年金問題の最適解である。その解を導く計算式をどう編み出していくかが、政府の進める「社会保障と税の一体改革」のカギになる。

<GPIFは見直しではなく廃止せよ>
・GPIFについては、組織の「見直し」よりも「廃止」が正しいと筆者は主張してきた。
 公的年金の現行制度はほぼ割賦方式で、一割程度が積立方式になる。割賦方式は「入(保険料+税)」と「出(年金給付)」が等しくなるように調整する。「入」は賃金に連動し、「出」は物価に連動する。このバランスがうまくとれていれば、年金制度が破綻することはない。マクロ経済スライドは、そのバランサーだと理解すればよい。
 ということは、年金財政にとって積立方式は1割程度しか寄与していないことになる。年金積立金は100兆円以上ある。そんなにもっている必要がほんとうにあるのか。年金運営の流動性を確保するなら、10兆円程度で十分だ。
 GPIFは積立金を運用する独立行政法人である。2015年度には株価下落で5兆円を越える損失を出したことが大きく報じられたが、累積利益は40兆円ある。しかし、年金制度の本質論としては、一般国民の公的年金である積立金をリスクのある市場で運用することの是非を問うべきだ。
 結論からいえば、国が行なう事業として市場運用ほど不適切なものはない。100兆円の積立金を運用して利益が出ても、1割の寄与では年金給付額が大きく増えるわけではない。年金財政に運用は不要である。
 この筆者の主張に顔色を変えて反対するのは、GPIFから運用委託を受けている民間の金融機関だろう。100兆円の資産を運用する信託報酬を0.01%としても、金融機関には100億円もの手数料が転がり込む。実際、金融機関の厚労省詣では霞が関でも有名だ。金融機関の関連団体が厚労省の退官者の再就職先になるケースもある。ここにも利権と天下りの癒着構造が存在している。

・年金財政の観点からいえば、インフレヘッジのためには市場運用を行なうのではなく、積立金の金額を非市場性の物価連動国債にすればよい。これなら不確実性も、リスクもない。さらに、有能なファンドマネジャーによる裁量も必要ない。業務は「今月はいくら分買います」と財務省に電話をするだけだから、運用担当者が1人いれば事足りる。したがって、GPIFという大きな組織もいらなくなる。これが「廃止論」の根拠である。

<しっかり保険として制度運営を行なえば、日本の年金制度が破綻することはない>
・厚労委で意見陳述したとき、筆者は官僚時代に考案した「社会保障個人勘定」を引き合いに出し、社会保障費の個人ベースの持分権を、個人勘定内で融通し合う制度の検討を提案した。これは「お好みメニュー方式」や「カフェテリア方式」とも呼ばれる。たとえば健康に自信がある人なら、健康保険の持ち分を年金の持ち分に移行するといったことを可能にする仕組みで、自分の社会保障を自分の考えで再構成するアイデアだ。
 これに関連して、「年金定期便」を制度化した経緯も述べた。読者のところにも届いているだろう。政府が行なうべき責務を、国民の1人ひとりがしっかり把握していれば、年金を補完する手立ても自分で決めることができる。そういう社会保障のあり方を想定して、年金の将来も個人ベースで伝える年金定期便は企画された。官僚時代の筆者は、この制度発足にも関わっていた。

<シェアリング・エコノミー(共有型経済)>
・世界中に向かって、日本はおおいに“カッコつければ”よいと筆者は思う。それが経済成長につながり、オリンピックやパラオリンピックでは選手が獲得する金メダルの量産にもつながる。成長を否定せず、成長をめざしつづけているから、日本は「理不尽な」世界でも、勝者になれるのだ。



『これが世界と日本経済の真実だ』
日本の「左巻き報道」に惑わされるな!
経済ニュースは嘘八百! 目からウロコの高橋節炸裂!
高橋洋一   悟空出版   2016/9/28



<中国はもう経済成長なんてしていない>
<中国が行き詰まっている理由>
・中国の経済成長は限界を迎えている。2016年の年初、株式が暴落し上海株式市場が取引中止に追い込まれたのは象徴的な出来事だった。「世界最大の市場」を持ち、「世界の工場」を謳っていた中国だが、近年の失速は顕著だ。

・貿易の数字も良くない。「世界の工場」の中心地帯である珠江デルタ地域での2016年の輸出の伸びは、わずか1%の成長と見込まれている。
 まさに苦境にある中国経済だが、「中国の夢」を唱える習近平国家主席は、理想こそ高いが、有効な経済政策を打ち出せてはいない。筆者の考えでは、中国はもはや経済成長しない。そう考える理由は、「1人当たりGDP1万ドル」の壁にぶち当たっているからだ。
 この「壁」は「中所得の罠」と呼ばれる現象だ。

・開発経済学の研究から見ると、十分な工業化が達成される前に消費経済化のステージに入ると経済は停滞するというパターンがある。
つまり、今の状況では中国は発展できないと言える。その「壁」を超えるには、社会経済の構造改革が必要である。先進国の条件とも言える「資本・投資の自由化」だ。これまでの歴史を振り返っても、先進国の中で、資本・投資の自由化なしに経済が発展してきた国はないのだ。

しかし周知のとおり、社会主義体制の中国では経済は自由化されていない。中国では自由な資本移動を否定し、固定為替制と独立した金融政策を進めるという歴史上はじめての試みをしている。だが、自由化つまり国有企業改革をやらない限り、中国は「壁」を突破できないと考えるのが経済学の常識だ。現在の一党独裁体制の中国が、はたして完全な自由化に舵を切れるのだろうか。
それでも、中国のGDPは成長を続けているではないか、と思う人はいるかもしれない。しかし、中国が発表しているGDP(国内総生産)の成長率は、とても信用できるものではない。中国の発表する統計は、偽造されていると考えるべきだ。

<中国のGDPの大噓>
・ただ、その「悪い数値」を信じている経済の専門家は皆無だ。中国の成長率が誇張されていることは誰もが知っている。社会主義の中国では、国家が発表する統計は国有企業の「成績表」という意味がある。そして、その統計を作っているのは、「中国統計局」という国家の一部局である。言ってしまえば、自分で受けたテストの採点を自分でしているようなものなので、信頼性はどこにも担保されていない。
 さらに言うと、統計は短期的にではなく長期にわたって見る必要がある。

・中国のような経済大国の変化率が低いというのは、どういうことだろうか。
 石油価格の高騰など、近年の世界経済は大きく変動している。その世界経済の変動に、各国のGDPも影響を受けなければおかしい。実際、日本やアメリカ、イギリスなどのヨーロッパ各国をはじめ、世界中の資本主義国のGDPの成長率は上昇と降下を繰り返している。それなのに、その各国と貿易をしている中国のGDPの成長率がほとんど変わっていないのはどういう意味か……。それは発表されている数字が人為的なものだということだ。
 実は、中国がここ数年刻み続けているおよそ7%という数値には「根拠」がある。

・日本なら、成長率が7.1であろうと6.9であろうと統計上の誤差の範囲とされるが、中国ではその僅かな差が非常に大きなメッセージとなるのだ。

<本当のGDPは3分の1>
・中国の信用できない統計の中でも、農業生産と工業生産に関してはしっかりとデータを取っているようで、ある程度信頼できるとされてきた。なぜかといえば、計画経済を進めるために、1950年代からしっかり生産量のデータを取る必要があったからだ。しかし、その工業生産のデータも怪しくなってきた。

・つまり、産業別の成長率6%の伸びと工業製品別の生産量の伸びとが著しく乖離していることが分かる。工業製品の生産量が伸び悩んでいるのに、産業全体が成長するなどということはあり得ない。
このように数値を分析してみると、GDP成長率6.9%は相当に下駄を履かせた数値だと理解できるだろう。

・さらに気になるのが中国の失業率だ。GDPの統計と同じく発表する完全失業率のデータは何年も「国家目標」(4.5~4.7%)の範囲に収まっている。2008年のリーマン・ショック後も、2014年の景気後退の際ですらほとんど変動していないのだから、この数字も信用できない。調査対象も限定されており、無意味な統計なのだ。他にも客観的に信用できる公式統計はないが、現在の完全失業率は最低でも10%、およそ15%ではないかと見られる。

・ただし、中国のデタラメな統計の中でも信頼できるものがある。それは貿易統計だ。
 中国もWTO(世界貿易機関)に加盟している。世界各国の中国向け輸出の統計もあるので、これをすべて足し算してみる。すると、その数字は一致するので、中国の輸入統計は正しいと言える。

・その中国の輸入統計は、およそマイナス15%だ!輸入統計がマイナス15%となると、GDPはマイナス2~3%になるのが普通だ。絶対に、GDP成長率がプラス5%や6%にはならないのだ。ここからも、中国の発表するGDPがデタラメということが分かるだろう。

・筆者の予測では、最悪を想定した場合、中国の実際のGDPは公式発表の数値の3分の1程度に過ぎないだろう。詳しくは次項で解説するが、中国の統計システムは、ソビエト社会主義共和国連邦から学んだものだ。
 そのソ連の公式統計では、1928年から1985年までの国民取得の平均成長率は年率8.2%とされていた。しかし、実際は3.3%でしかなかった。その事実は、ジャーナリストのセリューニンと経済学者のハーニンによって、1987年に発表された『滑稽な数字』という論文で指摘されている。
 ちょっと頭の体操であるが、もしこのソ連とまったく同じ手法を、中国統計局が15年間行っていたとすると、中国のGDPは半分ということになってしまうのだ。もっとも筆者はここまでひどくはないと思いたい。あくまでワーストケースを考えるという話だ。

<ソ連のGDPは発表の半分だった>
・中国の統計システムはソ連譲りということについて、ここで少々説明しておこう。「左巻き」(左派)が理想としている社会システムでは、統計改竄しやすいという実例である。簡単に言えば、左巻きは、経済活動で公的部門のウエイトが大きくなるが、公的部門の経済パフォーマンスを良くしたがために、統計改竄に走りやすいのだ。

・その後、1960年代になると毛沢東は顧問団を追い返し、ソ連から伝えられた産業を中国独特のシステムに改革しようとする。大躍進政策や文化大革命を経て、鄧小平の改革開放が行われた。しかしその間も、ソ連の統計システムだけは生き残っていた。

・そもそも、その統計システムはソ連で50年以上も使われていたものだったが、およそデタラメなものだった。ソ連でも正確な統計データを出そうとした職員がいたが、「人民の敵」として統計機関から追放されたり、弾圧を受けた。国の立てた経済計画は、どんなことがあっても達成したことにしなければいけない。
 つまり、国家の意思に基づいたご都合主義の統計でしかなかったのだ。そんなものを基に国家運営をしていれば、国家が崩壊するのは当たり前だった。だが、そんなソ連のデタラメな統計に、世界中の人々、経済学者までもが騙され続けていた。

・かつて政府税制調査会長を務めた故・加藤寛慶應義塾大学名誉教授のお話が思い出される。先生は元々ソ連経済の専門家だった。ソ連の発表する経済統計はいい加減だから、それを正しく推計しようとすること自体が骨折りなのだと言い、「社会主義経済のひどさを学び、日本はそうならないよう民間が主導する経済でなければならない」と語っておられた。

・はたしてその指摘は正しかった。ソ連の統計のデタラメさ加減が明らかになったのは崩壊した時だった。驚くべきことに、ソ連のGDPは発表されていたものの半分しかなかった。1928年から1985年までの国民所得の伸びは、ソ連の公式統計によると90倍となっているが、実際には6.5倍しかなかったのだ。
 中国は、そんな統計システムを引き継いでいるのだ。
 中国の統計がデタラメであると自ら宣言してしまった政治家がいる。現在の中国首相李国強その人である。

・「中国の経済統計、指標は、まったく信用できない。遼寧省のGDP成長率も信用できない。私が信用してチェックしているのは、わずか3つの統計数値だけ。その3つとは電力消費量、鉄道貨物輸送量、銀行融資額。この3つの統計を見て、遼寧省の経済成長の本当のスピードを測ることが可能になる。他の中国の経済統計、とりわけGDPなどは、ただの『参考用数値』に過ぎない」

<中国のハニートラップ>
・左巻きの人々が中国に都合のいい言動をしてしまう理由のひとつが「ハニートラップ」だ。実は筆者も「罠」を仕掛けられたことがある。
 1990年代のはじめ頃、筆者がかつて大蔵省の官僚だった時の話だ。中国の経済シンクタンクに招かれて訪中した。宿泊先は中国の国賓館である釣魚台だった。夜、外出先で宴席が設けられたのだが、とんでもない美女が接待役としてついてきた。2次会まで一緒にいれば危険だと思った私は、用事があるとか適当な理由をつけてその場から逃げ出した。
 このようなハニートラップに引っかかった役人や学者、そして政治家は数多いという。「親密な関係」を盗撮され、帰りの空港で写真やビデオを見せられれば、たいていの人間は中国の操り人形になってしまうというわけだ。

・そして、あの手この手で中国に籠絡された日本の官僚、学者や政治家が、中国の都合のいい見解を垂れ流す。中国とはそういう国なのである。もちろん、そんなハニートラップなどなくても、中国政府の「公式見解」を拡大、補強しようという困った左巻きの評論家や官僚も多いのだが……。
 それはさておき、これまで述べてきたとおり、中国経済は発展しないし、発表するGDPも大嘘だ。「中国崩壊」が政治体制の崩壊を意味するのか、経済の破綻を意味するのか論者はそれぞれだが、少なくとも中国経済は失速し、中国発の大不況が襲ってくる恐れは高まっている。左巻きの人たちは、拡大する中国と手を取り合わなければいけないと主張しているが、現実を直視すべき時が来ているのだ。

・筆者は近年、以上のような中国経済の真相を事あるごとに講演などで話してきた。『中国GDPの大嘘』(講談社)という本も上梓している。おかげさまで多くの人に納得してもらっており、論考に批判の声が来ることはほとんどない。


コロナ以降の不景気がどのくらいの長さになるのか、正確なことはまだ誰にもわかりません。ただ、歴史に学ぶならば、少なくとも今後3年間の経済停滞を覚悟しておいたほうがいいのかもしれません。(3)


<韓国経済は中国より先に破綻する>
<主力の半導体輸出の急落、自動車、造船も駄目>
・韓国経済は、ほぼ沈没である。
 景気悪化が確実視されるや、文在寅大統領は財閥との対決姿勢を唐突に和らげ、雇用増大に繋げようと必死の懐柔作戦に切り替えた。
 なんと財閥解体を叫んでいた文政権が、政治環境が変わるや、180度向きを変えて、財閥トップを青瓦台に呼び出し、景気減速懸念、協調路線に転換するという「離れ業」を演じた。

・韓国の宿痾とされる失業がさらに拡大すれば文在寅政権の支持率は急減、支持基盤の極左革新系は失望を表明するが、背に腹は替えられないというところだ。
 まして大統領最側近だった金慶洙慶尚南道知事が世論操作による業務妨害の罪で有罪判決を受けた。大統領の長女一家がマレーシアに移住(事実上の亡命)していた事実も露見し、メディアが報じたため、さらに人気急落となった。

・韓国銀行は2019年のGDP成長率を2.6%と予測したが、「甘い、甘い」という声が巷に満ちている。
 なにしろ韓国の輸出の4分の1を占めた半導体が「失速」したのだ。サムスン電子が売り上げの39%激減、SKハイニックスが32%減! 半導体に代替しうる成長株は見あたらない。また輸出先シェアで30%だった中国経済に暗雲がたれ込み、回復の可能性はほとんどなくなっている。ちなみに日本の対中輸出は17%減少した。

・そして2018年度、現代自動車は営業利益47%の減少となって、現代自動車に部品を納入している下請けメーカーは悲鳴を挙げる。トヨタのカンバン方式よろしく、必要なときに必要な部品と必要な部署へ。つまり下請け、孫請けとの連携作業が重要なうえ、親方は下請け孫請けの面倒をみるべきだろうが、日本のような経営風土はない。
 第一次部品メーカーは850社、第二次部品メーカーは300社。そして第三次が5000社となって、上のメーカーからの受注が減れば、突然経営を圧迫し、資金繰りが苦しくなる。実際に大手部品メーカー数社が経営破綻し、会社更生法を申請した。このため部品の供給が間に合わないケースが頻発した。日頃の下請けイジメが激しいため反発も拡がる。

・現代自動車がバカ売れしていた時代には米国、日本、ドイツについで韓国車が世界シェア4位だった。いまは昔日の面影もなく、中国に抜かれ、インドに抜かれ、18年にはメキシコに抜かれて7位に転落した。先行きは真っ黒と言える。

・韓国の造船はどうかというと世界一の座に変わりがないが、これは政府支援策によるところが大きい。

・米国は対中技術輸出に厳格な規制を導入したことは何回も述べた。この運用次第では対中輸出が困難になる。

<レーダー照射事件の本質は「瀬取り」の隠蔽>
・我が自衛隊機へのレーダー照射事件は、日韓関係をさらに悪化させているが、どうやら「瀬取り」の現場を見られたからのようだ。
 韓国政府が2018年1月から11月まで石油精製品388トンを国連に届けをしないまま、北朝鮮側に持ち込んでいたことが分かった。
 裏切りは日常茶飯、さしたる驚きでもないが、ひそかに北朝鮮を支援する韓国の遣り方は世界に不信感を与えた。

<中韓が崩壊寸前なのに「移民法」を可決する日本>
・元警視庁通訳捜査官だった坂東忠信『移民戦争』(青林堂)によれば、明日にも発生しそうな中国と韓国からの大量難民に如何に対応するかを議論している。だが、我が国政府は「移民を増やす」と珍紛漢極まりない危険な方向で入管法を改正した。
 欧州でいま起きていることを対岸の火事として高みの見物、明日は我が身という警戒心は希薄であり、移民法(入管法改正)があっという間に国会で成立したことに保守の政治家はほとんど抵抗を示さなかった。
 安倍政権をどちらかといえば支持してきた多くの保守層が、見限った瞬間である。

・中国経済の大転落、韓国は政情不安、北朝鮮との統一を恐怖する韓国民は「脱北者」ではなく、「脱南者」となって、蝗の大群のように対馬から北九州、山口に押し寄せるだろう。間違いなく中国の断末魔がいずれ100万の難民を発生させるだろうし、しかも多くが偽装難民であろう。しかし日本政府にはいやな未来への対策がない。

<韓国経済よりも深刻な台湾>
・スマホの売り上げ急減で韓国サムスンはふらふらだが、もっと深刻なのが台湾だ。

<台湾に傾斜するトランプ、賭けに出る習近平>
・これほどまでに台湾に肩入れしている米国政権だが、対応する台湾の政治が迷走中である。

・トランプ政権は「中国は一つであるという原則には拘らない」と政権発足直後からアナウンスし、直後には台北の米国事務所(事実上の米大使館)を北京の大使館と同様に宏大な規模として新築し、海兵隊が警備する措置をとった。

<中国発金融危機に備えよ>
<5G戦争で分断される世界>
・米国はファーウェイを「スパイ機関」と認定し、排撃し、同盟国へ同調を促したが、さて地上局とインフラをファーウェイからほかのメーカーに変更とするとなると、関連施設からケーブルなど下部構造システムも変更することになり付帯工事は費用が3~4割程度かさ上げされることになる。それでも「ファイブ・アイズ」(米・英・豪・加・NZ)ならびに日・独・仏などのEU制裁は、米主導の安全保障の見地から排除するのは当然な流れにしても、発展途上国はそうはいかない。

<「次の金融危機は「従来型」ではない」>
・そのロゴフ教授が英紙『ガーディアン』(2019年2月5日)に寄稿し、次の金融市場を警告した。このコラムには「金融危機は間もなくやってくる」とセンセーショナルなタイトルが冠せられた。
 とくにソブリン・デフォルト(国債の破綻)が起こると持論を展開しており、EUのギリシア危機はなんとか回避できたが、次にイタリア、スぺインが控えている。欧米の経済学者はアジアに目を向けることが少ないが、世界経済の過半をにぎるアジアにおいて、ソブリン・デフォルトの危機は中国、パキスタン、スリランカに忍び寄っている。
「2008年の金融危機(リーマンショック)からようやく回復をみた世界経済だが、政治家のいうように『当時より安全なシステムが機能している』という状況は、英国のBREXIT、米国はトランプ政治などの混乱が加わって、確実性は不透明となり、さらには2010年の『ドッド・フランク法』の成立によって金融システムが脅かされても金融機関の救済は禁止されているからだ」とロゴフ教授は訴える。

・「従来型ではなく、ハッカーによる市場攻撃という不確実性と、主要各国の金利政策が突如異変(世界が一斉に高金利)に陥ったときに、金融危機が起こる」とロゴフ教授は警告した。



『中国大破綻』
ついに「失われた20年」に突入する
宮崎正弘     PHP研究所   2015/2/5



<軍事クーデターの可能性が、中国の政変シナリオで一番高い>
・秦、漢、隋、唐、宋、元、明、清、そして中華民国、中華人民共和国と「王朝」は変遷しても本質は変わらず、王朝末期には新興宗教が猖獗を極め、末法思想が流行する。
 金持ちは資金財産を海外へ逃がし、富の偏在に不満を持つ農民は怨念を爆発させて一揆に走り、全土に暴動が拡がって社会騒乱が招来され、これを千載一遇のチャンスととらえる軍閥が奇襲的なクーデターをやらかすか、近衛兵が裏切る。
 
・王朝が瓦解すると、新しい権力者は前王朝一族を皆殺しにする。中華四千年の歴史は、いずれも同じパターンを繰り返してきた。
 共産革命後、毛沢東が生きていた時でさえ、林彪は軍事クーデターを企てた。毛沢東死後の4人組の追放劇は、華国鋒が事実上の軍事クーデターを起こして江青以下を失脚させた。
その後の鄧小平といえども、華国鋒追放に際しては軍の主流派を動かした。まさに同じパターンの繰り返しである。

・であるとすれば、次のシナリオは“民主革命”とか、“アラブの春”のネット革命などの机上の空論は別として、暴動、一揆に手がつけられなくなって社会騒乱が大混乱の極みに達したとき、支配者は海外へ逃げる、というもの。そして北京を守る部隊か、北京に近い瀋陽あたりの部隊が軍事クーデターに打って出るというシナリオが一番、可能性が高い。だから筆者などは、政治権力闘争の表舞台よりも軍の動きに注視している。

<強い日本が、劇的にアジアを変貌させてゆく>
・これからのアジアはもっと劇的に変貌し、同時に中国経済の失速と低迷が始まるだろう。かくして中国は昏睡状態に陥り、「失われる20年」がやってくる。
 こう見てくるとこれからの中国はいったい、どうなるか?
経済的には、この小冊で縷々述べてきたように不動産バブルの崩壊が本格化し、銀行の天文学的な不良債権が露呈する。世界経済を巻き込む大混乱が惹起される可能性が高く、中国経済はその後、「失われる20年」を迎えることになる。
 政治的には習近平の権力基盤が固まるかに見えて、権力闘争はかえって激化し、共産党中枢が「土砂崩れ」を起こす危険性のほうが高い。

・第一に反腐敗キャンペーンの影響で失脚、左遷された旧江沢民人脈から思わぬ反撃に遭遇するリスクがある。

・第二に長老の李鵬ら電力利権を持つ守旧派が習近平に協力的ではない。

・第三に軍は「いつでも戦争の準備をせよ」と号令され、綱紀粛清、宴会禁止となって楽しみが奪われたため習を逆恨みしている。そのうえ江沢民派だった徐才厚と郭伯雄の失脚により、200名近い軍の上層部が失脚、あるいは左遷され、軍の士気は愕然となるほどに弛緩した。一部の跳ね返り組はステルス機を飛ばしたり、南シナ海や尖閣諸島付近で無謀な行動を取る。悪例の典型は、習近平がインドを訪問したその日に、インド国境の紛争地に軍が侵攻し、習近平のメンツを潰したことだ。習近平が軍を抑えていない何よりの証拠だろう。

・第四に「連立」を組む団派(共産主義青年団)との関係がしっくりせず、むしろ団派が軍を迎えつつある。

・他方、社会的には治安の悪化、テロ事件の頻発、農民暴動、企業従業員の山猫ストなどに加えて大気汚染、食品衛生の悪化、あまつさえ共産党幹部らの大金を持っての海外逃亡が頻発し、人民元高による輸出不振はいずれ経済構造を困窮化させる。過剰設備の再編も遅れがちで、こうした複合的要素が重なるためGDPはマイナスに転落するだろう。
 米国の学者も2016年に中国は昏睡状態に陥ると予測しているが、そろそろ習近平政権の基幹が空洞化し、権力構造に異変が起きるリスクが濃厚になっている。
 したがって中国は、これから「失われる20年」(いや、30年?)を迎えざるをえなくなるのである。



『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』
わが青春の現代史
石平 × 矢板明夫   ビジネス社    2018/6/4



<真実を伝えることが中国への恩返し>
・(矢板)「いまの中国は、世界2位の経済大国になった。しかし、一部の特権階級を除き、ほとんどの中国人は幸せになっていない」というのが、新聞記者として十年北京に駐在した実感なのである。
 私の少年時代もいまも、中国で一党独裁体制が続き、それによって虐げられ、不幸のどん底にいる庶民はあまりにも多すぎる。

・「金があったとき、海外に移民すればよかった」と何度もつぶやいた徐氏。別れ際、「何も悪いことをしなくても地獄に突き落とされることがある。この国では金持ちも貧乏人も、夜は安心して眠れない」ともらしたことが印象的だった。

<情報統制で自分の親戚が餓死したことも秘匿された>
・(石平)私が生まれたのは1962年で、実はまだ大多数の人民は飢饉に苦しんでいました。毛沢東の大躍進が失敗に終わった後の数年間、中国では推計3000万~4000万という餓死者が出ました。当時、私の両親は四川省成都でともに大学で教鞭をとっていましたが、都市部に暮らす人たちはほとんど肉類を口にしたことがなく、最低限の食料しか配給されていなかったようです。

<残酷にも文革で別々の農場に下放された父と母>
・(石平)しかも残酷なのは、父と母は別々の農場に下放された。一緒に生活させないわけです。だから私と妹にはすごい年齢差がある。どうしてかというと、父親は下放された8年間、母親に会うことすらできず、指一本触れられなかったわけですから、それどころではなかった(笑)。
 両親ともに下放され、大学から追放されたけれど、それでもまだ幸せなほうでした。大半の知識人は吊し上げられ、半殺しの目に遭わされ、殴り殺された人も少なくなかった。

<配給豚肉のために10時間並ぶのが都会の生活>
・(石平)私の周囲の場合、新しい服をつくってもらえるのは大体年に1回でした。靴は穴が2、3個空くまでは穿きつぶしていたという記憶があります。

・私が物心ついたころは、たしか肉は1週間に1回も食べられなかった記憶があります。1ヵ月に1回か、2ヵ月に1回くらい。しかもそのころの中国はまだ完全な統制経済化にありました。
 私は1974年、12歳のときに田舎から成都に戻ってきたのですが、都市住民は食料については糧票(配布券)を配布されていました。要するに、一人ひとりが1月に食べる米とか、食料の量を政府が決めていた。

<人民公社に収奪され農民なのに食べ物がない>
・(矢板)その点はいまでも変わらないですね。田舎で病気になったら、寝て直すのが常識、要するに獣と一緒です。医療費はべらぼうに高くなっている。
 石平さんが話された糧票は、私の子供のころにも、食べ物を買うときには全部必要でした。

・なぜ食料をつくっている当の農民たちに食料が足りないのだろうか?当時私はずっとそれを不思議に思っていたのですが、全部政府に奪われてしまうから足りないわけで、ひどい理不尽さを感じます。

<大飢饉は凶作でなく“人災”>
・(石平)大飢饉は凶作が原因だったのではありません。人災です。
 農作物の収穫期が来て中央に申告するとき、ある地方の幹部が「自分たちのところはノルマの3倍を達成した」と過剰申告すると、隣接地区の幹部は「いやいや、うちは4倍を達成した」とその上をゆく過剰申告で対抗したのです。バカバカしい話ですが、その結果、虚偽の収穫量は、最終的に普段の年の30倍以上になってしまった。
 もちろん、実際の収穫量は平年並みでしかない。つまり申告の30分の1でしかないので、その皺寄せはすべて農民が被ることになり、農村で餓死者が続出した。だから、本当は凶作で大飢饉になったわけではなかったのです。地方幹部たちが生産量を過剰申告したために起きた人災による大飢饉でした。

<3人兄弟でズボン1つ、5人家族で布団が1組>
・(石平)1軒しかないため祖父の診療所には、患者はずいぶん遠いところからもきていました。みな農民でお金がないから診療代は食料で払った。鶏とかアヒルを携えて診療を受けにきていたのです。だから、われわれ3人家族は豊かで食べ物には困りませんでした。

<毛沢東がつくった恐怖の27年間>
<毛沢東に使い捨てにされた紅衛兵の悲劇>
・文革後、都市部の失業問題は深刻でした。多くの若者に就職口がなかったのですが、もちろん、そのなかには紅衛兵も含まれていた。毛沢東にとって紅衛兵はあくまでも劉少奇を打倒するための道具でしかなかった。そうでしょう。毎日都市部でうろうろして何をやりだすかわからないわけですから。
 かといって、紅衛兵には就職口はない。そこで、共産党は彼ら全員を農村に追い出すことを考え出した。それが、いわゆる「下放」です。

<親も先生も子どもと一緒に大学受験>
・(石平)中国の若者たちは10年にわたり、将来を奪われ続けました。ようやく大学の統一試験が復活したのが1977年。この大学統一試験が面白かった。10代、20代、30代、40代がみんな一斉に試験を受けたのです(笑)。10年間分の受験者が溜まっていたから、父親と息子が一緒に試験を受けるといったケースもありました。

<日本の政治家が超一流?>
・(矢板)中国には2000年前に老子という道教を説いた日本でも有名な思想家がいますが、「政治家には三流の政治家、二流の政治家、一流の政治家がある」と書いているのです。三流の政治家は恐怖政治を行っている。すぐに粛清に走るので、国民はいつも戦々恐々としながら、国が収まっていると。
 二流の政治家とは、国民に感謝される政治家。この人のおかげで自分たちはやってこられたと感謝される政治家です。でも、それも所詮は二流なのだと老子は説いています。
 そして、一流の政治家とは、国民に馬鹿にされる政治家であるというわけです。まさに老子的な発想です。要するに「あいつはただの飾りで税金泥棒だ。自分たちが頑張っているから、いまの自分たちの幸せがあるのだ」とすべての人民にそう思わせるような政治家こそが一流だというわけです。

<「反革命分子」として処刑されたゴミ拾いの老婆>
・(石平)一人のゴミ拾いのお婆さんがどうして「反革命分子」なのかというと、実は彼女はある日、毛主席の顔写真を印刷した新聞紙を使って、ゴミ捨て場から拾った大根を包んだのですが、そんな些細なことで「反毛主席」の大罪に問われたのでした。
 そして数日後、このお婆さんはトラックに乗せられて、町中を一巡して市民たちの見せしめになったあとに、処刑場に引きずり出され、銃殺されました。

<人間の心の「悪魔」を利用した毛沢東>
(石平)矢板さんが先にふれたノーベル平和賞の劉暁波が自伝のようなものを書いています。彼が子供のとき、悪い分子にされた実父を仲間の少年たちと一緒にいじめたのだと。
 彼曰く、結局自分たちの心のなかにもそういう「悪魔」が棲みついている。毛沢東はそうした人間の心の悪魔を利用して、さらにそれを助長して、初めて文化大革命を仕組んだ。

<祝日直前に必ず行われた公開処刑が民衆のストレス発散>
(矢板)私も小学生の時、「公判大会」と称する公開処刑によく動員されました。人民裁判が行われる体育館に、学校の芸術鑑賞みたいな感じで集められて、反革命分子が死刑判決を宣告されるまでの一部始終を眺めていました。
 中国では死刑を言い渡された人間は、その日のうちに執行、公開で銃殺されるのです。まず市内をトラックで一周します。受刑者の横に名前と罪状が書かれた看板を立てられ、処刑を意味する赤いマジックで×を書かれ、市民に見せしめます。私たち子供は自転車で追いかけていき、最後までこれを見届けるのです。

・(石平)文革中は共産党の創立記念日、メーデー、国慶節、元旦などの祝日の直前には、全国各地の大小都市で必ず「公判大会」が開催されました。祝日前に殺人祭典が恒例となっていたのです。

・(矢板)普段、民衆は娯楽が何もないわけです。映画も面白くないし、歌も中共賛美みたいなものばかりでつまらない。公判大会は民衆の一種、ストレス発散をさせる場でもありました。

<処刑者の頭数確保のために生まれた「悪攻罪」>
・(石平)逆に言えば、当時の政権は敵が存在するから処刑するのではなく、恒例化してきた殺人ショーで処刑するためにその犠牲となる人員の確保を迫られた。
 確保に躍起になったのは各都市の「革命委員会」でした。1949年に共産党政権が樹立して以来、嵐のような「鎮圧運動」や「粛清運動」が連続的に行われてきた結果、「反革命分子」はすでに根こそぎ処刑してきました。

・たとえば、当時流行っていた「悪攻罪」は、すなわち「毛主席に対する悪辣な攻撃の罪」の拡大解釈によって発明された。明確な表現で毛沢東や共産党を非難するのはもちろん立派な悪攻罪になるのですが、拡大解釈が進むと、毛沢東の政策や政治スタイルにほんの少し疑問や不信感を呈するだけでも、悪攻罪として認定されるのです。

<習近平政権になって公開処刑が復活>
・(矢板)本章の最後に日本人がぞっとする話をしたいと思います。
 この公開処刑は、鄧小平時代にいったんなくなったのですが、最近、習近平政権になってから復活しています。やはり、恐怖政治は効くのですね。習近平の政治手法は完全に毛沢東と同じです。もう人権的な発想はまったくありません。
 死刑囚の処刑法は銃殺なのですが、残酷なのはその銃弾の費用を家族に請求するのです。けっこう高くて、1発3元します。ときどき1発で亡くならない人に何発も撃つと、家族にとっては大きな経済負担になるのです。
(石平)私はこれまで何度も中国共産党政権の残酷さについて日本人に警鐘を乱打してきましたが、これまで話してきたように、私たち自身が全体主義の恐怖を身をもって体験してきたから言うのです。しかしその恐怖を知らない日本人に本当の意味で伝えるのは難しいかもしれません。

<80年代に中国を夢中にさせた日本の大衆文化>
・(石平)しかし、中国が日本に求めたのはそれだけではなかったのです。大衆文化がそうでした。実際に80年代に中国で風靡して、中国人に大きな影響を与えたのは、実はハリウッド、アメリカではなくて日本だった。それをわれわれの世代は身をもって体験しました。
 どういうことかというと、それまで中国が経験してきた文化大革命、毛沢東の死去、改革開放時代には大衆文化が皆無だったわけです。

・数え切れないほど多くの日本の映画が翻訳されて、上映された。たとえば日本ではそんなに大した映画ではないけれど、高倉健主演の北海道を舞台にした『君よ憤怒の河を渉れ』(中国題『追捕』)はすごい映画でした。
 あるいは山口百恵のテレビドラマ『赤いシリーズ』。中国人は初めて人間的な世界にふれたわけで、本当に新鮮な刺激を受けた。さらに日本の歌が入ってきて、続けてアニメガ入ってきて、中国人を夢中にさせた。

<中国人の若い女性の憧れとなった高倉健>
・(石平)たしかに映画『君よ憤怒の河を渉れ』は大ヒットしたけれど、もう一つの大ヒット映画は『遥かなる山の叫び声』(中国題『遠山的呼喚』)で、高倉健主演で山田洋二監督でした。

・また、この映画2作で、主演の高倉健は80年代を通して、中国の若い女性たちの憧れの的になった。
 矢板さんは覚えていないかもしれないけれど、あの当時の中国人の男はたいがい貧乏だったので、若い女性の恋人を選ぶ一番の条件は、実は背の高さだった。基本的に身長が175センチ以上ないと相手にされない。

<中国政府からお墨付きを与えられた山口百恵>
・(石平)われわれの世代でも、ご飯を食べているときに80年代の日本文化の話になると、みんな驚くほど日本人スターやアイドルの名前を覚えていて、場が盛り上がるのです。
 当時、高倉健や倍賞千恵子や山口百恵を知らない中国人はいなかったといっていい。日本の総理大臣は誰も知らなくても。

<民衆の不満を吸収してきた経済成長>
・(矢板)これから国際政治的にもさまざまあるでしょう。少なくともトランプ政権は基本的に現金しか認めないというような内向きです。これから本格的に米中貿易摩擦が激化してくると、中国の経済成長を支えてきた外国からの投資、海外への輸出が壊滅的な打撃を受ける可能性があります。
 そうなったときに次なる経済成長の柱を見つけることが中国の最大の課題です。けれども、習近平の能力ではそれも絶望的でしょう。

<中国の経済状況は確実に悪化している>
・(矢板)「中国崩壊説の崩壊」は常に言われており、最近は「いや、いっこうに崩壊しないではないか」と崩壊論に批判的なメディアやジャーナリストも多いですが、経済状況は確実に悪くなっています。
 老人がいて高血圧、糖尿病、心臓病などすべての病気を抱えている。にもかかわらず。毎日タバコを吸ったり、徹夜で麻雀を打ったり、大酒を飲んだり、体に悪いことばかりしているのが中国経済だと、私はずっと書き続けています。
 症状は確実に悪化している。「でも、まだ死なないではないか」と指摘をされても、これは誰にもわかりません。

・ところが、それが徐々に変わり、私が帰国するまえに受けた相談は、「中国から撤退したいのだけれど、全然お金を持ち出せない。どうすればいいのか」でした。もはや誰も中国に投資する気などない。

<中国の経済成長を支える柱にはなり得ない「一帯一路」>
<幻となった李克強首相のリコノミクス>
・(石平)けれども、政治体制の問題で、李克強は経済運営で主導権を握れず、リコノミクスは始まってもいないのに終わってしまった。
 矢板さんが指摘したように、国内の不動産投資、公共事業投資、要するに固定資産投資はすべて飽和状態、頭打ちとなっています。最後に中国がもし望みをかけるならば、内需拡大です。
 しかし、内需拡大もそう簡単に実現するわけがない。貧富の格差があれほど拡大すると、唯一内需拡大できる方法はかつての薄熙来路線しかないでしょう。薄熙来は「打黒」政策でマフィアのみならず、金持ちを一掃し、彼らの財産を没収、重慶市の財政収入にして貧乏人のための福祉住宅を建設した。もちろん、人気取りのためです。
 習近平も金持ちからお金を奪い取って、貧困層に再分配すれば、一気に内需拡大ができるかもしれない。
(矢板)仮に「打黒」をしても、中国経済は回復しないでしょう。私有財産の保証がなければ、怖くて誰も中国でビジネスができない。

・習近平はそういう薄熙来的な手法を全国で展開するくらいしか、思いつかない。しょせんそれが習近平の限界なのです。

<習近平の下で事実上幕を閉じた集団指導体制>
・(石平)今年(2018年)から習近平は「掃黒除悪」のスローガンを掲げ、黒社会と呼ばれるマフィアなど犯罪集団の全国的な取り締まりに乗り出しています。期間は3年間。薄熙来の「打黒」に対して習近平は「掃黒」、マフィアを一掃だから、さらにすごい。
 ただし、マフィアをやっつけるのに3年間もかからない。明らかに狙いは民間企業の経営者の財布です。
 中国のことわざで言えば、「殺鶏取卵。卵が欲しくて鶏を殺して卵を取る」。そんなことを3年もやったら、中国経済はさらに駄目になるのは火を見るより明らかでしょう。

<経済活動を凍らせた反腐敗キャンペーン>
<いまは誰も賄賂を受け取らず、誰も仕事をしない時代>
・(矢板)たしか2、3年前に起きたのは北京市の工商局、ここは新しい企業が設立されると営業許可証を出すところなのですが、それを1年ほど発行していなかった。新たな申請がたくさん来ているのに、発行していない。
 発行して万が一何か問題が起きたときに自分の責任にされるからです。発行しない言い訳に「紙がない」と言い張って、発行しないわけです(笑)。

<誰も信じない習近平のユートピア的共産主義>
・それでは、現在の習近平政権はどうか。彼の一連の講話や発言は、私に言わせれば、ユートピア的共産主義でしかない。誰も信じていない精神論にすぎない。
 習近平の思想にしたがえば、共産党の幹部はこれから一切の私利私欲をなくして、人生のすべてを共産党の思想・理念、人民のために奉仕しなければなりません。

<莫大なコストがかかる習近平の恐怖政治>
・いまは恐怖政治を敷いて、反発をすれば逮捕するという強引な手法で政権を維持していますが、それによって莫大なコストがかかっています。
 そんななか、このところ中国国内のあちこちで起きているのは、警察官のデモです。「給料が上がらない」「年金がピンハネされた」など待遇の悪さが原因で、今後、急速に拡大していくと思います。
 警察官のみならず、ここ2、3年、退役軍人のデモがずっと続いています。

・(石平)そうなると、この統治コストを賄うために、政府は民間企業、外資企業からなりふり構わず搾り取ることになる。しかし、そうした収奪は民間企業の活力を間違いなく削いでしまう。すると、経済はますます縮小する。縮小すると強権体制を維持するため、さらなら収奪が行われる。

<巨大な利権を生むだけの意味のない監視体制>
<潰れるときは一緒の政府と銀行>
・(矢板)中国の場合は銀行と政府が“一体化”になっているわけです。だから、潰れるときは一緒なのです。政府が銀行を助ければ銀行は潰れないけれど、政府に対する信頼はいまはどんどん下がっている。将来、政府の信用が地に堕ちたときには、リーマンショックの何倍もの大変な危機が発生すると思います。

<諜報活動に関する法律も予算もない日本>
・(矢板)それに対して、日本はスパイ天国と言われるように、日本にはスパイ防止法も何も、スパイに対する法律がありません。
 外国のスパイ組織はみな日本に支部を置いて、あちこちに派遣して活動しているわけです。日本にはスパイに対する法律、海外の諜報活動に関する法律が一切ない。ということは、海外にスパイを出せるわけがないのです。

<中国語もできないのにスパイとして拘束された日本人>
・(矢板)拘束されている8人のうち、もっとも知名度が高いのは、2016年7月に拘束された日中友好団体、日中青年交流会理事長の鈴木英司氏です。

<孔子学院は世界の大学に入り込む洗脳教育機関>
・(矢板)日本はまだ気づいていないのか、「うちにも孔子学院を」と大学側が誘致している始末です。アメリカではどんどん監視を強化して、孔子学院を大学から追い出そうという動きになっています。

<習近平思想の恐ろしい中身>
・(矢板)習近平思想とはほとんど中身のないもので、2050年までに何をするというふうに、思想というよりも自分のやりたいことを並べているだけで、とても思想とは呼べません。
 それでも人民日報などの官製メディアは持ち上げているのですが、習近平のやりたいことのなかで、2050年までに中国を社会主義強国にするとあります。

・怖いのは、社会主義強国となることの裏側に横たわっているものです。それは中国の保守派がずっと希求する失地回復、失った領土を取り戻すことがあります。

・でも、どこが失地なのかと考えると、実は滅茶苦茶なのです。当然、台湾があります。それから南シナ海、尖閣、それと現在はインドの領土になっているチベットの南側。それら全部を2050年までに取り戻さなければいけない。2050年までに中国を社会主義強国にするという習近平思想を具体的に解釈するとそうなります。
 習近平はそう書いてはいないけれども、私が現場の軍人に聞くと、要するにこういうことでしょうと肯くわけです。こう考えると、2050年までに中国は相当周りと戦争をしないと、失地を取り戻せない。

<常にトラブルを起こし続ける体質になった中国>
・習近平政権のここ数年を見ていると、世界のトラブル・メーカーになっています。

・中国は常にトラブルを起こし続ける体質になってしまった。だから、またそのうちに尖閣で何かを起こしますよ。

<民族主義を煽って国民を束ねる以外にない>
・習近平は国内矛盾を克服するためにも、戦争を仕掛ける可能性がある。要するに国民の不平不満を限定的な対外戦争で解消するわけです。

<中国の台湾併合シナリオ>
・中国は台湾を実質支配下に置くため、かなりの工作が進められていると言われています。

<毛沢東を超える絶対的な大指導者になるための台湾併合>
・(石平)しかもそこで習近平にとって有利なのは、一応アメリカにしても日本にしても「一つの中国」の原則を尊重していることです。国際社会の多くの国は、台湾の独立国家としての地位を認めていない。そうなると、中国は台湾に手を出しても侵略にはならない。ここで国連の制裁が発動されない。いや、そもそも発動しない。中国は否決権を持っているのだから。

<台湾進攻のタイミング>
・(矢板)そうですね。2020年に台湾進攻の準備が終わると言われています。だから、2020年から2025年の間に、中国は台湾に対して何らかのアクションを起こすのではないでしょうか。それをしないと習近平の3期目に間に合わないですからね。これはさまざまな人たちが言及しています。

<なぜ中国軍でなくて人民解放軍なのか?>
・(石平)まずは沖縄を日本から切り離す。米軍を沖縄から追い出す。沖縄を中華秩序のなかに取り込む。でも、堂々と「沖縄独立シンポジウム」を北京で行っていることに日本政府が抗議しないのはおかしいよ。

<親中派のロジックと逆方向へと進む習近平>
・(石平)習近平のやっていることは、民主化にするすべての可能性を潰していくものです。


コロナ以降の不景気がどのくらいの長さになるのか、正確なことはまだ誰にもわかりません。ただ、歴史に学ぶならば、少なくとも今後3年間の経済停滞を覚悟しておいたほうがいいのかもしれません。(2)



『ニッポン 2021-2050』
落合陽一  猪瀬直樹  KADOKAWA   2018/10/31



<「成長せず社会課題が取り残された平成の30年」>
・アメリカが順調に成長するなかで、日本は横ばい。相対的に右肩下がり。就職率は悪化し、会社に入っても不景気が続きます。日本経済全体に停滞感がある一方で、数年前に生まれた世代は「良い時代」を知っていてジャパンアズバンバーワンの幻想を持っていて断絶が生まれます。ただしこの頃まではまだ日本はアジアの盟主でした。
 次に出てくるのが、思春期には多くの人がパソコンを触っているデジタルネイティブと呼ばれる世代であり、僕もここに含まれます。すでに会社に入れば安泰という幻想は薄れつつあるなかで、IT産業だけが華々しい成長をして、そこの弱肉強食の世界に飛び込んでいく人たちが出てくる。2000年代後半になると中国は著しい成長をしています。僕が学生の頃は「これからは中国の時代だ」と盛んに叫ばれていました。アジアの工場としての中国ではなく、新たな市場としてのビジネスチャンスを期待して起業する人も出てきました。
 そしてスマホネイティブが登場します。スマホというあらゆる人たちをエンパワーメントするツールが普及するなかで、中高生であっても自分で稼いでいるような人たち、SNSで支援をもらいながら社会活動をする人たちが少なからずいる。

・こういった変化の中で、それぞれの世代ごとに経済成長についてさまざまな見方があること、そして国家全体としてジリ貧になっているという事実を認識することが重要です。
 成長を目指す国家でもあるいは成熟社会でもかまいませんが、まずビジョンを描き、そこを起点にどう社会のリソースを配分するかということが問われています。
 なぜ平成は失われた30年になったか。それはビジョンがなかったことに一因があります。
 人口減少ほか日本が直面する諸問題、技術革新による時代の変化を理解し、社会を構想しアップデートすることが未来に向けた僕たちの責務です。
 これまでの日本の歴史を振り返ると、鎌倉時代でも江戸時代でも、だいたい30年ぐらいかけてその時代の礎がつくられてきました。僕は近未来、2040年ぐらいを見据えて研究をしているということをよくメディアで発言してします。次世代のプラットホームとして役立つものをつくるということを意識して研究なり教育なりを行っているのです。直近の社会課題に取り組むのは当然として、僕たちはもっと長期的な視点で物事を考えなければならないということが、僕がいま訴えたいことの一つです。

<「日本はなぜ変わらなければならないのか」>
・現実問題として「この自治体を閉鎖して移住しましょう」という公約を首長が掲げて当選することなんて絶対にできないでしょう。その力学の延長線にあるのが高齢者優位の政策立案であり、いまの日本社会の苦境です。いま暮している人たちを尊重するのは当然のことですが、同時に全体のリソースを考えて行動する。そしてそれを戦略として決める人がこれからの地方には求められます。
 ある外国人の研究者の友人に、日本の人口ピラミッドを指して「よく日本人はあんな棺桶みたいなグラフで危機感を抱かないね」と言われたことがあります。棺桶というのはほんとうに言い得て妙です。僕たちは日本がいま棺桶に入りつつあるという状況を直視しなければならないのです。

<「地方を膚感覚で知らなければ日本のビジョンは描けない」  猪瀬>
・落合君が問題提起をしてくれたように、いま日本には課題が山積しています。僕がなぜ東京都副知事を引き受け、石原慎太郎さんのあとに東京都知事をやったのか。最大の理由は、東京からならば、日本を変えられると思ったからです。
 東京が先んじてビジョンを示せば、他の自治体も国もついてくる。中央政府、つまり霞が関は縦割りで意思決定が遅いし、東京以外の自治体は総務省から地方交付税交付金を仕送りしてもらうので勝手なことができない。そのほか霞が関の各省からも、自治体の事業に合わせて補助金が付く。昨日の世界、過去を基準とした世界からの補助金漬けになっているから新しいことがしにくい。
 霞が関と地方行政の関係はそういう事情だから、東京を一つの国に見立てて動かし、国が抱える課題を先に解決してしまう。これが仕事だと思っていました。

・それが財政破綻した北海道夕張市への都職員派遣です。2008年のことでした。東京23区より広い土地がありながら、当時で人口は約1万2000人、高齢化率が40%を超え、人口流出は加速している。そんな自治体ですので、およそ税収増なんて望むことができません。市民税や水道料金を引き上げたところでまかなえず、職員の給与は4割カットされることになりました。270人いた夕張市職員は一気に140人ほどに減ってしまった。そんな街で353億円の債権を18年かけて返済するという前例のない財政再建計画が始まっていたのです。これでは行政が機能するわけもなく、麻痺寸前でなんとか助けないといけない、と思って東京から職員を派遣したのです。

・東京は他の自治体に比べて裕福と言われますが、財政の実態を子細に検討すれば決して楽観はできません。景気の波に左右され、税金が減る時は1兆円単位で減ってしまう。実際1999年には財政再建団体に指定される寸前までいってしまっていました。これもほとんどの人が忘れている経験です。財政破綻への危機感を持てといっても、持つことはできない。
 夕張に職員を派遣したのには、東京だけが日本だと思ってほしくない、財政再建に取り組む地方の現場を若い職員にみてほしいという思いもありました。派遣した職員が働いていたのは真冬にもかかわらず経費削減のため庁舎の暖房が17時で切れてしまう役場です。

・視点を変える、という経験がなければ本質は見えてこない。結果として、日本全体や世界の中から自分自身の存在も見えてこないんだということをわかってほしいのです。
 自分の立ち位置を知らない人材にできることは限られます。自分の周囲だけが当たり前なのではなく、日本国内も多種多様であり、まず東京と地方ではまったく違う。これを世界に置き換えてみましょう。日本の当たり前を他の国でも当たり前だと思い、適当に振る舞ってしまえば「この人は日本のこと以外は知らない視野が狭い人」だと見なされ、うまくいくはずの交渉もうまくいかなくなります。

<「テクノロジーが東京と地方の共通項に」>
・さて、日本は都市と地方、それぞれに課題を抱えていますが、課題先進度でいえば地方のほうが高いという現実は認識する必要があります。東京の課題と地方の課題はもちろんつながるものもありますが、必ずしもイコールで結ばれるものばかりではありません。

・現実は逆でテクノロジーによって分断されるようなことはない、というより分断されようがない。それはプラットホームに乗った共通部分を探すことで見えてきます。

・プラットホーム化したテクノロジーは分断を促すというより、都市と地方を結んでいる最大の共通項になっています。

・僕は人口減少そのものは危機でもなんでもないと考えています。過疎化によって土地が余るというのも考えによっては大きなチャンスです。人口減少、すなわち労働力の減少や人的コストの拡大はテクノロジーの進化によって防ぐことができます。余った土地の活用法は権利問題さえクリアすれば、一気に解決が見えてくる。例えばブロックチェーン技術を使って、財産権をクリアにして民間に開放することで、僕たちが思いも寄らない有効な活用法が見つかる可能性が広がるのです。むしろ、それこそが地方を再興させる鍵だと言っていい。
 僕が考える地方再興を実現するための最大の条件はテクノロジーフォビアにならないこと。ロボットフレンドリー、テクノロジーフレンドリーであること。これに尽きます。

・この本では「近代の超克」、すなわち2021年に向けていまの日本を規定しているさまざまなシステムを見直すこと、そして2050年を見据えて、この国の在り方や、生き方をどう描くかをテーマにしています。そのためには将来を悲観せず、理想の社会に向けて一つひとつできることを探していくことが求められます。
 現状を嘆くだけで終わるのか、あるいは解決に向けて動き出すのか。いまこそ後者の決意が必要とされているのです。

<統治構造を変えるポリテックの力>
・なぜか。日本の統治構造の本質は強固な官僚制にあるからだ。日本の近代化の幕開け、明治期から徐々に形成され、戦前にはすでに完成をしていた日本型の官僚システムでは、国家のエリートが集まり、年次ごとの競争でピラミッド型組織の頂点を目指す。重視されるのは、各省の利益=省益
これは戦前から変わらず、戦後も引き継がれたと猪瀬氏はみる。
 これを解決するために落合氏は「ポリテック」という言葉を提唱する。政治(ポリティクス)とテクノロジーを組み合わせた造語だ。
 ポリテックの可能性を落合氏は縦横無尽に語る。介護、経済、そして電力。日本が抱える大きな問題の一つ、原発問題もポリテックで考えることができる。ポリテックは猪瀬氏がときに対峙し、ときに内部まで入り込み思考を深めた官僚制の問題を打破する一手になるのか。「近代の超克」の鍵となる統治構造を議論する。

<「日本システムの弊害の縦割り行政」>
・公文書の大きな役割は、歴史の検証です。文書を残しておくのはなんのためか。役人の保身や、政権のためではない。後世の歴史のためです。重大な意思決定は常に歴史から検証されなければならない。失敗にしても、成功にしても、歴史から学ぶのです。したがってアメリカでは公文書には公開期間が決まっていて、一定の時間を過ぎれば公開されるようになっている。

・共産党国家と日本の違いは、共産党国家のように圧倒的な権力を持ったトップがいないということでしょう。日本は専制君主がいないただの官僚機構の連合体なので、とにかく官僚が圧倒的な情報量をもって、それをうまく隠しながらコントロールすることで国ができてきた。彼らからみれば、大臣や政治家はちょっとの間やってきてその椅子に座っている人にすぎない。
 落合くんも述べていましたが、いま日本という国が抱えている大きな問題は、どこの省庁が担当するのかわからない、複数の省庁にまたがる問題がぽっかり放置されていることです。

<「ポリテックで日本政治を変えよう」  落合>
・僕は日本の統治機構を「デッドロック」と表現してきました。これはコンピュータ用語ですが、要するに解決すべき問題があるのに、省庁同士で動けるようになるのを待っていて、結果として何も進まないということを喩えて呼んでいるのです。
 猪瀬さんが指摘したように12省庁が強い縦割りで動いています。だからこそ、それを打ち破るためにも、これまでにない政治の概念が必要なのだと思いを強くしています。
 こうした新しい概念として、最近、僕は自民党の小泉進次郎さんとともに、政治と技術を融合した「ポリテック」という言葉を広めようとしています。

・政治の課題をテクノロジーで解決する。テクノロジーの課題を政治的に解決する。そして視点です。例えば介護の分野では、人間の力をつかって解決していこう、多くのヒューマンリソースを割こうという発想が現在まで中核にあります。あるいは、制度を整備することでなんとかしていこうという発想でした。
 けれども僕が進めているように、テクノロジーの力で人間の身体を拡張することで解決するという提案もできるはずです。

・もちろん投票だけでなく、納税や通貨など、既存のあらゆる仕組みをテクノロジーで効率化できる可能性を秘めています。特にそれらへの活用が期待できるものとして、ブロックチェーンには大きな可能性を感じています。

・これから日本がテクノロジーを活用した先進的なアプローチで課題を解決しようとしていることを世界に示すことができれば、海外から新しい知見が集まってくる可能性もありますし、実際に解決すれば世界に対してこれ以上ないアピールになります。

<「ポリテックという言葉の流行が社会の意識を変える」  落合>
・ポリテックという言葉の真意は、最初はなかなか理解されないと思います。流行するなかでバズワード化していっても、それでいいと考えています。何回か実例が登場して実体が伴えば、言葉はきっと足がついてくるはずです。なぜならば、僕も含めて、テクノロジーで政治に対する困っている問題を解決しようと思っている人や、テクノロジーの適用を政治で進めようとしている人はたくさんいるからです。そもそもテクノロジーで問題を解決していこうというのは、グローバルでは当たり前の発想になってきています。

・僕は「デジタルネイチャー」という概念を使って次の社会を考えています。この言葉は、“自然”をより上位から俯瞰する、計算機によって生み出された“超自然”を意味します。要するに、これまで“自然”と考えられていたものを更新する考え方のことです。
 CGと実物の区別や、AIと人間の区別がつかなくなり、人間と機械が融合していくような未来がやってくるでしょう。例えばメガネをかけて視力を回復したように、手が不自由ならより精緻に動かせる義手を使えばいい。いま障害と呼ばれているものは、介助者が必要な方や高齢者も含めて「身体のダイバーシティーが高い人」という表現に変わっていくでしょう。身体に障害があるなら、それをテクノロジーで補えばいいという社会がやってきます。そうなると、いままで「人間の自然な身体」を基準に障害と呼んでいたものは障害ではなくなります。人間と機械の融合によって、“自然”というもののイメージが更新されていくのです。僕がいう親和というのは、そういう未来のことです。

<「目的を忘れたルールに縛られるな。30代への期待」 猪瀬  >
・落合くんが語るポリテックというアイデアは面白い。霞が関や永田町がそのインパクトを理解し、きちんと反映させていけるかどうかは別問題になるにしても、霞が関の堅牢な官僚文化に揺さぶりをかけることはできると思います。
 僕が『日本国の研究』を書いた90年代は、ちょうどインターネットが一般の人にも広く普及し、インパクトを持ち始めた時代でした。僕は公益法人改革について、情報公開を徹底させるべく、その情報をインターネットで公開せよと呼びかけていた。

<構想力は歴史意識から生まれる>
・与えられた課題を解決するだけで十分だった時代は終わり、自ら課題を見つける力こそが重要になる――。両氏がこの本を通じて説いてきたことだ。歴史とは、課題を見つけ出す力を養うためにこそ学ぶべきものだ。
 猪瀬氏は「プランナー」という考え方を提唱する。一部の人だけがプランを独占し、考える時代は終わった。すべての人がプランナーとなる資格を持っていると。

・落合氏はこれまでの論点をさらに深めて、これからの時代を生きる「デジタルヒューマン」にとって日進月歩のテクノロジーとともに社会を変革していく力とは何かを考える。それは「リスクを取る力」に象徴されるという。

<「ビジョンを描くにはまず歴史を知ること」  落合>
・次の時代を考える上で、重要なのは大別すると3つです。
 第1にこの本で繰り返し語ってきたように歴史や統計データを知ること、第2に論理的な日本語力を身につけること。第3に時代に適合した文理問わない教養を身につけることです。
 第1の論点は歴史や構造、つまり現在がどのようにできているかを知ることです。僕が「未来」についてのビジョンを語れるのも、メディアアートならメディアアートの、テクノロジーならテクノロジーの、歴史を知っているからです。

・僕は、そんなつまらないことより論理的に言葉を使えることが重要だと考えています。なぜか。第一に語るに足る人材であることが一番重要だからです。そして、外在的要因としては今後は自動翻訳技術が飛躍的に進歩するからです。機械学習の進歩は間違いなく自動翻訳技術に反映されます。いま語学にコンプレックスを感じている人であっても、日常生活では間違いなく、ビジネスの世界でもそれなりのレベルで劣等感を感じる必要なくコミュニケーションがとれるレベルの技術になるはずです。
 自動翻訳の精度は日進月歩で上がっています。機械学習用のデータセット、アルゴリズム、ハードウェアの盛り上がりもあって、自動翻訳技術は成長の真っただ中です。どのくらい進歩しているのかと言えば、僕が学部生の頃、あと100年といわれていたような技術が、なんとすでに実用化され、使われているということです。

・メカニカルアーツが新時代の「教養(リベラルアーツ)」に加わってくるのです。

・最近のAIの研究に即して言えば、コンピュータを用いた統計的アプローチでは正規分布の範囲内から外に出るのは難しいことも指摘されています。

・インターネット上にはない情報、いまのAIでは思いつかないようなアイディアに僕は注目してします。

<「自分の中にある言葉を鍛える」  猪瀬>
・落合くんが歴史的な視点から考えることの大切さ、言葉の力が大事だと語ってくれた。まさにその通りだ。日本近代の最大の「国難」は自らが招いたあの戦争であったことは間違いない。東条英機は試験の得点の高い秀才タイプではあったが、戦争をやめるという決断はできなかった。

・世界史の流れに巻き込まれた明治の人びとは、世界史の潮流のなかで日本とは何かと自覚する。近代日本語は、諸国の方言を統一し、西洋の翻訳語を練り上げ、幾度となく繰り返された「国難」のなかで完成してきたものです。国難をどう乗り越えるのか、そのなかで、個人の言葉も磨かれていき、近代文学の傑作も誕生してきました。確かな言葉の力を感じさせる、思想や構想力をもった文章が練られてきたのです。ビジョンがある言葉です。ビジョンがある言葉は国難から生まれてきたという視点が重要です。
 AIの進化によって官僚的な役割はAIが担うかもしれない。でも、日本という国を構想する国家観という大きなビジョンは誰が打ち出すのか。それは文化的な構想力を持った人びと、つまり作家であり、アーティストであり、政治家でありといった人びとでしょう。近代日本語をつくった明治人には国家戦略があったのです。欧米の近代がもたらしたものと日本の伝統文化から生かせるものを組み合わせたのです。
 戦後は戦前のものはすべてが悪いという風潮が蔓延した。虚心坦懐に伝統から学ぶという姿勢そのものも失われてしまったのです。

・「ほんとうの意味でのグローバリズムとは、欧米流の近代化とイコールではない」という提言をし、さらに「そうした世界のなかで日本が果たすべき役割とは何か」を問うていく。これならばいまでも適用するような深い議論につながった可能性があります。

<「2021年以後をデザインする時代を切り開く力」  落合>
・障害という概念も変わっていくという事例で話したように、足に障害がある人には最先端の機能を搭載した義足がついていくでしょう。介護現場で力が足りない人には介護用ロボットスーツができて、楽々と仕事ができるようになっていく。盲目の人は音で空間を把握できるようになり、耳が聞こえない人の目には字幕が映し出されるようになる。脳の機能補完ができるようになれば、認知症という病気も補完されていく。

・身体は拡張され、言語もまたすぐに翻訳されていく、そんな時代において、人間の良さ、人間の能力差はどこになるのでしょうか?僕たちはこれまでの歴史を更新し、新しい時代を生きようとしています。これまでの身体の差や、ちょっとした語学力程度では能力差があるとは言えない時代になっています。僕は能力差というのは経験差であるという時代がやってくると考えています。
 アートでも、文学でもテクノロジーでもどんな分野でも、「何を経験し、何を思考したか」が重要な差になってくる。つまり、「何をやりたいのか」というモチベーションの部分が重要になる。モチベーションの有無がそのまま人間の価値を左右する変数になっていくという考え方です。

・モチベーションを価値に落とし込むために重要な能力をまとめておきたいと思います。大事なのは「言語化する能力」「論理力」「リスクを取る力」そして「専門性」です。

<まとめ>
2021-2050  人口・産業
(これまで)
・人口増を原動力とした経済成長
・中央主導の補助金による同じような街づくり
・課題解決より現場の意思が優先

(2021年以後の30年の指針)
・人口減少による問題はテクノロジーで解決
・地方自治体は各々の生き残りに向けたビジョンを
・「分からない人に合わせる」から「分かる人が引っ張る」へ

(必要な思考)
・テクノロジーによる変化を恐れない
・東京と地方の違いを膚感覚で理解する

2021-2050  風景
(これまで)
・明治維新で生まれた一君万民の日本人
・“ドラえもん”で描かれる近代の完成像
・均一な教育システムによる同じ価値観

(2021年以後の30年の指針)
・自身を縛る日本人の無意識を見つめなおす
・テクノロジーと伝統の融和にビジョンを見つける
・個人に最適化された教育で多様な個性を肯定

(必要な思考)
“ドラえもん”にない風景を深堀りしていく
・街を歩き風景の隙間からヒントを見つける

2021-2050 統治構造
(これまで)
・各省庁の権限が強く横断する課題が取り残される
・前例踏襲主義で目的なきルールが温存
・公文書破棄や霞が関文学に見られる権力者の恣意的運用

(2021年以後の30年の指針)
・省庁の隙間につながる問題に取り組む
・前例がない取り組みを積極的に肯定
・テクノロジーによる有権者にクリアなルールの制定・運用

(必要な思考)
・技術的解決と政策的解決を提案できる
・「ポリテック」思考を身につける

・目的を見失ったルールにとらわれずファクトとロジックで物を考える

2021-2050  人材
(これまで)
・優秀な人間の条件は「与えられた課題を正確にこなす」
・英語を筆頭に多言語で表現することができる
・学校の試験の点数が高い人間が評価される

(2021年以後の30年の指針)
・正確さはAIに代替、人間の魅力は「外れ値」を出せること
・言語能力は表現力以上にアイディアや中身が問われる
・学校の試験では測れない個人の経験値が重要

(必要な思考)
・メカニカルアーツを身につけ、未知の領域に挑んでリスクを取る
・言葉の力を磨き、自らのアイディアを問う「プランナー」に



『余命半年の中国・韓国経済』
制御不能の金融危機が始まる
3700兆円の債務は爆発寸前! まだ中国に投資する日本企業は正気か⁉
宮崎正弘   ビジネス社   2019/4/2



<中国と韓国経済の崩壊は秒読み>
<あのソロスさえも、「反中」はアメリカの総意>
・そのソロスがトランプよりも強硬に「反中」の政治姿勢を明確にしたことは、全米がいま反中国合唱のピークにあるという何よりも証拠である。

<異変、中国国内でも習近平批判>
・中国国内でも習近平批判が起きた。

・胡徳平が「このまま政治改革を怠り、民間の経済活動の活性化を促す政策に転じなければ、中国はいずれソ連がたどった死の道を選ぶことになるだろう」と私見を述べたのだ。

・このほど左様にかつての中国共産党大幹部の息子や秘書たちが国内知識人の不満を代弁している構図が浮かび上がってくる。つまり習近平国家主席の権力は盤石ではなく、泥沼に立った塔のように崩れやすい状況にある。

<中国経済破綻に巻き込まれる世界と日本>
・米中貿易戦争の嵐は世界経済にTUNAMIをもたらした。とくに中国経済の挫折ぶりが顕著である。
 日本経済も予期せぬ方向からの暗雲が拡がり、凄まじい勢いで景気が悪化している。そして米国も悪化の兆しが出た。中国経済の破綻に巻き込まれたからだ。

・中国人民銀行(中央銀行)は、ドルの裏付けのない人民元をじゃかすかと印刷しているが、産経新聞の田村秀男氏の試算によれば「外貨資産の64%しかドルの裏付けがない」という寒々しい状態、暴落前夜の様相になってきた。つまり36%は通貨の垂れ流しをしていることになり、この意味するところは人民元の大暴落である。
 にもかかわらず中国は外国の金融機関からドルを借り入れている。中国人民銀行が1兆1000億ドルを保有すると豪語する米国国債は実質的に担保であり、外貨準備高はマイナスに転落している。それが中国発の金融恐慌に繋がる怖れが高いと市場は読んでいる。

<「アップル・ショック」に悲鳴を挙げるスマホ業界>
・台湾が本社の「鴻海精密工業」は中国河南省鄭州の工場で5万人をレイオフし、代替工場をインドに移転して稼働すると発表した。こうなると大量失業の発生であり景気後退というより、状況はもっと悪い。

・同様に韓国の落ち込みは予想より悪化しており、スマホ関連ばかりか半導体大手のサムスンもSKもLGも青息吐息。

<韓国による日韓関係の悪化を米国議会が懸念>
・米国では軍人の発言も目立った。北朝鮮は核兵器の保有を増やしているが、「放棄の可能性は低い」と言うのが国防総省(ペンタゴン)の見解であり、米インド太平洋のデービッドソン司令官、エイブラムズ在韓米軍司令官などは「非核化の意思を示す証拠を一切提示していない」として、警戒を強めている。

・また日韓関係険悪化の空気をよこに置いて、夥しい韓国の学生が日本企業に就職を希望している矛盾がある。韓国政府と韓国の若者の間に認識のずれが著しいことも明らかとなった。ともかく韓国経済は政治的混乱によっても救いのない状況に陥った。
 以下、本書で縷々説明するように、中国経済の破綻は秒読み、連鎖で韓国経済も沈没間近となった。その時刻表が透けて見えるようになった。
 日本経済はTUNAMIを蒙ることになるが、そのときの備えはできているのか?

<「海亀派(中国人留学生)」でさえ就職難>
・春節(旧正月)に中国の鉄道、飛行機、長距離バス、そしてハイウェイは未曽有の人混みで大混乱に陥った。その実態はと言えば、例年より早い休暇入り。そして「ゆっくり休養を取れ、連絡するまで上京しなくてもよい」と言われ、給与不払い、当座の旅費だけ支給された。
 春節があけて、彼らが職場にもどると、工場は閉鎖されていた。中国ではよくある手口だ(日本に観光に来ている中国人はよほど恵まれた界層である)。18年上半期だけでの企業倒産は504万社と報じられている。

・ビルの建設現場では、労働者に3カ月給与不払いというケースが多く、現場では作業をやめている。工期はベタ遅れ、クレーンは停まり、作業場では残った労働者の座り込み抗議集会、デモが続く。トラックの運転手はウーバーにも職を脅かされ、当該本社前をトラックがぐるぐる廻っての抗議活動。配送の下請けは賃金を受け取るまで「配達はしない」と抗議の声を挙げた。

・こうした風景が中国全土、あちらこちらで見られる。旧正月のお祝いどころではない。解雇された従業員は鴻海精密工業の10万人が象徴するように、潜在失業者を含めると、おそらく数千万人単位ではないか。
 かように中国で起きている大量失業の実態、おそるべき現実を伝えない。ネット上でも、こうした情報が掲載されるとただちに削除される。ネット情報板のプラットフォームもチャットも無数に禁止され、最近はネットカフェががら空き状態となった。
 あまつさえ「金の卵」といわれ、重宝された「海亀派」の異変だ。欧米、日本に留学し帰国した若者にも就職難という悪影響が出た。

・中国国泰証券の主任エコノミスト、李迅雷によれば、「過去40年で、実に313万の中国人留学生が海を渡り、このうちの84.6%が帰国した」という。
 彼らは「海亀」と呼ばれた。産卵のため、古巣へ帰ってくるからだ。ある統計によれば、彼らの平均年収は2万5000ドルだったという。外資系企業が彼らを雇用し、その年収に比例して中国国有企業や下請けの賃金体系を外資系が領導した。そうした黄金の時代は終わった。

<サムスンも中国工場を閉鎖し始めた>
・天津を例に取ってみよう。外国企業の天津への投資が未曾有の速度で激減している。2017年に106億ドルだったが、18年には48億ドルとなって、どの工場も企業もレイオフを発表した。就職情報はなく、求人フェアに応募する企業がない。代表制となったのが韓国サムスンの半導体工場の閉鎖である。
 破竹の進撃を続けて生きた韓国経済の華、サムスンはアップルの売り上げ激減のため、撤退を決めたのだ。

・「グレイ・エコノミー」(わけの分からない商売)が、これまでは失業者を吸収してきた。出前の代理配達、通信販売、バイク便、自転車シェア、つまりウーバー・ビジネスだが、これも最近は完全な飽和状態となった。そのうえ当局はグレイ・エコノミー分野にも新しい規制をかけようと動き出した。予測をはるかに超える加速度をつけて中国経済の成長が終わりを告げている。

・ウォール街の集計では昨師走(2018年)のジャンク債発行は米国企業を抜いて中国企業がトップとなったことが確認されている。ジャンク債とは信用度が低い社債などで、投資家に高金利を謳う。

・深刻な状況は若人の失業である。大学新卒は834万人(当初860万人の大学新卒が見込まれていたが26万人が中退したことになる。学生ローン不払いなどが原因だ)。苦労して大学を卒業してもまともな就労先がない。薔薇色の人生設計が暗転する。
 そこでまた中国政府は無理矢理なプロジェクトを謳い、巨額を予算化する。一帯一路プロジェクトが世界各地で挫折、頓挫し始めたので、国内で大型プロジェクトを拡大しようとするのだ。
 赤字構わず新幹線をさらに延長する工事があちこちで開始された。それこそ人の行き来より熊の数が多いような過疎地にも。
 中国は世界一のダム(239メートル)建設を発表した。
 三峡ダムは重慶と武漢の間に完成し、相当の電力を供給している。世界一を豪語したが、浚渫が間に合わず、堆積物が障害となって効率が悪い。

<中国の米国企業買収、95%減>
・惨状がくっきりと数字に出てきた。
 中国の米国企業買収が、実に95%減っていた。まさに「トランプ効果」は激甚である。付随してアメリカへの中国人留学生、客員学者、交換教授ら4000名が「スパイ容疑」の摘発を恐れたのか、そそくさと中国へ帰国していたことも判明した。
 ハイテクを米国から取得(「盗取」ともいうが)するために派遣された学者、研究者、教授、学生らに対して米国はビザ審査を厳しくした。滞在延長が認められないばかりか、いったん帰国した中国人の米国留学組の再入国に対してもビザ審査がより厳格化された。
 中国人留学生は数十万人に達するが、これをのぞいた客員派遣の学者、交換教授ら4000名(奨励金が14万500ドルから72万ドルの幅で供与された)が米国から帰国したのだ。これは2018年12月1日に「自殺」した張首晟スタンフォード大学教授が運営していた「ホライゾン・キャピタル」とかの面妖な財団が象徴するように、スパイ養成、ハイテク泥棒のダミー、表向きの看板がシンクタンクを偽装していた。

<対米投資激減の余波>
・米国のシンクタンクAEIの報告によれば、中国の対外投資は数字統計でも激減している。
 これを裏付けるのが、海外不動産の売却、旅行客への外貨持ち出し制限などで顕著な動きである。

・安邦生命はNYの老舗ウォルドルフ・アストリア・ホテルやニュージャージー州のトランプタワーなどを売却、海航集団はドイツ銀行とヒルトンホテルチェーンの株式を売却、万達集団は全米の映画館チェーン売却、ハリウッド映画製作会社買収を断念した。ほかの売却、ドル確保の事案は枚挙に暇がない。

・「2018年上半期だけで中国企業の504万社が倒産し、失業は200万人上乗せされた。農民工の失業が740万人と言われるから上半期だけで1000万人が新たな失業に加わった」
 この数字、中国の公式統計には発表されるはずがないが、ついで「財新網」(同年11月28日)で「求人広告が202万件、消えた」とした。深刻な事態ではない、崩壊前夜である。
 企業が人手不足を嘆いた時代はとうに去り、求人欄が募集を告示すると公務員など、地方政府の過疎村の役場の一人の募集にも数千人が押しかけるというではないか。とうとう全人代では「1100万人の失業者対策」が発表された。

<四中全会を開催できない習近平の狼狽>
・トランプ大統領はこうやって基礎固めを十全に行ったうえで中国からの輸入品に10%から25%の高関税をかける米中貿易戦争を始めた。
 米国の経済をいびつにした貿易赤字改善のため中国からの輸入品に高関税を課し、ハイテク・スパイの摘発強化、米国ハイテク企業の買収禁止、不動産取得制限とビザ発行の規制強化、ファーウェイとZTEの完全な締め出し。こうなれば米中対決はもはや抜き差しならない状態である。

<中国と無理心中か、ソフトバンクの迷走>
・なぜなら孫正義が中国アリババの筆頭株主であるうえ、地上局にファーウェイのいかなる製品も使用しない、市場からの排除を決めており、周回遅れで日本政府もこれに倣うとした。
 ソフトバンクは有利子負債が13兆円を超えている。中国の「三大借金王」=海航集団、万達集団、そして安邦生命と同様な借金漬け体質である。
 それゆえチャイナ・リスクがもろにソフトバンクの株価に悪影響を与え、経営の屋台骨を震撼させて市場からは不評、反発という想定外の反応となった。この醜態は以後の日経平均を押し下げ、近未来に株価再沸騰という薔薇色のシナリオは消えた。

<借金地獄も止められない中国の鉄道建設>
・数字の誤魔化しも現界に達し、国有企業の資金繰りができなくなり、失業者が街に溢れ、物価は上昇し、政府への不満は高まる。だから無理矢理の公共事業を続行せざるを得なくなる。
 中国の新幹線の延長工事、2019年も拡大させ、邦貨換算で13兆円を投入する。日本の公共投資全額の2倍ほどが、新幹線だけに投じられることになる。

・この無謀とも発狂的とも言える鉄道建設は、借金地獄をさらに悪性のスパイラルへ向かって暴走、突進を続けさせる。中国全土に幽霊都市を建設して業界を存続させてきたように、国有企業の中国鉄道建設と系列の企業群の延命だけが目的だったのか。
 2005年から積もりに積もった累積赤字78兆円というのは、日本の旧国鉄の赤字の3倍強であり、この新幹線のプロジェクトの暴走ぶり一つを例にしても、近未来に起こるであろう、恐怖のシナリオが見えてくる。なぜ、こんな赤字体質をさらに肥大化させるような愚劣なプロジェクトを中国の執権党が続けるのか。
 第一は景気浮揚のため、プロジェクト継続という至上命令がある。

・第二に海外の新幹線受注は一部入札を競り落としていても、ベネズエラでは正式に中止、マレーシアは20%で中断、ラオスは国境付近のみ。インドネシアは用地買収ができず着工にも至らず、タイは青写真のまま、ベトナムはそっぽを向き、とどのつまり、海外が駄目なら内需で凌ぐしかない。

<期待外れに終わったミャンマーの「シルクロード」>
<中国人の「アキレス腱」>
・中国のアキレス健は集約すると二つのポイントが指摘できる。
第一は自給自足ができないという生存にとって死活的な要因を欠く脆弱性、つまりエネルギーと食料の自給ができない。米国からの穀物輸入が途絶えると、食肉も養豚の配合飼料もままならない。逆にアメリカは原油もガスも食料も自給できるという圧倒的な強みがある。そのうえ水の問題がある。
 第二は中国人そのものが持つ特質、エゴイズムと拝金主義が、生来の性格、DNAに折り重なって独特な人生観を持つという特徴である。
 中国人は宗族第一という特徴がある。

・こういう意識が根底に残存している以上、戦争はコストとか、国家の名誉とは表看板、レトリックでしかなく、一族の利益を守るためには「すり替え」として戦争を始める危険性は常にあるのだ。





コロナ以降の不景気がどのくらいの長さになるのか、正確なことはまだ誰にもわかりません。ただ、歴史に学ぶならば、少なくとも今後3年間の経済停滞を覚悟しておいたほうがいいのかもしれません。(1)


『人類2.0』
アフターコロナの生き方
小林慎昭  プレジデント社 2020/8/6



<見通せない世界が迫ってきたとき、あなたはなにを考えましたか?>
<私たちは、アフターコロナのこの先の未来をどうデザインしていくべきでしょうか。>
・過去の出来事から学び、ありとあらゆる情報を収集することで現在の状況を把握し、分析する。そうしたうえで、未来を想像する。そして、想像した未来から、「いま」なにをするべきかを導き出す。

・世界規模で同時期に急速に起こったこの危機を乗り越えるために必要なのは、未来を想像する力だと考えます。

・アフターコロナにやってくるのは、「新世界」なのです。もう、元の世界には戻れません。このウイルスは、わたしたちを「人類2.0」に変えようとしています。

<世界規模で想定外の危機が訪れています。>
・そしていま、世界規模で想定外の危機が訪れています。
 アフターコロナの世界がどうなるのか?
 わたしたちは、アフターコロナの未来をどうデザインしていくべきなのか?

<コロナがもたらした、「働き方の変革」>
・改革とは、基盤を維持しつつ制度などをあらため変えることを指します。
 新型コロナウイルスがわたしたちにもたらしたものは、「働き方の変革」です。
 ミーティング、時間の使い方、人間関係の築き方、営業、マネジメントなど、ありとあらゆる面で、その変革が起きはじめたのです。

<ミーティング(会議)>
<これからはオンラインがスタンダードになる>
・それはいま、日本全国で起こっている――起こっていくであろう、事実です。想像してみてください。1日に、何時間オンラインミーティングが行われているのかを。日本で働く人は約6700万人いるとされます。もちろん、オンラインミーティングをまったく活用しない職種もあるかもしれません。
 しかしたとえば、その働く人のうちの1000万人が、毎日1時間のオンラインミーティングを1カ月したと仮定しましょう。すると、日本国内だけで3億時間が、パソコンなどを通じてのオンラインミーティングで使われるということになります。
 これだけの膨大な時間が使われているとなれば、これはもう完全なまでにビジネスの「習慣」に変わるでしょう。固定電話を使わずに携帯電話を使いはじめたように――あるいは、FAXを使わずにメールを使いはじめたように――。

・クライアントがオンラインミーティングをするなら、下請けはそのスタイルに合わせるのは必然です。

・オンラインミーティングで対応しているいまの状況は、一過性のものではありません。これはもう、スタンダードになるのです。

<対面>
<リアルで会うことは“特別な行事”?>
・ミーティングをオンラインですることがあたりまえの世の中になっても、対面のミーティングがなくなるわけではありません。
 なくなりはしませんが、その時間はとてつもなく重要で、貴重な時間となっていきます。

・これから、人は仕事上のほとんどのことに関して、デバイスを活用したオンラインミーティング、または通話でこなすようになります。

・オンライン営業のほうが、生産性が高いのはあきらか。経営的な視点でも、わざわざリアルなミーティングをしなければ受注できない営業マンは不出来と評価されるようになるでしょう。

・コロナ以降、おそらく数千万人単位のビジネスパーソンが、オンラインミーティングをデファクトスタンダード(事実上の標準)としています。

・そう考えると、オンラインミーティングの波にのまれながらもリアルなミーティングは生き残るでしょう。数は減っても、なくなることはないはずです。しかしながら、リアルで会うミーティングは“特別な行事”のようになっていくでしょう。
 リアルでミーティングを行うのは、「直接、相手に会いたい」から。そこに、ロジカルな理由は存在しません。

<時間>
<移動がなくなり細切れのスケジュールになる>
・オンラインミーティングでものごとを進めることが習慣化されると、単位時間も変化します。ミーティングの時間は15分、長くて30分が平均的な長さになるとわたしは考えます。そして、こんな変化が訪れます。
 1日の時間の使い方は、これまで以上に細切れになる。

・ビジネスチャットの導入によって、コミュニケーションは非連続に、断続的に進むようになっています。腰を据えて話し合うという場面は、どんどん少なくなっていくでしょう。
 コロナ以降、ますます時間の使い方は変わっていくにちがいありません。

・オンラインミーティングが習慣化された社会では、準備コストがゼロに近づきます。ですから、1日に何度でもミーティングの開催が可能です。

・「ミーティングスタイル2.0」をこれまで生み出してこなかったことが問題だと思うのです。

・これからはもう、対面で会う必要はありません。会うためだけに移動することもありません。自分がいたい場所にいていいのです。

・15分単位ですらあたりまえ。時間の使い方は、細切れになっていくでしょう。移動がなくなることで、わたしたちは時間についてたくさんのことを考えるはずです。

<人間関係>
<いかにして“リモートトラスト”を形成するか>
・あなたは、実際に会ったことがない人に仕事を頼むことができますか?

・リアルで一度も会ったことがない人とのあいだで、しっかりとした信頼関係を築き上げるスキルは、これからのビジネスパーソンにとっての必須スキルとなるでしょう。

・新たな相手とリモートでのコミュニケーションがはじまった際に、お互いが心地よいと思える反応速度と確認事項の細かさが一致するかどうか――。これが、相手を信頼することができるかの判断材料になります。

・大きな意味での「人間関係2.0」の世界では、最初の1時間のリモートコミュニケーションで、第一印象は決まるのです。

<通勤>
<在宅勤務なら、交通費も通勤時間もゼロ>
・どの企業も、従業員の交通費が毎月どの程度かかっているかを正確に把握しています。ひとりあたりの交通費は、平均して1万5000円程度でしょうか。従業員が100人だと月額で150万円くらいになります。年間では1800万円となります。

<ビジネス2.0>
●大企業・グローバル企業――コロナという“劇薬”が新陳代謝を起こす
●飲食――加速するフードデリバリー市場の拡大
●旅行・観光・宿泊――旅行は“体験”。国内旅行は早めに回復
●イベント・展示会――エッジとレア度が生き残りの分かれ目
●ライブ・ショービジネス――オンライン生配信で新しい価値を提供
●広告――在宅ワークでプライベートユースが増える
●製造――都心に勤務する従業員も地方へと移住する
●不動産――「単なる場所」を提供するだけでは大苦戦
●教育――専門分野は民間企業にアウトソーシング
●医療――設備レベルを底上げし“崩壊”リスクを低減

<お金2.0>
・企業や店舗の倒産が相次いでいるというニュース。株価が下がったというニュース。失業率が世界的に上がったというニュース。
 
・自分の会社は大丈夫なのだろうか? 仕事はなんとなく回りはじめたけれど、新規の顧客をつかまえることはできるのだろうか? 勤めている企業はこれから成長していけるのだろうか? 家賃や住宅ローンを払い続けていくことはできるのだろうか? 子どもの教育費は捻出できるのだろうか? 自分たちの老後の資金は確保できるのだろうか?
 ますます不安になります。
 あらゆる指標から見ても大きなマイナスのインパクトをもたらした新型コロナウイルスですが、これから先、わたしたちの生活に密接に関係する「お金」の価値はどんな影響をもたらすのでしょうか。

<家計>
<慎重な性質を持つ日本人は現預金の金額を増やす>
・しかしながら、いくらポイント還元があったとしても、これだけの先行き不透明な経済状況です。それを思うと、私たちの財布の紐は堅くなってしまいます。そんななかで、多くの人はどの支出を引き締めるのでしょうか? 一方、コロナ禍において、生活を快適にするために支出が増えるものはあるのでしょうか?
 まず、一番初めに減る支出があります。引き締めるというよりも、「使えない」といったほうが適切でしょうか。それは、「旅行費」です。

・アフターコロナの世界では、旅費は総じて値上がっていくのではないでしょうか。

・元来、日本人は現金主義で、家計の金融資産のおよそ半分は現預金だとされているほどです。

・これから先も、マクロ的に見ると同様の動きが出てくるでしょう。慎重な性質を持つ日本人は、現預金の額を増やす動きをしはじめると思われます。

<金融資産>
<「製薬」「物流」「在宅時間」にフォローの風が吹く>
・ニューヨークの原油の先物価格がマイナスに落ち込んだ状況はイレギュラーだとしても、アフターコロナの新世界を見据えた場合、金融資産ポートフォリオをどう組み直す必要があるか考えるべきです。

・コロナショックは全世界を同時に襲いました。そのため、金融資産の価格変動も全世界の相似形となりました。

・マクロ的に見て、あきらかにアゲインスト(評価損)の業界が存在します。それは「移動」に関連する株の銘柄です。
 航空、自動車、観光、ホテル、レジャー、タクシー、ライドシェア………。これら移動に関するビジネスを展開している企業は、これから数年はかなりの苦戦を強いられます。

・一方、あきらかにフォロー(上昇)傾向の業界も存在します。第一に、製薬・メディカル系の業界です。薬やワクチンの開発及び大量生産は世界中で求められる極めて重要な課題ですし、これはもう医療系の企業全体がビジネスに集中できる機会を得たことになります。

・しかし、フォローの業界はほんの一部に過ぎません。エコノミストたちは、声を揃えて「1929年以来の世界恐慌がやってくる」と警鐘を鳴らし続けます。事実、2020年4月のアメリカの失業率は、世界恐慌以来最悪の14.7%という結果になりました。

・1929年の世界恐慌を知識として知っている人は多いと思います。では、この不景気はいつ反転したのでしょうか。マクロ的な動きでは、株価の落ち込みが底をついたのは3年後の1932年で、元の水準に戻ったのは1939年頃とされています。
 元に戻るまでに、10年の歳月を必要とした計算です。

・コロナ以降の不景気がどのくらいの長さになるのか、正確なことはまだ誰にもわかりません。ただ、歴史に学ぶならば、少なくとも今後3年間の経済停滞を覚悟しておいたほうがいいのかもしれません。
 向こう3年間は、企業も家計もコストカットの方向に向かうことになります。嗜好品はもちろんのこと、買い替えサイクルが5年以上の自動車や家電などの贅沢品の需要も大きく落ち込むことが考えられます。
 また、これからの数年間のなかで淘汰され、倒産する企業が多く出ることが見込まれます。一方、この危機をチャンスに変え、大きく業績を伸ばす企業も多く出てくるでしょう。あらゆる業界で、新陳代謝が起こります。

<通貨>
<アメリカの復活には時間を要し、数年は円高圧力が続く>
・リーマン・ショックにおける為替の影響は、数年かけて円高というかたちで現れました。「日本経済の停滞」という名の“安定経済”を背景に持つ円は、いまも安全資産としての魅力があると思います。感染者200万人を超え、最大の被害を受けているアメリカ経済の復活は、これから数年を要することはあきらかです。よって、これから数年は、円高圧力が続くと考えるのが妥当なのではないでしょうか。

・2011年に公開された、スティーブン・ソダーバーグ監督の映画『コンテイジョン』では、未知の新型ウイルスが世界中に蔓延し、何千万人もの人が亡くなるストーリーが描かれています。
 作中では、ワクチンが完成しアメリカ国民に投与される段階において、その投与順序を誕生日順に決めていきます。その理由は、病院やクリニックでの混乱と感染を避けることが目的。毎日決められたひとつの誕生日の人だけがワクチンを摂取できるというルールで、全国民がワクチンを投与されるまでに丸1年を要することになります。
 アメリカ国民だけでもそれだけの期間が必要なわけですから、全世界の人にワクチンを投与するのは、途方もない時間がかかるでしょう。世界中
の人類が、ワクチンをいまかいまかと待ちわびる状況を思えば、ワクチンが大きな価値を持つと考えるのが自然です。

<国家予算>
<世界各国の経済は“ICUに入った”状態>
・コロナ以前、正直なところ、わたしは現在の民主主義に限界を感じていました。民主主義の原則は、多数決です。しかし現在では、誰の手のなかにも世界中の情報にアクセスできるスマートフォンがある。そして、世界で30憶人以上がSNSを使っている。

・「企業のステークホルダーは株主だけでなく、従業員、地域コミュニティ、そして社会全体に広くわたる」という声明文が発表されました。

・しかし、コロナショック発生からわずか数カ月、世界は、すべての面倒を見てくれる“大きな政府”を求めはじめました。

・そして、今回のコロナショックは、「未知のウイルス対世界」という構図です。このウイルスが現れる前、世界は分断し、情報は分散され民主化し、企業も個人も個別的な権利を主張していました。

・全世界の全国民に影響を及ぼす課題が現れた――。そんなとき、国家はどこまで国民を守れるのか。政策の規模と、実行までの速度が問われることとなりました。未知のウイルスはきっと再び現れる。今回の新型コロナウイルスについても、遺伝子変異により、第3波、第4波がやってくる可能性もゼロではありません。これから5年、10年にわたって、国家予算の編成において評価額と優先順位づけをもう一度見直す必要が出てきます。
 残念なことに、企業や国民のすべてを救うことは不可能です。
 これ以上影響が拡大した場合、なにを優先し、なにを捨てるべきなのか。
 国家は、予算編成というかたちで、各業界、各企業、そして国民の“トリアージ(治療の優先順位づけ)”を断行しなければならなくなります。

<信頼経済へのシフト>
<「信頼」という通貨を蓄えてチャンスを広げる新世界>
・「信頼貯金」という言葉を聞いたことはありますか? あるいは、「これからは個人の時代が来る」というキャッチコピーはどうでしょうか?

・これからは「個人の信頼」が、お金の指標となり得るのです。
 そんな時代がなぜ来るのか? ここでは一度、500年前まで遡って「お金」の価値を見直し、時代の移り変わりからその未来をとらえてみたいと思います。
① 封建社会から資本主義へ~「どこ」にいるのかが重要だった時代~
② 資本主義の最後に来たIT革命~「なに(コト)を」するかが重要だった時代~
③ 資本主義から信頼経済へ~「誰と」動くのかが重要になる時代~

資本主義の次の価値観である、IT革命の先にある未来が、まさにいま、花開こうとしています。その転換を後押ししているのが、コロナショックです。
時代の転換が起こるには、大きく3つの要素が必要であるとわたしは考えます。その3つとは、「非連続なテクノロジーの発展」「社会の仕組みの変化」「人の価値観の転換」です。
 まず、「非連続なテクノロジーの発展」について。
 資本主義の次への動きに影響を及ぼすテクノロジーは、大きく分けてふたつ。それは、「AI」と「ブロックチェーン(分散型台帳技術、または分散型ネットワーク)」です。

・単に役に立つスキルを持つ人の必要性は低くなり、そこにいることに「意味がある人」が求められます。

・ブロックチェーン技術をひとことで表すなら、「非中央集権」という言葉になります。ブロックチェーンを用いれば、中央集権的な役割を必要とせず、あらゆる価値の承認を処理できます。

・このようにブロックチェーン技術が社会インフラのなかに浸透すれば、国家のような中央意思決定機構が不在でも、ものごとが公平に透明性を担保したまま進んでいくことが可能です。単に信頼を担保するためのシステムや会社も、必要性が低くなるでしょう。公正に正確にものごとを進める人が不在でも、問題のない世界がやってくるということです。

・そして、「社会の仕組みの変化」も、コロナショックで起こりました。というよりも、コロナショックは社会の仕組みを否応なく変え、人の価値観の転換にも大きな影響を及ぼしたという見方ができます。
 コロナショックによって、在宅・リモートワークがあたりまえとなりました。

・わたしたちが想像するよりも、個人のパワーが遥かに増大したのです。たとえ自宅にいながらでも、個人ができることが急速に拡大したのです。
 そこで大事なのは、アフターコロナの新世界は、「個人が中心の時代」になるということ。
 資本主義の下では、企業と企業の協業によって世界は急速に発展してきました。しかし次の時代では、個人と個人、または個人と企業で協業し、世界を変革していくことができるようになります。
 だからこそ、次の時代では「誰と」動くのかが重要になる。

・先に触れた『学問のすゝめ』が出版されたのは、1872年のことでした。その本のなかで、資本主義という新世界での生き方がまとめられています。それから148年を経た2020年、コロナショックによって資本主義から信頼経済への転換がはじまろうとしています。
 信頼経済というものは、わたしたちにとっての新世界――。本書が、その新世界における『学問のすゝめ』の役割を、少しでも担えれば幸いです。
 
<「人類2.0」にバージョンアップするための道標とは?>
・新型コロナウイルスと比較されるSARS(重症急性呼吸器症候群)はどうでしょうか。こちらも新型コロナウイルスと同じく発生源は中国で、2002年に最初の患者が報告されています。2002年11月1日から2003年7月31日までに、全世界で8098人が感染し、774人の命が奪われました。ちなみに、29カ国・地域で感染者が出しましたが、日本はゼロでした。

・これまでは、都会に人が集うことで経済の大きな歯車が回っていました。でも、もうその常識は変わろうとしています。都会に集わなくても経済を回す方法を、わたしたちは手にいれつつあるのです。

<コミュニティ>
<“居場所”はオンライン上へ、オンラインネイバーの感覚が生まれる>
・コロナショックを機に、コミュニティへの関わり方、コミュニティのかたちそのものも変化していきます。

・コロナ禍のいま、毎日のように日本全国でオンラインイベントが開催されています。もちろん、参加者は日本全国から集まってきます。わたしが運営するオンラインサロンのイベントにも、東京はいうに及ばず、北は東北から南は九州まで、さらにはシンガポールやマレーシアといった海外からの参加者が集まってくるほどです。

・「オンラインネイバー(Online neighbor)」という感覚を持ちはじめた人もいるようです。ネイバーとは「隣人」という意味をもつ単語です。つまり、オンラインのなかにおける隣人ということです。

<街>
<テクノロジーと制度づくりの両面から「対ウイルス」に備える>
・新型コロナウイルスに対するわたしたちの人類の対抗策は、「Stay home」
です。わたしたち人間というのは、極めて無力です。なにせ、感染者1万人に対して、その1万倍の1億人が制限を受けるのですから。対抗策は、「ただ家にいる」こと。これはなんだかとても妙なことに思えてきます。なにが問題なのか?
 ウイルスではなく、現在の街のかたちが問題なのではないでしょうか。

・未知のウイルスに対して、外出の自粛と「Stay home」という原始的な対抗策で立ち向かうのではなく、たとえ国内に数千人から数万人の感染者が現れたとしても、社会や経済は通常通り進んでいくような「街2.0」へ、いまの街をつくり直していくべきではないでしょうか。

<東京と地方>
<資本主義的な一極集中から、「快適さ」を重視したワークライフへ>
・今回のコロナショックは、わたしには「資本主義に対する挑戦」のように映りました。超高層ビルを建て、超効率的な移動路線を実現し、超満員電車に耐えて通勤する――資本主義のうえに成り立つ、「株式会社経営」を効率化するための都市インフラ、そのすべたが否定されたからです。

<日本>
<「餅は餅屋」ではいけない。あらゆる手を尽くす心構えで日本再興へ>
・平成時代は「失われた30年」といわれます。事実、日本経済は低迷を続け、デフレも延々と続いています。
 ひとりあたりの名目GDPは、1995年のG20のなかでのトップから、2018年には7位に後退しました。2020年5月10日の日経平均株価は、31年前の1989年の約半値です。
 
・グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルのGAFAに、マイクロソフトを合わせた5社の時価総額の合計は、2020年5月8日、東証一部上場企業すべての合計額を超えました。

・2019年5月1日、新しい時代「令和」が幕を明け、「失われた30年を取り戻す」という、そんな機運が高まっていました。令和になってからの初めての年明け――しかし、そこに待っていたのはコロナショックでした。

・飲食店は営業自粛で全国の数万店舗が存続の危機にあります。思うように業務を行えない企業も悶え苦しんでいます。

・失われた日々はまだ続くのだろうか? コロナショックから、ただ打撃を受けるだけなのだろうか? これまでの30年間でわたしたちが学ぶことはなかったのだろうか? この危機を、「日本2.0」へと生まれ変わる契機にできないものだろうか?
 ここでの需要な視点は、この危機からの「復旧」を目指すのではないということです。復旧は元通りになることです。そうではなく、新たに生まれ変わり、より強い「日本2.0」として「復興」しなければならないのです。

・「餅は餅屋」どころか、餅屋は餅を焼いているだけではいけないのです。いまできるあらゆることを考え、一人ひとりが行動に移すしかありません。コロナショックによって、企業や店舗は顧客を失いました。売上を大きく落としました。すでに、事業が成り立たなくなった企業や店舗もたくさんあります。

・いつもの餅ではなく、ウィズコロナ、アフターコロナの社会が必要とするモノやサービスを生み出せる人材が、日本にはたくさんいます。

・わたしたち日本人は、ある種、「現状の安定」という名の停滞に漫然と構え、がむしゃらに動くということを忘れていた気がします。わたしは、精神論で日本を「日本2.0」に生まれ変わらせようといいたいのではありません。
 あなたにとっての、餅ではないなにかをゼロベースで考えてみてはいかがでしょうか?きっと、あなたの潜在能力によって生み出せるものがあるはずだから――。

・それを、国ごとそっくりつくり替えるという変化には、多くの人がおそれを感じるにちがいありません。しかし、コロナショックという“外圧”は、その変化を断行せねば未来が成り立っていかないという強烈なまでの危機意識をわたしたちに植え付けました。
 これほどのチャンスはないのではないか――わたしは心の底からそう思っています。日本を「日本2.0」につくり替えるチャンスが、いま目の前にあるのです。

<人類>
<「ウィズウィルス」で、人類は生まれ変わる>
・新型コロナウイルスの問題は、すべての国にとってトップイシューとなっています。
 これほど多くの国がひとつの課題について深く議論し対策を講じているタイミングは、有史以来、初めてのはずです。

・2011年に公開された『コンテイジョン』という映画は、今回のコロナ危機を予言したような内容でした。
新型コロナウイルスのような未知のウイルスが、世界中で感染爆発を起こす様を描いたものです。
 劇中では、元の保菌動物はコウモリでした。工場を建設するために森林伐採が行われ、住処を追われたコウモリがブタに接触します。そのブタがいたのは、人間が大量に消費する豚肉を生産するための養豚場。ブタは食肉となって中華料理店のシェフの手にわたり、シェフとひとりの女性との握手によって、人への感染が広まっていきます。
 現実世界においても、H1N1(インフルエンザ)のような鳥由来・豚由来の新型インフルエンザは、毎年のように新たなタイプが生まれています。増え過ぎた人類の食欲を満たすべく、劣悪な環境で鳥や豚を飼育する工場があるためです。

<これからの「正しさ2.0」の話をしよう>
・しかし、人類はウイルスについて無知でした。街も、国も、人類も、誰もが無知でした。新型コロナウイルスは、わたしたちの無知を教えてくれました。
無知の知――。

・一人ひとりが新しい「働き方2.0」を見出し、各業界が総力を挙げて「ビジネス2.0」のチャンスをつかみ、「お金2.0」と向き合って価値をとらえ直す。「街2.0」をつくり、「国2.0」をつくり、そして、「地球2.0」をつくる。
 無知を知り立ちあがったわたしたち「人類2.0」は、昨日よりも確実に強くなっているはずです。

<失ったものに対する様々な想いを胸に、それでも希望を抱いてわたしたちはこらからの新世界を生きていく>
・本を制作することは、リアルで会わなくてもできます。これもまた、コロナ危機が変えたひとつの出来事なのではないでしょうか。

・わたし自身、社員が10人いるスタートアップ企業の経営者です。コロナ危機で、会社存続の瀬戸際が続いています。もちろんこれは、わたしの会社だけの問題ではありません。日本全国、世界中には苦境に立たされている数多の人がいます。
 なかには、会社の清算という道を選んだ人もいるでしょう。経営する飲食店を手放すことになったり、長年勤務していた企業からリストラにあったりした人もいるはずです。
 世界中の経済に大打撃を与え、実態が正確につかめないほどの失業者を出し、たくさんの命を奪い、社会の仕組みまで変えた新型コロナウイルス。その脅威は、これまでのわたしたちが持っていた価値観を変えました。そして、これから訪れる新世界に順応するべく、生き方さえも変えていく必要があります。


UFO説――数ヵ月前からこの近辺の上空に正体不明の火球が飛んでいた。もしそれがUFOで、テント近くに着陸してエイリアンが降りてきたら、どんな剛毅な人間でもパニックになって逃げだすだろう。(7)


・現代においてもビッグフットやサスカッチのような「獣人」を「空飛ぶ円盤」からオリオンETグループが降ろしているといわれています。
オーストラリアでは「獣人」は「ヨーウィ」といわれ、現代でも遭遇事件が報告されているそうです。UMA(未確認動物)の伝承は、世界中にあり、オリオンETグループの「堕天使」の実験動物なのかもしれません。神が作った動物ではないものが、UMA(未確認動物)として分類されているようです。堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神に反乱したという「天の戦争」が、さまざまな形で続いているそうです。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」と指摘されています。シャンバラの支配者(世界の王)のサナト・クマーラ がルシファーであるといわれます。ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われているようです。「シリウス人は、遺伝子改変や思考プログラミングに広範な知識を持っており、それを惜しみなく爬虫類人に与えた」といわれています。「シリウスの意識たちは、3次元にいる人間の目に見えるように、時々、自らの波動を変えて出現することがあった。数多くの古代エジプトの神々はシリウス人だった」といわれます。シリウスのレベルは、もうすでに非物質のレベルです。「シリウスA人自身に向けて使用される恐れのある技術は絶対に提供しない。シリウスA人は、オハル星人に創作されたが、本来の目的を失っている」といわれます。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」といわれます。
北欧神話でもアース神族とヴァン神族は、最終的にアース神族が勝利した長きにわたる戦争の後、和解し人質を交換、異族間結婚や共生したといわれます。「神族」同士が争うのですから大変複雑です。「ラグナロク」。これは、北欧神話で語られている、神々と巨人たちの間に起こる最終戦争の名前だそうで、過去に起こり、未来にも起こるようなのです。そして再生が始まるといわれます。「歴史は繰り返す」といわれます。「ネガティブなオリオン 人が『過去』からあなた方に交信している一方、ポジティブなオリオン人は、オリオン座の『現在』からあなたに交信している」といわれます。
 ネガティブ・グループのシリウス人がモンスタータイプの生物を創り、神に対抗したので神に嫌われたといわれます。また「ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれます。
神は天変地異を起こしモンスター・タイプの生物を全滅させたといわれます。しかし、今なお、底層4次元にモンスター・タイプが生存しているともいわれます。

・オーストラリアの「獣人」<ヨーウィ>については次のような記載があります。
「“ヨーウィ”は、サルと人間の中間的な特徴を備えた獣人であり、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州沿岸部から、クィーンズランド州ゴールドコーストにかけた一帯に棲息するといわれている。なかでも、シドニー西方のブルーマウンテン周辺は、目撃多発地帯として有名だ。原住民のアボリジは「オーストラリア大陸全域で、2種類のヨーウィが存在している」と主張する。ひとつめの、よりサルに近い小型獣人タイプは、草食・肉食両方の食性をもつが、道具を使ったり、火を起こしたりすることはない。そして、もうひとつの大型猿人タイプは、間違いなく火を起こす技術を身につけているという」とのこと。

・山や山小屋の幽霊話は、かなり多いようです。事故や遭難で死亡すると、地縛霊となって、その周辺に現れるのでしょうか?人間は死体になると、葬式でもしてもらわないと「成仏」できないのでしょうか。「ヒダル神」の伝承も全国にあるようです。やはり、長い人間の歴史から、「定説」というものが形づくられるようです。「狐憑きの一種」なのかもしれません。異次元での出来事は、すべて「夢の中の話」になるのかもしれません。
山では、異次元世界に迷い込んで、帰る道が分からなくなって、長時間同じ所をグルグル歩いている場合があるという話も多いといわれます。昔から「異次元現象」と理解してもよい怪奇な伝説も少なくありません。柳田国男も『遠野物語』は農民の作り話ではないと述べています。山での不思議な体験も一人の作り話ではなく、似たような体験者が多いようなので、幻覚や幻聴、幻視といった心理学用語で、片付けられないようです。

・北米のビッグフットやサスカッチのような獣人の伝承は、世界各地に多くあるようです。現代においてもビッグフットやサスカッチのような「獣人」を「空飛ぶ円盤」からオリオンETグループが降ろしているといわれています。そうすると太古から、獣人を空飛ぶ円盤から降ろしているのは、オリオン星人で、遺伝子科学者の「生体実験」によるUMA(未確認動物)といえるのでしょうか?ちなみに「ツチノコ」とか小物のUMA(未確認動物)は、このブログでは今まではとりあげていませんでした。
宇宙人の遺伝子実験の結果の「獣人」なのかもしれません。モンスター・タイプの生物は、ネガティブなオリオンETグループが創作したと指摘されています。現在でもアブダクション(誘拐)を繰り返し、おぞましい「生体実験」をしていると指摘されています。
 「ネガティブなオリオン 人が『過去』からあなた方に交信している一方、ポジティブなオリオン人は、オリオン座の『現在』からあなた方に交信している」といわれます。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズ・グレイというオリオン星人といわれています。オリオンETグループは、太古から現代も、そして未来にも「人間にネガティブな干渉」を続けていくと指摘されています。そすすると人間に関わる一切の「悪いこと、ネガティブなこと」は、オリオンETグループから由来するのではないのかと妄想してしまいます。

・「ルシフェリアンはニムロード思想を信奉する人々、もしくはその悪魔教の信者なのである」といわれます。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」といわれます。神々や天使は宇宙飛行士だったと指摘されています。フリーメーソンと金星人の繋がりが窺われますが、フリーメーソンの主神は堕天使ルシファーといわれます。ルシファーもはるかかなたの存在でもあり、また逆に、身近な存在ともいえるといわれます。人間の肉体や精神に自由に憑依したり離れたりする宇宙人は、誰も識別できないといわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。高等知性体(宇宙人)の描くシナリオ通りに歴史は動いてゆくといわれます。「宇宙人の実体をエーテリアン(霊人)と呼び、彼らの乗用する円盤のことをエーテル船(霊船)と呼ぶべきだ」いう説もあるといわれます。

・ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われているそうです。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。「ヒトラーは堕天使ルシファーに憑依されていたのだ」という説もあります。とにかく堕天使ルシファーの活動が太古から現代まで地球の「この世」に及んでいるようなのですが、現代の神話は、私たち一般人には、誰もしりませんし理解不能です。「大天使を崇拝すべきではない」と語られています。神と悪魔の理論的、実際的な混乱は、情報操作により歴史上、随所に見られるといわれます。政府内部のそのまた奥にある、合衆国大統領でさえ手のだせない領域に、UFO目撃事件の開示を強い力で押さえこんでいる権力者グループがあるという説もあります。大天使が大組織や都市等を統括しているといわれます。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。「宇宙人は幽体として存在する」といわれます。「知る人ぞ知る」話なので、私たち一般人は、理解できません。

・肝心の「宇宙連合に関する情報」もアバブ・トップシークレットのようです。「あの世」と「この世」が交錯するとき、異次元の不思議な存在との現象を普通の人が体験し、それを報告するのかもしれません。「あの世」の動きが時間を経て「この世」に起こってくるともいわれます。「あの世」の概念も私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。
「いざ大統領に就任すると、この話題には関与せずという概要が出されるのだ。こうした態度は“大統領の黙秘症候群”と呼ばれている」そうです。
政府の中に政府があってアメリカ大統領といえどもコントロールできないといわれます。大統領たちは地球外生命体の存在が広く世に知れたらどれほど悲惨な結果を招くかを十分にわきまえていたといわれます。

・河童が水神や「零落した神」と見られるのは、少数説のようです。だいたいは、世間では妖怪や動物の一種として見ていたようです。現代では河童は妖怪キャラクターとして商品やイベントに登場しています。しかし、昔から人間との交流もあり、異類混血の話もあり、ある程度、知能を持って、人間と対応した伝承も豊富のようです。河童も異星人が造ったグレイのようなバイオ・ロボットであるという説もあります。それによると、低能な知能の動物タイプから、高等知性体の種類もいろいろとあったのでしょう。河童が空飛ぶ円盤を操縦する邦画もありました。現代で話題となった、「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。また 「グレイ」は人間の無意識の中に入ってくるともいわれます。河童も異次元移動ができ、異界から人間に語りかけたようなのです。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいると語られています。河童は、オリオン星人の異人が、地球に連れてきたのかもしれません。異人も河童も異次元移動ができたようなのです。異星人グレイと河童を結びつける説は、増えてきているそうです。日本では、河童の小物商品は人気があるようです。amazonの「すべてのカテゴリー」に「河童」をいれますと2369件がでてきます。

・現代でも世界中にビッグフット等の「獣人」の目撃事例やコンタクト話が豊富にあります。あのビッグフットは、空飛ぶ円盤から降ろされているという目撃事件もあるそうです。そうすると「獣人」は、異星人の遺伝子実験の産物のようです。日本でも岡山や広島で、獣人の「ヒバゴン」の目撃事件がありました。「ヒバゴン」もUFOから降ろされた、エイリアン・アニマルかもしれないという説もありました。ちなみに広島の獣人「ヒバゴン」は、秘密裏に射殺されたという写真もあったという説もあります。
 フリーメーソンと金星人の繋がりが窺われますが、フリーメーソンの主神は堕天使ルシファーといわれます。堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神と天使に反乱した天の戦争が続いているのかもしれません。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」そうです。堕天使が、遺伝子操作でモンスタータイプの生物を創り、神に嫌われていると語られています。神と堕天使は、水と油のような関係なのかもしれません。

・「河童もゼータ・レチクル星人系列のバイオロボットの一種かもしれない」そうです。河童や天狗や鬼は、異星人か、そのバイオ・ロボットだったのかもしれません。「下総カッパ団は、1724(享保9)年、下総国印旛村の豪農、安田伝兵衛によって設立された人間とカッパの親睦団体だ」と語られています。こちらのほうは、ゼータ・レチクル星人に近いバイオ・ロボットだったのかもしれません。リゲル人と爬虫類人の交配人種が築いた国が現在の日本と中国であるといわれます。グレイの長身タイプがリゲル人といわれます。そうするとリゲル人は、グレイの高等知性体なのでしょう。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)等」が、エリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。エリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。その彼ら(グレイタイプ)は地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できるそうです。りゅう座人は、地球に巨大な地下基地、金星にコロニーを持っている。地球には二番目の月が配置されているそうです。地球の月は、永劫の昔、レムリア大陸への入植の時代に、軌道上に設置されたりゅう座人の宇宙船であると語られています。
 カッパは、欧米では「リトル・グリーン・マン」ともいわれ、米国では「リトル・グレイ」の一種として知られています。グレイも様々な種類があるようでバイオ・ロボットとも言われますが、河童は日本では昔から全国で人間との交流やコンタクトの伝説があるようです。「リトル・グレイ」の円盤に同乗する金髪碧眼のノルディックという人間タイプの宇宙人の情報は、タブーのようです。

・ゼータ・レチクル星人ともいわわれる「リトル・グレイ」は、壁を透き通るようにして部屋に侵入してくるそうです。昔からカッパに連れられて、ゼータ・レチクル星にでも行った人々(日本人)でもいたのでしょうか。昔話として、洞窟と「かくれ里」の結びつきの伝承は多いようですが、異次元世界と洞窟が重なっていたからでしょう。山の中に異次元の隙間があるともいわれます。異次元世界の隙間が、洞窟に見えたからでしょうか。そこから異人や河童がでてきたのかもしれません。昔の人々は、ヒトラー・ナチスのように、よく洞窟探検をしたと語られています。
 アメリカの宇宙飛行士の多くはフリーメーソンだそうですが、その辺から秘密が守られているのでしょうか。米国におけるフリーメーソン組織の存在の重さは日本人の知識人には分からないそうです。「フリーメーソンの結社員同士は、例えば特殊な握手の方法などでお互いを知る」ともいわれますが、フリーメーソンのネットワークは、やはり特殊なのでしょう。
 アガルタの地下都市のネットワークは、異次元に存在するようですが、現在では多くの書籍、特に米国のコンタクティなどにより紹介されています。エーテル界やアストラル界、霊界のような「異次元にある」というイメージが私たち一般人には理解不能のようです。

・ホワイト・ブラザーフッド(白色同胞団)の本拠地はアンタレスにあるそうです。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうですが、恐らく人類に数十万年(?)ほど進化しているシリウス星人の宇宙船は、「都市規模の超巨大宇宙母船」なのでしょうか。進化の程度については正確なことは分かりません。「アンタレス人は、トルコ人、ギリシャ人、スペイン人のDNAに関係し、同性愛者で生殖目的でのみ女を使用すると考えられている」と語られています。真偽のほどは分かりませんが!?
 天国に自由に出入りし、人間への"憑依"や人間の"転生"を自由に操作するシリウス星人の詳細はまだ日本では翻訳されていません。が、「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので戦争が絶えない」とか「イスラエルがシリウスと通商協定を結んだ」とか「イルミナティなどのフリーメーソンに入ると『神』に会える」という説もあるそうです。

・グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていましたが、ヨーロッパでよく登場したウンモ星人なのではないでしょうか。ウンモ星人も金髪碧眼で、ヨーロッパにその末裔が多く住んでいるともいわれています。黒目黒髪のウンモ星人もいるらしく日本にも飛来していたようなのです。そのほかにも「オレンジ」とよばれる宇宙人もいて「宇宙連合」の宇宙人は多種多様だそうです。「オレンジ」と呼ばれるぐらいですから容色が「オレンジ」色っぽいのでしょうか。
 河童やグレイと共に飛来した宇宙連合の神人や異人、遥かに進化した宇宙人たちは、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)のような何らかの形で人間社会に浸透しているそうです。人間を造った遥かに進化した異人の有様は、私たち一般人には識別不能のようです。コンタクティの話から、宇宙人の地球におけるネットワークがあるそうです。闇の権力のように高等知性体のネットワークは、現代の知識人にとってタブーのようです。

・イタリアのコンタクティ、マオリッツオ・カヴァーロによると日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地(異次元)に存在しているそうです。河童とともに飛来した異人のネットワークは昔からあるのでしょうか。

・バイオロボットといわれるグレイとともに飛来した金髪碧眼のノルディックは、エンジェルともプレアデス星人ともアルデバランからきた宇宙人とも言われています。米国が宇宙連合とコンタクトしてから60年、宇宙でははるかに進化して、「プレアデスからシリウス星人の世に変わる」とも言われているそうです。2012年はアセンション(次元上昇)の時代。アセンディド・マスター(高級教師)が人間の姿を装い地上にでも出てきていたのでしょうか。
 天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人はパラレル・ワールド(並行宇宙)に棲んでいるそうです。歴史のシナリオを描くというシリウス星人は、どのようなシナリオを描いているのでしょうか。彼らが、人間に憑依しても誰も識別できないそうです。

・現代ではYou Tubeで「ビッグフット」等の未確認動物(UMA)の動画が豊富に見られます。インチキ動画も多く混じっていることでしょうか。コンピュータグラフィックス(CG)ですとフェイク(偽)・動画が容易のようです。「映像の時代」ですから「百聞は一見にしかず」です。当ブログでは、当初から未確認動物(UMA)の情報は、あまり載せていませんでした。しかし、河童が未確認動物(UMA)に分類されています。河童も猿のような動物タイプとグレイのようなバイオ・ロボットのタイプにさまざまに分類されているようです。昔から人間と交流したという伝承も多くあります。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると、「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」と語っています。河童もグレイタイプの宇宙人として、宇宙船を操縦して日本から去っていく邦画もあったようです。河童もオリオン星人の異人が連れてきたのかもしれません。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。河童やビッグフットも異次元移動ができたようです。ビッグフットや日本のヒバゴンとUFOとの関連が報告されているようです。米国ではビッグフットがUFOから出入りしているのが目撃されているようです。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」と語られています。シリウス星人が太古に遺伝子操作や異類混血などで、さまざまなモンスターの生物を創り神に嫌われたという神話もあるといわれます。ビッグフット等は、遺伝子実験の失敗作ではないのかという話もあるようです。昔の異人や天狗の「人さらい」も人間の生体実験や異類混血のためだったのかもしれません。

・人間をゴキブリ程度に見る異星人もいるといわれます。そういった異星人にとっては、人間はモルモットとして生体実験の対象にされていたのかもしれません。また人肉食の異星人の話もあったのかもしれません。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」と語られています。異星人の科学者同士の争いがあるといわれます。モンスタータイプの生物や人間を創造するかどうかといった争いのようです。人間タイプの異星人は、超テクノロジーを人間に教えることを拒否したと語られています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。人間に対して敵対的なネガティブな異星人の存在は、しばしば報告されているようです。
 広島のヒバゴンについてもUFOの目撃情報との関連が窺われます。広島の宮島付近は、太古にはプレアデス星人の宇宙船の基地があったといわれます。また現代でもプレアデス星人とのコンタクト話もあったようです。広島県も岡山県もUFOフラップ(UFOの集団目撃事件)で知られています。岡山の蒜山高原には宇宙船の着陸話もあったようです。岡山の安井(仮名)さんという人には、はるかに進化した金髪碧眼の宇宙人とのコンタクト話があったそうです。平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔と語られています。ちなみに『岡山に出現したUFO』 (秋田めぐみ 岡山若者新書  1987年)という本もあります。

・異星に行った日本人の記録もあるようです。
<空飛ぶ円盤に憑かれた男>
<岡山市の安井清隆(60歳)(ペンネーム)>
・ 星の住人は、ちゃんと男女の性別があり、目は碧く、髪は金髪だったという。
・ 地球人ともっとも違うのは、その生存期間です。百歳はまだ幼児期で、平均寿命は3万年から4万年ということでした。それに「老」「病」がなくて、3万歳の人も青年みたいな風貌をしていました。
・ 住民は小型円盤がそのまま、マイハウスになり、高層建築に見えるものも、小型円盤の積み重ねだったという。
・ 空飛ぶ円盤なので、移動はむろん簡単。
・ 星全体が単一国家でほしいものは定められたところへ行けば、すぐに支給されるので、争いもなく戦争も皆無の理想郷。
『宇宙人についてのマジメな話』(平野威馬雄)(平安書店)1974年より引用。
 宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。「いざアメリカ大統領に就任すると、この話題には関与せずという概要が出されるのだ。こうした態度は“大統領の黙秘症候群”と呼ばれている」と語られています。政府の中に政府があってアメリカ大統領といえどもコントロールできないといわれます。UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

・ダルシー基地でのおぞましい生物の人体実験話も伝えられています。宇宙人には動物タイプは3割ほど存在するともいわれます。昆虫人間タイプの異星人もいるという話もあるようです。人間と神や天使の間に、堕天使グループが、グレイタイプのバイオ・ロボットやさまざまなモンスタータイプの生物を創り、神々を悩ましているともいわれます。異類混血がスター・ウォーズの原因だったともいわれます。アバブ・トップシークレットも異星人からの要請・命令だとしたら、ほぼ完全に守られると語られています。
 ダルシー基地については書籍では以下のように報告されております。
<異星人2000人が住むダルシー基地 1954年~>
・秘密基地は少なくとも地下7階まであり、下の階ほど厳重に警備され、遺伝子工学やマインドコントロール実験などが行われているという。基地にいる異星人は4種族で、オリオン座のドラコ星系出身の白くて有翼のドラコ族が支配階級、同じレプトイド(爬虫類人)だが、地球の先住民という種族は労働者階級。ほかに小柄なグレイ族と、2メートル以上の長身のグレイ族がいたという。
 カステロは同僚や研究者らの反乱グループが、デルタフォース(米陸軍特殊部隊)らしき部隊の急襲で全滅した事件も語っている。実験のために拉致された人々を救出しようとして失敗したというのだ。

<米政府公認の生体実験施設!?  1954年~>
・基地で働いていたという内部告発者のカステロの『ダルシ―文書』は、さらなる恐怖をかきたてる。地下6階の遺伝子実験室では、さらなる恐怖をかきたてる。地下6階の遺伝子実験室では、人間を多肢化させたり、人間とグレイ族の混血種をつくったり、グレイ族のクローンを育てたりしていたという。そして地下7階には、特殊液で冷凍保存された人間と混血種が何千体も並んでいたとする。
 このような恐ろしい事実が語られております。

・遥か昔にリゲル人がくじら座タウ星系の侵略準備を整えようとしていたそうです。「くじら座タウ人は、イプシロンのエラダナス星系で大きなコロニーを保持している。祖国の大気と重力の関係で、密度の高い身体を持っている」と語られています。ロシアはタウ星人と当初コンタクトがあったそうです。「タウ人の遺伝子を使ってグレイを作るために主に子供を標的にして誘拐し、殺して細胞とホルモンを取りだしたのでタウ人がグレイ種を殺そうと狙っている」と語られています。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。
 「ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と 交わしてタウ人を追い払ったと考えられている」ともいわれます。
「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスとレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあります。最近では政府幹部による「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。

・1万年以上前のベテルギウス(オリオン座の恒星)星人の容姿は現在の「エンジェル」とほぼ同じであったらしいといわれます。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている」そうです。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。「オリオン星雲で60万年続くオリオン戦争で、これは何億ものポジティブな人間型生命体とレプティリアンと呼ばれるネガティブなヒト型爬虫類人との間で起こったものだった」と指摘されています。「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」といわれます。まるでハリウッド映画『スター・ウォーズ』の内容のようです。

・地球にスター・ウォーズの影響が波及してきているともいわれます。堕天使ルシファーもオリオンからやって来たそうです。「奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」といわれます。爬虫類人を支援していたのが、仏教思想を開発したシリウスB星人であり、その他に爬虫類人支配下でこと座(リーラ)文明を再生させようとしているといわれます。
 レプタリアンは「マスターレイス(支配種族)」と形容されることも多く、ニューメキシコ州ダルシーの地下基地に関する話にもしばしば登場します。「二派の対立とは火星由来のアーリア人に対するアヌンナキ・レプティリアン(爬虫類人)の争い、戦争」であるといわれます。人類は45 万年前に地球にやってきたアヌンナキという異星人が、遺伝子操作によってつくった存在だと指摘されています。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。「ディヴィッド・アイクはイルミナティの祖先をアヌナキだとする。アヌナキは古代シュメールの神々の種族であり、実は宇宙からやってきたエイリアンである」と語られています。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。

・このブログではUMA(未確認動物)については、あまり取り上げていませんが、オカルト界では「河童」などはUMA(未確認動物)、「妖怪」として区別され、取り上げられています。ここで強調するのはビッグフット等の獣人がUFOから降ろされた異星人の由来のものだということです。「ビッグフットは異星人のペットだった!」と指摘されています。UFOからUMA(未確認動物)の一部が降ろされているというのです。アブダクション(誘拐)の現場にもビッグフットがいたこともあったと報告されています。北米では、ビッグフットのような「獣人」は射殺できない法律が多いそうです。
 宇宙人とビッグフットといえば、ハリウッド映画「スター・ウォーズ」のフィクションの森林惑星のキャッシーク出身のウーキー族の獣人「チューバッカ」を連想させます。あの毛むくじゃらの獣人のようなキャラクターです。数種のUMA(未確認動物)は、単独に考えるのではなく、常にUFOの異星人と結びつける必要があるといわれます。モスマンやビッグフットがUFOに出入りしているところが目撃されたこともあるようです。異星起源のUMA(未確認動物)が少なくないといわれます。「地球外に起因するとみられる異常生命体の俗称で、“エイリアン・アニマル“と呼ばれて区分されている」ようです。日本にいる河童もUFOから降ろされたのかもしれません。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」と指摘されています。当時の「異人」が「河童」をUFOで連れて来たのかもしれません。

・「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。異次元移動ができるようです。UMA(未確認動物)も異星人により、飼育されているのかもしれませんが、地上に取り残されると「悪臭」がひどいといわれます。世界中にビッグフットに似たUMA(未確認動物)が目撃されています。その周辺にはUFOが現れたようです。ビッグフットを地上に下ろすような異星人は、人間に敵対的なアブダクション(誘拐)で生体実験をやっているオリオン・グループなのかもしれません。カナダではサスカッチ、ビッグフットを法律で射殺することが禁じられていると指摘されています。それだけ目撃事例が豊富のようです。一部は異次元に行き来できるのかもしれません。
 日本の昔に「覚(さとり)」というUMA(未確認動物)がいましたが、毛むくじゃらの獣人ですが、人の心を読む超能力があったといわれます。日本の「ヒバゴン」も異星人がUFOから降ろして、再び回収したのかもしれません。日本全国にある「羽衣伝承」も異星人と人間の交流があったのかもしれません。UFOが天女を連れてきたようです。UFOを「天の車、飛行物体」「羽の車輪のようなもの」と見ています。
 「隠れた聖者たち(隠れた首領)」の正体も詳しくは分かりません。宇宙人のマスター(大師)クラスの神人のことでしょうか。進化している宇宙人、神や天使のような存在が、さまざまな方法で、人間にコンタクトしてくるようなのです。「ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている。コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)――ガーディアン委員会の下で、ガーディアン委員会の特命事項を遂行する宇宙人」という種族がいるそうですが、彼らとのコンタクトからさまざまな情報が昔から得られたようです。

・アセンディッド・マスターのコンタクティやチャネラーがいるということは驚きです。ブラヴァツキー夫人の神智学協会の話でも登場しますが、「導師」から膨大な情報を受け取っています。クートフーミ導師(マハトマ)とモリヤ導師の教えをうけたといわれます。世界中でもホワイトブラザーフッド(白色同胞団)のメンバーからチャネリングを受け取る人びとは少ないようです。異星人の地上のネットワークが存在するのかもしれません。ウンモ星人は金髪碧眼で、ヨーロッパにその末裔が多く住んでいるともいわれています。ウンモ星の恒星イウンマは実在し、天文学でウォルフ424と呼ばれるといわれます。
 アリス・A・ベイリーは、米国でチャネラーが活躍する前の時代の人なのですが、「神の国の様相」を明らかにしているそうです。ベイリーは「ジュワル・クール覚者の教えを口述筆記し、24冊の本を表わしており、密教学徒の間では有名である」とのことです。
 『肉体を持った人間になったり、目に見えない透明な人間になったりすることができる。宇宙人のクェンチンは、コズミック・トラベラーの一人である』とありますが、このあたりが、フリーメースンと関係があるのではないのでしょうか。天使や神々の進化した宇宙人は目に見えませんが、「空飛ぶ円盤」の時代から「見えない宇宙人の時代」に変わりつつあるようです。「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」そうです。また「神々や進化した宇宙人(天使)は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」ので誰も認識できないようです。神々が市井の人に憑依して、誰にも分からず普通の生活をしているともいわれます。
 中世の薔薇十字団の逸話のなかにも、この種のコズミック・トラベラーの集団がフランスに存在していたという話があるそうです。昔から、「異人」や「神人」が地上を徘徊していたという話も多いようです。「フランスの『美女と野獣』の話は、異類婚姻譚だ」そうです。
 現代では、米国で映画にもなった『メン・イン・ブラック』(MIB)が、相当するのかもしれません。しかしながら、メン・イン・ブラックは、UFO研究者を脅す犯罪者のようにいわれていました。ところが、近年、ハリウッド映画『MIB』、『メン・イン・ブラック』では「宇宙警察」のような役回りでした。コンタクティによると彼らは、グレイと共に飛来した『シリウス系オリオン星人』だそうです。オリオン星人は、人類に5万年進化しており、「人間の魂の交換」ができるといわれます。

・米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。 「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球の爬虫類的異星人(レプティリアン)」がエリア51等の秘密基地で活動しているともいわれます。
 アブダクション(誘拐)やキャトルミューテレーション(動物虐殺)もいろいろな形態があったようです。異星人のアブダクション(誘拐)の被害者や交配実験の被験者を地上で見た伝承も多かったようです。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。エササニ人の様にすでに交雑種が異次元に存在しているようです。「時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作りました。それがバシャールだ」と語られています。

・「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝承がありますが、「異人」はオリオン星人だったようです。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」ともいわれております。牛若丸と鞍馬山の天狗の伝承のように、源氏はオリオン 星人との繋がりがあったようです。天狗も異類異形の異星人だったようです。当時の警察が「異人」をどの程度、把握していたのかは不明です。
 『肉体を持つが地球人の目には見えない』という表現なので荒唐無稽な与太話ということになるのでしょうか。コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)や異人、超人、神人、天使、宇宙人が昔から地上を徘徊しているともいわれています。また一部は、社会に溶け込んでいるともいわれます。また金星のマスター(長老)に葉巻型宇宙母船の中で会見した日本人もいたそうです。「宇宙人と普通の人間が区別できなくなっている」時代のようです。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうといわれます。




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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ
日本は津波による大きな被害をうけるだろう
・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・
「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」
「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」
「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」
「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」
「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」
「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」
「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」
「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」
「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド





UFO説――数ヵ月前からこの近辺の上空に正体不明の火球が飛んでいた。もしそれがUFOで、テント近くに着陸してエイリアンが降りてきたら、どんな剛毅な人間でもパニックになって逃げだすだろう。(6)



『トランス・ヒマラヤ密教入門』3巻 意識の変化
アリス・A・ベイリー   (アルテ)  2008/9



<ディヴァチャン(天国)>
・ディヴァチャン。低位様相からの分離に後に魂が入る、二つの地上生活の合間の中間状態。

・濃密な肉体とエーテル体から完全に分離した瞬間から、そして過去の過程が始まったとき、人は過去と現在を認識している。また、除去が完了した魂との接触が生じ、マナス媒体が崩壊するとき、人は直ちに未来を認識する。なぜなら、予言能力は魂意識の財産であり。人間は一時的にこの財産を共有するからである。したがって、過去と現在と未来は一つのものとして見られる。「永遠の今」の認識が、転生から転生へと連結する再生誕の過程の間に徐々に発達する。これがディヴァチャンと呼ぶことができる(進歩した人間の正常な状態を特徴づける)意識状態である。

<敷居の住者>
・弟子が生命の門に近づくまで、敷居の住者がイリュージョンとグラマーの霧の中から現われることはない。弟子がイニシエーションの入口の微かなきらめきとその扉の側で待ち構える臨在の天使に体現される二重性の原理を把握できるようになる。現在のところ、私の言葉はあなた方にとって将来の状態と出来事を象徴的に表現しているだけであるが、右側に天使、左側に住者で表わされる、相反する対をなすものの象徴の間に完全に意識して立つ日が必ず訪れる。そのときに、あなた方の人生の場が長きにわたって戦ってきたこの二人の対立者の間を真っ直ぐに突き進む強さがあなた方に与えられますように。そして、この二人が一人として見られる臨在へと入り、生命と神性しか知らなくなりますように。



『「宇宙人と地球」の超真相!』 
工学博士 深野一幸  (徳間書店)   1997/10



<オスカー・マゴッチの「深宇宙探訪記」の分析(宇宙の霊的存在)>
・「宇宙の霊的存在」 肉体を持たない様々な意識体(霊的生命体)を、マゴッチの情報で分類してみると。

1、 ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている。

2、 アセンディド・マスター(高級教師)ガーディアンより、さらに進化した霊的存在の生命体。7人存在し、7色の虹のように輝いている。第7密度であり。7次元にいる。

3、 創造主(偉大な潜在界)さらに上位には、金白色のとてつもなく大きな光で全てを包含する存在がある。グレート・マニフェスト(偉大な潜在界)と呼ばれている。神・宇宙意識などとも呼ばれる。

4、 コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)-ガーディアン委員会の下で、ガーディアン委員会の特命事項を遂行する宇宙人。ガーディアン委員会の代理人であり、実行部隊の隊長である。5次元(第5等級)に存在する。肉体を持った人間になったり、目に見えない透明な人間になったりすることができる。宇宙人のクェンチンは、コズミック・トラベラーの一人である。

・その下に肉体を持ち進化した宇宙人(人間)がいる。肉体を持つが、地球人の目には見えない。3次元及び4次元に住む。地球人は、波動が低い3次元世界に住む。霊的に向上すると波動が上がり、レベルが上がる仕組みになっている。



『世界不思議大全』
 泉保也 GAKKEN   2004/6



<パリの「薔薇十字団」>
<完全なる世界の創造を目指した超人集団の謎>
・あらゆる魔術的叡智を体得し霊眼を開く

・人間の姿をとって物質界に現れた高次の霊的存在のローゼンクロイツ

<パリが興奮し時代の英傑が入団を希望した薔薇十字団>
<目に見える姿と目に見えない姿で、当市内に存在している>
・団員は天の周辺に住む神的な一団である。彼らは、分身の術を備えていて、意のままに姿を変えて現れることができる。また彼らは、自分の望む場所に移動することもできる。その他、団員は占星術によって地震を予知したり、都市の疫病の流行を遅らせたり、空中を歩いたり、どんな病気でも治すことができる。

・ヨーロッパ世界には、そうした超能力を持つミステリアスな人物に出会ったという説が無数に残っているのだ。

・17世紀の前半期、ヨーロッパに大旋風を巻き起こした薔薇十字団は、1648年頃、再び忽然とその姿を消してしまう。

<●●インターネット情報から●●>

<14歳のときには、小人乗員が地上での重労働に使っている毛むくじゃらのビッグフットにさらわれたという>

・彼らは子種を得るために誘拐されたのか。交配実験であるなら、その目的はいったい何なのだろう。
アブダクション事件のなかには、子供のころから長い年月にわたって何度も誘拐されたケースも存在する。被害者たちはUFOに連れ込まれては繰り返し検査を受け、組織サンプルを採取されているという。その典型例が、カナダのジャック・Tのケース。記憶の欠落を感じていた彼は、催眠療法により1957年の2歳のころから誘拐されていたことを思い出した。10歳になるころには友達とともに拉致されて全身を機械でなでまわされ、14歳のときには、小人乗員が地上での重労働に使っている毛むくじゃらのビッグフットにさらわれたという。さらに16歳のときは、バンド仲間とともに誘拐され、巨大な機械についた装置で全身をチェックされて、各部のサンプル採取も行われたということだ。

不気味なことに、アメリカには同じ年に生まれた人々が、同じころに繰り返し誘拐されたケースもある。有名なUFO研究家のバッド・ホプキンズとテッド・ブローチャーが、催眠治療の専門家アフロダイティ・クレーマー博士とともに行った調査で明らかにされたものだ。1943年生まれの4人が、1950年と1960年前後にUFOと遭遇。生体検査を受け、サンプル採取をされたらしく、体には原因不明の傷が残っている。4人とも知性と才能に恵まれ、地位もある人々であり、異星人に選ばれて定期検査を受けていたと見られている。

また、アメリカでは親子3代にわたり、何度も誘拐されたというケースまで報告されている。娘は12歳のときから5回も大きい小人に誘拐され、サンプル採取をされたことを催眠治療で思い出した。母親も娘と同じくサンプル採取の跡と見られる傷があり、娘が生んだ子も真夜中に小人の訪問を受けたという。
異星人たちは特定の人間にターゲットを定め、定期検査とサンプル採取を行っているのだろうか。長期的で壮大な計画の存在がうかがわれる。



『戦慄のUFO&宇宙人ミステリー99』
悪魔の協定か?ダルシー人体実験 エリア51のエイリアン
地球内部の異星人基地 フリーメイソンとNASAの陰謀
監修 南山宏  双葉社  2010/7/14



<地下の秘密実験場 戦慄のラザー証言 アメリカ合衆国1980年代~>
・米政府およびエリア51が存在しているかどうかという問いにすら、これまで無言を貫いてきた。しかし、エリア51という区域が確かにあり、そこでUFO開発が行われているという証言者が登場した。それも自身がその作業に従事したという内部告発者が出てきたのだ。それがロバート・ラザーである。
 ラザーによるとエリア51内にはタイプの異なるUFOが9機保管され、彼自身は墜落UFOを地球上にある材料だけで復元させるプロジェクトの一員だったという。参画したのは1987年など、詳細を極めた告発内容だった。ラザーはUFOをエリア51内で扱っただけではなく、乗員だった異星人の写真や資料も確認したと発言。驚くべき証言者として話題を呼ぶこととなった。

<グレイと接触した第2の内部告発者  アメリカ合衆国/2004年>
・その代わり、バーリッシュはテレビ出演や新聞雑誌等のインタビューに応じ、エリア51でどんな研究をしていたのかを具体的に述べている。その驚くべき内容は、エイリアンの体組織を分析するというもの。低温窒素ガスが充満する無菌室で、バーリッシュはグレイ系の特徴を持つエイリアンから、定期的に腕の組織を採取し続けたというのだ。その組織のサンプルは100例以上にのぼり、目的は、グレイ系エイリアンが地上で悩まされていた抹消神経障害の治療法を開発することだったという。

<グレイ流出ビデオとエリア52の真実  アメリカ合衆国/1997年>
・肌はグレイではなくベージュ色。大きな黒眼と球形の頭部はいかにもエイリアン風である。画面の下にDNI/27という表記が日付とともに映っているが、DNIとはエリア51を管轄している海軍情報部の頭文字と一致する。これもビデオの信憑性の裏づけといわれ、エリア51の地下にある、エイリアン隔離用の特別室で撮影されたものと見られている。

・エリア52の場所は、UFO研究家の間でも意見が分かれている。無論、米政府がエリア52の存在を認めるわけもなく、エリア51近くのトノパ実験場が有力だといわれている。

<土星の環は宇宙人の加工物!?  宇宙/2007年12月>
・どうやらいちばん外側のAリングの末端部分に何らかの強烈なエネルギー流れがあること、色調が出し抜けに変化する境目の空間に巨大な葉巻型の構造物が浮かんでいるらしいことを発見したのだ。全長3万6000キロはあろうかというとてつもない超巨大サイズのUFOである。リングにはこうした葉巻型の超巨大UFOが、少なくとも他に3機ひそんでいることもわかった。

<太陽に潜むソーラー・クルーザーとは? 宇宙/2001年8月~>
・太陽活動がもっとも盛んな極大期は猛烈な磁気嵐が降り注ぐ、そうした宇宙空間を悠然と航行している様子が世界中の天文マニアによって確認されている。三角形や翼のあるタイプも発見されている。

・そもそもソーラー・クルーザーは観測結果から推測すると全長50キロにもなる巨大構造物だということがわかっている。にもかかわらず、その存在理由はまったく説明がつかないのだ。

<何度も誘拐の理由は定期検査なのか? カナダ、アメリカ合衆国/1950年~>
・その典型例が、カナダのジャック・Tのケース。記憶の欠落を感じていた 彼は、催眠療法により1957年の2歳のころから誘拐されていたことを思い出した。10歳になるころには友達とともに拉致されて全身を機械でなでまわされ、14歳のときには、小人乗員が地上での重労働に使っている毛むくじゃらのビッグフットにさらわれたという。さらに16歳のときは、バンド仲間とともに誘拐され、巨大な機械についた装置で全身をチェックされて、各部のサンプル採取も行われたということだ。

<大統領が異星人と交わした密約 1954年~>
・エイリアンとの密約の内容が詳細に記されたMJ12「アクエリアス文書」を読んだと、1988年に暴露した関係者も現れた。それがミルトン・クーパーである。元海軍の情報部員だったクーパーは、MJ12がアイゼンハワーによって創設されたこと、生きたエイリアンの写真が添付された資料に目を通した経験などを赤裸々に告白。密約を交わしたのは、大きな鼻が特徴のラージノーズ・グレイであることまで暴露した。MJ12絡みで爆弾発言を連発したクーパーだが、2001年納税拒否の逮捕時に、撃ち合いになり警察に射殺されてこの世を去ってしまった。政府の巧妙な口封じだったのだろうか?

<異星人2000人が住むダルシー基地 1954年~>
・秘密基地は少なくとも地下7階まであり、下の階ほど厳重に警備され、遺伝子工学やマインドコントロール実験などが行われているという。基地にいる異星人は4種族で、オリオン座のドラコ星系出身の白くて有翼のドラコ族が支配階級、同じレプトイド(爬虫類人)だが、地球の先住民という種族は労働者階級。ほかに小柄なグレイ族と、2メートル以上の長身のグレイ族がいたという。
 カステロは同僚や研究者らの反乱グループが、デルタフォース(米陸軍特殊部隊)らしき部隊の急襲で全滅した事件も語っている。実験のために拉致された人々を救出しようとして失敗したというのだ。

<米政府公認の生体実験施設!?  1954年~>
・基地で働いていたという内部告発者のカステロの『ダルシ―文書』は、さらなる恐怖をかきたてる。地下6階の遺伝子実験室では、さらなる恐怖をかきたてる。地下6階の遺伝子実験室では、人間を多肢化させたり、人間とグレイ族の混血種をつくったり、グレイ族のクローンを育てたりしていたという。そして地下7階には、特殊液で冷凍保存された人間と混血種が何千体も並んでいたとする。

<ケネディ暗殺にMJ12が関与!?  アメリカ/1963年11月22日>
・1963年11月22日、遊説中に暗殺されたケネディ大統領。逮捕され「はめられた」と主張したりリー・ハーベイ・オズワルドは、護送中に射殺された。事件資料が次のジョンソン大統領により封印されたこともあり、CIAや軍、マフィアの関与など陰謀説は尽きない。近年になり浮上したのが、極秘組織MJ12が影で糸を引きUFOと宇宙の政策がらみで消されたとする説だ。

<惑星セルポとの極秘交換留学  1947年~1978年>
・その故郷がレティクル座ゼータ連星系の惑星セルポだ。

・公開された留学生リーダーの日誌には、長い宇宙旅行の様子が記されている。時間の流れがおかしく、激しい体の調子に苦しめられ、メンバーひとりは命を落とすが、乗員に助けられセルポに到着。ふたつの太陽が輝き、地平線下に沈むことはほとんどない星で、大気や気圧は地球とあまり変わらなかったという。メンバーはあたたかく迎え入れられ、平等で穏やかな社会生活をつぶさに観察、体験することができたらしい。

<日航貨物機が脅かした超ド級巨大UFO  アメリカ合衆国/1986年11月17日>
・そして、フェアバンクス上空にさしかかったとき、日航貨物機にのしかかるように現れたのが巨大UFOだった。寺内機長が四角いUFOの航空母艦と考えたのも無理はない。ジャンボ機の数十倍もありそうな大きさだったのだ。

<エジプト文明はシリウス由来!?  古代エジプト/7000年前頃>
・4大文明のひとつエジプト文明のシリウス信仰も、シリウス人来訪を示すといわれる。簡単にいえば、シリウス人が文明を授けたから、神として地球人から崇められたということだ。このシリウスとは、おおいぬ座のα星。全天で最も明るく輝き、地球とは8.6光年も離れている。古代エジプトでは至高の女神イシスとしてあらわされ、数々の神殿が建てられ、重要な儀式が行われた。

<イラクにスターゲイトがある!?  シュメール/30万年前>
・シュメール文明の神々アヌンナキのなかでも、エリート階級は“スターゲイト”を使い、二ビルから地球にテレポーテーション(物質瞬間移動)した—―。考古学者ウィリアム・ヘンリーが唱える斬新な説だ。スターゲイトはアメリカのSF映画やドラマのテーマにもなっているので、SFファンにもおなじみだろう。異次元、異世界の間を瞬時に移動できる装置で、ヘンリーはワームホールのような“次元渦動トンネル”として想定している。



『深宇宙探訪記』
(オスカー・マゴッチ)(加速学園出版)1991/8



<悪の帝国(正式名は『正義を任ずる諸世界帝国同盟』の本拠地は大熊座にあり、ドラコニスを主要作戦センター>
・『暗黒の勢力』は、自分たちの基地はオリオン大星雲にある、と私達に思いこませようとするが、彼らは、単にそこからやって来たにすぎない『落ちた者』で、依然として周辺にまつわりついているだけなのだ。実際は、オリオン座は『光の主達』の故郷であり、『銀河系委員会』の故郷でもあるのだ。そして、アルクトゥルスを中継基地として使っている。

・私達が、いる宇宙領域において、『暗黒の勢力』と彼らが支配する悪の帝国(正式名は『正義を任ずる諸世界帝国同盟』の本拠地は大熊座にあり、ドラコニスを主要作戦センターとしている。私達の太陽系においては、冥王星を中継基地に使い、地球から見えない方の月面を地球への侵入基地に使っているが、両基地とも昔から存在している協定に違反している。地球ミッションの人員は『連盟』にしろ『帝国同盟』にしろ、比較的少なく、その役割も大半が「監視活動と互恵的平和維持活動」に限定されている。

・MIBすなわち『黒服の男達』は、嫌がらせや威嚇、テロや殺人を専門とする『暗黒の勢力』の手先だ。報酬を得ていたり強制されていたり、あるいはその両方の場合もある。
手先となった人間が政府に雇われた人間傀儡か、あるいは洗脳されたバイオニック操作されている消耗品同様の人間ゾンビか、そのどちらかであろう。時には異星から来たまったくのロボットのこともある。(実在している人間の短命複製クローンである)の生霊のことも多い。さらには『ポルターガイスト』の悪霊やホログラフィーによる投影像のこともある。仕事の内容次第で何にでもなる。

・彼らMIBは、地球在住の主人たちに取り仕切られており、いろいろな基地(通常の地球基地は南極大陸のエレブス山中にあり、太陽系内の基地は地球から見えない月面やいろいろなアステロイドや冥王星)にあるから調整・統合を図られ活動についての指示は『反対勢力』の宇宙艦隊の知性に仰ぎ、背後では地球のような次元に住む『暗黒の主達』に支配されている。

<自由な世界次元間連盟>
・地球人類の起源は、プレイアデスの散らばった系に由来する。地球人類が地球に移住してきたのは『多数の千年期』の昔である。それ以来私達の『後に残された』人間の祖先たちは、銀河系と他の次元領域の至る所に広がった。

・さまざまな次元に存在する何千という星系からなる彼らの緩やかな『共通利害団体』は、『自由な世界次元間連盟』と呼ばれ、多次元宇宙の33の広大な領域に及んでいる。

・シリウスは、私達に向けた「連盟」の送信センターとして使われている。私達を高め、迫りくる宇宙的なコンタクトと、その結果として起こる変貌に対して、この世界を準備させるためなのだ。何千年にもわたってシリウス人は地球人とコンタクトしてきたが、その際、彼らとその仲間は『ホルスの目』という印(三角形の中に目を配したデザイン)を用いてきた。

・『暗黒の勢力』とその地球の『光明派』の召使達は、シリウスのセンターから来た『善玉』になりすましている。これは地球人を混乱させ利用せんがためで、本来のシリウスからの送信内容を歪めたものに変え、自分たちの悪の教えを植えつけようとしているのだ。そのために、シリウスの『ホルスの目』のデザインの印も使っている。『暗黒の勢力』に支配されているのはメン・イン・ブラック(MIB)たち、すなわち、あの恐ろしい『黒服の男達』は、一つの目ないし一条の稲妻を中に配した例の古典的な三角形を自分たちが使用する黒塗りのキャデラックのドアにつけている。

<金髪碧眼のクェンティン>
・彼の話では私が見た円盤は地球と違う次元のもので、母船を伴いバミューダ三角海域のようないわゆる『窓の領域』を通って地球に来たのだという。円盤は意のままに物質化・非物質化できるという。

・クェンティンは、背が高く、年齢は30代と思える。髪の毛はブロンドで、射るような青い目をしており、レジャースーツを着て、対変奇妙なお守りを身に着け、今までに誰からも感じたことのないような不思議な魅力を醸し出していた。

・それから数分して、投げ出されたところは、惑星地球から何千キロも離れた深宇宙の中だった。(後で分かったのだが、円盤はゴビ砂漠の『シャンバラ』の移行窓をわざと使い、素早く深宇宙へと移動したのだ。)近くには大きな円盤型母船がいる。その母船に非常に奇妙な方法で乗船した。私を乗せた円盤は、すっかりと言っていいほど非物質化してから、母船の胴体を通過したのだ。母船内の七つの円盤駐機区画の一つに入ると、今度は物質化して以前の状態に完全に戻った。

・今乗っているのは連盟登録の宇宙研究室船で、長さは約2.4キロ、中規模の宇宙船です。本当に大規模な宇宙船は、この十倍から20倍はあります。超大型の大きさは言うとびっくりするでしょうから、言うのは遠慮しておきましょう。

<都市の大きさはあるクリスタル宇宙船>
・そうこうするに、白く輝くものが頭上に出現し、急速にその輝きを増していく。間もなく、明るく輝くオーロラがずっと強烈にきらきら輝く光に消されてしまった。巨大な形のものが降下して、視界に入ってくる。都市の大きさはある。だが、途方もないほど大きなボワーッとした塊のクリスタル・シャンデリアのようで、まるでクリスマスの飾り物みたいに様々な色の光を閃かせたり点滅させたりしている。
「何・・・ 何だ それは?・・・・」
私は吃ってしまった。天から現われたものが私達の視野一杯に広がるのに完全に飲まれてしまっていた。私達から2、3キロ離れたところだ。

・「感動するのも当然だ。このクリスタル宇宙船は現在『地上の平和』号と命名されていて、あなたがたの太陽系の惑星間ヒエラルキーの最高の旗艦なのだ」

<●●インターネット情報から●●>
・ウェッブサイト「宇宙創成記」から引用します。
<地球人のルーツ>
この文章で特徴的な内容は次の項目である。

●地球の人間も文化も宇宙人が作ったのであり、それも複数の種族が関わっている。
●地球の歴史は常に、光の勢力と闇の勢力が争いあってきた歴史である。
●現代文明の他に、地球には数多くの巨大文明が存在した。
●現在の各国の文化は、世界天皇が統治していたレムリア大陸にそのルーツがあった。
●紀元前700年頃までは、日本の天皇は世界天皇であった。

●お金の社会は、アヌンナキによって作られたネガティブな制度である。
●宗教は人々を洗脳し操作するため、アヌンナキによって作られた。
●世界の宗教は同じ神を崇め、その神は世界天皇と皇族、もしくはアヌンナキだった。
●宇宙人は今も昔も地球を訪れ、支援し続けている。
●現代社会はアヌンナキの黒色同胞団(ブラック・イルミナティ)に支配されている。
●戦争はすべて黒色同胞団(ブラック・イルミナティ)によって意図的に引き起こされている。


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■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

・異次元の宇宙人が、昔から人類の歴史にさまざまな形態で影響を与えてきたようです。アメリカ先住民たちの伝説の中にはシャスタ山の山頂にすむビッグフットやサスクワッチと呼ばれている存在の話があります。現代においてもビッグフットやサスカッチのような「獣人」を「空飛ぶ円盤」からオリオンETグループが降ろしているといわれています。
ロシアの「ディアトロフ事件」においても、UFO説が注目されます。UFOからオリオンETグループが「獣人」でも降ろしていたのでしょうか。エイリアンによる雪男のような「獣人」に襲われた可能性もあるようです。
 ロシアは、昔から河童のような妖怪や、獣人、異人の伝説が豊富といわれます。UFO情報も少しは近年、日本にも流れてきています。またロシアでは、「アルマス」や「ロシアン・イエティ」という「獣人」が報告されているそうです。

・幽霊現象や心霊現象も「宇宙人現象」と理解すればかなり分かるようです。人間の死後の世界の「精霊界」や「霊界」も非常に進化した宇宙人、神か造物主が創造したといわれます。
「ハーメルンの笛吹き男」も当時、オリオンETグループのアブダクション(誘拐)があった可能性も理解されるといわれます。ドイツも昔から「異人」伝説の豊富な地のようです。妖精などのヨーロッパの不思議な話は、当時の宇宙人の現象だと理解することも可能のようです。
 子どもの誘拐、行方不明者とエイリアンのアブダクション(誘拐)を結びつけるデーヴィッド・アイクのような説もあります。その子どもの行方不明者の数字が、現代でも非常に大きく、荒唐無稽で私たち一般人にはにわかに信じ難いのでしょう。デーヴィッド・アイクの本は、荒唐無稽で「「とんでも本」にされる傾向もあるといわれます。
 当ブログによく引用する話ですが、「タウ人の遺伝子を使ってグレイを作るために主に子供を標的にして誘拐し、殺して細胞とホルモンを取りだしたのでタウ人がグレイ種を殺そうと狙っている」と語られています。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。
 「ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と 交わしてタウ人を追い払ったと考えられている」ともいわれます。
「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスとレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあります。最近では政府幹部による「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。宇宙人の命令なのか、異星人情報はロシアでもアバブ・トップシークレットなのかもしれません。軍からの公開情報はほとんどないようです。
グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。「時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作りました」といわれます。それがエササニ人のバシャールだと伝えられています。太古からの「子ども」や「女性」のアブダクション(誘拐)とエイリアンを結びつけることは可能のようです。魔女のサバトに登場する異類のエイリアンの「獣人」の存在もあったのかもしれません。

・「ハーメルンの笛吹き男」の場合は、「130人の子供が一度に失踪した」とは特異な話で、後世に語り継がれたといわれます。集団催眠だったのでしょうか。謎の解明については、30種類の説明があるといわれます。ちなみに、「魔女狩り」の時代は「ペストの時代」でもあったそうで、当時のペストのパンデミックが社会を根底から変えたといわれます。
現代でも日本を含めて子どもの行方不明事件が多いといわれます?当然ながら、警察関係者が詳しく分析・研究をしているのでしょう?私たち一般人は、当然詳しくはありません。
(2019/10/4)(AERAメルマガ)から引用。
「山梨県道志村のオートキャンプ場で、小学1年の小倉美咲さん(7)の行方が分からなくなり、まもなく2週間が経過する。警察や消防、自衛隊が最大時には1日に300人態勢で捜索活動を展開してきたが、4日現在も発見には至っていない」と報道されていました。未解決事件も増えているようです。「事実は小説よりも奇なり」でしょうか。

・「幽霊話」は古今東西を問わず豊富にあります。さまざまな場所で幽霊に遭遇して人は衝撃をうけます。特に霊媒体質の人々は、普通の人が見えない異界の者たちを見ることができるそうです。目に見えない「あの世」と「この世」が交差する異次元現象のようです。幽霊現象も宇宙人現象の一種と見ることができるようです。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」そうです。アセンション(次元上昇)したパラレル・ユニバース(並行宇宙)の幽体や霊体を見たりすることもあるようです。首相公邸やホワイトハウスの幽霊話も「知る人そ知る」話だそうです。戦死者や戦場や戦時下での幽霊話も多くあるようです。「あの世」の動きが時間を経て「この世」に起こってくるともいわれます。「あの世」という概念も私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。

・「アストラル界はとても巨大です。ここに存在する全ての世界からおよそ600億人の人間タイプの生物が集まっている」といわれます。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成している」そうです。「人々がアストラル界で過ごす期間は、数週間から何百年にもわたる」そうです。人間の死後の世界、幽界や霊界、宇宙人のアストラル界やエーテル界も似ている世界ですが、私たち一般人は、当然詳しくはありません。

・「アストラル界下層にいる霊たちの多くは、地球上の種々の問題を引き起こす原因となります。彼らはテレパシーで地球上の人間と交信します」とのこと。目に見えないアストラル界は、肉体から離れた「幽体」とか「霊体」がうごめいているようです。人間の死後の世界は「この世に似てはいるが大きく違う世界、パラレル・ユニバース(並行宇宙)ともいえる」そうです。人間の死後の世界、「幽界」や「霊界」を創造したのは、造物主かはるかに進化した異星人なのかもしれません。「夢の中でアストラル・トリップをしてクリスタル・シティでキリストに会った」という欧米の霊能者やチャネラーが多いそうです。

・「霊界ははるか遠いところにあるのではなく地上1メートルのところにある」そうです。幽霊現象や心霊現象も「宇宙人現象」と理解すればかなり分かるようです。「天使は神の秘密諜報員である」ともいわれます。「超太古、人間は常に天使と交信していた」そうです。目に見えない天使も進化した異星人で、人間の死後、誰でも遭遇できるようです。

・「獣人」は伝説にありますが、現代でも世界中で目撃事例が豊富にあるようです。
『最強のムー  UMA図鑑』
「失われた世界」に生きる未知動物たちの真実!
厳選した未確認動物約200種+謎に満ちた彼らの生態を解説!
並木伸一郎   Gakken  2011/5
によりますと、
<ロシアの最新獣人 ビッグフット(クリミア山中)>
・2011年3月、You Tubeに興味深い映像が流れていた。ウクライナのクリミア山中にビッグフットが出現したというのだ。撮影者はピクニックに来ていたのだが、その中の人物がビデオ撮影に成功した。

<新種の樹上棲獣人 樹上のビッグフット>
・2010年の年明け早々、驚くべき映像が公開された。かなり背の高い樹木の上に毛むくじゃらの生物が写っている。場所はアメリカ、メイン州ミルバレーの森林地帯で、散策中の人物が撮影したという。拡大された写真を見ると表情こそわからないが、普通のサルではなさそうだ。

<代表的な獣人UMA ビッグフット>
・アメリカ、カナダの山岳地帯を中心に棲息する巨大獣人。カナダではサスカッチと呼ばれる。常に直立2足歩行し、目撃例が膨大な点で他のUMAを圧倒する。

<アルマス> <目撃地域と形態>
・ユーラシア大陸北部の旧ソ連地域。その南部、コーカサス地方で目撃が多発している。人間ともサルともつかない未知の獣人。地元では、直立2足歩行するこの獣人を“アルマス”、もしくは“アルマスティ”と呼ぶ。
<旧ソ連科学アカデミーの調査>
・コーカサス山脈の北部地域、ロシアのカバルダ・バルカル共和国のクンジン村は「アルマスの村」として、現地では知らない者がいないほど有名で、古くから多数のマルマスが目撃されている。

・目撃者のなかには、「1930年代には、この村の近辺に住むアルマスは、すべて村の住民たちと共存共栄してきた」という者さえいるほどだ。
・同村の目撃者たちに関していえば、彼らはアルマスの存在をごくあたりまえのこととして捉えていた。そして、証言はきわめて具体的で、空想的な要素もまったく見られなかった。しかも、彼らが語るアルマスの特徴は、細部にわたって共通しているのである。

<最有力のネアンデルタール人説>
・アルマスは前述のように、目撃者の証言に一致する点がきわめて多いため、具体的な像が描ける。全身体毛に覆われている点では、ビッグフットなどに代表される獣人と同じだが、道具を使える点で大きく異なる。すなわち、アルマスはある程度の知能を有しているのだ。

<ロシアン・イエティ>
・ロシア北部を中心に、各地で目撃される獣人が“ロシアン・イエティ”である。体長約2メートル、燃えるような赤い目、全身に剛毛が生えている。ロシア国内におけるこれらイエティの目撃例は、1917年以降から確認できるだけでも、数千件におよぶという。

<人間との間に子どもをもうけたロシアン・イエティ>
・たとえば、19世紀中ごろに、アブハジア共和国で発見された「ザーナ」という雌のイエティの話は、特筆すべきものだ。なんとザーナは、数人の人間男性と肉体関係をもち、子どもまでもうけたというのだ。そして、ザーナが生んだ子どもたちもまた、人間たちとの間に子どもをもうけたのである。

・以上の情報から、ロシアのディアトロフ事件がUFOから降ろされた「獣人に襲われた」可能性も否定できないと指摘されています。

・米国のジョージ・ハント・ウィリアムスンによりますと「グッドリー・カンパニーのメンバーたちは、自ら志願して地球に転生して(生まれ変って)きた異星人たちであり、彼らは“ワンダラー(放浪者)”という名を付けられている。彼らは、これまで地球上で何度も生まれ変り、まさにあらゆる時代を通じて地球人類を援助し続けてきた。この地球上で、これまでに発生したあらゆる文明が、彼等の影響を極めて強く受けている」と指摘されています。
グッドリー・カンパニーのような転生を操作できる天使クラスの異星人と、宇宙船に乗ってやって来る異星人の二種類があるといわれます。
「天才、ゲオルク・ファウスト博士」の話も、中世ヨーロッパでは、異人や神人等のグッドリー・カンパニーのメンバーたちであった可能性もあるようです。人間社会に識別できない宇宙人が混じっているともいわれます。
グッドリー・カンパニーのような転生を操作できる天使クラスの異星人と、宇宙船に乗ってやって来る異星人の二種類があるといわれます。
イルージョンを操作できるのはシリウス星人が精神や肉体に憑依したからかもしれません。昔の西洋の魔術師や錬金術師、占星術師の中にはシリウス星人が憑依した人間がいたのかもしれません。サンジェルマン伯爵のように超能力を持った不死のシリウス星人の実在が歴史的に記録があるようです。

・歴史上の人物と「異人らしきもの」たちとの関わり合いは、世界中にいくらかあるそうです。中世のドイツの領主は異人がほとんどだったという話もあるようです。ナポレオンと「赤い人」との話もあります。日本でも昔から果心居士のような正体不明の者が権力者の側近にいたと言われております。その背景に「異人」との結びつきがあったのでしょうか。凄まじいばかりの幻術(イルージョン)を使う果心居士に織田信長さえも震撼したと言われます。
ウィキペディア(フリー百科事典)によると「果心居士(かしんこじ、生没年不詳)とは、室町時代末期に登場した幻術師。七宝行者とも呼ばれる。織田信長、豊臣秀吉、明智光秀、松永久秀らの前で幻術を披露したと記録されているが、実在を疑問視する向きもある」とのこと。
・司馬遼太郎も『果心居士の幻術』(1961年)と言う本を出しています。小松左京や吉川英治も果心居士の本を出しておりゲームにもなっているようです。実在したかどうかは分からないようですが、もし実在したとすれば、シリウス星人やオリオン星人系列の異人だったのかもしれません。
米国に戦後、現れハリウッド映画にもなった『メン・イン・ブラック』はオリオン星人で、その超能力も凄まじいものがあったそうです。当然、テレポーテーションもできたようです。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまったともいわれます。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。在日宇宙人問題を認識している人はほとんどいないといわれます。また宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。



・オーストラリアのバニヤップの伝承も、日本の河童に似たような水陸両生のUMA(未確認動物)のようです。バニヤップの伝説は、オーストラリアでは割と知られているのでしょうか?「河童」に似たエイリアン動物は、沖縄のキジムナーや奄美諸島のケンムンなど地域によって大きく変化しているようです。世界中に河童に似た水陸両生のUMA(未確認動物)は存在しているようです。オーストラリアのバニヤップは、河童よりも悪魔的な要素の強いUMA(未確認動物)のようです。純粋な動物から人間と交流できる妖怪(UMA)へと転換させる「異星人の遺伝子科学者の生体実験」が今も続いているようです。なお、巨人の伝説も太古から世界中にあるといわれます。
河童や天狗は日本独自のものと考えられていますが、実際はそうではなく、似たような存在は世界的に存在していたと指摘されています。つまりオリオンETグループは、世界中で実験生物を空飛ぶ円盤から異次元移動していたようです。文明が進むにつれて、どこかへ消え去ったようですが。

・オーストラリアでさえ、太古からのネガティブなオリオンETグループの創作したUMA(未確認動物)がいろいろと存在していたようです。UMA(未確認動物)は異次元移動ができるものもいるようで、正体不明のようです。どうやらエイリアンの実験動物、ペット・アニマルなのかともいわれます。エイリアンがこれらの実験動物を遺伝子操作や交配実験等で「知能」を与えていったようで、グレイのような人間の知能を超えるバイオロボットを製造・創造していったようです。バイオロボットのグレイも「ゼータ・レティクリ星人」として進化して、交配実験で人間化しているそうです。
 「猿の経立(フッタチ)は人によく似ていて、女色を好んで里の婦人をしばしば盗み去った」そうですが、オリオンETグループが“空飛ぶ円盤“から降ろした「獣人」だったのでしょう。「猿神」もそのような実験生物だったようです。人間と交流した河童もグレイの一種で、ゼータ・レチクル星人のバイオロボット系列だったのかもしれません。「人間をゴキブリ以下に考えるエーテリアン(異次元種族)がいる」といわれます。太古からオリオンETグループが人間と「獣人」との交配実験、遺伝子実験を行っていたのかもしれません?

UFO説――数ヵ月前からこの近辺の上空に正体不明の火球が飛んでいた。もしそれがUFOで、テント近くに着陸してエイリアンが降りてきたら、どんな剛毅な人間でもパニックになって逃げだすだろう。(5)



『世界のUFO現象FILE』
並木伸一郎   学研パブリッシング    2011/3



<古代コンタクト事件の記憶>
<羽衣伝説>
・静岡市三保の松原には有名な羽衣の松がある。ここはこの地方に古くから伝わる羽衣伝説の舞台だが、伝説にちなんだ名所旧跡は多い。だが、その羽衣の松のすぐそばに建つ小さな祠の羽車神社を知る人は少ないかもしれない。
 羽を持った車とは、車輪のような形状の飛行物体のことだろうか。それとも翼とおぼしき物体がついた飛行機なのか。駿河に伝わる資料によれば、この羽車とは大国主命が作った神輿とされているのは興味深い。
 同じく三保にある御穂神社の創建縁起にはそんな想像を裏づけるような話が登場する。同神社の祭神は大己貴命(オオナムチノミコト)と三穂津姫命だ。姫をめとった大己貴命は、名前を三穂津彦命と改め、“天羽車”に乗って新婚旅行の途中、絶景の地にして海陸の要衝である三保の浦に鎮座したというのだ。注目すべきは、両神が羽衣ではなくて、羽車に乗って降臨したという一説だ。
 羽衣伝説には、天に帰れなくなった天女が仕方なく漁師の妻となるが、隠された羽衣を見つけだし、天に帰るという話も伝わる。実はこうした伝説は日本各地に存在するもので、三保だけに限らない。これは想像でしかないが、羽衣=羽車に乗った異星人が古代日本と文化交流を果たした記憶ではないだろうか。



『暮らしのなかの妖怪たち』
岩井宏實   慶友社    2012/10



<覚(さとり)>
・山の中、ことに北国の山中にいる獣の姿をした妖怪に「覚(さとり)」がある。飛騨や美濃(岐阜県)の山中によく現れ、その姿は狒々(ヒヒ)に似ていて、よく人の心を見抜くという。富士山麓の地方ではこの化け物を「思い」といった。昔、一人の樵夫(きこり)が富士山麓の大和田山の森のなかで木を伐っていると、突然、狒々に似た怪物が現れた。樵夫は思わずゾッとした。するとその怪物はゲラゲラ笑って「今お前は怖いと思ったな」という。樵夫はぐずぐずしていると取って食われるなと身慄いすると、今度は「ぐずぐずしていると取って食われると思ったな」という。樵夫はたまらなくなって、なんとか逃げてやれと思った。するとまた「逃げるだけ逃げてやれと思ったな」という。いよいよたまらなくなって、もうどうにでもなれとあきらめた。すると今度は「どうにでもなれとあきらめたな」という。こうなるとまったくどうしようもないので、樵夫はあきらめて木を割る仕事を続けた。するとますます怪物が近寄ってくる。ところがそのとき、割っていた木に大きな節があって、斧が節目に当たると同時に、突然それが砕けて勢いよく飛び、木の端が怪物の目に当たってその目をつぶしてしまった。これは樵夫も怪物もまったく思いもよらぬことであった。そこで怪物は「思うことよりも思わぬことのほうが怖い」といいながら逃げていったという。人の心の内を覚る、あるいは人の思いを知るというところから、この怪物を「覚」「思い」とよんだのである。

<家屋敷の妖怪>
<ザシキワラシ>
・柳田國男の『遠野物語』に、家の座敷にときおり出現する童子姿の精霊の話がある。「座敷童子」である。岩手県を中心として東北地方北部に分布するが、童子の姿をしていると信じられているところから、「ザシキワラシ」のほか、「ザシキボッコ」「ヘヤボッコ」「クラボッコ」「クラワシ」などとよばれ、2、3歳から10歳ぐらいまでの、オカッパ頭で赤い顔をしているという。

・遠野の土淵村大字飯豊(遠野市土淵町飯豊)の今淵勘十郎の家では、高等女学校に行っている娘が休暇で帰っていたが、ある日、廊下でばったりザシキワラシと行きあい、大いに驚いたことがある。これは男の子であった。同村山口(遠野市土淵町山口)の佐々木氏の家では、母が一人で縫い物をしていると、次の間でガサガサ音がする。その部屋は主人の部屋で、そのときは東京に行き不在であったので、怪しいと思って板戸を開けてみたが何の影もない。しばらくするとまたしきりに鼻を鳴らす音がする。さてはザシキワラシだと思った。この家にはザシキワラシが棲んでいるということがずっと前からいわれていた。この童子の宿る家は富貴自在であるという。
 ザシキワラシはまた女の子であることもある。

・「明治43年の夏7月頃陸中閉伊郡土淵村の小学校に1人の座敷ワラシが現われ、児童と一緒になって遊び戯れた。但し尋常1年の子供等の外には見えず、小さい児がそこに居る此処に居ると言っても、大人にも年上の子にも見えなかった。遠野町の小学校からも見にいったが、やっぱり見たものは1年生ばかりであった。毎日のように出たと云う」と記している。

・また、遠野の小学校がまだ南部家の米倉を使用していたころ、夜の9時ごろになると、玄関から白い着物をきた6、7歳の童子が戸の隙間から入ってきて、教室の机や椅子の間をくぐって楽しそうに遊んでいた。こうした座敷童子はたいていオカッパ頭で赤い顔をしているという。それは人びとが等しくもつ子供の典型的なイメージであり、それを家の盛衰を司る守護神と信ずるのは、子供が神と人間の間をつなぐ存在とする民間信仰を根本としているからであろう。このことは仏教の信仰にみられる護法童子と通ずるものである。

<枕返し>
・夜きちんと寝たにもかかわらず、朝起きてみると枕が逆さになっていたり、思わぬところに枕が飛んでいったりすることがある。これは「枕返し」という妖怪が、寝ている間に枕を運ぶという。
 この枕返しは、かつてその部屋で死んだものの霊が悪戯をするという話が伝わる。昔、ある宿屋に盲人が泊まった。その盲人はあたりに誰もいないと思って、懐から金包みを取り出して勘定しはじめた。それをひそかに見ていた宿の主人が、あまりに大金を持っているのに驚いて欲を出し、翌日旅にでる盲人を道案内するといい、山中に連れ込んで殺して金を奪った。するとその盲人の霊が宿屋に棲みつき、夜な夜な盲人の泊まった部屋に泊まる人の枕返しをしたという。

・東北地方では、この枕返しは多くザシキワラシの仕業とされている。このザシキワラシは、その家にいるかぎり、家の繁栄が保証される。いわば家の守護霊のごとき性格をもっているが、そうしたものの悪戯であるという。だから、この場合の枕返しは恐ろしいというよりも、吉兆であると考えられたのであった。古くからは枕は人間の霊魂のこもるものであると意識されていたので、ザシキワラシの枕返しは、人が寝ている間にもう一つ別の世界に誘引される、すなわち霊魂が吉の世界に入ることを意味したのだった。

<天狗の仕業>
・ところで、天狗の仕業のうち、もっとも恐れられ、かつ罪深いのは神隠し・人さらいである。この「天狗隠し」の伝承は、天狗伝承のなかでも代表的なものの一つである。子供や若者、ときには老人が突然姿を消し、数ヶ月あるいは数年後に戻ってくるというもので、その間天狗の棲処に連れて行かれたとか、名所旧跡を見物したとか、異常な体験が語られる。こうした伝承は天狗の棲処とされる山や樹木の伝説に付随して語られている。

・柳田國男の『山の人生』にはつぎのような話がある。石川県小松市遊泉寺町の伊右衛門という老人が神隠しにあった。村中が手分けして捜しまわった結果、隣の集落との境になっている小山の中腹の「神様松」という傘の形をした松の木の下で、青い顔をして坐っているのを見つけたという。村人がこの老人を捜し歩いたとき、「鯖食った伊右衛門やーい」と唱えた。天狗は鯖をもっとも嫌がるから、こういえばかならず隠したものを出すという。

・石川県小松市南部の樵夫利兵衛の子で、神童といわれた次郎が突如として姿を隠し、ついに発見できなかったので、仮に葬儀をした。それからのちは山中で太鼓の音がし、伐り倒した老杉が空中に浮かび、大石が落下し、山地が崩壊するという怪異が続いた。ところが一月ほどのち、次郎が父の枕元に立って、自分は白髪の老人に伴われて巌窟のなかで生活している。人間は天狗の世界を侵してはならないと告げて姿を消した。これを聞いた父利兵衛はたいへん恐れて、ついに樵夫をやめて立ち去り、これまた行方知れずになったという。

・天狗にさらわれたのとは異なり、みずからすすんで天狗になることを念じ、ついに天狗になったという話が『金沢古蹟誌』にみえる。加賀藩の老臣本田氏の家老篠井雅楽助の若衆が、天狗化生の祈念をしてついに念願かない、ある日煙のごとく姿を消した。その後主人雅楽助の夢枕に現れて、奉公中のお礼として馬の鞍とお守りを差し出した。このお守りは天狗にさらわれたとき携えて本人を探せば、かならず発見できるという霊験のあるものだが、効能の期限は七代限りという。さめてみれば鞍は庭の楓の枝に掛かり、お守りは枕辺にあった。それからは金沢市中で子供を天狗にさらわれたものは、このお守りを請けて探すとかならず見つけることができたという。



『日本怪異妖怪大事典』
小松和彦  東京堂出版   2013/7/12



<ひひ【狒々】>
類;いひひ、さるがみ【猿神】、さるのふったち【猿の経立】、ひいひいざる【ヒイヒイ猿】

・年老いた大猿の妖怪。娘を生贄に要求したのを通りがかった者が犬の助けを得て退治するという伝説が『今昔物語集』以来知られている。

・猿神を憑き物とする地方もある。

<やまわろ【山童】>
類;ほいほいさん【ホイホイさん】、やまおとこ【山男】、やまわらし【山童】、やまんたろう【山ん太郎】、わろ【童】

・山に住む童形の妖怪。山中に群居しヒューヒュー、ヒョイヒョイなどの鳴き声をあげながら移動するという。全身が毛に覆われており、人を恐れずに近寄って来るが、犬を嫌う。

 山に入った人間が山童に出会い、問答や勝負をする話が各地に伝わる。人の声真似を得意とし、ヤマワロが「山笑う」の意として解釈されることもある。土地によっては山彦とも呼ばれる。サトリ、カシャンボ、セコ、カリコボウズなどの山中の妖怪とも多くの共通点を持つ。

・酒や米を好み、それらと引き換えに山仕事を手伝ってくれることもあるが、人間が約束を破ったり、礼を欠いたりすると災いを為す。童形であること、風呂や相撲を好むこと、金物を嫌うことなど、山童には河童との共通点が多い。ヤマワロとカワワロ(河童)を同一視する地域も少なくない。

<憑依現象>
・霊的なものが人や物に「つく(憑く・付く)」現象。専門的には、憑入(霊が身体に侵入し、人格が変わる)・憑着(身体に付着する)・憑感(外側から影響を与える)の三つに分けられる。憑依には術者が意図的に行う場合と、そうではない偶然的な場合とがある。憑依を操作しうる宗教者は多種多様で、憑くものも神仏から獣、無機物まで多岐にわたる。日本の場合、死霊や狐の例が特に多い。近代医学においては、精神病の一種と見なされる。

<きじむなー>
・子どもの姿で、赤い髪、赤い顔をしているとされるが、黒い顔という説もあり、大きな睾丸を持つともいわれる。沖縄各地で報告されており、ガジュマル、アカギ、アコウ、ウスクといった古木の精が子どもの姿をして現れたものと言われるが、海で亡くなった人の魂が昇天出来ずにさまよっているという説もある。『沖縄県史』では本土における河童と位置付けている。

・力が強く、山仕事や家を建てるのを手伝ってくれる一方、いたずらが好きで、寝ている人の上にのしかかることがある。この状態の時、人は意識があるが、身動きをする事が出来ない。キジムナーには男女の区別があり、男のキジムナーは女性を、女のキジムナーは男性を襲うと言われている。
 キジムナーと仲良くなると、漁を助けてくれたり、金持ちになったりするとされる。また、キジムナーと縁を切るには、キジムナーの嫌いな蛸や熱い鍋の蓋を投げつける、屁をする、住んでいる木を焼いたり釘を打ちつけたりすればよいと言われている。しかし、キジムナーの嫌う事をすると復讐に遭う事がある。また、その復讐が本人ではなく、家族に向かう場合もある。

・(沖縄県伊平屋村)キジムナーが海でイザイ(漁)をしている人々から火をもらって歩くのが集落から時々見られる。キジムナーヤーチューといってキジムナーに大きな灸をすえられる事もある。畑などや時には家の中でも子供をひとりねかせると、体中キジムナーヤーチューをされる。
キジムナーにおそわれたら家人がその人をたたくとキジムナーはにげるといわれている。

<神隠し>
・人が不意に行方不明になったことを神々の災いによるものとして言う語。古くは人や物が不思議と見えなくなることを指し、大蔵虎明が明正19(1642)年に書写した狂言「居杭」では、天狗の隠れ蓑笠譚にあるように、人が透明人間となって姿を消すことを神隠しと呼んでいる。18世紀後半編纂の『譬喩尽』でも、物が俄かに見えなくなることを神密しとしている。

・慶応末年頃、金毘羅社の境内で遊んでいた男児が天狗にさらわれた。ふわりふわりと浮かぶように空に上り、風に吹かれるように空に上り、風に吹かれるように山奥へ行ってしまった。少し口のどもる児で、10日目に戻って来たが、その後もたびたび連れて行かれた。

<あまびこ【天彦、尼彦】>
類;【天彦入道】

・予言する怪異。近世後期から近代初期にかけてかわら版や護符として流行した。かわら版には、天彦が現れ、災厄の予言とその回避策として自身の絵姿を貼り置くよう告げたことが記され、天彦の図像が描かれる。図像は多様で、人魚や猿のような形状をもつものもある。一方、予言内容やその対処策は類型的なものであり、天彦以外の予言する存在を描いたものも多い。

・(秋田県)西郷合戦の前、天彦入道の像を白紙に書き、表裏の戸口に貼れば悪魔除けになると噂になり、地蔵尊様の形をした入道を墨絵でしたためた。

<くだん【件】>
・半牛半人の予言する怪異。生後すぐに予言して死ぬ。その予言は必ず的中するとされ、証文等で結びの文句とされる「よって件の如し」という表現は、件の予言が確かなためであるという俗説とともに語られる。
 件は、多くは人面牛身であるが、まれに牛頭人身とする場合もある。
また、馬、蛇、魚など、人と牛以外の動物との組み合わせの件についてもごく少数ながら報告がある。

・件の伝承は主に西日本に分布し、第2次世界大戦前後に噂話・流言として流布した形跡がある。まれにこれを実見したという語りも記録され、なんらかの異常児が件と見なされたこともあったことがわかる。
一方、近世には護符になると謳われていた。このことから、件は近世のかわら版文化の中で、言葉遊びから生み出されたとする説もある。
 近代以降、件の剥製が見世物にされた例もあるが、それらは異常な形状をした牛馬の遺骸を加工したものである。また、小説・漫画等の影響で件は近年でも知名度が高い。

・(事例)(広島県)満州事変当時、クダンが「来年は大戦争と悪疫で国民の大半が死ぬ。この災いを免れようと思うなら、豆を煎って7つの鳥居をくぐれ」と予言したという。

・(岡山県草間村)子供のころ、草間村に生まれたクダンを見に行った。ぶよぶよした赤い肌にちらちら毛がはえていた。

・(香川県)昭和5年ころ、小豆飯を炊き、手首を糸でくくる厄除けがあったが、それは山の中のくだんという人身牛頭の怪物から出たことである。

・(岡山県)昭和36年ころ、八束村で、川上村で生まれた件が、来年大戦争があるという予言をしたという話を聞いた。川上村に行ってみると、件が生まれたのは中和村で、予言の内容は「来年は大豊作だが流行病がある」というものだと言われた。そこで中和村にいってみると、件が生まれたのは八束村で来年は「大風が吹く」という予言だったと聞かされた。

・(宮崎県)クダンは人頭獣体の化け物で、首から下は馬・蛇・魚のこともあるが、牛が多い。天下の重大事の予言をし、3日で死ぬ。その予言ははずれたことがない。昭和の初め、クダンが生まれ、親に「大変なことが起こるので食糧の備蓄をするように」と予言した。間もなく、第2次世界大戦が起こった。

<さとり【悟り】>
類;【思い】
・山中に住み、人の心中のすべてを悟るという妖怪、風体などは山男や老人などである。人の考えすべてを言い当て、おびえさせた後食べようとする。その時偶然に囲炉裏の木片がはねるなどしてサトリに当たると、「人間は思いもよらぬことをする。おっかない」と言い、逃げる。

また黄金の弾丸を見ると逃げるともいう。逃げるとき、自分を見たことは言うな、と告げて去る。現代では小松左京が「さとるの化物」という作品でサトリを超能力者と解釈して描いた。



『世界不思議百科』
コリン・ウィルソン + ダモン・ウイルソン 青土社 2007/2



<歴史と文化の黒幕 神秘の人びと>
<ブラヴァツキー夫人の奇跡>
・1883年の初頭、ロンドンで『密教』と題する本が出た。たちまち評判になり第二版に入った。著者はアルフレッド・パーシー・シネット。髪の毛が後退しかけた痩身小柄な人物で、インドでもっとも影響力のある新聞「パイオニア」の編集長である。まずセンセーションの対象となったのは、第一ページに麗々しく出ているシネットの序文である。同書の内容は、チベットの山中深く住みほとんど永遠の長寿の「隠れた聖者たち」から得たものという断り書きだ。インドにおける大英帝国の代弁者とみなされる新聞の編集長が出した本だ。そこいらの「オカルト」狂いと無視するわけにはいかない。

・1880年の10月、シネット夫妻は評判のブラヴァツキー夫人を自宅に招待した。夫人は自分の知識の大部分は、ヒマラヤに住んでいる「隠れた聖者たち(隠れた首領)」から得たものだと彼に語った。

<生来の「霊媒」>
・生来の霊媒が存在するという前提を認めるとしよう。特殊な「魔力」を所有するか、またそれに所有されている霊媒だ。その前提に立てば、ブラヴァツキー夫人がその種の人間であることはまず疑いようがない。

<心霊は存在するのか>
・ブラヴァツキー夫人は、隠れた聖者たちという考え方の発明者ではない。これは、昔から「オカルト」に一貫した考え方である。

・オカルティストは、第一に比較的不完全な状態から、比較的高い肉体的および精神的状態へ進化の途中だという考え方を奉ずる。第二に、進化の過程のあらゆる段階は、この比較的高い状態へすでに達している「偉大なる知能者ヒエラルキー(階層)」により命令されるとオカルティストは考える。

<超能力と進化>
・ブラヴァツキー夫人は1891年に世を去るが、高度知能と接触したと信ずる「オカルティスト」(超自然現象に興味を持つ人という意味の広義)はその後も跡を絶たない。アリス・ベイリーは、ブラヴァツキー夫人の没後に神智学協会の有力メンバーになるが、シネットが言う「マハトマ」(「偉大な魂」の意)クート・フーミと接触したと自認する。神智学協会内の主導権争いにいや気がさした彼女は、1919年に別のグループを組織し、「ザ・ティベタン」(チベット人)という存在から口授されたと称する多くの書物を世に出した。

<洞察力あふれる哲学者の相貌>
・心霊調査協会の初期のメンバーの牧師ステイントン・モーゼスは、「自動筆記」の手段で、大量の筆記文書を残した。これは本人の没後、『心霊の教義』として出版される。モーゼスはこの抜粋を生前に『光明』という小冊子にまとめているが、自分の鉛筆を動かした心霊のなかには、プラトン、アリストテレス、旧約聖書のなかの予言者などと称するものがあると困惑を隠していない。

・1963年のアメリカのことである。ジェイン・ロバーツと夫のロブはウィジャ盤で実験を始めた。「ペイシェンス・ワース」にある程度影響を受けた。さまざまな人格が身元を明かしてメッセージを伝えてきた。やがて身元を「セス」と明かした人格が登場し始める。

・「セス」は『セスの資料』、『セスは語る』などの題の多くの本を伝授し続けた。本はいずれも素晴らしい売れ行きを示した。ジョイン・ロバーツの無意識の心の一側面であれ、または本物の「心霊」であれ、セスが高いレベルの知能の所有者であることを、これらの書物はまぎれもなく示している。

<時代を越えて伝世されるオカルト教義>
・20世紀のもっとも独創的な認識者の一人ゲオルギー・グルジェフは、青年時代の大半を「サームング修道会」というものの研究に捧げるが、後に世に出て、その基本教養を北ヒマラヤ山中の僧侶修道会から授かったと唱えた。

・しかし、グルジェフの高弟P・D・ウスペンスキーは著書『奇跡を求めて』で次のように述べる。「グルジェフの『精神現象的』教義の背景にはきわめて複雑な宇宙体系がある。これは教義そのものには明確な関連性を欠くもので、グルジェフ自身の独創によるものではないと考えられる」。

・この宇宙論をさらに詳述したものに、もう一人の高弟J・G・ベネットの4巻本の『劇的宇宙』がある。同著は次のような確信から出発する。「宇宙にはデミウルゴスという1クラスの宇宙要素がある。これが宇宙秩序の維持を司る。このデミウルゴス知能は、人間の生涯をはるかに超えた時間スケールに対して作用を及ぼす」(訳注:デミウルゴスはプラトンが世界の創造者と考えた概念で、キリスト教的グノーシス派もこの神を認めている)。

・デミウルゴスは、なにか新しくかつ生起原因のないものを世界のプロセスへ導き入れる点では、人間よりもはるかに大きな力を所有している。しかし、決して誤らないわけではない。デミウルゴスの主な仕事は「生命のない原初から世界の進化を導くこと」だが、「時には実験と試行を繰り返し、時には誤謬をおかして元に戻り、海から生命が発生して陸の動物が存在を開始すると前方への大跳躍を行なった」。ベネットは次のようにも付け加えている。「グルジェフ師はデミウルゴスを『天使』と呼んでいるが、この言葉には多くの連想があるので使用を避けることが望ましい」。

<文化の進展と地球の進化>
・あまたの世紀にわたって東方には不思議な言い伝えがある。どこか隠れた土地、中央アジアの高地地方と考えられているが、異常な力を所有する一群の人が存在しているという。この中心部は、少なくともある面では、世界の秘密政府として振る舞っている。

・この言い伝えの一部は十字軍時代に西方に伝えられている。1614年には薔薇十字団の装いで出現する。19世紀にはブラヴァツキー夫人とフランスの外交官ジャコリオによりヴァリエーションを加えて再登場する。英国では作家タルボット・マンディがこれに続き、最近では1918年のモンゴルの旅行家オッセンドウスキーがいる。

・この言い伝えの神秘の土地シャングリラでは、一部の人は、通常の人間の状況を越えて進化し、この惑星を越えた力の統治者として行為している。下のほうの階級は、東方でも西方でも、それと気づかれることとなく普通の人と混じりあって生活し、歴史の重要局面では必要な結果を得るために努力し、地球の進化全体を太陽系の事象と歩調が揃うよう維持している。

<「隠れた首領」という知能>
・「隠れた首領」という表現を初めて用いたのは『劇的宇宙』におけるベネットその人である。キャンベルはこの本のテーマを次のように要約している。
 人類の長い物語を書くのは、人間自身の知能よりもはるかに偉大な知能である・・・地球上のこのプロセスを司るのは、『隠れた首領』と呼ばれる知能である。これは、オカルト伝承では個体(たとえば、「統治者」、「古代者」など)として象徴されるレベルに対応する。また、これはデミウルゴスのレベルまたはそのすぐ下のレベルにも相当する。

・人類全体に対する行為と並行して、執行者およびその直属者は、個々の人間の意識レベルの向上に関する地域的な行為も司る。
 特に選ばれたこの種の普通人は、執行者の作業への参加資格を望むこともある。この資格認定のプロセスは、マグナム・オーパス、すなわち「大事業」である。これは進化全体の潮流に合わせた緩やかな上昇とは対照的な高レベルへの垂直的上昇である。



『世界史と西洋占星術』
ニコラス・キャンピオン  柏書房   2012/8/1



<19世紀  神智学的啓蒙主義>
・アリス・ベイリーは、教会の日曜学校で教師をしていて、後に熱心な神智学者となった。彼女の関心の多くは、シュタイナーと共通するものである。彼女はまた、シュタイナーと同じ秘教主義のキリスト教徒であり、スコットランドからアメリカ合衆国に移った後、神智学協会でその名を知られるようになった。彼女は、やがて、ブラヴァツキー夫人に秘伝の教理を伝えたとされる「アセンションした指導者たち」なる神秘的な存在と、自分もコンタクトをとることができると主張し、それが一因で人々の反感を買うようになってしまう。ベイリー御用達のスピリチュアルな指導者(導師)とは、通称「チベット人」といわれ、占星術的な黙想や、その書き物の大半を彼女に口述筆記させる存在だった。

・しかしながら、ブラヴァツキーを研究することに一生を捧げ、ベイリーに語りかける導師たちのささやきをそれまで一言も聞いたことがなかった神智学者たちにとって、彼女の主張は、我慢ならないものだった。そこで、ベイリーは、潔く静かに協会から離れ、今度はアルカン学派という新学派を、自ら始めたのだった。その出身者には、著名なイタリアの精神科医で、精神統合の礎を築いたロベルト・アサジリオ(1888-1974)や、20世紀もっとも大きな影響を与えたアメリカの占星術師、ディーン・ルディア(1895-1985)がいる。

・ベイリーの占星術も、シュタイナーに匹敵するくらい独特である。例えばそれは、月を「死んでいる」ととらえ、何の有効性も見出さない。また、「ヴァルカン」のような、実在しない架空の惑星の存在を前提とし、霊的な存在の水準を示す「レイ(光線)」をもちいる。彼女の占星術は、その厳密さゆえ、それを受け継ぐ者はほとんどいなかった。こうした彼女の占星学よりも重要なのは、彼女が、水瓶座時代――そして、ニュ―エイジ――の本質、そして、それが切迫したものであることを、繰り返し雄弁に説明し続けたことによってもたらされた、占星術世界全体への影響である。

・ベイリーは、シュタイナーと同じく、地球規模の危機が目前に迫っている、というような、終末論的な占星術の考え方に深く傾倒していた。そして、「水瓶座」の同義語として「ニューエイジ」という言葉が人口に膾炙するようになったのは、彼女のお蔭である。彼女にとって「水瓶座時代」と「ニューエイジ」というふたつの言葉の概念は、同一のものだった。

・春分に、水瓶座の星座の星から太陽が昇り――それは20世紀の終わり頃だろうと彼女は考えていた――ニューエイジ(新しい時代)が幕開ける。そうして、世界は、純粋なる霊へと回帰し始めるのだ。彼女は、心からそう信じていた。彼女はいつもの漠然とした調子でこう書いている。「人類が、その《意志をひとつにすること》によって、世界の状況に決定的な影響を与える時が刻々と迫っています。このことは、進化の過程が成功し、精神が開花することの帰結なのです」と。


UFO説――数ヵ月前からこの近辺の上空に正体不明の火球が飛んでいた。もしそれがUFOで、テント近くに着陸してエイリアンが降りてきたら、どんな剛毅な人間でもパニックになって逃げだすだろう。(4)



『河童の文化誌』
和田寛  岩田書院  2012/2



<平成8年(1996年)>
<河童の同類とされている座敷童子(ざしきわらし)>
・ザシキワラシ(座敷童子)については柳田國男の『遠野物語』によって知られていたところである。

<アメリカのニューメキシコ州の異星人の死体>
・回収された異星人の姿は人間によく似ているが、明らかに地球人ではない。身長1.4メートル、体重18キロ前後、人間の子供のようだが、頭部が非常に大きい。手足は細長く、全体的に華奢。指は4本で親指がなく、水掻きを持っている。目は大きく、少しつり上がっている。耳はあるが、耳たぶがなく、口と鼻は小さくて、ほとんど目立たない。皮膚の色がグレイ(灰色)であるところから、UFO研究家は、この異星人を「グレイ」と呼ぶ。

・異星人グレイと河童を並べてみると、素人目にも、そこには多くの共通点を見出すことができるだろう。
 まず、その身長、どちらも1メートル前後、人間のような格好をしているが、頭部だけがアンバランスなほど大きい。
 大きな目に、耳たぶのない耳、そして、小さな鼻穴と、オリジナルの河童の顔は、そのままグレイの顔である。
 最も注目したいのは、その手である。
先述したようにグレイは河童と同じ鋭い爪、水掻きがある。おまけに指の数が、どちらも4本なのだ!。
 また、グレイの皮膚の色は、一般にグレイだが、ときには緑色をしているという報告もある。
 河童の色は、やはり緑が主体。ただ両生類ゆえに皮膚はアマガエルのように保護色に変化することは十分考えられる。

・これらが、意味することは、ひとつ。アメリカ軍は、組織的にUFO事件を演出している。
 捕獲した河童を異星人として演出しているのだ。


<●●インターネット情報から●●>
2013年12月23日16:52
米国では”ビッグフット”を撃ったら処罰の対象

1924年、米ワシントン州の鉱山で、6人の作業員が巨大な猿のような動物に襲撃された。銃で応戦したがひるまず、命からがら逃げ出したという。
この目撃談をはじめ、ロッキー山脈を中心に巨大な毛むくじゃらの二足歩行の生き物に遭遇したという報告が全米で相次いだ。足跡があまりに大きく、「ビッグフット」との呼び名が付けられた。

ゴリラを見間違えたとの見方もあれば、新種の類人猿という説もあり、その真偽や正体をめぐり論争が続いているが、なんとそのビッグフットを射殺すると罪に問われる自治体がある。

目撃例が多いワシントン州スカメニア郡もその一つだ。最大1万ドル(約100万円)の罰金か5年以下の禁錮に処すとの法律が制定されたのは69年。その後罰金は1千ドル以下に引き下げられたが、もし検視官がビッグフットを「人類」と鑑定すれば殺人罪に問われるという笑えない条項も加わった。法律ができた趣旨は、ビッグフットを手に掛けようと郡外から押し寄せる人々が誤って住民を撃つのを防ぐためだったという。

カリフォルニア州も、狩猟が認められる動物のリストにビッグフットが載っていないという理由から処罰の対象。一方、テキサス州では逆に狩猟禁止リストの対象外のため射殺もおとがめなしだそうだが、当然ながらまだ実例はない。

ビッグフットのような未知の生物は世界各地で噂があり、ネパールの「イエティ(雪男)」や中国の「野人」、日本でも広島県周辺で出没するという「ヒバゴン」が有名だ。いつの日か、その正体がはっきりする日が来るかもしれないが、やはり伝説は伝説のままの方がロマンがあって楽しいかも。(ワシントン 柿内公輔)   参照元:産経新聞



『未確認動物UMA大全』
並木伸一郎    学研   2012/2



<ビッグフット>
<膨大な目撃例を誇る未確認動物界のチャンピオン>
・ビッグフットおよびサスカッチの目撃例はそれこそ膨大で、2006年現在で約2400件にも達する。
 この直立2足歩行する謎の獣人に関する報告は、アメリカの歴史と同じくらい古くからあり、記録に残る最初の事件は、1810年1月に発生している。
 ノースウエスト商事会社の外交員デビッド・トムソンが、オレゴン州ダレス付近のコロンビア川沿いを旅行中、これまでに見たこともない巨大な足跡を発見した。これが記録に残るビッグフットの足跡目撃第1号で、長さが約42センチ、幅は約24センチあった。

<グラスマン>
<目撃地域と形態>
・アメリカ、オハイオ州を中心にケンタッキー州、インディアナ州で目撃される獣人“グラスマン”は、推定体長2~3メートル、推定体重140~450キロ、足跡の長さ30~40センチ、ビッグフットによく似ているが、鉤爪状の3本指の足跡も発見されている。
 黒褐色、灰色もしくは白色の体毛に覆われた体は強烈な異臭を放ち、窪んだ赤い目をしている。金切り声を発し、しばしばトウモロコシ畑に出現する。
 知能が高く、草や木の枝で組まれたねぐらを作る。性格は大きな石を投げたり、イヌやシカを殺すなど攻撃的な面がある。瞬時に姿を消すという不思議な能力を発揮した事例も報告されている。ちなみに、グラスマンの名は、草(グラス)でねぐらを作ることからきている。

<正体の研究・考察>
<霊的存在、もしくはエイリアン・アニマル説>
・実は足の指が3本という獣人の目撃報告はオハイオ州のみならず、ペンシルバニア州、ルイジアナ州など、なぜかアメリカ東部に集中しているという興味深いデータがある。しかもこれらの地域はUFOの多発地帯だ。
 さらに興味深いことに、アトキンス親子の証言によれば、グラスマンは、その巨体をかき消すことができるのである。そこで浮上してくるのが、“霊的存在”説だ。
 事実、地元の住民の間では、そのテレポーテーション能力や高い知能から、何らかの霊的な存在ではないか、と考えている人が多い。また、グラスマンの出現時、UFOの目撃も多発していることから、エイリアンがUFOに乗せて連れてきた“エイリアン・アニマル”ではないか、という説も唱えられている。

<イエレン>
<目撃地域と形態>
・中国の湖北省の奥地、神農架を中心とする標高1500メートル以上の山が連なる地域で目撃される獣人が、“イエレン(野人)”である。
 成体の体長は1.8~2メートル。体形は肩幅が広く、上体が発達しておりがっしりとしている。

<人間とイエレンの格闘記録がある>
・イエレンの目撃証言は、記録に残されているものだけで、すでに250件を超えている。それもごく一部の人が、稀に遭遇するのではない。神農架や周辺地区に居住する人間にとっては、「また出たのか」というほど頻繁な話なのである。省都の武漢から西へ走ること約200キロの宜昌から、さらに車で12時間以上という行程の秘境での出来事なので、中央には伝わりにくいだけなのだ。
 だが、実際には目撃報告は現地には山と積まれ、生の声が第三者により客観的に処理されている。

・1974年5月1日、橋上人民公社清渓生産大隊の副隊長、殷洪発は、山系の林の中へ柴を刈りにいった。作業は順調に進み、人が近づく気配がしたときも、殷は見向きもせず、一心に鎌をふるっていた。
 ところが、何気なく顔を上げた彼は仰天した。長い毛を生やした大男が笑いながら手を伸ばし、彼を捕まえようとしていたのだ。

<イエレンの数々の痕跡や物証が収集された>
・「湖北省西北部奇異動物調査隊」。これが1977年3月に結成された。イエレン捜索隊の正式な名称だ。
 科学者、解放軍パトロール隊、地元の人民公社員などで構成され、人数は100名を超えていた。12の小隊に分かれた調査隊は神農架に分け入った。隊を待ち受けていたのは、埋もれていた目撃談の数々だった。
 たとえば、急にイエレンに体を強くつかまれ、身動きできなくなった話。ニヤニヤ笑っていたと語る男。スズメやイヌ、ロバの物真似をしていたと真剣に話す生産隊長。「ウーハイ」と叫ぶ、メスの小さいイエレンを見たという証言など、枚挙にいとまがなかったのである。
 調査隊の活動は半年に及び、イエレンとの遭遇こそなかったが、50件以上の毛髪、足跡、糞便の採取に成功した。この収穫はイエレン存在の傍証を固める点で、大きな前進だった。

・最も価値があったのは足跡だった。全体としては人間に似ているが、はるかに大きい。特徴的なのは親指が第2指より30度内側に開いていることだ。また前足の跡がなかったことで、イエレンがクマやサルとまったく異なると断定でき、現代生物学の常識の枠を大きく外れる存在であることが判明したのだ。

<中国科学院は「野人保護」のため調査を非公開に>
・徹底した聞き取り調査により、「イエレンと人間との混血が存在した」という秘話まで聞き出すことに成功した。30歳ぐらいの女性が、山中でイエレンにレイプされ、女の子を生んだというのだ。子どもは成長してもまっすぐ立てず、言葉も覚えず、野生そのままだったらしい。結局24歳まで生きて、事故がもとで死亡したと記録されている。
 その後、中国科学院は調査結果の公表に難色を示しはじめた。なかには「イエレン不存在説」を発表する研究員まで現れたのである。この動きは、イエレンの保護とその人権を認めたからではないか、といわれている。
 やがてイエレンに関する目新しい発表は、ぷっつり途切れ、現在、神農架一帯は外国人の立ち入りが禁止されている。

<化石霊長類ギガントピテクス進化説>
・「イエレンの正体は、進化した“ギガントピテクス”の可能性が高い」
 ヒトとサルの共通の祖先である始祖猿が進化する過程で、枝分かれしたものだというのだ。

<アルマス>
<目撃地域と形態>
・ユーラシア大陸北部の旧ソ連地域。その南部、コーカサス地方で目撃が多発している。人間ともサルともつかない未知の獣人。地元では、直立2足歩行するこの獣人を“アルマス”、もしくは“アルマスティ”と呼ぶ。

<旧ソ連科学アカデミーの調査>
・コーカサス山脈の北部地域、ロシアのカバルダ・バルカル共和国のクンジン村は「アルマスの村」として、現地では知らない者がいないほど有名で、古くから多数のマルマスが目撃されている。

・目撃者のなかには、「1930年代には、この村の近辺に住むアルマスは、すべて村の住民たちと共存共栄してきた」という者さえいるほどだ。

・同村の目撃者たちに関していえば、彼らはアルマスの存在をごくあたりまえのこととして捉えていた。そして、証言はきわめて具体的で、空想的な要素もまったく見られなかった。しかも、彼らが語るアルマスの特徴は、細部にわたって共通しているのである。

<最有力のネアンデルタール人説>
・アルマスは前述のように、目撃者の証言に一致する点がきわめて多いため、具体的な像が描ける。全身体毛に覆われている点では、ビッグフットなどに代表される獣人と同じだが、道具を使える点で大きく異なる。すなわち、アルマスはある程度の知能を有しているのだ。

<ロシアン・イエティ>
・ロシア北部を中心に、各地で目撃される獣人が“ロシアン・イエティ”である。体長約2メートル、燃えるような赤い目、全身に剛毛が生えている。ロシア国内におけるこれらイエティの目撃例は、1917年以降から確認できるだけでも、数千件におよぶという。

<人間との間に子どもをもうけたロシアン・イエティ>
・たとえば、19世紀中ごろに、アブハジア共和国で発見された「ザーナ」という雌のイエティの話は、特筆すべきものだ。なんとザーナは、数人の人間男性と肉体関係をもち、子どもまでもうけたというのだ。そして、ザーナが生んだ子どもたちもまた、人間たちとの間に子どもをもうけたのである。アブハジア共和国の首都スミフから約80キロ離れたトウヒン村に住む人々は、今でもザーナのことを覚えているという。

<ヨーウィ>
・“ヨーウィ”は、サルと人間の中間的な特徴を備えた獣人であり、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州沿岸部から、クィーンズランド州ゴールドコーストにかけた一帯に棲息するといわれている。なかでも、シドニー西方のブルーマウンテン周辺は、目撃多発地帯として有名だ。

・原住民のアボリジは「オーストラリア大陸全域で、2種類のヨーウィが存在している」と主張する。ひとつめの、よりサルに近い小型獣人タイプは、草食・肉食両方の食性をもつが、道具を使ったり、火を起こしたりすることはない。そして、もうひとつの大型猿人タイプは、間違いなく火を起こす技術を身につけているという。

<ヒバゴン>
<目撃地域と形態>
・広島県比婆郡西城町、同郡比和町、庄原市の中国山地にある比婆山連峰は、比婆山を中心に1200メートルクラスの山々が連なる森林地帯だ。このうち、主に西城町を中心とした地域に出没する獣人タイプの未確認動物がいる。それが“ヒバゴン”である。体長1.5~1.6メートル。体重は推定約80キロ。
 人間に似た頭部の形は逆三角形で、約5センチ長さの、逆立ってバリバリした茶色の剛毛が生えている。鋭い目つきに大きな耳。手は小さめで、体は筋骨隆々としている。全身が褐色もしくは黒い毛で覆われている。左足をひきずるようにして歩くのが特徴だ。
 知能は人間並みと思われるが、性格は臆病で、人間に危害を加えたり、農作物を荒らすなどの被害は報告されていない。

・ところが、人々がヒバゴンの存在を忘れ去ろうとしていた6年後、今度は広島県の東端、福山市山野町に、再び怪物が出現したのである。

<山野町に新たな怪物“ヤマゴン”登場>
<第3の怪物“クイゴン”登場!>
・その後、広島県御調郡久井町(現三原市)で、新たな目撃事件が起きた。ヒバゴン、ヤマゴンに続く、第3の怪物が出現したのである。

<正体の研究・考察>
<エイリアン・アニマル説>
・余談になるが、1974年9月から11月にかけて、広島県の東部一帯でUFOフラップ(UFOの集団目撃事件)が発生した。そのため、このヒバゴンがUFOから落とされた“エイリアン・アニマル”ないしは“ペット”だったのではないか、という仮説が一部のUFO研究家の間で唱えられた。一見、荒唐無稽に聞こえるが、実はこれは、突飛な仮説ではない。
 というのも、アメリカなどではUFOの出現と同時に、毛むくじゃらの怪物が現れる、という事件がしばしば起きているからである。なかには着陸したUFOの内部に、怪物が姿を消した、といった事件さえ起こっている。
 ヒバゴン出現のニュースはアメリカにも伝わっており、「ナショナル・エグザミナー」紙は、「ヒバゴンは原爆の副産物だ!」という記事を掲載して、日本に獣人が棲息していたことを大々的に報じている。
 この仮説が単に突飛なだけではない、もうひとつの理由は、広島のUFOフラップが終焉を告げると同時に、ヒバゴンもプッツリと姿を見せなくなってしまったことにある。一考に値する仮設かもしれない。

<カッパ>
・“カッパ”は川や沼、淵に棲息するという、妖怪型の未確認動物だ。北は北海道から南は沖縄まで、この妖怪にまつわる伝説は、日本全土で語り継がれており、古くから実在する生物だと考えられてきた。

<カッパは中国・唐から移住してきた?>
・熊本県八代市を流れる前川の徳淵ほとりには、「河童渡来之碑」がある。この石碑の由緒は古く、5世紀前半の仁徳天皇の時代まで遡るという。
 由来によれば、唐の時代、黄河の上流にカッパの一族が棲んでいた。あるとき、カッパの統領が移住を決心して、一党を引き連れて黄河を下り、日本海に出て、九州の大河・球磨川に棲みつくこととなった。その後、一族は繁栄し、9000匹にも増えたという。
 しかし、数が増えるにしたがい、人間にイタズラをする者も出てきた。そこで肥後(熊本県)の領主・加藤清正は九州中のサルを集めてきて、カッパたちを攻めた。
 さすがのカッパも、天敵・サルの攻撃にあってはなすすべもなく降参したのである。そして久留米の有馬候の許可を得て筑後川に移り棲み、やがて水天宮の使いとなったという。
 このように伝説に彩られているカッパだが、決して架空の存在ではない。その姿を実際に目撃したと語る人々が、数多存在しているのだ。

<ケンムン>
・鹿児島県の奄美大島には、カッパによく似た妖怪タイプの無確認動物“ケンムン”が棲息している。
 この怪物は頭に水の入った皿をのせ、全身が黒、もしくは赤色のサルのような体毛に覆われている。体長約1~1.3メートル。顔はサル(イヌ、ネコとも)に似て、髪はオカッパだという。まさにカッパもどきの生物だ。
 性格はイタズラ好きで気まぐれ、こちらが何もしなければおとなしいが、悪意をもって攻撃すると、必ず報復してくる。好物は貝類や魚。とくに、魚の目玉を好む。嫌いなものはタコと屁らしい。すみかは主に、ガジュマルの木の穴といわれる。

<キジムナー>
<アメリカ人形のような縮れ毛の怪奇動物>
・沖縄には“キジムナー”と呼ばれる怪奇動物が棲んでいる。人間の小さな子どものような体格で、ザンバラに垂らした真っ赤な縮れ毛、そしてサルに似た容貌など、ケンムンに非常によく似ているが、種類は異なると思われる。
 キジムナーは古木に宿る精霊と考えられている。とくに、ガジュマルなどの老木を好み、川岸や水辺によく出没する。好物は魚介類で、自ら海に潜って漁をすることもある。とくに魚の目玉が好物で、目玉だけがない魚の死骸があったら、それはキジムナーの食べ残しといわれるほどだ。

・また、人によって見えたり見えなかったりもするという。いささか妖怪じみた未確認動物だが、実際にこれを目撃した人は複数存在する。とくに第2次世界大戦前は、沖縄本島のいたるところで目撃されていた。
 たとえば前田サエさんは1933年の11歳当時に、キジムナーを目撃した。それは「アメリカ人形」のようで、木の枝からぶら下がっていた。縮れた赤い髪は長く、手はやせ細って、肌が赤く、小さな歯は真っ白だった。
 ところが、いっしょにいたサエさんの友人には、奇妙なことに「その子」はまったく見えなかった。帰宅して母親に話し、サエさんは初めてそれが、キジムナーという怪物だと知ったのである。

<怪し火を現出させるキジムナーの正体とは?>
・那覇市在住の山城善光氏は。日本唯一ともいわれるキジムナーの研究家であり、1982年に『ブナガヤ』という、キジムナーに関する貴重な書を著している(「ブナガヤ」とは、国頭郡大宜味村におけるキジムナーの呼び名)。
 キジムナーは、第2次世界大戦における戦禍と戦後の近代化の波に巻き込まれ、すでに絶滅したと考える人も多いが、山城氏は同書で、ブナガヤ=キジムナーが戦後も目撃されていることから、現在でも山林の谷川地帯にひっそりと隠れ棲んでいると主張してやまない。



『世界のUFO現象FILE』
並木伸一郎   学研パブリッシング    2011/3



<エイリアン・アニマル>
<ビッグフットは異星人のペットだった!>
・全身毛むくらじゃで異臭を放つ獣人タイプのモンスター。さらには吸血怪獣チュパカブラに代表される異形のUMAの出現現場には、なぜかUFOも多発することから、これら異形のUMAたちの正体は、宇宙人がUFOに乗せて地球に連れてきたペットの一種、つまり、地球外に起因するとみられる異常生命体の俗称で、“エイリアン・アニマル“と呼ばれて区分されている。
 たとえば、1966年から1967年にかけて、アメリカ、ウェストバージニア州のポイント・プレザント周辺に大騒動を起こした怪生物モスマンだが、1967年5月19日夜、木立の上を旋回中、空中に出現した赤く脈動する球形UFOに吸い込まれ、飛び去っていくのが目撃されている。
 1972年6月、獣人がらみのUFO出現事件が多発したアメリカ、ミズーリ州トロイで、現場付近に出没した全身毛むくじゃらの怪物は、“モモ”と呼ばれ、3本指の足跡を残していった。またペンシルバニア州南西部の山岳地帯には、身の丈3メートル近い獣人モンスターが生息。山岳家のボブ・フランスによれば、彼らの顔つきは人間に近く、知的で、UFO内から出現するのがしばしば目撃されているという。「ペンシルバニア未解明現象調査協会」を主宰するスタン・ゴードンは、1973年10月25日、同州グリーンズバーグで起こった典型的な実例をあげている。同夜、白色に輝く半球形UFOが農場に着陸。この直後、2体の異臭を放つ毛むくじゃらの怪物が出現した。農場のオーナーに銃撃されるビクともせずに、赤ん坊の泣き声に似た悲鳴をあげて森の中に逃走。事件後、現場から3本指の巨大な足跡が発見され、石膏にとられた。後日、この石膏の足跡が驚くべき情報をもたらす。2年後の1975年、透視能力者ピーター・フルコスによって、この足跡の写真が透視されたのだ。写真が密封された袋に手を触れたフルコスは、「これは大気圏外に由来する」と確信に満ちた口調で答えた。この発言は、謎に満ちた獣人モンスターの正体をさぐるうえで、一石を投じた。

・同じくペンシルバニア在住のジャーナリスト、スコット・コラレスも、目下、異形モンスターの代表格チュパカブラの正体が、エイリアン・アニマルだと主張するひとり。その根拠こそ、1984年2月、チュパカブラ発祥の地であるプエルトルコ、カノバナス近郊にあるエル・ユンケ山の熱帯雨林で起きたUFO墜落事件だ。この事件後、しばらくしてチュパカブラが姿を現し、ヤギなどの家畜の生き血を吸うという事件が多発したからである。もちろん、UFO内に姿をくらますチュパカブラの姿も目撃されており、エイリアン・アニマルの可能性を濃厚にしている。
 UMAの中でも異彩を放つ異形のモンスターたちの出現は、今も後を絶たない。やはりその正体は、地球外の天体からUFOに乗って、この地球に運ばれてきた存在なのだろうか。



『最強のUMA図鑑』
「失われた世界」に生きる未知動物たちの真実!
厳選した未確認動物約200種+謎に満ちた彼らの生態を解説!
並木伸一郎   Gakken  2011/5



<ロシアの最新獣人 ビッグフット(クリミア山中)>
・2011年3月、You Tubeに興味深い映像が流れていた。ウクライナのクリミア山中にビッグフットが出現したというのだ。撮影者はピクニックに来ていたのだが、その中の人物がビデオ撮影に成功した。

<新種の樹上棲獣人 樹上のビッグフット>
・2010年の年明け早々、驚くべき映像が公開された。かなり背の高い樹木の上に毛むくじゃらの生物が写っている。場所はアメリカ、メイン州ミルバレーの森林地帯で、散策中の人物が撮影したという。拡大された写真を見ると表情こそわからないが、普通のサルではなさそうだ。

<代表的な獣人UMA ビッグフット>
・アメリカ、カナダの山岳地帯を中心に棲息する巨大獣人。カナダではサスカッチと呼ばれる。常に直立2足歩行し、目撃例が膨大な点で他のUMAを圧倒する。

<トレイルカメラが撮影 ビッグフット(ワシントン州)>
・アメリカ、ワシントン州にあるマウントフッド国立森林公園の山中に設置されたトレイルカメラに、ビッグフット、あるいはサスカッチとおぼしき怪物が映り込んでいた。2006年ごろから数回にわたり、その黒褐色の毛に覆われた、ずんぐりとした謎の生物が森の中を歩いていたのだ。研究家によればビッグフットの可能性が高いというが、今後も人の気配を感じさせないトレイルカメラのおかげで、よりたくさんのビッグフットデータが集まるかもしれない。

<同地で目撃が多発! ビッグフット(オクラホマ州)>
・2006年5月28日。オクラホマ州アントラーズの北にあるキアミーチ山中で、白昼、ビッグフットが姿を現した。写真は狩猟用にセットされたカメラがとらえたもので、目撃者はいなかった。人の気配が感じられないせいだろうか。体長がかなりあるビッグフットが悠然とした立ち居振る舞いで木立をぬって歩いていき、視界から消えていく。

<ヒマラヤの雪男 イエティ>
・1889年、インドのシッキム州北東部の標高5200メートル地点で、L・A・ウォーデルが大きな足跡を発見し、イエティの存在が明らかになった。世界各地のイエティ調査団が派遣され、足跡の検証やヒマラヤのパンボチェ寺院に奉納されているイエティの頭皮などの学術調査が実施された。その後もイエティの足と見られるミイラ化したものも発見されているが、X線検査で既知の生物のものではないことが明らかになったという。その正体はチベットヒグマなのか、あるいはギガントピテクスのような化石人類なのか?

<獣人の親子 サスカッチ(ヴァンクーバー)>
・カナダでは、ビッグフットのことを「サスカッチ」と呼んでいる。未知動物研究家ランディ・ブリソンによって2010年3月、そのサスカッチがバンクーバーのピト湖で撮影された。

<甲高い声を発する獣人 ノビ―>
・アメリカ、ノースカロライナ州クリーブランド郡北部に棲むという伝説の獣人。類人猿のように毛深く、雄ゴリラのように頭が丸く、先端はトサカのようであるという。2009年6月5日、同地に住むティモシー・ビーラーは明け方近くの3時ごろ、このノビーに遭遇したが、威嚇して追い払ったという。2011年3月、ノースカロライナ州ルザフォードに再び出現した獣人ノビーは、別の人物によっても目撃された。

<中国の獣人UMA イエレン>
・中国湖北省の神農架を中心とする山地で1970年代に目撃が多発した獣人イエレン(野人)、身長は1.8~2メートルで、全身が黒みがかった赤い毛で覆われている。2007年にも2体の獣人が目撃され、出現が相次いでいる。

<「世紀の大発見」!? 冷凍ビッグフット>
・2008年8月15日、アメリカ、カリフォルニア州バロアルトから世界に向けての驚愕のニュースが発せられた。なんと、ジョージア州北部の森林地帯でビッグフットの死体が発見されたというのだ。身長210センチ、体重は200キロ強もあり、驚いたことにDNA鑑定も済んでいるというのだ。

<ボルネオの獣人 パロン山の獣人>
・2008年6月9日、ボルネオ島の西部の村で巨大な足跡が発見された。長さ1.2メートル、幅40センチ。推定身長7メートルの巨人のものだというのだ。イタズラではないかとも指摘されたが、本物だと信じる住民は否定。実は5年前にも同じ事件があったのだ。また、1983年にはボルネオ島西部のパロン山で村人が3メートルを超す獣人に遭遇。怪物は「ゲ、ゲ、ゲ、ゲ」と奇声を発しながら、2本足で森に逃げたという。

<山を降りたイエティ  マンデ・ブルング>
・2007年6月、インド北東部メガヤラ州ガロ山地のジャングルで、相次いで村人が謎の獣人を目撃、マンデ・ブルングとは現地で「森の男」の意味だが、目撃者のひとりによれば茶褐色の毛が全身を覆い、まるでイエティそのものだという。ゴリラの誤認説もあるが、この地にゴリラは棲息していないという。ヒマラヤのイエティがここに移住したのだろうか?

<湿地帯の獣 ハニー・スワンプ・モンスター>
・1963年、森林地帯が広がるルイジアナ州ハニーアイランド沼へ狩猟に出かけたハーラン・フォードは、沼地の奥の元キャンプ場で、異臭とともに出現した4体の怪物と遭遇。銃の引き金を引くと、怪物たちは沼の中に姿を消した。地面には3本指の足跡が残っていたので石膏型をとり、怪物の実在を証明した。異次元から来た動物なのか、いまだ決定的な説は出ていない。

<雪山の影  シルバースター山の獣人>
・2005年11月17日、アメリカ、ワシントン州のスカマニア郡のシルバースター山の尾根に獣人サスカッチらしき怪物が出現し、その姿がカメラで撮影された。

<ブラジルの怪人 バヒア・ビースト>
・写真は公表されたときよりも、かなり先に撮影されていた。ここは2007年7月、南米ブラジル、バヒアのポートセグロの川である。撮影者はミシガン州から観光ツアーで当地に来ていた15歳の少女だ。遠巻きから撮られているため、詳細を読み取るのは難しいが、頭には角が生えている。全身に黒いなめし皮のような光沢がある。手には何かを抱えている。魚だろうか……いや、もしかしたら怪物の子供なのかもしれない。その後、怪物がどうなったのかは誰も知らない。

<悪臭怪人 フォウク・モンスター>
・アメリカ、アーカンソー州フォウク地区のボギークリーク周辺で、特に40年代以降に出没しだした悪臭をふりまく獣人。98年に目撃例が増加すると、2005年、自宅の居間にいたジーン・フォードが窓の外に真っ黒な怪物を発見。夫のボビーは1.8メートルほどの怪物が窓際を離れるのを目撃した。このときも腐臭が漂っていたという。

<オーストラリアの巨大な獣人 ヨーウィ>
・オーストラリア、ニューサウスウェールズ州沿岸からクイーンズランド州ゴールドコーストにかえた一帯に棲息するという直立2足歩行の獣人。特に、1970年代にはシドニー西方のブルーマウンテン周辺で目撃が多発。1980年には、ついに毛むくじゃらの怪物がゆっくりと歩く姿が写真に撮られた。最新目撃は2006年で、木立に寄り添う毛むくじゃらの獣人や山道を歩く姿が目撃されている。オーストラリアにいた化石人類メガントロプスが、進化せずに現代まで生き残ったのだろうか?

<異臭を放つ獣人 スカンクエイプ>
・フロリダ州周辺に出没し強烈な刺激臭のある異臭を放つ。1948年ごろからフロリダでは獣人が目撃されているが、実在を裏づける近接写真が2000年にミヤッカ国立公園にある州道沿いで撮られた。

<鉤爪の3本指 グラスマン>
・アメリカ、オハイオ州を中心に目撃される獣人。知能が高く草(グラス)でねぐらをつくることから、この名前がつけられた。1988年、同州アクロンに住むアトキンス父子は、森林地帯で何度もグラスマンを目撃した。その証言に基づいてUMA研究グループが調査を行うと、グラスマンのねぐらや3本指の巨大な足跡を発見した。さらに、グラスマンは集団で行動していることも。同地はUFO多発地帯であり、その正体はエイリアン・アニマルか霊的な存在かもしれない。

<イエティの仲間か!? ルーマニアの獣人>
・2008年2月、ルーマニア、ヴァレンシア山中に出現した獣人。まだ雪が残る山道で、木の棒を引っ張って歩いていく姿が撮影された。ツヤのよい茶褐色の毛に覆われているが、撮影者も含めて詳細は不明だ。同月、モルタビア地方のブランチャでも、これとよく似た獣人が撮影されている。これまでヨーロッパ系獣人の報告はほとんどなかったが、実在の可能性が高まっている。

<アルビノ獣人 ホワイト・ビッグフット>
・2010年1月10日、ネットの動画サイトで白い獣人の姿が公開された。公開したのはアメリカ、ペンシルバニア州、カーボンデールにマイホームを購入したボール・デニス。裏庭は森林が隣り合っているのだが、住み始めてみるうちにそこから奇妙な喘ぎ声が聞こえてきたのだという。「ゼー、ゼー、ゼー」という呼吸音だ。裏庭に出て確かめに行ったが何もいない。異臭だけが漂っていた。撮影当夜、携帯カメラをもって裏庭に出ると森の中に淡い色に輝く獣人が写ったという。

<伝説の獣人 タトラ山のイエティ>
・東ヨーロッパのポーランド南部にはイエティが棲息すると噂されるタトラ山地が広がっている。2009年8月、そのタトラ山地で、イエティが岩場を歩く映像が撮影された。撮影者はワルシャワ在住のピョートル・コワルスキーだ。獣人は、撮影者の存在に気がつくと、岩陰に姿をくらましてしまった。実は、同じ時期にタトラ山地周辺では、イエティ出現が相次いでいる。異常気象のせいか、あるいは生活圏が脅かされているのだろうか。

<日本の獣人 ヒバゴン>
・1970年9月、「中国山脈の奥深く、類人猿が出没!」という新聞のニュースが報じられた。広島県東部の比婆山一帯に謎の獣人が出没したというのだ。足跡のみならず、12件の目撃事件が報告されると、地元町役場は「類人猿対策委員会」を設置。獣人は比婆山の名をとって「ヒバゴン」と命名された。だが、1982年に姿を現したのを最後に、残念ながら目撃は途絶えたままである。ちなみに日本ではこれ以後、1980年に広島県山野町でヤマゴンが、1982年には、広島県久井町でクイゴンが、1992年には岩手県山形村にガタゴンが出現した。いずれも足跡や目撃報告などの証拠は集まられたものの、正体はわからずじまいだった。UFOから落とされたエイリアン・アニマル、密輸入された類人猿などさまざまな説が提示され話題を呼んだ。


UFO説――数ヵ月前からこの近辺の上空に正体不明の火球が飛んでいた。もしそれがUFOで、テント近くに着陸してエイリアンが降りてきたら、どんな剛毅な人間でもパニックになって逃げだすだろう。(3)


<黒部渓谷の正体不明の足跡と奇妙な声>
・三俣山荘や雲ノ平山荘など、北アルプスでいくつもの山小屋を開設した黒部のフロンティア伊藤正一さんが、黒部渓谷で正体不明の足跡を発見し、奇妙な声も聞いたことを雑誌や週刊誌に書いている。
 1960年8月、伊藤さんは仲間4人と黒部川をさかのぼって黒部本流と岩苔小谷との出合を右に渡り、砂地の河原に出た。「立岩」という名の奇岩が見えるところにさしかかったとき、足もとの砂の上に3本指の不思議な足跡を見つけた。伊藤さんは、これが猟師たちが言っているカッパの足跡だろうか?と思ったという。
 この目撃談が広まると、週刊誌が「カッパの足跡か ⁉」と大きく報道した。週刊詩の記者が足跡の写真を持って動物学者の意見を聞いてまわったところ、ほとんどの学者は「わからない」ということだった。中には「カモシカの奇形では……?」と答えた学者もいたという。

・また伊藤さんは黒部渓谷で、猟師から不思議な言い伝えを聞いた。それは、山のなかで「オーイ」という声が聞こえたらそれはバケモノの叫び声で、こちらが「オーイ」と答えると、ふたたび「オーイ」と返事があり、声をかけあいながら不可思議な力に引き寄せられて、最後は行方不明になるというものだった。
 伊藤さんは山のなかで「オーイ」という声を何度も聞いている。もちろん登山者が呼んでいることもあるが、絶対に人がいるハズがない場所から夕暮れ時によく聞かれ、二声三声つづき、音色は若い男性のものに似ていたという。
 この怪声はたくさんの人も聞いていることから、錯覚や幻聴ではないようだが、その動物の正体はまだわかっていない。

<カナダの獣人サスカッチ>
・カナダ北西部のブリティッシュ・コロンビア州からユーコン河流域にかけての山岳地帯では昔から、正体不明の獣人が目撃されている。地元のインディアンが「サスカッチ」と呼び、身長2~3メートルの巨人で、全身に灰褐色の毛が生えているという。
 サスカッチが棲息する地方では、インディアンの親が子を叱るのに「おとなしくしないとサスカッチが来るよ」とおどかすそうだ。古老のインディアンによれば、サスカッチは白人が大勢やってくる前はよく見かけたが、最近ではめったに目撃されなくなったという。
 巨人だから足も大きい。大きな足跡が残されることから、「ビッグフット」と白人は呼んでいる。

・グレートベア湖とフォートネルソンの中間、ユーコン地方のある渓谷で、鉱山の試掘をしていた男の首なし死体が発見されたことがある。犯人は原住民だ、山に逃げ込んだ犯罪者だ、鉱山関係の仲間の仕業だ、グリズリーに喰われたんだ、などと騒がれ、調査のため飛行機が飛んだが、手がかりは得られなかった。
 ただ、近くの雪の上に大きな足跡が点々とつづいているのが見つかったことから、犯人はサスカッチらしいという噂が流れた。

・1905年(明治38)に、猟師の一団がハリソン湖の北200キロの山中でカリブー狩りをしていたときに、親子のサスカッチに遭遇した記録がバンクーバーの国立公文書館に残されている。それによると……。
 猟師たちは2人ずつのグループに分かれて猟をしていた。あるグループが、ブッシュのなかに灰褐色の毛で覆われた動物を見つけて銃を発射した。するとその動物は突然二本足で立ち上がると、ものすごい形相で猟師を睨みつけて泣きわめいた。身長は1メートル60センチくらいで、人間ともサルとも異なる獣人だった。
 銃弾はかすった程度だったが、盛んにわめき声を発していると、どこからもなく身の丈2メートル50センチもある獣人が現われ、急いで小さい獣人を抱きかかえた。
 2人の猟師は恐怖にふるえながら、しばらく凝視していた。すると、巨人のほうは小さいほうの顔を見てなだめるような声を出し、猟師に対して怒りの表情を示した。それから小さいほうを引きずるようにしてブッシュのなかに消えていった。巨人の仕種には、母親らしいやさしさが感じられた。
 2人の猟師は急いで仲間たちにこの獣人との遭遇を知らせたところ、インディアンがサスカッチと呼んでいる獣人だと教えた者がいた。皆、怖がって、追跡する者はひとりもいなかったという。

<中国で頻繁に目撃される野人>
・中国の山岳地帯で、人間でもサルでもない正体不明の動物「野人」が頻繁に目撃されている。
 湖北省の、揚子江の北に連なる山岳地帯は、パンダや金糸猴など珍獣の生息地としても知られている。その神農架山一帯では、周辺の住民が野人と次々に遭遇。目撃者は数百人にものぼるという。

・目撃者にオランウータンの写真を見せたところ、「よく似ているが野人のほうが毛が長かった」と答えたという。
 その後も野人を捕えたというニュースは入っていないが、目撃者の話を総合すると、野人は標高1500メートル以上に棲み、身長2メートル以上、体毛はサルよりも長くて赤黒く、二本足で歩行し、「チャー、チャー」と鳴き、口元はサルによく似ている。足の長さは約40センチ、残されていた体毛も調べたところ、霊長類のものとわかった。

・数多くの目撃例には変わった報告もある。1947年のこと、神農架の羊角堂という村で、国民党の軍隊に徴用されていた男の証言。
 目も前に大きな8頭の野人が飛び出した。部隊はこれを30日間も追跡し、ついに野人を一軒家の中に追い込み、この家を焼き払った。7頭は逃げてしまったが小さい1頭だけを捕え、村へ連れて帰った。野人は、全身に赤い毛が生え、サルのような顔で人間に似ていて、長い髪の毛は肩までかかっていた。兵隊たちは、野人が薬になると聞くと、切り刻んで各隊に配ってしまったという。

・この野人の正体だが、ヒマラヤの雪男、北アメリカのサスカッチなどと同じく、50万年前に絶滅したとされるギガントピテクスの生き残り説が有力。雪男のように、足跡を見つけたのではなく、多くの人たちが遭遇していることから、生け捕りにされて正体が解明される日は遠くないかもしれない。

<コーカサス山脈の謎の獣人カプタル>
・旧ソ連領のカスピ海と黒海をつらぬくコーカサス山脈には、あまり知られていないが、「カプタル」と呼ばれる獣人が目撃されている。

・一見、人間のようでもあり、全身は黒褐色の柔毛に覆われ、頭の毛は肩まで垂れさがり、身長は約1.8メートル。頭には短い毛が生え、直立歩行し、まばたきをしないでジッと中佐を見つめていたという。
 
・その後、旧ソ連の狩猟監督官ベ・カ・レオンチェフが夜、山中で焚火をしていて50~60メートルの距離に獣人を目撃。身長は2メートル以上もあり、全身、黒褐色の毛が生え、二本足で歩行していた。
 このカプタルは山岳地帯の雪原の緑や氷河の近くに棲んでいて、ときどき山里におりてきては畑のトウモロコシを奪っていくという。
 
・山麓に住んでいるイブラギム・ガドジェフが調査隊に語ったところによると、彼は前年の夏、山のなかで不意に20メートル前方の岩陰から毛むくじゃらのカプタルが現われ、こちらを見て威嚇するように歯をむいて立ちはだかったという。
 また、猟師のガムザドフ老人は、カプタルとは幾度も山の中で遭ったことがあると語った。
 このカプタルの正体を、当時の旧ソ連の学者たちは、アフリカ大陸で化石で発見された、50万年前まで生存していたとされる類人猿のアウストラロピテクスではないかと推定しているという。

<謎の雪男>
<雪男の足跡写真を発表した登山家>
・一方、ヒマラヤ山麓で生活しているシェルパ族の人たちのあいだに、「イエティ」の伝説がある。イエティは2種類いて、「ミティ」と呼ぶ大きいほうの身長は2メートル以上、凶暴で、大きな動物を襲って食べる。「チュチ」と呼ぶ小さいほうは人間くらいの大きさでおとなしい。イエティは全身赤褐色の毛で覆われ、顔に毛はなく、頭部は尖っている。このイエティの尖った頭皮と伝えられているのが、ヒマラヤ山麓にあるラマ教のパンボチェ寺院などに今でも残されている。
 この伝説上のイエティと雪男は、同じ動物だとされている。イエティは日本のカッパや天狗などの怪物と異なり、50年前に絶滅したとされるギガントピテクスの生き残りの可能性が高いとする説もある。
 正体不明の雪男の足跡は19世紀からときどきヒマラヤ山中で発見されてきたものの、あまり注目されることはなかった。雪男が世界中に知れ渡り、雪男ブームまで起こるキッカケをつくったのは、イギリス人のエリック・シプトンが1951年、アメリカの『Life』誌などに発表した雪男の足跡写真だった。

<雪男を近くで観察したポーランド陸軍中尉>
・雪男との遭遇に戻ろう。ラウイッツたち一行は、ヒマラヤを超えて眼下にインドの大地が見えてきた雪の斜面を下降していた。遥か下方に2頭の動物が見え、近づいても逃げる様子がなく、30メートルの距離まで接近してびっくりした。2頭とも、身長は2メートル以上あり、全身赤みを帯びた茶色の毛むくじゃらで、二本足で立ち、熊とも類人猿とも違っていた。これから下ろうとする先にそいつがいるので5人は立ち去るのを2時間以上待ち、じっくり観察することができた。が、いつまでも去らないので仕方なく、2頭をよけて遠回りをして急峻な雪の斜面を下ったのだった。
 ラウイッツは、著書のなかで次のように回想している。
「一体、あれは何だろうか? この疑問は幾年もの間私の脳裡から離れなかったが、最近ある科学探偵団の報告書のなかに、ヒマラヤ山脈のなかで雪男の足跡を見たという記事があるのを知ったが、私たち5人がこの目ではっきり見たのが確かに雪男であるに違いあるまいと思っている」

<鈴木紀夫さんがつかんだ雪男の正体>
・どうして鈴木さんがヒマラヤに?と多くの人は思ってしまうが、鈴木さんが小野田さん救出の翌年から雪男に興味を注いでいたらしく、すでに6回もヒマラヤに雪男を捜しに出かけていたのだった。
 最後となった6度目のヒマラヤ行きは、前年の9月に日本を発ち、ダウラギリⅣ峰の山麓にベースキャンプを設けてシェルパと雪男捜しを行なっていた。もし雪男を見つけることができたら世界初のビデオ撮影を、と狙っていたという。

・その半年後、享子夫人と3人の登山家がふたたび捜索のため現地へ行き、9月28日に、標高3700メートル付近で白骨化した鈴木さんの遺体とシェルパの遺体を発見した。

・鈴木さんの悲報で、わたしたちは「雪男」の姿をビデオで見るチャンスを失ったことになる。志なかばで遭難されたことは惜しまれてならない。



『日本のかっぱ』   ――水と神のフォークロア
河童連邦共和国  監修  桐原書店    1991/7



<水の神・かっぱ     白井永二(河童連邦共和国名誉顧問)>
<豊橋にて>
・私が生まれ育ったのは、東三河(愛知県)の豊橋です。

・水神を古典では「みづち」ともいいます。かっぱをそう呼ぶ地方も残っています。

・八坂神社が創建されたのち、すぐ近くの祇園寺に牛頭天王が祀られました。牛頭天王というのは、古代インドの仏教寺・祇園精舎の守護神といわれる外来の神ですが、怒りにふれると疫病にかけられ、逆にあつく崇敬すると病魔を免れるという説話とともに、信仰が広まりました。

・ともあれ、本来は6月の水神祭が八坂神社と牛頭天王とが修合して今日伝わる祇園会の原形となったのです。ですから、早くに町場など全国に勧請された祇園社や天王社の夏祭りは、囃子を賑やかに、山車や錺り物を美しく、神輿をもみにもんで、人の心も浮き立つようにして疫病神を足早に送り出します。隣村の神輿と出会ったりする風が夏の祭事として、全国に広まりました。そして、往々にして、各地に古くからあった人形を藁でつくって川に流したりした病除け、虫除けなどの信仰や祭事と結びつきました。ことに農耕には水が命で、川の神、海の神、井の神など水神への祈り、五穀豊穣の願いが切実なために、もとから行われていた水神祭が祇園会すなわち夏祭りに結びつくようになりました。
  
・水神を古典では「みづち」ともいいます。かっぱをそう呼ぶ地方も残っています。水遊びをする時節であり、子どもの水難が多い季節ですから、水難除けの祭りともなります。

・国学院大学で折口信夫先生に学んだのです。柳田国男、折口信夫の両民俗学者の業績は、つとに知られていますから、ここでは省きます。印象深かったのは、折口先生が、ご自宅の玄関を入ってすぐの高所に、神棚をつくって、河童大明神のご神像を祀っておられたことです。「これは青森で受けてきたんだ」とおっしゃいました。
 神棚の下をくぐって上がらせていただくので、どうしてもご神像を目の前に見ます。かっぱの姿を見たのはそれがはじめてです。青い体で、口がとんがっていました。今は、国学院大学の折口古代研究所に祀られています。折口先生の研究会で、お弟子さん仲間でかっぱ祭というのをしていました。みなが思い思いのかっぱの扮装で登場し、筋書は、先生がつくり、舞台で踊ったり芝居をしました。

・柳田、折口先生について、かっぱは神であり、信仰の対象であった本流を探るべきことを教えられました。全国各地から丹念に採集したさまざまなデータを整理分類して、はじめて学問的な研究対象とし、実証してみせたのが民俗学者の仕事だったといえます。私自身、体験や伝聞で得ていた知識がいろいろと意味をもち、新しい発見や考察に結びついたことで、目のウロコが落ちる思いでした。

・この世に生を受けて産湯をつかい、世の去り際に末期の水を口にするまで、人間は水なしでは生きてゆかれません。農耕生活にきわめて重要であることもすでに述べました。田植えの前に、田の水口の前で祭祀を行なう祭り、夏の水不足の折に行なう雨乞いなど農事に密着した田神祭は、すべて水神信仰を基調としています。
 水神とみなされる蛇、竜、ナマズ、ウナギ、河伯(川の神)、そしてかっぱ(河童)などは、ときとして、零落し、妖怪化します。柳田国男先生の『山島民譚集』は、こうした学究の先駆でした。ことに、かっぱは、神様として崇められ怖れられることがあるかと思うと、一方で、人間にかなり近づいて畏れられたり笑われたり、膏薬など秘伝家薬を人に教えたりすることもあります。だからこそ、全国にかっぱを愛好する人も大勢いるわけです。かっぱの人との交わり方は、零落というより、ほかの神様よりずっと密接に人間とかかわり暮らしとからみ合って、神人和楽の標本のような神様だといえます。

<灌漑社会とかっぱ   永田恵十郎>
<かっぱは妖怪説に異議あり>
・平凡社の「大百科事典」によると、かっぱは「日本で最もよく知られている妖怪の一つで、川や池などの水界に住む」とある。が、妖怪という呼び方には異議がある。
 かっぱは、灌漑社会の水配分のルールを守り、稲作生産の安定的持続を支えてきた尊敬すべき生物である、と私は信じているからだ。
 その理由をくわしく述べるまえに、もう一つ強調しておきたいことがある。それは、灌漑社会とかっぱとの結びつきは日本だけではなさそうだ、という考え方である。
 平成二年(1990)8月、私はバリ島の水利用組織スパッタを調査する機会があった。夕食後のひととき、調査を手伝ってくれた現地の人々に日本のかっぱの話をしていたところ、一人の人物が突然叫んだ。
「バリ島のトーニアは日本のかっぱと同じだ」
 日本と同じように灌漑社会であるこの島も、やはりかっぱはいたのである。そういえば、中国には水虎と呼ばれるかっぱがいるし、台湾大学漢教授のご教示によると、台湾では水虎を水鬼と呼んでいるという。
 これらの事実から考えると、稲作を支配的な農耕形態とする国々—―灌漑社会の国々には、かっぱと同じと目しうる生物が生息している、といってよさそうである。今後の研究で、韓国、タイなどについても確認しなければならないのはもちろんだが。

・ところで、筑後川の中下流領域は、西日本のかっぱが集中して生息しているところだが、なかでも田主丸町は有名である。この町で入手した文献によると、わが国のかっぱは九千坊なる大将に率いられて中国から渡来し、肥後の国球磨川にすみつくのだが、ある事情があって加藤清正に追放されたので、新天地を求めて筑後川に移動したという。
 この文献に依拠する限りでいうと、わが国へのかっぱの渡来は、戦国末期と考えてよいのだが、実はそのことがある歴史的事実と結びついていることを見落としてはならない。日本農業史の研究によると、わが国で水利施設の本格的な建設が開始されたのは戦国末期から近世初期にかけてであった。
 水利施設の建設が格好のかっぱ生息地を広くつくりだしたことはいうまでもない。その情報をいちはやくキャッチした九千坊は、一族を引き連れてわが国に渡来し、以後全国にひろがっていったのではなかろうか。この仮説は、かっぱを意味する語が文献に現れるのは近世以降であるという事実とも符合する。

<伝承かけめぐり    和田寛>
・かっぱは、水界にすむ妖怪とされ、伝承は北は北海道から南は沖縄に至るまで日本全国に広く分布している。

<アイヌと和人伝承の混在—―北海道>
・北海道のアイヌ伝承で、かっぱとおぼしきものは、ミンツチと呼ばれる沼または川にすむ半人半獣の霊物で、ときにはシリシャマイヌ(直訳すれば「山側の人」)と呼ばれる。

<神様になったかっぱ――青森県>
・青森県の岩木川は、県西部の津軽平野を潤しながら、太宰治が「気品があるがはかない感じ」と評した十三湖に注ぎ日本海に至る全長102キロの河川である。この岩木川の流域には、水虎様と呼ばれる、かっぱの姿をした神様が祀られている。

<赤い顔をした遠野のかっぱ――岩手県>
・同市松崎の光興寺橋の近くにもカッパ淵があり、そこにすんだというかっぱの名をつけて「太郎河童淵」と呼んでいる。
 遠野のかっぱは顔が赤いといわれているが、いま遠野で売られているかっぱグッズは青い顔をしたものが多く、いささか興ざめである。

<「川童」姓を引き継ぐ磯良神社の宮司――宮城県>
・宮城県加美郡色麻町一の関に磯良神社(おかっぱ様)がある。昔、坂上田村麻呂の軍がこの地にさしかかった折、豪雨のため川が増水して進軍を阻んだ。そのとき、水練に長じた東右衛門という男が従軍を申し出て、激流をものともせず水先案内を果たした。坂上将軍は歓喜し、彼に「川童」の姓とともにこの地を与えた。東右衛門の死後、里人はこの地に祠を建て川童明神として祀った。この神社の宮司は、いまも川童姓で、「川童相伝カッパ膏」を伝えている。

・あまり知られていないが、色麻からそう遠くないところ、同県の玉造郡岩出山町上山里にも、磯良神社(河童明神)の小祠がある。昔、藤原秀郷に仕えていた虎吉というかっぱが、ふとしたことから正体がばれ、田子谷の沼にすみついた。そのかっぱの死後、里人が祠を建てて霊を祀ったといい、いまでは、婦人病に霊験あらたかな神とされている。

<関八州の総元締めは女がっぱ>
・利根川は関東地方の中央部を貫流し、銚子で太平洋に注ぐ、日本最大の流域面積をもつ大河であるが、その流域には数多くのかっぱ譚が伝わっている。そのなかで特に有名なのは関八州のかっぱの総元締めである祢々子(ねねこ)かっぱだ。渡来かっぱで九州かっぱの総元締めとなった九千坊かっぱも太刀打ちできなかったという女かっぱである。

<かっぱに説教した地蔵尊――埼玉県>
・サクラ草の自生地として知られる埼玉県志木市の柏町の法幢寺にかっぱに説教をした地蔵尊が祀られている。昔、ある男が馬を連れて柳瀬川に行くと、かっぱが馬の尻尾をつかんだので、馬は悲鳴をあげた。その悲鳴を聞いたこの地蔵がかっぱを一喝し、こんこんと説教したので、かっぱは改心したといわれている。

<かっぱが伝えたアイス薬――新潟県>
・翡翠(ひすい)の原産地として知られる新潟県糸魚川市の西海に吉兵衛のアイス薬というかっぱ薬が伝わっている。
 昔、吉兵衛という男が海川でかっぱを捕らえ、詫び証文を書かせたうえで、腕を返してやると、かっぱは傷薬の製法を教えた。これがアイス薬である。

<蓮如上人ゆかりの「カワソの名刀剣」>
・石川県金沢市二俣町の本泉寺は蓮如上人ゆかりの名刹として信仰をあつめているが、この寺に「カワソの名剣」と呼ばれる寺宝がある。昔、川の掘替工事をしていた人夫たちが悪いカワソ(かっぱ)を捕らえて殺そうとしているのを見た上人が、懇々と非を諭したうえでカワソを放してやった。するとその晩、命を助けられたお礼に持ってきたのがこの剣だという。

<ガタロは冬になればヤマタロに――奈良県>
・奈良県吉野郡大塔村の辻堂といえば錦草というかっぱ薬でよく知られている。昔、厠で悪戯をして手を切り落とされたかっぱが、手を返してもらったお礼として教えたのがこの打ち身、切り傷の薬である。

・なお、この地でもかっぱのことをガタロと呼び、ガタロ(川太郎)が冬になると山に入ってヤマタロ(山太郎)になるというかっぱ去来伝承がある。

<陸に上がれなかった甲羅法師――和歌山県>
・和歌山県の南部、白い砂浜の続くビーチリゾート地、西牟婁郡白浜町の白良浜に、甲羅法師の碑がある。甲羅法師というのは、この地におけるかっぱの方言で、昔、瀬戸にすむ彦左という男が、白良浜でかっぱと相撲をとって勝利をおさめた。

・なお、和歌山県の中・南部では、甲羅法師が冬になると山に登ってカシャンボになるといわれている。

<彼岸に山川を去来するガラッパ――鹿児島県>
・鹿児島県ではかっぱのことをガラッパと呼んでおり、「ヒー・ヒョー」と啼きながら、春の彼岸に川に下り、秋の彼岸に山に上るといわれている。川内川河口の町、川内市にはガラッパの伝承が多く伝わっており、毎年8月中にガラッパドン祭りが行われている。

・なお、県南部の奄美大島では他所でかっぱとして語られる話がケンモンという妖怪の話として語られることが多い。

<キジムナーは蛸が嫌い――沖縄>
・沖縄でかっぱに類似した妖怪といえばキジムナーで、セーマ、ブナガヤなどの異名もある。この妖怪は、赤面で赤い髪をした小童。
・縄でかっぱに類似した妖怪といえばキジムナーで、セーマ、ブナガヤなどの異名もある。この妖怪は、赤面で赤い髪をした小童といわれ、古い木の穴に住んでいるが、海のことにくわしく、怪力で、相撲を好み、いたずらもので、蛸、鶏、屁などを嫌うといわれている。
・中頭郡与那城村平安座にキジムナーと友達になった浜端爺の話が伝わっている。昔、平安座島の浜端爺は、キジムナーと友達になって、大金持ちになることができたが、いつまでもつき合っているのが煩わしくなり、キジムナーが嫌う蛸を門口に吊るし、鶏の鳴き声をまねたので、キジムナーが逃げ去り、ほどなく、もとの貧乏に戻ってしまったという。



『最新! 秘密結社の謎』
世界の裏側で暗躍する組織の実態を暴く
知的発見探検隊    イーストプレス   2011年7月15日



<エコロジーを実践しカッパとの共生をはかる「下総カッパ団」>
・下総カッパ団は、1724(享保9)年、下総国印旛村の豪農、安田伝兵衛によって設立された人間とカッパの親睦団体だ。大の相撲好きだった伝兵衛が印旛沼で出会ったカッパのシンサクと偶然相撲をとって勝ったことで、意気投合。カッパと人間の共生を目的として旗揚げされた。設立当初は、うなぎ釣りや川相撲、水泳などの各種の催事を開き会員数は増え続け、最盛期には300名もの会員数を誇ったという。

<ナチスを生みだした秘密結社トゥーレ協会>
・ナチスは1926年から1942年まで毎年、チベットや中央アジアに遠征隊や調査団を派遣しました。何を探し求めていたのかといえば、アガルタです。
 アガルタとはフランスのオカルティスト、J・A・サン=ティーヴ・ダルヴェードルが詳しく紹介した一種の桃源郷です。
 彼はその死後の、1910年に出版された『インドの使命』という著書で、世界の中心に当たるアジアの地下深くに不可視の王国があると述べています。

<グレート・ホワイト・ブラザーフッド>
<神智学協会やゴールデン・ドーンを生んだ謎の集団>
<多くのオカルト結社に影響を与えた存在>
・ブラヴァツキー夫人が神智学協会を創立する際、多大な影響を受けたとされているのが、ヒマラヤで出会ったグレート・ホワイト・ブラザーフッドだ。

<未知の上位者との交信で真理に近づく>
・グレート・ホワイト・ブラザーフッドは、太古の昔より天界や宇宙の超存在と交信し、授かった智恵で人類を導き続けてきたという。

・交信できるのは、マスター(導師)と呼ばれる一部の者だけで、そうそうたる人々の名が連ねられている。超存在が何者であるかは不明だが、その導きに従えば、人間の内に秘められた真理に近づけるとされる。

・こうした神秘性を高める構造は、オカルト系秘密結社でよく見られる「未知の上位者」のシステムと呼ばれる。

・オカルト要素に満ちたグレート・ホワイト・ブラザーフッドは、未知の上位者からの情報を伝えることで、そのカリスマ性を維持していた。

<地球外生命体の正体>
<地球を揺るがす秘密をNASAと秘密結社が隠蔽>
<エリア51には宇宙人がいっぱい!?>
・地球には既に知的な宇宙人が到来しているという説がある。そして、宇宙人とアメリカ合衆国とNASA既に接触しているというのだ。

・また、ネバダ州にあるアメリカ空軍の実験施設エリア51周辺ではUFOらしき未確認飛行物体が何度も目撃されている。

・そして、エリア51には極秘裏にロズウェル事件の残骸が運び込まれ、地球外生命体から得た技術でUFO研究が行われ、リトル・グレイと呼ばれている宇宙人が存在しているなど、様々な憶測が飛び交っている。

<信じられている噂>
<地球外生命体を隠し続けるNASA>
・NASAは実は地球外生命体と既に接触しているという噂が後を絶たない。
 NASA中枢には根強い秘密隠蔽派が存在し、秘密結社と結びついて、これまでの発見や地球外生命体に関する情報を隠し続けているというのだ。



UFO説――数ヵ月前からこの近辺の上空に正体不明の火球が飛んでいた。もしそれがUFOで、テント近くに着陸してエイリアンが降りてきたら、どんな剛毅な人間でもパニックになって逃げだすだろう。(2)


『妖獣バニヤップの歴史』
オーストラリア先住民と白人侵略者のあいだで
藤川隆男   刀水書房   2016/8/17


   
<バニヤップ>
・民俗学的研究はふつう、対象とする民族や集団のさまざまな文化活動を記録しようとします。しかし、ドリーミングの意義が強調されると、創造の物語と常に繰り返される再生に関わる儀式や物語、神聖で秘密の物語に研究の焦点は絞られます。パーカーが集めたような物語は、子供っぱいものとしてドリーミングの人類学的世界から排除され、童話の世界に追いやられました。バニヤップの運命は決まったのです。白人世界では、童話のキャラクターになりました。

<悪霊>
<霊たち>
・オーストラリアの人類学にとって、これがもたらした結果の一つは、アボリジの人びとが「ドリーミング」の祖先とは別だと思っていた霊的な存在に関わる、伝説的な信仰の軽視である。神話では、これらの精霊は大地の「創造者」ではない。創造者と同じ時代に生きていた場合があるかもしれないが、むしろアボリジナルの人びとと景観を分かち合う共存者である」。バニヤップはまさしく、クラークの言うところの創造者ではない精霊、共存者にあたります。

<魔術師やバット・バット>
・遠隔地から来るアボリジナルの人びとは、しばしば魔術師だとか野生の黒人として恐れられた。おそらくヨーロッパ人による入植によって、「文明化した」先住民と「野蛮な」先住民というカテゴリーが生まれるにともなって、野生の黒人に対する恐怖が高まったようだ。マリー川流域の先住民は、月や星の特殊な動きが野生の黒人が来る前触れだと信じていた。魔術師は、生命や自然に働きかける力を持つもので、1980年代のマリー川流域では、もはや死んだ人間とも生きている人間とも関係がない霊的存在と思われていた。魔術師はクラティ(羽根の足)と呼ばれ、恐れられており、ウッズ・ウェルという場所に実際に現れたといわれている。

・霊的存在の一部は、かつては人間であったと考えられている。リヴァーランド、つまりマリー川の中流域に潜むウィト・ウィトはその好例である。それは女の悪霊で、狩人から獲物を遠ざけて妨害するといわれる。レイク・アレクサンドリーナに面するビッグ・ヒルの崖の洞窟には魔女が棲んでいるといわれる。ポイント・マクレイの親たちは、ビッグ・ヒルから魔女がやって来てさらっていくぞ、と子供を怖がらせるという。
 バット・バットは、危険だけれども間抜けな悪霊で、腕と足が一本ずつしかないとされる。昔の人びとは、バット・バットが現れるのに備えて、蛆虫を袋に入れて持ち歩いていた。バット・バットに出くわすと、人びとは横たわって、目と口に蛆虫を入れるのだそうだ。そうすると、バット・バットは騙されて、死んだと勘違いして通り過ぎるのだという。

<水の霊・ムルヤウォンク>
・クラークによると、一般的にバニヤップと呼ばれる水の悪霊は、動物的な特徴を持つとされる場合もあるし、人間的な特徴を持つとされることもある。アデレイドの東方、車で2時間くらいのところにあるスワン・リーチの近辺の人びとは、19世紀中頃、マリー川に棲む水の悪霊を恐れていた。しばしば目撃されているが、姿ははっきりせず、巨大なヒトデのようだといわれている。マリー川流域の先住民は、それよりももっと人間に近いものを想像しており、ムルヤウォンクと呼ばれている。

・19世紀の宣教師で、先住民について多くの記録を残したジョージ・タブリンによれば、「先住民たちはまたムルヤウォンクと呼ばれる水の悪霊を恐れていた。レイク・アレクサンドリーナでしばしば耳にする轟きわたる音はこの悪霊の仕業だとされる。これを聞いたものはリューマチになるといわれている。それは半分人間、半分魚の奇妙な姿をしており、髪の毛の代わりに短く切った水草がからまっている」

・「それはとてもアザラシに似ているが人間のようなあごひげを持っている」。タブリンは、この他に先住民が水の中の動物を見てムルヤウォンクだと騒いだけれども、実際は馬だったという例も記録しています。
 タブリンはこうも述べています。「先住民はムルヤウォンクがいることを固く信じている。彼らは、その姿を見たと主張し、一匹が死んで、ランキンの渡しを下った湖岸近くで腐っていたと言っている。彼らによると、はるか昔、湖のそばで遊んでいた少年がムルヤウォンクにさらわれた。その父親はまじないの呪文を唱え、油を体じゅうに塗って、ロープを持って湖の底に降りて行った。彼が周りを見渡すと、そこかしこにいるムルヤウォンクはすべて眠っていた。そのなかに彼の子供もいた。彼は近づいて子供にロープを結び付け、水面に浮きあがってから、子供を引き上げた」

<鳥の悪霊・ミンカ>
・19世紀半ばの入植者リチャード・ペニーによると「ムルダウビー」は悪霊の名前で、かなり我われのサタンと似ている。先住民が語るその姿は古典的なカトリックの悪魔の描写にそっくりだ。

・1980年代に信じられていた悪霊の鳥はミンカ鳥である。ミンカ鳥は、アデレイドの南東のマウント・パーカーの洞窟に棲み、毎晩そこに戻るという。スフィンクスのような鳥もいて、人間のような顔をしている。夜に家の付近に来て、赤子のような声、あるいはキツネのような声を出すともいう。ある若者は次のように言っている。「ミンカ鳥を殺したら、羽をすべて焼かなければならない。なぜなら、羽の一つ一つがミンカ鳥になるからだ。フェニックスのようなのだ」。

<死者の霊>
・アボリジナルの世界には、人間と同じ環境でいっしょに暮しているさまざまな霊がいたこと、いることを理解していただけたと思います。もう一つ忘れてはならないのが人間の霊です。すでに人間の霊が悪霊となった例としてナウト・ナウトを取りあげましたが、次は人間の精霊です。
 伝統的な先住民の人びとにとって、精霊は不滅です。死によって、肉体は滅んでも精霊は生き続けます。

・松山先生によれば、「アーネムランドのアボリジナルは、二つの魂をもっている。「影の魂」と「真の魂」の二つである。影の魂は日中にできる影のように人の背後につきまとい、けっして離れることはない。一方、真の魂は心に宿っている。人が死ぬと影の魂はフクロウとともに森に暮らし、幽霊のようにさまようメルレとなる。メルレは寂しくなると親族や生前に親しくしていた人を訪ねたり、恨みをもっていた人にはときに危害を加えたり、原因不明の病気にかからせたりする。これに対して真の魂は、血と汗に導かれて祖先の精霊が暮らす土地ブラウイリへいたり、そこにすみつづける」。ブラウイリとは、死者の魂が帰るべき土地です。例えば天国のように単なる観念上の存在ではなく、実際の具体的な場であって、先住民の環境の一部をなしています。

・一般的に死者の魂は分裂して、一つは天国へ、一つは地底国へ行きます。天国は地上とよく似た姿をしており、それがある場所は、天空ではなく木の上とか丘の上あたりから始まり、ロープで人を引き上げられるくらいの高さにあると思われていました。地底国は、地底にあるかどうか証言が分かれますが、西の方にあるのは確かです。死者の霊はすぐにこれらの国に行くのではなく、鄭重な埋葬をへて時間をかけて旅立ちます。

・クラークによれば、「南オーストラリア南部一帯で、グバはいろいろな文化的背景を持つ者の死後の霊だと考えられており、一般的に夜に建物や他の人工的構造物の付近に現れる。また、グバは人間の影の形あるいは霊の光として現れる」。

・バニヤップは実在するものとして、アボリジナルの生活世界の一部を占めていました。アボリジナルの人びとはさらに、死者の霊とも共存していました。死者の世界は遠く離れた異次元にあるわけではなく、すぐ近くに、しばしば特定の場所にあって、その霊がこの世界を彷徨していました。

<遠野>
<柳田國男>
・日本は農耕社会で、米作りは日本文化の基盤だといわれます。しかし、『遠野物語』を読むとオーストラリア先住民の社会と日本の伝統的な農村社会に、文化的に人間化された環境という面で、多くの共通点が見受けられます。使い古された表現ですが、両者ともに、『となりのトトロ』や『もののけ姫』のような、アニミズム的な世界観が大きな力を持っていました。

・そこで唐突に、『遠野物語』の世界を紹介します。『遠野物語』は、日本民俗学の父、柳田國男の代表作で、多くの批判があるにもかかわらず、日本の民俗学の発展に大きく貢献した作品なのは間違いありません。

<ザシキワラシや猿の経立(フッタチ)>
・ザシキワラシは、現代でもお昼のワイドショーなどでときどき取り上げられていますね。物語には高等女学校に通う娘がザシキワラシを目撃したという話もあり、ずいぶん最近まで信じられていたことがわかります。ザシキワラシが立ち去った山口の孫左衛門の一家は、7歳の少女を残して一家20数人がキノコにあたって死に絶えたそうです。また御蔵ボッコが現れる家もあって、足跡を残したり、糸車を回す音を立てたりするといわれていました。

・遠野を取り囲む山々は神と妖怪の棲む領域であった。山には大男がいて、里の娘をさらい自分の子を食べたりする。大きな特徴は目の色が違うという点である。山の神はこれに似ており、丈高く赤い顔をして、目が輝いているという。山の神の領域をいたずらに侵した人間は死に至る場合もある。また、山の神によって占いの力を得るという事例がある。山女は丈高く、長い黒髪をしており、中空を走る。それを見た者が怖ろしさのために病気になり死んだといわれる。笠の通という山にはキヤシヤがいて、死人を掘り起こして食うという。捕まえようとすると体が麻痺して動けなくなる。また、人を食う山姥の伝説も多く伝えられている。もちろん山には天狗も現れる。天狗は大男で眼光鋭く、遠い距離を素早く移動する。僧形で赤い衣を用いて羽ばたくように空を飛ぶという。天狗は人と親しくなり酒をともに飲んでは、礼に小銭や衣を置いていくともいう。この他、小正月と冬の満月の夜は雪女が出るといわれているが、それを見た者は、少ないらしい。人の知らない山奥にはマヨヒガという不思議な家がある。この家の食器などを持ち帰ると、その人の家は幸運に恵まれ栄えるといわれている。

・猿の経立(フッタチ)は人によく似ていて、女色を好んで里の婦人をしばしば盗み去った。松脂を毛に塗って、その上に砂を付けているので、毛皮は鎧のようで鉄砲の弾も通さない。栃内村の林崎に住む男が10年あまり前に、六角牛山で目撃している。このあたりは経立が多い場所だといわれている。経立とは非常に長く生きて妖怪になった動物をいう。御犬つまりオオカミの経立も恐れられていた。他方でオオカミの神もいて、三峰様といって、悪事災難の原因を明らかにする力を持つといわれる。もちろんキツネや狸が変化したり、人をばかしたりするという話も数多くある。

<河童>
・さて水の妖怪といえば、カッパです。遠野の河童は有名で今や観光のキャラになっていますが、このものの話はたくさんあります。
 川には河童が多く棲み、猿ヶ石川にとくに多い。川の岸には河童の足跡を見ることも珍しくなく、雨の日の翌日にはなおさら多い。猿の足と同じように親指が離れて人間の手に似ている。長さは9センチにもならないで、指の先の跡ははっきりと見えない。他の地域では河童の顔は青いらしいが、遠野の河童の面は赤色である。佐々木氏の曾祖母が、クルミの木の間から真っ赤な顔をした男の子を見たが、これが河童だという(今風の河童キャラの顔は緑です)。

・松崎村の川端の家では、二代続けて河童の子を産んだ者がいる。むこのいる女のところに河童が通い、子を産ませたという。手には水かきがあり、その形はきわめて醜怪だった。上郷村でも河童の子を産んだ例がある。全身真っ赤で口が大きく、気味悪い子であった。

・他に次のような話もある。小烏瀬川の姥子淵に、ある日馬曳きの子が馬を連れて行って、それを放置していたところ、河童が現れて、淵に引き込もうとした。ところが逆に引っ張られて厩の前に来た。河童は飼い葉桶に隠れていたが見つかってしまい、村中の人が集まってきて殺すべきか許すべきかと協議したが、結局今後は村中の馬に悪戯をしないと固く約束させて放した。この河童は村を離れて相沢の滝の淵に棲むという。これと同種の話では、五郎兵衛淵で同じようなことがあり、そのときは河童が詫証文を書いている。

・橋野川には水神が宿ると信じられており、その祭礼には水浴を慎むだけでなく、水さえ飲まない。また、橋野の中村という場所の沼には大蛇が棲み、村人を取って食っていた。田村麿将軍がこれを退治したが、祟りを恐れた村人が建てた祠が熊野神社の起源である。この他、女が蛇に変化したという話がいくつか伝わっている。淵には主がいて、霊験を持つとか、祟りを与えるという話もある。青笹村の御前の沼は病気を癒す力があると信じられており、そこにある祠を足蹴にした巡査は死んだという。

・村々にはあちこちに子供が恐れて近寄らない場所がある。上淵村の滝ノ森もそうで、柵に囲まれた古い栃の樹が数本あって、鉄の鏃が根元に突き立ててある。昼なお暗く気味悪いところで、一切殺生をしてはならぬ、草花も採ってはならぬと言い伝えられていた。人はなるべく通らぬようにするが、通る場合には栃の樹に向かって拝むのである。ここには死んだ女が生前の姿で現れる。こうした魔所と呼ばれるところが他にも少なくない。
 
<オマク>
・人間の霊に関しては、死んだ者が生前の姿のままで、葬儀に現れる例もあれば、今にも息を引き取ろうとしている病人が、下栃内という場所に健康な姿で現れて家の普請を手伝った例も伝わっている。あるいは寺に現れて和尚と世間話をして帰ったという例もある。別の話で常堅寺という寺に長患いの老人が訪ねてきて、元気そうにお茶を飲んだが、その日に死んだという話もある。菊池松之丞という人は、呼吸が止まったとき、人の頭ほどの高さを飛びながら菩提寺へと向かったという。寺の門には人が集まり、中に入ると一面に紅のケシの花が咲いていた。この花の間に亡くなった父が立ち、お前も来たのかと言う。続いて亡くなった子供に会うと今来てはいけないと言われた。この時、寺の門のあたりで自分の名を騒がしく呼ぶ声がして戻ってみると、息を吹き返し、周りでは親族の者が生き返らせようとしていた。

・この話とよく似たものに、知り合いがある子供を墓地から追い返すと、自宅で死んでいた子が蘇った話もある。この他、大津波で亡くなった妻と一年後に会い、長く患ったという話も伝えられている。また幽霊が出る話はいくつも伝わっている。墓地に死者が立っており、その者からもらった金はいつまでもなくならないという話があり、死んだ父親が毎晩娘のところにやって来たという話もある。一般的に死者の霊が幻として見えるのをこの地方ではオマクと呼んでいた。

・生まれ変わることもしばしばある。上郷村に生まれた子供は手に、北上の太郎爺の生まれ変わりだという紙切れを固く掘っていた。太郎爺の家族は、俺の家の爺様は死んで一年も経たずに生まれ変わったと喜んだという。また、墓場の土に樹木が自然に生えると、その墓の主はもうどこかで生まれ変わったのだといわれる。

<比較分析>
・さらに人間は、バニヤップや河童のような、人間とは異なる超越的な存在、妖獣や妖怪とも同じ空間を分かち合っていました。細かい点まで含めれば、人間に近い妖怪や霊は、目の色が違うところに特徴があるとか、妖怪や霊が占いや特別の力を授けるとか、逆に病気や死をもたらすとか、避けなければならない神聖な領域やタブー視される領域があるなど、たくさんの共通点が見付けられます。そういう点では、二つの世界は同じような文化的景観を持っていました。いずれも似かよった共通幻想を抱く共同体的世界だったと言い換えてもよいと思います。

・アボリジナルの世界では、ドリーミングの精霊たちも人間にとってためになることも、ためにならないこともするものたちでした。一つの存在がプラスとマイナスの二つの属性を持つのはごくふつうです。ところが、遠野の妖怪との比較では、遠野の神や妖怪の方が二面性を多く持つように思われます。例えば、山の神と天狗、山男の境界はあいまいですし、ザシキワラシは神に近い感じですが、御蔵ボッコは妖怪的です。しかし、その境界はあやふやです。これに対して、バニヤップ、キンティやバット・バットなど、アボリジナルの妖怪はまったくといってよいほどプラスの属性、神的なものを備えておらず、まさしく悪霊です。

<巨人>
・カール・フォン・リンネは、スウェーデンの博物学者で、分類学の父と呼ばれています。

・リンネはその著書『自然の体系』第10版で人類を6つの亜種に分けました。アメリカ人、ヨーロッパ人、アジア人などと並んで、その亜種の一つになったのが奇形人(怪物)です。この奇形人にはパタゴニアの巨人、アルプスの小人、ホッテントットの単睾丸人などが含まれていました。ここで巨人に注目。奇形人(怪物)という言葉からは、ギリシア神話の怪物が思い浮かびますが、浮かばない人がいてもかまいませんが、ともかくリンネはこうした伝説的怪物を否定する合理主義者でもありました。この点少し矛盾していますね。

・奇形人という亜種は、18世紀末に至って、人類学の父ブルーメンバッハによって否定されますが、亜種としては否定されても、そうしたものがいないと断定されたわけではありません。また、フランスを代表する博物学者ジョルジュ・ビュフォンも、シャム双生児などを扱った怪物(奇形)についてという項目を執筆していますし、巨人が人類としての偏差の内にあるとみなしています。

<巨人族と入植者>
・現在という高見から俯瞰すれば、エキドナも巨人も同じ空想上の怪物かもしれません。しかし、18世紀の博物学者にとっては、前者は単なる迷信であっても、後者は未知の生物あるいは集団的に継承された奇形の一種という可能性がある、そのように扱われました。
(当ブログ註;エキドナは、ギリシア神話に登場する怪物である。上半身は美女で下半身は蛇で背中に翼が生えた姿をしている)

<妖怪の段階>
・突然ですが、柳田國男に戻ります。柳田は化け物思想の進化過程、すなわち人が彼らに対する態度には、三段階の展開があったことが窺い知れると言います。
 第一段階は、敬して遠ざけるもので、出会えばじぇじぇじぇと驚き、向こうが近づくと逃げ、夜分はその辺をけっして通らない。そうしていると安全ですが、その代わりいつも不安が絶えず、一定の領域を長く妖怪の支配に委ねなくてはならない段階です。第二段階は、妖怪をできるだけ否認しようとし、今時そのような馬鹿げたものがあるものかと、正体を暴こうとするのですが、まだ内心は気味が悪いという態度です。天狗を小馬鹿にしていた勇士が、天狗に腕をつかまれて腰を抜かしたというようなのは好例で、人にはさまざまな考え方があっても、社会としては半信半疑の状態でした。第三段階は、神の威徳や仏の慈愛、ないしは知恵に富む者の計略によって、化け物が兜を脱ぎ正体を現して、悪戯をしないと誓うか、滅びてしまう段階が来ます。それが誇張されていくとしまいには、これは第四段階と言ってもいいと思いますが、馬鹿げて弱く愚鈍な者だけが妖怪を見る段階に達し、それを最後に消えてしまいます。

<パタゴニア人>
<ボタニー湾の野生人>
・植民地の創設の頃に戻ると、「驚異の巨大な野生人、すなわちボタニー湾から来た奇怪な巨人」というブロードサイド、つまり現在のポスターかちらしのようなものですが、それが残っているので、検討してみましょう。

・この野生人は、1789年11月29日、イギリスの南西端の港プリマスにロウヴァー号によって運ばれてきました。

・この奇怪で驚くべき巨大は、水夫たちがボタニー湾で飲料水を入手するために上陸したときに捕えたものである。水夫たちが上陸すると、驚いたことに、我われの時代に記憶されているなかで最も驚異的に背が高くて大きい三人の裸の男が遠くにおり、船員の方に向かってきた。船員たちは怯えきって、急いで船へと命からがら逃げ帰った。陸には水を入れた大樽と、一杯飲んで楽しもうと小樽に入れてあった古くて良質のラム酒を残してきた。

・三人の野生人の1人がラム酒を飲んで泥酔し、独り取り残されたところを、戻って来た水夫たちが鎖で縛り、イギリスに連れ帰りました。野生人はイングランドで最も珍しい見せ物として何千人もの観客を集めたので、リー船長がロンドンに連れてきたと書かれています。
 身長は2メートル92センチ、横幅は1メートル47センチ、著しく巨大な頭と大きな顔、恐ろしい眼、黒人のように平たい鼻と厚い唇を持ち、おおきな歯と太い眉、馬のたてがみよりも硬い毛をしており、体と手足は黒くかたい毛に覆われていた。

<鳥+ワニ=バニヤップ>
・湖沼や川に潜む悪霊の秘密の一端がわかりますね。こうした水の悪霊の名前として最も広く使われているのがバニヤップ、またはバニャップです。オーストラリアにイギリス人が入植して以来、バニヤップが本当にいるのかどうか喧々諤々。けれども、バニヤップが実在するという主張は、19世紀の半ばには、非科学的だという烙印を押され、この言葉は、詐欺師、偽りのものを示す形容詞として広まります。そうこうするうちに、バニヤップは空想上のおとぎ話として、入植者の子供たちの童話の世界に生まれ変わりました。バニヤップは、オーストラリア生まれの数少ない民話の一つです。

・イギリスによるオーストラリア侵略によって、バニヤップを語り継いできた先住民の社会は大きな打撃を受けました。先住民の人口は、おそらく50万以上から6万くらいまで激減し、その過程で多くの先住民集団が滅び、生き残った集団も劇的に変わりました。社会・経済的な変化と入植者による「文明化」に直面しました。
 最初の打撃は、天然痘などの伝染病です。天然痘の流行だけでも先住民人口は半減したと思われます。

<「あほこそ文化」>
・その方針とは、柳田國男の『遠野物語』の世界とバニヤップの世界を比較。つまり河童とバニヤップに相撲をとらせるという方針です。このわけのわからない方針が決まる前に、刀水書房の中村さんに宣言した当初の方針は「本屋大賞を目指す」でした。あほでしょう。ともかく本の世界観を日本画でつなぐ。

・さてガイドなどと名乗っていますが、実は「自分の、自分による、自分のための」本かもしれません。「素人か」という良心の突っ込みを抑えつつ。しかし、「あほこそ文化」と答えておきます。

<魔術が支配する世界>
・むだ話はこれくらいにして、話を戻すと、バニヤップが歴史に登場するのは19世紀です。オーストラリアの先住民は文字を持ちませんでしたから、その世界観が伝わりはじめるのは、暴力的な植民活動が落ち着き、一部の入植者が先住民のことに関心を抱くようになった頃からです。バニヤップという言葉が、入植者たちに知れわたるのは、1840年代の半ばでした。

<バニヤップ発見>
・メルボルンの南西に車を1時間ほど走らせると、ヴィクトリア州第二の都市ジロングに着きます。2013年8月に、たぶん四度目だと思いますが、町の中心部から北寄りにある国立羊毛博物館を訪れた時のことでした。いつもながらの羊毛産業の展示とともに、地域の博物館の行事として子供たちが描いたバニヤップ画が公開されていました。この出会いが、バニヤップを研究しようと思ったきっかけです。

<新しい動物の大発見>
<野生の白人>
・ウィリアム・バックリーは、198センチの大男です。「野生の白人」とも呼ばれたバックリーは、イングランドで農夫の子として生まれ、窃盗で流刑になり1803年にオーストラリアに送られました。

・湖の岸に到着しました。その水は完全に淡水で、大きなウナギが無数にいたので、それを私たちは大量に捕まえました。この湖には、他の内陸の大部分の湖や深い川でもよく見られますが、とても異様な水陸両生の動物が棲んでいます。それを先住民はバニヤップと呼んでいます。私自身は背中だけしか見た事がありませんが、黒みがかった灰色の羽毛に覆われていたと思います。それは十分成長した子牛、もしくはそれよりも大きいようでした。この生き物は、天気がとても穏やかで、水面が静かなときだけに現れます。先住民の誰からも頭や尾を見たという話を聞いたことがありません。したがって、その正確な大きさも、どのような姿をしているのかもわかりません。

・ここであの異様な動物、私が前に触れたバニヤップが先住民にしばしば目撃されています。先住民たちは、バニヤップをとても恐れていて、死や病、伝染病やさまざまな不幸な出来事などを起こす神秘的な力を持つ、と信じています。

・バックリーが入植者の世界に戻ったのが1835年ですから、この話が事実だとすると、『ジロング・アドヴァタイザー』による発見よりずっと前に、バニヤップを目撃し、捕えようとしていたことになります。しかも、それは神話上の生き物のように、神秘的な力を持っているけれども、実際にも生きている動物です。歴史上に登場するバニヤップは、こうした矛盾に満ちた姿で立ち現れます。それは単なる古代の神話的存在ではなく、現在の生物でもなく、ちょうどその狭間で生きたものなのです。



『山の不可思議事件簿』
上村信太郎  山と渓谷社  2015/10/2



<ヒダル神の伝説>
・登山中に山道や峠などで、にわかに空腹をおぼえてガマンできなくなり、脂汗が滲み気力が萎えて歩けなくなることがある。これを「ヒダル神に憑かれる」という。
 もちろん単なる疲労や空腹のこともあるが、ヒダル神に憑かれた場合、そのまま放っておくと死んでしまうといわれている。何か一口でも食べればおさまる。山に登るときは弁当を少しだけ残しておけ、という古い諺は、このヒダル神に憑かれたときのためなのだ。
 ヒダル神の呼び名は地方によって異なる。奈良県では「ダル神」、愛媛県では「ジキトリ」、高知県では「カキ」「ヒンド」、山口県では「ヒモジイサマ」、和歌山県では「ダニ」と言い、東日本では「餓鬼に憑かれる」と言っている。

<山の怪談>
<吹雪の避難小屋>
・1941年の正月、K山岳会の合宿は長野県の某山岳だった。メンバーのAさんとBさんの2人パーティは登頂後、少し下がったところに建つ避難小屋に着いた。近くにテントを張る予定だったが、あまりにも吹雪が激しいので、避難小屋の中にテントを張った。

・AさんはBさんの肩を強くゆすりつづけ、しばらくして正気に戻ったBさんは、「寒い、寒い」と急いでシャツを着はじめた。時計は午前1時を少し回っていた。
 熱い紅茶をつくって飲んで落ち着いてから、Bさんが見た不思議な夢のことを話しだした。
 眠っていたBさんは息苦しくて目をさますと、見知らぬ男が馬乗りになって首を締めつけている。メガネをかけた色白の22~23歳の男だった。鳥打帽をかぶり、霜降りの上着に茶色のニッカーボッカーをはいていた。馬乗りの男をはねのけようとするが、シェラフの中で身動きができない。強い力で抑えつけるその男は、
「わたしは凍え死にそうに寒いのに、君はシェラフに入って暖かいだろう。その上着だけでも貸してくれてもいいだろう!」と言う。そこでBさんは、
「よし、いいだろう」とシェラフから抜け出して上着を脱いで男に渡したところ、「まだ死ぬほど寒いから……」とズボン、シャツ、ズボン下、と次々と執拗にせがみ、とうとうBさんはパンツ1枚になってしまったのだという。
 夜が明け、2人は山麓に下がってから、地元の人にこの夢のことを話した。
 すると、その人は夢の男の人相や服装、避難小屋で寝ていた位置まで詳しく聞いてから、語り出した――。
 去年の4月、東京からひとりでやってきた登山客が、山頂へ向かったあと天候が崩れて吹雪になった。その人はてっきり反対側に下山したものと思っていたところ、6月になってから、避難小屋で、ムシロをかぶって凍死しているのが発見された。その人はメガネをかけ、鳥打帽をかぶり、霜降りの上着に茶色のニッカーボッカーをはいていて、さらに凍死していた位置はBさんが寝ていたのとピッタリ一致するということだった。
 この話を聞いたAさんとBさんは、背筋が冷たくなった。それからは、霊魂の存在を信じるようになったという。

<真夜中にともる消したはずのローソクの灯>
・山梨県の大菩薩嶺(標高2057メートル)で、小林章さんが体験した恐ろしい出来事を『山と渓谷』誌144号に書いている。

・だが、冷静に考えてみると、何かヘンだ。そうだ、ローソクだ。確かに消したはずのローソクが、なぜかともっている。いつ、誰がマッチを擦ってつけたんだろう。仲間たちは皆、寝息をたてて眠り込んでいる。疑問を抱きつつも、ローソクを消してふたたび眠りについたものの、何かの拍子にまた目がさめた。と、今度もローソクがともっている。今度こそ小林さんは青ざめてしまった。
 ところが、さらに驚くべきことが起こったのだ。見つめているとローソクが、炎の根元が溶けて流れ落ちないばかりか、逆にジリジリと上に伸びているのだった。
 恐怖に耐えきれず、小林さんは叫び声をあげてしまった。
 熟眠中だった仲間たちはビックリして起き、説明を聞いて、皆の顔からもスーッと血の気が引いた。もはや眠るどころではなく、全員が部屋の隅に寄りかたまって夜が明けるまでローソクを凝視することにした。
 ローソクはまるで勝ち誇ったように、ジリジリ、ジリジリと背を伸ばしていくようだったという。
 小林さんは文末に、自分の体験について、科学万能の20世紀に幻覚を見たか精神に異常をきたしたのかと思われるかもしれないが、現実の世の中は不思議に満ちている。不合理なことはあり得ないと断定することは人間の傲慢である、と結んでいる。筆者も同感である。

<深夜ひとりでに開いた山小屋の扉>
・お酒の助けもあって、早めにグッスリ眠っていると、ふと窓が開いた気配がして白地に黒の横縞の浴衣を着た男がスーッと音もなく枕元に立った。
体が動かなかったが仰向けに寝たまま見上げると、目も口もないノッペラボウの顔があった。「誰だ!」と叫ぼうとして夢からさめた。
枕許の懐中電灯で窓を調べたが異常はない。それからは目が冴えて眠れなくなり、小用をおぼえて鞘山刀を腰に持って土間に下りた。すると、どうしたことだ。ストーブに近い入口の木製の扉がいっぱいに開いている。確かに閉めたはずなのに、と思うとゾーッと背筋が冷たくなった。

・小屋の主人が戻ってきてから、夢の話をすると、「それは夢じゃねえ、本物だぜ」と真顔で言った。1年前にこの近くで5人が遭難し、遺体を荼毘に付した。そのとき、主人が犠牲者の顔に白いガーゼをかぶせたのだという。
 苗木さんは夢のなかで見たノッペラボウの顔を思い浮かべ、背筋が冷たくなるのを感じた。

<ウペペサンケ山の怪異>
・開拓民のMさん夫婦には6歳の息子がいて3人暮らしだった。ある年の、初雪が降った日の夜遅く戸口をたたく音がした。妻は前日から里へ下っていた。Mさんが戸を開けてみると、年の頃25~26歳の見知らぬ青年が立っていた。服装から都会から来たようにも思われた。
 青年は、「熊狩りにきて仲間とはぐれたので一晩泊めて欲しい」という。Mさんは電気を灯し、ストーブに薪をくべてお茶を出した。物音に起きてきた息子が青年の背後に廻りながら、突然激しく泣きだす。Mさんは息子を抱きかかえて「どうした、しっかりしろ!」となだめるが息子は気を失いそうになりながら、うわごとのように「こわいよう、こわいよう」と繰り返すばかりだった。
 ふと、Mさんは青年が消えていることに気づいた。1時間後、正気を取り戻した息子が話すには、青年の背中に血だらけの女の顔が浮かびあがっていたのだという。
 翌早朝、村の駐在がやってきて、昨晩村で殺人事件があり、犯人が山に逃げ込んだと伝えた。Mさんが表に出てみたが、雪の上に青年の足跡はなく、犯人の足取りはその後もわからなかったという………。

<謎の生きもの>
<山の怪物>
<中国の秘境に生息する謎の大脚怪(だいきゃっかい)>
・タクラマカン砂漠の南に連なる崑崙山脈の東部地域は、中国のなかでも秘境中の秘境として謎のベールに包まれたままだったが、1985年、ウルグ・ムスターグ登山が中国・アメリカ合同で行われた。そしてこのとき、地元の遊牧民が「大脚怪」と呼んで怖れられている獣人の存在が報告された。中国には古くから湖北省などで野人が目撃されているが、崑崙山脈にも獣人がいることが明らかになったのは始めて。
 登山隊が、地元遊牧民から聞いた話では、ひどい風雪の日、100メートル離れたところを人間のように直立して走る怪物を見たが、数分後には風雪のなかに消えた、という。また、2年前に石綿鉱夫が大脚怪の姿を目撃し、大きな足跡を見つけている。身長は2メートル以上で、動きが敏捷だったという。
 登山隊は10月10日、5850メートルの雪面にテントを張ったが、翌朝、テントのまわりに大脚怪の足跡がいっぱいあった。
 同じ日、別の登山隊員が、月牙河畔の柔らかい地面に長さ61センチ、幅13~15センチ、歩幅190センチの大脚怪の足跡を発見した。別の場所で発見されたヒグマの足跡と比べ、明らかに異なっていた。
 さらに、自然保護区化管理所の2人の係官は、高度5300メートルの雪面に、長さ56センチ、幅15センチの大脚怪の足跡を発見している。

・この登山隊に参加した周正総顧問は、5年前の登山隊に参加して以後、大脚怪の資料を探し求め、約2000年前の古文書『山海経』のなかに「大脚怪」の記述を見つけ出したと語った。

・地元民のひとりが1988年の8月16日の午後4時頃、500メートル先に黒い動物を見つけ、クマかと思ったが二本足で逃げだしたので大脚怪とわかり、車で1時間も追跡。身長は2メートル以上、体毛は20~30センチで、走ると後ろになびいた。足跡は長さ70センチ、幅17センチだったという。
 崑崙山脈は誰でも手軽に行ける地域ではなく、大脚怪の情報はまだまだ少ない。

<まぼろしのツチノコを探す>
・日本で一番知られている謎の動物がツチノコだ。ビールビンのような太い胴と、ネズミのように細い尾と、ヘビのようなウロコ、マムシのような三角の頭をしている。体長は30~80センチ、空中を2メートルも跳び、イビキをかき、前進と後進が自在というヘンテコリンな怪物だ。
 呼び方も様々で、秋田県では「バチヘビ」、福島県では「ツチンボ」、新潟県では「ツツマムシ」、岐阜県では「ツチノコ(槌の子)」、和歌山県では「ツチンコ」、鹿児島県では「タワラヘビ」というそうだ。
 北海道と沖縄を除く各地で頻繁に目撃されていて、ツチノコ捜しのグループも各地で捜索活動を展開しているという。『逃げろツチノコ』や『幻のツチノコを捕獲せよ』というツチノコの本も出版されている。

・筆者が初めてツチノコの存在を知ったのは、今から46年前の9月22日の毎日新聞に掲載された「大阪にもネス湖の興奮」「体長40センチの黒光りの伝説の毒蛇」という見出しの記事を読んだ時で、自然愛護連盟・ノータリンクラブの山本素石会長のツチノコ捕獲作戦を紹介していた。
 これだけ大騒ぎをしていて、ツチノコの写真1枚、死骸1匹出てこないのはまことに不思議である。

・己年の1989年、ツチノコが頻繁に目撃されている広島県の上下町、奈良県の下北山村、岐阜県の東白川村の3ヵ所で、それぞれ賞金をかけたツチノコ捜しのイベントが開かれた。賞金は生け捕り100~300万円。筆者も賞金欲しさに東白川村のイベントに参加して、ツチノコ捜しを体験してみた。
 このイベントは東白川村の「槌の子探そう会」が発案し、正式名称は「全日本槌の子捕獲大作戦」。ゴールデンウィークということもあり、イベントには全国から300人が集まって、村はツチノコ一色に染まった。村長も出席しての前夜祭は公民館で催され、ツチノコ捜しの当日は、村のヘビ捕り名人のあとをゾロゾロとつづき、ヤブのなかをガサガサと約2時間捜しまわったが、ツチノコはやっぱり見つからなかった。 
 ツチノコ捕獲作戦のあとは各種イベントが行なわれ、最後にツチノコ踊りとジャズの新曲「ツチノコ・コロコロ」が披露された。イベントに集まったマスコミは、テレビ局を含めて30社におよび、小学校の中庭の売店では様々なみやげ品が販売されていた。

UFO説――数ヵ月前からこの近辺の上空に正体不明の火球が飛んでいた。もしそれがUFOで、テント近くに着陸してエイリアンが降りてきたら、どんな剛毅な人間でもパニックになって逃げだすだろう。(1)



『中野京子の西洋奇譚』
中野京子  中央公論新社    2020/9/8



<●ハーメルンの笛吹き男>
<「まだら男」に連れられて姿を消した子どもたち>
・ドイツの代表的観光ルート「メルヒェン街道」は、グリム兄弟が生まれた中部ハーナウを起点に北へのぼり、音楽隊で有名なブレーメンまでの約600キロをいう。この行程の3分の2ほどのところに、現人口5万6千人強のハーメルン市がある。
 この小さな古都が5月から9月の毎日曜日、世界各地からおおぜいの観光客を引き寄せるのは、住民手作りによる野外劇が上演されるためだ。グリム兄弟の『ドイツ伝説集』に収録されている「ハーメルンの笛吹き男」を劇化したもので、30分ほどの短く素朴な舞台。
 グリムの伝えるあらすじは――
 1284年、ネズミの害に悩まされていたハーメルンに、奇妙な「まだら男」がやって来る。このあだ名は、さまざまな色の布をパッチワークした上着を身につけていたからで、本人は「ネズミ捕り男」と称していた。

・彼はネズミを退治する代わりに報酬をもらう約束を市民たちと取り交わすと、さっそく笛を吹き、その音につられて集まった町中のネズミを、ヴェーザー川まで導いて溺れさせた。ところが市民は約束の金額を出し渋り、男を町から追い出した。
 6月26日のヨハネとパウロの日(旧夏至祭)、町は違う服を着て再び現れ、路地で笛を吹いた。すると4歳以上の子どもたちが集まってきて、男のあとをネズミと同じように付き従い、市門を出て山の方へ向かい姿を消す。赤子を抱いた子守の少女だけが町へもどり、それを知らせたのだった。
 行方不明になった子どもの数は130人、捜索隊は手がかりを見つけられず、親は悲嘆にくれ、この事件は市の公文書に記された。

<描かれた「ハーメルンの笛吹き男」>
・ハーメルン市民にとっては、ご先祖様が約束を反故にして復讐される話がそう楽しいはずがない。にもかかわらず7世紀以上も延々と語りついできたばかりか、今現在も演じ続けている。それはこの不思議で不気味で哀切な伝承の裏に、何かもっと、語られている以上のものが隠れていると誰もが感じ、いつまでも記憶にとどめるべきだと信じているからに他ならない。
 先述したように、同時代人は消えた子どものことを公的文書に残した。それから20~30年ほど後の14世紀初頭、文字の読めない大多数の住民のために町の教会(マルクト教会)のステンドグラスに、ガラス絵が描かれた。もはや現存していないが、幸いにして16世紀後半に模写された彩色画が残っており、これが最古の「ハーメルンの笛吹き男」図となる。

<子どもたちの失踪が与えた衝撃>
・13世紀末ドイツの小さな街ハーメルンで、130人の子どもが忽然と消えた………。
 当時の街の規模から考えて130人がどれほどの大人数だったか、後世の我々にも何となく想像はつくが、近代のハーメルンに当てはめるなら2000から2500人相当だろうとの研究結果もある。

・そして当然のことながら、口伝えの過程で話は膨らんでゆく。グリム兄弟の『ドイツ伝説集』は、主に16~17世紀の資料をもとに編纂されたものだが、子どもが消えた1284年からそれまでの間で、庶民に直接影響を与えた歴史的大事件といえば、14世紀のペスト禍(ヨーロッパの人口の3分の1ないし2分の1が死んだとされる最大規模のパンデミック)と魔女狩りである。この2つが「ハーメルンの笛吹き男」伝承にも影響を与えたのは間違いない。
 なぜなら古い文献のどこにも、グリム伝承の前段に当たるネズミ退治のテーマは見られない。

<文献が語る「ハーメルンの笛吹き男」>
・もっと具体的に記された最古の記録は、15世紀半ばの『リューネブルク手稿』である。筆者はおそらく修道士。この事件を古文書で知ったという。曰く
 1284年のヨハネとパウロの日に、ハーメルンで不思議なことが起こった。30歳くらいの男が、橋を渡ってヴェーザー門から入ってきた。身なりが立派だったので、皆、感心した。彼は奇妙な形の銀の笛を持参しており、それを吹くと、聞いた子どもたちが集まってきた。そしてその130人の子たちは男の後をついて東門を抜け、処刑場の方へ向かい、そのままいなくなった。母親たちは捜しまわったが、どこへ消えたか誰もわからなかった。
 これが話の骨格だったのだ。
 ネズミも市側の裏切りもない。単に見知らぬ男が来て笛を吹き、子どもらと共にいずこともなく消え去ったというだけ。しかし1284年という年号と130人という数は中世のどの文献にも共通し、この具体的数字の生々しさによって、事件が現実に起こったことがうかがえる。

<事件の骨格を飾り立てた時代的要素>
・童話風の趣を持つようになったのは、さまざまな時代的要素が加わった後だ。本来は皆が驚く立派な身なりだったのに、「笛を吹く」という要素が強調されて放浪の辻音楽師的イメージになり、そんな身分の低い貧しい者の服が高価であるはずもないとして、色が派手で人目を惹いた、と変化してゆく。

<伝承の真実は>
・皆がよく知る「ハーメルンの笛吹き男」の物語から童話風の装飾を剥ぎ取れば、それはごく単純な――しかしもちろん衝撃的な――事実の羅列となる。即ち、1284年のヨハネとパウロの日、ハーメルン市に身なりの立派な男が現れ、笛を吹いて130人の子どもを集めて連れ去り、消息を絶つ。その後、杳として行方が知れない。
 男は誰だったのか、なぜ子どもらは男について行ったのか、どこへ連れてゆかれたのか、生きているのか死んだのか……。
 何世紀にもわたり、世界中の研究者がこの謎を解き明かすべく、さまざまな論考を発表している。それをテーマ別に分類するだけで30種近くになるというのだから、この話の内包する魅力の強烈さがわかろうというもの。

<研究者によるさまざまな論考>
1、 何らかの伝染病に罹患した子どもたちを、町の外へ連れ出して捨てた。
2、 処刑場近くの山は、キリスト教が入ってくるまでは古代ゲルマンの祭祀場で、夏至祭には火を燃やす。笛吹き男に誘われた子どもたちが見に行き、崖から転落死した。
3、 舞踏病に集団感染し、踊りながら町を出て行った。
 ――これは遺伝性のハンチントン病(旧ハンチントン舞踏病)とは異なり、中世によく見られた一種の集団ヒステリー。祭りの熱狂の中、自然発生的に起こり、狂乱状態で踊り続けて、時に死に至る(たいていはしばらくすると憑きものが落ちたように呆然とするらしい)。単調で抑圧的。なお且つ死の危険が身近にあった中世人が陥る爆発的躁状態だ。ただしハーメルンだけで、一度に130人、それも子どもだけというのは説得力が弱い。
4、 「子供十字軍」としてエルサレムへ向かった。
5、 ハーメルンでの未来に希望が見いだせず、東欧に植民するため移住した。

・つまりまだ万人を納得させるに足る定説はないのだ。研究は続けられており、「ハーメルンの笛吹き男」を読む楽しみは尽きない。
 それにしても、この伝承における子どもたちの身になって考えると恐怖が押し寄せてくる。妖しい魔笛の音に操られ、夢遊病者のように歩いて、気がつけば見も知らぬ異邦の地に佇む自分がいたとしたら……。

<●ファウスト伝説>
<戯曲『ファウスト』>
・ファウストという名は、ドイツの文豪ゲーテの戯曲『ファウスト』によって世界的に有名になった。幾度か映画化され、オペラも上演回数が多い。
 ゲーテが造型したファウストは老いた学者で、知識ばかりを詰め込んで経験が伴わなかった己の人生を後悔し、悪魔メフィストフェレスと契約を結ぶ。それはメフィストの助けを借りて若返り、この世のありとあらゆる体験をさせてもらう代わり、「時よ、止まれ。おまえは美しい」と言った瞬間、魂を地獄に持ってゆかれるというものだった。
 ファウストは100年を生き、善悪問わずさまざまな体験を経た後、最後は己の個より公のため理想郷の建設に奮闘し、完成間近の至福のうちに先の禁句を口にして倒れる。だが神に赦され、魂は天へと昇っていった………。
 かくしてゲーテのファウストは、ドイツ的精神の理想像と見なされるようになる。だがこの物語の根幹はゲーテのオリジナルではない。ファウスト博士は実在したからだ。

<「天才」ゲオルク・ファウスト博士>
・ゲオルク・ファウストは1480年ころ、ドイツ南西部の小村に生まれた。天才児と呼ばれ、当時の小学校にあたるラテン語学校に通った後、さらに修道院でも学んでからハイデルベルク大学へ進学した。途中でポーランドのクラクフ大学にも在籍したが、それはヨーロッパの大学で唯一「魔術学」の講座があったからだという。その後ハイデルベルク大学へもどり、優秀な成績で神学博士号を授与される。

・博士となったファウストはエアフルト大学でギリシャ語などを講じたが、やがて追放の憂き目にあう。学生の評判が悪かったせいではなく、むしろ逆だ。評判が良すぎた。なぜなら彼はしきりに占星術や人相見による予言、病気の治療、錬金術の実験の他、死者の呼び出しなどをみせたからだ。
 なかでも学生の求めに応じてギリシャ神話の英雄たち怪物、またトロイア戦争の直接的原因となった絶世の美女ヘレネなどを眼前に出現させて驚かせたが、大学側はそうしたことをキリスト教への冒瀆と断じてファウストを処分したのだった。
 大学を追われた後のファウストは、同じような魔術を披露して各地を転々とした。現代でも世界中で占い師が活躍しているが、当時はそれ以上に錬金術師や魔術師や占星術師の需要は大きく、ファウストもかなり豪勢な生活を送ったようだ。

・宗教改革者マルティン・ルターもヴィッテンベルク大学における会食でのスピーチでファウストについて触れたという(ルターのスピーチをまとめた『食卓講義』による)。それによれば――
 大貴族が学者らを招いたなかに、ルターもファウストもいた。この時ファウストは、狩猟中の馬がどうと倒れる迫力のシーンを出現させて皆を驚かせた。ルターはこれを、悪魔が見せた幻と表現したという。

<民衆を魅了したファウスト伝説>
・実のところ、上記のファウストの経歴のいったいどこまでが事実で、どこからが伝説か、未だよくわかっていない。ゲオルクという名のファウストが実在したのは間違いないが、ヨハネ・ファウストもいたらしい。いやゲオルクとヨハネスはそもそも同一人物だと主張する者もいる。
 確かなのは、民衆がファウスト伝説に魅了され、次々にエピソードを増やしていったことだ(ファウストは宇宙旅行までしたことになった)。

<●ディアトロフ事件>
<冷戦下のソ連で起きた未解決事件>
・この革命によってロシアは長く続いたロマノフ王朝を倒し、1917年、世界初の共産主義国家を樹立した。国名もロシア帝国からソヴィエト社会主義共和国連邦(ソ連)へと変わり、この体制は「ベルリンの壁崩壊」後の1991年まで続く。その間に資本主義国家と共産主義国家の冷戦があり、もともと秘密主義の色濃いソ連は、鉄のカーテンの向こうに隠れていっそう他国の眼から見えにくくなった。70年以上もカーテン越しだったのだ。

・奇譚というにふさわしい「ディアトロフ事件」もその一つである。謎はまだ解明されていない。
 1959年1月。
 日本ではメートル法が施行され、南極に置き去りにされた樺太犬タロとジロの生存が確認された。フランスではド・ゴールが大統領に選ばれ、アメリカではアラスカが49番目の州になっている。
 そしてソ連。ウラル科学技術学校(現ウラル工科大学)のエリート学生たちを中心とした若者10人の一隊が、真冬のウラル山脈をおよそ2週間の行程でスキー・トレッキングすべく、エカテリングルクを出発した。
 隊長は大学4年生のディアトロフ(この事件が彼の名にちなんで付けられたことがわかる)。他に男7人、女2人。皆20代前半だったが、男性のうち一人だけが30代後半の元軍人。インストラクターとしてついて行ったとされる。
 彼らが残した日誌、数人が撮った写真、途次に立ち寄った場所での地元の人々との交流などは正確に知られており、それによれば、出発して10日目の2月1日が、ホラチャフリ山、即ち先住民マシン族の言葉で「死の山」――なんとも不吉で、しかも予言的な山名ではないか――へ登る前日だった。直前に男子学生1人が体調不良で脱落したため(おかげで彼は命拾い)、グループは9人に減っていた。
 9人は翌日の万全を期し、「死の山」の斜面をキャンプ地にして一泊を決める。この夜に「恐るべき何か」が起こったのだ。

<発見された凄惨な遺体>
・一行の連絡が途絶えたため、2月下旬に捜索隊が結成された。厳しい条件下、まず雪に埋もれた無人のテントを見つける。中にはスキーブーツがずらりと並び、食料やリュックなどがきちんと整頓されていたが、テント布は内部から切り裂かれていた。
 やがてそこから数百メートルほど下ったヒマラヤ杉の近くで二遺体が発見される。ともに木から落ちたような傷と、火傷の跡、口から泡、上着もズボンも靴も身につけていなかった。零下30度にもなる場所だから、これは命取りである。死因は低体温症とされた。

・次いで、その木とテントの中間地点の雪の下に男女三遺体が見つかる。一人は隊長ディアトロフで、服は別のメンバーのもの、帽子や手袋はなく、靴も履いていない。格闘したような跡が見られた。もう一人の男にも格闘した形跡があり、頭蓋骨を骨折していた。靴下は何足もはいていたが靴はなし。女子学生はスキージャケットにスキーズボンと、服装はきちんとしていたもののやはり靴はなく、手に多数の打撲傷、胴の右側部に長い挫傷。3人とも直接の死因は低体温症らしい。
 他の4人はなかなか発見されなかった。何度目かの捜索でやっと5月初旬に、件のヒマラヤ杉からさらに離れた小さな峡谷(テントから1キロ半も先)で発見されたが、どの遺体も凄惨そのもので、先の5人がごく普通の死に思えるほどだ。
 全員、靴を履いておらず薄着。下着姿の者までいた。また全員、骨に著しい損傷があり、落下が原因とは考えにくい暴力的外傷だった。解剖医は、車に轢かれたような、と形容したという。ただし最初に発見された男性の遺体は水に浸かっていたため腐敗が進みすぎ、死因の詳細が突き止められなかった。顔の見分けがつかず、頭蓋骨も露出。
 あとの男2人は、それぞれ肋骨が何本も折れ、また頭部に烈しい損傷を受けていた。一人の衣服からは放射能も検出される。さらに痛ましいのは女性で、肋骨が9本も折れ、心臓の大量出血、口腔内からは舌だけが丸ごとなくなっていた。そして彼女の衣服からも、高レベルの放射能が検出されたのだった。

<なぜ彼らはテントを離れたか>
・ウラル科学技術学校の男女学生6人、及び同大卒業生2人、臨時に加わった退役軍人1人からなる9人のトレッキング・グループは、真冬の「死の山」の斜面の雪を掘って大きなテントを張り、夕食を終えた6、7時間後、ブーツを脱いで眠りについた(あるいはつこうとしていた)。
 真夜中、だがなぜか全員そのままテントを飛び出る。幾度も雪山トレッキングを経験してきた彼らが、零下30度にもなる戸外へ靴も履かずに出たらどうなるか、知らないはずがない。まして漆黒の闇だ。雪の白さをもってしても、また数人が手にしていたマッチや懐中電灯の明かりがあったとしても、元の場所にもどれる可能性は限りなく低い。テントを離れることは、即ち死を意味する。
 にもかかわらず皆が皆、やみくもにテントを出たがった。中からナイフでテント布を切り裂いてまで、大慌てで、そして我先にと、その場を離れたがった。統制のとれた理性的な行動をずっと続けてきた彼らだけに、あまりに奇妙で信じがたい。これほど激甚で無謀な行動を引き起こしたものは、いったい何だったというのか?
 ディアトロフ事件最大の謎はここにある。

<事件の謎に対するさまざまな解釈>
・ソ連が崩壊してロシアへの旅がしやすくなるにつれ、世界中の謎解きマニアたちが「ディアトロフ事件」に挑みはじめた。数々のノンフィクション、小説、テレビ・ドキュメンタリー、映画が生まれ、さまざまな解釈が披露されている。どれも一長一短あり、これぞ決定版というものはまだないが、いくつかあげておこう。
Ⅰ 雪崩説――ありふれていても、一番妥当とされてきた。ただし「死の山」の勾配はわずか16度しかなく、ふつう雪崩は起きない。しかも学生たちの足跡が一部残っていた。
Ⅱ マシン族ないし野獣襲撃説――足跡皆無。
Ⅲ 竜巻説――テント内にいた時ではなく、外へ出てから小さな竜巻に襲われたというのなら、ひどい骨折の説明にもなる。ただ固まって倒れていた理由はわからない。
Ⅳ UFO説――数ヵ月前からこの近辺の上空に正体不明の火球が飛んでいた(目撃証言が多数ある)。もしそれがUFOで、テント近くに着陸してエイリアンが降りてきたら、どんな剛毅な人間でもパニックになって逃げだすだろう。特にこの時代はSF黄金期だった。あいにく物的証拠はない。
Ⅴ 軍の陰謀説①――火球はUFOではなく開発中の新兵器で、軍事機密をグループに知られたため全員を抹殺。
Ⅵ 洞②――軍による人体実験の犠牲になった。
Ⅶ 同③――グループに同行した元軍人が、山で秘密裡に接触したスパイと何らかの理由で争い、学生が巻き添えになった。

このようにソ連軍が関与していたとしたら、永久に証拠書類は出てこないだろう。

<奇譚は語り継がれる>
・そして2013年、新たなドキュメンタリーの傑作が生まれた。アメリカの映像作家ドニー・アイカー著『死に山』がそれだ。翻訳も出ているのでぜひ読んでほしい。
 著者アイカーは、現場に赴くことなく自宅の椅子に座って事件を解決する「アームチェア・ディテクティブ」ではなかった。自らロシアへ何度も出かけ、グループ唯一の生き残り(21歳だった学生は、すでに75歳になっていた)にも会って貴重な証言を得たし、驚いたことにディアトロフ隊と同じ行程を辿って冬の「死の山」へも登ったのだ。

・アイカーの説では、直接の死因たる頭蓋骨骨折も圧迫骨折も全て事故で説明がつけられ、怪死でも何でもないという。つまり本当の死因はテントから飛び出たことであり、飛び出ざるを得なかった、その理由は――超低周波音の発生だったと断言している。
 「死の山」は標高1000メートルを少し超える程度の、さほど高い山ではない。勾配もゆるやかで、左右対称の、お椀を伏せた形をしている。しかし一見おだやかそうなこの形が、強風のもとでは稀にカルマン渦(物体の両側に発生する、交互に反対回りの渦の列)を生じさせることがある。今回はテントを挟んで右回りと左回りの空気の渦ができて超低周波音を生み、中の人間を襲った。
 それでどうなるかといえば、耳には聞こえなくとも生体は超低周波音に共振し、ガラスのようにもろくなる。心臓の鼓動が異常に高まって苦しくなり、パニックと恐怖に襲われ、錯乱状態になるという。ここが「死の山」と名づけられたのは動物がいないからだが、それは時折り発生するこの超低周波音のせいで棲みつかなかっただけかもしれない。
 アイカーはこの説を専門家に肯定してもらったと記している。しかしその専門家は1人だけだし、検証がなされたわけでもない。完璧に証明されたとは言えないのではないか。

・結局この解答にもまだ謎が残り、ディアトロフ事件はこれからもずっと奇譚として語られ続けるような気がする。

<ディアトロフ事件の最新情報>
・本書の校正が終わった直後に、奇しくもロシアから「ディアトロフ事件」の最新情報がもたらされた。遺族の要請により、2年ほど前からロシア政府が再調査していたのだという。結果は「雪崩説」。被害者9人の死因は雪崩によるものと断定している。多くの研究者から否定されてきた説だ。案の定、遺族らが作った民間団体の弁護士は、「雪崩説には同意できない。人為的な原因だったのではないか」、そう異論を唱えたと、タス通信が伝えた由。

<●ホワイトハウスの幽霊>
<リンカーンの幽霊>
・アメリカ大統領の公邸にして政権中枢であるホワイトハウスには幽霊が、それもエイブラハム・リンカーンの幽霊が出ることは(アメリカ人なら)誰でも知っているのだそうだ。
 歴代大統領で人気ナンバーワンを誇るリンカーンだけに、彼の幽霊を見たとされる人も錚々たるメンバーだ。イギリス首相チャーチル、オランダ女王ヴィルヘルミナ、ルーズベルト大統領夫人エレノア、アイゼンハワー大統領の報道官ハガティ、トルーマン大統領の娘、レーガン大統領の娘など。
 他にホワイトハウスのスタッフも入れると、目撃者は50~60人ではきかないだろう。リンカーンの幽霊は窓からポトマック川を眺めていたり、客人の泊っている部屋の扉をノックしたり、ホールを歩きまわったりするようだ。遭遇して気絶した女性もいたというが、建設後たかだか200年余の、しかも明るい白い壁とあっては、幽霊の出方も迫力に欠ける。

<リンカーンとケネディの奇妙な一致点>
・では、絶対的事実の提示だけでこの世の不思議を味わえるエピソードを見よう。リンカーンとジョン・F・ケネディとのシンクロニシティ(共時性、ないし意味ある偶然の一致)についてだ。

・活躍した時代におよそ1世紀の開きがある2人だが、奇妙な一致点が異様なまでに多い。
・リンカーンが連邦下院議員に初当選したのは1846年、その100年後の1946年にケネディが連邦下院議員に初当選。
・リンカーンの大統領選出は1860年、ケネディの大統領選出はそのちょうど100年後の1960年。
・大統領選の対立候補は前者ダグラスで1813年生まれ、後者ニクソンで100年後の1913年生まれ。
・ケネディの秘書官の一人はリンカーンという名だった。
・リンカーンはフォード劇場で撃たれ、ケネディはフォード社製リンカーンに乗っていて撃たれた。
・どちらも後頭部を狙われている。公衆の面前の場合、ふつうは胸部を狙うことが多いにもかかわらずだ。
・両大統領とも厳重な護衛を嫌がった。リンカーンの場合、桟敷席にボディガードはいなかったし、ケネディの場合、オープンカーのルーフを取り外させてパレードで手を振った。
・どちらも撃たれたのは金曜日(イエスが磔刑された曜日なので、キリスト教徒にとって特別な意味あいをもつ)。
・隣に妻が座っていたが2人とも無事。他に一組のカップルがいて、男のほうが重傷を負っている。
・リンカーンを殺したブースもケネディを殺したオズワルドも、裁判にかけられる前に射殺された。
・ブースは劇場で撃ち、納屋(倉庫)に逃げた。オズワルドは倉庫から撃ち、劇場(映画館)へ逃げ込んだ。
・副大統領の後を継いだ副大統領はどちらも南部出身の民主党員で、名はジョンソン。

――驚愕するばかり。

<●ドッペルゲンガー>
<もう一人の自分>
・ドッペルゲンガー(Doppelg ấnger)はドイツ語。doppelはdouble’ g ấngerはgoerで、直訳すると「そっくりに動く人」。つまり、「生き写し」、「分身」、時に「生霊」。
 必ずしも本人が自分のドッペルゲンガーを見るとは限らず、他人から別の場所で自分を見たと言われることもある。この現象は世界中に言い伝えとして残されており、一般的に肉体と霊魂が分離したものと考えられている。自分で見た場合は死の予兆との迷信も根強い。

<数々のドッペルゲンガー譚>
・欧米におけるドッペルゲンガーについての記録は、19世紀半ば以降著しく増えている。それはオカルトや降霊術の大流行と重なり、またスティーヴンソンの『ジキル博士とハイド氏』を筆頭に、ドストエフスキー、ロレンス、パー、ワイルドなどが小説に取り上げることで、ブームはいっそう盛り上がったのかもしれない。
イギリスの詩人パーシー・ビッシュ・シェリーは、自分のドッペルゲンガーが妻メアリを絞め殺そうとするのを目撃した。それからしばらくして、ドッペルゲンガーはまた現れ、「いつまでもこんなことをしているんだ」と怒鳴ったという。パーシーの死はその2週間後。ボートの転覆事故による溺死であった。

・フランスの作家ギ・ド・モーパッサンのドッペルゲンガーは、彼が小説を執筆しているところへ突然入ってきて、続きを口述して消えたという。ただしこの頃のモーパッサンは先天性梅毒が悪化し、痛み止めに多量の麻薬を摂取していたから、幻覚だった可能性が高い。
 アメリカの第16代大統領エイブラハム・リンカーンは、最初の大統領選挙戦の時、鏡の中に2人の自分を見たという。
 
・ドイツの作家ヴォルフガング・フォン・ゲーテが自伝『詩と真実』に記しているドッペルゲンガー目撃譚だ。
 若きゲーテは恋人のもとへ馬を走らせていた。すると向こうから明るいグレーの服を着たドッペルゲンガーが馬に乗ってやって来るではないか。驚いたが、やがてそのことを忘れてしまう。8年後、ゲーテはまた同じ道を、今度は逆方向に馬を走らせていたが、その時忽然と思い出したのは、今の自分があの時のあのドッペルゲンガーと同じ明るいグレーの服を着いていたということだった。
 数々のドッペルゲンガー譚。しかし実際には、幽霊譚と比べてはるかにその数は少ない。なぜだろう? 自分が自分を見る――その衝撃は幽霊を見るのと比べものにならぬほど大きいからではないか。幽霊などよりずっとずっと怖いからではないか………。

<●ブロッケン山の魔女集会>
<ブロッケン山の妖怪>
・日本とドイツの面積はほぼ同じだが、可住地は前者約30パーセントに対して、後者は70パーセント。ドイツがいかに平坦な国か、よくわかる。

・ただしドイツ中央部はゆるやかに盛り上がり、低い山々が島状に集まったハルツ山地を形成している。ブロッケン山は、ここで一番高い。

・あいにく晴れた日は少ない。花崗岩の露出したこの山は、年間平均260日は霧に包まれるのだ。気象の変化も激しく、降雨量が多い上、強風も吹き荒れる。
 海と同じく、山も異界だ。平地の住民にとって危険で不吉な場所である。ましてブロッケン山は、古来、妖怪や魔物の住処として恐れられているだけになおさらだ。

<伝説の「ヴァルプルギスの夜」>
・物の怪も天使も悪魔も実在すると信じられた時代である。文字の読める者は一握りしかおらず、自然現象を科学で解明しようとの試みもわずかだった。
 今でこそこれが「ブロッケン現象」なるものと知る人は多いが、この言葉自体、初めて使われたのは18世紀末と、かなり遅い。ブロッケン山でひんぱんに見られたことが命名の由来だ(もちろん条件が同じであれば、世界中さまざまな場所で見られる)。
 太陽が背にあり、前方に深い霧がたちこめているのが条件だ。

・「ブロッケン現象」という科学用語ができるまで、人々はこれを「ブロッケンの妖怪」と呼んでいた。
 こうした恠異の発生するブロッケン山は、いつしか伝説の「ヴァルプルギスの妖怪」と呼んでいた。
 こうした怪異の発生するブロッケン山は、いつしか伝説の「ヴァルプルギスの夜」(またの名を「魔女の夜」)と結びついてゆく。4月30日の日没から5月1日未明にかけて、各地の魔女たちがブロッケン山に集まり、宴を催すというのだ。

<各地で行われた魔女の集会>
・魔女は定期的に集まり、乱痴気騒ぎを繰り広げる――そう信じられていた。その集会を「サバト」という。語源はヘブライ語の「安息日」。それがいつしか魔女の集会(=魔女の夜宴、夜会)の意味で使われるようになった。
 サバト開催日は各国、各地方で伝承が違い、4月もあれば、10月のハロウィンや12月のクリスマスのところもあるし、毎週木曜、ないし金曜のこともあった。時間は夜とは限らず、昼の例さえ記録に残っている。

・ドイツでは何といってもブロッケン山だ。ここで年に一度開催されるサバトは「大サバト」であり、「ヴァルプルギスの夜宴」と名づけられている。ヨーロッパ中の魔女たちにとって、ヴァルプルギスの夜宴は一生に一度行けるかどうかの、お伊勢参りみたいなものだったのかもしれない。

<捻じ曲げられた「春の祭典」>
・ヴァルプルギスという言葉は、イングランドからドイツに伝道に来た8世紀の聖女ヴァルブルガ(病気治癒の奇蹟を行った)が元とされる。ただし事はそう単純ではない。
 キリスト教に席巻される前のドイツにはヴァイキングとともに北欧神話が渡ってきていた。それによれば――主神オーディンは、ルーン文字の秘密を手に入れるため一度死に、しかる後に復活した。それを記念して祝うのが五月祭であり、ヨーロッパ中に拡がってメーデー(5月1日)となった。
 要するに異教の春の祭典だったのだ。春を迎える直前(4月30日没から5月1日未明)のヴァルプルギスの夜には、冬と春が交じり合う。死者と生者の境も曖昧になる。夜明け前が一番暗い。生者に入り交じろうとする悪霊を払うため、篝火が焚かれた。そして5月1日の朝陽が昇って春到来だ。暗から明の激変を、人々は爆発的な喜びとともに迎える。

<オーディンとヒトラー>
・ところでオーディンはドイツでは通常ヴォータン。音楽愛好家はヴァーグナーの『ニーベルングの指環』を思い起こすに違いない。北欧神話を自由に翻案したこのオペラにも、もちろん隻眼のヴァータンが登場する。
 そしてヴァーグナーといえばヒトラーだ。ヴァグネリアン(ヴァーグナー心酔者)だったヒットラーは、バイロイト音楽祭(ヴァーグナー作品のみを演奏する)を支援し、ナチス党大会で「ニーベルゲン行進曲」を演奏させた。またフランスのマジノ線に対抗して建設した要塞は、ヴォータンの孫の名をとってジークフリート線と名づけている。
 さらにヒトラーの片腕として有名なゲッペルス。彼は小柄なこともあり、「小さなドクター」だの「腹黒いドワーフ」といったあだ名が付けられていたが、他に、なんと「ヴォータンのミッキーマウス」というものまである。それはつまりヒトラーがヴォータンに見立てられたということだ。

<近隣社会に溶け込む魔女>
・魔女は近隣社会に溶け込み、人と変わらぬ日常を送っている。ところが陰では妖術を使い、密かに農作物を枯らし、人間や家畜を呪い殺している。そして彼女らの総大将たる魔王に召集されれば、体中に特別な軟膏を塗り、箒にまたがって夜空を飛翔し、高い山上であれ、国境を越えた遠方の森であれ、サバトの開催地へ向かうのだ。狂騒に満ちた夜宴は一番鶏の啼き声とともに終わり、その後は文字通り家へ飛んで帰って、何喰わぬ顔でいつもの生活にもどる――そう信じられていた。

<ヨーロッパ全土に吹き荒れた魔女狩りの嵐>
・魔女の存在は紀元前から知られていた。迫害例は数えきれないほどあったが、しかしそれは魔女と見なされた人間が明らかに反社会的行為をしたとの理由からである。変化は14世紀ころから起こり始める。ペストに繰り返し襲われ、長い氷河期で不作や飢餓が続き、ルターの宗教改革で社会不安が生じるなどの過程で、魔女は魔女というだけで罰せられるべきだという気分が高まり、ついに教会が魔女は死刑と決定したのだ。

・この狂信的集団ヒステリーを導いたのは、社会の支配層(イングランド王ジェームズ1世は『悪魔学』を著し、魔女取締法を強化した)や宗教人や知識人だった。しかし時代が下るにつれ、彼らのうちいったいどのくらいが魔女の存在を心底信じていたか、あやしくなってくる。小麦の値段と魔女狩りの明らかな連動は、社会的不満のガス抜きを想起させるし、魔女として処刑された者の財産を公的遺産と認可した市町村では、他のところより著しく魔女が多かった。また尋問記録を読むと、心理学者ならずとも、審問官のサディズムと抑圧された性的嗜好がわかる。
 魔女狩りの実相を知れば知るほど人間であることが嫌になってくる………。

<魔女裁判終息後のドイツ>
・魔女裁判はスイスにおける1782年が最後とされる(異説あり)。もうすぐフランス革命という時期まで魔女狩りがあったことに、暗澹たる思いを抱かぬ者はいないだろう。
 
・今ブロッケン山を含むハルツ地方の町々ではヴァルプルギス祭が開催され、世界中から仮装した魔女たちが集まる。魔女狩りにおける犠牲者はドイツが圧倒的に多かったという黒歴史は忘れられ、登山鉄道も通るようになったブロッケン山は明るい観光地だ。

<●デンマークの白婦人>
<白婦人と呼ばれる亡霊>
・競争相手が次々消えて(消して?)バーデン大公の地位を得たレオパルトは、22年にわたる善政を敷いた。自由主義的政策をとって経済を活性化させたのだ。しかしそんな彼も祖先の呪いには勝てなかった。
 レオパルトが疾風で臥せっている間、白婦人と呼ばれる伝説の亡霊が宮廷で何度も目撃され、人々はひそひそ囁きをかわした。大公の死が間近なのでは?
 疾風は死病ではない、と宮廷医は取り合わなかったが、大公は結局その疾風によって亡くなる。白婦人は何世紀も前からツェーリンゲン家に取り憑いており、彼女が現れると死人が出ると言い伝えられてきたのだ。今回もそのとおりになった。
 バーデン大公国はかつて辺境伯領だった。辺境というのは文字どおり国境領域のことで、バーデン国の君主たる伯爵は異民族と直接対峙する騎士であり、一般の伯爵より上位とされた。

・王子を出迎えた両親は憔悴しきったその様子に驚き、デンマーク女性との顛末を聞くと、一族の血脈が呪われたことに大きなショックを受けた。王子はベッドへ倒れ込み、そのまま起き上がれなくなって、まもなく息を引き取った。直前に、白婦人が現れた、という言葉を残して。
 続いて父伯も病に倒れたが、死ぬ少し前、やはり白婦人の姿を見たという。

<女というものの不気味さ>
・まるでギリシャ悲劇のようだ。異国の情熱的な女性が、腹を痛めた2人の子を殺す。王女メディアの世界である。
 愛するメアソンに裏切られたメディアは、彼を完膚なきまでに打ちのめすには彼との間にできた子を殺すことだと、激烈な怒りと冷静な計算のもと、子殺しに至った。
 一方、オラミュンデ伯爵夫人の場合は、愛する男といっしょになるため、別の男との間にできた子を殺した。そこにあるのは、自分の幸せだけを見つめる単眼の残酷さである。
 男にとってはどちらの女性が、より怖いのだろう?

だから、自分の名前に『ありがとう』と唱えて直感を鋭くし、宇宙に聞いてみればいい。宇宙とつながっていれば病気で苦しむこともなくなるよ。(7)


・「日本はヘルメスが統治する国だ」そうですが、大天使ミカエルも活動しているのでしょう。荒唐無稽な話で私たち一般人にはにわかに信じ難いので、理解不能です。
「このヘルメスが甦るというのは、日本なのです。ヘルメスの生命体はリエント・アール・クラウド、それからブッダ、コーダマ・ブッダだった」といわれます。「ちょうど私が観音の小さな一部分であるようにヘルメス・トリスメギスタスは大天使ヘルメスの一部分なのです」とも伝えられています。「木村鷹太郎という人が、国常立神(くにのとこたちのかみ)はヘルメスだと言っているらしいから、日本にも来ていたということにした」といわれます。
「日本にコンタクトしてきた外国の神・国常立神は、ゲルマン神話に登場するアスガルドのトール神ではないかという推測を先に行った。ヴィシュヌから生まれたこの梵天こそ、本朝の国常立尊の本体(本地)だと、それら著作はいうのである」と指摘されています。

・「スサノオ命は絶対神ヤハウェにほかならない」という奇説もあります。
「多次元同時存在の法則によればスサノオ命はギリシア神話のポセイドンである」という怪説もあるといわれます。
「ゲルマン神話の神々は日本の神々だった。まず、主神・オーディンは「須佐之男神」だった」と伝えられています。
「ヒンドゥー教の主神のひとりシヴァと、日本の荒ぶる神スサノヲには、意外にも似ている点が多く見られる」といわれます。
我が国の神社の大半がスサノオやニギハヤヒ、つまりバールやミトラを祭祀し、その系列神を祭神とした物部氏の神社で、オリオン信仰だったそうです。西洋神界はスサノオ神とその系統の神々が1万年ほど前に拓いた地域で、シュメール族は「スサノオ神系」だといわれます。

・「ヘルメスがさまざまな事柄について、話すときには光輝く男性と女性両方のイメージを持っています。それは、ヘルメスが男女両性を表しているからだ」という説もあります。
「シリウスの大天使の代表であるというヘルメスは、ギリシア神話に登場する青年神です」と指摘されています。
ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるといわれます。プレアデス星人とオリオン星人は、人類に進化すること、6千年と5万年で、「進化の格差」がスター・ウォーズの原因にもなるといわれます。
「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」と指摘されています。シリウス系列の「神族」と太陽系の「神族」の対立・抗争があるそうです。
「オリオン星雲で60万年続くオリオン戦争で、これは何億ものポジティブな人間型生命体とレプティリアンと呼ばれるネガティブなヒト型爬虫類人との間で起こったものだった」といわれます。オリオン戦争は、異星人の地球への進出で、地球でも対立・抗争が起こっているともいわれます。「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスとレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあるようです。現在でも「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。

・ギリシア神話ではオリンポス神族のゼウスが、タイタン神族を破り覇権を確立したそうですが、現在でもオリンポス神族とタイタン神族の対立抗争が続いているそうです。2種類の進化の程度の違う「神族(宇宙人)」が大宇宙で対立・抗争をしており、それが地球にも波及しているといわれます。
 北欧神話でもアース神族とヴァン神族は、最終的にアース神族が勝利した長きにわたる戦争の後、和解し人質を交換、異族間結婚や共同統治をしたといわれます。「神族」の争いは、想像を絶する程度に複雑のようです。
「北欧神話などを読むとセム系とハム系の住む領域も異なり(シャンバラはセム系の世界)、元々は対立していたのが、セム系がハム系に服属して和解したことになっている」そうです。しかしながら、北欧神話もラグナロク(最終戦争)、善と悪との両極端にわかれての戦いを予定しています。
「異族間結婚や共同統治を行ったが、結局、最終戦争(ラグナロク)をする」といわれます。

・この我が国におけるセム系とハム系、高御産巣日神系(たかみむすび)と神高巣日神系(かみむすび)が、天皇家を間において対立・抗争をしていると指摘されています。大伴氏と物部氏は天皇家をはさんで、セム系とハム系の陰陽の関係にあり、東日本を大伴氏、西日本を物部氏が支配したが、本来は対立関係にあったといわれます。「多次元同時存在の法則とは「八百万の神は、すべて御霊分け(みたまわけ)によって、たった一柱の神から生まれたとするものである」といわれます。また「多次元同時存在の法則とは「最終的には、八百万の神々のすべてが、天照大神に集約される仕組みになっている壮大な神仕掛けである」という説もあるそうです。
「セム系は北極星、北斗七星信仰で、ハム系はオリオン、シリウス信仰で別系統のものが系図で兄弟とされている」といわれます。
この“陰陽”の二系列は地底信仰の氏族のシャンバラ(セム)系とアガルタ(ハム、ヤペテ)系の二つにも見られるそうです。「アガルタとシャンバラを区別しなければならないようである。つまり、ヤペテ系やハム系の神域がアガルタで、シャンバラは、セム系である」と述べられます。
「シャンバラとアースガルト(アガルタ)は対立関係にあった。セム系は北極星、北斗七星信仰で、ハム系はオリオン、シリウス信仰であった」といわれます。
「セム系は“文”の性格が強く、ハム系、ヤペテ系は“武”の血脈である。
ヤペテ系やハム系の神域がアガルタで、シャンバラは、セム系の神域ということである。セム系とハム系の住む領域も異なり(シャンバラはセム系の世界)、元々は対立していたのが、セム系がハム系に服属して和解したことになっている」と述べられます。
浅黒いハム族が金髪碧眼のセム族を執拗に狙っているという陰謀説もあったといわれます。
「ハム系の中でもカナン人は、ノアによって呪われ、“カナンの呪い”という言葉が残っているが、聖書の中でもキリストが忌々しきものマムシの末裔と非難している」といわれます。

・「プレ・レムリア時代は、地球が他の惑星から来た「電気生命体」の集団に侵略戦争が仕掛けられた時代でもあった。その電気的存在にしても、芯からの悪者ではなく、移住のための新天地を求める科学者集団にすぎず、彼らは、実に気の遠くなるような距離を旅してやって来た」といわれます。
「その生物(透明人)は、私の思考に直接働きかけ、完全にテレパシーで交信してきた。もはや人間が存在しなくなった遠い未来から来た」そうです。
「この透明な連中は、エネルギーが高すぎて物理的な次元に実際には入ることが出来ません。彼らが姿を現すときは、透明ガラスの外殻のように見える。透明人は、遠い過去に旅をして戻り、ある品種を作り(これは爬虫類人のことだ)、人間をテストするために敵対させたと伝えた」といわれます。
パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だそうです。シリウス星人が遺伝子操作等でモンスター・タイプの生物を創り神に嫌われたといわれます。シリウスのレベルは、もうすでに非物質のレベルです。
爬虫類人を支援していたのが、仏教思想を開発したシリウスB星人であり、その他に爬虫類人支配下でこと座(リーラ)文明を再生させたといわれます。
「世界の王はサナット・クマラと共に金星から降りてきた。この神人の一団はシリウス星と繋がりがある」といわれます。
「シリウス人と爬虫類人は互いに取引しており、シリウスAの生命体はドラコに武器を売っている。本当に複雑な政治状況だ」そうです。
「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人が異常に進化したといわれます。
「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である。シリウス人は、遺伝子改変や思考プログラミングに広範な知識を持っており、それを惜しみなく爬虫類人に与えた」といわれます。
「シリウス人は、古代ヘブライ人も遺伝子組み換えを作り出していた。ユダヤ人とは、実際には、こうした遺伝子操作されたヘブライ人だった」といわれます。


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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ
日本は津波による大きな被害をうけるだろう
・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・
「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」
「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」
「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」
「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」
「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」
「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」
「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」
「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」
「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド






だから、自分の名前に『ありがとう』と唱えて直感を鋭くし、宇宙に聞いてみればいい。宇宙とつながっていれば病気で苦しむこともなくなるよ。(6)


<クカニロコのバース・ストーン>
・クカニロコはオアフ島の遺跡の中でもとくに重要なものの1つである。これはワヒアワ郊外の高地に残された数十個の岩の遺跡で、11世紀から18世紀までのおよそ700年間、オアフ島の王族たちが出産に利用した聖なる場所である。

<ヒーラー養成寺院ケアイヴァ・ヘイアウ>
・ハワイ語の「ヘイアワ」には寺院・祭祀場という意味がある。寺院や祭祀場は聖なる場所なのだから強力なマナが宿っているのは当然で、ハワイ各地にある「○○・ヘイアウ」と名のついた遺跡はすべてパワー・スポットといってもよい。
 オアフ島・アイエアの丘の木々に覆われた場所にあるケアイヴァ・ヘイアウもそのような遺跡の一つだが、ここはとくにヒーリングと関係の深いヘイアウとして有名である。

<ハワイの“駆け込み寺”プウホヌア・オ・ホナウナウ>
・古代ハワイには“カプ”と呼ばれる数多くの宗教的な戒律があった。これは決して犯してはいけないタブー(禁止事項)のことで、これに違反するとほぼ確実に死刑になるという厳しいものだった。
 とはいえ、古代ハワイには厳しいカプがあったと同時に、そこへ行けば絶対に救われるという場所もあった。“プウホヌア”と呼ばれる聖域がそうである。
 プウホヌアはハワイ語で“逃れの地”という意味で、日本のいうところの“駆け込み寺”のような場所といっていい。

・プウホヌア・オ・ホナウナウはハワイに残る遺跡の中でも最重要なものといってよく、現在は国立公園に指定されている。そして、新たに再建された、伝統的な家や建物、寺院などを見ることができる。

<火の女神ペレとキラウエア火山>
・その注意は、キラウエア火山に住むといわれる火の女神ペレに対する崇拝にはっきりと現れている。
 女神ペレは非常に美しく、恋多き女といわれ、現在のハワイで最も人気の高い神だが、それと同時に最も恐ろしい神だとされている。
 女神ペレは現在はキラウエア火山のハレマウマウ火口に住むとされているが、もともとはタヒチに住んでいたという。伝説では、11世紀ころに、家族とともにこの地に渡ってきたという。

・ハワイの超自然的なパワーであるマナは、ときに神々の精神といわれるような神聖なものである。そのマナを得ようとするなら、ハワイの伝統に対して十分な敬意を払うのはまったく当然のことなのに違いないからだ。



『「ハワイアン・マナ」71の教え』 
「マナに溢れる人々」に幸運は寄って来る
朱実カウラオヒ    実業之日本社   2008/6/28



<「マナにあふれる人」に幸運は寄ってくる>
・もともと日本はハワイ同様「万物に神が宿る」と考える霊性の高い国でした。

<ハワイで知った「フナの教え」と「マナ」>
・でも、ハワイの居心地のよさは、気候のよさだけでは語りつくせません。住んでいるハワイアンたちと交流を持つたびに、日本にいたときよりずっと開放的になっている自分に気づくのです。ハワイアンたちのアロハスピリットにふれるうちにハワイという島の持つ“何か”を知りたくなって私は、さまざまな文献にあたりました。その過程で知ったのが「フナの教え」と「マナ」でした。

<ハワイアンの叡智の結晶「フナの教え」>
・18世紀末から19世紀末のハワイ王朝を経て、1898年、ハワイはアメリカ合衆国領となります。急激に近代化が進められる中、フナの教えはどんどん失われていきました。そんなハワイ古来の叡智に気づいたのがアメリカ本土からやってきたマックス・フリーダム・ロング氏やサージ・カヒリ・キング氏らです。彼らは、「こんなすばらしい哲学が失われてはいけない」と、ハワイのカフナたちに取材し、カフナの知恵を現代に生きる思想としてまとめました。

・ちなみにカフナとは、「フナの教えを司る人」という意味。ネイティブアメリカンのメディスンマンにも似ています。カフナには、さまざまな得意分野があります。ロミロミという霊性の高いマッサージで人を癒すカフナもいれば、人間関係を正しい方向に導くホーポノポノという儀式が特異なカフナもいます。
 カフナたちは、さまざまな力や知恵を使って人々を正しい方向に導こうとしました。カフナの知恵は、現代に生きる私たちにも、とても役にたつものです。

<ものみなすべてに「マナ」が宿る>
・マナというハワイ語を日本語に訳すのはとても難しいことですが、簡単にいえば、生命力とかスピリチュアルなエネルギーといった意味でしょうか。ハワイアンは、古来、「ものみなすべてにマナが宿る」と考えました。

・ハワイの日本人スピリチュアル・セラピストの開拓者の一人であるという、強烈な自負と誇りは、マナとともに生きる私の支えとなっています。

<フナの7原則>
1、IKE(イケ) 世界はあなたが思うとおりにある
2、KALA(カラ) 限りというものはない
3、MAKIA(マキア) エネルギーは意識が向かうほうに流れる
4、MANAWA(マナワ) 今が力のときである
5、ALOHA(アロハ) 愛するとはともに幸せであること
6、MANA(マナ) すべての力は内から出る
7、PONO(ポノ) 効力が真実の尺度である



『フナ古代ハワイの神秘の教え』
(シャーロット・バーニー)(ダイヤモンド社)  2005/4



<ハワイのフナとは?>
・古代ハワイには、さまざまな分野の専門家である<カフナ>と呼ばれる人たちがいました。彼らは霊的な存在と交信し、その力を借りて予言や治療を行うシャーマンや魔術師の役割を果たしていたのです。カフナが自分たちの知恵を<フナ>と呼ぶことはありませんでした。<フナ>という言葉を使ったのは、ハワイ文化の研究家マックス・フリーダム・ロング(1890-1970)でした。彼は、長年の研究で少しずつ解き明かしたハワイの神秘的な教えに、ハワイ語で「秘密」を意味する<フナ>という名前をつけました。そして、一連の人気著作で、フナの教えをわかりやすく説明したのです。

<憑依>
・霊が人間に取りつく現象<ノホ>は、ハワイアンには馴染み深いもので、ハワイの伝説にも多く登場します。先祖の霊やカフナによって送られた生霊が人々に取りつくこともあるといわれています。
次のような状況のときは、霊に取りつかれたり、その影響を受けやすくなるといわれています。アルコール中毒だったり、ドラッグや精神安定剤を使っているとき。ネガティブな考え方や話し方をしたり、罪悪感にさいなまれているとき。心身ともに疲れているとき。

<憑依されないために>
霊にとりつかれないためには次のことを実行しましょう。

1、 ポジティブに考えて話しましょう。
2、 ネガティブな人々との関係を絶ちましょう。
3、 アルコールやドラッグをやめ、バーを避けましょう。
4、 ベーシック・セルフから罪悪感を取り除きましょう。
5、 自分自身と他人を許しましょう。
6、 マナを満たした塩をひとつまみ入れたお風呂に入りましょう。
7、 自然の中で過ごしましょう。
8、 栄養のある食品、ビタミンを摂取し、運動をして体力を保ちましょう。水をたくさん飲みましょう。マナを増やすために深呼吸をしましょう。
9、 「私は自由で私のマナは強い」あるいは「私の身体には神が宿っている」などポジティブなアファーメーションを繰り返しましょう。
10、 首に赤サンゴをつけましょう。

・ 亡くなった血縁者が守護霊として留まることがあるかもしれませんが、ポジティブに考えて行動する健康な人が霊に取りつかれることはありません。霊にとりつかれないようにするにはマナを高め、ベーシック・セルフからコンプレックスやネガティブな考えを取り除き、ハイセルフと深くつながることが重要です。あなたや知り合いが霊に取りつかれていると感じたら、フナのベテランや祈祷師に頼みましょう。

・フナの教師であり、有名な祈祷師でもある、ジャック・グレイは、取りついた霊をはらうだけでなく、その状況を招いたそもそもの問題を解決することが重要だと信じていました。グレイは、除霊をする場合、霊にとりつかれた人が彼からフナを学ぶことを条件にしていました。



『秘密結社』
綾部恒雄  講談社   2010/10/13



<異人と祭祀的秘密結社>
・メラネシア又はポリネシアの社会生活の概念となるものはいわゆる秘密結社である。

・そのようなメラネシアやポリネシアの秘密結社の考察は、その様相、変型、フォークロア化の点で、日本文化史に与える暗示はきわめて深いと述べている。

1. 異人が幾度にか、季節を定めて訪来したこと。
2. 異人は先住民より亡魂、又は死者そのものと考えられたこと。
3. 異人は海の彼方から、来るものと信じられたこと。後には、山中の叢林より来るとも信じられるに至ったこと。
4. 異人は畏敬されつつも平和的に歓待されたこと。
5. 異人は食物の饗応、殊に初成物を受けたこと。
6. 異人は海岸地に住まずして山中の叢林に住みしこと。
7. 異人はdual  organization の構成の原因となりしこと。
8. 異人が土民の女と結婚する必要ありしこと。
9. 異人とその女との間に出来た子供が特殊な社会的宗教的性質を有せしこと。
10. 異人は入社式、男子集会所の起源をなしたこと。
11. 異人はその異人たることを表徴する杖、及び「音」を有せしこと。
12. 仮面が男女二つあること。女異人が山中に住むということ。
13. 異人が訓戒、悪事摘発をなし、豊作をもたらし、又はもたらさしめんことを任務としたこと。
14. 異人が季節殊に収穫季、冬至に関係したこと。 
15. 異人は季節が来ると、その出現を期待されたこと。
16. 異人若しくは神は常に村にとどまらないと信じられたこと。
17. 異人の出現の際は女子、子供は閉居したこと。
18. 異人のタブーが財産の起源となったこと。
19. 異人がフォークロア化して遊行歌舞伎団となったこと。
20. 遊行人は異装し、杖と音とを有し、饗応を強制し、或は掠奪を敢えてし得ること。
21. 遊行人が神話、神の系譜を語り、或は之を演技で表現すること。多く季節と関係して。
22. 遊行歌謡団から伊達者(man―woman)が発生したこと。
23. 彼等は民間信仰に於いては、侮蔑されつつも亦高き階級に属すとされたこと。

・すでに触れたように、岡の考察はメラネシアの社会史を範例として行われたのであるが、これらの異人にまつわる表象、状況、発展について暗示された諸項目は、アフリカの祭祀的秘密結社の成立の事情を辿ることによっても、確認することができるのである。



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■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

・『自分の名前に「ありがとう」を唱えるとどんどん幸運になる』
という本は、一種の「アファメーション」の本なのでしょう。自分の名前に『ありがとう』というのは、珍しい手法のようです。アファメーションも心理的な手法ですが、当然ながら、効果については個人差があるといわれます。「ネガティブ思考を変えて、ポジティブ思考をしよう」という手法はよくあるものです。言葉が持つパワーにも注目します。『人を呪わば穴二つ』といわれます。文句や愚痴をいうことは、「天に唾する」ようなものだと指摘されています。

 当ブログでは「自己啓発書」や「健康法」についてもいくらかまとめています。
自己啓発書では「アファメーション」や「引き寄せの法則」や「潜在能力を活かす」という方法は大変人気があるといわれます。アマゾンで見ても「アファメーション」は、363冊、「引き寄せの法則」では1000冊以上、「潜在能力」では996件の書籍が分かります。
ちなみに自己啓発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者の米国のデール・カーネギーの『人を動かす』という本は日本国内でも500万部以上の刊行数を誇り、カーネギーシリーズとして世界中の人々に読み継がれているそうです。
「引き寄せの法則」は、米国由来ですが、近年、特に人気が高くなったようです。「自己啓発書」は、読者も多いのでしょうか、若者も精神的な「実用書」を求める傾向があるようです。ベストセラーも「自己啓発書」がロングセラーになっているといわれます。
アメリカは精神世界の生活、ヒーリングの技術・理論等が非常に発達しているといわれます。また人気があり、利用者も多いようです。もちろん、宗教活動全般、カルトやキリスト教会関連の活動も非常に活発だそうです。
「クリスチャン・サイエンス」、「ニューソート」、「ヒーリング」等の文化が社会に根付いており、ビジネスピープルにも「成功本」「自己啓発書」が大変読まれているそうです。オーディオブックも通勤途中で多く聞かれているといわれます。その昔、アメリカのビジネスマンは、心理療法士やカウンセラー等のコンサルタントをよく利用していたという話があり、興味深いものでした。ストレスが多いということもあるのでしょうが、「何らかの憑依現象」が背景にあったのかもしれません。「異星人であった前世を記憶する」アメリカ人も多いといわれます。
日本でも街のヒーラー、占い師、気功師、カウンセラーが増えているのは興味深いものです。女性のヒーラーが多いようです。女性は精神的な相談相手を求める傾向が強いからかもしれません。

・相川圭子さんは、特異な経歴の持ち主のようです。「インドでヨガの研鑽を積んで、兄弟弟子に当たるパイロットババと世界で二名のみである「サマディマスター」の称号を受けた他、「ヨグマタ」(=ヨガの母)、「現代瞑想の母」の尊称を受けた」といわれます。amazonで見ると78冊の書籍が出版されています。数冊、当ブログに載せてみようと思っていましたが、数年経ちました。女性のヨガの指導者ということで、内容は興味深いもののようです。
 広い意味で「自己啓発書」に入りますが、ヨガの指導者の「自己啓発書」は多くないようです。ヨガも異星起源、インド起源だそうですが、気長に続けると効果があるのでしょう。ヨガも女性には人気のエクササイズのようです。しかし、実際にヨガの指導者の修行は大変なようです。

・さまざまな宗教では「喜捨」に熱心なようですが、私たち一般人は、その効果の実際については分かりません。宗教団体は会費や寄付の形態はさまざまなようです。しかし、会員数が多くなると金額は巨額になるといわれます。
「そのため、ヒマラヤ秘教では、「お布施」や「浄財(寄付)」の形でお金を差し出すことは大切な修行の一つと考えられています」ということだそうです。仏教国では、修行僧の「托鉢」や僧侶に「お布施」をする習慣が社会に根づいているようです。
 「喜捨」を教義にする宗教は少ないないそうです。イスラム教でも、五行の一つとして「ザカート」(喜捨)があります。「ザカートは、イスラム教の五行の一つで、困窮者を助けるための義務的な喜捨を指す。制度喜捨あるいは救貧税とも訳される。本来の意味は「浄め」」とのこと。

・アメリカ人は「自己啓発書」や「成功本」をよく読むといわれます。物質文明の一番進んだ資本主義の国ですが、キリスト教会の力も社会全体に浸透しているといわれます。精神世界の関心も非常に高く、さまざまなスピリチュアル・ヒーラーやカウンセラーが活動しているようです。キリスト教や宗教の社会における影響力は大きいといわれます。日本でも宗教に傾倒する人びとは多いようです。
そこで日本でも米国の「自己啓発書」や「成功本」が盛んに翻訳出版されています。よく売れているからでしょうか。amazonの「洋書」に「self-help」といれますと6万冊以上が分かります。「success book」では、5万冊以上です。日本の「本」では、「自己啓発書」で2000冊以上が分かります。「成功本」では1万冊以上です。物凄い量のようで、新刊書も多いといわれます。アメリカでは「潜在意識を活用して、成功する」という類の本が、ニューエイジの思想の本としてよく読まれていたようです。「超太古にシリウス星人は、思念でモノを作る」能力を持っていたといわれます。そのようにニューエイジでは潜在意識を利用して、この世で成功をするというような思想ができたのかもしれません。日本でも「引き寄せの法則」というアイデアが非常に人気となり、amazonでは1000冊以上の「引き寄せの法則」に関する書籍がわかります。
しかしながら「アファメーションは現実世界では効果がない」といわれます。当然ながら、いくら「成功を念じても」行動をしなければ結果がでないというとことでしょう。アファメーションは、「あの世」で100%効果的ですが、「この世」では、あまり効かないと指摘されています。

・精神世界の本は、世界中でも読者の多いジャンルといわれます。物質文明が最高度に発達している米国でも、キリスト教等の宗教や、ニューエイジのカルト、成功本の自己啓発書等のいわゆる「精神世界の本」が非常に読まれているそうです。『30冊の本』は山川夫妻が選んだ精神世界の愛読書のようです。「引き寄せの法則」とか「波動の理論」、「潜在意識の活用」、「アファメーション」とさまざまな手法があります。しかしながら、理論と実際の乖離は大きいといわれます。
 当然のことながら、自己啓発書や成功本は、100%の成功の確率の保証は、ありません。ところが、ヒーリングとか中国式の「気功療法」においては、かなりの難病奇病を治療したという本が少なくないようです。まさに西洋医学が治療できない難病を、どの程度の確率かは知りませんが奇跡的に直すといわれます。精神療法のヒーリングとか欧米では、ヒーラーが活躍していると指摘されています。私たち一般人は、この分野については当然詳しくはありません。「気のエネルギー」を知る必要があるのかもしれません。中国でも西洋医学の地位が急速に高まっているとはいえ、依然として漢方薬や気功療法等の東洋医学が根強い力を持っているといわれます。日本では特にヒーラーというと、エネルギー療法、手当て療法、霊能力による治療を行う者を指すことが多いといわれます。

・インタ―ネット情報によると、
「セラピストの種類の考え方」
かつてセラピストといえば、大きく分けると、アロマテラピーなどの施術を行う「ボディ系セラピスト」、精神療法や心理療法を行う「精神系セラピスト」、気功や霊気などのエネルギー療法を行う「エネルギー系セラピスト」の3種類がありました。
しかし近年は、セラピストの語源「セラピー」が「治療、療法」という意味を持つことから、昔でいうところの「治療師」や「療法士」も、すべて「セラピスト」と呼ばれる傾向にあります。
一例を挙げますと、「スポーツセラピスト(運動療法士)」「フードセラピスト(食育療法士)」「ハーブセラピスト(薬草療法士)」などです。

・現代人は精神を病む人も増えており、大人と子供の難病奇病も急増していますので、「気功療法」等の東洋医学を研究する医者も増えているようです。「百聞は一見にしかず」といいますので、「気功療法」の奇蹟を勉強する必要があるのかもしれません。現代では「腰痛」の悩みが多いといわれます。難病を「気功」で治す「神の手」を持つ施術者がいるそうです。

・山川紘矢さんは「大天使メタトロン、サン・ジェルマン伯爵、聖フランシスコ、イエスなど次元の違う場所からの精霊や天使」とのチャネラーのようです。天使や高次元との存在のチャネラーは世界的にも増えているといわれます。個人的な神秘体験もする人も多く、異次元とのコンタクティでもあるようです。輪廻転生や死後世界の実相の話も、世界的に共通性があるといわれます。見えない世界とのコンタクト話のブログも増えている事でしょうか。霊現象や「憑き物」現象は宇宙人現象で、私たち一般人を驚かすのは、相当進化した異星人の異次元現象のようです。西洋では「悪魔憑き」に悩まされた話も多いようです。ネガティブな異星人の仕業のようです。さまざまな「霊障」に対しても、常にポジティブな思考、行動が重要のようです。
 ちなみに、ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によると「大天使メタトロンは、偽典「エノク書」ではエノクが天上に昇りメタトロンになったと思わせる記述がある。また預言者エリヤともされる天使サンダルフォンとは、双子の兄弟であるともいわれる。大天使ミカエルよりも強大だとされ、神と同一視する声もある」とのこと。

・木村秋則さんがあった小柄な宇宙人は、グレイの一種のようです。ビーガンと言われるシリウスの遺伝子を持っているグレイなのかもしれません。しかも木村秋則さんのように「不思議な体験」をしている日本人は多いのかもしれません。しかし、なかなか本になるような段階にまでいくのは難しいようです。「沈黙のコンタクティ」も非常に多いのかもしれません。誰にでも幽霊体験やUFO目撃体験がある確率が高いのかもしれません。やはりメディアに載らないと、誰も注目できないようです。木村秋則さんのYou Tubeの動画も見れますので、「百聞は一見にしかず」の便利な「映像の時代」になったものです。木村秋則さんの本は当ブログでも数冊扱っています。木村秋則さんは「自然栽培のリンゴの開発者」として有名になった人ですが、宇宙人との「不思議な体験」も密接不可分な関係があったようにも思われます。木村秋則さんは宇宙人とのコンタクトによって「変性」「変容」を受けた可能性もあるようです。それにしてもネット動画では真偽の混じった膨大な情報が流れているようです。フェイク動画も多いといわれます。

・米国でもアブダクション(誘拐)を受けた人間は、数百万人ともいるという奇説があったようです。米国におけるアブダクション(誘拐)やキャトルミューテレーション(動物虐殺)の騒ぎは、その後、どのような結果になったのでしょうか。米国でもメディアがアバブ・トップシークレットの政府の政策に協力しているようです。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。ゲイ(LGBT等)などの「人格転換」をしている異次元の宇宙人はオリオン星人なのかもしれません。思えばゲイ(LGBT等)は、医学界でも分からない現象のようです。

・グレイは、さまざまな種類が報告されているようです。グレイには、「ビーガン。シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ」、「ゼータ・レティクリ1。地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ」、「ゼータ・レティクリ2。遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕」が報告されているそうです。「岩木山のUFO」については、インターネット情報によると、16世紀から多く観察されているようです。現代ではカメラに撮られた写真もあるようです。彼らは時空を超越したテクノロジーを持っているといわれます。異次元移動も容易にできる驚異の超テクノロジーのようです。
 日本に最初に降り立ったのは、シリウス人で、彼らは東北地方の青森県を中心に、下北半島、津軽半島、十和田湖周辺から秋田県の一部に広まっていったといわれます。ですから、木村秋則さんがリンゴ畑で遭遇した「グレイ」は「ビーガン」の種族系統なのかもしれません。とてつもなく進化している種族のシリウス星人のバイオロボットと遭遇したのかもしれません。青森など東北地方には、宇宙人との繋がりのある現象が何か残っているのかもしれません。イタコなどは、ある意味では宇宙人現象(霊現象)なのかもしれません。「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」といわれます。青森県新郷村(しんごうむら)戸来(へらい)という村にキリストの墓があるというオカルト 説が昔から言われております。どうやら青森県は、シリウス星人との繋がりが太古からあったようなのです。「源平合戦はハム系とセム系のオリオン、シリウスと北極星、北斗七星の戦いということになってくる」と述べられています。

・「シリウス星からやってきた宇宙の神である彼らは、今もなおオリオン座との絆を大切にしています。それはひとえにオリオン座が、彼らの祖先である太陽族の故郷であるからです」とも語られています。シリウスのレベルは、もうすでに非物質のレベルです。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。「世界の王はサナット・クマラと共に金星から降りてきた。この神人の一団はシリウス星と繋がりがある」といわれます。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。イスラエル政府と契約の「宇宙の商人」が シリウス星人だそうです。平氏の“平”がヘライ(ヘブライ)に由来すると考えると平氏はセム系、ユダヤ系ということになってくる。源平合戦はハム系とセム族の争いともいわれます。平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔だそうです。そういえば源義経と鞍馬の天狗や陰陽師の鬼一法眼の不思議な伝承があります。

・「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)等がエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。エリア51で白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」と述べられています。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」は米国の一人勝ちでしょうか。最近になって、ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられているそうです。「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」は、ロシアも研究しているのでしょうか。

・「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人が想像を絶する進化をしているようです。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を管理している」ともいわれます。イルミナティの空飛ぶ円盤はタイム・トラベルができ、「米軍の将軍が同乗していた」ともいわれます。また牛神がテクノロジーで龍神を圧倒し「低層4次元」に追い払ったともいわれています。太古、地球には「龍神」と「牛神」の2種類の神が来て、人間を創ったそうです。旧約聖書の神が「龍神」で、新約聖書の神が「牛神」といわれます。
 木村秋則さんの「幻想」の中で会った「ソクラテスのような人」は「神人」なのでしょうか?また、山川紘矢さんのイルージョンである「威厳に満ちたレオナルド・ダ・ヴィンチのような素晴らしい風貌の男性」とは「神人」だったのでしょうか?「神人」の世界からは「この世」は、すべて分かるようです。「あの世」の動きが時間を経て「この世」に起こってくるともいわれます。「あの世」も私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。あの世とこの世が交錯する体験は誰でもが、無意識的にかまたは意識的にも、経験しているのかもしれません。
 「霊界ははるか遠いところにあるのではなく地上1メートルのところにある」そうです。従って、「神人」の世界はパラレル・ユニバース(並行宇宙)で、目に見えないが、すぐ隣にあるといわれます。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だそうです。パラレル・ユニバース(並行宇宙)は「幽界」のように「この世」に似ている世界ですが実際は非常に大きく違うアストラル界のような世界のようです。

・「引き寄せの法則」は、自己啓発書では大変人気のある「宇宙の法則」のようです。つまり、「感謝するだけで、あなたの人生は変わる」そうです。「アファメーション」という手法は米国では、人気のあるビジネスマンの瞑想法のようです。そして「引き寄せの法則の書籍」も大変多いようです。「夢の中でアストラル・トリップ(幽体離脱)をして、クリスタル・シティでキリストに会った」という欧米のチャネラーが多いそうです。キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。「キリスト(アプ星人)の一族が地球を管理している」という奇説もあるそうです。夢の中で神のような人物に会っても、必ずしも運命が劇的に好転しないのは皮肉な話かもしれません。山川氏の「サン・ジェルマン伯爵との霊界通信かチャネリング」を本にして出版してもらいたいものです。
 米国では「成功本」や「ハウツー本」が昔から人気だそうです。やはりアメリカ人の「実利主義」「プラグマティズム」が背景にあるようです。「成功本」の古典的な考え方に「潜在意識を利用して成功する」という考え方がありました。それに関する本を多く出版されました。近年では「引き寄せの法則」に言及する書籍が多いそうです。中でも『精神力の魔術』(F・ベイルズ博士、ダイヤモンド社、1967年)は、古典的な名著といわれます。

・「思念でモノを創造する」というシリウス星人のありかたがアメリカ人の思考法にまるで反映されているようです。アファメーションとかビジュアライゼーションとかの思考法が、多くの著者によって紹介されています。アメリカ人の思考行動様式が宇宙人的なのかもしれません。日本でも「突飛な言動」をするひとを「宇宙人」と揶揄するようです。物質主義のアメリカですが、精神性の飢えからか、キリスト教会などの宗教活動やニューエイジのカルトが盛んのようです。またネット革命により、世界中にムーブメントが伝搬しやすい状態のようです。
 「あの世」で起こったことが時間を経て「この世」に起きるともいわれています。人間の死後世界の幽界や霊界では、思ったこと、希望していることがすぐに起こる、魔法のような国だともいわれます。現実にビジュアライゼーションやアファメーションを実践してもすぐには効果がないともいわれます。「あの世」で有効なアファメーションも「この世」では、すぐには効果が出ないそうです。

・「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれますが、太古から平和の時代よりも戦争の時代が長かったといわれます。支配者が戦争を統治の手段として頻繁に使ったことも原因であったようです。また宇宙人が人間を創ったとき、精神の本能遺伝子に「殺こう」という「人同士が殺し合う事」という遺伝子を埋めこんだからだという説もあるようです。だから太古から部族間の争い、殺し合いがあったといわれます。
 「リラ星人が人間を実験室で創造した」という話ですが、人間の精神をどのように創造したのでしょうか。高次元の高等知性体が殺し合う、スター・ウォーズがあったことも不思議です。堕天使と天使の争いが果てしなく続いているようなのです。宇宙世界、精神世界では「プレアデスの世からシリウスの世へ」パラダイム・シフトがおこるといわれます。2012年の「アセンション(次元上昇)の時代」が経過しましたが、人類に大きな変化が起こってきているのでしょうか。

・amazonに「ホ・オポノポノ」といれますと94件の本がわかります。「イハレアカラ・ヒューレン」ですと、21件が出ます。ホ・オポノポノの概念は、アメリカにおける自己啓発書の中には見られない特異な概念のようです。アメリカのポジティブ思考とか、引き寄せの法則、アファメーションとは大きく違う思考法のようです。「クリーニング」は、「ハウツー」本では、珍しいアイデアのようです。ハワイは、沖縄のように海で隔絶されていましたので、独自なシャーマン文化が発達したようです。インディアンのシャーマンも、土着の人々からの生活に密接に関係していたようです。ホ・オポノポノでは「どの記憶が問題を引き起こしているのだろうか」と問いかけた後に、「ありがとう」「ごめんなさい」「許して下さい」「愛しています」の言葉を繰り返すことで実践されるといわれます。
 アメリカの成功法則のノウハウ本の多くはポジティブ思考で、潜在意識の不思議な力を活用することにあるといわれます。潜在意識のシンクロニシティを期待したりします。一方、ホ・オポノポノではネガティブなメモリーをクリーニングをすることにより、新境地を開拓しようとしています。
アメリカでは心理療法、ヒーリングが広範囲に利用されているようです。このヒーリング療法方面では、日本では、あまり活用されていないようです。

・ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)でみますと、「ホ・オポノポノ(Hoʻoponopono)は、ハワイ語で、PukuiとElbertによるハワイ語辞典において「心の洗浄。祈り、議論、告白、後悔、互いの補償と許しによって関係を整える家族会議」と定義される言葉。この言葉は、家族のあるいは個人の癒しの方法を指す言葉として知られる」。

・「ホ・オポノポノは"全責任を負う"ことを原理とする、ハワイに伝わる癒しの方法である。1980年代にモナ・シメオナ(Morrnah Nalamaku Simeona, 1913年-1992年。1983年には本願寺ホノルル別院とハワイ州議会によって、ハワイの「人間州宝」に認定された人物) は、個人で行うための新しいホ・オポノポノを創始し、これをセルフ・アイデンティティ・ホ・オポノポノ (Self I-dentity through Hoʻoponopono, SITH, ホ・オポノポノによる自己同一性)と名付けた。この実践法は、自らが全責任を負う思想に則っており、モナは"ある人が人生の一切について責任を取るとは、彼が見、聞き、味わい、触れるすべてのことの責任を取ることである。そしてあらゆる経験は、彼の人生に存在するが故に、その人の責任が伴う"と教えた」とあります。

・ハワイのフナに関しては、『フナー古代ハワイの神秘の教え』、『古代ハワイアンの教え フナ』等の10冊位の本が翻訳出版されているようです。ハワイの精神世界は「フナ」を中心として展開しているそうです。年間800万人の観光客を迎えるハワイは、古代ハワイ人の「フナ」でも知られているようです。
 ハワイには「山の山頂で小人の白い神様が遊んでいた」という伝説があります。これらは米国で話題となった例の小柄な宇宙人グレイが空飛ぶ円盤で飛来していたという史実なのでしょうか。
 ハワイや南太平洋諸島にはカーゴ・カルトや様々なUFO遭遇・観察の報告が豊富にあるそうです。メラネシアやポリネシアの秘密結社というものに「異人」が大きな役割を果たしていたようです。異人が昔の現地人に生活の仕方や、農業や漁の仕方を教えたといわれます。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」がエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われているそうです。ラージノーズグレイもオリオン星人で、米国と秘密協定を結んだともいわれます。

・「古代の人々は天使と交信していた」といわれるように、古代のシャーマンたちは、異次元の精霊とコンタクトできる能力があったようです。一万年以上前のベテルギウス(オリオン座の恒星)星人の容姿は現在の「エンジェル」とほぼ同じであったらしいのです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるといわれます。
 ハワイの神々や霊界についての様相も、世界中のそれらと似てくることになるのでしょう。太平洋に孤立したハワイ諸島の古代のカフナも独自性よりも世界的な共通性が注目されるようです。米国でも除霊のための祈祷師の需要があるようです。
 現代は、迷信やまじない、宗教儀式などが、生活全体を規制しなくなっていますが、憑依現象を体感する人々は、増えているようです。それは、欧米で天使を体感する人々が増えている現象に似ています。「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」ともいわれます。また「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」そうです。目に見えない世界を古代のハワイ人たちは感じていたようです。

・ポリネシアなどの南太平洋の島々の異人や神人の伝承は、多いのですが、それに似た伝説は、世界中にあるそうです。つまり、異人や神人が古代の原住民の生活様式のしきたりの起源を創ったようなのです。南米でもトウモロコシの栽培をインディアンに教えたともいわれます。南太平洋諸島の多くの伝承やUFO目撃談、カーゴ・カルトなどの存在は、異人が原住民に部落生活、社会生活などのしきたりを教えたことが窺われます。部族の秘密結社とはどのようなものだったのでしょうか。
日本でも「異人」の伝承は多いのですが、柳田國男が明治43年に発表した『遠野物語』の異人の伝説には、明治時代の頃の遠野地方にうごめく異人の姿があります。「真っ赤な顔の異人」は目立ちましたが、現代では、一般人と区別がつかないようになっているのでしょうか。現代の異人の情報もメディアで報道されていないので、私たち一般人には、何も理解できないでしょう。「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝承がありますが、「異人」はオリオン星人だったようです。社会に同化した異人は、誰にも分からないそうです。当時の警察が「異人」をどの程度、把握していたのかは不明です。中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔といわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうそうです。

・「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうですので、記憶の甦った人が異星人で、その差は少なくなっているようです。異次元に存在するといわれている異星人の存在は、精神世界の話になってくるようです。「神々や天使が、ワンダラー(転生)やウォークイン(憑依)など、さまざまな形態で、昔から人間の姿を装い地上を徘徊している」ともいわれます。
 「異星人はとうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視・調査し社会生活をしている」そうですが、現代のメディアでも把握できないようです。異星人は、コンタクティの過去を知っていることが多く、あの世でコンタクティを選んで、コンタクトするといわれます。在日宇宙人問題を認識している人はほとんどいないといわれます。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。

だから、自分の名前に『ありがとう』と唱えて直感を鋭くし、宇宙に聞いてみればいい。宇宙とつながっていれば病気で苦しむこともなくなるよ。(5)


<「『秘密』は、これまでにあったものすべて、今あるもののすべて、そして、未来の全てへの解答です」>
・あなたは、自分の人生の黒板に望むものは何でも書き込めます。

・あなたがしなければならないことは、今、心地良い気持ちになることだけです。

・あなたの内なる力を使えば、使うほど、あなたの中にもっと力が湧いてきます。

・あなたのすばらしさ、偉大さを抱きしめるのは今です。

・私達は輝かしい時代の真ん中にいます。制限のある思考を手放せば、創造のすべての分野において人類のすばらしさ、偉大さを経験します。

・あなたの好きなことをして下さい。自分に喜びをもたらすものが何か分からなければ「私の喜びは何ですか」と自分に聞いてください。あなたが喜びに身を委ねれば、あなたは喜びをきらきらと放っているので、あなたはもっと多くの楽しいことを雪崩のように引き寄せるでしょう。

・あなたは「秘密」をすでに学びました。そして、それをどう使うかはあなた次第です。あなたが何を選ぼうとそれが正しいのです。その力はすべてあなたのものです。



『ホ・オポノポノの教え』
心が楽になる たった4つの言葉で幸せになれる!
イハレアカラ・ヒューレン    イースト・プレス  2009/8/31



<クリーニング>
・クリーニングすれば、自然と人生は開けてきます。
・クリーニングして、魂の負債を減らそう。
・記憶している過去の出来事から解放されよう。
・生きる目的は、私たちそれぞれが抱える悩みを消去すること。

<セルフ・アイデンティティ・スルー・ホ・オポノポノ>
・数百年も前からハワイに伝わる問題解決方法「ホ・オポノポノ」を、ハワイの人間州宝に認定された伝統医療のスペシャリスト、故、モーナ・ナラマク・シメオナ女史が、人を介さず、自らの力で解決できるように進化させたもの。

・(超意識)常に神聖な存在と一体化し、人間の潜在意識と神聖なる存在を結ぶ、橋渡しの役割を果たしている。ハワイではアウマクアと呼ばれ、潜在意識に対して父親のような存在。

・(顕在意識)私たちが日常の中で認識している意識。ハワイではウハネと呼ばれ、潜在意識に対して母親のような存在。この顕在意識が把握しきれる記憶は、1秒間あたり15ビッド相当。

・(潜在意識)自分が経験したことだけではなく、世界が創世されてからのすべての記憶が蓄積されたもの。潜在意識では1秒間に1100万ビットもの記憶が再生されており、現在に投影される。潜在意識=インナーチャイルド(内なる子ども)ともいうが、本書ではハワイ語で潜在意識を意味する「ウニヒピリ」という表記で統一。

・(クリーニング)人間の病気や苦悩を生み出すものや、潜在意識の中のあらゆる記憶を消去すること。

・(ゼロの状態)悟りの境地。欲や執着を手放し、神聖なる存在に委ねる準備が整った状態。仏教でいうところの「空」の状態。

・(インスピレーション)霊感。潜在意識の中の記憶をクリーニングし、ゼロの状態となった時に神聖なる存在から降りてくる知恵や情報。

・従来は複数の人たちが話し合うことで、問題の解決策を探っていましたが、モーナは人に頼るのではなく、改心を通して自らの力でウニヒピリ(潜在意識)を介してアウマクア(超意識)とつながり、問題を解決すべきであると考えたのです。

・ホ・オポノポノの素晴らしいところは、メソッドが非常にシンプルで、いつでもどんな時も一人で行うことができるということです。人が思うように生きることができないのは、潜在意識の中にある記憶が原因であると考え、この記憶を消去することで、ディヴィニティからのインスピレーションが届き、それに従って生きることで、完璧な状態で物事が起きると説いているのです。

・クリーニングのためには「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」という4つの言葉を使うのですが、これについては、本書で繰り返し解説していきたいと思います。
そして、クリーニングをするにあたり最も大切なことは、自分のウニヒピリと交流を取り続けていくことです。

<ただ、クリーニングに専念するだけで大丈夫。>
・セルフ・アイデンティティ・スルー・ホ・オポノポノでは、人が思うように生きることができないのは、潜在意識の中にある記憶が原因だと考えています。幸い記憶はトラウマに、よい記憶は執着となって、私たちが正しい判断をすることの妨げとなっているのです。そこで記憶を手放し、ゼロになる必要があるのですが、ゼロの状態というのは、仏教の「空」に通じるものであると説明すれば、ご理解いただけるかもしれません。

・つまり、人生で起こるすべての出来事は、潜在意識の中の記憶の再生によるもの。けれども、どんな出来事もネガティブにとらえず、潜在意識からクリーニングをする機会を与えられたのだと考えることが大切です。

・クリーニングする言葉はいつでも「ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛しています」の4つ。「愛しています」の言葉は、他の3つの言葉を含みますので、「愛しています」だけでもよいとも思います。いずれにしてもクリーニングを続けることによって、あなたは、やがてゼロの状態になる感覚を感じることができるようになるでしょう。

・「ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛しています」という4つの言葉を言い続けるだけで充分なのです