もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。(12)


・アルデバラン星人は「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。アルデバラン星人は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当したそうです。「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」といわれます。

「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人がとてつもなく進化したようです。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を管理している」といわれます。「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」といわれます。「源平合戦はハム系とセム系のオリオン、シリウスと北極星、北斗七星の戦いということになってくる」そうです。日本に最初に降り立ったのは、シリウス人で、彼らは東北地方の青森県を中心に、下北半島、津軽半島、十和田湖周辺から秋田県の一部にひろまったようです。

 米国には、シリウス星人がウォーク・イン(憑依・人格転換)やワンダラー(転生)の形態で飛来しており、その数は、非常に多いといわれます。「人は皆、記憶喪失の異星人だ」ともいわれ、数多くの「転生」を経験しているそうです。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。


・戦争中や戦後の大混乱のドサクサのことで何事も正確には分からないようです。欧州でも戦後の大混乱の中で、ナチスのヒトラーの金塊・資金にまつわるさまざまな動きがあったようです。このような話はどこまでがナンフィクションなのかもよくわかりません。戦争にまつわる資金のことは軍事機密で書類も焼却されるのでしょう。諜報機関にまつわる資金関係は各国とも分からないようになっているようです。それこそトップシークレットなのでしょう。宇宙人情報のように厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いのものもあるのでしょうか。宇宙人情報は各国の諜報機関と結びつき、秘密は保たれているようです。諜報機関と宇宙人は馴染みがあるそうです。『天皇の国師:知られざる賢人三上照夫の真実』(宮崎貞行)(学研)という本がありますが、エスパー(超能力者)と天皇の話についてもよく分かりません。戦前の帝国陸軍や海軍のスパイ活動についても不明なことが多いそうです。


・私たち一般人には、現代の「世界のスパイの実態」については理解不能なことが多いようです。「諜報機関は国家にとって最も重要な死活の国家組織だ」そうです。が、その諜報機関も日本には存在しませんので、「諜報機関のない国は北朝鮮の拉致事件にも無力だった」とも非難されています。「諜報機関のない国は既に国益を大きく損ねている」といわれます。日本国の「失政」も増えており日本政府の劣化が懸念されています。公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない世界的に珍しい国だ」そうです。真面目な官僚や政治家も「諜報機関を作れ」と声高に叫び動いていないといわれます。「諜報機関のない国は始めから負けている」ともいわれます。北朝鮮の拉致事件も解決されていませんし、10年以上も続いている巨額な被害額の「振り込め詐欺」の犯罪者も一網打尽になっていません。私たち一般人には、「この程度の問題も解決ができないのか」と不思議に思います。警察に非難が殺到しない日本的な状況のようですし、大新聞社の活動も私たち一般人には、分かりません。それこそ税金の無駄遣いをやめて、諜報機関の設立・運営資金にしたらよいそうです。日本人に特有な「甘い国際感覚、貧弱な語学力」では大きく国益を損ねるといわれます。


・「諜報機関のない国は国家競争から最初に脱落する」ともいわれます。諜報機関が機能していないため、拉致事件や詐欺グループの暗躍など、国民を不安にすることが多すぎるそうです。スパイのノウハウについても日本は後進国のようです。安全保障の問題も肝心の諜報機関なしで、海外に自衛隊を派遣するのでしょうか。世界の諜報の世界は「スパイ教育を受けたネィティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガルでないと使いものにならない」過酷な世界だそうです。脳天気(ノー天気)な日本人は犠牲者になるようです。

 「警察がしっかりとしておれば、拉致事件は起こらなかった」と元警察官僚が述べているので、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。私たち一般人は、仕事が忙しくて、さまざまな社会問題を詳しく勉強している時間がありませんが、「警察の不甲斐なさ」には驚きます。捜査能力も高いとはいえないそうですが、警察幹部によると「予算や警察官や刑事の要員が足らない」といわれます。先進国のように諜報機関が政治を引っ張らないと国際問題に適切に対応できないようです。拉致事件の場合のように政治家の非力ぶりが窺われます。

 2016/11/15のヤフーニュースには「横田さん拉致39年 両親の思い」が載っていました。「横田めぐみさん拉致からきょうで39年

 北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんが拉致されてから15日で39年になる。めぐみさんの両親は日本テレビの取材に応じ、解決に向けて「何も動かない」と語り、改めて政府の取り組みを求めた。(日本テレビ系(NNN))」。平和主義者が数十年間、「平和」を叫んでいても拉致事件程度の問題も40年以上たっても解決できないと指摘されています。北朝鮮に対する国会の脳天気(ノー天気)ぶりが拉致事件を招き寄せたと述べられます。


・ジェームズ・ボンドの007シリーズの映画で世界的に知られる戦勝国の英国情報部には、対外部門のMI6と国内部門のMI5があるそうです。高度な諜報機関が英国では機能していますが、様々な事件が起こっているようです。「殺人許可証を持つと言われる女王陛下の秘密諜報員」もロシアのスパイ団の動きをつかめてはいないそうです。冷戦が終わったと言われますが、また米露の対立がウクライナ等をめぐって鋭く対立してきています。ロシアも旧共産圏も「核兵器による恫喝」は、忘れてはいないようです。甘い国際感覚と貧弱な語学力では国益を大きく損なうこともありましょう。社会の遅れた面、非近代性、後進性、頭の古い面が予想以上に多くなってきています。なぜ改革が遅れているのでしょうか。「天使は神の秘密諜報員である」という説もあるそうですが、諜報機関と何か異星人でも関係しているのでしょうか。

「日本の知識人が欧米人を理解できないのはフリーメーソンを知らないからだ」といわれます。

 「およそ地上から350マイルの宇宙空間、つまり約560キロメートルあまりまでが霊界空間域になっている。死んだ人間の魂はこの霊界を通過上昇していく。この霊界の上位に位置するのが神仙界。そのさらに上部に天界が存在している」そうです。人間の死後の世界の幽界や霊界の存在は、割合、知られています。霊界と神仙界とが繋がりがあり、神々や天使のような異星人が存在することの知識はあまりないようです。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」そうです。「アセンディド・マスター(高級教師)がガーディアンより、さらに進化した霊的存在の生命体。7人存在し、7色の虹のように輝いている」そうです。神々の憑依により、世界中で新興宗教なのが多く興るようです。「ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている」ともいわれます。


・「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」ともいわれます。憑依した人から話を聞く「降霊会」もあるようです。「降霊会」が秘密結社化していることもあるようです。「見えない霊界は地上1メートルのところにある」ともいわれます。

「神々や進化した宇宙人(天使)は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」ので誰も分からないそうです。背後霊や守護霊の正体も、はっきりとは分からないようです。

 「神々や天使が、ワンダラー(転生)やウォークイン(憑依)など、さまざまな形態で、昔から人間の姿を装い地上を徘徊している」ともいわれます。異人や神人、天使の伝承も世界中にあるようです。神々も人間の精神体に憑依したり、幽霊の形態で、この世に関与するのかもしれません。「あの世」の動きが時間を経て「この世」に起こってくるともいわれます。「あの世」も私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。

 「神々は憑依などで市井のひととなり普通の生活をしているので誰も識別できない」ともいわれますが、この説も確かなことは分からないようです。また、人類はどれだけ進化しても「神人」にはなれないようです。「はるかに遠い未来には、神人と“小人に退化した人類”の2種類になる」ともいわれています。「神々や天使は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」かもしれませんが、認識できる人はほとんどいないようです。

 amazonに「高橋五郎」と打ちこみますと163件の書籍が反応してきます。たとえば、『伝説の秘密諜報員ベラスコ:“天皇の金塊”の真実を知っていた男』、『原爆奇譚』、『天皇の金塊』、『真説日本の正体:封印された謀略の裏面史を紐解く』、『天皇の国師:知られざる賢人三上照夫の真実』、『美しきペテンの島国:続・真説日本の正体』、『天皇のスパイ』等々、興味をひく内容のようです。

 ヒトラーは表の歴史ではベルリンの地下壕で、愛人のエバ・ブラウンとともに毒薬を飲んで自決したとされています。そして、2人の遺体は焼却されて埋葬されたが、ソ連軍が掘り出して、歯の治療痕から「ヒトラーの遺骨」と断定されたといわれています。また秘書のボルマンもベルリンで死んだということになっていました。しかし、ベルリンの戦いでは何十万の犠牲者が出たため遺骨や遺体を探そうと思えばすぐに捜すことができたといわれます。

 ところが秘密諜報員ベラスコによると、ヒトラーはベルリンを脱出してノルウェーから南米へと逃亡したと報告されています。ベラスコ自身の情報も真偽のほどは分かりませんが、「南米の南極近くという土地」も「偽情報」なのかもしれません。ベルリン陥落前の何年前か、いつごろからかわかりませんが、南米などに諜報機関の手で、かなりの数のナチ党員が移住して隠れ場所や策源地を作ったそうです。


・ヒトラーとナチとアルデバラン星人の繋がりについては不明なことが多いようです。金髪碧眼のノルディックは、人類に6千年進化しているプレアデス星人といわれています。グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていました。ノルディックがナチのユダヤ人のホロコースト(大虐殺)の背景にいたという話もあり不気味です。ナチスが空飛ぶ円盤を作っていたという書籍もあるようです。

 ヒトラー自身は、宇宙人に「人格転換」されていたという説もあるようです。金髪碧眼アーリア人の「超人」、金髪碧眼のゲルマンの神々は、アルデバランの異星人だったようです。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となったともいわれています。シュメール文明を打ち立てたのが金髪碧眼のアルデバラン星人といわれ、牡牛座のアルデバランが故郷の惑星のようです。アルデバラン星人は「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。


・人間は死ねば幽界や霊界に行き、永遠の生命を得るそうです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だともいわれています。ヒトラーも肉体の崩壊後、底層4次元の地獄に落ち、その後、堕天使か天使や神のようなアルデバラン異星人とのコンタクトでもしているのでしょうか。戦後、ヒトラーが幽霊のように現れたり消えたりしているという与太話も少なくないそうです。アルデバラン星人はアーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だったようですが、かなり前からドイツ、ナチスに浸透していたようです。「中世のドイツの領主はほとんどが異人の末裔だった」ともいわれています。地球人に同化した宇宙人も多かったのかもしれません。


・サタン(悪魔)といわれる琴座のリラ星人系列と天使的なシリウス星人系列が、宇宙を2分して大戦争をしたというスター・ウォーズの物語。堕天使ルシファーが、天使団の3分の1を率いて神に反乱を起こした「天の戦争」の物語などがあります。「ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれます。またフリーメーソンの主神はグノーシスのデミウルゴス(悪の創造主)であるという説もあるといわれます。

 「実験室で人間を創った」というリラ星人と「思念で人間を創った」といわれるシリウス星人の対立の構図は、複雑な様相を示しているそうですが、現在では、大規模なスター・ウォーズは、互いに起こさないようにしているらしいのです。インド神話では帝釈天と阿修羅の争い戦争が大規模なスター・ウォーズとなったようです。シリウス星系(龍)対オリオン星系(牡牛)の対立ともいわれます。スター・ウォーズでは「牛神」が「龍神」をテクノロジーの面で圧倒し、「爬虫類的異星人(レプティリアン)を低層4次元に追いやったそうです。

 天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人は、「世界中で奇跡を演出している」ともいわれていましたが、詳しいことは分からないようです。「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」といわれ、上位の異星人(造物主や神)が創造したというので驚きです。


・「プレアデス人は、ローブを着た白い姿で現れる非物質的存在が率いる最高評議会の指揮下にある」そうですが、この評議会と各国政府、国際連合とのコンタクトがあったのかもしれません。キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。準マスター(大師)クラスが、人間の姿を装い、地上に出てきているともいわれているそうです。マスター(大師)・クラスや日本に関係する神々も超能力を隠して密かに来ているのかもしれません。「グレイの後に金髪碧眼のノルディックが来た。その後に、人間タイプのオレンジと呼ばれる宇宙人が来て、その後に“東洋人タイプ”の宇宙人が飛来した」と米軍のリーク話もあるようです。


・「理論的には神々は『不死』で、時空を超えており、何でもできる」そうですので、現代の神話も多いはずですが、メディアにもわかりませんし、まして一般人には分からないようです。

 スター・ウォーズもめぐりめぐって、「異類混血」などの結果、元来、人間は完全なものだったのですが、「人間の子供に障害児が生まれる原因」になっているという話もあり、事は重大です。障害児は困りますね。子供を生みたくないという女性も増えているそうです。さすがに神々も障害児が生まれるのを防ぐことができないようです。現代では大人や子供にも難病や奇病が増えており、現代医学では治療不能のようです。

 イスラエルのようにエイリアンの超テクノロジーなどの異星文明を国家戦略として、国家機関の総力をあげて導入すべき時なのですが、その歴史的な経緯から日本的な対応が現界だそうです。「エイリアン・エンジニアリング」によれば、電波から電気も作れたり、フリーエネルギーも可能のようです。「エイリアン・エンジニアリング」は米国の一人勝ちになるのでしょうか。



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・ブログ名称:UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」

「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」


グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド




もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。(11)


・米中間の外交の問題・交渉もどの程度なのかも私たち一般人には、分かりません。アメリカ連邦政府のほうが、日本よりも正確に中国の国内事情を把握しているようです。大規模な情報機関がありますので正確なのかもしれません。そもそも核兵器保有国は、独自の外交力も持っているともいわれます。また、瀬戸際外交で旧共産圏諸国は、「核による恫喝」をよく行ってきたようです。中国が今後どのようなシナリオ展開していくのか誰も予測ができないようです。「中国が旧ソ連の崩壊のように、いくつかの国に分裂する」とか「第3次世界大戦に発展する可能性も全く否定できない」ともいわれます。米中サイバー戦争は、すぐそこにある危機なのかもしれません。


・日本の核武装を主張する日本の知識人の本も増えているようです。合理的な思考をする西洋人(特にアメリカ人)の有識者も「日本は核武装をするべきだ」と主張する人々が増えているそうです。「核には核を」という合理的な思考です。21世紀になる前には、「米ソ核戦争・第3次世界大戦」の予言が幅をきかせていたものでした。21世紀になって、さすがにマスコミは、すべての予言が誤りとなり沈黙したようです。しかし、そろそろ「第3次世界大戦」、「米中戦争」についての書籍もアメリカでは増えているようですが、私たち一般人は、軍事専門家ではないので理解不能なことが多いようです。


・アメリカの学者に「米中戦争」に敏感な人が多いようです。マクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがあります。核兵器のほかに生物化学兵器が大量に使われるといわれます。その後のマクモニーグルの未来透視についての情報は知りません。戦争の様相は過去の大戦、特に太平洋戦争を考えてしまいます。都市の破壊や都市住民の壊滅は戦争末期にきております。しかしながら、未来の次の大戦では「核戦争」になりますので、都市の破壊、都市住民の壊滅が、最初にくることになります。そうした場合には、100%と核シェルターと国民皆兵的なボランティアの民兵でないと対処できません。そこでスイスのように100%の核シェルターと国民皆兵的な総務省管轄の郷土防衛隊で備える必要があると指摘されています。現在は米軍基地がありますので、通常兵器による紛争・戦争は、あったとしても小規模なもので、限定的なものになるといわれます。

「何も知らせるな」というサイレンス・グループが強力だといわれます。大衆がパニックになるということで異星人情報のようにアバブ・トップシークレットが増えているという説もあります。


・様々なシナリオがありますが「米中戦争」が世界大戦規模になるという未来透視のようです。23世にならずとも、「イルミナティ・エージェントが第3次世界大戦を引き起こす」という不気味な予言もあるようです。歩兵の戦闘の時代ではなく、戦争形態は都市住民への無差別爆撃、無差別核攻撃 から始まるのかもしれません。従来の「戦争理論」はパラダイム・シフトしているそうです。この方面に脳天気(ノー天気)ですと、日本も歴史から消えていくことになるでしょうか。


ガストン・ブートゥールは「古来、人間が戦争を起こす理由はただ一つしかない」と言って、その理由を「若者が増えすぎることにある」と述べています。「戦争の結果、人が死ぬ」のではなく、「若者がたくさん生まれ、人口が増えすぎると、戦争が起きて人口調整する」と答えたのです。そしてブートゥールは古代のアラブでは男の子を尊び、女の赤ん坊はしばしば殺されていたと書いているそうです。「女性の人口が減ればいきおい出産数が減る。人口調整としては最も効果的な方法である」といわれます。またブートゥールによると「若者がたくさん戦死すれば、戦争は当初の開戦目的に関係なく自然に終わりを迎える」と指摘されています。

・「世界の歴史は、秘密結社同士の戦争の歴史である」という説もあります。「太平洋戦争において、日本軍の将官や将校のほとんどが勝てるとは思わず、戦争に負けるという意味を認識していなかった」といわれます。 


・ 「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスとレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあるといわれます。共産主義といえば「マルクス」といわれますが、元々は異星起源だといわれます。共産主義でなりたつ異星人国家があるといわれます。「核の恫喝を受けないためにも核には核を」という合理的な思考が求められているそうです。「21世紀には核戦争は絶対にない」という保証はありません。「平和運動が核攻撃を招き寄せる」といわれ「日本列島を核攻撃で沈める」という恫喝も頻繁に現実に一般国民がうけています。

周辺諸国では、核兵器や生物化学兵器、核シェルターの開発を熱心に展開しているそうです。核戦争を想定内にしているからでしょう。「脳天気(ノー天気)な核シェルターもグローバルスタンダードを適用すべきだ」といわれます。


・都心を狙った水爆で、国会も皇居も霞が関も吹っ飛んで一巻の終わりになるといわれます。東京に核兵器が落ちれば数百万人の死傷者がでるという雑誌のシュミュレーション記事も載っています。単純に見ても、列島に10発核兵器が落ちれば、数千万人の死傷者がでるというシュミュレーションです。そのような事態になっても「救援隊」を向かわせなければなりません。そこで「将来はスイス型の『民間防衛』を参考・目標にすべきだ」といわれます。スイスのように「100%の核シェルター、国民皆兵的な郷土防衛隊が必要である」といわれます。そして総務省と地方自治体の管轄の「郷土防衛隊」の創設が必要だといわれます。しかしながら、常にコスト、費用対効果、予算、財源の問題が付いて回るといわれます。もともと国家予算の分配の問題になるようで、財源をひねり出すためにも、行政、立法、司法の大胆なリストラ、近代化、効率化が必要です。


・「外交秘密」とか「秘密外交」とは普通にあるといわれます。アメリカでも文書公開によって、第2次世界大戦当時の外交文書も読めることになっているようです。「ルーズヴェルトの謀略論」とかは、「陰謀論」には昔からよく出てきたようです。「外交機密」等があるために外務省は特殊な役所になったのかもしれません。

20世紀とは、ソ連・コミンテルンとの戦いであった!」という説もあり、コミンテルンの謀略論も近年では研究されているといわれます。「ユダヤ謀略論」「フリーメイソンの陰謀論」「イルミナティの陰謀論」のようなオカルト的な響きがあるようです。

・ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)でみますと

コミンテルン(ロシア語: カーオーエムイーエヌテーィエーエルエヌ、カミンテールン、ラテン文字転写例: Komintern、英語: Comintern)は、1919年から1943年まで存在した国際共産主義運動の指導組織である。別名は、第三インターナショナル、第三インター、国際共産党。

ちなみにamazonに「コミンテルン」といれますと182件の本が分かります。


・「インテリジェンス・ヒストリー」についても欧米では研究されているようですが、戦後、諜報機関そのものが否定されたので、タブー化されているのかもしれません。しかしながら、「諜報機関は国家にとって最も重要な死活の国家組織だ」といわれます。公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない世界的に珍しい国だ」そうです。その結果、「諜報機関のない国は拉致事件にも無力だった」そうです。その当時は「霞が関では大蔵の自殺、通産の汚職、外務の不倫といわれた」そうです。その程度の外交だったのかもしれません。日本の外交や外交官の悪評に関する本は、よく出版されているようです。監督や指導が入っているのでしょうが。移民政策についても日本国民は、外務省の劣悪な政策で被害を被ったと指摘されています。

内政・外交共に難題山積みですが失政続きで国民が不安を覚え、国民が恥をかくといわれます。ところで『日本国外務省検閲済 外務省犯罪黒書』(佐藤優 講談社 2018/3/21)という不思議な本もあるようです。「とんでも本」でしょうか。40年以上も続く拉致事件の解決も悪評の続く外務省に責任があるのではないかといわれます。国恥的なことを国際的に発信することはいかがなものかといわれます。

 「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。また「世界の歴史は、秘密結社同士の戦争の歴史である」といわれます。「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスとレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあるようです。共産主義思想はマルクスと結びつけられますが、異星オリジンのものだったのかもしれません。天使や大天使、堕天使の影響、「あの世」の作用は、私たち一般人には、理解不能です。

「事実は小説よりも奇なり」と指摘されています。「共産主義」や「社会主義」に関しては昔の知識人は相当心酔し、支持をしたといわれます。「ソ連の崩壊」でようやく社会主義国の実態・実際が知られるようになったといわれます。


・戦前の皇室や天皇、宮内省のことや戦後の天皇・宮内庁のことは、よく知りませんが、ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)から引用すると「日本の降伏による第二次世界大戦終戦時には大臣官房と2職8寮2局の内局と多くの外局に6000人を越える職員を抱え、天皇および皇族、朝鮮王公族(元大韓帝国皇帝の李王家)の日常生活、教育、財産管理などあらゆる側面を支える官庁へと拡大していたが、戦後、連合国軍占領下で連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の要求により縮小され、職員は1500人まで削減された。これにともない大部分の業務は他部局に移管された。たとえば皇室財産の大部分を占めた御料林は国有林となり林野庁の管轄となり、あるいは宮内省管轄であった学習院は私立学校となった」とのこと。


・戦後は皇室や華族等のいわゆる上流階級にとっては「大激変」となったようです。特に「神霊的なこと」や「霊的なこと」は、戦後は「非科学的」ということで、排除されていったようです。現代でも「UFOや宇宙人」については「非科学的」ということで排除の力が働いているといわれます。三上照夫氏については、世間一般では知られていなかったようですが、関係者には「天皇の国師」として評価されていたといわれます。「江戸時代でいうなら、心学を普及させた石田梅岩が三上に近いであろう」という評価のようです。


・「令和」の時代になり天皇制が注目されましたが、戦前とは、大きく違っていると指摘されています。昔は、天皇を中心として「霊的なもの」のネットワークがあったといわれます。昔から、何事も「秘密」とされてきたようです。天皇と神との繋がりをする職務が昔の「藤原氏」の役割だったという怪説もあるようです。藤原氏の北極星、北斗七星信仰はシャンバラ信仰、物部氏のオリオン信仰はアガルタ信仰となるといわれます。天皇に関わる「霊的なもの」については、歴史書はほとんど触れられていないようです。太古から天皇と「神霊的なもの」のつながりがあったといわれます。

 昔の欧州の王室でも、王に仕える「宮廷学者」や「宮廷占星術師」がいたようで、大きな力を持っていたようです。いわゆる神(異星人)のコンタクティやチャネラーとして、権力を持っていたようなのです。イギリス王室では、「ジョン・ディー」が錬金術師、占星術師、数学者として活動していたようです。王室を中心として、情報ネットワークがあったようです。そして中世では街中にもいわゆる「魔術師」と呼ばれる人々がいたようです。「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのである」といわれます。「神は最初のフリーメーソンだ」そうです。しかしながら、「フリーメイソンは神の嫌悪である」といわれます。つまり、「悪魔の殿堂」とかの正反対の評価があるのも興味深いものだそうです。欧州のほとんどの王家がフリーメーソン結社とかかわりがあったと指摘されています。「現代の神話」も「知る人ぞ知る」話なので、私たち一般人は、理解できません。

「秘密の殿堂」ともいわれます。


「「ワンワールド」を目指したフリーメーソン・イルミナティは、第1次世界大戦の教訓から「国際連盟」を設立した」と語られています。またアプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。フリーメーソンのような秘密結社の裏のネットワークについては、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。陰謀論やイルミナティの裏世界については、荒唐無稽、奇妙奇天烈、支離滅裂、眉唾物の話が多くて疑念がわきます。宇宙人が関わってくる話はアバブ・トップシークレットがほとんどで、私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。どこまでがフィクションで、どこまでがナンフィクションなのか不明の伝承のようです。また時空を超えた宇宙人の「この世」への介入・影響力は普通人は分からないそうです。タイム・トラベラーが「この世」を支配しているといわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうといわれます。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だと語られています。マスター(長老)クラスの宇宙人も、さまざまな形態で人間の姿を装い、人間たちとコンタクトしているのでしょうか。「歴史のシナリオを描く政治力の非常に高い宇宙人が存在する」といわれます。常に「世界統一政府」の動きがあるともいわれます。

 「板垣英憲」さんをウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)でみますと次のことが判ります。

「世界支配層(主要ファミリー)」による支配。近年では、「世界は『世界支配層(主要ファミリー)』に支配されており、彼らの意向で「ユダヤ人の中国への大量移住」「北朝鮮による朝鮮半島統一」が計画されている」と主張していて、2013年9月に行われたみずほ銀行への業務改善命令も彼らの意向であると主張している。また、米ロは「世界新秩序派」の支配下にあると主張している」と記載されてあります。


・amazonに「板垣英憲」といれますと120件の本がわかりますが、多作の政治評論家のようです。中には、『911テロ/15年目の真実【アメリカ1%寡頭権力】の狂ったシナリオ』、『縄文八咫烏直系!吉備太秦と世界のロイヤルファミリーはこう動く』、『「悪の地政学」と「悪の戦争経済」でわかった日本人が背負う《世界大戦》』、『嘘まみれ世界経済の崩壊と天皇家ゴールドによる再生』、『中国4分割と韓国消滅 ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン』、『嘘だらけ世界経済 今この世界を動かしている《超》秘密』、『NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ』、『2度目の55年体制の衝撃!あのジャパンハンドラーズが「小沢一郎総理大臣誕生」を自民党に対日要求!』等の刺激的な題名が並びます。陰謀論の「とんでも本」と片付けられることも少なくないといわれます。


・日本にあるのかもしれない「異人のネットワーク」、「太古からの秘密情報組織」が、漢波羅秘密組織「八咫烏」と関係があるのかもしれないそうです。漢波羅秘密組織「八咫烏」のことを詳しく書いてもらえば、「歴史の闇」にうごめく、「異人や神人の末裔のネットワーク」が分かるのでしょうか。

 伝説の『天狗』についても全国にその伝承があるので、事実だったのでしょうが、彼らは、高等知性体の異人であったために、人間に正体が捕らえられたことはないようです。

 米国のメン・イン・ブラックのようにテレポート(瞬間移動)できる宇宙人の話は多いそうですが?漢波羅秘密組織「八咫烏」は、いわば日本のメン・イン・ブラックなのかもしれません。そして国籍や戸籍の話も外国籍を使っていたのかもしれません。CIAやモサド、英国情報部などの世界の諜報機関ではパスポートなどの国籍は自由自在に書き換えているそうです。

 世界の諜報機関は魑魅魍魎が跋扈する世界のようです。暗殺も正当化し自由自在にする諜報機関の世界では、戦後60年間の完全な空白のために、敗戦国の日本は最後進国になったようです。戦争が終われば、占領して秘密裏に敵国の諜報機関を徹底的に潰すのが、戦勝国の常套手段だそうです。英国情報部『女王陛下の007』シリーズのようなスパイ映画も日本では作れないようです。


・「宇宙連合の情報員も30年前ごろには日本に来ていた」という話もあり、オリオン星人だったといわれているメン・イン・ブラックも米国社会に諜報機関員としてとけ込んでいるのかもしれません。

「異星人はとうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視・調査し諜報機関員として社会生活をしている」そうですので、諜報機関と無縁の現代の日本では、なかなか理解できない組織のようですね。「宇宙人・異星人といっても普通の人と変わらず分からない」という話もあるようです。

 よく言われるように「世界の常識は日本の非常識」と言われていますが、「諜報機関が実質的に非常に強力な権力を持ち世の中を動かしている」という世界(特に欧米先進国)の諜報機関優位の現実には、「敗戦国」で「平和ボケ」で「諜報機関を持てない」、「正規の軍隊のない」、「フリーメーソン組織のない」日本では、無縁の社会常識だそうです。


・「陰謀論」もサブ・カルチャーですが「知る人そ知る」世界のようです。荒唐無稽な話が多く、理解不能な内容に感じられ、私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。しかし、執拗に商業ベースにはのらないのに、陰謀ハンターも棲息しているようです。現代は「映像の時代」ですので、「目から入る膨大な情報」が人々の常識や行動を変えていくのかもしれません。「謎の集団、八咫烏」についても真偽のほどは分かりませんが、異人のように、歴史の裏側に潜む未知の集団なのかもしれません。


・「学研」社の本は、興味深いものが多いようです。オカルト雑誌『ムー』の出版社だからでしょうか。実際は真偽のほども分からないものも多いそうです。この面の知識も、私たち一般人は、当然詳しくはありません。遥かに進化した異星人、高等知性体(神々や天使)が、あの世からこの世に影響力を行使していることは、私たち一般人は、分かりません。世界中の神々は、「進化した異星人という共通性」があるそうです。「進化した宇宙人(神々や天使)は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」そうです。「異星人はとうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視調査し社会生活をしている」ともいわれます。

 「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という“異人”はオリオン星人だったともいわれます。しかし、当時の警察が異人に対して、どのような対応をしていたのかわからないようです。官僚だった柳田国男も警察まで行って「異人」の正体について調べなかったようです。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」ともいわれます。宇宙人の遺伝子を持つ人間が、ほとんどのようです。


・[you tube].については膨大な情報量で、私たち一般人は、当然詳しくは把握できません。「将来は、テレビを見るよりは“you tube”などのインターネットの動画を見て過ごす時間が長くなる」ともいわれています。例えば、「giant」とか「Nephilim」、「alien 」、「UFO」とかの単語を入れてみますと米国の不思議で奇妙な動画を豊富に見ることができます。「Nephilim」の動画が豊富にあるので、驚きです!本物と偽物の区別も分からなくなります。コンピュータグラフィックス(CG)の映像テクノロジーが発達したからでしょうか。これらの「映像」をよく見ているマニアも多くいることでしょう。昔のUFO写真にも明らかにニセモノの写真が、混じっていて、コンタクティが「詐欺師」よばわりされたものです。実は誰かが、後で偽物の写真を混入させたようですが。

 真偽のほどは分かりませんが、動画にも、かなりのニセモノも混じっているといわれます。米国の動画は時代を先取りしているものが多いようです。現代は「映像の時代」ともいわれます。「映像」が社会に溢れていますし、素人でも容易に撮影ができる時代です。映像は、私たち一般人の記憶に強烈に作用する時代になっています。“「本物・偽物」そんなレベルではない動画”が増えてきているそうです。CGの発達で、真偽の分からない動画がふえています。You tubeが人々の常識を変えていくのかもしれません。文字情報よりも動画情報のほうが、理解がすすむようです。「百聞は一見にしかず」ということです。


・太古のハム族とセム族の争いは、理論的には混乱しているのかもしれません。陰謀論によりますと「太古のユダヤ人が根本的な話を逆にして、歴史の事実そのものを捏造し改竄して、混乱させている」そうですが、私たち一般人は、理論的に混乱して荒唐無稽な話となり訳が分からなくなるそうです。歴史的な問題は何が真実であったのかも、後世の歴史研究家の解釈によって全く違ってくるようです。天動説と地動説のように科学的な常識も時代により変化してくるようです。異星人の存在を否定するのも「現代の天動説だ」ともいわれます。

 神と悪魔の争いが、太古の浅黒いハム族と金髪碧眼のセム族の争い、殺し合いとなり、現代のヨーロッパにおける人種的、宗教的な争い殺し合いの背景となっています。太古のスター・ウォーズの影響が長い間、地上でも続いているようなのです。人種的な問題は、一切タブーにして誰にも知らせないようにしています。が、近年の東欧の人種間・民族間の、すさまじい争い、殺し合い、内戦になったように、一気に爆発することもあるようです。「イルミナティ・エージェントが第三次世界大戦を引き起こす」という不気味な予言もあるようです。争いや戦争を起こす首謀者がいるという陰謀論があります。


・「シリウス星人の地球支配があまりに巧妙なために戦争が頻繁に起こる」そうです。戦争とはつまり「殺し合い」のことです。超太古の二種類の宇宙人による争いや殺し合いは、二つの神の種族の争い、殺し合い、戦争となり神話に残っているようです。ちなみに、宇宙人が人間を作る時に、互いに殺し合うというDNA(さっこう)を人間の遺伝子にいれたそうです。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」という説もあるようです。「“殺こう”を本能に持つリラ星人は滅びる種族だ」とか「グレイも遺伝子的に滅びる種族だ」とかの奇説もあったといわれます。グレイの種族もよく核戦争をしたようなのです。「遠い未来には長身の神人と小人に退化した人類の2種類の種族に分かれる」という説もあるようです。「小柄なグレイは未来の人類の姿だ」という奇説もあったようです。


・70年前にドイツに現れた金髪碧眼の『超人』(ノルディック)やアルデバランの宇宙人たちと第2次世界大戦の勃発との関係は、歴史書に書いてありません。ゲルマンの神々のアーリア人、アルデバランの宇宙人や金髪碧眼のプレアデス星人(ノルディック)がナチスとコンタクトしていたようなのです。かくも多くのナチス・ドイツ人が金髪白晢碧眼のアーリア=ゲルマン人種という『超人』たちに影響を受けたという歴史的事実は何を物語るのでしょうか。アルデバラン星人が、神の種族に近いのかもしれません。金髪碧眼のアルデバラン星人とプレアデス人の金髪碧眼のノルディックが、よく混同されるそうです。アルデバラン星人はアーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だったようです。シュメール文明を打ち立てたのが金髪碧眼のアルデバラン星人といわれ、牡牛座のアルデバランが故郷の惑星のようです。アルデバラン星人は「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。


・米軍情報のリークによると「小柄な宇宙人グレイの後に金髪碧眼のノルディックが来て、その後に赤毛のオレンジという宇宙人が来た。その後で“東洋人タイプ”が来た」という話です。その“東洋人タイプ”には日本に関係する宇宙人、神々も混じっていたのかもしれません。スイスの有名なプレアデス星人のコンタクティのビリー・マイヤーによると「プレアデス星団に日本民族の原郷となった惑星があり、そこから異星人が来ている」そうです。金髪碧眼のプレアデス人が知られていますが、黒目黒髪のプレアデス人も存在するようです。「スサノオ命は絶対神ヤハウェにほかならない」という奇説もあります。西洋神界はスサノオ神とその系統の神々が1万年ほど前に拓いた地域で、シュメール族は「スサノオ神系」だといわれます。


・金髪碧眼のノルディック、金髪碧眼のウンモ星人、金髪碧眼のアルデバラン星人、金髪碧眼のプレアデス星人と金髪碧眼の宇宙人は、神々や天使、異星人のイメージとして定着しています。もちろん、宇宙人は多種多様で金髪碧眼の宇宙人のみではありません。街中の雑踏に混じると誰も識別できない宇宙人が多いそうです。現代では、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)も多く、宇宙人と普通の人間を区別が出来ない時代のようです。神々や天使のような「目に見えない、進化した宇宙人」の時代です。「異星人はとうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視調査し社会生活をしている」そうです。「宇宙人は“幽体”や“霊体”で目に見えない異次元に存在している」とか、地球上には多くの宇宙人が「同化」して住んでいるといわれます。


・天津教の聖典『竹内文書』には「超太古には世界には五色人(ごしきじん。黄人(きひと、日本人を含むアジア人)、赤人(あかひと、ネイティブ・アメリカンやユダヤ人等に少し見られる)、青人(あおひと、肌が青白い。現在、純血種ほとんどなし)、黒人(くろひと、インドの原住民族やアフリカ人等)、白人(しろひと、白い肌やプラチナ、ブロンドの髪をしたヨーロッパ人))が存在していた」とのこと。黒目黒髪の宇宙人や金髪碧眼の宇宙人も40年前には、日本人とコンタクトしていたそうです。とにかく、宇宙人に関わる人種や民族の問題は争いの原因となるのでタブーのようです。またアバブ・トップシークレットにもなっています。

 60年前に米国にグレイとともに飛来した金髪碧眼のノルディックたちにより、キャトルミューティレーション(動物虐殺)やアブダクション(誘拐)が頻発しましたが、米国政府の公式調査はないようです。宇宙人情報は、厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いですので、現代では誰も問題にしないようです。


・歴史的な異変の裏にいるといわれる「金髪碧眼のノルディック」の正体もプレアデス星人ともいわれていますが、小柄なバイオ・ロボットのグレイを部下として使役しているともいわれます。そして、秘密基地エリア51などによる「エイリアン・エンジニアリング」によって「アメリカの時代」が長く続くそうです。金髪碧眼のノルディックがナチスの「ユダヤ人の虐殺」に関係しているという奇説もあるようです。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」が、エリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。

 ゲイ(LGBT等)の不思議な現象も世界中に拡大しているようです。ゲイは「異次元の宇宙人による人格転換だ」という説もあるそうです。ゲイのように異次元の宇宙人に人格転換を受けたチャネラーのヒトラー。ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺という『人類史上最大の犯罪』の一つが起こりましたが、『ハム族、セム族という神々(悪魔)の争い、殺しあい、戦争』が太古から続いていたという遠因があったという説もあるようです。人類史上、「戦争の時代が平和な時代よりも長かった」そうです。北欧神話を見てもゲルマンの神々の争いや殺し合いの話が多いようです。しかし、神々は不死で、時空を超えているので「神々」といわれているのですから不思議です。


・ナチスをはじめ歴史のおぞましい虐殺・戦争の歴史には、ハム系とかセム系とかの血流の対立・抗争が底流にあるという説もあるそうです。浅黒いハム族が金髪碧眼のセム族を執拗に狙っているという陰謀説のようです。そこで、ハム族とセム族の話も混乱してくるそうです。現代ではタブーにして「何も知らせない」ようにしているようです。「失われた十支族」と小柄なモンゴロイド系の宇宙人の話も奇妙な話です。タブーに触れると職を失いますのでフリー・ライターはタブーを書かないといわれます。ですから、私たち一般人は、メディアを見ても何も分からなくなります。つまり結果的にメディアにコントロールされてしまうということだそうです。「フリー・ライター」には実際には、何も自由がないのは実に皮肉な話です。

 堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神に反抗したという太古の物語は、現代では「天使と悪魔」、「キリスト教会とイルミナティ」の争いとかの流れになっているようです。宇宙人の情念や知能指数は人間の感覚の何万倍なのでしょうか。とてつもなく格差があるようなのです。とにかく人知では測れない程度のようです。宇宙人を人間と同じ感覚でとらえることに大きな間違いがあるそうです。


・フランス人のクロード・ボリロン・ラエルというコンタクティで有名なサタン(悪魔)と呼ばれるリラ星人は「実験室で人間を創った」といわれます。人間の精神体や魂をどのように創るのか、想像を絶するようです。リラ星人は人類に3万年進化しているそうです。一方、シリウス星人や神々は「思念で人間を創った」のかもしれません。神々の思念はとてつもなく凄いようです。人類に5万年進化しているオリオン星人は、「人間の魂の交換」ができるそうです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。「地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にある」そうです。そして、オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。またメン・イン・ブラックの超能力は凄まじく、オリオン星人ともいわれています。

 また、シリウス星人は遺伝子操作で人間がぞっとする生物を作ったので、神に嫌われたそうです。それらの生物は底層次元に今も存在するという奇説もあるそうです。イルミナティはサタン(リラ星人)にも関係しているグループなのでしょうか。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配している」といわれます。「イルミナティは宇宙人の集団なので強力なのだ」と語られています。


・30年ほど前は、エイリアンの生体実験やインプラントやアブダクション(誘拐)には、事件性がありマスコミが盛んに取り上げていました。現在ではメディアも政府のアバブ・トップシークレットに協力して、この方面の報道には、熱心でないようです。

グレイの宇宙船に同乗する金髪碧眼のノルディックもナチスとかいわれたりして、インプラントなどの生体実験に関与していたようです。現在では、種々の理由から、あまりマスコミも騒がなくなったそうです。

現在でも「広島地方にプレアデス星人が現われた」という話もあり、プレアデス星人とは関係の深い地域のようです。なお「東北地方にもプレアデス人のコンタクティがいる」といわれます。

 SFとしてのタイム・トラベラーの本は多いのですが、異星人は本質的にはリアルのタイム・トラベラーであり、コンタクティの報告も多いようです。我々も「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうですので、タイム・トラベラーの素質もあるということでしょうか。人類の未来が分かる異星人の情報は貴重です。ですからアバブ・トップシークレットなのでしょうか。


・1970年代には、日本にも少数のコンタクティのグループなどがあり、活発に運動していたそうです。今も全国に色々とグループがあるそうですが、メディアがあまりとりあげないようです。私たち一般人も、忙しくて勉強する時間がないので詳しくは知りません。

 「マスター・クラスの長老などと日本人が、宇宙船上で会った」という話もあり、当時は宇宙人も街中を徘徊していたそうです。伝説や民話では、昔から「異人」や「神人」が地上に現われて、活動していたようですが、現代でも同じようなことがあるのでしょうか。より進化した宇宙人は、天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人のように、円盤に乗ってくるよりも、人間に憑依したり転生してくるので、識別が難しいようです。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。


・「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうですので、異星人と地球人との境界がぼやけてしまいます。「エーテルの見えないもう一つの月」についても言及が少なくないようです。見えない世界や宇宙人については、私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。とにかく何も見えないのですから分かりません。

 UFOはサブ・カルチャーとして大きな人気があるようです。特に若者は、予言や精神世界に大きな関心があるといわれます。「日本はUFO後進国だ」そうです。そこで、「UFOを信じますか」というような話になるようです。「災害時にUFOの目撃事例」が多いそうです。関東大震災の時もUFOの目撃談がありました。東日本大震災から5年経ちますが、石巻の様な被災地では、タクシー運転手が経験する「幽霊話」が話題になっています。宇宙人が災害現場を観察するために異次元から出てくるのかもしれません。日本にも、戦後UFOの目撃が新聞社でも注目された時期があるそうです。著名人やマスコミもUFOに熱くなっていた時代(昭和)があったようです。今ではネットサービスやYou Tubeでアメリカのサブ・カルチャーが個人のパソコンに大量に流れ込んできています。それにしても、You Tubeには奇怪で奇妙な動画が豊富にあります。UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象だそうです。


・また青森県新郷村(しんごうむら)戸来(へらい)という村にキリストの墓があるというオカルト説が昔から言われております。サブ・カルチャーの段階ではプロレスと同様に大衆の興味は高いようです。リップ・ヴァン・ウィンクルの話も異次元の現象の話だったようです。4次元は時空を超えていますので、異次元と「この世」では時間の経過が大きく違います。アセンションした惑星に行きますと、浦島太郎現象のようなことがおこるようです。「ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている」といわれます。天使もいろいろな種類がありガーディアン・エンジェル(守護天使)もいます。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」といわれます。「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」という疑問も湧きます。


・天狗寅吉の話も人間タイプの異星人の話で、容易に異次元移動をしています。従って、天狗はオリオン星人系列ともいえるようです。大天狗の杉山僧正についても宇宙人のようです。昔から異星人とのコンタクトがあったといえます。

 「ここ数年のデドックスブームは、感度が高い女性が2012年のアセンションに向けての解毒の必要性を察していたのかもしれません」とのことですが、ガンなどの病気もデトックスで発症率も下がるのかもしれません。現代では感度の高い女性が色々なブーム、例えば「健康ブーム」などのけん引力になっているようです。「断食して、宿便や体毒を体外に出すと健康に非常に良い」といわれます。

 イタコのようにチャネラーも元来、女性が多いのですが、次世代は「女性の時代」になるそうです。もともと感度の高い女性が政治意識を高めると大きな勢力になりそうです。著者は、女性に読者の多い漫画家・作家のようです。さまざまなイベントに参加して、リポーターとして雑誌等に書いているそうです。鳩山幸夫人の金星の話も、米国のメディアが取りあげて当時、話題となったそうです。著名人の経験というのはトピックスになります。


・金星蛇人と火星霊人の対立・戦争もあったようです。超太古の話のようですが、金星人は地球に大きな関わりがあったようです。「中世の我が国民に大きな影響を及ぼした勝道、空海、親鸞、日蓮らの御聖人方が、金星人、すなわち明星天子と会っているという事実がある」といわれます。「往古、かの尊い釈尊が、明星天子にあったという事実、また、イエス・キリストと金星との関わり、その記録が歴然と存在している」そうです。現在では、金星と火星の異次元(アストラル界)には、壮大な都市文明が存在しているそうです。

 オムネク・オネク『私はアセンションした惑星からきたー金星人オムネク・オネクのメッセージ』(徳間書店)という本があり、よくわかります。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となったそうです。「現在、サナート・クマラは公式的には金星に戻っていますが、引き続きシャンバラに焦点を合わせていて、今でも私達の惑星を援助している」そうです。「キリストの転生歴を持つ金星のマスター(長老)、サナンダと宇宙母船上で会見したという日本人がいた」そうです。ケンタウルス座アルファ星(アルファ・ケンタウリ)からは、人間タイプの金星人の末裔がきているといわれます。サナンダは神智学では サナト・クマーラより上位の存在として「沈黙の監視者」と呼ばれています。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。


・スター・ウォーズでは「牛神」が「龍神」をテクノロジーの面で圧倒し、「爬虫類的異星人(レプティリアン)を低層4次元に追い払ったそうです。「彼らは、「驚嘆すべき牡牛なす双神」と表現され、発進母星は65光年先の牡牛座(地球から観測する最も明るく輝く恒星アルデバラン)」のようです。

 私達の銀河は直径が10万光年あり、その意味では龍神の発進母星シリウス、牛神のオリオンはお隣の星、隣接する恒星といってよいそうです。シリウス星系(龍)対オリオン星系(牡牛)の争いがあったようです。モーゼとユダヤ人は龍神の系譜にあり、イエス・キリストは牛神の系譜で、お互いのバックはオリオン星系とシリウス星系という宇宙人のようです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまったといわれます。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている」そうです。


もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。(10)



 ■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■



・新型コロナウイルスのインパクトが「風雲急を告げる」状況です。それでコロナショックは、長引くようです。さまざまな社会的な矛盾も露呈してきています。

政治の効率、行政の効率、費用対効果が、昔から問われていますが、「旧態依然」なのかもしれません。東京オリンピック・パラリンピックの「経済波及効果」も崩れてきています。劣化した政治経済システムが衰退を加速していると指摘されています。「政治の効率」「行政の効率」も非常に悪いという説もあります。「改革が遅れているのは本当に優れた官僚や政治家が登用されていないからだ」といわれます。真面目な官僚や政治家が諜報機関の設立におとなしいのは私たち一般人には、不思議です。

「日本は諜報機関のない世界的にも珍しい国だ」とか「諜報機関は国家にとって最も重要な死活の国家組織だ」といわれますが、戦後残念ながら対外諜報機関の具体化はしませんでした。


・コミンテルンについては「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスとレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあるといわれます。共産主義といえば「マルクス」といわれますが、元々は異星起源だといわれます。共産主義でなりたつ異星人国家があるといわれます。中国の共産党官僚がノーメンクラーツ(赤い貴族)と化し都市部 の民工、農村戸籍の人民などの「豊かさを制限する」危機的な状況が懸念されています。

「コミンテルンの謀略」という陰謀論も私たち一般人には、理解不能です。

「歴史のシナリオを描く政治力の非常に高い高次元の宇宙人が存在する」といわれます。在日宇宙人問題を認識している人はほとんどいないといわれます。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。


・著者たちは、「もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。またウイルスではなく、他国から軍事行動を起こされた場合、ただちに対応策を取れるのかという不安です」、「今回の新型コロナウイルス(中国肺炎)は、もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません」、「恐ろしいことに、今の日本を危機に陥れている一番大きな存在は、もしかしたらこの「デュープス」かもしれないのです」、「リーダーシップの差、政治家の個人的力量の差もあるでしょうが、対外インテリジェンス機関の有無も重要だと思います」、「今、日本は戦後最大の危機を迎えていると言っても過言ではありません。これは国の根幹である安全保障を長年にわたってアメリカに任せきりにしてきたツケが一気にまわってきた結果とも言えます」、「皆さんは日本を危機に陥れる「デュープス」という言葉をご存じでしょうか。政治的な意味を含んだ言葉で、“共産主義者ではないのに、共産主義者と同じことを主張し、同じ行動をする、おバカさん」なのです”」、「ところが日本には、対外インテリジェンス機関は存在しない。よって同盟国アメリカや台湾などから情報をもらうしかない」と主張しています。


・「人生相談」は、今の世の中でも非常に多いのかもしれません。相談窓口は、インタ―ネットの普及で非常に多くなったようです。さまざまな「問い合わせ」や「相談」が日々24時間、ネット上に飛び交っているようです。「三十六計、逃げるにしかず」という生活態度も時として重要だといわれます。つまり「逃げる」「捨てる」思想も有効のようです。さまざまな分野でトラブルが多発しており、個人の限られた知見では適応できない状況が増えているようです。学校や職場では、先輩、後輩というつながりから、さまざまな事を学びます。しかし、学校や職場でも「逃げる」というテクニックが必要な時もあるのでしょう。「働き方」改革が問題にされ、過労死等の職場の問題や子どもの虐待、トラブルが問題になっています。どこの国でも常に社会問題を抱えているといわれます。米国型のドライな雇用関係とウェットな日本の雇用関係の対照がよく指摘されていました。多民族国家の移民社会で発達した人事雇用や経営マネジメントは、日本のそれと大きく違うといわれます。日本の経営者は、米国に進出した当時は、日本式しか知りませんので、日本式を押し通し、失敗したり成功したり試行錯誤の連続だったといわれます。外国人労働者を使う時代こそ、米国式雇用マネジメントが有効なのかもしれません。戦前と戦後の日本は移民を出す貧しい国でしたが、高度成長を経て、いつの間にか外国人労働者を受け入れる国になっています。「これまでの人類の歴史を検証すれば、低賃金でも働いてくれる移民を国外から大量に迎えるのは、もっとも危険な政策」といわれます。また、移民を認めなくても将来は1千万人程度の外国人労働者が日本に職を求めて住みつくといわれます。そうなると国際結婚もすすみ、従来と異質な社会になっていくことでしょうか。米国の1400万人の不法移民の問題のように、法律施行が徹底できないトラブルを抱え込むことになるのでしょう。「日本は本来、移民を入れる国ではなくて、移民を出す国である」といわれます。「昔は移民を出す貧しい国だったが、狭い国土、過剰人口という最大の欠点は、基本的に現代でも変わっていない」といわれます。しかし、人口減少高齢化の時代には「女性と高齢者の活用」「生産性の向上」が重要だといわれます。しかしながら、人手不足がAIによって、仕事がなくなる労働力過剰の時代が近未来に来ると予測する有識者もいます。労働力不足、労働力過剰といった現象面だけの対応では、従来型のマネジメントの限界が露呈されるといわれます。といって、一度入れた外国人労働者を追い返すことはできなくなります。日本社会は、今以上にさまざまなトラブルを抱え込むことになるといわれます。低賃金の外国人労働者を入れるとシナジー効果で日本人の賃金も低くなると指摘されています。外国人労働者の対応を誤ると世界中に日本人の悪いイメージが拡散すると指摘されています。外国人労働者の拡充の前に男女格差の解消、障害者雇用、高齢者活用が必要だといわれます。「人事・雇用・マネジメント」の近代化が必要のようです。社会の遅れた面、非近代性、後進性、頭の古い面が予想以上に増えてきています。社会の分け前の分配、再分配がうまくいっていないといわれます。企業の数を維持するために、低スキルの外国人労働者を増やしても労働生産性は低いままで、日本人労働者の賃金は逆に下がる可能性があるといわれます。「改革が遅れているのは本当に優れた官僚や政治家、学者が登用されていないからだ」といわれます。その点については政治家と官僚の認識も自覚もないといわれます。労働生産性も先進国ではないといわれます。

 「田布施システム」についても、私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。荒唐無稽、奇妙奇天烈、支離滅裂、眉唾物で疑念がわきます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうといわれます。「宇宙人と普通の人間が区別できなくなっている」と語られています。「何とか苦労して宇宙人といわれる人に会ったが、そこらへんにいるオッサンと変わりなかったので驚いた」という話もあるそうです。時空を超えた宇宙人の「この世」への介入・影響力については普通人は分からないそうです。タイム・トラベラーが「この世」を支配しているといわれます。


・かつてイエスであった存在は現在「サナンダ」と名乗っており、アシュタールとともに彼の宇宙船に住んでいるといわれます。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。5次元の宇宙人が4次元の宇宙人を支配しているといわれます。当然ながら、5次元の宇宙人と4次元の宇宙人の争いが、スター・ウォーズになるといわれます。3次元の人類は、4次元を航行する宇宙船を造れません。4次元の宇宙人は5次元を航行する宇宙船を造れません。そこで、争いができて支配関係ができるといわれます。インド神話では5次元の帝釈天(インドラ)と4次元の阿修羅の争い、スター・ウォーズ神話があったとも伝えられています。4次元の金星蛇人と5次元の火星霊人の対立・戦争(スター・ウォーズ)もあったようです。


・シャンバラの支配者(世界の王)のサナト・クマーラがルシファーであることや、サナンダは神智学ではサナト・クマーラより上位の存在といわれます。サナンダは神智学では サナト・クマーラより上位の存在として「沈黙の監視者」と呼ばれています。5次元の宇宙人にも「上には上がある」といわれます。爬虫類人は、男と女、男神と女神というコントロールの仕組みに基づいた宗教を編み出したのであるといわれます。「レプティリアン自身もコード化された コンピュータープログラムで、決められたことを実行しているに過ぎないのです」と指摘されています。

 「往古、かの尊い釈尊が、明星天子にあったという事実、また、イエス・キリストと金星との関わり、その記録が歴然と存在している」といわれます。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。また金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となったといわれます。「神々や天使が、ワンダラー(転生)やウォークイン(憑依)など、さまざまな形態で、昔から人間の姿を装い地上を徘徊している」ともいわれます。「神は最初のフリーメーソンだ」そうです。しかし欧米を支配しているといわれているフリーメイスン制度も「神の嫌悪」だともいわれます。フリーメーソンと金星人の繋がりが窺われますが、フリーメーソンの主神は堕天使ルシファーといわれます。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」とも語られています。通常の使い方としてネガティブな話には「悪魔」という言葉が多様されています。

 アプ星人は現代において南米に飛来しているともいわれます。「キリスト(アプ星人)の一族が地球を管理している」という奇説もあるそうです。キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。


・インターネット情報(2016/11/8)によると、(朝日新聞デジタル)「厚生労働省は(2016/11)7日、労働基準法違反の疑いで、広告大手の電通の本社と3支社に一斉に強制捜査に入った。複数の部署で、労使で決めた時間外労働の上限を超えて従業員を働かせていた疑いが強まり、先月の立ち入り調査に続いて強制捜査に着手した。法人としての電通と関係者の書類送検に向けて、複数の幹部社員の事情聴取にも乗り出す方針だ」とのこと。

 「過労自殺した女性新入社員の高橋まつりさん(当時24)が9月末に労災認定されたことを受け、東京労働局などは先月、電通の本支社や主要子会社に「臨検監督」と呼ばれる任意の立ち入り調査を実施した。その結果、電通が管理する社員の労働時間と実際の出退勤記録が整合しない部署があることを把握したという。

 労働基準監督署に届け出た時間外労働の上限を超えて違法に従業員を働かせていた疑いが強まったとして、労働基準監督官が持つ司法警察権限を行使する強制捜査に切り替え、労務管理のデータや賃金台帳などを刑事訴訟法の手続きに沿って押収した」とのこと。


・インターネット情報によると、電通では過去にも「過労死」の事件がありました。「1991年8月27日、大手広告代理店の電通で働く大嶋一郎さん(24歳)が自宅で首を吊り、帰らぬ人となりました。厳しい入社試験を経てつかんだ電通への就職。そして、入社してからわずか1年5ヶ月での死。なぜ彼は死を選んだのでしょうか。何が彼を死に追いやったのでしょうか。

 大嶋さんは、大学卒業後、厳しい競争を経て90年4月に電通に入社。ラジオ広告の企画と営業の業務に就きました。当時の電通では、残業における「月別上限時間」(60~80時間)が設けられていましたが、それも実際は名ばかりのもので、過度の残業はむしろ恒常的でした。そのような労働環境の中で、大嶋さんの月平均残業時間は、カウントできるだけでも所定労働時間と同じ147時間にも及びました。

 90年11月ごろからは徹夜勤務も次第に増え、帰宅しても2時間後には出勤するということも頻繁にありました。両親が健康を心配して有給休暇を取るように勧めるも、上司に言いにくいなどと言い、拒み続けました」とのこと。


・私たち一般人には、「電通」についてはよくわかりません。広告宣伝業と言えばアメリカ型の最先端ビジネスですが、日本的な遅れた労使慣行があったのでしょうか。私たち一般人は、最先端企業ですから「最先端の労使管理・人事管理慣行があったと」考えます。が、大企業の「劣化」、「制度疲労」が大企業にまで及んでいる例であるともいわれます。前近代的な労務管理もあったのでしょうか。「電通、染みついた鬼十則『命を削って給料もらっている』」と報道されていますが、鬼の末裔でもいたのでしょうか。余談になりますが、「京都の八瀬童子は鬼の末裔であった」といわれます。その他の地方でも「鬼の末裔」の人間タイプがいたという伝説があったといわれます。代表的な鬼の酒呑童子も、若い時は美男子だったという伝承も残っているといわれます。社会の遅れた面、非近代性、後進性、頭の古い面が予想以上に増えてきています。


・「人が住めない環境、暮らせない社会」という話は、私たち一般人は、分かりません。大袈裟な話で、「中国の崩壊」ということと同じで、人口大国に特有な話で、「日本のバブル経済の崩壊」と同じ話でもあるといわれます。詳しくは、知りませんが、海外の論調では、中国経済が世界第2位になったことで、凄いというよりも、それのネガティブな社会情勢に注目するメディアが最近、増えているようです。「経済成長は人口に比例して発展する」と指摘されています。人口大国の中国が、巨大な経済圏を構築するとは当然といわれます。やはり、中国共産党のメディア操作にも限界を露呈し始めたといわれます。しかしながら、「中国は崩壊しない」という共産党の強い反発があるといわれます。


・「中国の環境問題はPM2.5で有名な大気汚染だけでなく、砂漠化や水質汚染、水不足で彼らの生存空間が破壊され、狭められているために、国外に出なければ生きていけないし、領土を新たに獲得しなければならない」という「生存空間」の問題も、首都の北京に住んで見るとよく分かるといわれます。実際に、旅行者や中国に住んでいる外国人の不便さや不満は、あまり聞こえてきませんでした。実際に住んでいた人からは、「不便さ」が指摘されていました。トイレ事情も、メディアがよくとりあげだしたのも近年で、以前はそれほどでもなかったようです。中国への海外旅行の人気は現在はどうなのでしょうか。特に日本のメディアの報道に関しては、厳しい監視体制があるといわれます。中国に対するイメージも世界的に悪くなっていると報道されています。「水不足」という話も、私たち一般人は、黄河と揚子江のイメージがあり、よく分かりません。


・「都市は木の板で囲んで作る桶のようで、どれぐらいの水(=人口)が入るのかは、最も短い板によって決まるのです。北京の資源システムの最も短い板は水だと言えます。北京の平原地区は国際的にみると日本の首都圏、ロンドン圏、ニューヨーク圏と比べても、面積は小さくなく、土地は北京の人口を制約する鍵となる要素にはなり得ません。最も重要なのは水資源の量によって都市人口の制御目標を確定することです。これは戦略的な問題であり、北京の人口と環境との関係を調和させる重要な対策です」と語られています。地政学的な問題も大きくなっていると語られています。ところで「Amazonランキング」を見てもよくわかりませんが、百田尚樹氏の『カエルの楽園』という寓話小説はどれくらい売れたのでしょうか。


・中国経済の成長率は、数字が不確かだといわれます。統計数字の信憑性、信頼性 が怪しいという説もあります。マクロの数字もミクロの数字も不安定だそうです。21世紀は輝かしい中国の世紀になるというエコノミストはさすがにいなくなりました。欧米のエコノミストは、中国に関する認識があまり高くないと言われていましたがネガティブな見解がほとんどになりました。ヨーロッパから見ると、中国は遠い大国だったようです。大卒者や労働者の失業や、シャドーバンキングの問題も、実体が正確に伝わっていないそうです。「制御不可能な国という中国固有の歴史的条件がある」といわれます。米国の学者も2016年に中国は昏睡状態に陥ると予測していたようです。チャイナ・ウオッチャーも目が離せない状況のようです。「賄賂」についても、社会の慣習のようになっており、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。


・中国経済の本を見ると、『2019年アメリカはどこまで中国を崩壊させるか』、『習近平の絶対化でいま中国で起きている大破局』、『中国経済 矛盾噴出』、『連鎖地獄』、『2018年 戦争へ向かう世界』、『中国発 世界連鎖不況―失速のリスクシナリオ』、『最後は孤立して自壊する中国 2017年』、『戦争へ突入する世界 大激変する日本経済』、『チャイナギャップを見極めろ』、『未来からの警告!2017年 超恐慌時代の幕が開く』、『中国GDPの大嘘』、『中国経済はどこまで死んだか 中国バブル崩壊後の真実』、『中国黙示録 未来のない国の憐れな終わり方』、『世界恐慌2.0が中国とユーロから始まった』、『「中国大恐慌」以後の世界と日本』、『恐慌はすでに始まっている!世界経済終わりの始まり』、『中国大停滞』等です。相変わらず、ネガティブな凄まじい題名と内容のようです。

中国の事情は「群盲象を評す」の感があり、日本のメディアも十分に実態をつかめないようです。日本人が見える部分と見えない部分の差が大きいようです。「後進国から途上国の段階にきた」と自国を認識していた共産党指導部は、今後どのような政策をとっていくのでしょうか。

・米国のチャイナ・ウオッチャーも厳しい見方をしてきているようです。むしろ、米国の政府当局者の方が、CIAの情報などから正確に事態をつかんでいるようです。


・外国社会は「異質なもの」ということが、日本では無意識のうちに忘れられている時代です。日本でも北海道と沖縄では、違いがいろいろとあるようです。また、住んでいる人びとの気質も違ってくるようです。当然、国内でも食べ物や生活の仕方も変わってくるようです。ここではマスメディアの事情をほんの少し見ましたが、各国とも同じに見えますが、大きく異なるようです。その背景は歴史的なものが多いようです。日本国内でも政治問題に関して「メディア批判」や「メディア問題」が大きくなっているようです。それにしてもメディアは本質的に「政治的なのもの」かもしれません。


・それぞれの国と人びとにとって当然なことが、日本人にはよく理解できません。よくいわれるように「日本の常識が世界の非常識」になるようです。外国の日常生活でも「異質さ」に驚くことが多いそうです。外国の事を干渉したり、異質さを「遅れている」と笑ったりしても無意味なことでしょう。外国や外国人社会の“異質さ”を理解することの難しさが、無意識に忘れられている時代ですので、外国人観光客を迎えてトラブルを体験して、初めてその難しさが分かるそうです。傍目八目といいますが「外国人の目から見た日本人の異質さ」という視点も重要のようです。

・私たち一般人は、外国の国内事情を当然詳しくはありません。また、勉強をしている時間もありません。が、外国に進出している日本企業はさまざまな異質さの問題に直面するようです。さまざまな外国への進出による「異質さの問題」は各企業のノウハウとして社内に蓄積されていることでしょう。


・日本では“お笑い番組”が多すぎるという評価ですが、外国のテレビ番組もその国の政治事情や、社会背景の異質さが色濃く出てくるようです。私たち一般人は、外国のテレビ番組の「異質さ」に当然詳しくはありませんが、誰でも「お笑い番組が多すぎる」と感じているのかもしれません。「将来は、You Tubeなど、インターネットで費やす時間がテレビよりも多くなる」という未来予測もありますが、そのように事態は推移しているそうです。「大矢壮一という評論家が50年ぐらい前に“テレビによる1憶総白痴化”と言って物議を醸したことがありましたが、その通りになった」とその異質さを酷評する人もいるそうです。


・広島型の1000倍の破壊力の原爆とか、広島型の6000倍の100メガトンの水爆の破壊力については、私たち一般人は、詳しくは知りません。が、核シェルターが欧米諸国に比較して極めて少ないのは知っています。「核兵器を持て」という議論の裏には核シェルターも当然、整備すべきだということになります。この方面には脳天気(ノー天気)の人が多いともいわれております。核兵器というと、広島の破壊された都市の写真を思い浮かべるのは時代遅れといえましょうか。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、一般国民が恥をかくといわれます。「ノーシェルター政策は、敵の一番の弱点を攻撃する核攻撃を招き寄せる」といわれます。


・日本の防衛政策がおかしいと感じるのは、有識者以外に外国人に多いそうです。「外国の常識が日本の非常識」になっていました。たとえば、1974年から1981年にかけて、ライセンス生産された航空自衛隊のF4ファントム戦闘機の話があります。当時は、「外国に脅威を与えてはいけない」「外国の基地を爆撃してはいけない」という良識の国会議論で、国産のファントム戦闘機から爆撃装置と空中給油装置をはずして飛ばしていた時代がありました。5兆円という限られた防衛予算で、抑止力のない高価な通常兵器を少数そろえるのでは、費用対効果の点からも問題にされるそうです。


・すべては国会の良識がそうさせたのでした。しかし、その時期と言えば、1970年代から1980年代にかけて、北朝鮮の拉致事件が国内で頻発していた時期でした。もちろん、その当時は誰も拉致事件に気付きませんでしたが。ファントム戦闘機から爆撃装置と空中給油装置を外していなければ、北朝鮮の拉致事件は起きてはいなかったのかもしれません。政治の脳天気を見透かされて北朝鮮が仕掛けた拉致事件。敵への脅威の認識が誰もが甘かったそうです。国恥的なことを国際的に発信することはいかがなものかといわれます。甘い国際感覚、貧弱な語学力」では大きく国益を損ねるそうです。「諜報機関のない国は拉致事件にも無力だった」といわれます。

すぐには核兵器は、作れませんが、米軍からの核兵器のリースは可能でしょう。核シェアリングです。現在、アメリカがNATOの枠組みにおいて、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダなどに行っている核兵器のリース・シェアリングがあります。リースの対象となる核兵器は戦術級のものです。


・このような状況ですから、海上自衛隊も巡航ミサイルやバージニア級の攻撃型原子力潜水艦を輸入するか国産するかする必要がありましょう。通常型の潜水艦ですと1隻、550億円ですので、その数倍になるでしょうか。また実際に建造を決めても就役に数年かかりますし、ある程度の数を揃えるとなると予算も増えますが、将来は当然のコストとみなされるでしょう。トランプ氏も大統領選挙期間中に日本や韓国の核装備に触れたそうです。米軍基地の駐留費用の問題から、「駐留なき安全保障条約」に移行して、核兵器のリースや自衛隊の核装備も論議されていくのでしょうか。


・戦後の絶対平和主義の世相も変わり、国民の多数が右傾化して、憲法改正も容易になるものと思われます。日米同盟にふさわしい兵器の装備が必要です。核兵器の周りの兵器として、核シェルター、巡航ミサイル、バージニア攻撃型原子力潜水艦など・・・・、軍事専門家のシナリオは続くそうです。政治スケジュールにのせる時代が来たようです。核兵器を国産できるのは、数十年先の話でしょうか。


・「唯一の核被爆国だから核兵器を持たない」から「唯一の核被爆国だから核兵器を持つ」へ一般の人々の意識、行動が変わってくるようです。「一発で日本は終わりになるので核兵器を持つ」「米軍基地に一発落とされると終わりになるので長期に核シェルターを整備する」。そうでなければ、「東京を火の海にするぞ」「日本を核で海に沈めるぞ」という理不尽な核の恫喝に遭遇するでしょう。核の拡散は、近未来の世界の現実ですので、今から準備しておけば「備えあれば憂いなし」でしょう。「核の恫喝を受けないためにも核には核を」という合理的な思考が求められているそうです。

後進国に核兵器が拡散すると「使える兵器」として必ず、国際紛争に使用するでしょう。「世界の常識が日本の非常識」だからです。この点についても脳天気(ノー天気)な人が多いそうです。コスト的にも核兵器を選択する国が増える、核兵器拡散の時代は、近未来のそこまで来ているようです。

また米国の議会においても「中国を敵」として認識し、行動する議員が増えてくるものといわれます。

「誰よりも中国を知る男」石平氏によると、「政府は全部党の出張機関みたいな有様です」ということだそうですが、軍と中国共産党の支配統治体制による、市場経済化、開放経済も矛盾が極大化しているそうです。『岡目八目』といいますが、ここにきて中国が中国を見る姿と世界各国が中国を見る姿が大きく違ってきているのが分かるそうです。


・拙速に事を運んでもいけませんが、さまざまな政党や人たちから「改革案」がだされています。現在の経済情勢を勘案して、国家経営の実務という観点から、種々の改革は急ぐ必要があるようです。国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートのドリームチームによる英知を結集した「国家改造計画」が求められているそうです。

「誰よりも日本を知る男」石平氏の見解は、「外から日本を見る目」「日本国籍を取得した外国人の見聞」として、参考になるそうです。


・日本人の中国旅行記を読むとよくでてくるのが「とにかく人が多い」ということだそうです。この「人が多い」「人が湧いてでてくる」という印象・感覚は、島国の日本人には理解できない現象のようです。日本も人口が少ないとはいえませんが。「とにかく人が多いのでやりきれないことが非常に多い」ともいわれます。私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。そこから中国人特有の「ものの考え方」がでてくるそうです。日本とは水と油で、「人間皆同じ」という国際感覚ではとうてい対応ができないようです。様々な書籍やメディアの影響で、誰にでも中国のマイナス面がわかるようになりました。平和主義者が、「非武装中立」と唱えていた時代もありましたが、当然ながら、平和を唱えていても、拉致事件も解決せず、安全は保たれず武力を自ら持たなければ、イスラム国やテロのような被害をうけましょう。現代こそ「自らの国は自らの手で守る」という国防意識が求められています。「外国に働きかけて日本国に武力行使させたり、武力行使されると知ってそれに協力したりする罪。刑法第81条が禁じ、死刑に処せられる外患誘致罪もある」といわれます。

・甘い国際感覚では国益を大きく損なうこともありましょう。「13億人の人々を食わすことは容易ではない」というか、「誰も13億人を食わせられない」ともいわれます。日中間の問題や世界と中国の関係も「13億人という膨大な人口」の宿命の本質を見ていかなければならないそうです。過去に膨大な餓死者をだしている国に対して、友好至上主義では、足元を見られましょうか。「中国人は国を捨てた人でないと信用ができない」という中国社会特有の国内事情があるそうです。緊張を高めることにより交渉相手に譲歩を迫る政治手法である瀬戸際政策を外交分野においては頻繁に使うといわれます。


・中国では子供の誘拐が社会問題となっており、行方不明児童が毎年20万人以上という犯罪です。外国人から「遅れた国」として見られたくないそうですが、外国人の目からは「滅茶苦茶な非近代国家」に映るそうです。外国人の目からの見解も大事ですが、女性の目からの見解も一層、大事のようです。女性の目からは魅力的な国には見えないことでしょうか。学校に行けない子供も増えているそうです。


・「愛国青年を戦場に送れとする古典的な手法」をいまも真剣に採用している遅れた国だそうです。社会問題に起因する国民の不満の爆発を対外戦争で抑え込もうとする遅れた国の古典的な手法も「みっともないこと」が多発すれば、容易に採用すると言うのが中国共産党の古典的な手法だそうです。深刻な人口問題と社会問題を持つ中国は、国内が乱れると、さまざまな面で国際間のトラブルを起こし自滅していくという「中国崩壊論」も現実味を帯びてきました。隣国の国内のトラブルに巻き込まれないために「距離を置け」とよくいわれます。右肩上がりの13億人のマーケットもとうとう回らなくなったようです。


・日本人に特有な「甘い国際感覚、貧弱な語学力」では大きく国益を損ねるそうです。アメリカも「世界の警察官」の役割を莫大な戦費や米軍の多くの死傷者数からやめようとしています。アメリカ議会でも「中国を敵とみる」議員が増えているそうです。戦争狂人といわれる人民解放軍の将軍たちが熱心に米中戦争のシナリオを練っているそうです。が、既にサイバー攻撃を仕掛けているともいわれています。私たち一般人は、軍事の専門家ではないので詳しくは分かりませんが「中国の危うさ」は世界のチャイナ・ウオッチャー全員が知っているそうです。


・「将軍たちは前の戦争の兵器で軍事演習をしている」ともいわれます。また「次の戦争では必ず新兵器が使われる」といわれます。マクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがあります。生物化学兵器が核兵器とともに大量に使われるようです。「イルミナティ・エージェントが第三次世界大戦を引き起こす」という不気味な予言もあるようです。「ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれます。憲法を改正して「普通の国」にする動きがあります。「普通の国」になれば、米軍と共同作戦をして「歩兵の大量出血が強要される」といわれます。


・また「貧者の核兵器」といわれる生物化学兵器の生産に熱心な近隣諸国もあるようです。日本の防衛政策や5兆円の限られた防衛予算では、時代遅れになりつつあるようです。政治家は選挙民の対応に追われて、勉強ができないそうです。「脳天気(ノー天気)な核シェルターもグローバルスタンダードを適用すべきだ」といわれます。常にコスト、予算の問題が生じますが、大胆なリストラを断行し、税金も無駄遣いをやめるべきだといわれます。「政治に関心のないひとはいるが、政治に関係のないひとはいない」といわれます。「政務活動費の問題も氷山の一角」と指摘されていますが、現状の政界では「大胆な身を切る改革」は無理だといわれます。それこそ税金の無駄遣いを止めて、国民の血税を費用対効果を考えて、核シェルターの政策財源にあてるべきだ」そうです。それこそ天皇陛下の核シェルターはどうなのでしょうか。

核シェルターの人口あたりの装備率は「スイス100%、イスラエル100%、ノルウェー98%、アメリカ82%、イギリス67%、シンガポール54%で、日本は0.02%」と語られています。「日本を海に沈めるぞ」と核の恫喝を受けているのに、数十年間いつまでも「平和」を絶叫しているのは、「いかがなものか」といわれます。後進国は自爆テロ型の核戦争をするともいわれます。核シェルターがないことが、核攻撃を招き寄せると指摘されています。「21世紀には核戦争は絶対にない」という保証はありません。イルミナティカードという荒唐無稽かつ支離滅裂な予言カードもあったそうです。


・日本に関しては、過激で刺激的な表現が中国人のインターネットには溢れていたようですが、私たち一般人は、当然、全部を把握できません。限られた予算、限られた処遇、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字ということで、政治・経済が遅れてきています。抑止力のない高価な通常兵器を少数そろえるのでは、拉致事件にも抑止力がなかったそうです。爆撃装置と給油装置を外してライセンス生産された航空自衛隊のファントム戦闘機は、北朝鮮の拉致事件に効果的な抑止力を発揮しませんでした。被害者もその家族も高齢化しており、亡くなった人も多くいて、拉致事件はどうなるのでしょうか。この程度の問題に数十年もかかっているようでは政治家の非力が窺われます。「抑止力のない高価な通常兵器を少数揃える」よりも、巡航ミサイルやバージニア級の攻撃型原子力潜水艦等の「抑止力のある高価な通常の城壁を少数揃える」必要があるといわれます。ところで、米中サイバー戦争は、現在はどのようになっているのでしょうか。私たち一般人は、サイバー犯罪やサイバー戦争のことも分かりません。


失われた20年の日本経済ですが、「それこそ税金の無駄遣いを止めて、司法・立法・行政の大胆なリストラを断行すべきだ」そうです。

公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない珍しい国だ」そうです。「諜報機関がないために外国人からバカにされ、物笑いの種にされている」ともいわれます。「諜報機関のない国は拉致事件にも無力だった」そうです。「諜報機関は国家にとって最も重要な死活の国家組織だ」ともいわれます。「諜報機関のない国は始めから負けている」といわれます。抑止力のない高価な通常兵器を少数そろえるのでは、拉致事件にも抑止力がなかったそうです。


・「クールジャパン」ばかりではなく、日本の劣化がさまざまな面で目に付くそうです。大企業や大組織のコンプライアンスやガバナンスも劣化してきているといわれます。「日本は先進国だろうか」という声も街中では増えてきているようです。「女性の登用も先進国とはいえない」そうです。クールジャパンと言われますが、国際比較をすると恥ずかしいことも少なくないそうです。国恥的なことを国際的に発信することはいかがなものかといわれます。

政府の「失政」も増えているそうで驚きます。失政を厳しく追及する国民の関心・態度が欠けているのかもしれません。「それこそ税金の無駄遣いを止めて、諜報機関の設立運営の財源にあてるべきだ」そうです。

「ドバイショックの1千倍、リーマンショックの2倍以上の衝撃がまもなく中国からやってくる」と数年前に、いわれたことがありましたが、どうなのでしょうか。


「貧弱な国際感覚と語学力で大きく国益を損ねてきた」ようです。中国を「反面教師」として見なければならないでしょう。歩兵の時代ではなく無差別爆撃の時代で、最初から都市が核攻撃を受ける時代かもしれません。核シェルターもないですし、「核には核を」という当然の議論もタブーのようです。国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートのドリームチームの英知を結集した「国家改造計画」が求められていますが、いつまでも「政治が遅れている」ということでは複雑化する社会問題に対応できないでしょう。「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれます。


・国民生活でも消費税増税ばかりではなく、「財源の裏付けのない政策は実現できない」ですが、ベーシックインカムを提唱する学者も増えているそうです。本当に優れた政治家や官僚が登用されなかったので、日本の衰退や劣化が進んだともいわれます。

・「民主主義国家においては国民はその程度に応じた政府しか持ちえない」、「国民が政治を嘲笑している間は嘲笑に価する政治しか行われない」ということで、私たち一般人は、政治意識を高めていく必要がありそうです。

「誰よりも中国を知る男」石平氏の『2010年中国が牙をむく』は、何とか妙な符合があったようです。中国金融・不動産市場のバブルの崩壊は「ドバイの1000倍の衝撃」を持って世界経済に襲いかかっているのでしょうか。

語学力についてはネィティブ・スピーカー、コンプリート・バイリンガルでないと使い者にならない」と酷評する者もいるそうですが、日本の職業外交官では、学校で語学を学んだ人がほとんどでしょう。外務省チャイナ・スクールの動きが注目されているといわれます。


・中国共産党と中国人は「あらゆることに政治的に動く」ということを本能的な指針のようにしているそうです。あらゆることが「政治的な判断対象」になるそうですので、外国人にはそれが、とても面倒くさいそうです。「外国籍を取った中国人でないと信用が出来ない」という話もあるようです。中国は国土も広く、人口も膨大なのでメディアでも「群盲像を評す」感があるようです。ましてや私たち一般人は、チャイナ・ウオッチャーではないので、詳しくは分かりません。

20世紀は米ソの冷戦で、キューバ危機ではあわや第三次世界大戦の危機にまで至ることになりました。しかし、大変多くの20世紀中の「第三次世界大戦の危機の予言・説」が21世紀になり、全て誤りであったという結果になりました。今度は「米中新冷戦」、「米中激突による第三次世界大戦の危機」が唱えられ始めております。


・米国のジョー・マクモニーグルによる未来透視には「23世紀と24世紀に2度の大戦があり、人類の人口が6分の1になる。そこでは細菌兵器が使われる」という不気味な未来透視があるようです。中国共産党の硬直した政治経済軍事体制から、多くの外国の有識者も「米中戦争」を懸念しているそうです。台湾の学生が議場と議事堂周辺を占拠したことがありましたが、台湾の若者は政治に敏感だったようです。台湾への工作も活発化しており、チャイナ・ウオッチャーからの報告には目が離せないそうです。

「友好至上主義」だった日本の政財界人にも大きな変化がみられているといわれます。中国共産党の本質性が持つ危うさが、広範囲に認識され始めてきています。サイバー戦争ではすでに米中戦争が始まっているそうです。ソ連が崩壊したように中国も崩壊する。そしてその時期は有識者が予想しているよりも早いかもしれない」そうです。膨大な人口の大国ですから、ゆっくりと国内が変動しているようです。「日本も内乱に巻き込まれないようにしなければならない」といわれます。格差の大きさが、メディアにより日本人の目に映っていないといわれます。


・米中間のサイバー戦争はどのように推移しているのでしょうか。日本もサイバー攻撃を受けているようなのですが。このようなサイバー攻撃についても日本の大新聞社の論調はどのようになっていたのでしょうか。著者(宮家邦彦氏)は元外交官ですが、他に『「力の大真空」が世界史を変える』2017/9/16(PHP)、『寂しき半島国家 韓国の結末』(PHP)などがあります。最近では中国のサイバー攻撃についての本も多く出版されているようです。一般にメディアの報道は、中国に関しては、明快な分析が低調に思われるそうです。メディアの影響力も低下しているように思われるといわれます。


・かつては、中国が日本のメディアにかなり積極的に介入していたともいわれていましたが、現在はどうなのでしょうか。私たち一般人は、専門家ではないので、国際問題については理解不能なことが多いようです。実際のところ、スパイ教育を受けたネィティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガルでないと使いものにならないといわれる過酷な国際社会だそうです。外交と言えば、被害者もその家族も高齢化しており、拉致事件はどうなるのでしょうか。この程度の問題に数十年もかかっているようでは政治家の非力が窺われるといわれます。元外交官たちの告発の書も出ているそうです。「日本の政治家はアメリカのロビイストのような役割を果たしている」という説もあります。「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれます。「失政」が増えている時代に、私たち一般人は、政治意識を高めていく必要があるそうです。困っている人も増えており、単に政治の貧困としては片づけられないそうです。


もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。(9)



『天皇の金塊』

高橋五郎  学習研究社   2008/5




明治以降の日本における最大のタブーと欺瞞

・「金の百合」と称せられる“巨大資金”がわが国には隠匿されている。戦争を繰り返した大日本帝国が、“天皇の名”のもとにアジア各地から強奪した戦利品の集大成である。現代の日本社会をも動かしつづけているという、この略奪財宝の実態とは果たして何なのか?{金の百合}を軸に見えてくる、これまで決して語られることのなかった、明治以降の日本における最大のタブーと欺瞞を白日のもとにさらす。


・繰り返すが、ほぼ150年前のいわゆる“近代ニッポン”の始まりは国民のための近代社会の始まりとはまるで無関係だったということだ。要するに明治維新を革命と讃えている間は、大正・昭和・平成と続く時代の真実は見えないようになっているのである。


ヒロヒト名義の大量金塊がフィリピン山中に今も隠匿

・「あの戦争の最中も、昭和天皇のマネーはバチカン系の金融機関で運用されていたものだったよ」。私が元ナチス・ドイツのスパイ(スペイン人ベラスコ)から、昭和天皇の名義とされる「天皇の金塊」=秘密マネーがバチカン系の銀行で運用されていた――こんな話を聞かされたのは1980年(昭和55年)の初頭だった。

 ベラスコ(南欧系、熱血漢)は戦時中、戦費の調達目的で秘密交渉を担当したナチス親衛隊大将で保安諜報部外務局長の「RSHA」ワルター・シューレンベルグ(北欧系、青白き天才)と共によく銀行に出向いていた。訪問先はドイツ国立銀行ライヒスバンクとスイスに新設された銀行――金塊を担保に、参戦国全ての戦費融資に協力する唯一の“戦時”バンク、国際決済銀行(通称BIS)だ。


・ドイツ国防軍情報部(アプヴェール、長官カナリスはシューレンベルグと犬猿の仲)に所属するベラスコはSSシューレンベルグの活動エリアよりも広く、ドイツ国内はもとよりスペイン、イタリア(バチカン教皇国)、日本も含んでいた。

 ベラスコが機関長を務めた情報機関(TO)は、歴史と宗教上の経緯から南米スペイン語圏の大小の諸国と太平洋の島嶼フィリピン諸島を活動の範囲に含んでいたのだ。


・私はベラスコが勿体をつけて語ったバチカン・マネーの話を聞いてからほぼ数年後の1988年頃、今度は乾き切ったシュールな金塊話を日本人の国際金融ブローカーたちから聞かされることになる。それは昭和天皇(日本皇室)所有で知られた金塊が天文学的規模で現在もフィリピン山中に隠置されているというもの。天皇家名義の金塊のほかにバチカン名義の金塊も含まれるともいう。


“霞ヶ関埋蔵金”こそ実は「天皇ファンド」「天皇の金塊」の利息分

・福田新総裁が誕生して、民主党が参議院を制している環境のなかで道路特定財源の扱いを巡る攻防が喧しい。そんな中で元自民党幹事長の中川秀直が「予算が足りなければ“霞ヶ関埋蔵金”を使えばいいじゃないか」と発言。これが2007年(平成19年)末の永田町のちょっとした話題になった。中川のいう埋蔵金はいわゆる「M資金」などとも呼ばれた出所不明の部類の資金のことなのだが、それについて新聞はもとより、政府実力者たちすら本当のこと=「金の百合」をまったく知っていなかったようだ。


マルコス大統領が「金の百合」を換金するには黄金商売人一族の裁可が必須

・フェルディナンド・マルコス。彼は一介の弁護士からフィリピン大統領に成り上がった立志伝中の人で、大統領の座を「金の百合」資金で買い取った人物でもある。その後ろめたい秘密を炙りだす最初で最後のキッカケが「マルコス裁判」だった。マルコスはこの裁判で大統領の座から失墜する。民間人の山師が掘り起こした「金の百合」の一部をマルコスが強奪したことから争われたその民事訴訟裁判は、マルコス被告に賠償金430億米ドルを支払わせた。

 賠償金の原資もまたマルコスが地下サイトから秘密裏に回収した「金の百合」の一部が生み出したカネで賄っている。マルコスが大統領時代に地中から回収して換金、内緒で懐に入れたカネはおよそ1兆6300億米ドルにものぼっていた。


「黄金ファンド」は「四ツ谷資金」「キーナン資金」「M資金(吉田資金)」

・「黄金ファンド」(基金)は、1946年1月19日の“東京裁判”(極東国際軍事裁判)をまるで待ちかねていたかのように動かした。裁判向けの経費支出は、フィリピン山中から初めて金塊を堀り起こしたアメリカの将官(前述)であったサンティとランスデールの上官で日本占領軍司令部G-2のチャールズ・ウィロビー将軍が担当した。ウィロビーは「黄金ファンド」を「四ツ谷資金」「キーナン資金」、そして、のちに両資金を合体させる通称「M資金」に分けて支出した。「四ツ谷資金」とは当時の歓楽街で、無法者がはびこる新宿四ツ谷界隈をもじった呼び名だといわれる。


・たとえば、中国、満州それに朝鮮半島方面にスパイを送り込んだり、国内の左翼活動家や団体を弾圧する指揮現場が四ツ谷周辺にあったからだとも言われる。基金は反共作戦に動員する右翼活動家や暴力団を支援する資金にも使われると同時に、左翼勢力にも裏面で渡された。日本の共産党が戦時下も戦後もアメリカ共産党と教会経由の資金援助で活動していたことはよく知られている。


昭和天皇の国師、三上照夫は物理霊媒の亀井三郎と双璧の博士

・三上は毛沢東、周恩来の学者ブレーンたちと協議して日中国交回復時の対日賠償請求を中国側に断念させた人物だ。三上は3人のニッポン人国際法学者を同行、中国側の専門家たちとの間で日中の歴史(戦争)問題を事前に片付けて田中角栄の訪中をスムーズにした。その外交交渉の裏舞台で三上は「兵馬俑の共同開発をしないか」。中国側からそんな話を持ちかけられた。三上が共同発掘を断った理由は「地中に意念が残されていて危ないからだ」とのことだった。ここで、国師三上照夫の人物像について、三上を慕った周辺の人物たちが知る範囲と、三上が私に直接語ってくれた範囲で説明しておこう。

 終戦時、三上は大正から昭和にかけて活躍した京都の仏教学者(文学博士)でのちに禅の巨匠と呼ばれる今津洪嶽(1841-1965)の愛弟子であり、ユダヤ・キリスト教の経典をへブライ語で通読する若者の1人として、皇居に招かれて昭和天皇にユダヤ・キリスト教とは何かを進講している。


三上が物理霊媒力を備えた若者だったことを知る人は少ない

・日本で稀有な能力が研究者の手で改めて明かされた人物は昭和初期のいわゆる物理霊媒師の亀井三郎。本稿はすでに故人になった亀井三郎の超能力者ぶりを例に、三上照夫が備えた物理霊媒能力を説明しておこう。物理霊媒という超能力は、たとえば物体に手を触れないでその物体を空中浮遊させたり、距離と無関係の遠い場所にある物体やあらゆる状況を鮮明に透視する能力のことだ。こうした超能力を三上は備えていた。


・1923年(大正12年)日本心霊科学研究所を創設した浅野和三郎は、亀井三郎の超能力ぶりを知り、人物亀井の出現はペリー提督の黒船登場にも勝る、と驚嘆したと伝えられている。ちなみに浅野和三郎は日本心霊科学の父と呼ばれた人物だ。


・亀井は彼らの面前で数種の楽器を空中浮遊させ、それぞれの楽器から音を鳴らして見せた。また床に置かれた紫檀製の重いテーブルを空中に浮揚させ、そのテーブルを数人掛かりで床に引き戻させたが、テーブルは天井に張り付いたまま動かなかった。

 昨今のテレビ番組が紹介している「超能力者」たちのそれらのようにも見えるが、亀井の能力は似て非なるものだった。亀井には心霊の存在をカタチで現す能力もあった。霊媒亀井の鼻孔から溢れ出る白い固形の流動物に人間の顔写真(いわばプリントゴッコに写った写真)のシールを貼ったような著名な人間の顔が次々と現れる霊力だ。


・専門家たちはその現象をエクトプラズムと呼んでいる。つまり、見えない霊を見えるカタチに変える物質化現象のことだ。亀井は心霊人間であって娯楽向け手品師ではない。超能力ぶりを示している場面は大手新聞にも掲載されている。


・三上照夫は文学博士、経済学博士で、東大・京大・大阪大教授を歴任し、佐藤から中曽根まで7代、22年間内閣ブレーンを務めるとともに、亀井三郎と同じ古神道の世界に生きる“超能力者”だった。その三上に亀井は接触、三上が主宰する古神道系団体「御上教苑」で活動した。亀井は自らも神霊界や古神道の勉強道場「白日教苑」を支援者を得て進めていたから三上とはすぐに共鳴した。


・「先生(三上)は私が娘時代に8畳間ほどのお部屋で私の父とお話をされている間に、お部屋の片隅に置いた私の人形を、お部屋の反対側の隅っこに手も触れずに移動させました。私は驚きましたが今はもう驚きません」

 1992年頃、私は三上が上京するたびに三上身辺のお世話係を務めている中年女性からこの話を聞いた。私は天皇の国師三上がそれまで黙して語らなかった三上の一部を知ったものだった。


「黄金ファンド」の存在と活用法を熟知の三上照夫は松下幸之助や歴代総理の指南番

・三上青年がGHQ占領中の皇居訪問以来再び皇居に招かれて天皇の国師として仕えてきた事実は現在もごく内輪の関係者が知るのみだ。早すぎた晩年を迎えて鬼籍に入った三上が、その直前に自身から実は、と天皇に仕える立場を語ったのを聞かされた内輪の人々のほかには知られていない。天皇の侍従長、入江相政が三上を大切にしたという説とその逆の説もあるが、真実を知る者はいない。


・三上は次の皇太子徳仁(浩宮)親王の先生役を再び務めるつもりだと私に嬉しそうに語っていたものだった。昭和天皇の国師のみならず佐藤栄作首相からその後に続く歴代の首相の相談に乗ってきていた。

 三上に相談を続けてきた実業家の1人に松下幸之助がいた。松下は三上から「帝王学」を15年間教えられてきた。佐藤政権以来の大蔵、通産、外務など主要各省の上級官僚たちも毎年正月には、内政、経済、外交などの見通しを三上から示唆されていた。


・三上は「黄金ファンド」の存在と活用方法をよくよく心得ていた。三上の周辺のごく内輪の人も「黄金ファンド」(秘密資金)の存在を知らなかったが、三上がしばしば口にする「産業育成資金」(前出)については周辺の人々も頭の中では知っていた。周辺の人々はおそらく今も、三上が口にしたアメリカに積んである「産業育成資金」、それが「黄金ファンド」のことで、“天皇マネー”に端を発した秘密資金だとは気づいていないだろう。




『天皇奇譚』

「昭和天皇の国師」が語った日本の秘話  

高橋五郎  Gakken    2012/3




昭和天皇の国師

・戦後、「昭和天皇の国師を務めた男がいた。その名は三上照夫。

平成4年にその生涯を閉じるまで、三上は名だたる政治家や経済人たちの相談役も果たしていた。この“謎の男”は昭和天皇に何を語り、「日本の重鎮たち」にいったい何を教えたのか。

初めて三上の「生の言葉」を開陳。そこから見えてくる「日本のカラクリ」と私たちを覆う「欺瞞」を解き明かす。


神龍師へ「お待ち申し上げていました」と告げた王仁三郎

・白日翁は霊界と神界を仲立ちして取り持つ役目の神だ。その「白日」よりも神龍師は天界では高い地位(神仙界第一層)の神だから亀井とでは根本的に位相が違っていた。

 満州から帰国した亀井三郎が、どんな経緯で京都の師のもとを訪れたのか、その詳細はつまびらかにされていない。だが、実は二人の間の接点となった人物は、出口王仁三郎ではないか、そんな推測が一部で流れた。そしてそのとおりだった


・実は亀井三郎も戦前の一時期、大本教に身を寄せていたことがあった。戦後、満州から引き揚げてきた亀井は、戦前の縁を頼って出口王仁三郎を訪ねている。そのときに、王仁三郎の口から中化神龍師の存在を聞かされたのだといわれる。


政財界人が蝟集した「松柏会」の裏側

・話を戻そう。この本では神龍師が特殊な力=霊力の持ち主であることはこれまで述べてきた。そして同時に、師が生涯をかけた特別な使命、あるいは天命を抱えてきた経歴も述べてきた。

 昭和30年当時、師が京都で開いた「御上教苑」はその後に、「松柏会」という名称の学術団体へ発展改名したのだろうが、それがいつなのか、なぜなのかについては私にはわからない。


・私が松柏会に出席を続けた最大の目的は先述したとおりの斎場の空気に触れることにあった。斎場は、天の声(神の声)を聞く聖なる儀式の場、つまり神霊空間である。

 その集会で師は“神がかり”となる。神が降りてきたとき、我々の目の前にいるのは、憑依した中化神龍師である。しゃべっている声も師のものだからまるで腹話術のようだが、声話の主は白日翁だ。その場の師は幽体離脱状態にあるから、白日が何を語らせたのかは知らないという。神がおりてきて何をしゃべるという奇妙な現場なのだ。

 これはいわゆる「審神者(さにわ)」に近い状態、つまり、神諮りの場なのだろう。

 もともと審神者とは、神からの神託を受け、それを地上の人々にもわかる言葉で伝えて儀式空間をつくる存在といわれる。ただし、審神者の場合、仲介者(神と仲立ちし取り持つ、つまり白日役)の能力しだいでは、その場に未熟霊、動物霊、凶悪霊などの低級霊がおりてしまい、禍々しい事件を引き起こすこともあると白日翁は言う。そういう意味でも、この斎場は世間でいう審神者によるものとは次元も質もまったく違うということを白日翁は言いたいらしい。ここに低級霊がおりてくる可能性はまったくないと、白日翁は繰り返し断言した。

 さらに繰り返すが、かくいう松柏会はいわゆる心霊教団でも、いわんや宗教団体でもない、学術団体だと白日翁は語っていた。


天界の神々と中化神龍師を結ぶ仲介者

・ではその白日翁とはいったい何者なのか。もう少し詳しく語っておこう。

だが、そのことを論じる前に、まず中化神龍師の体内に宿っている神について白日翁が語るところの“神々の世界”を押さえておこう。

 私たち人間の棲んでいるこの世界は地上界である。この地上界の上の空間には、霊界が広がっている。私たちの住む地上界は霊界に支配されている。およそ地上から350マイルの宇宙空間、つまり約560キロメートルあまりまでが霊界空間域になっている。死んだ人間の魂はこの霊界を通過上昇していく。この霊界の上位に位置するのが神仙界。そのさらに上部に天界が存在している。


・霊界、神仙界、天界はそれぞれの界でさらに何層にも分かれている。各層の神様にはランクづけがあり上下と第一・第二の位の神様がいる。上下の秩序(位相(ヒエラルキー))は固定化され保たれている。いやはや常人の目には想像もつかない縦割りの階級制なのである。なにせ一神教ではない八百万の神々がおわす多神教を信じる国、日本だから当然の“密度”なのだろう。


・幽体離脱状態の師の身体に入り込むその神が、天界から降りる白日翁だ。

白日翁によれば、白日とは天界の神々と地上の霊界とを結ぶ仲介者の神名のことだという。

「私は霊界と神仙界をつなぐ、いわば総務部長のようなものだ」と白日翁は自身の役割をそう紹介している。

 神名を白日と呼ぶ翁の生前の氏名を宮地堅磐という。

 父は19世紀後半に活躍した神仙道の祖・初代の宮地水位こと常盤。土佐国潮江村の潮江天満宮の神主・常盤の長男として生まれた堅磐は、12歳にして早くも2代目の神主に。厳しい修業を経て幼少の頃から神仙界に出入りする術を身につけ、以後、数百回にわたり異界と現世を往復したといわれる人物だ。堅磐が神仙界のありさまを詳細にわたり記述した『異境備忘録』は、天下の奇書として有名だという。30歳のとき、堅磐は宮内省に招かれ、掌典長、賢所の神主を務めた。


・が、40代の後半で重い病に倒れる。この病は、『異境備忘録』によって神界の秘事を人間界へ知らせてしまったことの責めを受けてのものだと堅磐は死後、自らの死因を天界から語っている。死後に語るとはつまり斎場で語ったという意味だ。病に倒れて5年後に惜しまれながら死去。彼の博学多才ぶりに心酔した者は多く、生前には3千人以上の門人がいたという。

 この堅磐の魂が天界の霊となり、4代目の白日として斎場に座る師の身体に舞い降りてくるのである。


「世界支配者」は、小柄な禅僧!

・世界の支配者は誰。どこにいて、何を考えている――。荒唐無稽を承知でその姿を求め世界を彷徨してほぼ50年が過ぎた。初渡米の頃の為替レートは1ドル360円。それが昨年では1ドルおよそ70円台。闇に潜んで、見えにくかったボス像だったが、通貨上昇に沿うかのようにその像も今では4倍ほど強く鮮かに見えてきた感もある。日本の国力回復という名の夜明けが視界を広げてくれたのかもしれない。

 ところで、魂を見れば子が、子を見れば親がわかるなどという。その伝で国家の親つまりボスを見て、子供つまり国民の正体、を知ろうと思い立った。本当にその比喩が当てはまるのかどうかはわからないから世界を歩きボスと接することにした。


・旅の答えは、なんと足元にあった。手始めに歩き回ったウォール街やロンドン・シティに潜む“マネーのドン”たちのなかにではなくて、京都に住む小柄な禅僧との出会いの場が旅を終わらせたのだ。禅僧は神名を中化神龍(ちゅうげしんりゅう)師と呼ぶ“現人神”で、昭和天皇の師匠つまり「国師」だ。その頃、私はスペイン人で元ナチス軍団の大物スパイ氏と二十余年間ほど交際していた。昭和天皇がかつては世界の“ボス”でもあった身分をスパイ氏は私に“密告”していた。教科書や公式文書に書かれていない“天皇情報”だった。国師はヒロヒト天皇の上位に君臨する精神上の“大ボス”ならばこれ以上の“ボス”探しは無用。私の長旅は終わった。




『伝説の秘密諜報員 ベラスコ』

“天皇の金塊”の真実を知っていた男

高橋五郎   学研    2014/9/9




ボルマンが語ったヒトラーの安否

・ナチス再興を決意した男ボルマンと同伴人ベラスコらを乗せたUボートは、イベリア半島北西部沿岸から南下した。いわゆるドイツ敗北の日からほぼ1年を経たその日の早暁、ベラスコとボルマンの長い航海が始まった。

 二人は狭い個室の二段ベッドを分かちあった。個室にひとまず腰をおろしてから、マルティネスから受け取った包みを開封した。船内であらためるようにとマルティネスが強くこだわったあの包みだ。なぜ船内で、とこだわったのだろうか。

 その時までに確認できたことは、Uボートの船体番号313と艦長の名前がフィという短い苗字だけだった。


・ベラスコがボルマンから知りたかったのは、ヒトラーの安否だった。そこを察したのか、ボルマンは地下官邸の場面を少しずつ説明した。まさに懺悔室で司祭を前にしたボルマンそのものだった。

 ヒトラーを地下官邸から脱出させたからこそ、自分もこのボートに乗っていられるのだ――つまりヒトラーは第三帝国の象徴ゆえ、地下官邸では死なせてはならない人物だったのだ、とボルマンはヒトラーの生存価値を真っ先に強調した。

 ボルマンの話によれば、地下官邸のヒトラーをひとまずロタック・アム・エルヘンの要塞に移した。エバは地下官邸で生活中の投薬がたたって死んだ。ヒトラーとエバはガソリンを浴びて焼身心中したように見せかけた。世界はヒトラーとエバの死を信じた。ボルマンは信用する部下数人を使ってロタック・アム・エルヘンの要塞からさらにドイツ領土内を横断して船でヒトラーをノルウェーに移した。ヨーロッパからの脱出準備を二人の部下が整えるまでのあいだヒトラーをノルウェーの寒村に待機させた。ヒトラーの現在の居場所は話せない。連合軍はヒトラーの「自殺」に満足したことだろう。ボルマンは手際よく運んだものだと自慢気に語った。


・世間はボルマンも死んだと思いこんでいるのだろうとベラスコはたたみかけた。ボルマンは笑いながら身を乗りだして、「ボルシェビキの戦場で死んだと伝えてくれ」と熱い口調でいった。ベラスコの胸には一瞬冷たい恐怖心がわいた。知り過ぎた男の末路が頭に浮かんだのだ。ベラスコがそれを口に出すと、ボルマンは笑って手を横に振りながらベラスコを「囚人」と呼んだ。ボルマンはベラスコに向かってナチス党の同志で忠実なメンバーで友人だと誉め言葉を並べたあと、「私の逃亡の秘密を話さないように」と付け加えた。ベラスコに異存はなかった。


1952年10月――南極で「総統」と対面

・うねりと白波に揉まれながら、ドイツのUボートU313号はアルゼンチンのラ・プラタ河口沖でいったん浮上した。ボルマンとベラスコの上陸地点はパタゴニア地域のプエルト・コイの港付近だ。浮上したそのとき始めてフィ艦長からその地点を知らされた。上陸地点は、潜水艦と陸上との無線のやりとりで決まったようだった。


1952年南極で「ヒトラー総統」は子どもの写真を凝視

・「写真持参のうえ、南米の最南端で、ある重要人物と会え」。

 突然のメッセージがメキシコに住むベラスコのもとへ届いたのは、1952年だった。3年前の1949年から、ベラスコ一家は北米との国境に接したメキシコの町シウダード・ホワレズに住み、ベラスコは新聞社に勤務していた。

 新聞社でベラスコは土曜特集版の担当編集委員を務めていた。むろんそれは仮の姿であり、実際はナチの地下組織を中米と南米で拡大強化するためだった。


・メッセージにある「重要人物」を、ベラスコはボルマンだと直感した。文面には、「例の写真を持参するように」とあった。例の写真とは、ベラスコが時折、北米ニューメキシコに密出入国しては無事を確かめてきた二人の子どもたちの写真のことだ。二人の子供は、1951年にポルトガルのリスボンから北米に連れて来られたのをベラスコは知っていたが、彼らの両親が誰なのかは知らなかった。学校に通う彼らの登下校の時間を狙っては、その元気な様子を写真に収めてきた。それもナチスパイとしての仕事のひとつであった。

 その子供たちの写真を南米の最南端まで持参せよ、というのだ。ベラスコは、軽飛行機を何度か乗り換えて指定された場所に向かった。最後に乗った小型飛行機にはスキーが装着されていた。パイロットは、飛行目的地についてはいっさい喋らない。離陸後の飛行ぶりでは、どうやら南極に向かうようだった。


・翌日、1952年10月10日の午後、男がベラスコを呼びに来た。

「ドクトール・ゴメス、総統のお会いしてください」

ボルマンではなく総統とは………いったい誰のことか。ベラスコは迎えの男に尋ねてみた。

「総統は一人しかいません。アドルフ・ヒトラー閣下です」

男はけげんそうな顔つきでそう答え、自分が案内すると告げながら踵でターンをしてベラスコを先導した。先を歩く男はいったんその建物を出て、別棟に向かった。ベラスコは、舞い降りる小雪を頭に積もらせながら、大きな木造の建物に案内された。男から内部の1つの部屋に入るように促された。


・その室内には大型の机が置かれ、一人が座り、三人が立っていた。座っている男の背後の壁には、部屋の大きさに不釣合いな大きな真紅と黒のナチの国旗が貼ってある。三人の男の顔に見覚えはなかった。


 その一人が、ベラスコを前に立たせ、椅子に座った「総統」に対する挨拶を促した。ベラスコは、机の男に向かって姿勢を正しつつナチ式の敬礼をした。机の男つまり「総統」は、座ったまま微笑を見せ、ベラスコに右手を小さく振った。


 ベラスコは机をはさんで「総統」と向かい合って座った。目の前の人物をヒトラーだと判断するのは難しいと直感したものの、その理由は自分でもわからなかった。1945年4月21日に、ベルリンの地下官邸で見た最後のヒトラーの顔つきと、目の前の「総統」の顔はさほど変わっていないが、何となく目の前の人物がヒトラーそのものとは思えなかった。

 面前の「ヒトラー」には口髭がない。頭は禿げて、頬は皺だらけだ。こめかみに小さな傷跡がある。目は濁っていて、艶のない灰色の肌が目立つ。アイロンがかけられていない、だぶだぶのナチのダブルの制服を着たその姿そのものはベルリン最後のころとさほど変わっていない。そのかぎりでは、まさに年老いた「ヒトラー総統その人」だった。左手が麻痺している状態で、たえず痙攣して自由がきかなそうな様子もヒトラーの特徴どおりだ。ただ以前と違って、口元から少しずつ唾液が顎に流れている。言葉は以前同様に小声で聞き取りずらい。


・「ヒトラー」は、ベラスコに質問をした。南米諸国の政治・経済を中心とした現況について知りたがっていたのだ。とくに身を乗りだして尋ねてきたことは、南米でのナチの活動についてだった。

 だが、何よりも「ヒトラー」が待ち望んでいたものは、ベラスコが持参した二人の子どもの写真だったようだ、渡した数十枚の写真を一枚ずつ丁寧に眺めては、「その子供たち」と呼んで、子供たちとヒトラーとの関係をさとらせなかった。子供の一人は少年アドルフォで16歳、もう一人は少女ステーンだとわかったが、年齢は確認できなかった。それでも両人がドイツ人の子供であることはわかった。ヒトラーは小声で何事かを呟きながら写真を繰り返し眺め続けた。


・アルゼンチンへ戻る飛行機のなかでベラスコの胸は膨らんだ。復興に不可欠なナチ党の象徴(ヒトラー)がこうして「生存」していることから、ボルマンのナチ復興には大いなる希望が見込めたからだ、ベラスコは、ナチ党最高幹部のベルリン脱出とさらに南米へと逃亡行為に、わずかながらでも貢献できた満足感に浸り続けた。明るいナチ党の未来を窓の外の雲間に浮かべることができた。ベラスコは興奮をおさえきれずにメキシコのわが家へと戻った。




『地球を支配するブルーブラッド 爬虫類人DNAの系譜』

スチュアート・A・スワードロー   徳間書店  2010/6/18




エイリアン集団紳士録

アルデバラン   ゲルマン人とバイキングを創作・管理

・典型的なアーリアン型で金髪で青い目を持つ。薄い茶色か中ぐらいの茶色の髪で、目がヘーゼル(はしばみ)色の人もいる。この集団は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当した。強い関心を持って、こと座文明の再創造を支援している。よくノルディック人と混同されることがあるが、ノルディック人は、もっと背が高く傲慢である。


アルクトゥルス  ローマ帝国建設を手伝った精神性の高い種

・非常に精神性の高い種である。原始的な形態の宇宙旅行技術(地球より発達しているが、シリウス人ほどハイテクではない)を保有している。白いローブを着た聖職者層が支配している。


<りゅう座人(ドラコ) このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティ

・地球の月は、永劫の昔、レムリア大陸への入植の時代に、軌道上に設置されたりゅう座人の宇宙船である。分断して征服することを画策する彼らは、リゲルとともに海を沸騰させたり、大地を焼き焦がしたりしたように、暴虐さで有名である。

りゅう座人は、地球に巨大な地下基地、金星にコロニーを持っている。地球には二番目の月が配置されている。1997年にヘール・ボップ彗星に隠れて到達した。そこにいるのは、純血爬虫類人である。交配人種であるイルミナティは地球の支配を行っている。


プレアデス   こと座からの避難民、長身金髪のノルディック

・ノルディック、背の高い金髪とも言われる。元々は、こと座(リ-ラ)文明からの避難民であるが、7つの恒星と15の入植済みの惑星からなるプレアデス星系の存在である。


・1959年に米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、技術格差を埋めるためにプレアデス人が招聘された。だが、過去、彼らは、ヒトラーの人類浄化政策を画策し、仏教を堕落させた。チベットに広大な地下基地を持っている。


・プレアデス人は、ローブを着た白い姿で現れる非物質的存在が率いる最高評議会の指揮下にある。プレアデス人の一集団(アトランと言われる)が、アトランティスに入植した。小柄で青い肌をした集団がプレアデス人と一緒に行動している。


くじら座タウ

グレイ種を目の敵にし、ソ連と協定を結んだ

・この人間のような生物は、グレイ種を目の敵にしている。宇宙のどこであろうとグレイを発見したら叩きのめすと誓っている。遥か昔にリゲル人がくじら座タウ星系の侵略準備を整えようとしていた。タウ人の遺伝子を使ってグレイを作るために、主に子供を標的にして誘拐し、殺して細胞とホルモンを取り出した。タウ人は自らの種が滅ぼされる前に、グレイたちを追い出した。地球までグレイを追って来た彼らは、1950年代にソ連と協定を結び、基地と自由に領空を飛行する権利を得た。彼らの目的は、ソ連が世界支配の座を占めるのを手伝い、(スラブ人にはタウの遺伝子がある)、グレイを滅ぼし、侵略勢力と取引することだった。


最近になってロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をりゅう座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられている。くじら座タウ人は、イプシロンのエラダナス星系で大きなコロニーを保持している。祖国の大気と重力の関係で、密度の高い身体を持っている。身長は、およそ170センチである。




もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。(8)


『シュメールの天皇家』 陰陽歴史論より 

鷲見紹陽 明窓出版       2007/8/1




高天原はスバルである

太古、神人はスバル、北極星、オリオンからやってきた

・本書の「陰陽歴史論」とは、高天原の昴(スバル)系の氏族とアースガルトやアガルタの地底系氏族という“陰と陽”の二系統の血脈の関わり、抗争の中で歴史は動いてきたのであり、それが歴史の真相であったことからつけたものである。


・さらにこの“陰陽”の二系列は地底信仰の氏族のシャンバラ(セム)系とアガルタ(ハム、ヤペテ)系の二つにも見られ、後者はさらに親高天原と反高天原に分かれた。


スバル、北極星、オリオンの三位一体

・これまでわが国の天皇家の天之御中主神(あめのみなかぬし)やキリスト教の“天の父なる神”がスバル(プレアデス)信仰にあたり、セム系氏族が北極星、北斗七星信仰、ハム系氏族がオリオン、シリウス信仰であることを明らかにしてきた。


・なおヤペテ系氏族はスバルと同じ牡牛座のアルデバラン(ヒアデス星団の赤星)信仰と考えられる。


・この地底世界の実体は不明だが、一部にはプラズマ亜空間説が出されている。空間が歪曲して異空間へとつながっているという説明もあり地底世界というより、別次元の世界と考えられる。


・厳密にはアガルタとシャンバラを区別しなければならないようである。つまり、ヤペテ系やハム系の神域がアガルタで、シャンバラは、セム系の神域ということである。


・藤原氏の北極星、北斗七星信仰はシャンバラ信仰、物部氏のオリオン信仰はアガルタ信仰となる。


・このヤペテ、ハム対セムの対立は天界で天の父なる神に反抗した堕天使に対してヤハウェ(またはミカエル)が天使の三分の二を率いて天の父なる神の側につき、堕天使とそれに従った三分の一の天使を地底世界に落とした事に遡る。セム系対ハム系、ヤペテ系の対立で、後者がヤハウェ側と天使側の半分ずつに分かれたことで、三分の二対三分の一となる。


・セム系民族はエンキの北極星、北斗七星信仰、ハム系民族はエンリルのオリオン信仰であった。


・我が国の神社の大半がスサノオやニギハヤヒ、つまりバールやミトラを祭祀し、その系列神を祭神とした物部氏の神社で、オリオン信仰であり、ハム系の神々を祀ったものであった。


・イザナギの黄泉の国訪問譚はギリシア神話のオルペウスの話がモデルで、途中で約束を破って振り返って見たため永久に妻を失ったエピソードなど同一のものである。なお、イザナミのいた黄泉の国は地底世界でアガルタ(シャンバラ)である。


・大伴氏と物部氏は天皇家をはさんで、セム系とハム系の陰陽の関係にあり、東日本を大伴氏、西日本を物部氏が支配したが、本来は対立関係にあった。


・ハムもセムもノアの子としてアースガルト、アガルタ、シャンバラという地底に起源をもつが、北欧神話などを読むとセム系とハム系の住む領域も異なり(シャンバラはセム系の世界)、元々は対立していたのが、セム系がハム系に服属して和解したことになっている。


・シャンバラとアースガルト(アガルタ)は対立関係にあった。セム系は北極星、北斗七星信仰で、ハム系はオリオン、シリウス信仰で別系統のものが系図で兄弟とされている。


・セム系は“文”の性格が強く、ハム系、ヤペテ系は“武”の血脈である。ハム系の中でもカナン人は、ノアによって呪われ、“カナンの呪い”という言葉が残っているが、聖書の中でもキリストが忌々しきものマムシの末裔として避難している。


・この我が国におけるセム系とハム系、高御産巣日神系(たかみむすび)と神高巣日神系(かみむすび)が、天皇家を間において対立・抗争してきたのが日本の歴史で、しかもそれは国民の一割前後の民族の抗争であったとするのが本書である。


天孫降臨の地は飛騨である

・スワティカ(卍)は、もともと宇宙エネルギー発動の神聖な表現である。


・北欧神話のアースガルトがインド神話のアガルタという地底世界への信仰を有するトゥーレ協会という一種の秘密結社で、ヒトラー自身が、その地底世界を求め探検隊をチベットに送ったり、そこで知りえたものと思われる。


・ナチスとアガルタの結びつきについては多くの人が論じている。有名なスウィフトの『ガリバー旅行記』もケルトによる地下世界探検譚を集めて書かれたものである。


  


『宇宙戦争』{ソリトンの鍵}

光悠・白峰     明窓出版   2006/5




エイリアンが、地球で行う生体実験・・・それは、宇宙戦争の歴史のカルマの清算と修復である

源氏と平家―両極を動かす相似象とは

・日本でもこれと相似象のことがけっこうあるのですよ。その最もたるものが、源氏と平家の争いですが、源氏はオリオンの系列で、平家はプレアデスの系列なのです。源氏と平家の発祥は違いますが、平家は西国が多いですね、源氏は東国が多いでしょう。

広島の安芸の宮島には海底遺跡があったそうです。あの辺は超古代にプレアデス星人の宇宙基地があったと言われています。


・そして、源氏の旗は白で、平家は赤。日本の国旗は白と赤でしょう。だから、日本民族の星の起源を遡ると、オリオン系とプレアデス系ということになります。


・この二大勢力は地球の古代の歴史上ではアトランティスとレムリアで、日本では源氏と平家です。神の世界でいえば、イザナギ、イザナミになるかもしれません。

すなわち、物を大事にする方、精神を大事にする方という、両極のものが、歴史を動かしてきたのです。


宇宙人と地球人が協力している地球防衛軍

・ウイングメーカーというのは、タイム・トラベルをして、未来の地球の危機を回避している宇宙存在と共に作られたエージェント・グループです。宇宙人と地球人が協力して作った地球防衛軍なのですね。


・オリオンとプレアデスの話をしましたが、ゼーターレクチル、俗に言う「グレー星人」がいますね。ゼーターレクチルが一番多いのは、東洋人です。何処の国が一番多いかといえば、中国なのですね。


・エネルギーから言えば太陽が一位、月が二位、星が三位です。一番が太陽ですが、これを大日如来で表現しています。次は月で最後が星なのです。だから、宇宙の序列から言いますと、太陽を国旗にしているのは、日本だけですから、この国が世界の中心にならなければいけないのです。


石油財閥「セブンシスターズ」とは

・本当に力があるのは、イルミナティだけなのです。なぜ力があるかというとイルミナティは宇宙人の集団だからです。イルミナティとは、イルミナネーションのように「光り輝くもの」という意味ですが、宇宙から入植した人たちをイルミナティと言っているのです。その下で、働く人たちがフリーメーソンなのですね。宇宙人の斥候集団だったのです。




『宇宙からの黙示録』   オイカイワタチとは何か

目覚めよ、日本のワンダラーたち!

渡辺大起   徳間書店  1982/1




オイカイワタチ

・(本書原本の刊行当時は、1982年。)


・その日、その時、地球を覆うほどに膨大な数の“宇宙船”と“空飛ぶ円盤”が訪れる。地球の人類同胞は、決して慌てたり恐れたりする必要はない。 

彼ら宇宙船と宇宙人は、地球を攻撃に来たのではない!

限りなき愛と真理の援助の手を差し延べに来たのである。


・我々仲間が宇宙に心と目を向け始めたのは1960年前後のことである。我々は、宇宙と存在する膨大なことがらの中から特に一筋の糸を運命という手によって手繰り寄せたのである。

 この糸は円盤、宇宙人に始まり彼らとのコンタクト、続いて宇宙の偉大な方々からの学びへと進んでいった。それは地球への驚くべき警告と、太陽系の一遊星=地球の運命を左右する重要な問題へと続く大切な糸であった。

 また、日本に住む我々には、オイカイワタチという特別な役割が天より与えられていることも知った。


金星に住む宇宙人サナンダ(AZ)は警告するールシファーと地球のカルマについて

・ルシファーに与しなかった私達は、光のより高度な段階におけるエーテル状の非物質世界に解脱した神の子として入りました。

  一方、ルシファー達(王子ルシファーとそれに与した人々)は、悲しみの暗黒世界に、重厚な物質の中の意識の夢遊状態に堕ちたのです。


ただ、オリオンやルシファーの力は、イエス(金星の大長老サナンダ)を地球から除き得る(磔のこと)ほどに強いのだということを、お知らせしておかなければならないでしょう。


・我々は、今日に至るまで数えきれぬほど円盤を目撃してきた。多い者は、千回以上にもなろうか。また、直接コンタクトから始まって、より高度なテレパシーコンタクト、サイキック(魂による)コンタクトに至るまで、さまざまな種類のコンタクトを体験してきた。


オリオンは地球を狙っている!

太陽系には惑星が12ある

どの遊星にも霊界があり、金星人は霊界と自由に往来して話をしている。


・宇宙人は金星から地球まで10分間(地球の時間)で来ることができる!


・地球には衛星(月)が二つあるのだが、一つは地球のエーテルがないので見えないのである。見えない月の大きさは、見える月の1.3倍くらいである。


・宇宙人によると宇宙に存在する原子は159種で全部天然の原子である。一番大きな原子量を持つ原子はロルムと呼ばれ陽性で個体として存在している。また、水素より小さな原子もあり、クイルと呼ばれている。


<宇宙の奉仕者ワンダラー>

・宇宙のワンダラーは宇宙船に乗って地球にやって来たのではない。彼らは、地球に生まれ変わったのである。即ち、地球人となって使命を果たすのである。


・ワンダラーの中には、地球人の肉体を着けないで、宇宙人の姿のままで働く者もいる。


  


『人生で大切なことはオカルトとプロレスが教えてくれた』

大槻ケンヂ  山口敏太郎  角川学芸出版  2015/3/25




不思議すぎて意味がわからないUFO事件

・(大槻)僕ね、子供のとき「UFOと宇宙」(ユニバース出版)という雑誌をよく買っていたんですよ。


・関東大震災のとき、宇宙人が助けに来たとか。おばあさんが宇宙人と遭うんですが、その後にお金がいっぱい入った財布を拾い、そのかげでお店を出すことができるんです。


・(山口)災害時にはUFOが必ずと言っていいほど出ますね。東日本大震災のときもCNNの映像にUFOが映っていたと話題になりました。

 波打ち際を飛んでいる謎の物体があって、あれは何だろうと話題になった。鳥にしては速いし、何かが流されているのなら、波と逆方向に飛んでいるのはおかしい。


・(甲府事件)1975年に山梨県甲府市で、小学生二人が畑に降りた飛行物体を目撃し近づくとそこに不気味な姿の宇宙人がいた。逃げようとすると彼らの肩を叩いて、奇妙な声で話しかけたという。


・(北陸に墓があります)石川県宝達志水町にある三ツ子塚古墳は、モーゼの墓とされている。天浮舟(UFOか?)で日本に来たモーゼは、天皇に十戒が刻まれた十戒石を渡し、583歳で亡くなるまで日本にいたのだそうだ。


・(大槻)『にっぽん宇宙人白書』(内野恒隆著、ユニバース出版社)という、僕がこの世の中で一番好きな本があります。この本は宇宙人に遭ったという人たちにインタビューして回った本なんです。それが、どの方も脳なり精神に何かあった方々の言うような話ばかりで、それを信じるか信じないのかというルポルタージュになっていくわけです。


・(大槻)そこで妖精の伝承と宇宙人との遭遇がリンクするんですよね。(リップ・ヴァン・ウィンクル)木こりのリップ・ヴァン・ウィンクルが森の中で遊んでいた妖精たちに出会い、一緒に酒盛りをして盛り上がる。しかし森の外では20年も時間が過ぎていたという昔話。あらすじは浦島太郎によく似ている。


トンデモ体験談にはたまに真実味があって、そこがたまらない

オカルト雑誌編集者がカルトにはまった事件

・(大槻)他にも『最新 異星人遭遇事件百科』(郡純著、太田出版)って本があるんですが、これもかなりおもしろくて、ちょっとどうかしている人の事件をフェイクで作ってるんですよね。


・それから『私は宇宙人を知っている』(ベストセラーズ)って本があるんですけど、宇宙友好協会(CBA)という、ガチで宇宙人とコンタクトしていたと言っていた人たちの書いた本なんです。


オカルトのインチキの向こう側に本物がある

オカルトでもプロレスでも、世の中の真相に気づく段階は同じ

・(山口)もっと怖かったのは、天狗寅吉の話ですね。

 天狗にさらわれた寅吉という小年に、江戸時代の国学者・神道家の平田篤胤(1776~1843)がインタビューしてるんですよ。それを同人誌で現代語訳した友達がいて、読んだらけっこう内容がえぐいんですよ。

 黒門という門の前で、おじいさんが露天商をやっている。寅吉が見ていると、商売が終ったら品物を壺に全部入れて、最後は自分が壺の中に入ってしまう。壺が浮き上がってびゅーっと飛んでいった。

おかしいなと思って、次の日も寅吉が見ていると、おじいさんがそれに気づいた。「じゃあ、お前も乗れ」と誘われて、一緒に壺の中に入ってしまう。壺が浮き上がったかなと思ったら、江戸の上野にいたのに、あっという間に茨城までいっちゃったんですよ。

寅吉はそれから天狗と思われるおじいさんによくさらわれるようになるんです。よく宇宙人の拉致被害者は、何度も宇宙人に拉致されますよね。それと同じです。


・寅吉は平田篤胤に、地球の上空まで上がったことがあるって答えてるんです。地球の上まで上がると、耳の鼓膜からぽんっという音がするというんです。現代人の僕らは飛行機に乗っているからわかるじゃないですか。同じように耳からぽんっという音がしたと言っているんです。

地球は青かったとも言っている。宇宙空間を飛んでいると、ガス状の星があって、行くと突き抜けちゃったなんてことも言っている。現代の宇宙の知識がないと言えないことを江戸時代の子供が言ってるんですよ。

寅吉事件は現代の宇宙人拉致とリンクするなぁと思ったんですよ。そうやって考えていくと、気持ち悪いくらい、みんながつながってますよね。


・(3S作戦)日本を占領したアメリカが、スクリーン(映画)、スポーツ、セックスの3つのSで日本人の愚民化を進め、日本をアメリカの属国化しようとしたという陰謀論。


・(失われた10支族)旧約聖書に記されたイスラエルの12部族のうち、行方が知れない10部族を指す。日本人とユダヤ人(古代イスラエル人)は共通の先祖を持つ兄弟民族であるとする「日ユ同祖論」では、失われた10支族の一部が日本に来て秦氏となり、天皇家の庇護の下に権勢をふるったなどとされる。日本文化とイスラエル文化との間に共通項が多いのは事実だが……?


芸能人が小さいおじさんを見てしまう理由

・(山口)榊原郁恵さんとお母さん、徹さんの3人で、温泉街の一番古い宿に泊まったんですって。部屋にイチゴを置いていたんですが、そうしたら、ちっちゃい武士が出てきてトコトコトコと歩いてきて、ぱくっと食べて消えちゃったらしいんです。

「あれ、今の幻覚かな」と思って、イチゴを見に行ったら、イチゴに齧った跡があったというんですよ。テレビで話されるときはいつもそこまでなんだけど、後日談があるんです。

 そこの宿に侍が腹を切ったという木がある。昔は武家屋敷かなんかだったんでしょうかね。木の根元で腹を切った武士の幽霊じゃないかとそこの宿では言われているらしいです。


・(ジャパンハンドラー)アメリカの対日専門家の中で、国際金融資本をバックにアメリカの国益に沿う形で日本の経済や政治を操作しようとする勢力のこと。


企業間戦争にも陰謀もある!

・(八咫烏)神武天皇を熊野から大和まで先導した三本足の烏の名前だが、一部の人はこの名前の天皇を護衛する秘密組織があると主張する。京都とその近郊に住み、戸籍がないとされる。日本の陰謀論。特に天皇制に関する陰謀を語る場合には欠かせない組織だが、真偽は不明。


・(山口)だから欧米にサタニストがいて、その連中が企業を経営していて、莫大な資金でいろんな日本企業を買収している。


・(山口)秘密結社の「八咫烏」は京都の下鴨神社などいろんな古い神社の宮司さんで構成されていて、俗に戸籍がないと言われています。人数も、76人とか72人とか36人とかいろんな説があるんですが、AKB48みたいに正規メンバーがいて、死ぬと入れ替わるのだという。


何人いるのか裏天皇!

・(山口)裏天皇は6人くらいいます。


・(山口)だから僕は陰謀論なんてといって、一笑に付して検討しないのも実は甘いことであって、実は諜報員がえげつないことをしているのは、事実なんじゃないかなと思いますね。


<オカルト好きは右翼が多い?>

・(山口)確かにオカルトと国粋主義はすごくリンクしていて、たとえば出口王仁三郎は国粋主義者であったし、逆に右翼の北一輝(1883~1937)はちょっとオカルトチックなところがありましたね。民族主義とか国粋主義とか、そういう政治思想とオカルトはすごくリンクしやすいんですよ。だからオカルトやっている人に左翼はいないんですよ。


・(山口)アメリカでも狂信的な人たちは民族主義に走りますもんね。

 僕がよく言っていたのは、日本が独立国だと思ったら大間違いだと。僕が「国策会社」に17年も勤めていたから、その印象かも知れませんが、結局日本はアメリカの植民地なんだなというのを僕はずっと感じていた。

 政治家もアメリカの意向に沿って動いているし、ジャパンハンドラーと堂々と名乗っている人間がアメリカには何人もいる。そして日本を視察して、シンクタンクの結果だという建て前でアメリカから強制されているところがあるじゃないですか。

 太平洋戦争が終ってから、日本はまだ完全独立はしてないんだなという気はしますよね。


イタコの口寄せは強烈なラップだった

・(山口)イタコは組合・師匠の流派があって、一つの流派しか恐山ではできないんですよね。青森県内に他の一門がいっぱいいて、恐山ではできないんですよね。青森県内に他の一門がいっぱいいて、恐山には出入り禁止の一門もいる。


・関東にも縄張りがあって、関東全域にイタコがいるんですよ。茨城と栃木の一部はモリコで、イチコとセリコの縄張りってあるんですね。イチコは関東全域。茨城と北関東の一部はモリコ。今現在はわかりませんが、僕が調べたときにはそういう状況だったんですよ。

 自分のところ以外の縄張りに言って、イタコをやってはいけないことになっていた。場所ごとにギルド的なもの……というか、寄り合いがあったんです。


・(恐山大祭)例年7月20日から24日に行われる青森県・下北半島恐山のお祭り。祭りの期間中、イタコの口寄せ(イタコという霊媒師が客が指定する死者の霊を呼び出し、自分に憑依させてしゃべらせること)が行われる。


ネットで起こっていることはまさに呪術合戦!?

・(大槻)今でも電話除霊をやっている人はいますよね。個人的には電話除霊はイカンのじゃないかって思ってるんですけどね。せめて会いなさいよ。


・(山口)取材で、それで儲けている人のところに行ったことがあるんですよ。卑弥呼みたいなおばあちゃんがいて、部下の女の子をいっぱい登録させている。


・話を聞くだけ聞いて時間を引き延ばしてお金を儲ける。ダイヤルQ₂と一緒ですね。年間数億円も儲かっているようでした。ハマっちゃって、毎月5万、10万使う人もいるらしいですよ。

 電話除霊を頼むくらいなら、交通費をかけて行った方が安いですよ。お坊さんに聞くと、お焚き上げはネットでも受け付けるみたいですね。自分の名前と住所と生年月日を送ったら、お焚き上げしてくれる。


オカルトとの付き合い方をプロレスから学んだ

・(山口)僕はオカルトをサブカル分野に不時着させない限り、オカルト業界はダメだと思ったんです。心霊写真の信憑性はなくなった。心霊動画も信憑性がない。UFOだってコンピューターで何だって作れる。こんな状況だと、サブカルに落とし込むしかない。

 サブカルの一分野として延命をするしかないと思ったわけですよ。




『霊道紀行』  

 辛酸なめ子   角川書店    2012/7/25




宇宙人コネクション

・何度かお世話になっているスピリチュアル・カウンセラーのX先生に聞いたアセンションの話です。


◎2012年、人間は「魂だけ助けられる人」「肉体と魂両方助けられる人」「存在が消滅する人」の三つに分かれる。


◎魂だけ助けられる人は、天変地異で一回死に、カタストロフィー後の5次元に上昇した地球に生まれ変わる。UFOに一時避難した人は肉体と魂のままでサバイバル。だいたい1億3千万人くらいが生き残る。


◎今の地球から見えている火星や金星は3次元の景色。5次元になったら火星や金星にも人が住んでいるのが見える。


◎今の地球は波動が低く、宇宙空間にゴミをまき散らしている。地球は宇宙人にとってはドブみたいな所。わざわざ降りたくないのでUFOに乗って上空から観察している。


◎そんな地球をつぶしてしまえという意見と、まだ教育すれば良くなる、という意見があって高次元宇宙人が迷っている。


◎知らないうちに、宇宙人にチップを入れられている人も結構多い。


◎オリオン星人はネガティブ系。オリオン星人にチップを入れられると、ネガティブになってしまう。


◎意識のレベルが高い人が集まっている上空にはUFOが見に来ている。


◎アセンションを生き残るにはぶれない生き方が大切。あと、体の毒素を抜くことが大切。


・ここ数年のデドックスブームは、感度が高い女性が2012年に向けて解毒の必要性を察していたのかもしれません。ところで、X先生に、最近宇宙人っぽいシルエットを見たと報告したら、しばらく「霊視」したのち、「その可能性が高いな」とのことで、ますます宇宙人との縁を感じ、心強いです。




『霊道紀行』  

 辛酸なめ子   角川書店    2012/7/25




ファーストレディと金星で

・今、最も輝いている女性、鳩山幸夫人。ファーストレディであるだけでなく、ヨン様やウォンビンやEXILEなどイケメンに会いまくり、ベストジーニスト賞も受賞して、全ての幸せを手中におさめているようです。


・幸夫人のスピリチュアルへの造詣の深さがかい間見られるのが、「ムー」での対談連載をまとめた『私が出あった世にも不思議な出来事』(学習研究社)。


・幸夫人はだいたい聞き役に徹し、対談相手から開運術を貪欲に学び取ろうとしているかのようです。


・そして、彼女のスピリチュアル・リテラシーの高さがわかる発言も随所に見られます。25年目からシャーリー・マクレーンを知っていたとか、ハワイで風景写真を撮ったら妖精のような光が写っていたとか、オーブが写真に撮れると得したような気分になるとか……。その中でも、インパクトが最強なのが、世界中に配信されて話題になった「金星に行ってきた」という、池田明子(共著者)との「おわりに」対談での発言。「鳩山さんご自身は、UFOに乗った体験がおありだとうかがっていますが」と振られると、「証明はできませんけれどね。もう20年くらい前のことですが、自分としては、肉体が眠っている間に、魂が三角形のUFOに乗って金星に行って来たと思っています。ものすごくきれいなところで、緑がいっぱいでした。この次元の太陽系ではないと思うんです」と語っています。当時の夫は「夢じゃないのか?」と流したそうですが、今の主人なら「よかったね」と言ってくれるだろうと、夫婦円満話に持っていくところがさすがです。


・幸夫人の発言から、金星について興味が高まってきたので、宇宙人関係の本を何冊か読んでみました。金星人というと、タコみたいな姿が思い浮かびますが、実際は人間と似ている外見(しかも容姿端麗。金髪で長身)だそうです。『私が出会った宇宙人たち』(徳間5次元文庫)によると、火星人は好戦的ですが、金星人は穏やかで慈悲深い性格だとか。金星とつながりのある幸夫人がうらやましいです。


5次元の金星の風景「ものすごくきれいなところで、緑がいっぱい」

・さらにくわしく金星について書かれているのが、『私はアセンションした惑星からきた――金星人オムネク・オネクのメッセージ』(徳間書店)。5次元にアセンションした天国のような金星から、使命を持って地球に降り立ち、アメリカ人の少女の体と入れ代わって地球で半生を生きているオムネク・オネクという元金星人の美女による名著です。金星は地球よりも古く、魂的にも文明的にも進化していて、物理的世界を超越したパラダイスのような所だそうです。自然や街並みは美しく光を放ち、欲しいものは念じたとたん顕現し、行きたい場所に瞬時に移動でき、生きていいくために食物を必要とせず、病気も老化もなく、貨幣制度もなく、人々は芸術や音楽など創造的活動に没頭している、夢のような桃源郷――。それに比べて地球は波動が低く、悪夢のような所だと語るオムネク。


・スピリチュアルカウンセラーの人と会った時に、「幸夫人は本当に金星に行ったのでしょうか?」と質問を投げかけてみたら、聞いた人二人とも「行っていると思う」という返事でした。金星のような素晴らしい所は、やはり幸夫人のようなスピリチュアルセレブにしか行けないのでしょうか。


・すると、Yokoさんから「金星にいらしたことがありますね」という言葉が。前にも別の人に言われたことがありましたが、どうやら私の前世は、金星人らしいです。今は見る影もない波動の低い地球人ですが、大昔憧れの金星人だったとは光栄の至りです。「金星では、5万年くらい前、ワープの現場を管理する仕事をしていました。おもしろそうな仕事ですよ」と霊視され、イメージがつかみにくいのですが、遊園地の観覧車の乗り場でゲートを開閉する係みたいなことでしょうか?


・前世金星人だった私が、現世でまた金星人とコンタクトすることはできるのか伺うと、「呼んだら来てくれますよ。瞑想中に呼んでみるといいと思います。行きたいと思えば金星にも行けます」と、Yokoさんは瞑想の方法を教えてくださいました。呼吸を吐きながら金色の光に包まれて上昇し、宇宙空間に出て行くところをイメージし、行きたい場所を思えばそこに移動できるそうです(帰る時は1ミリもズレず肉体に戻って来るのをイメージ)。「これは自分の想像?と思うくらいでちょうどいいです。慣れてくるといろいろなものが見えてくるのでイメージで遊んでみましょう」と、Yokoさん。


・家に帰って、教えてもらった通りに瞑想して金星トリップに挑戦。息をゆっくり長く吐いて、宇宙空間に飛び出します。すると宇宙船が迎えにきてくれ、金星にテレポート。イメージの中なので確証は持てないのですが、きれいな草原みたいな所に行き、思念の通り植物や花を顕現させてしばらく遊びました。向うから背の高い金髪の男女が歩いてきます。もしかして金星人でしょうか?


・以来、現実世界で辛いことがあると、金星に逃避するようになってしまいました。宇宙船のラウンジと思われる所でくつろいだり、金星でマイケル・ジャクソンっぽい人を見かけたり、ピラミッドみたいなものも発見しました。ひとときの瞑想トリップが、忙しい日々の癒しになっています。いつか金星で幸夫人に会えることを祈りつつ、筆を置きます。



もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。(7)



『吉備太秦(きびのうずまさ)が語る「世界を動かす本当の金融のしくみ」』

ゴールドマン・ファミリーズ・グループが認める唯一の承認者(フラッグシップ)が語る

――われわれのまったく知らない《超裏金融》の正体

地球経済は36桁の天文学的数字《日本の金銀財宝》を担保に回っていた

板垣英憲    ヒカルランド   2015/2/10




<サイナー>

・「いわゆるサイナーとは、口座管理人のことです。いわば資金の管理人のような立場です。私の場合はフラッグシップで承認する立場であり、サイナーではありません。私が一人ですべてを見ることができないので、口座管理人が何人かいます。IMFの運用に関わる金の取引と、日本が管理権、運用権、使用権を持っている35%日銀にシェアされるお金は、フラッグシップである私の承認がなければ動かせません。日本政府も日銀総裁も権限はない。世界銀行の別段預金は、表面上には載らないところにあります。300人の個人委員会が管理しているのです。ずっと運用していてずっと貯めているので減らない。どんどん増えていっている。その管理権、運用権、使用権は、基本的に日本にあります。なぜかというと、ホストカントリーだからです。厳密には35%が日本のものです。それをどこの国に分配「シェア」するのかを決める人というのです」


・「そして、この書類に私がサインを入れます。これが一番重要で、私がサインすることにより『フラッグシップを立てる』ということになります。フラッグは、漢字で書くと『旗』だが、実は秦ファミリーの『秦』でもあります。つまり、『この取引をきちんとしますよ』ということを、国連を含めた関連機関に宣言をするのです。その旗印がフラッグシップであるので、私のサインは『フラッグシップを立てる』ということを意味しています。つまり、「国連から認められた最終承認者」が承認したという意味であり、それを宣言している文書ということになります。世界の金塊は秦ファミリーが支配していると言われているのは、このフラッグシップがあるからです。


・M資金と言われる巨額融資「第一償還」その大元の本物の構造についても吉備太秦本人の肉声をそのままお伝えします!


・「ユダヤのヤーハウエは太陽神、日本の天照大神も太陽神で、大本は『日の本の国』であると気がついた。

 それで、どんどん資金を投入してきたばかりでなく、ドール・ロスチャイルドが日本にやってきた。しかも、帰化して日本人になってしまいました。その後、日清・日露戦争で明治天皇を助けて、1950年まで生きていた」


・「明治時代に明治天皇が何をつくったか。それは、秀英舎[現在のDNP]です。これは大日本印刷の前身で、ジャパニーズ円の印刷工場。いまでも秀英体という字体がありますが、日本で最初にお札の字体に使ったのは、この秀英舎の字体でした。

 まぜお札を発行したか。それは、不平等条約で小判を欧米に持っていかれた、多くの小判がなくなってしまったからです。

 日清・日露戦争の武器は、戦艦三笠を旗艦とする連合艦隊にしても100%英国製でした。日本にはそんな武器を買うお金はありませんでした。そこでどうしたか。ロスチャイルドが保証したポンド債という国債を発行したのです。

 要するに莫大なお金を借りた。その償還期間が、だいたい70年から90年でとにかく長期でした。なぜなら、日本が勝利して借金を返せるまでにはそれくらいかかるだろうと思ったからです。

 そんな長期で貸してくれる人はいない。ドール・ロスチャイルドは、明治天皇を助けて、日清・日露を勝ち抜いて、朝鮮を併合して満州に出ていった。なぜなら、お金を返せないから出ていかなければならなかった。

 中国やフィリピン、インドネシアにある日本の金を取り戻しに行った。占領して、満州国をつくった」。


・「ドール・ロスチャイルドと呉一族の末裔が個人的に提供してくれた資金[ポケットマネー]によって日本の復興を手がけた。

 また、世界銀行からの復興資金は、連合国軍最高司令部[GHQ]を通して提供された。晴れて世界銀行から融資を受けられるようになったのは、1951年9月8日、サンフランシスコ講和条約調印、日米安保条約調印を経て、1956年12月18日、国連に加盟してからであった」


・「戦後復興のとき、管理権委託譲渡資金を受けたのは、松下電器産業の松下幸之助とソニーの井深大、その後、トヨタの豊田章一郎、キャノンの御手洗毅、京セラの稲森和夫の各氏です。みんな大勢いるように思っているが、本償還というのは、そんなにたくさんはない」


・「世界連邦運動協会国際会議という国連の組織が大阪にありました。松下幸之助に1回目、2回目、3回目と管理権委託譲渡資金を出していました。この組織のメンバーは、ほとんどが松下電器産業の松下幸之助の関係の人でした。松下電器役員の奥さんが事務を手伝っていた。この資金でPHPと松下政経塾もつくったのです。

 奇しくも松下政経塾の第一期生である野田佳彦元首相が「空白の20年」という言葉を使ったが、それはまさにこのことです。厳密にいうと33年です。


財政法24条で日本国は赤字国債を発行することを禁じられています。それは、一般会計以外に特別会計という日本国にだけ与えられた特別な予算を有しているからです。


・「日本は破産もしないし、増税も必要ありません。一般会計と特別会計を一本化して毎年500兆円程度の予算を組めば赤字国債も減らせるし、増税なんか必要ありません。日本の官僚も勉強が足りないのではないですか


・「戦後の償還制度には、まず本償還というのがありました。これは、資本金500億円以上の一部上場企業の代表者個人に資金を提供するものです。

 もう1つ、2次償還といって、資本金500億円以下100億円以上の企業の代表者個人に対する資金がありました。そこに富士銀行がついていました」


・「資金のうちの20%は自由裁量、残りの80%は日本の基幹産業のために使わなければなりません。基幹産業は、基本的には製造業です」


吉備太秦が語る/巨額資金分配の構造とその目的

日本が危機に直面したとき、背後から天皇家を支えてきた縄文八咫烏直径の吉備太秦が必ず登場して、世界のロイヤルファミリーを道案内し、教導する。

 そして「地球連邦政府」を樹立する歴史的使命と役割を果たす。

 

・「これからは、地球規模で考えていかなければならない時代に入っています。地球連邦政府を樹立して、地球連邦軍を創設して、400年間は戦争のない平和な国際社会を築き、秩序維持を行っていく。そのために運用資金を分配していくのです


縄文八咫烏の直系である吉備太秦

・縄文八咫烏の直系である吉備太秦は、ゴールドマン・ファミリーズ・グループとフリーメーソン・イルミナティが「400年間戦争のない平和な国際社会を築き、秩序維持していける時代」を実現するため、天皇陛下を陰で支える「フラッグシップ(シグナトリー=サイナー)として、世界銀行・IMFなど国際金融機関の活動に尽力していこうと決意している。

 400年間戦争のない時代を築き、維持していくには、何といっても平和を脅かす戦争の原因を除去しなくてはならない。現代戦争を惹起させる根本的原因=最大の元区は、「資源エネルギー争奪」である。これを単に回避させるだけではなく、絶滅させる最善の手段は、世界統一機関として「地球連邦政府」を樹立し、その強制力である「地球連邦軍」を創設することである。北東アジアでは、「中国4分割・東北部(旧満州)にユダヤ国家=ネオ・マンチュリア建国」「朝鮮半島統一=大高句麗建国」「モンゴル」「新日本皇国=仮称」などによる「緩やかな連邦制」を実現する。


「ワンワールド」を目指したフリーメーソン・イルミナティは、第1次世界大戦の教訓から「国際連盟」を設立した。だが、新興大国である米国が参加せず、平和を目指す国際機関としては未完成だったので、第2次世界大戦勃発後は事実上活動を停止し解散した。その資産は、国際連合により承継された。


・従って、吉備太秦は、不完全な国連が内包している諸矛盾をアウフヘーベン(止揚)して、地球全体に平和と繁栄をもたらすとともに、国際紛争を解決する完全な国際機関として「地球連邦政府・地球連邦軍」を樹立・創設することを急務と考えている。いま、その時がきているのだ。


・ところが、欧州から戦争をなくし、平和な地域社会を築く目的で統合されたはずの「欧州連合(EU)」がいま、解体の危機に直面している。EU加盟国28か国のなかで、経済・財政状況がまともなのは、敗戦国のドイツくらいであるからだ。

 そのドイツが経済・財政状況の悪い国々を助けている。戦後の経済戦争では、ドイツが日本と並んで戦勝国になっている。英国もフランスもよくない。財政再建中のギリシャでは、厳しい緊縮財政下、耐乏生活を強いられている国民の不満が爆発寸前である。このため、「EUから脱退しよう」「EUは解体すべきだ」という声がますます強まってきている。


・EU創設からまだ21年しか経ていないとは言っても、第2次世界大戦後、70年となり、社会全体が停滞してきていることをフランシスコ1世は、大変憂慮しているのだ。景気を押し上げようにも浮揚力がついてこない。雇用も拡大せず、失業者が巷にあふれている。社会の高齢化もどんどん進んでいる。しかも、日本と違って、海外から移民が、大量に流入してきており、社会保障費の負担が重荷になっているのだ。

 そうしたなかで、移民を排撃する右翼勢力が台頭し、政界に進出してきている。とくに「ネオ・ナチ」を標榜する過激派の動きが活発化していて、危険視されている。


・このため、吉備太秦は、世界銀行・IMF体制の下に、「新開発銀行=BRICS開発銀行」と「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」を組み込み、統一して活動することを強く望んでいる。




『失われたイエスの12使徒『八咫烏』の謎』

影の陰陽道「迦波羅」を操る裏天皇「金鵄」の正体に迫る!!

飛鳥昭雄・三神たける   (学研) 2001/11/1




八咫烏と賀茂氏

・なにせ、全国の神社を支配する下鴨神社の主祭神であり、裏神道の一族、賀茂氏の祖先である。格が違う。


・賀茂氏は陰陽道の宗家であり、裏の迦波羅を握っている。下鴨神社を拠点とする賀茂氏は歴史を動かしてきた漢波羅である。彼らが祀り上げる祖先ともなれば、八咫烏は伝説の「大漢波羅」であるといっても過言ではない。


・しかし、人間としての八咫烏は賀茂建角身命だけを指しているわけではない。

賀茂建角身命は、初代八咫烏である。その名前は、代々襲名されていく。


・いや、もっと正確にいうなら、襲名される八咫烏とは特定のひとりの人物を指す言葉ではない。陰陽道を究め、迦波羅を知り尽くした漢波羅の集団の名称である。いわば、漢波羅のなかでも、特に優秀な漢波羅が作る秘密組織である。よって、裏神道を事実上支配しているのは、この漢波羅秘密組織「八咫烏」なのである。


葵祭

・若葉が繁る5月15日、毎年京都では平安時代の貴族に扮した人々が街を優雅に練り歩く。


・フタバアオイの葉を社紋として掲げている大きな神社が京都にある。京都御所の北方に位置する「賀茂神社」である。賀茂神社といっても、実際は下上(げじょう)、ふたつの神社からなる。前者は鴨川の上流、賀茂川と高野川が合流する場所に位置する「賀茂御祖(みおや)神社」、通称「下鴨神社」。


・後者は奈良小川の上流、御手洗川と御物忌川が合流する場所に位置する「賀茂別雷神社」、通称「上賀茂神社」である。じつをいうと、葵祭を主催しているのは、この賀茂神社なのだ。賀茂神社のシンボルがフタバアオイ、祭札では葵を用い葵祭と呼ぶのである。


・本書をお読みになった方々に、ひと言行っておこう。漢波羅秘密組織「八咫烏」は実在する!!

だが、彼らとの接触は非常に危険である。ふつうの人が接触することはまず不可能であるといっても過言ではない。会談に至るまでは、様々な手続きがあり、それにともなう約束事が数々ある。


  


『失われたイエスの12使徒『八咫烏』の謎』

影の陰陽道「迦波羅」を操る裏天皇「金鵄」の正体に迫る!!

飛鳥昭雄・三神たける   (学研) 2001/11/1




裏天皇

・表の天皇が常にひとりならば、裏の天皇は3人でひとり、絶対三神が唯一神を形成するように、八咫烏のボス、大烏もまた3人でひとりの金鵄を形成。裏天皇として、裏神道に君臨しているのである――。


裏天皇「金鵄」がついに明かす恐るべき日本神道の黙示録

八咫烏は日本国民ではない

・神道界を仕切る元締めの男の正体は、八咫烏である。八咫烏の中でも大烏と呼ばれる男である。彼は裏天皇「金鵄」を構成するひとりである。


・じつは、八咫烏もまた、天皇や皇室の人間と同様、戸籍がない。戸籍がないゆえ、法律の適用を受けない。彼らの存在は秘中の秘。事実上、皇室の人間と同等の扱いを受けている。そのために、宮内庁を統括する「内閣府」から機密費が捻出され、それが宮内庁を通して八咫烏の活動資金が賄われている。


・戦後、GHQのダグラス・マッカーサーは直接、昭和天皇と会談した。その内容は完全なる極秘。昭和天皇をもちろん、マッカーサーも会談の内容を死ぬまで明かすことはなかったが、その中で八咫烏に関することが話し合われたのは間違いないとされる。一般に昭和天皇とマッカーサーの会談は3回程度だったと伝えられるが、実際は数十回に及んだことがわかっている。恐らく、そこには裏天皇たる金鵄の人間も立ち会っていたといわれる。いわば、それだけ八咫烏は日本の根幹に関わる存在だったのだ。


八咫烏との会見

・八咫烏は秘密組織である。彼らと会うことは、天皇陛下に会うのと同じように難しい。そもそも、法律上は存在しないことになっているのだ。公の場に姿を現すことは絶対にありえない。相当な神道関係者であっても、八咫烏との面会は、まず不可能である。たとえ、八咫烏に趣旨が伝わったとしても、それを判断するのは彼らである。八咫烏自身が拒絶すれば、それまでである。

 神道の謎を調査する過程において、飛鳥昭雄は八咫烏の存在をかなり古くから聞いていた。日本の神社の総元締めは下鴨神社であり、実質的に支配しているのは八咫烏と呼ばれる人々である。神道の根幹を知るためには、どうしても八咫烏と直接会って、疑問をぶつける必要がある。


・飛鳥昭雄が初めて八咫烏と会見した模様は『失われたカッバーラ「陰陽道」の謎』の中の第3部「アダム・カドモン」の章において、漫画という形式で紹介している。漫画という性格上、少なからず演出されているが、ここに記された内容は基本的に事実である。

 このとき八咫烏が指定してきた場所は、 東京の両国国技館。漫画では土俵が見える最上階の一室ということになっているが、実際は地下通路でつながった、ある一室だった。案内のもと、部屋に入ると、そこには数人の男が待っていた。八咫烏である。彼らはみな面を被り、素顔がわからないようになっていた。


・漫画の中のカッバーラ、すなわち陰陽道の裏、迦波羅については、当然といった様子である。造化三神が絶対三神と同じであること。七五三が迦波羅のゲマトリアであること。そして、平安京が人形に建設されていることなど、いろいろな問答が繰り返された。その中には、まだ公表していない恐ろしい事実も含まれている。


大烏との会見

・しかして、第2回目の会談が実現した。しかも、今回は並の八咫烏ではない。八咫烏の首領、大烏のひとりが、直々に飛鳥昭雄に会うという。大烏といえば、裏天皇を構成する3人のうちのひとり。人格や知識、経験、そして霊性においても、ずば抜けた人間であることは間違いない。


・今回ばかりは、会談場所はわからない。というのも、特殊な車両に乗せられ、見知らぬ建物の地下室に通されたからだ。この様子は『失われたカッバーラ「陰陽道」の謎』の中の第4部「死の樹」の章において、漫画として描いている。恐らくは漫画で描いた通り、そこは皇居の地下だったのではないだろうか。至るところに菊の御紋があったのを記憶している。


・案内された部屋には、やはり数人の男がいた。面を被っている姿から、すぐに八咫烏であるとわかった。が、大烏と呼ばれる男だけは、何も面をつけていなかった。見れば、瞳が白く、白内障にかかっているようだった。歳にして80歳前後か。前の八咫烏と違って、彼はどっしりと構え、攻撃的な雰囲気は微塵もない。むしろ、死ぬ前に一度会っておきたかったというような、いわば好意的な印象を受けた。


・その後、しばらくして彼が死んだことを知らされた。欠員となった裏天王の席には、先に会談した八咫烏が就任したらしい。


八咫烏「第三の男」

・続刊『失われたキリストの聖十字架「心御柱」の謎』では、大烏を前に、飛鳥は、いよいよ核心に迫る――!!


・漢波羅秘密組織「八咫烏」は実在する!!

 だが、彼らとの接触は非常に危険である。ふつうの人が接触することは、まず不可能であるといっても過言ではない。会談に至るまでには、様々な手続きがあり、それにともなう約束事が数多くある。


・この世は、すべて陰と陽。歴史もまた、しかり。表の歴史があれば、裏の歴史がある。表に天皇がいれば、裏にも天皇あり。この国の本当の歴史は、常に人々の目から隠されてきた。隠してきたのは、そう八咫烏である。ある意味、八咫烏あっての日本であるといっても過言ではない。八咫烏の存在を公開した以上、いずれ多くの日本国民が本当の歴史を知ることになるだろう。もはや、後戻りはできない!!




『本当にあった 世界の陰謀論 案内』

 世界陰謀評議会    笠倉出版      2014/10/13




八咫烏 名前すら持たず天皇家を影から護る

・全日本チームのマークとして有名だが、陸上自衛隊所属の中央情報隊のシンボルも八咫烏である。


・八咫烏とは日本神話に登場する三本足のカラスのこと。聖武天皇にゆかりがある聖獣だ。日本サッカー協会のシンボルマークになっている。陰謀論において八咫烏とは、謎の集団の名称である。正式名は八咫烏陰陽道という。これはオカルト系の陰謀ハンターを中心に支持される説だ。

 彼らは聖武天皇の時代から独自の神道、陰陽道を継承し、祭祀を行ってきた。現在も災害に備えて祈り続けている。また、秘術「迦波羅(かばら)」と、日本史の裏側の真実も伝えているという。

 八咫烏は他に類を見ない独特な組織といえる。指導者の一部(39人いるとされる)には、戸籍がない。コードネームで呼ばれ、名前を持たない。


秦氏 海を越えてやってきた技能集団

・土佐の長宗我部氏や伊賀の服部氏も彼の末裔とされる。


・秦氏は、渡来系氏族のひとつ。『日本書紀』に登場する弓月君を祖とする。聖徳太子に仕えた秦河勝や、浄土宗の開祖である法然の母親が秦氏の人物。日本に養蚕や織物をはじめとする多くの技術をもたらし、その後も経済力で存在感を示した。

 秦氏の起源については、さまざまな推測がなされている。古代氏族の名鑑である『新撰姓氏録』には秦の始皇帝の末裔とある。日ユ同祖論では、イスラエルの失われた10氏族のひとつと言われることがある。

 陰謀論においては、血縁的関係よりも秘密結社的な性格を持った集団だとされているようだ。

 商売熱心として知られる近江国の商人たちが秦氏の末裔だという説がある。この考え方によれば、丸紅、伊藤忠商事、高島屋といった日本の有名企業は、秦氏の系譜となる。


ドラコニアン 人類を脅かす異世界からの侵略者

・中国神話に登場する皇帝、伏義と女媧も蛇の体だったと言われ、手には差金とコンパスを持っている。


・伝承では、過去、角と鱗を持つ竜神がいたという。陰謀ハンターは、天皇家の先祖や、秦の始皇帝にその疑いがあると言っている。陰謀ハンターの主張によれば、竜人は角と鱗があるだけではなく、人類を食べるらしい。これが現代陰謀用語でいうドラコニアンという概念である。

 ドラコニアンは有史以前から人類を支配し、家畜として扱ってきた。


・似た概念にレプティリアンがある。人間に似た二足歩行の爬虫類をレプティリアン・ヒューマノイドと言う。トカゲ人間と言えば思い浮かべやすいだろうか。陰謀ハンターは、ドラコニアンとレプティリアンを混同しない。

 レプティリアンは宇宙からやってきた種族で、やはり人間を支配しているらしい。一般人がその存在を知らないのも無理はなく、なぜなら彼らは変身できるという。


トゥーレ協会 オカルトと陰謀が交差する反ユダヤ主義結社

・伝説の地トゥーレは、ヨーロッパのはるか北方、世界の最果てにあるという。


・地政学者カール・ハウスホーファーと教え子のルドルフ・ヘス。2人ともトゥーレ協会の会員だった。


・1918年に設立されたトゥーレ協会は、国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)の母体の一つとなった実在の秘密結社だ。ナチ党の勢力が拡大した後、1937年に消滅した。陰謀論上の解釈によると、トゥーレ協会はグノーシス主義の系譜にあり、4千年まえから存在していたとされる。

 トゥーレとは、ゲーテの文学作品に登場する伝説の地の名である。もちろん陰謀ハンターは、ゲーテ自身もグノーシス主義者だったと考えている。


・ナチ党の鉤十字と反ユダヤ主義思想は、20世紀初頭に誕生したゲルマン騎士団という秘密結社からトゥーレ協会を経由して継承されたものだ。卍の字形は世界的によく見られるシンボルマークだが、彼らはこれをアーリア人に共通の紋章であると考えた。一部のオカルティストは、鉤十字はルーン文字を組み合わせたものだと言うことがある。


・余談だが、ゲルマン騎士団には階層的な組織構造があり、フリーメイソンリー的な「ロッジ」の概念を持っていた。また、神智学協会も支部のことをロッジと呼ぶ。


アーネンエルベ 民族のルーツとシャンバラを探す奇妙な集団

・ナチ党には、親衛隊全国指導者のハインリヒ・ヒムラーが設立したアーネンエルベという機関があり、オカルト方面の研究はここが担当していた。ナチ党には東洋の神秘思想に異常なほど詳しい地政学者カール・ハウスホーファーのような特異な人材があったが、ヒムラー自身もまた、日本語の片仮名とルーン文字の類似性や、日本人がアーリア人である可能性について考察する奇妙なオカルティストだった。


・そんなアーネンエルベの行ったオカルト研究のひとつが、シャンバラ探究だった。シャンバラは、チベットに伝わる伝説の地、秘密の仏教王国である。ポタラ宮殿の地下にはシャンバラへの入り口があるという伝承もあり、もしそうであるなら広大な地下空間なのではないかと推測された。オカルティズムでは、南極に入り口があるとする地球空洞説や、アルザルと呼ばれる地球内部の別天体と同一視する場合がある。


・しかし、ナチ党が潰れたことを鑑みれば、シャンバラを見つけることはできなかったのだろう。あるいはアドルフ・ヒトラーは地下都市に逃れたのだろうか。ちなみにオウム真理教もシャンバラを目指し、日本シャンバラ化計画を立案していた。


グノーシス主義 創造主は悪神! 世界の認識を改めよ

・グノーシスとは、古代ギリシア語で認識、知識を意味する。グノーシス主義は、紀元1世紀に誕生し3世紀ごろ栄えた思想の潮流だ。この思想の特徴は、神や世界の認識にある。通常の宗教は善き神を崇拝するが、グノーシス主義は違う。彼らは、この宇宙が悪の神によって創造されたものとみなす。なぜならこの世界は悲惨すぎて、善なる神が作ったとはとても信じられないからだ。これを反宇宙的二元論という。


・グノーシス主義は、確固たるひとつの宗教の形をしていない。初期キリスト教の一派に数えられることもあるが、キリスト教を含めたさまざまな宗教や思想の影響で誕生した別個の宗教とも考えられている。グノーシス的な考え方をするキリスト教徒もいたのだろう。どちらにせよグノーシス主義者たちは、キリスト教から異端として弾圧された。旧約聖書中のシモン・マグスという魔法使いが、グノーシスの開祖であるとも伝わっている。

 

・陰謀ハンターは、イルミナティ内部のグループ、MJ-12がグノーシス主義を保持していると言っている。イルミナティの血統を重視する派閥に対抗するMJ-12は、その根本にグノーシス主義があるはずだと考えているようだ。




『ユダヤ陰謀説の正体』

松浦寛  ちくま新書   1999/11/1




UFOとホロコースト

UFOを操っているのはだれか

・ホロコーストとUFOとはいかにも奇妙な取り合わせのように思われるが、ユダヤ人に関する偏見には、他のどの民族に関する偏見にもまして奇妙なものがある。


・「UFO問題の一番深い根幹部にあるのは、実は『ユダヤ問題』だったのである!」と『{超真相]エイリアン&第3次世界大戦』(1996年)なる著書で説くのは、「サイエンス・エンターティナー」を自称する飛鳥明雄である。飛鳥は、「子どもの頃から古代古墳に囲まれた環境で育つが、UFOを目撃したことで超常現象の世界に興味を持つようになった」という人物である。


飛鳥によれば、1947年7月4日にアメリカのニューメキシコ州ロズウェルで米軍が発見したというUFOに乗っていたエイリアンの4遺体は実はモンゴロイド系で、UFOを飛行させるほどの高度科学技術の担い手は日本人を含むモンゴロイド系であるという。


・そして、モンゴロイド系を中心とするアジア系諸民族こそ、古代イスラエルの失われた十支族の末裔だというのである。すぐに分かるように、失われた十支族云々は、飛鳥の信奉する、一夫多妻制などの主張でとかく周囲と摩擦を起こすことの多いアメリカの新興宗教の教義(インディアンと俗称されるネイティブ・アメリカンは移住したイスラエルの失われた支族との由)のヴァリエーションで、それを飛鳥は、われわれが先に論じた「日本=ユダヤ同祖論」と折衷したわけである。


・飛鳥は、これに宇野正美がアーサー・ケストラーの『ユダヤとは何か――第十三支族・カザール王国の謎』の翻訳を通して流布した奇説の一部を付け加える。

 宇野説とは、イスラエル国籍の大方がそうである白人系のアシュケナジー・ユダヤ人は、中世期に挙国改宗した黒海沿岸にあったカザール王国の子孫で、血統的にはスペインからアフリカ方面に逃れたスファラディ・ユダヤ人だけがアブラハムの子孫であるというものだが、飛鳥は「アシュケナジー・ユダヤ人=カザール人」の部分だけを採用し、日本人を含むモンゴロイド系民族と失われた十支族との結びつきを強調する。


・ご存知の通り、アメリカ政財界を握るユダヤ系資本は、白人系ユダヤ人で占められている。(・・・)これは血統的に何の関係もないロックフェラーに代表される白人系ユダヤ人が、「シークレット・ガバメント」を構成し、軍産複合体と世界最大の軍事力を結びつけ、アメリカを裏側で完全に支配している構図を意味する。彼らはそれだけでは飽き足らず、国連を配下に置きながら、世界統一政府を樹立させ、世界の冨の独占化を狙っているのである。UFOに乗って包囲網を簡単に突破してくるモンゴロイドが存在することは、白人系ユダヤ人にとって、自分たちの民族的偽称が暴かれる“最大の恐怖の序曲”が始まったことを意味する。


・ロックフェラー家はユダヤ系ではないので、もちろんアシュケナジーとかスファラディとかいうことは問題にならない。飛鳥は、いわば二重の誤りを犯しているのである。しながら、飛鳥の議論には滑稽とばかり言っていられないものがある。というのは、この議論を支えている妄想的確信は、その基盤をアメリカの政治的・宗教的極右と共有しているからである。UFO関連書とユダヤ陰謀論が同じ出版元であることが少なくないアメリカから原理主義的主張に支えられて、俗悪な人種主義と反ユダヤ主義がとめどもなく日本に輸入されてくる。




『聖別された肉体』  (オカルト人種論とナチズム)

(横山茂雄)(風の薔薇)  1990/10




金髪白晢碧眼のアーリア=ゲルマン人種

・『20世紀の神話』において、アーリア人種が世界史の舞台でこれまでいかに大きな役割を果たしてきたかを彼らが常に支配人種であったことを、ローゼンベルクは力説する。そして、金髪白晢碧眼のアーリア=ゲルマン人種とその北方的文化の絶対的優位性を証明するために彼が導入したのは、アトランティス北方説及びアトランティス本地説に他ならない。


・ローゼンベルクによればこれらアトランティス=アーリア人たちは「白鳥の船及び龍頭の船に乗って」地中海からアフリカへと渡り、また陸路を通って中央アジアを経て、中国へ、また南北アメリカへと大移動を行った。彼はまたヨーロッパから北アジア、アイルランドへといった移動経路も想定している。それらの移動の「証拠」として、ローゼンベルクはたとえば、古代エジプトの支配階級の風貌には、アーリア=アトランティス的要素(つまり金髪白晢碧眼)が見出せると主張し、一方、その被支配階級ハム人種は「アトランティス人と異人類の原始民族の混合的変種であると断定する。さらに楔形文字やその他の地球上の文字の起源が「アトランティスの(祭祀的)象徴に遡る」可能性までが暗示される。


もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。(6)


『天皇の国師  知られざる賢人 三上照夫の真実』

宮崎貞行   学研   2014/3/18




海ゆかば

・4月15日の日記によると、同席した入江侍従長が{屋久島で樹齢七千年の世界一の巨杉を発見、太古を偲ばせるものがあり、天皇御在位五十周年を記念しているかのよう}と語ったとある。続けて、次のような記載もある。

入江侍従長曰く、東西陣営にはそれぞれ良いところがあるのに、相互に悪口を言っているのはおかしい。共に良いところを取り合っていけば立派になるのにと、けだし名言」

 この連絡会議が終わったあと、帰りがけに入江は、仲山警務部長を呼び止めた、というのも、その前日、『法律時報』の論調を読んだ陛下が「侘しい」お気持ちを吐露されたとき、「あの者はどうしたであろうか」とお尋ねになったことが気になっていたからである。

 こまかい説明はせず、単刀直入に要点だけぽつりと語るのが、天皇の口癖であった。「あの者とはどなたのことですか」

27年前に三上照夫という丸顔の小柄な青年に会ったことがある。あの青年は今どうしているだろうか。たしか特攻隊出身で、京都に住んでいたはずだが

 陛下は記憶力の優れていることで知られていたが、昭和23年の暮れに一度だけ会見した青年の名前を覚えていた。大声で御製を歌って驚かせてくれた青年をふいに思い出したのである。

 青年は、天皇が改宗について迷っていたとき、肚を固める示唆をしてくれた。


三上のご進講は、これ以降は陛下独りのご下問に応える形になり、陛下の体調が悪化する昭和62年9月まで、約11年間に渡りほぼ毎月行われることとなった。


天皇の国師

・こうした経緯から、三上照夫は巷でいつしか「天皇の国師」と呼ばれるようになった。本人がご進講のことを口外することはなかったが、周りが噂しはじめたのである

「国師」というのは、朝廷から仏教の高僧に対しおおむね死後に贈られる尊称で、臨済宗の高僧に与えられることが多かった。明治以降は、朝廷が神道に純化したため、国師、大師、禅師といった尊称を下賜することはなくなったが、「国の相談役」という意味で周りが勝手に名づけたのである。

 けれども、三上が陛下にどのようなご進講をしたのか、夫人以外に一切語らなかったから内容は杳としてわからない。


語り部は隠し部

入江は自分の仕事や天皇の職務については、日記でほとんど触れなかった。政治に対する天皇の意見や感想を書くことは注意深く避け、神々の声を聴く祭司としての天皇の素顔を紹介することもしなかった。それは、終戦後に侍従次長を務めた内務省出身の木下道雄が日記に克明に陛下の発言を記録した姿勢とは、まったく対照的であった。入江は日記には、歴史家に題材を与えることのないよう、当たりさわりの指圧と入浴と食事とヒヨドリのことしか書かなかった。

 それもそのはずである。彼は、意図的にそうしたのだ。

 天皇のご発言やお気持ちが後で公表されるようになる事態は絶対に避けなければならない。公表されると、解釈をめぐって論争が起き、天皇を困らせることになる。ひいては自分の責任問題にもなりかねない。歴史の証人になることは、まっぴらごめんだ。そんな煩わしいことにはかかわりたくない、公家の末裔は、あくまでも韜晦の表情を忘れてはならない。

 侍従長は、人間天皇の知られざる一面を随筆で紹介した「天皇の語り部」であったが、同時に、巧妙な「天皇の隠し部」でもあった。どうでもよいある部分を公表することによって、他のもっとも重要な部分をうまく覆い隠したのだ。

 入江には、平安朝以来の伝統的な公家の巧まざる韜晦という手法が身についていた。まことに老獪である。それは、生得のものであって、学習して身につくものではない。

 ところが、入江が出合ったこの三上という男はどうだ。公家のような老獪さはまったく見られない。世間的な遠慮や気配りといったものもなさそうである。役人の狡さとも無縁のようである。学者のように言葉を連ねて自己弁護しようともしない。講演の謝礼をよこせとも言わない。これが、未来の庶民の姿なのか。手弁当で列車を乗り継いで皇居の清掃にやってくる奉仕団の庶民の姿なのか。

 三上という男は、ただ、熱情のほとばしるままに、声をはりあげて訴えることが、最高の生きがいと信じているかのようである。それ以外の方法では、彼の真骨頂は発揮できないと思っているのかもしれない。周りがどのように反応するかは、まったく無頓着で、その意味では傍若無人といってよいが、悪気はなさそうである。世間知らずの皇族を驚かせてやろうという他意もないようにみえる。


・人間は、身体と心体と霊体の三層よりなる多次元にわたる存在だという話をむかし仏教学の学者から、進講してもらったことがある。肉眼で見たときに人間の身体が現れ、心眼でみたとき心体が現れる。そして、霊眼が開いたとき人間の霊体が観察され、霊体同士の交流が始まると講師は語っていた。霊体というのは、無でも空でもなく、実質ある超微細な実体であると語っていた。

 そうでありなら、陛下と三上は、同質の霊体を持ち、それが身体の奥深いところでお互いに反応し、自分の知らないうちに、時空を超えた一瞬の対話を行っていたのかもしれない。その対話は、後醍醐天皇の時代から特攻隊の時代まで、さらに先日のご進講のときまで営々と重ねられてきた交流であって、その時空を超えた重層的な対話を一瞬のうちに貫き了解させる何かがあったに違いない。


戦場で二度、死地をさまよう

・昭和20年3月11日、陸軍上等兵の三上照夫は輸送船生駒丸に乗り、門司から台湾に向けて出港したが、台湾沖で米軍の魚雷攻撃を受け、生駒丸が沈没した。冷たい南シナ海で8時間漂流を続け、運よく救助され、基隆に上陸した。

 昭和20年5月21日、通信兵として戦闘機に搭乗し、台湾防衛の天号作戦に出撃したが、片翼に被弾、機体は炎上したまま台湾沖の小島に不時着し、三上は瀕死の重傷を負いつつ辛くも脱出した。近くにいた現地の人たちの介抱のおかげで奇跡的に回復し、その後台北で療養中に終戦を迎えた。

 戦場で二度も死地をさまよった三上は、復員後、人生と宇宙の意味を探求したいと思うようになった。生と死の意味を問うとともに、人を死から救いだしてくれる奇跡的な力についてもっと知りたいと思った。


皇室に伝わる秘密の行法

仲山警務部長のとりそろえた報告書は、次のように記す。

「終戦後、帰国した三上照夫は同志社中学校に帰校し、22年3月に卒業。同年4月同志社外事専門学校神学科に入り、3年間ヘブライ語とキリスト教神学を学ぶ。そのかたわら京都妙光寺で今津洪嶽老師に師事し、仏道修行に打ち込む。また、京都御所内白雲神社の金井白雲宮司より神道行法を学ぶとともに、大本教千鳥会にて降霊の技法を学ぶ」

 三上は、キリスト教と仏教と神道をほぼ同時期に学習していたことになる。


・回峰行の終わりのころになると、肉体は極限まで疲れ果て、生きているのか死んでいるのかわからなくなる。いや、わかろうとする意欲もなくなり、体自体の感覚もなくなってくる。あるとき、ふっと何か軽くなったような感じがして目を開けてみると、彼は広い河の前に立っていた。前方にきれいな光が見え、そちらに向かって歩いていこうとすると、白髯の老人が現れ「まだ早い」と言われた。「お前さんにはまだ仕事がある」と諭された。

 気がついてみると、彼は玉体杉の根元に倒れていた。ああ、自分はこの世とあの世の境界のところまで行ったのだなと思った。この世とあの世は表裏一体の関係にあり、あの世に裏打ちされ、あの世からの働きかけを受けてはじめてこの世は存在しているように感じられた。それは、三上にとって三度目の臨死体験であった。


復員後親しくなった女性宮司の金井白雲に相談したところ、天皇家の行法を学びなさいと示唆された。有栖川宮家が保持していた皇室の行法を記した古文書は、同宮家が断絶した後、高松宮家に渡されていたので、賀陽の紹介で高松宮家を訪ねて拝見させてもらった。そこには、神人不二の境地へ導く18通りの行法が記載されていて、彼はこれを、生の限界に近づいたときの回峰行の体験に照らし合わせながら、ひとつひとつ自学自習でマスターしていった。金井白雲からは、天気を左右する極盤行法というものも教わった。


・趣意書がそう明白に述べているように、三上は、古神道と仏教哲理なかんずく禅宗の思想を基礎として、戦後日本を導く文化原理を打ち立てようとしていた。

 その社会的背景を、趣意書は次のように述べていた。

「政府は、民族の背柱たる道徳教育すら的確に明示せず、高官汚職は常態化し、国会は怒号と乱闘の劇場と化し、学者はその職責も節操も果たし得ず、進歩的文化人と称してソ連中共の全体主義国家を礼賛し、社会を不安へと導くことによって原稿料を稼ぐ教員の大半は赤色革命の手先として階級闘争に専念して、純真たるべき子弟の教育は顧みられず、資本家は眼中私利のみありて国家なく、労働運動は産業破壊の政治闘争に、年中行事のストライキに浮身をやつしている」


降霊会で高貴な神霊と感応

・戦後は、岡田茂吉(救世教)、岡田光玉(真光教団)、五井昌久(白光真宏会)などが、新しい神道流派を結成して布教していた。敗戦によって生じた心の空白と魂の飢えを聖なるものへの信心で埋めようと努めていた。

「私の古神道との出会いは、忘れもしない昭和23年12月27日のことでした。当時、大本教にいた萩原真が、千鳥会という降霊会を開いてましてね、そこにたまたま連れて行かれて、関心を持ったのが最初でしたな」と三上は返事をした。


・ある日の斎場の模様は、こう録音されている。

「メガホンが空中を乱舞しています。人形がメガホンと一緒に上がり、メガホンの上でシーソーゲームをしています。人形がメガホンの上で立ってダンスを、………すばらしいです」

 この段階に至ると、三上が深い変性意識の状態に入ったことが知れる。そうして、三上の体からエクトプラズムと呼ばれる幽質のエネルギーが湧出してメガホンや人形を動かしはじめるのである。

 やがて、メガホンから声が漏れ出てくる。明治のころの日常言葉が聞えはじめる。声は、三上の声帯の幽質を用いてから、三上の張りのある胴間声に似ていたが、三上の口には水を含んだ真綿を詰めてあるので発声は不可能なはずであった。ところが、毎回こういう口調で神霊が出現した。ああ、水位じゃよ。おお久方ぶりじゃった。足は平らにいたすがよいぞ」

 三上にかかった神霊は、「水位」と名のって毎月一回行われる斎場(ゆにわ)に登場した。「水位」というのは、幕末に土佐潮江天満宮の社家に生まれた宮地水位(堅磐)のことであった。水位は、神仙界での肩書である「白日」と名のることもあった。「白日」という号は、神仙界できわめて高度の位階であるという。

 水位の神霊は、空中に浮かんだメガホンから声を出し、質問に答えて、政治、経済などの時事問題から個人的な相談まで縦横無尽に語りはじめたのだった。


白い蛇

多層の霊界を伝える宮地水位の霊

三上は、昭和38年末ごろから、ほぼ毎月、富山で宮地水位霊の降霊会を行ったが、それは、見えない霊界の存在を少数の道人に知らせるとともに、道人の進むべき道を教えるためであった。

 空中に浮かぶメガホンから、ほかの人の知らない個人的な事情をずばり指摘されると、眼に見えない霊的なものの存在を信じないわけにはいかなくなる。子供の病気や夫婦仲、事業の不振などを誰にも語ったことがないのに的確に知っている不思議な存在がいるということを否定できなくなる。

 斎場(ゆにわ)でお伝えを降ろした宮地水位は、古神道家の父宮地常盤から指導を受け、11歳のころから幽体離脱し霊界に出入することのできた霊覚者であった。37歳のときに『異境備忘録』を著し、彼が探訪した霊界の詳細な記録を残している。紫微界、日界、神集界、万霊界など神霊界の多層構造とその活動を解き明かし、秘密である神霊界の一端を人間界に伝えてくれたのである。


・かと思うと、真の初代天皇のされるヒコホホデミノミコトをはじめ日本神霊団の役割や源義経の生涯と死後の活躍について述べ、人類史の多段階にわたる発展と2万6千年ごとの人類史の変転を語り、人間を統括している主護霊と背後霊のはたらきまで事細かく言及した。三上が予定していた米国訪問は中止すること、ある政治家への助言はやめることなど具体的な行動を指示したこともある。

 斎場(ゆにわ)の応答の模様は、参加者の手によりすべて記録されているが、質問に答えて、書物を見ずに法然、親鸞や道元をはじめ、昔の宗教者の発言や行動を事細かく語り続ける水位神仙の博覧強記ぶりは実に驚くべきものであった。水位の解説によると、それは、水位自身がすべて知っていたということではなく、質問内容に通暁している配下の仙人たちを動員して即座に回答を与えていたという。


三上の場合は、台湾沖で撃墜され1週間意識を失ったころから霊界との通信が始まったようだったが、本格的に霊媒能力が開けたのは、比叡山無動寺での百日の断食修行を終えたあとだった。

 けれども、霊媒がその身体能力を神霊や人霊に貸すと、ものすごく身体エネルギーを使われるので、降霊会のあとはくたくたになる。降霊会を終えると、三上の体重はいつも1キロほど減り、手足は冷たく硬直していた。弟子たちは、冷たくなった手足を急いでもみほぐし、温めなければならなかった。


・「人間とは目に見えるだけの存在ではないということを皆に知らせるためでした。死後も霊魂として生活をつづけ、生きている間にも目に見える限りの個人ではなく、個人の中に個人とともに諸霊が存在していることを実証するためだったのです。

 人間とは、目に見える肉体だけでなく、見えない霊魂を持ち、縁のある諸霊から指導を受けつつ交流している複合的な存在なのですよ。個人は自らの意思によって自分本位に動くのがよいという個人主義は、どうみても間違いなんです。個人の利益を諸霊や共同体の利益より優先させる個人主義社会はおかしいとは思いませんか」


・「自主的に判断し自主的に行動するといわれていますが、実際は、主護霊や背後霊などいろいろな神霊に指導されつつ行っているわけです。主護霊というのは、肉体を超えた真の己を生み出してくれた霊界の存在で、欧米の心霊学では、マスタースピリットと呼んでおりますな。通常、人には七柱の背後霊がついており、それを統括しておるのがマスタースピリットなんです。悪い因縁の霊に憑依されて病気になる人もいますね。自由の範囲は、その人の過去生の因縁や境涯によって制限されており、無制限な自由は与えられてはないのですよ」

 1人1人の人間は、本来的に自由な存在ではないと三上は語った。


諸霊と交流するスピリチュアリズム

・わが国の学界では、さまざまな神霊や人霊と交流するスピリチュアリズムについて研究しようとする学風はほとんど見あたらない。むしろ、そういう研究をする学者をはじめから非科学的と決めつけ、排除する伝統がある。

 しかし、洋の東西を問わず、昔から民間では神霊などの存在を信じ、降霊(交霊)を通じて対話するという根強い風習があった。日本の学者たちは、信じる信じないは別として、風習そのものを冷静に観察して研究しようともしなかった。食わず嫌いなのである。


・スピリッツ(諸霊)の現象については、理知的な欧米人のほうが、客観的な調査を行い、多くの報告書や記録を残している。欧米の数十の大学でも超心理学講座が設けられ、不思議な超常現象の確認とそのメカニズムについて緻密な研究がすすめられてきた。

 スピリチュアリズムは、心霊主義と訳されているが、死後も人間は霊魂として存続し、生活し、この世とも対話を続けているという思想である。人間ばかりでなく、動物、植物にもそれぞれの次元の霊魂がある。あの世において長期の修練を通じ高い位階に達した霊魂は、低い霊界からより高い霊界に進み、さらに高次元の神界に進みいき、この世がよくなるようにと人を介してはたらき続けると考えている。人間は、より高次元の神霊よりメッセージを受けて、与えられたこの世の仕事を全うすべきというのが、心霊主義の主張である。


ユダヤ教やキリスト教は、超越的なゴッド(天主)との直接対話が可能であると主張し、アブラハム、モーゼ以来のゴッドとの交流を聖書や教父の著書などのかたちで記録を残しているが、中間の諸霊との対話についてはあまり重視していないわずかに、天使ガブリエルや悪魔ルシファーたちの活動に触れているだけである。

 これに対して、心霊主義は、中間の諸霊との交流を重視し、諸霊の住む霊界の構造を明らかにしようとする。人間を超越的に「創造」したゴッド(天主)との直接対話を人間ができるということには懐疑的であり、仮にそれが可能であるとしても極めてすぐれた霊的能力を持つ一部の聖者しか行うことができないはずである。だが、中間の指導霊や主護霊(マスター)との対話であれば、普通の人間も行うことができると考えている。そうした諸霊の声を身近に聞くには、降霊会で体験するのが手っ取り早い道である。


・もともと降霊(交霊)の術は、古代ツングース族や古代エジプト族のシャーマンの家系にも古くから伝えられていた。それがロシアやヨーロッパに入りこみ、降霊会として組織され広く認知されるようになったのは、キリスト教会の影響が低下した19世紀になってからである。それまでは、魔術の類として、教会から異端視されていた。

 19世紀後半に入ると、ヴィクトリア英女王やナポレオン三世、ロシアのアレクサンドル三世も霊媒師を呼び、しばしば降霊会を開催していた。また、米大陸でも流行し、ホワイトハウスでリンカーン大統領の霊を招く降霊会を開催するほど盛んになったこともある。机をたたくラップ音が聞えたり、死霊が登場して死後の消息を伝えたり、机が空中を舞いはじめたり、さまざまな心霊現象が起き、参加者たちは肝を冷やしながらもその不思議さにのめりこんでいった。もちろん、なかには詐欺まがいの会合もあり、訴訟沙汰になったりした。


・スピリチュアリズムの思想を米国で初めて体系化したのは、アンドルー・ジャクソン・デービスである。デービスは霊媒として、人類に向けて壮大な霊界からのメッセージを伝えたが、彼に働きかけていた背後霊は、著書によると18世紀最大のスウェーデン人霊能者で博物学者のエマヌエル・スウェーデンボルグであったという。スウェーデンボルグは、幽体離脱してさまざまな霊界を探訪し、その記録を膨大な『霊界日記』などにとどめている。


・わが国においては、神がかりによる宣託の風習は欧米よりも古い時代から記録されていた。『古事記』にも、オホヤマトヨクニアレヒメ、ヤマトトトヒモモソヒメなど偉大な巫女たちが神霊の宣託を受けて、天皇の治世を助けた記録がある。神功皇后が朝鮮遠征のおりに神がかりしたこと、宇佐神宮の巫女が和気清麻呂に神託を授けたという話などは広く知られている。奈良、平安の朝廷は、戦乱や疫病、飢饉などに直面したとき、しばしば宇佐神宮に使いを派遣して、神意を問うてきた。民間でも、病気治しや困りごとの相談は、イタコ、ノロ、行者などと呼ばれる各地の霊能者が引き受けていた。なかでも、山中で修験を積んだ山伏行者の活躍は目覚ましかった。彼らは神降ろしを通じて祖霊の消息を伝え、困りごとの解決策を授け、医師の代わりに薬草を処方し、加持祈祷を行って病気を治癒しようとした。もちろん、詐欺まがいの業者が少なからずいたことも事実である。


ところが、文明開化路線を採用した明治政府は、こういった風習は科学的な根拠のない迷信の類と考え、明治5年に修験道禁止を発布したので、17万人いた山伏たちは失業してしまった。明治6年には、梓弓を使う占いや狐憑きの除霊などの民間呪術を禁止する通達が出された。

 こうして、科学万能主義が支配するなかで、呪術の一つとみなされた神がかり(憑依)の口寄せ、口移しも次第に衰えていき、わずかに御嶽教などで細々と伝えるばかりとなった。

 御嶽教で神降ろしの手法を学んだ大本教の出口王仁三郎は、大正期に神降ろしを大々的に復興して流行させ、明治末にほとんど無名であった大本教は、大正中期には30万の信徒を数えるに至っただが、霊媒の精神が元に戻らず精神異常を招くといった根強い批判を受け、さらに天照大神ではなくカムスサノオ大神を主神として信奉していたため特高警察による二度の弾圧を受け、昭和10年以降は衰微していった。特高警察と治安維持法がなくなった戦後に、ふたたび元大本信者の萩原真などが神降ろしを降霊会と称して復活させたのである。


現界と異界を二重写しに観る

「萩原真の降霊会は、ある神霊が萩原に憑依する現象ですね。日本の霊能者はほとんど、萩原のように憑依型ですが、これに対してもう一つ、幽体離脱による脱魂型の霊界通信があると宗教学者のミルチャ・エリアーデは言っていますね。膨大な霊界日記を記録したスウェーデンボルグは、部屋に何日も鍵をかけて出てこなかったそうですが、幽体を離脱させて霊界を探訪したのではないでしょうか」

 と仲山は語った。古神道を研究していた仲山は、東西の心霊現象にも興味を持ち調査を進めていたのである。


・浅野和三郎の妻、多慶子が霊媒となって伝えた『小桜姫物語』は、滅亡した三浦一族の小桜姫が霊界から生前の生活や死後の様子を生き生きと伝えた興味深い物語である。

『小桜姫物語』は、憑依された妻の口述を和三郎が記録したものであるが、これに対して、宮地水位の『異境備忘録』を読んでみると、宮地は一人でいるときに脱魂して、異次元の神霊界と万霊界に参入して、その見聞をみずから記録している。三上の降霊会に出現した宮地神仙は数少ない、スウェーデンボルグに似た脱魂型の霊能者であったといえるであろう。

 仲山は、つづけて語った。

「エリアーデのいう憑依と脱魂のほかに、もうひとつ神感というべき類型があると思うんです。どう違うかといいますと、憑依も脱魂も、本人の意識はこの世から離れており、目の前に起きている事柄を観察していません。ですから、本人のいる部屋で何が起きたのか、本人が何を発言したのかまったく知らないんです。これに対して、神感は、目の前にいる依頼者や風景を見ながら、意識を持ちながら同時に異次元を霊視しているわけですね。つまり、現界と異界を二重写しに観ながら、あるメッセージを受け取るというやり方なんです」


素人が興味本位にやると、意識が元通りに戻らず、精神異常になる危険性もある。>

・「神降ろしによる伝達はしんどいので、私の場合は、月に1回だけ、少人数の道人の集会だけに限定しています。そのほかは、おっしゃる神感によって異界からのメッセージを伝えるようにしているんです」と三上は言った。

 彼は、10人程度の閉鎖的な道人グループを富山県につくり、昭和38年から月1回程度神降ろしを行っていたが、それ以外はほとんど控えていた。それに属さない思想団体松栢会の一般会員には、「敬神、尊皇、愛国」のまことを尽くすことが重要で、決して霊能を求めてはならないと日ごろから説いていた。彼にとっては、第三文化論を早く打ち立て、戦後日本の針路と使命を明らかにすることが最終目的であり、そのほうがはるかに大事だったのである。


宮中祭祀

記紀以前の書が伝える祭祀と行法

・古代の帝の霊覚と行法こそ、仲山がわざわざ東京から出向いて教えてもらいたいと希望していたことであった。それがわかれば、霊感に乏しい入江侍従長を説得できるかも、と思っていた。天皇祭祀の簡素化を進めていた侍従長に翻意を促すことができるかもしれないと一縷の希望がよみがえってきた。

「ご存じのとおり、古代の天皇は、神降ろしの目的で周りに多数の巫女集団を養成しておられましたが、ご自身は現象界を見聞きすると同時に、裏側の潜象界を見聞きするという霊覚を開発されていたんです。開発しようとなさっていたというのが、正確ですけど」

 高貴な神霊の憑依による宣託は巫女集団に任せ、天皇自身はみずから霊覚を磨いて、神意を知ろうとしていたと三上はいうのである。神がかりによる託宣は、そうとう消耗するからこれは、専門集団である巫女群に任せるのがよい、天皇自身は、霊覚を磨き、直接神意を知る能力を磨こうとしていたというのである。


・三上によると、いわゆる霊覚には、「霊能」と「神通」と二種類あるという。「霊能」とは、念力によって高級または低級な霊とつながり、その霊の声を聴き、霊の姿を見ることである。それは「見せられる世界」だから、それを見た霊の先入観が加わっている。必ずしも正確とは限らない。これに対して、「神通」というのは悟りを開いて、神そのものの心境に至り神仙界と直につながることをいう。「神通」においては、主観と客観が分かれない神境に達するので、神そのものが「見る世界」をじかに誤りなく「見る」ことができると三上は説明した。古代の天皇は、この神通の力を持っていたというのである。


・崇神天皇は、紀元前一世紀とされる第十代の天皇(ミマキイリヒコ)である。神武天皇が葛城山麓にひらいた葛城王朝の後を継いで、三輪山のふもとに三輪王朝の基礎を築いたことで知られている。非常に敬神の念の篤い天皇で、治世にあたっては、太古から伝えられた魂ふりの行を日々行って心身霊を清め、自ら神意を聴こうとした。


侍従長も知らない一子相伝の祝詞

・天皇祭祀は、このように宮中の奥深くに秘匿されているので、仲山も調べてみようと何度か試みたが、皇室の壁に阻まれていた。その祭祀は、伊勢神宮の祭祀や内務省の管轄下にあった神社神道のそれと異なっていることは明白であったが、調査する手がかりがなかった。皇室神道に独特の行法と神学があったことは古文献から推測できたが、それがどのようなものかは杳としてつかみどころがなかった。


百万年前の日本神霊団の復活

・「三上さんは、一種の降霊会を行っていますが、これは本来は天皇を取り巻く巫女たち役目でしたね。しかし、現在は霊媒の能力を持つ巫女たちは皇室にいなくなったので、国にかかる災厄を予知することは不可能となりましたね。また、天皇陛下も、ご公務が非常に忙しくなり、祭祀に時間を割くことが窮屈になっています。この点は、どうしたらよいでしょうか」と仲山は尋ねた。

「私どもが目立たないようにやっている幽祭の斎場は、本来は天皇家でなさるものです。偉大な霊能力を持っていた祖霊ヒコホホデミノミコトなどをお迎えし、お言葉を聴くべきなのです。この斎場のやり方を皇室にお返ししたいと思っているんですが、まだ機会がありません」


・三上照夫はそのまた生まれ変わりとして昭和3年に生を享けたが、源義経や楠木正行の配下として活躍した因縁を持つ2千人を今生で松栢会員として率い、戦後日本の立て直しのために活動する任務を天界から与えられたという。それは、新しい宗教団体を興すのではなく、米ソの価値観や戦前の国体論を超えた新しい思想体系を樹立することであった。そして、戦後猛威を振るっていた共産革命を阻止し、米国に押しつけられた占領憲法を改正し、世界のモデル国家となるような体制を確立することを主な任務としていた。


・三上の止まらない熱弁に辟易しながら、途中でやっと仲山は口をはさむことができた。

「はあ、それは面白いお考えです。8百年昔の武士霊団の因縁がこの世にもはたらいているとは愉快ですね。義経の掲げる源氏の白旗が、現今では共産党や労働組合の赤旗と闘い続けているわけですな。そうすると因縁上、白旗は必ず赤旗を駆逐するということになりますかね」

 仲山は、祖先霊や主護霊というところまでは理解できたが、義経霊団の話になると、もうついていけなくなった。義経に仕えた武蔵坊弁慶や佐藤継信、伊勢義盛らの家臣団も、松栢会員として三上の周りにいるという話も、面白いけれどもただちに信じられなかった。


・宇宙は12万9千6百年周期で動き、その5分の1の2万5千920年周期で地球の地軸が動き、文明が一新され、地球の神霊界もそれにともない再編成されるという壮大な話も三上は淡々と語った。

 太陽神界と直結している日本神霊団――百万年前に出現した初代天皇ヒコホホデミノミコトに代表される日本神霊団が、1981年からエホバ霊団(中東)、帝釈天霊団(インド)、至聖先天老祖霊団(中国)、ティワナ霊団(米大陸)という世界の4霊団を指導する役割を与えられて、復活してくる。星の国旗をもつソ連の共産主義体制はやがて崩壊するが、その次は米国の覇権的資本主義が崩壊する番である。

 これからの世界の千年間を指導する新しい思想として、日本が共産主義や資本主義を超えた第三文化の体系を確立し、新しい人類史の基礎固めをしなければならない――そう日本神霊団は考えていると三上は語りつづけた。


霊界と現界は合わせ鏡

・三上によれば、霊界に7層があるという。さらに霊界の上に3層の神仙界があり、またその上に9層の神界があるという。高級な神界の神々は直接人間界に介入することはないが、神仙や人霊を使ってこの世を動かすことがある。そうした神仙や高級霊と同調し、その力と英知を借りてこの世を造り変えていくのが人間の使命である、と三上は語っていた。


・しかし、天上の神々といえども因果の法則から抜けることはできない。宇宙の大生命体としての最高神が、因果によって多神を生じ、多神もまたそれぞれ独立した因果を時、所、位に応じて果たしながら秩序形成の役割を果たしていく。神々は、それぞれの因縁を果たしつつ、人や土地や時代の因縁を借りて動くのである。


富士・阿蘇・三上山の霊流を身に受ける

・死後の三上は、富士、霧島、阿蘇の霊流をいただきながら、中に神龍と化して縦横無尽に働いていると弟子たちは信じている。弟子たちは、あの世から働いている三上を「中化神龍師(ちゅうげしんりゅうし)」と呼んで今も敬慕し、中化神龍師にあやかって、ときおり三上山に登り、豊かな天地の霊流を今も浴びようとしている。


・下山の道すがらも、三上のことが自然に思い出された。三上照夫という人物は、日本の思想史においてどう位置づければよいのだろうか。彼に似た思想家はかつて存在したのであろうか、と自問した。

 江戸時代でいうなら、心学を普及させた石田梅岩が三上に近いであろう



もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。(5)



『米中新冷戦、どうする日本』

藤井厳喜   PHP   2013/2/15




米中新冷戦

・米中新冷戦がすでに開始されている。アメリカと中国は、激しい対決時代に突入した。筆者が米中新冷戦の到来を直感したのは、2010年1月にオバマ政権が対中国外交を対決姿勢へと大胆に転換させたときだ。


・2013年の冒頭に立って、今後の21世紀の世界を展望しようとするとき、どうしても考えに入れておかなければならない、いくつかのファクター(要因)が存在する。第一は、米中新冷戦である。第二はエネルギー革命(天然ガス革命)である。第三はビッグデータである。第四は、南北関係(先進国と発展途上国の関係)の根本的転換ないし逆転である。いかなる未来予測を行うにしろ、これら四つの要素の一つでも抜けていれば、その未来予測は全く非現実的なものになってしまうであろう。


ビンラディン殺害でエスカレートした米中サイバー戦争

・すでに指摘したように、2010年1月に、クリントン米国務長官は、中国からグーグルへのサイバー攻撃に対して、鋭い批判の言葉を放っていた。ある意味で、米中サイバー戦争は、すでに開始されていたのであるが、ビンラディン殺害によって、米中関係が険悪化したために、そのレベルがエスカレーションして、本格的な宣戦布告となったのである。


・2011年5月30日、ワシントンポストは、ロッキード・マーチン社へのハッカー攻撃の犯人の特定はできないものの「中国が最も疑わしい」と報道した。


・2011年5月31日、米主要メディアの報道によれば、米国防省は「外国政府からのサイバー攻撃を通常の戦争行為と見なし、アメリカ軍による武力行使も辞さない」という新方針を明らかにした。


・中国共産党からすれば、インターネット上の自由が拡散してしまえば、もはや一党独裁体制を維持することは不可能になる。この意味で、グーグルは、米防衛産業と並んで、彼らの最も敵視する存在なのである。


・そしてサイバー空間もまた、現代における戦場である。現代の戦争は、人間のあらゆる活動領域に広がっている。こういった戦略思想を中国側は「超限戦」、アメリカ側は「無制限戦争」と呼んでいる。そういう時代であればこそ、電脳空間におけるサイバーウォーは、兵器を使った戦闘と同等の重要性を持つのである。


アメリカ戦略の大転換<対テロ戦争から対中国戦争へ>>

・すなわち、アメリカは自国の覇権を脅かす第一の敵がイスラム原理主義・国際テロリスト集団ではなく、中国の帝国主義・軍国主義・侵略主義であることにようやく本格的に覚醒したのである。


・アメリカは、イラクとアフガニスタンの泥沼から脱出することにより、ようやく自国の真の敵、中国と対決することができるようになったのである。


・ガスとオイルのシェール革命は、中国と対決するアメリカに著しい優位性を与えるものである。


超限戦という新しい戦争の時代

中国の新しい戦略思想『超限戦』

・「超限戦とは、あらゆる手段を備え、あらゆる情報をめぐらせ、あらゆる場所が戦場となる。そして、あらゆる兵器と技術が随意に重なり合い、戦争と非戦争、軍事と非軍事の二つの世界に横たわるすべての境界がことごとく打ち砕かれる、そういう戦争を意味している


無制限戦争の特徴

① 国家以外も戦争の主体となる。 

② 「戦争の場」が通常の戦場だけでなく、人間活動のあらゆる領域へと広がってくる。サイバー戦争や金融と貿易を含むあらゆる経済分野に広がる。 

③ その当然の結果、戦争遂行の手段もまた多様化する。 

④ 複数の戦争分野と戦争手段を組み合わせて戦うことになる。 

⑤ これらの結果、「戦争であって戦争でない、戦争でないが戦争のような状況」が生じる。 

⑥ 無制限戦争においては、戦術レベル(小規模)の軍事行動で戦略レベルの巨大な心理的ショックを与えることができる。日本もまた、中国によって、無制限戦争の対象とされていることはいうまでもない。


<戦争は進化する>

・戦争も時代と共に進化していく。第二次世界大戦の後に戦われた米ソ冷戦を筆者は「第三次世界大戦」であったととらえている。そして、9・11以降の世界は、「第四次世界大戦」に突入したと考えている。


米中冷戦の戦場としての日本

・日本は、不幸なことに、米中冷戦の戦場と化している。中国は、尖閣列島を侵略のターゲットとしている。

・時間は日米、そして自由主義海洋国家群の味方である。近い将来において、共産党独裁国家ソ連が崩壊したように、必ず共産党独裁国家中国も崩壊する。独裁国家、帝国主義国家は必ず崩壊する。これは歴史の法則である。


・日本が憲法九条を改正して、ごく普通の国として、国防を行うと宣言すれば、これに反対するのはアジアでは中国、南北朝鮮と、各国の華僑くらいのものであろう。今こそ、日本人は自信と勇気を持って、敗戦コンプレックスを払拭すべきである。




『語られざる中国の結末』

宮家邦彦  PHP  2013/10/16




<人民解放軍の「サイバー戦」観>

・ここで、中国サイバー軍の概要について簡単にまとめておこう。各種報道によれば、中国は2003年以来、秘密裏に軍人3万人、民間専門家15万人という総勢18万人のサイバー・スパイを擁する、巨大なサイバー軍を実戦運用しているといわれる。

 中国はサイバー攻撃を最も有効な対米「非対称戦」と位置付けている。最近は中国サイバー戦能力の向上が著しく、米国は中国のサイバー軍を「米国にとって唯一、最大のサイバーテロ・脅威」とみなしているようだ。


米国が恐れる中国版「真珠湾攻撃」

・米国が恐れているのはズバリ、中国版の「真珠湾攻撃」だろう。冷戦終結後の湾岸戦争やベオグラードの中国大使館誤爆事件を契機に、中国側は現代戦争の重点が「機甲化戦」から「情報化戦」へ変わりはじめたことを、ようやく理解したからだ。

 情報化戦では、ミサイル、戦闘機など在来型兵器に代わり、敵のアクセス(接近)を拒否するため、緒戦で敵の指揮・統制を麻痺させる戦略が重視される。中国は初動段階でのサイバー・宇宙戦など、「非対称戦」の重要性を強く認識しているはずだ。


対日サイバー攻撃は年間1000件以上

・以上はあくまでシュミュレーションだが、実際に日本の政府機関や企業へのサイバー攻撃は、警察庁が把握している分だけでも、年間1000件以上あるという。また、情報通信研究機構(NICT)の調査では、2012年の1年間だけで、この種のサイバー攻撃関連の情報通信が、78億件もあったそうだ。


「攻撃」を模索する米側のロジック

・パネッタ長官は、サイバー攻撃には「防衛」だけでなく、「攻撃」の選択肢も必要であり、サイバー空間での「交戦規定を包括的に変更中」であるとも述べた。その直前にオバマ大統領は、「破壊的攻撃を行なうサイバー兵器」の開発を命じている。米中サイバー戦はすでに新たな段階に突入しつつあるのだ。


「サイバー攻撃能力」の研究を

・過去数年来、米国ではサイバー戦を「抑止」するための「サイバー攻撃」に関する準備が着々と進んでいる。日本でも、憲法上の制約があることを前提としつつ、サイバー戦「抑止」のための「サイバー攻撃能力」を研究する時期に来ている。


「第2次東アジア戦争」は短期戦?

・他方、だからといって近い将来、米中間で大規模かつ、長期にわたる軍事衝突が起こると考えてはならない。少なくとも、米国や米国の同盟国が中国を挑発する可能性はきわめて低い。米国は中国大陸に侵入して中国と戦うことなど考えてもいないだろう。


 ・先に述べたとおり、米国の関心は西太平洋地域における米国の海洋覇権が維持されることを前提とした「公海における航行の自由」の維持であり、中国大陸における領土獲得や政権交代などではないのである。

 一方で中国側、とくに中国共産党の文民政治指導者にとっても、いま米軍と戦争をする利益はあまりない。そもそも、戦闘が始まった時点で中国をめぐる多くの国際貿易や経済活動は停止するか、大打撃を蒙るだろう。これは中国経済の終焉を意味する、事実上の自殺行為である。


そうだとすれば、仮に、たとえば人民解放軍側になんらかの誤解や誤算が生じ、サイバー空間や宇宙空間で先制攻撃が始まり、米中間で一定の戦闘が生じたとしても、それが長期にわたる大規模な戦争に発展する可能性は低いと思われる。


実戦能力を高めるだけでは不十分

中国の「敗北」後に予測される7つのシナリオ

A 中国統一・独裁温存シナリオ(米国との覇権争いの決着いかんにかかわらず、共産党独裁が継続するモデル)


サブシナリオA1 中国が東アジア・西太平洋における米国との覇権争いに勝利。


サブシナリオA2 中国が統一と共産党の政治的権威をほぼ現状のまま維持。

サブシナリオA3 第二次「文化大革命」などによる独裁強化。


B 中国統一・民主化定着シナリオ(米国との覇権争いに敗北。米国主導の民主化、中国超大国化モデル)


C 中国統一・民主化の失敗と再独裁化シナリオ(国家分裂のないロシア・「プーチン」モデル)


D 中国分裂・民主化定着シナリオ(少数民族と漢族で分裂するも民主化が進む、資源のない中華共和国モデル)


サブシナリオD1 たとえば北京を中心に漢族中心国家の統一が維持される一方、他の少数民族が民族自決する。


サブシナリオD2 サブシナリオD1で想定した漢族中心の統一国家がさらに分裂し、現存する中国各地の主要経済圏を基盤とする複数の漢族中心国家群が出現。


サブシナリオD3 分裂した中小国家群が、一部または全部で、連邦制ないし国家連合を組む。

E 中国分裂・民主化の失敗と再独裁化シナリオ(少数民族と漢族の分裂後、民主化が失敗するロシア・「プーチン」モデル)


サブシナリオE1 たとえば北京を中心に漢族中心国家の統一が維持される一方、他の少数民族が民族自決する。


サブシナリオE2 サブシナリオE1で想定した漢族中心の統一国家がさらに分裂し、現存する中国各地の主要経済圏を基盤とする複数の漢族中心国家群が出現。


サブシナリオE3 分裂した中小国家群が、一部または全部で、連邦制ないし国家連合を組む。

F 中国分裂・一部民主化と一部独裁の並立シナリオ(少数民族と漢族の分裂後、民主と独裁が並立するモデル)

サブシナリオD、Eと同様、分裂の仕方については三つのサブシナリオが存在。

G 中国漢族・少数民族完全分裂シナリオ(大混乱モデル)


(まとめ)

▼米中がなんらかの戦争ないし戦闘により衝突する場合、中国人民解放軍が米軍を圧倒し、決定的な勝利を収める可能性は低い。


▼他方、こうした戦争ないし戦闘において米軍が優勢となるにしても、中国側は早い段階から決定的敗北を回避すべく、政治決着をめざす可能性が高く、米側の決定的勝利の可能性も低い。


▼されば、サブシナリオA2、すなわち仮に中国が敗北しても、内政上の悪影響を最小限に抑え、中国の統一と共産党の政治的権威をほぼ現状のまま維持する可能性が、現時点では最も高い。


▼その場合、中国共産党の指導体制は当面、揺るがない。しかし、米中衝突という異常事態が中国国内の政治経済環境に及ぼす悪影響は計り知れず、いずれ、国内情勢は不安定化していく。


▼万一、国内の政治的安定が崩れれば、中国の分裂が現実味を帯びるだろうが、その場合でも、漢民族の連帯は強く、分離していくのはチベット、ウイグルなどの少数民族に限られるのではないか。


▼可能性は最も低いものの、実現した場合の悪影響が最も大きいのが「漢族分裂」現象であり、その場合には、民主的でない複数の漢族中小国家が生まれる可能性が最も高い。


▼複数の漢族国家が誕生するか否かは、中国人民解放軍がどの程度、軍としての統一を維持できるかにかかっている。


▼その場合、各国の軍隊の大小、装備の優劣、とくに核兵器保有の有無が鍵となる。各国軍隊の力が均衡すれば分裂は長期化し、逆に一国の軍隊が突出すれば、いずれ中国は再統一に向かうだろう。


・現在、中国では、国民の多様化した政治的、経済的、社会的利益を「誰が代表するのかが静かに問われはじめている。中国共産党が新たな統治の正統性を見出さないかぎり、正統性の第一、第二の柱に依存しつづける。そうなれば、中国共産党の統治システムはいっそう脆弱なものとなるだろう。




『日本は誰と戦ったのか』

コミンテルンの秘密工作を追求するアメリカ

江崎道朗  KKベストセラーズ    2019/2/8




20世紀とは、ソ連・コミンテルンとの戦いであった!

・「東西冷戦」は1991年のソ連の崩壊によって終結したと言われていますが、それはヨーロッパの話です。残念ながらソ連崩壊のあとも、アジアには中国共産党政府と北朝鮮という二つの共産主義国家が存在し、アジア太平洋の平和と繁栄を脅かしているのは御承知の通りです

 この中国共産党政府と北朝鮮という二つの「共産主義」国家が第2次世界大戦後、なぜ誕生したのか。その経緯を調べると、アメリカのルーズヴェルト民主党政権がソ連に協力して、アジアの共産化に手を貸した「歴史」が見えてきます。(中略)半世紀が過ぎ、多くの機密文書が公開されたことで、日本を開戦に追い込み、東欧とアジアの共産化に手を貸したルーズヴェルト民主党政権の問題点が、アメリカの保守系の歴史学者の手によって次々と明らかにされてきています。端的に言えば、アジア太平洋で戦争を引き起こしたのは日本ではなく、ソ連・コミンテルンとルーズヴェルト民主党政権であったのではないかという視点が浮上してきているのです。


日本は誰と戦ったのか

・「日米戦争では、アメリカにも問題があったのではないか」

「その通りだ。アメリカのルーズヴェルト民主党政権には大きな問題があった。

 当時、野党の共和党も米軍幹部も懸命に警告したのに、ルーズヴェルト民主党政権は、日米戦争を仕掛けたソ連・コミンテルンの秘密工作に振り回されてしまった

 こんな会話が日米の知識人の間で交わされる日が近い将来、訪れるかもしれません。


・コミンテルンとは1919年、ロシア共産党のレーニンが創設し、1943年まで存在した。共産主義政党による国際ネットワーク組織のことです(そのネットワークは戦後も形を変えて続きました)。その目的は、世界各国で資本家を打倒して共産革命を起こし、労働者の楽園を作る、というものです。

 このソ連・コミンテルンの対外工作によって世界各地に「共産党」が創設され、第2次世界大戦後、東欧や中欧、中国、北朝鮮、ベトナムなど世界各地に「共産主義国家」が誕生しました(厳密に言えば「社会主義国」を自称した)。かくして第2次大戦後、アメリカを中心とする「自由主義国」と、ソ連を中心とする「共産主義国」によって世界は二分され、「東西冷戦」という名の紛争が各地で起こりました。

 ある意味、20世紀は、ソ連・コミンテルンとの戦いでした。

 ソ連・コミンテルンと共産主義を抜きにして20世紀を語ることはできません。そしてこの「東西冷戦」は1991年のソ連の崩壊によって終結したと言われていますが、それはヨーロッパの話です。残念ながらソ連崩壊のあとも、アジア太平洋には中国共産党政府と北朝鮮という二つの共産主義国家が存在し、国民の人権や言論の自由を弾圧しているだけでなく、アジア太平洋の平和と繁栄を脅かしているからです。


・この中国共産党政府と北朝鮮という二つの「共産主義」国家が第2次世界大戦後、なぜ誕生したのか、その経緯を調べると、アメリカのフランクリン・デラノ・ルーズヴェルト民主党政権がソ連に協力して、アジアの共産化に手を貸した「歴史」が見えてきます。

 第2次世界大戦当時、アメリカとソ連は同盟国でした。そして、アメリカのルーズヴェルト政権は、ソ連のスターリンと組んで国際連合を創設し、戦後の国際秩序を構築しようとしました。その交渉過程の中で、ルーズヴェルト民主党政権は、こともあろうにソ連・コミンテルンによるアジアの共産化――特に中国共産党政府と北朝鮮の誕生――に協力したのです。


・それから半世紀が過ぎ、多くの機密文書が公開されたことで、日本を開戦に追い込み、東欧とアジアの共産化に協力したルーズヴェルト民主党政権の問題点が、アメリカの保守系の歴史学者やジャーナリストたちの手によって次々と明らかにされてきています。


端的に言えば、アジア太平洋で戦争を引き起こし、世界を混乱させたのは日本ではなく、ソ連・コミンテルンとルーズヴェルト民主党政権だったのではないか、という視点が浮上してきているのです。

日本からすれば、我々が戦ったのはアメリカのルーズヴェルト民主党政権だったわけですが、そのルーズヴェルト民主党政権はソ連・コミンテルンの工作員たちによって操られていたのではないか、ということです。


日本は誰と戦ったのか

 日本の真の敵は、アメリカではなく、ソ連・コミンテルンではなかったのか。

 近年のアメリカの、それも反共保守派の学者たちによる近現代史研究を読んでいると、そうした「疑問」が湧いてきます。

 ところが残念なことに、アメリカのそうした動向は日本ではほとんど紹介されません。ガラパゴス化と言って日本でしか通用しない技術や製品が揶揄されることがありますが、それは学問の世界でも同様です。特に日米戦争、近現代史に関して日本の歴史学会のガラパゴス化はかなり重症です。


・この『スターリンの秘密工作員』は、日米戦争を始めたのは日本であったとしても、その背後で、日米を戦争へと追い込んだのが実はソ連・コミンテルンの工作員・協力者たちであったことを暴いています。アメリカの機密文書や連邦議会の議事録や調査報告書などを踏まえ、ルーズヴェルト民主党政権内部に滑り込んだソ連の工作員・協力者たちが日米両国を開戦へと誘導し、日米の早期停戦を妨害し、ソ連の対日参戦とアジアの共産化をもたらした側面があることを指摘しているのです。

 その指摘が正しいかどうかについては厳密な検証が必要ですが、それはそれとしてこうした議論がアメリカの反共保守派の間で活発に行われている「現実」に目を向けていただきたいと思います。


・詳しくは述べませんが、インドネシアも1960年代に、ソ連や中国共産党による秘密工作によって共産革命の危機に瀕したことがあります。そのため、ソ連・コミンテルンの対外秘密工作について研究する専門家たちが今なおインドネシアには存在していることがわかり、感心したのです。

 その2年後の2016年秋、インターネットに掲載されている「ソ連、コミンテルンの対米工作」に関する私の英語の論文を見て、米軍の情報将校だった一人のアメリカ人が私のところに連絡してきました。彼は、アメリカにおけるいわゆる従軍慰安婦問題に関する反日宣伝の背後に、中国共産党と北朝鮮の対米工作があると考え、その調査のために日本にやってきたのです。

 中国共産党の対外宣伝工作について調べていると彼といろいろ話をしていたら、アメリカの保守派による日米戦争の見直しの動向が話題になりました。彼は「中国の軍事的台頭の背景には、第2次世界大戦当時の、ルーズヴェルト民主党政権の外交政策の失敗があると考え、今、アメリカの保守派、反共派、軍事専門家の間で、ルーズヴェルト民主党政権と中国、ソ連、日本との関係を見直そうとする動きが活発になってきている」としていくつかの本を紹介してくれました。その一つがなんと『スターリンの秘密工作員』だったのです。


・日本の敗戦後、アメリカを中心とする連合国は東京裁判を開廷し、「日本は侵略国家だ」という一方的なレッテルを貼りました。

 この東京裁判史観のもとで、わが国の歴史学会もマスコミも、「侵略戦争をしたのは日本陸軍が悪かったからだ」、「いや東条英機首相が悪かった」、「日本海軍にも責任がある」、「昭和天皇にこそ戦争責任がある」といった形で「侵略戦争の責任」を、日本の誰かに負わせようとする議論ばかりをしてきました。

 この東京裁判史観について私はかねてより、自国のことを非難するだけで他国の動向を見ようとしないという意味で「偏狭史観」と呼ぶべきだと思っていました。戦争相手であるアメリカやソ連、イギリスなどの動向や内情をまともに分析せずに、ひたすら日本だけを糾弾する東京裁判史観は極めて「視野が狭い」と思ってきたからです。

 国際政治というのは、複数の国々の思惑で動くものであって、日本だけに「責任」があるかのような議論自体が無意味です。そして「日本が一方的に戦争を引き起こした」とする東京裁判史観を奉じているから、戦後、憲法9条のもとで「不戦の誓い」をしていれば戦争にならないなどという、特異な政治感覚を持ってしまったのでないでしょうか。


・実際に東京裁判史観を奉じる人たちの多くは、北朝鮮が核兵器を開発し、わが国に対してミサイルを撃とうが、中国が尖閣諸島周辺に戦闘機や軍艦を派遣し、わが国の領土・領海を脅かそうが、「憲法9条を守れ」と呪文を唱えるだけです。日本を取り巻く外国の「悪意」を見ようとしない「偏狭さ」には呆れるしかありません

 こうした国際感覚の欠落への反省から、「偏狭な」東京裁判史観を見直す動きが起こっています。


・「太平洋戦争末期に日本の為政者が終戦を決定した政治過程は、日本人が大きな関心をもってきた問題である。終戦から現在にいたるまで、おびただしい書物や論文が発表されたにもかかわらず、不思議なことに、日本の終戦にいたる政治過程を国際的な文脈から緻密に分析した学術的な研究は存在しない」


太平洋戦争終結を論じるときに、ソ連の役割は、アメリカと日本の歴史家によって無視されている

・日本政府は昭和20年当時、なんとか早期終戦を実現しようと必死に模索し、日ソ中立条約を締結していたソ連を仲介に和平交渉をしようとしていました。この日ソ交渉を利用して日本の終戦を意図的に遅らせようとしたのが、ソ連の指導者スターリンでした


・残念ながら日本では、アカデミズムの世界において「コミンテルン」「工作員」「秘密工作」などを扱うことはタブー視されてきました。

 対照的に欧米諸国では、国際政治、外交史の一分野として、このような秘密工作について論じる学問が「インテリジェンス・ヒストリー」として成立しているのです。


・安倍首相も、祖父の岸首相や父の安倍晋太郎外務大臣からこうした「裏話」を聞いていたはずです。ただし、残念ながら「対外インテリジェンス機関の創設」は思ったほど進展していません。それは安倍政権がやる気がないということではなく、インテリジェンスの専門家が不足しているからです。その背後には、インテリジェンスの基礎、つまり「インテリジェンス・ヒストリー」という学問が日本では十分に確立されていないという側面があると思っています。


日米開戦はスターリンの工作だった――アメリカ保守派の歴史見直しはここまで進んでいる

変遷する「リメンバー・パールハーバー」

・歴史というものは、新資料の公開や研究の進展によって次々と見直されていきます。

 たとえば、日米戦争の発端となったパールハーバー、つまり真珠湾攻撃がその代表です。

 1941年12月、日本軍が真珠湾攻撃をした当時、それはアメリカにとって「卑劣なだまし討ち」でした。

 ところが、その後、アメリカの著名な歴史学者チャールズ・ビアード博士が1948年に『ルーズヴェルトの責任』(邦訳は藤原書店、2011年)を書き、大意、次のようなルーズヴェルト謀略論が登場します。

時のルーズヴェルト大統領は暗号傍受により、日本軍による真珠湾攻撃を知っていたのに、対日参戦に踏み切るため、わざと日本軍攻撃のことをハワイの米軍司令官に知らせなかった

 その後もアメリカでは真珠湾攻撃について議論が続いてきました。


スターリン工作説の誕生

・このようなアメリカにおける真珠湾攻撃と日米戦争に関する歴史の見直しは、今後ますます進んでいくことになるでしょう。

 というのも、アメリカでは、「真珠湾攻撃背後にソ連の工作があった」とする「新説」が唱えられているからです。


ヴェノナ文書研究が暴いたスターリンの戦争責任

・ヴェノナ文書とは、第二次世界大戦前後に、アメリカ国内のソ連の工作員たちがモスクワとやり取りした通信を、アメリカ陸軍情報部がイギリス情報部と連携し、秘密裏に傍受して解読した記録です。

 その内容は衝撃的なものでした。

 というのも、ルーズヴェルト民主党政権の「ウィーク・ジャパン政策」、言い換えればソ連を味方にして日本を敵視するアジア政策の背景に、ソ連のスパイたちの対米工作があったのではないかという接点が急浮上してきたからです。

 第2次世界大戦後、保守派によるルーズヴェルト批判を許そうとしなかったサヨク・リベラルの多くが、ソ連びいきであったことも、そうした疑念を深めることになりました。


連邦議会でもソ連のスパイ工作が追求されていた

・かくしてソ連・共産主義の脅威や、ルーズヴェルト民主党政権内部におけるソ連のスパイたちの暗躍を追求することは、マスコミやアカデミズムではタブー視され、保守派が内部で隠れるようにして研究と議論をするだけにとどまってきたのです。

 ところが、1995年、アメリカ政府が公開したヴェノナ文書によって、ルーズヴェルト政権内部にソ連のスパイたちがいたことが「事実」であると判明しました。

 アメリカのサヨク・マスコミから全否定されていた、チェンバーズやベントレーの証言は大筋で事実だったことが立証されただけでなく、ソ連の工作がそれまでに考えられていたよりはるかに計画的・体系的で強力なものであったことが明らかになったのです。マッカーシー上院議員の告発も、内容自体はほぼ正しかったことが現在では判明しています。


ソ連の秘密工作を「アメリカの正義」と讃える倒錯

・それらの加筆部分でも、ラティモア、ロス、ビッソンらこそ正義であり、彼らのスパイ行為を告発したマッカーシー上院議員は悪である、という構図をいささかも変えていないのです。これは驚くべきことです。


 第2次大戦当時の「アメリカ的正義」からすれば、ナチス・ドイツと結んだ侵略者日本を敵として、中国を支援することは、申し分のない正当な行為であった。ところが、最も純粋な動機からこの闘争に参加した人々が、マッカーシズムによって、悪の烙印をおされて沈黙を強いられたのだから、そのことの怨念が鬱積し、やがて爆発したのも当然であろう。


・ソ連の国益に従ったラティモアたちを「アメリカ的正義」だと主張しているのですが、正確に言えば「ソ連の正義の代弁者」と表現すべきではないでしょうか。


「ブッシュ大統領、ヤルタの屈辱を晴らす」

・シュラーフリー女史はさらに、このヤルタ協定によって我々アメリカ人は現在、中国の共産主義帝国の台頭と北朝鮮の核開発に苦しまなければならなくなったとして、次のように訴えているのです。


 ルーズヴェルトの擁護者は、スターリンを日本との戦いに引き込むためにはこれらの譲歩が必要だった、と正当化しようとしました。ヤルタ文書は、その主張が間違っていたということを証明しています。例えば、ヤルタ会談の3ヶ月半前、アバレル・ハリマン駐ソ大使は、ルーズヴェルトに対して「太平洋戦争に単に参加するだけではなく、全面的に対日戦争に参戦するという完全な同意をスターリンから得ている」ことを伝えています。

 ロシアは太平洋戦争に必要ありませんでした。そして、ロシアの参戦は、中国と北朝鮮における共産主義帝国構築への道を開くことになったのです。ソ連の参戦は、1950年代の朝鮮戦争と、今日の北朝鮮共産主義の独裁者の息子による核兵器の恫喝を招いたのです


独立国家の学問としてのインテリジェンス・ヒストリー

・「ソ連に甘かったルーズヴェルト大統領と、その政権内部に潜り込んだソ連の工作員たちが日米両国を開戦へと誘導し、日米の早期停戦を妨害し、ソ連の対日参戦とアジアの共産化をもたらした」というスターリン工作史観とも呼ぶべき、こうした見方に対して「あまりにも一方的過ぎる」「アメリカの歴史学会の主流ではない」などと批判することは自由です。

 しかし、アメリカの反共保守派たちによって唱えられ始めたこの歴史観は、近年の中国や北朝鮮の軍事的脅威の高まりの中で、アメリカのインテリジェンス関係者、特に米軍の情報将校たちに広がっていると聞いています。


・そもそもこのスターリン工作史観の根拠となっている「ヴェノナ文書」は、アメリカ陸軍とFBIのインテリジェンス活動の結果、生まれたものなので、それも当然と言えば当然かもしれません。

 アメリカでは、歴史学会を含むアカデミズムと、国際政治や軍事の専門家たちとでは、その歴史観はまったく異なるのです。言い換えれば、歴史学会などだけを見ていては、アメリカの歴史観の動向は正確に理解できないのです


・今年(2017年)9月に欧米し、北朝鮮有事に関して米軍の元情報将校やシンクタンクの研究員たちと意見交換をしてきました。

 彼らの多くが「北朝鮮とその背後にいる中国やロシアに対抗するためには、軍事だけでなく、経済、外交、そしてインテリジェンスの四つの分野で対抗策を講じる必要がある」と強調していました。その上で韓国内に浸透している北朝鮮の秘密工作員の動向や北朝鮮とロシア、そしてパキスタンとのネットワーク、中国とアメリカ国内に浸透している工作員と宣伝工作などについて意見交換をしてきました。第2次世界大戦当時の、スターリンの秘密工作員の話は現在も形を変えて進行中なのです

 一方、日本悪玉論を唱えた東京裁判史観を奉じている日本の政治家や官僚、言論人たちは、中国が尖閣諸島海域に軍艦や戦闘機を送ってきても、北朝鮮がミサイルを日本に向けて撃ってきても、「とにかく日本が悪いのだ、憲法9条を守れ」と呪文を唱えるだけなのです。こんな状況ではまともな独立国家とは言えませんし、何よりも同盟国アメリカのインテリジェンス関係者と議論が成り立つとも思えません。


・アジア太平洋の平和と繁栄を守るためには、日本も、軍事や外交だけでなく、秘密工作や宣伝といったインテリジェンスの戦いで勝たなければなりません。そしてそのためには戦後、日米両国の有識者たちによって隠蔽されてきた、スターリンの秘密工作をはじめとするインテリジェンス・ヒストリーを必死に学び、自らの力量をあげていくことが重要なのです。


・アメリカの反共保守派が唱える「スターリン工作史観」は、「先の戦争の原因をすべてスターリンに擦り付ける」ためのものではありません。「ソ連や共産主義をより深く理解」するための歴史観なのです。相手を知ろうともせずに上っ面だけ見て相手を批判したり、レッテルを貼ったりする姿勢は、インテリジェンスから最も遠いと言わざるを得ません。

 関連してもう一言だけ附言しておきたいと思います。

 本書を読んで「やはりルーズヴェルト大統領とスターリンが悪かったんだ、日本は悪くなかったんだ」というような誤読はしないでいただきたいということです。国際政治の世界では、騙された方が悪いのです。そして先の大戦では日本はインテリジェンスの戦いで「敗北」したのです。自戒を込めて申し上げるのですが、その痛苦な反省に基づいて必死に学ぼうとすることが、日本にインテリジェンスの戦いの勝利をもたらすことになるのです。


ソ連・コミンテルンという要因を踏まえた全体像を

・誤解をしないでいただきたいのですが、彼らアメリカの保守派は「ソ連・コミンテルンの工作だけが日米戦争の要因だ」と主張しているわけではありません。「日本が正しかった」と主張しているわけではありません。いわゆる東京裁判史観に代表される、これまでの日米戦争論は、ソ連・コミンテルンという要因や、秘密工作というインテリジェンスを意図的に排除しており、あまりにも視野が狭いのではないかと、疑問を投げかけているのです。


・日米戦争の全体像を把握するためには、少なくとも次の五つの視点が必要だと思っています。

 第一に、ルーズヴェルト大統領の強い意向です。ルーズヴェルト大統領がソ連・コミンテルンの工作を「容認」した背景には、ルーズヴェルト大統領自身が戦争を望んでいた、という視点を軽視するわけにはいかないと思います。

 第二に、ソ連・コミンテルンと中国共産党による対米工作です。本書では、コミンテルンの対米工作を中心に紹介しましたが、中国共産党による対米工作も今後解明していく必要があります。

 第三に、イギリスのチャーチル首相による対米工作です。チャーチルは1940年、アメリカの孤立主義・中立政策に傾倒していた国民世論を参戦へと転換させるためにウィリアム=サミュエル・スティーヴンスンを送り込み、1941年、MI6の出先機関、イギリス治安調整局を設立しています。これを通称イントレピッド工作と呼びます。

 第四に、蒋介石・中国国民党政権の対米工作です。よく言われているのが、蒋介石夫人の宋美齢による反日キャンペーンですが、それ以外にも、アメリカを対日戦争に引き込むために様々な工作を仕掛けています。

 そして第五に、ソ連・コミンテルンの対日工作です。日本が対米戦争へと踏み切った背景にコミンテルンの影響があったわけですが、この点については『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』(PHP新書)にて書きましたので、ご関心のある方はご高覧賜れば幸いです。

 少なくともこれら五つの視点で、第2次世界大戦、大東亜戦争は何だったのか、再検証する必要があります。近現代史の見直しはまだ始まったばかりなのです。



もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。(4)


中国は本当に戦争をするか

・(黄)加えて、中国が今後、本当に戦争に持ち込む可能性があるかどうか、という点についても、日本は検証する必要があるでしょうね。

ジョージ・ソロスは「中国の経済が崩壊して、第3次世界大戦が起こる」というようなことを言っています。はたして習近平は戦争をしようと思っているのか。あるいは、戦争をしたがる軍部が暴走する可能性もある。その点はどうですか。


・(石)習近平はいつでも戦争をやりたいというわけではありません。ただ、自分たちの戦略を達成するために、武力と戦争を、相手を恫喝する手段であると考えているのは確実です。そこが問題です。


・そういう意味では、かなり危険な部分がありますね。

 中国の軍人については、いま戦争したいとは思えない。彼らにすれば、戦争で勝っても負けても賄賂を採れない。戦争などどうでもよくて、お金さえ儲かればいいと思っている。ただし、自分たちのところに膨大な予算が入ってくるために、あるいは体制内の自分たちの立場を強化するために、わざと好戦的な姿勢を示すことがあります。




『チャイナ・リスク爆発前夜』

黄文雄   海竜社   2011/8/16




中国のカタストロフィーがやってくる日

・中国は国が大きく、人口も多い。だからこそ政治経済的にも社会文化的にも矛盾がうずまく。20世紀に入ってから、ロシア帝国とオスマン・トルコ帝国、すべての植民地帝国、そして、ソ連社会主義帝国が崩壊したのはそのためである。


・人民共和国を見るかぎり、大躍進失敗後に数千万人が餓死、文革のように党、政府まで崩壊しても国家が生き残ったのは、民国や清帝国時代もそうだった。国家の破局や体制崩壊はきわめて多元的な原因によって起こる。戦乱や天災、疫病などの複合的中国型カタストロフィーが連鎖的に襲来するのが、よく見られる中国崩壊の歴史法則であった。

 人民共和国が辿る歴史の宿命は崩壊である。その日は、複合的中国型カタストロフィーが襲来し、党人が民衆を管理する力が限界に達する日であろう。


アメリカに対する中国の戦争恫喝

・台湾に対する核や中性子爆弾や日本に対する核や水爆の恫喝発言は別として、核大国のアメリカに対しても核恫喝が今でも続いている。その中でも、軍長老の超震と朱成虎将軍の対米核恫喝が代表的だ。超将軍によれば、中国は7回もアメリカを消滅できる核を持っている。その半分ぐらい使用すればアメリカも目が覚める、と核による「訓戒」と「懲罰」の用意があると警告したのだ。


・「アメリカが台湾との紛争に軍事介入するなら、中国はアメリカに対する核攻撃の用意がある」。


・「アメリカは数百の都市が破壊されることを覚悟するべきだ」


・「アメリカに対しては我が国が備蓄する核の10分の1で充分だ。台湾、日本、インド、東南アジアは人工密集の地域であり、人口削減のための核攻撃の主要目的となる。

・「我々の行く先を邪魔するアメリカを殲滅することが我が国の最大目標である」


「我々は非常手段を使ってアメリカを殲滅し占領する。準備を着々と実行に移していく。もう一つの中国を建設することで中華民族は安泰だ。このアメリカを倒すには飛躍的に発展したバイオ技術を使って、化学兵器よりも生物兵器による大規模殺人が効果的だ」(元国防相 遅浩田)


・「改革開放の勝ち組として億万長者はほとんどが、「権貴」といわれる「特権貴族」で、ことに代表的なのは「太子党」といわれる党高級幹部の子女、家族、親戚である。ことに億万長者の8割以上が軍の高級幹部ともいわれる。ではなぜ中国人民解放軍の大幹部は、権貴資本主義中国の主役になったのだろうか。


・「解放軍と民間企業との決闘、乱闘が続出している




『日本人は中国人・韓国人と根本的に違う』

黄文雄(台湾)が呉善花(韓国)、石平(中国)に直撃

黄文雄/呉善花/石平   徳間書店   2013/4/11




マスコミ

<日・中・台のマスコミの特徴

・(黄)台湾では日本とは違って、「マスコミは人を騙すもの」というのが、私も含めた台湾人一般の印象なんですね。中国語でいえば「都是騙人的」、つまり人をあざむき、人をたぶらかすもの、これがマスコミなんだというのが多くの人たちの感じ方だといっていいと思います。そしてもう一つ、マスコミは政府を代弁するもの、かつての「国民党政府の殺し屋」と同じだという印象が強くあります。

  

台湾のマスコミは、政府を礼賛するような言論活動をやる。現政府を礼賛するのが、ジャーナリストの心得だと考えているところがある。ですから、読む者の側からすれば、そもそもマスコミというのは大衆の敵だという見方になります。


・私の見るところでは、本格的にマスコミを作れない、マスコミのパワーを利用できないというのが、台湾人の大きな弱点なんですね。


・(呉)韓国も日本と同じに同質性の強い国ですが、言論事情はまったく異なります。韓国の場合、対日とか対米とか、対外的な問題についての言論では、きわめて挙国一致が起きやすいんです。反対意見をいおうものなら、愛国心がない、売国奴だとすら非難されるので、多くの人が口を閉ざして自分の意見を語ろうとしないという事情があります。韓国の民族主義は、身内正義の民族主義です。ですから外国の見方をする者は、不正義となってしまう。そういう身勝手な愛国主義・民族主義が、実際的に自由な言論を抑圧しているんです。


・(石)台湾や韓国とは違って、中国の言論は自由以前の問題なんですね。そもそも中国には正しい意味でのマスコミがないんです。ようするに、マスとしての大衆のコミュニケーション手段というものがないんです。


・中国のマスコミは政府の宣伝道具にすぎません。中国には新聞もテレビもラジオもありますが、すべてが中国共産党の宣伝道具なんですね。ですから中国の報道機関は、正しい意味でマスコミと呼ぶわけにはいきません。中国は自ら「宣伝戦線」といっています。新聞もテレビもラジオも、中国共産党の公式見解を発表する場で、けっしてマスコミではありません。

  

・戦線というのは、中国共産党にとっての戦いの第一線を意味しますから、彼らにはテレビも新聞もラジオも、中国共産党のために働くことがその役割なんです。「宣伝戦線」というのは、別に誰かが共産党を攻撃していっているんじゃなくて、自分たちでいっていることです。つまり、中国の新聞やテレビをすべて統括する一番のボスが共産党の宣伝部という機関なのだと、自らいっているわけです。


<台湾の政治記事で本当のことは1パーセントしかない>

・(黄)それで、今の台湾のマスメディアの80パーセントが中国資本なんですよ、そのため、マスメディアでの言論は中国寄りでなければやれなくなってしまう。台湾の言論界が中国を美化するのはそのためです。台湾のマスメディアでは朝から晩まで、中国の将来性がどれほど明るいかという報道をやっています。暗いなんて話はまるで出てきません。

 ですから、台湾のメディアを実質的に支配しているのは、中国の宣伝部なんです。


中・韓・台マスコミのいうことはどこまで信じられるか

・(石)黄さんもいわれたように、中国で歴史的に作り上げられた世界観がいったん身に付いたら、そこからなかなか脱することができません。中国人がよくいいますよ、「自分は政府のいうことを信じない、『人民日報』を信じない」と。でもね、案外、信じてるんですよ。


お笑い番組が氾濫する日本のテレビを批判する

・(黄)日本のテレビに対していいたいことはたくさんありますが、一つには、ほとんどがお笑い番組なのはどういうわけだということです。適度な笑いは健康にいいわけですが、これだけお笑い番組が多いというのは、どう見ても異常ですよ。こんなことばっかりやっていていいのかと、私はとても心配してるんです。


・(呉)たしかに最近はお笑い番組だらけで、どこもかしこも似たようなものばかりで個性がないですね。いくらかは見ますが、大部分は

見ないですよ。いいのもあるのかもしれませんが、探してまで見る気にはなりませんね。


金銭をもらって記事を書く中国・韓国のマスコミ

・(石)それで、次には、党から与えられた記事を書ける権限を自分の利権にするんです。おたくの企業を取り上げてあげますよとなれば、企業にはいい広告になりますから喜んでお金を払います。『人民日報』の記者だろうが、中央テレビ局の報道マンだろうが、そうやってお金を稼いでいる者は多いんですよ。『人民日報』や中央テレビ局は、中国共産党の宣伝の道具として、全国的な独占権を与えられた典型的なジャーナリズムです。それだけに、記事や報道の影響力には多大なものがあります。




『中国 日本包囲網』

黄文雄  2007/1/16   海竜社




戦争がなければ国として成り立たない中国

中国は戦争をしていなければ、国として存在し続けることができない国である。戦争があってこそ、この国が保てるのである。なぜなら、中国の国家原理は侵略と戦争だからだ。それは歴史が如実に証明している。


中華人民共和国が樹立されてから今日に至るまで対外戦争を繰り返しながら現在の国家体制を維持してきた。たとえば、朝鮮戦争から中印戦争、中ソ戦争、中越戦争など、中国は17回以上にわたる対外挑発をすることで、国家としての体裁を保ってきたのである。


中国の国家原理は徳ではなく武力

中国の平和的台頭は不可能である

<北朝鮮の核は中国にとっても切り札となる>

憲法改正と核武装は賢明な道

<アジアの安定のためにも強い日本が必要>

・憲法改正と核武装は、本来ならば、日本が選ぶべき賢明な道であるが、実際にそれが実現されるまでには時間がかかり、まず何よりも、日本の国内外をめぐる国際環境の変化がなければ、実現も難しいだろう。しかし、日米同盟以上に選ぶべき道は、憲法改正と核武装であると私は、考える。


軍事力、武力に頼るのではなく、道徳に頼ることは、まったく意味不明の愚かな外交主張と見なければならない

・現実に中国がどんどん軍事拡張し、周辺諸国も脅威を感じて軍事的対峙が続いている、冷戦が続いている。


核拡散の阻止は不可能

核アレルギー、戦争アレルギーの日本人の猛反対

・世界で唯一の核被爆国だから、日本は核を作ってはいけない、持ってはいけない。これがこれまで一般に言われてきたことだ。だが実際は逆で、世界の常識から考えれば、世界唯一の被爆国だからこそ、再度の核攻撃から守るためには、核を持つ権利がある。核兵器保有の資格がある。


唯一の被爆国で核の恐ろしさを身をもって知っているからこそ、核を持つべき時が来たら核を持つべきなのである。

日本包囲網に迫られ追いつめられてきた日本は何を選択するべきかと言えば、ベストはもちろん憲法改正と核武装だ。目下はそれが無理だから、次善の策として日米同盟の強化が必須なのである




『絶望の大国、中国の真実』

日本人は中国人のことを何も分かっていない!

宮崎正弘  +  石平   ワック   2009/5/8




<汚職専門集団化した共産党の細胞>

軍の暴走という悪夢

宮崎;結局、中国の政治と言うのは党の細胞があるだけであって、行政がないからなんです。あるのは党と軍なんです。

石;みんな中国政府、中国政府という。あれがほんとに政府であるとは思えない。政府は全部党の出張機関みたいな有様です。


宮崎;このように行政っていうのは飾りなんですね。国務院っていうのは、中国における政府で、国務院総理というのは日本でいう総理大臣ですが、温家宝よりも偉い人が山盛りいて、じゃあ、温家宝は中央の権力の中でいったい何番目なんだと、こういうことですよね。行政より党細胞が優先するという話です。


石;大学でもそうです。大学でいちばん偉いのは学長先生ですが、いちばん偉いのは共産党の細胞。

石;要するに党がすべての利権を手にいれている。すべて利権を手に入れてみんないっせいに汚職する。しかも党の幹部自体も汚職で生まれたポストですから。完全にすべての利権を掌握してすべての利権でカネを手に入れて、それを自分たちのフトコロに入れる。もう汚職専門集団そのものですよ。


ビル・ゲイツが中国人にとってのヒーロー

ネットは革命前夜の雰囲気>

石;さっき、大学生の就職難の話が出ましたけれど、北京の公共浴場、つまりお風呂屋さんが三助を募集したんです。そしたらなんと五千人の大学生が応募してきた。こうした事態にまで発展してきたらそれこそほんとに暴動が起こってきます。もう絶体絶命の状況です。

石;そのために唯一の道はみんな公務員を目指す。公務員試験は今年でいうと百万人の卒業生が受ける。競争率は73倍。女の子は大学卒業前に結婚しちゃう。

宮崎;日本人が誤解していた中国という国家像が、じつは実体は党細胞が中心で行政っていうのは飾りにすぎなかったということなんですが、国はいまだに共産主義を謳っている。実体を動かしている共産党は、共産主義をもはやまったく信じていなくて資本主義のカタマリでしょ。人民はどうかといったら、人民は自己中心主義で、もうカネ以外にあんまり興味がない。教養主義もすたれた。




『ならずものの国家 中国の本性』   蹂躙されたチベット

ペマ・ギャルポ    石平    ワック  2008/8




参議院の三割は元官僚がいい

私は、日本を良くするため、参議院は議員数を半減し、教育、防衛、外交に関してはもっと責任と権限を与え、外務大臣と文部科学大臣は参議院から任命し、その任期は総理大臣と同じにするべきだと思う。


・世界の他の国々、例えば、日本の13倍以上の人口を有する中国において通常の常識に基づく健全な民主制度は存在しないが、一応、日本の国会に相当するのは全国人民代表大会の常務委員会であり、そのメンバーは現段階で197人である。また日本の7倍以上の人々を有する世界最大の民主主義国家インドでは、上院が241人、下院が543人で日本とほぼ同数である。これから見ても、日本の国会議員の数がいかに多いかということがわかる。


また参議院は良識の府として衆議院とチェックアンドバランスを考慮し、経験豊かな人であることが必要である。そのため立候補の資格年齢を5歳引き上げる。


・私個人的には3割ぐらいは元官僚が占めても良いのではないかと思う。

供託金制度や選挙制度に関しても見直す必要がある。面白半分で徒に立候補するのは困るが、今の制度では資金の無い人は組合や宗教団体に身売りしなければ、どんな素晴らしい理想を持ち、経験を積み清らかな動機を持っていても国民にその考えすら、十分に伝えられない仕組みになっている。

 



『自壊する中国 反撃する日本』

日米中激突時代始まる!

石平 古森義久    ビジネス社   2014/8/1




議会内で機能する「中国に関する議会・政府委員会」

・(古森)ただし、オバマ政権の姿勢とは別に、アメリカの立法府である議会にはさまざまな形で中国の言動をウォッチし、勧告をしていく制度的なメカニズムができ上がっている。

 たとえばアメリカ議会では、常に各種の関連委員会によって中国の動きや中国関連問題を検討する公聴会が開かれ、提言がなされている。激しい非難も表明される。なかでも代表的なのは、「中国に関する議会・政府委員会」の存在だ。議会を舞台としながら、行政、立法と二つの府が合同で中国問題を論じる組織である。政府高官とともに、議会側からは議員の他、中国に詳しい専門家たちが参加し、中国社会における人権にかかわる案件をテ―マに、いわば中国の闇の部分、恥部にまで深々と切り込んでいく。


・もう一つ、米中の経済関係がアメリカの国家安全保障に与える影響について調査、討論し、議会や政府に対し政策上の勧告をする超党派機関の「米中経済安保調査委員会」という組織がある。この組織もきわめて活発であり、中国の軍拡がアメリカにどんな意味を持つかなどという大きな課題にも積極的に取り組んでいる。


パンダ・ハガーとドラゴン・スレイヤー

・東西冷戦時代には、アメリカの学界でももっとも優秀とされるベスト&ブライテストの人材は、みなソ連の軍事力の研究に集中していた。そうした優れた人材が、いまでは中国軍事研究にシフトしてきた。中国の軍事動向の把握は、いまのアメリカにとって非常に重要となったのだ。


・ところがここ数年、中国の軍拡はどう見ても台湾有事への対応という範囲を超えているという状況となってきた。だから、中国の軍拡をあくまで台湾有事限定と見なす研究者たちの主張は楽観論とされ、その種の人たちは中国に甘すぎるとして「パンダ・ハガー」と呼ばれるようになった。パンダを抱擁する人、という意味だ。

 その逆に中国の軍事脅威を大げさに語る人たちも、もちろん存在する。

「いや、中国は確実にわれわれを攻めてくるぞ。気をつけろ」

こんな中国脅威論を強調する人たちは、パンダ・ハガーとは逆に「ドラゴン・スレイヤー」と、冗談半分に呼ばれるようになった。ドラゴン(龍)を殺す人という意味だ。

 最近のワシントンの中国軍事動向の研究者たちの間では、パンダ・ハガーはもうすっかり後退を強いられ、ドラゴン・スレイヤーが圧倒的な主流となってしまった。


GDPの35%しかない国内消費

(石平)あまりにも一部の人に金が集中すると、その人たちは国内で消費しない。みな欧米や日本で不動産を買う。その代わり、中国の金が海外に行ってしまう。

 一方、大半の国民は中国の国内で消費しようとしても、それほど金がない。それはGDPに対する個人消費を示す「個人消費率」という数字に如実に表れてくる。

 たとえば、日本の個人消費率は毎年GDPの約6割を占めており、最大の需要となっている。日本経済の6割は国民が消費需要として支えており、そういう意味では日本経済は実に健全だ。

 さらに優秀なのはアメリカで実に70%。それでは中国ではどのくらいの個人消費率になるのか。なんと35%しかないのである。


<人民元を刷り続けることができた理由>

・では、こうした投資資金の出所はどこか。中央政府が人民元をじゃんじゃん刷った。そして、中国が20年間も毎年2桁近い経済成長を続けてこられた最大の要因は、土地ビジネスの成功であった。


終わりを告げた中国の経済成長戦略モデル

・昨年末に中国国内で流通していた人民元は109兆元にも上った。この109兆元がどういうレベルかというと、昨年の中国のGDPが52兆元だから、その二倍強となる。ドルに換算すれば、アメリカ国内で流通しているドル総額の1.5倍になる。

 大幅な過剰流動性になると何が起きるのか。当然、国内では人民元の価値が下落する。逆に言えば、モノの価値が上がる。物価上昇、インフレとなる。その契機となったのがリーマン・ショック直後の政府の経済対策だったということになる。


・また、金融引き締めは公共投資も減少させた。これだけの副作用をもたらした挙句、個人消費も冷え込んだままだ。

 おまけにここにきて、中国経済をずっと牽引してきた輸出に急ブレーキがかかった。

 2010年までの対外輸出の伸びは毎年25%以上だったが、昨年は7.9%まで落ち込んだ。さらに衝撃が襲う。今年の第1・4半期はついにマイナス6.4%まで落ち込んだのである。

 輸出が完全に止まった。国内投資も止まった。中小企業は壊滅状態。国有企業は国有銀行頼みで、競争力がまったくない。国内の人件費の高騰で、外資企業の中国離れが加速している。中国の経済成長の戦略モデルは完全に終わったのである。


シャドーバンキングが生まれた背景

踏み倒されるシャドーバンキング

・高金利で借りたお金を返済できなくなるリスクはきわめて高い。返済不能となった中小企業はどうするのか。逃げるのだ。


すでに始まっている不動産バブル崩壊

5月連休中の契約件数は昨年比で80%減という現実

<10年間も続く大学生の就職氷河期>

(石平)不動産バブル崩壊、中産階級全滅、経済成長戦略モデルの終焉というダメージを一度にまとめて背負う運命の中国だが、経済成長を続けているときにもおかしなことが起きていた。

 その1つに挙げたいのが、この10年間続いている大学生の就職氷河期である。昨年大学を卒業したのが699万人で、政府が認めただけでも約200万人、約3割が就職できなかった。けれども、自国に有利となる数字は水増しし、不利を招く数字については控えめに発表するのが中国当局の“常”であることから、就職待機組の数字は実際にはもっと多いはずである。


・就職にあぶれた元大学生は、中国国内にいったい何千万人いるのだろうか。都会の劣悪な住環境のなかで生活を続ける「蟻族」や「鼠族」に甘んじる大卒失業者たちに不満や鬱憤が留まらぬはずはない。


2億6000万人に達した国内流動人口

(石平)仕事にあぶれているのは大学生だけではない。かつては「盲流」と呼ばれ、農村から都市部に出稼ぎにやってくる「農民工」の流動人口が、凄まじく膨れ上がっているのである。

 農民工の多くは、農村にも生活基盤を持たない20代、30代の人々。実は彼らのマンパワーが、これまで中国の高度成長の原動力となってきた。農民工の大量かつ安い労働力が農村から出たからこそ、輸出産業は発達できた。また、不動産投資や公共事業投資が盛んであったときには、農民工の多くは建設現場の労働力としての役目を果たしてきた。


経済統制を実施するための“限定的”な戦争状態

・おそらく彼らに残された最後の有効手段の一つは、対外的な強硬政策を推し進めることによって、国民の目を外に向かわせることであろう。

 どうにも切羽詰まったら、習近平は“限定的”な戦争状態をつくることにより、物価統制をはじめとする国内の経済統制をおこなうことも視野に入れているはずだ。経済危機に陥った場合、経済統制を実施するのがいちばん手っ取り早い。


<善意がまったく通じない国が日本の隣にあるという事実>

(古森)石平さんが理解に苦しむというのも無理はない。日本の対外活動のパターンには、国際的に見て不可解な部分が少なくない。そうした日本的な特殊な言動というのも突き詰めれば、その原因は結局は日本の憲法にぶつかる。


10年間に合計1兆ドルの国防費を削るアメリカに対する疑念

<日本に核を撃ち込むことに何の抵抗感も持たない中国人>

・(石平)私が危機感を募らせている理由は、最近、中国のインターネットで中国国防大学の張召忠教授(海軍少将)の論文を目にしたからだ。論文のタイトルは、ずばり「中国が一瞬にして日本を全滅させることはもはや空論ではない」という凄まじいもの。

 日本では中国の理不尽で勝手な振る舞いがどんなに目に余ろうと、「中国を全滅させるために日本はどうすべきだ」というようなテーマで話し合ったりはしない。

 しかし、中国は違う。「日本を全滅させるためにはどうすべきか」をテーマに軍人レベルは当然のこと、学者レベル、一般人レベルでも日常茶飯に堂々と語り合われているのである。


・日本人が理解しなければならないのは、中国の指導部にしてもエリートにしても、あるいは一般の多くの国民にしても、日本にミサイルを撃ち込むということに対して、何の抵抗感も違和感も持たない。要するに、内なる抑制力がないわけである。


中国人エリートは、日本にミサイルを撃ち込むことはむしろ当然だと思っているし、仮に核兵器を日本に撃ち込んだとしても、中国国内では反対論はほとんど出ないはずだ。中国が本気で核兵器を日本に撃ち込む気ならば、2ヵ月間、南京大虐殺の映画を中国全土で上映すれば、すべての中国人は納得する。


・先刻の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われわれの安全と生存を保持しようと決意した」とする憲法前文に戻るけれど、中国にそれを期待するほうが間違っているということだ。

 繰り返すが、核兵器を日本に撃ち込んだとしても、中国人には何の心理的抵抗感も違和感もないということを、いい加減日本人はわかったほうがいい。




『2010年中国が牙をむく』

石平   PHP     2008/11/7




2010~2012年、中国は牙をむく

石;先生が台湾に対し、そういうお考えであれば、もう一つの問題として、台湾が自然に中国に飲み込まれる可能性が少ないほど、逆に中国共産党がいわゆる平和的に統合することを断念し、最終的には力ずくで統合に導くこともありますか?

中嶋;その可能性は十分にあります。

石;2010年か2012年か。台湾関係はかなり現実的な危険に立ち向かわざるを得なくなるということですね。

石;日本もこの数年間でいろいろな意味で「準備」をしておかないと手遅れになるでしょうね。

中嶋;そのためにも、やはり当面の外交政策の立直しをきちんとやらないといけないと思います。

中嶋;根本戦略と、それからやはり外務省の手腕がものをいいます。中国と日本外交官を比較すると、中国の外交官は実に巧みにロビー活動を根回しもうまくこなしている。日本の外交官はまったくダメだ。しかもストラテジー(戦術)がない。もう一つの日本の外交官の難点は英語力だといっているのです。英語力がもうぜんぜんダメだ、と。


<深刻化する社会の歪みと爆発寸前の中国社会>

時限爆弾としての失業問題と貧富の格差

・それにしても「都市部5000万人失業、農村部2億人失業」というのは、十分に深刻な事態である。すでに深刻化している中国の失業問題は2008年からさらに深刻化していくのが避けられない成り行きである。


人類史上かってない規模の深刻な事態

・これからの中国は、毎年、就職できずに労働市場から吐き出された百数十万人の大学卒業生と、1年間で1200万人増える都市部の新規失業者数と、常に失業状態にある農村部の2億人単位の「余剰労働力」と、5000万人も都市部の失業者が溢れているという史上最大の失業大国となっていくのであろうが、このような国に社会的安定を期待するのは最初から無理な話であろう。


・中国における「動乱の時代」の到来は、まさに失業問題の深刻化を背景とするものである。


・大富豪の一人の背後には、数千人かあるいは数万人の貧困層の人々が存在していることを忘れてはいけないのだ。


・「仇富」という新造語が数年前から流行っているのである。文字通り「富む者を仇とする」、「富む者を憎む」という意味で、要するに金持ちたちは貧乏人である民衆たちの憎むべき対象となり、その「仇」となっているわけである。このような心持が一種の社会心理として普遍化していることは、社会の安定化にとっては大変危険な要素であることは言うまでもない。


金融と不動産、どちらが先に死ぬのか

・「中国における不動産価格の暴落はやがて金融危機を引き起こし、いわゆる中国版サブプライムローン危機を引き起こすことになるだろう」との警告を発している。


・あたかも中国における「金融」と「不動産市場」の「死」はすでに確定事項となっており、「どちらが先に死ぬか」だけが問題となっているかのような風情である。


・彼らの論旨からすれば、中国の不動産市場の「死」はもはや避けられない趨勢になっているから、討論会の関心点は、もっぱらいつ「死ぬ」のかに集中している。


もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。(3)


マスコミは「悪魔の手先」となっている

電通は「米国CIA」の別動隊

・電通は「日本国最大の広告代理店」である。


・では米国は「電通」(米国CIAの別動隊)を使っていったいなにがしたいのか。彼らの目的はなにか。それは「日本国民の精神を徹底的に『破壊』すること」なのである。


・真面目な日本国民は「まさか」と言うかもしれないが、そのような真面目な人こそは(電通の広告に洗脳されて)「自らの精神が『破壊』されている」のである。余談になるが述べておく。

 近年の日本国では「AKB48」という「女性アイドル・グループ」が存在する。あれが、「メイド・イン・電通」であることは「業界人の常識」だ。

 最近では「AKB48のメンバーと電通社員のふしだらな写真」が流出して(「週刊文春」2015年4月9日号)、世間を騒がせたりもしているが、存在の起点を知れば不思議はない。本書の立場からは「悪魔が『日本人乙女』を食い物にしている」というだけだ。


電通は「裸踊り」で仕事を取ってくる

・クリエイティブディレクター、CMプランナーの岡康道(TUGBOAT代表)は、大学卒業後、電通に入社した。理由は「給料がよかった」からである。彼の言葉を引用する。


・では「電通の営業」とはいかなるものか、本書の立場からは「最低の仕事」である。

――ところが、広告会社の営業は異常とも言えるほど大変な職種でした。今の若い人には想像ができないかもしれませんが、得意先の接待は週に何度もあり、裸にネクタイで踊る余興など日常茶飯事。僕は酒が飲めなかったのでいつもシラフでやりましたよ(笑)。週末は、やはり得意先の引っ越しなど個人的な用事に駆り出され、「おい、トラックで来いよ、燃えないゴミがかなり出るからな」と廃棄物の処理までやらされました。同業者に仕事を取られるくらいならどんなことでもしろと言われましたからね。


・新聞やテレビなどのマスコミは「広告」で飯を食っている。その広告の大半を扱っているのが「電通」だ。その意味で電通は、マスコミの「影の支配者」なのだ。

 だがその電通の現場はどのようなものか。得意先を前にしての「裸踊り」や「引っ越しの手伝い」だ。端的に言えば「電通は『裸踊り』で仕事を取ってくる」――

 こうして電通の営業が取ってきた仕事が、制作に回る。そしてそこで制作されたCMがテレビ電波で放送され、私たちはそれを見る。


<■透視=電通が「日本国の若者集団」を「殺しにかかっている」

・現代世界に生きる日本国の若者は(生まれたときから)「電通の営業が『裸踊り』をして取ってきた仕事の結果である『広告』を見せられて育ってきた」のだ。その大半は「愚にもつかない代物」だ。これは「洗脳社会」「洗脳文化」「悲惨な文化」と言うしかない。そういうことであるならば(日本国の若者の意識の中で)「戦う意志が消滅する」のは「当然」だ。


・だがそのような若者に対しても、本書の立場からは述べておかなければならない。それは次のことである――。右の記事にあるように(自分らの調査結果を土台に)電通は「老後に不安を抱える若者が増えていることが背景にある」と分析する。だが本書の立場から言うならば、現代世界に生きる日本国の若者に「老後」などは存在しない。なぜならば、私たちふつうの日本国民は「戦争で殺されるから」である。近未来には「1億総皆殺しの時代」が待っている。




『「カエルの楽園」が地獄と化す日』

百田尚樹   石平      飛鳥新社  2016/11/11




『カエルの楽園』という寓話小説

・多くの読者の方もご存知の、『カエルの楽園』という寓話小説、世紀の予言書である。この本が発売されて間もなく、岡山から松江へ向かう特急電車「やくも」のなかで読んだ。主人公のアマガエル、ソクラテスたちは、生まれ育ちの土地をダルマガエルに奪われ、苦難の旅の末に平和で豊かな国であるナパージュに辿り着いた。そこで安息の地を得たかと思いきや、「カエルはカエルと争わない」ことを信念とするナパージュのカエルたちはあまりにも「平和主義的」で無防備であるがゆえに、ナパージュの国は結局、近くの「気持ちの悪い国」に住む、巨大で凶悪なウシガエルによって侵略され、占領されることになる。そして平和を愛するナパージュのカエルたちは、虐殺されながら国を奪われていく。こうしたなか、やっとの思いでナパージュに亡命してきたソクラテスたちは再び、安息の楽園を失うことになるのである。


史上もっとも安全な時代に、最大の軍拡に走る異常な国

アジアのルールは中国が決める

(石平)2016年8月16日、中国紙の『環球時報』ネット版「環球網」は、中国国防大学戦略研究所元所長の楊毅教授(少将の階級を持つ現役軍人)の発言を掲載しました。中国に逆らって、米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)の国内配備を決めた「韓国を徹底的に懲らしめることによって、今後のための一つのルールを確立することができる。周辺国に分からせよう。中国と付き合うのにはルールがある」と。つまり楊教授は、力づくで周辺国をねじ伏せ、一方的にルールを作って周辺国に強制すべき、という中華帝国の本音を語っているのです。


(百田)前の章で「歴史的に見て中国の定義は難しい」と言いました。中華帝国は、中央の専制政治の力が強くなれば外に膨張し、弱体化すれば収縮して辺境地域を失うことの繰り返しですから、「国境」がはっきりしないのです。中華帝国に侵入してきた異民族を同化して、その領土も勝手に版図に加えるという特異な思考パターンがあります。満州族が建国した清帝国は、沿海州やハバロフスク、満州、モンゴル、新疆ウイグル、チベットを支配下に置き、史上最大の版図を築きました。すると国共内戦に勝利した毛沢東は、1840年のアヘン戦争以降、帝国主義列強に侵略された中国の版図を取り返すといって、満州や内モンゴル、新疆ウイグル、チベットを軍事力で押さえました(ただし、台湾は奪取に失敗し、沿海州はソ連に遠慮して手を出しませんでした)。


(百田)テレビ、新聞はこの本をまったく取り上げません。これだけマスコミに無視されると、通常なら売れないのですが、すでに27万部以上は売れています。その意味では希望はあります。マスコミでは一切報じられないけれども、口コミで「これは危ない。『カエルの楽園』は真実だ」と広まっている。アマゾンでは、発売数カ月経ってもランキング上位です。知り合いの某出版社の編集長は「この本が百万部売れたら日本は変わる」と発行時に話していました。


(石平)おそらくマスコミ人たちは、『カエルの楽園』の本当の価値と、ベストセラーになっている意味をわかっているからこそ、触れたくないのでしょう。27万人以上の読者が『カエルの楽園』のメッセージに真実味を感じて、日本をとりまく現実に目覚めた。そういう人たちに向けて、私たちは語りたいですね。


日本を守ることに反対するおかしさ

・(百田)中国の脅威を語ろうとしないマスコミの言論空間は改められねばなりません。日本の新聞社やNHK「日中記者交換取極」に従って、①中国を敵視してはならない②米国に追随して「2つの中国」をつくる陰謀を弄しない③両国関係が正常化の方向に発展するのを妨げない、という政治三原則を守り、中国に対して不利な報道を行なわないことを約束し、北京に記者を置くことが許されています。中国の意に反する報道を行なえば、記者の常駐が禁じられるのです。


・(石平)日本人はよくスイスを平和国家だというけれど、私も行ったことがありますが、あちこちで兵隊さんと会いますよ。街中の日常風景に、兵士が溶け込んでいます。

(百田)スイスは国民皆兵の国です。男子は全員徴兵の義務があり(女子は任意)、除隊すると60歳まで予備役として登録され、いざ戦争が起きれば軍に直ちに復帰します。21万人の兵力を持っていて、自衛隊とほとんど変わらないんです。

(石平)自衛隊員は22万人、日本とスイスは人口の規模がまったく違いますね。

(百田)日本の人口は1億2千万人ですが、スイスは8百万人くらいです。日本の人口比に当て嵌めれば、スイスは3百万人以上の強大な軍事力を、持っている計算になります。ソ連崩壊と冷戦終結で、西ヨーロッパでは戦争の危機はほぼ去ったといわれましたが、スイスは国民投票で徴兵制の義務を改めて決めたほど、国防意識が高いわけです。2百年間も戦争をしていない国が、これほど高い国防意識を持っているのです。いや、そこまでの国防意識があるから2百年も戦争をしていないとも言えます。

 現在でも、「侵略を受けたら徹底抗戦する」と宣言し、もし敗れるようなことがあれば、国内の発電所、ダム、橋梁などあらゆる施設を破壊し、国土を焦土化して侵略国に何も与えない。一家に1冊『民間防衛』という本が配られ、市民がどのようにゲリラ戦を行うかが書かれています。民間人でも予備役にも小銃が支給され、90年代までは家に実弾まであった。いまは公的機関の倉庫に備蓄されていて、いざという時に支給されるそうですが、有事に際して国民が立ち上がって戦う覚悟を決めている国だということがわかります。

(石平)だからといって、日本人はスイスを「戦争のできる悪い国」だとは思っていません。日本より立派なでまともな国だと思っている。なぜ日本がスイスと同じように自国を防衛しようとすると、「戦争ができる悪い国」になるのか?おかしいですね。


狙い目は日本のマスコミ論調

・(石平)日本を守ろうとすれば戦争になる。戦争は悪でやってはいけないから、守ること自体を放棄すべきだ、という単純な議論を、マスコミはいまだに語り続けています。

(百田)困ったことに、戦後70年間で日本人は平和に慣れきってしまって、世界のなかでもっとも国防意識の低い国になってしまいました。同時期のヨーロッパも同じ冷戦の時代を過ごしていましたが、それでも軍隊はしっかり維持していた。中立国のスイスとオーストリアは国民投票で徴兵制廃止を否決したし、ロシアと国境を接するフィンランドも徴兵制を維持しています。一度は徴兵制を廃止したウクライナでは、ロシアのクリミア侵攻後に徴兵制を復活させました。

 NATO加盟国でも徴兵制度を持っている国は多い。冷戦終結後に、フランス、ドイツ、スウェーデンが徴兵制を廃止しましたが、現在でもNATO加盟国でエストニア、トルコ、ギリシャ、デンマーク、ノルウェーの5ヵ国が徴兵制を採用しています。さらに、2018年からスウェーデンが徴兵制を復活させる方針を固めたと報道されています。冷戦が終わって、現実にはヨーロッパで戦争が起きる確率はすごく低くなったのですが、国防という国の基本は絶対に忘れないのです。


人が住めない環境、暮らせない社会

・(石平)第1に環境破壊、第2に極端な格差と経済崩壊による2億6千万人の流民の処遇、第3に一人っ子政策の歪みによる3400万人の「男性余剰」の問題を解決するには、「中国人の生存空間を国外に求める」しかないのです。これは彼らにとって、きわめて論理的な結論です。

 中国の環境問題はPM2.5で有名な大気汚染だけでなく、砂漠化や水質汚染、水不足で彼らの生存空間が破壊され、狭められているために、国外に出なければ生きていけないし、領土を新たに獲得しなければならない。


生存空間とは

・(石平)生存空間とは、14億人の中国人民が暮らしていく環境全体を指す用語です。民族が生存していく基本要素として水と空気と土地が必要ですが、中国ではいずれも汚染が進んで、ほとんど回復不可能な状態です。その結果、中国大陸といういままでの生存空間は、人が生存できないようになってきたのです

 まず水問題から見ていきますと、中国全土で水不足が深刻化しています。2007年の政府発表によると、全国660都市のうち511都市が水不足に陥っており、なかでも110都市はとくに深刻な状況だと指摘されています。中国の水資源は人口に必要な量の3割しかなく、今後の枯渇をどう乗り切るかは国民全体のテーマと位置づけられています。

 にもかかわらず、水質汚染が深刻です。全国の地下水源の80%と地下水の45%がすでに汚染されており、都市部に限れば地下水源の97%、地上の水源の90%がコントロール不可能な汚染を受けてしまっているのです。すでに2億人以上が安全でない飲み水を使っています。

 さらに淡水系の5割、海域でも渤海の79%、東シナ海の78%、黄海の45%、南シナ海も28%が漁業に適さない水質になってしまったと報道されています。


水質汚染と並んで、大気汚染もひどい状態です。すでに2006年、中国の全都市の3分の2近くが、大気汚染問題を抱えていることが国家環境保護局の報告で明らかになりましたが、とりわけ石炭の産地で石炭火力発電に頼っている北部の山西省や北東部の遼寧省、北京市、天津市、河北省の39都市の汚染度がひどく、マスクが必要どころか、「もはや人間が暮らすことのできない程度にまで汚染が広がっている」と中国人自身が指摘するほど悪化しています。

 その結果として、たとえば2013年の中国で、大気汚染を原因とする死者は91万6千人に及んだと、精華大学と米の研究チームが発表しました。このままでは2030年に年間最大130万人が犠牲になると警鐘を鳴らしています。中国では肺ガン患者が毎年27%ずつ増えているといわれ、ガンによる死因の第1位です。たとえば、2012年に新しく肺がんになった人は世界で182万人でしたが、そのうち3割以上の65万人を中国人が占めた、とWHOが報告しています。


・「水土流出」が進むと土壌がますます痩せてしまい、植物や動物などの命を育むことができなくなってしまいます。その先に待っているのは土地の荒廃、荒れ地化です。現在、中国全土で水土流出が進んでいる土地の面積は356万平方キロメートルで、国土の何と38%を占めています。

 それに追い打ちをかけているのが、国土の砂漠化です。中国国家林業局の発表によると、2014年時点で荒れ地化したのは261万平方キロメートルで、国土面積の27%、4分の1以上ですが、砂漠化した土地は175平方キロメートルに達し(日本の総面積の4.6倍)、国土面積の18%、6分の1以上が砂漠化したというのです。現在も進む国土の荒廃で、4億人以上の生活に影響が出ているといわれます。


・すると、総人口の98%が暮らしているのはそれ以外の3分の2の土地ですが、その半分はまた「水土流出で荒漠化が進んでいる最中」の土地です。結局、このまま荒廃が進めば、14億人の中国人民にとっての「生息に適する良質の土地」、つまり国民に必要な「生存空間」は全国土の3割未満になってしまいます。しかも、その3割に属するはずの数多くの都市が水不足に苦しみ、地下水と地上水の大半が汚染されていて、至るところに汚れた大気に覆われているのが実情です。

(百田)聞いているだけで、背筋が寒くなってきます。まるで、ディストピア小説のあらすじを聞かされているようです。いや、ホラーSF小説の設定です。

(石平)これが、中国という巨大な公害国家が置かれている厳しい現実です。当然のことながら、今後、こうした状況が大きく改善される見通しはまったく立ちません。むしろ環境破壊はますます深刻化していく、と専門家は警告しています。なぜなら、中国人民はさらに豊かになろうと本格的な大量生産、大量消費の産業社会の建設に向かって一路ひた走っているからです。

 では、わずかに残った3分の1弱の「良質な国土」もどんどん汚染され、環境が破壊されていったら、14億人の民は一体どこで生存していけばよいのでしょうか。当然、中国人民は自国の外に自らの生存空間を確保していかねばなりません。これこそ、21世紀の世界に突き付けられた最大の難題のひとつなのです。

(百田)中国の政府高官は、子弟を世界中に移住させていますね。

(石平)もちろん、数千万円以上をかけて子供に海外で高等教育を受けさせ、永住権を取得できる高官たちの家族にとっては、生存空間の問題は解決しています。しかし、そんな経済力のある階層は人口の最上位2%にすぎません。庶民たちは困っています。


<最下層の流動人口、「男余り」、無戸籍者>

・(石平)2013年に政府が正式に発表した数字ですが、安定した生活基盤を持たず、職場と住居を転々としている流動人口が2億6千万人、そのうちの8割が農村戸籍を持つ、いわゆる農民工で、平均年齢は28歳とされています。この「暴動者予備軍」とされる、農村から都市部に流れてきた出稼ぎ労働者をどうするか。彼らははっきり言って、奴隷的な存在です。今後、そういう人々の生活をどう安定させるか、政権の死活にかかわる問題です。

 中国の経済成長は、もっとも安い賃金で働く彼らの犠牲のうえに成り立ってきました。農民から土地を取り上げ、開発した土地に投資してインフラや工場、住宅を建設する。土地を失った農民たちが農民工として安価な労働力となり、主に輸出向けの加工産業などで低賃金労働に従事し、リーマンショック以降は公共投資や不動産バブルに吸収されて、建設現場で働いてきました。しかし不動産バブルの崩壊と低成長によって、彼らは切り捨てられます。土地がありませんから、農村に帰ることもできません。中国にはまだ7億人もの農民がいるのです。2億6千万人もの怒れる不満層をどう養うのか、中国社会の抱える時限爆弾です


・(石平)1980年代生まれで、大学を卒業しているのに収入の低い若者です。仕事が見つからない、あるいは非正規労働で賃金が安いため、1人で住む部屋が借りられず、何人か集まって劣悪な環境で共同生活を送る若者が、北京だけでも10万人、上海その他にも多数いて、全国で100万人を超えると推計されています。大卒でも3割しか正規の職は得られません。中国はすでに、究極の格差社会なのです。


・(石平)国内問題を解決できないから、戦争も辞さずといって中国人の生存空間を拡張しなければならない。習近平政権が領土で強硬姿勢を崩さない背景に、2億人以上の怒れる下層民の存在があるのです。

 もうひとつ、中国の深刻な人口問題に、結婚適齢期の男女比のバランスが崩れていることがあります。長年の一人っ子政策に男尊女卑が加わり、後継ぎに男の子を求める家庭が多く、妊娠中の子が女の子だとわかると中絶したりで、出生するする男女比が120対100と歪になった結果、すでに3400万人もの「男余り」状態です。

 確実に結婚相手がいない若い男性が、社会への不満を蓄積する。考えてみれば、これも深刻な社会問題です。しかも、3400万人の適齢期の女性を短期間で確保するのは不可能ですから、国内で解決することは物理的にできません。そうなると、余った男たちを外国に送り込むしかない。領土を増やして流動人口を送り込むメリットは、ここにもあります。


<『カエルの楽園』>

・この対談では拙著『カエルの楽園』が素材として使われています。『カエルの楽園』は、「カエルを信じろ」「カエルと争うな」「争うための力を持つな」という不思議な「三戒」を守って平和に暮らしているツチガエルの国が、凶暴なウシガエルたちに滅亡させられるという寓話です。

 石平さんは『カエルの楽園』を非常に深く読みといておられました。それは石平さんご自身がおっしゃっていたように、彼の半生が、作中のソクラテスという名前のアマガエルの境遇と似ていたせいかもしれません。石平さんと話していると、作者の私よりも作品に深く通じているのではないかと思うことがしばしばありました。

 日本にもしっかりした研究に基づいて「中国の脅威」を語る人は数多くおられます。しかし石平さんの語る言葉は巷にいる中国ウォッチャーとは一線を画します。なぜなら、石平さんは中国で生まれ育ち、中華人民共和国の教育を受け(中国の最高学府である北京大学卒です)、中国の歴史についても、中国人の気質についても非常に深く知っておられるからです。中国という国を知り尽くした石平さんだからこそ、語る言葉にはリアリティがあり、その洞窟と分析は限りなく深いものがありました(現在、石平さんは日本に帰化されています)。




『これから始まる中国の本当の悪夢』

習近平に迫る経済壊滅、政権分裂、国内大乱

黄文雄 × 石平  徳間書店    2015/9/30




「パンツ経済」しか構築できなかった中国

・(黄)これまでの中国経済の構造的な歪みとしては、過剰生産、それと同時に国内の過少消費ですね。過剰投資によって、不動産や株がバブル化してしまいました。

 加えて、業績を上げるために無理な過剰生産を行ってきた。


・しかも、生産しても質がよくないので、売れない。中国人ですら、できることなら中国製品は買いたくないと思っています。日本での「爆買い」が象徴的ですが、中国人はブランド品のみならず、紙おむつさえ奪い合うように買っていくわけです。しかも、「爆買い」は転売目的です。


・商品の品質については、現在の中国では解決不可能です。基礎技術がないから、パクるしかない。地道な基礎研究を重ねるということはせずに、すべて海外の企業からパクったり、盗んだりしてきたというのが、改革開放のいわば「成果」であったわけですから、いまから基礎研究を始めて、製品開発力を磨くなどということができるはずがない。


・(石)1980年代、中国の主要輸出品は安物の靴下やパンツでしたが、現在でもわれわれは中国製のパンツを履いています。中国の輸出が数十年間でパンツから自動車に変わったかといえば、変わっていないのです。

 結局、中国製品というのは、安い労働力が唯一の武器だったわけで、農村には労働力が余っているから、いくらでもかき集めて安い賃金で働かせてパンツをつくれば、中国企業は潤ったのです。いわば、「パンツ経済」ですね。


・このような労働集約型の産業だから、技術開発をする必要がなかった。逆に言えば、いっこうに「パンツ経済」から抜け出そうとしなかったのです。

しかし、労働者に安い賃金しか与えず、儲けは経営者に集中するという貧富の格差が拡大することで、長期的には国内消費が落ち込みます。結果的に、中国自身が製品をつくりながらも、国内の慢性的な内需不足に悩まされるようになりました。

 2000年くらいまで、中国のGDPにおいて個人消費が占める割合は46%ありましたが、ここ数年は35%前後にまで落ち込んでいます(日本は60%程度)。経済が成長するに従って、中国経済のなかで国民が消費する割合はむしろ減っているのです。 


・それでどうやって経済を成長させてきたかといえば、一つが輸出ですが、輸出を伸ばすためにはさらに賃金を安く抑える必要がある。それがまた、国内の消費不足を招くことになりました。

 もう一つは、黄さんが言ったように、過剰投資です。国民が消費しないなら、政府が投資すればいいということで、公共投資によって道路や橋をつくって、需要を創出したわけです。それに伴い、セメントや鉄鋼など、いろいろな需要が増えます。

 こうして中国は、全土で“投資中毒”になってしまった。中央政府も地方政府も、公共投資や土地開発をバンバン行った。その資金を調達するためにお札を刷り、さらに投資を増やして経済成長を加速させていったのです。

 そんな政策を長くやってきたことで、過剰生産が深刻化してしまった。人が住まないゴーストタウンが大量にできあがり、生産設備も全部が余るようになったのです。


輸出では13億超の国民を養えない

・(黄)内需も投資も限界となると、中国にとっては外需頼みになるしかない。だから、AIIBにしても、中国国内の過剰生産を海外でのインフラ建設に向ける狙いがあるわけですね。

 とはいえ、通商国家の弱みは、相手国に買う力がなくなると経済危機に陥るということです。


中国政府の経済対策は「やるやる詐欺」

・(石)中国共産党としては、成長が止まってしまえば政権を維持できないことがわかっている。雇用を確保できなければ、全国で大暴動が起きて政権が吹っ飛ぶ。

 だから、「経済改革をやる」とは宣言しても、本当にやれば中国経済はさらに悪化するから、結局は旧来のやり方を踏襲するわけです。いわば、“やるやる詐欺”みたいなものです。

とはいえ、経済改革をやるにしてもやらないにしても、経済崩壊が早まるか、少しは先延ばしになるくらいで、どっちみちもう持たないでしょう。

・(黄)結局、これまでもよく言われてきたように、8%以上の経済成長率がないと、完全雇用は不可能なのです。

 いま、中国の毎年の大卒者は約700万人ですが、その3分の1が就職できないと言われています。


・こうした大卒者を含めて、年間約1500万人の新規雇用を吸収しないと社会が安定しないわけですが、中国政府は先の全人代で経済成長率の目標を7%前後でいいということで決定しています。


次はシャドーバンキングの大爆発が起こる

・(黄)土地バブルが弾けたことで、もともと高利のシャドーバンキングへの債務が返済不能となり、地方政府の破綻と、不良債権が拡大する可能性が高まったので、地方政府の救済策として、低利の地方債を発行して資金調達することを認めたわけです。

 とはいえ、問題は何も解決していません。単に借金のつけ替えをしただけで、債務は解消されていないし、返済の落ち込みを防ぐために土地や不動産に流れ込む可能性も高い。そうして再び、不良債権の火種が拡大していく危険性があるでしょう。

 地方政府のみならず、中央政府も巨額の債務を抱えています。


・(黄)中国のシャドーバンキングの規模について、イギリスの銀行大手バークレイズは、2014年時点で38兆8000億元(約621兆円)と推計していますが、誰も正確なことはわからない状態で、一種のブラックボックス化しています。正確な数字がつかめないので、いざ破綻したら、どこまで被害が広がるかまったくわからない。


闇金融化した中国経済に打つ手なし

・(石)しかし、こういうめちゃくちゃな状況は、もう最終局面だと思いますよ。株価の暴落は相変わらず繰り返されていますし、実体経済はさらに落ち込むでしょう。不動産市場の規模はどう考えても半減するだろうし、輸出も回復しない。

これまでの政府主導の投機・賭博経済、パンツ経済などなど、すべて終わらざるをえない。


世界で次々と失敗している中国の対外投資

チャイナショックの世界的影響は?

・(石)中国は経済的にも政治的にも外交的にも、世界から信頼されていないのは確実ですね。

 問題なのは、中国経済の崩壊が進むことで世界経済にどれほど影響を与えるかということです。

私はおそらく限定的な影響しかないのではないかと思っています。もちろん、株式市場の大暴落や景気減速は、一時的にいろいろな影響を与えるでしょう。


・しかし、日本全体にとっては、それほど大した傷にはならない。というのも、中国からの生産設備の移転は進んでいるし、対中輸出も現在ではそれほど大きくないからです。

 日本の対中投資を見ると、2014年で4割減、2015年も1~5月で9.4%減と、毎年減りつづけています。

 一方、韓国などは悲惨な状況になるでしょう。この数年、完全に中国依存型の経済になっていますから。


・(黄)台湾の元大宝華総合経済研究所によると、対中輸出への依存度(対GDP比)が世界でもっとも高いのはマレーシアで19.18%。次に韓国が14%、シンガポールが10.73%と続くそうです。これに対して、日本は2.48%しかない。


・(石)ヨーロッパでは、おそらくドイツがもっとも影響を受けるでしょうね。ドイツは盛んに中国に投資していますし、メルケル首相は毎年、中国を訪問しています。日本には一度しか来ていませんが。


 <賄賂をもらえない者は尊敬されない中国

・(黄)だいたい、中国の場合は、賄賂をもらえないのは下っ端なんですよ。賄賂をもらえる人こそ、地位が高いと考えられている。

 だから、賄賂がもらえない人は、誰も相手にしてくれないんです。


今後問題になるのは日本国内の反日勢力

・(黄)対中国について常に意識せざるをえない台湾では、こうした反中国の動きが高校生にまで広がっているのです。それに対して、日本では、安保法制に賛成する学生たちの動きというのは、ほとんどないですね。どうも台湾とは方向性が逆なんです。


日本の外交は、まだまだ中国に対して甘すぎます

・また、彼ら(中国人留学生)のほとんどが中国共産党幹部や軍部の子弟です。だから、もともと反日ですし、中国に帰れば反日的な言動を行うようになる。日本に留学した中国人が、人権活動家となって習近平政権を批判したり、反体制派になったりしたということは、まず聞いたことがありません。

 だから、日本政府は、反日中国人を育てるために多額の国費を投じているわけです。こういうところから修正していく必要がある。

 日本では反日日本人が、こうした反日中国人、反日韓国人と呼応して、盛んに日本の非を鳴らしている。むしろ問題は中国側というよりも、日本国内のほうにあると思うのです。


・(黄)また、日本国内の韓国人や左翼勢力とも連携して、歴史認識問題だけでなく、安全保障、原発、沖縄問題など、さまざまな点で日本を弱体化させるような方向への世論形成を目論んでいる。そういう点に、日本人はもっと警戒すべきです。

 これまでの中国のやり方を見ても、中国は情報戦で相手を封じこめる事が多かった。口では「絶対不可分の領土」だとか。「沖縄解放、琉球回収」などと過激なことを言いますが、実際に直接的な行動に出ることはあまりない。

 台湾に対しても、この70年近く、「血で台湾を洗う」などと激しい言葉で脅かしてきましたが、威嚇はあっても実際の武力行使はしてこなかった。やはり、それだけの実力がなかったということでしょう。

 そのかわり、国際的なプロパガンダを盛んに仕掛けてきました。ロビー活動などで相手を取り込もうとする。


・もちろん、日本の保守派にも反米の人はいます。その理由もわかるのですが、現実問題として、やはり中国の脅威は見過ごせない。いま、アメリカと袂を分かつことに、何のメリットもありません。

 それに、日本がアメリカと離れるならば、独自防衛を覚悟しなくてはなりません。核武装か、核以上の最終兵器の開発をすることも含めて、それだけの覚悟があるのか。対米従属である必要はありませんが、国益のためにアメリカをうまく利用するというしたたかさが必要ですね。


・(石)加えて、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の行方も重要です。日本でもアメリカでも、TPPについては賛成から反対までさまざまな意見があり、また、抱えている問題点も多いのは確かです。

 しかし、安保法制で日米同盟が強化されると同時に、TPPが成立することにより日米中心の経済圏ができあがれば、日米の相互依存度はますます高まります。


・(黄)TPPについては、とにかく短期的に考えるのではなくて、100年単位くらいの長期で考えるべきでしょう。しかも、石平さんのおっしゃるように、TPPは単に経済の問題だけではありません。


もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。(2)


『逃げる力』 日本人には「逃げる力」が足りない!

つまらないストレスを安心して捨て去るための1冊。

百田尚樹   PHP    2018/3/17




最も大切なのは「負けを素直に認めること」

逃げる

実は逃げることは戦うことと同じくらい積極的な行動である。戦う時に分泌されるホルモン「アドレナリン」は、逃げる時にも分泌されるのだ。本当に大切なものを守るために、戦っても勝ち目がない、得るものがないと判断したら、さっさと逃げるべきである。


・魏晋南北朝時代に編まれた有名な兵法書『兵法三十六計』の最後にあるのが、「走為上(走るを上と為す)」というものです。これは「逃げるのが最善の策」という意味で、「三十六計、逃げるにしかず」という語源となった言葉です。


・つまり、「逃げる」ということは、実は「戦う」ことでもあるのです。退却は「捲土重来を期して」のものなのです。「捲土重来」とは、一度戦いに負けた者が、勢いを盛り返して、ふたたび攻め上がることです。


逃げるは恥だが役に立つ

・2016年、「逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)」というテレビドラマが人気を博しましたが、この言葉は実はハンガリーのことわざだそうです。原文を直訳すると、「恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことが大切」という言葉になります。これは素晴らしい名言だと思います。


・悲しいことに現代社会では、会社のために自らを追い込んで、最終的に死を選んでしまう人は少なくありません。最近でも、大手広告代理店に勤めていた若い女性社員が過労によって自殺したという事件がありました。そのニュースを見た多くの人は、「なぜ、会社を辞めなかったのか」と考えたのではないでしょうか。

 東京大学を卒業して大手広告代理店に勤務していたTさんは、2015年12月25日に投身自殺しました。

 Tさんの総労働時間は、同年の10月25日から31日までの1週間で87時間26分、11月1日から7日までの1週間で77時間18分に上っていました。

さらに上司から「君の残業時間の20時間は会社にとって無駄」「会議中に眠そうな顔をするのは管理ができていない」「今の業務量では辛いのはキャパがなさすぎる」「女子力がない」といった暴言を浴びせられ、Tさんは11月上旬にうつ病を発症し、その後悪化していったとみられています。


・Tさんのツイッターを見ると、「10月14日 眠りたい以外の感情を失いました」「11月10日 毎日次の日が来るのが怖くてねむられない」「12月16日 死にたいと思いながらこんなにストレスフルな毎日を乗り越えた先に何が残るんだろうか」


・Tさんの悲劇から我々が学ぶべきことは、自分の判断力が低下してしまう前に、「自分にとって最も大事なものは自分の命」ということをしっかり見定め、戦うか逃げるかを決めなければならないということです。


それまでの投資を「もったいない」と思うな

・「逃げること」が求められるのは、理不尽な環境に置かれたときに限りません。人生、どんなことでも、「逃げなければいけない」局面があります。その見極めを間違えると、多大なダメージを食らい、再起不能になることがあります。

 経済学の分野で、「サンクコスト」という言葉があります。何らかの投資について、成果が得られる見通しが立たないときに、それまで投入した時間、労力、金銭のことを指します。そして経済学者の研究では、「どうもこのプロジェクトは成果が出そうにない」と判断した時点ですぱっと投資を諦めれば、損害を最も少なく抑えることができる、と結論づけられています。


・生き残る企業は、躍進力が凄いのはもちろんですが、実は撤退力が素晴らしいのです。このまま続けても業績が向上しないと判断したときは、素早く撤退します。飲食チェーン店などは、1年も経たずに店をたたむことが珍しくありませんが、長い目で見れば、そうしたほうが、儲けられると知っているからでしょう。


逃げることにも、戦うことと同じくらいエネルギーがいる

・自らの大切なものを守るための「積極的逃走」は、何かと戦うときと同じくらいエネルギーや精神力が要ります。

 たとえば、長年勤めた会社に見切りをつけて、新天地に行くことは、「積極的逃走」ですが、そのときに消費するエネルギーや精神力は相当なものです。


・また、離婚も「積極的逃走」の一つですが、離婚は結婚よりもエネルギーが要るというのは、よくいわれる話です。逆上するパートナーと話し合ったり、親権や財産を巡って戦ったりするのは、確かにエネルギーと精神力を必要とするでしょう。


・でも本当は、そのような中途半端な状態がいちばんよくないのです。積極的に戦うか逃げるかを決めなければ、ただやられるだけ、消耗するだけになってしまいます。


生き物が持つ根源的な判断力を失っている

・人間に限らず、動物には、生存本能が備わっています。その中の1つが、敵と対峙したときに、「戦うか、逃げるか」を瞬時に判断し、自己にとって最もいい決定をすることです。動物の世界は弱肉強食であり、相手が自分より強いとわかったら、一刻も早く確実な方法で逃げなければなりません。この能力がなければ、簡単に絶滅してしまいますから、どの生き物もその判断力は非常に発達しています。


・このような生存本能は、当然、人間も持っています。本来は、「逃げなければ命を落とす」と判断したら、瞬時に逃げる能力を持っているはずです。

 たとえば学校でいじめられたときには、そのいじめてくる人たちと戦うか、転校などをしてそこから逃げるか。仕事でいえば、パワハラなどにあったら、その上司と戦うか、会社を辞めるか。


人生の判断をしてこなかった人たち

・生き物が持つ根源的な判断力を失ってしまった理由には、いろいろな原因があると思いますが、一つは、そもそも人生における判断自体をする機会が少なかったことがあるでしょう。


・そんなとき、本当ならば「逃げる」という判断を下すべきなのに、それまでの人生でそうした判断をしてこなかったばかりに、決断できないということはよくあります。

 それに加えてもう一つ、生き物が持つ根源的な判断力を失ってしまった理由があると私は考えています。それは、「自分で自分の心を縛っている」ことです。


・世の中で、「勝利者」と呼ばれる人を見ていると、例外なく「逃げる力」に優れていることがわかります。彼らの人生戦績表は白星ばかりではありません。実は結構黒星もあるのです。ただ、その黒星は決定的な敗北にはなっていません。つまり「上手に負けている」のです。言い換えれば「逃げる達人」なのです。


最も大切なのは「負けを素直に認めること」

・しかし、負けたことを素直に認めないと、負けの原因と真正面から向き合って、反省することができません。だから、次も負けてしまうのです。しかも、何度も同じパターンで負けていることが少なくありません。


モハメド・アリは、同じ相手に二度負けることはなかった

・世の中の強者は、失敗を素直に認めます。

 たとえば、ボクシングの元ヘビー級世界チャンピオンであるモハメド・アリは、同じ相手に二度負けることはありませんでした。彼は生涯に5回負けていますが、最晩年の2つの敗戦以外は、すべて2度目の対戦で雪辱しています。アリが彼らと戦った試合は、1戦目と2戦目では、明らかに戦法を変えています。相手のスタイルを研究して、その弱点をつくようなスタイルで戦っています。


・そのためには、自分の失敗や欠点、能力の不足をしっかり認めることが大前提になります。


大東亜戦争、死者の大半は最後の1945年に亡くなった

・仕事などでも大きなダメージを負わないためには、傷口が小さいうちに負けを認めて、「逃げる」ことが重要です。


・このように、負けるときに大切なことは、壊滅的なダメージを負わないことです。負けたとしても、ダメージを最小限に食い止めれば、何度でも巻き返すチャンスはあります。しかし、ダメージが甚大だと、回復に大きな時間を費やすことになります。


・タラレバの話になりますが、もっと早く降伏し、1944年の秋ぐらいに終戦にしていれば、約200万人もの人が命を落とさずに済んだと言われています。1945年に入る頃には、すでに石油がほとんどなく、戦争の継続は不可能でしたから、そのときに負けを認めるべきでした。


形勢不利のとき、強い碁打ちはどうするか

・私は碁が好きなのですが、本当に強い碁打ちは、形勢が悪くなったら辛抱して、チャンスを待ちます。形勢が不利であることを認めて、その上でいったん我慢するのです。


・これは麻雀や競馬といったギャンブルでも同様です。負けが込んでくると、半ば自暴自棄になり、乾坤一擲の勝負に出る人がいます。


織田信長の思い切った逃亡

・戦国時代に覇を唱えた織田信長も、絶対絶命のピンチに見舞われています。信長の負け戦に、有名な「金ヶ崎の戦い」があります。


・織田信長・徳川家康連合軍は金ヶ崎城を攻略し、義景の本拠地に迫りました。しかしそのとき、信長は義弟の浅井長政が朝倉救援のために信長の背後を衝いたことを知ります。織田・徳川連合軍は挟み撃ちにされる形になり、窮地に陥りました。このとき、信長は周囲が驚く行動に出ます。浅井裏切りの報せに接すると、たった10人ほどの家来とともに陣を脱出し、京に逃げ帰ったのです。この決断は見事です。ピンチに際し、プライドも見栄もかなぐり捨てて逃げるというのは、なかなかできることではありません。


・秀吉はこのときのことが記憶に残っていたのでしょうか、のちに家来と議論していたとき、「信長の偉いところはどこか?」という質問に対し、「どんな負け戦になっても必ず生き残ってきたことが、あの方の一番偉いところだ」と答えたといいます。


罠にはまった徳川家康

・徳川家康も、逃亡することでピンチを脱した経験をいくつか持っています。その代表的な例が、武田信玄との「三方ヶ原の戦い」です。


家康の逃亡といえば、1582年の「神君伊賀越え」も有名です。「本能寺の変」で信長が討たれたときのことです。当時、家康は信長に招かれて、30名程度の従者とともに幾内を見物してたそうで、明智光秀に命を狙われてしまいます。家康たちは、険しいが人目につきにくい伊賀の山を越えて、光秀の追手や、落ち武者狩りの民衆などの襲撃から逃げ切り、三河への帰還を果たしました。

 この神君伊賀越えと、さきほどの三方ヶ原の戦い、さらに家臣団の裏切りにあった三河の国一向一揆の三つを「神君三大危難」と呼ぶそうです。


世界で最も逃げるのが得意な華僑とユダヤ人

・少し変わったことを言えば、世界のビジネス業界や金融業界で活躍する華僑やユダヤ人たちは、皆、逃げながら、たくましく生き抜いてきた人たちです。


・そしてそんな彼らが最も自由に羽ばたける国はアメリカ合衆国です。しかしそれはある意味、当然です。なぜなら、敢えて極論すれば、アメリカ合衆国は、逃げてきた者たちが作った国だからです。


・その反対に、昔から農耕民族として土地に縛られてきた日本人は、逃げることがDNA的に苦手な民族かもしれません。しかし現代は江戸時代ではありません。もはやそんな古いDNAは捨て去ってもいいのです。


一流の探検家が備える「退却する勇気」

・「逃げる」能力が生死を分けるということでいえば、登山家や探検家も同じです。一流の登山家であればあるほど、「逃げること」の大切さを熟知し、常に生きて帰って来ます。


敗北に慣れることも大切

・これまで述べてきたように、人生のピンチに陥ったとき、致命傷を負わない判断を下すことが大変重要です。どんな人でも、人生一度ぐらいは「負け戦」があるものです。そのときの身の処し方でその後の人生が変わってきます。


失いたくないものの価値を考える

・よくよく考えてみると、失いたくないと考えているモノは、意外とたいしたことはないモノが多いものです。


レールから外れた私の人生

・ちなみに、私自身はどうだったかというと、学生時代から、まるっきりレールから外れた人生を送ってきました。

 高校の時点から県内でも最も偏差値の低い高校に行っていましたし、浪人中に中学の勉強からやり直して、なんとか合格した大学も、5年間も通ったあげく、単位が半分ぐらいしか取れなくて、中退してしまいました。そのとき、学生時代に何度も出演した視聴者参加のテレビ番組のディレクターが、「することがないなら、放送作家をやらないか?」と声をかけてくれたのです。

 放送作家といっても、週に一回企画会議に出て、アイデアを出せばいいというだけのものでした。


・私が真剣に働くようになったのは、妻が子供を産んで仕事を休職してからです。家族を養うためにようやく真面目に放送作家の仕事に取り組むようになったのです。35歳くらいから10年間は自分で言うのもなんですが、一所懸命に仕事をしました。


・人生の設計図を持たないという考えは、もしかすると、父に似たのかもしれません。家が貧しかった父は高等小学校を卒業して14歳で働きにいきました。そして働きながら夜間中学を出ましたが、20歳で徴兵されて戦争に行きました。運よく命を長らえて戻ってきましたが、戦前に働いていた会社はとっくになく、戦後はいろんな仕事を転々としていました。私が生まれたときは、大阪市の水道局の臨時職員でした。


夢が大きすぎると、夢に食い殺される

・「人生のレールから外れると、絶望を感じてしまう」のは、もしかすると、夢の持ち方にも問題があるということも考えられます。

「夢を持て」とよくいわれますが、そのことは、私も大いに賛成です。夢がないと生きるエネルギーは生まれません。


・しかし、場合によっては、夢は、「諸刃の剣」にもなります。夢が大きすぎると、その夢に食い殺されることがあるのです。


そう考えると、私は、夢や目標は適度な大きさにしたほうが良いと思います。


「責任感が強いから逃げなかった」は言い訳

・ハードな職場から逃げ出せずに、心身を病んでしまったのは、「仕事に対する責任感が強かったから」という話もよく聞かれます。

「ここで自分が抜けたら、残った人たちに迷惑がかかる」とか、「やりかけた仕事を、途中で投げ出すわけにはいかない」などと考えた結果、心身が壊れるまで、頑張って働いてしまったというわけです。

 日本人はマジメですから、こういうタイプの人は多いのではないかと思います。


・このような「嫌われたくない」という気質は、日本人が強く持っている気質なのだと思います。何年か前に『嫌われる勇気』という本がベストセラーになりましたが、やはり「嫌われたくない」人が多いからでしょう。


ブラック企業を辞められない理由

・さまざまな事情があるでしょうから、「ここは責任感を発揮して踏みとどまるべきか、わが身を守るべきか」という判断は難しいものですが、少なくとも、判断すらしようとせず、されるがままになるのは危険なことだといえます。


Jアラートや防災情報を軽視する日本人

・どうも現代の日本人は、この「正常性バイアス」が強くなっているような気がします。

 その典型的な例が、Jアラート(全国瞬時警報システム)に対する感覚です。日本人はJアラートが鳴っても「まあ大したことはないだろう」と妙に甘く考えてしまうことが多いように思えます。しかし、本当に命を左右するピンチが訪れたとき、正常性バイアスにどっぷり浸かっていては逃げ延びることはできません。


・日本人は永らく続いた平和のせいで、どうも危機意識が麻痺しているようです。天災、人災はいきなり遭遇するより、事前に情報を得ていたほうが危険度は大きく減少します。本来なら少しでも多く情報が欲しいと思わなくてはならないはずです。

 繰り返して言います。命は一つです。最後の最後まで生き延びる努力をしなければならないのです。


守るべきものがあれば、逃げられる

幸せの絶対基準を持っているか

・自分の人生にとって、何さえあれば幸せなのか。

 その絶対的基準を持っていると、そこから外れることは二の次でよい、場合によっては逃げてもいいし、捨ててもいいという判断が下せるようになります。

 たとえば、自分にとって幸せの絶対的基準は、「家族の幸せ」であるとします。すると、「この会社の仕事は、家族の幸せを犠牲にしてまで取り組むべきことなのか」「この人間関係は、家族につらい思いを味わわせてまで維持すべきものなのか」といったように、判断の基準ができるようになります。


・この「幸せの絶対的基準」が確立していないと、自分の生き方に対する判断がはっきりと下せません。そういう人は何を基準に生き方を決めるかというと、「相対的な基準」で決めます。つまり、「他人と比べて、給料や家の広さ、社会的地位が勝っているかどうか」で判断してしまうのです。他人よりも恵まれているかどうかが、幸せを感じる基準になっているのですね。


・もちろん、幸せの絶対的基準が、「社会的ステータスを得ること」と確立している人なら、そのような事態に陥っても、選択に悔いはないかもしれません。


・果たして、皆さんは、幸せの絶対的な基準を持っていないと、他人との比較によって、相対的に幸せを測るということになります。そうなると本当に幸せになることは難しくなってしまうのではと思います。


「逃げの小五郎」

・「幸せの絶対基準」を持つことで、人は、自分自身の生き方が定まり、迷いがなくなります。すると、人の目を気にすることなく、自分の信じる道を進めるようになります。逃げるべきときには躊躇なく逃げられるようになるのです。

 一人、その見本となる例をあげましょう。桂小五郎、のちの木戸孝允です。


・西郷隆盛、大久保利通とともに「維新三傑」と称されるような人物ですが、歴史ファンからの評価は大きく二分しています。坂本龍馬や高杉晋作などのような勇敢な志士たちと異なり、戦いに参加することなく逃げ出すことで生き延びた男だったとされているからです。彼の渾名はそのものずばり「逃げの小五郎」です。


・たとえば、長州藩兵と幕府側の会津藩兵とが武力衝突した「蛤御門の変」では、藩の京都代表であったにもかかわらず、武装入洛に反対し、長州藩が京を包囲したときも、長州の遠征部隊に加わろうとはしませんでした。そして、幕府側が反撃し、京都の長州屋敷を包囲し、小五郎を捕まえようとしたときには、戦うことなくさまざまな藩邸に身を潜めるなどして逃げ回り、やがて京を離れ、但馬出石城下で荒物屋の店主になって潜伏生活を送りました。

 桂小五郎の逃走のエピソードは他にもたくさんあります。


替えがきかないのは家族と自分だけ

・私自身の「幸福の絶対的基準」は、自分自身の健康と家族の二つです。それさえ満たされていれば、他のことは、二の次で構いません。


・仕事は替えがありますが、家族は替えがありません。本当にかけがえのない存在です。大事にするのは当然です。世の中には、離婚すれば替わりはいると言う人もいるでしょうが、家族をそんな風に「替えがきくもの」と考えている人生は、非常にむなしいと思います。そういう人は、人生の何を拠りどころとしているのでしょうか。

 繰り返しますが、他のことは、ほとんど替えがききます。仕事などいくらでも替えがききますし、友人も替えられます。にもかかわらず、現実には替えがきくものを大事にして、家族という替えがきかない存在をないがしろにする人が多いようですね。人は、いつもいる存在を当たり前だと思ってしまいがちです。

 すると行く末には何が待っているのか――熟年離婚です。

 子供が成人し、定年退職した後、突然、奥さんから、「もう、私、これ以上無理です。長いことやってきたけど、もうダメです」「あなたと同じ墓には入りたくありません」と三下り半を突きつけられるケースが最近非常に増えてきたと言われています。このとき、旦那のほうは、「まったく気付かなかった………」と呆然としてしまうことが多いようですが……。こういう人は、少しかわいそうですが、同情の余地はありません。


守るものを見つけるべき

・こうして、幸せの絶対的基準を考えていくと、家族がいる人は、「家族が一番大切だ」というという結論に達することが多いと思います。

 もっとも、読者の中には、独身で子供がいない人も少なからずいるでしょう。「国勢調査」による生涯未婚率(50歳までに一度も結婚しない人の比率)の調査によると、2015年は男性が23.4パーセント、女性が14.1パーセントに上っているそうです。実に男性の4人に1人が一生独身という状況になっています。

 そういう人は、幸せの基準を何に置くべきか、悩んでしまうかもしれません。


・しかし私は、このような時代に、あえて次のように述べたいと思います。人間は、「その人のために生きたい」「その人を守りたい」といえる存在を得るための努力を続けるべきである、と。


国の危機から逃れる

抗議する力を持つ

・私はこの本で「逃げる力」をすすめていますが、これらの国から「逃げる」とはどういうことでしょうか。

 私は国同士の間で「逃げる」ということは、「親しい付き合いをやめること」だと考えています。とはいえ、断交までは考えていません。ただ、経済協力や文化交流を含めた交流は距離を置くべきです。ODAやスワップなどはとんでもない。技術やその他の援助もストップします。そうした関係があるのは友好国に限られます。日本を敵視するどころか、領土を奪ったり、日本を貶めるための嘘と中傷を世界にばらまく国は、絶対に友好国ではありません。


中国が日本侵略を企む理由

・しかし残念ながら、中国が日本の領土と資源を狙っているのは間違いありません。

 なぜ、中国は日本への侵略を企むのでしょうか。

 北京大学の出身の評論家石平氏は、私との対談『「カエルの楽園』が地獄と化す日』(飛鳥新社)で、「いま、中華民族には『生存空間』が足りないというのが彼ら(中国のエリート)の常識であり、最大の危機意識です」とおっしゃっています。生存空間とは、14億人の中国人民が満足に暮らしていく環境全体を指す用語を指すそうです。

 いま中国では、大気汚染や砂漠化、水不足などで人が居住できる場所がどんどん失われていっています。すでに2001年に、中国で高く評価されている「新経済」という専門誌が、国土の3分の1は実は人の生息に適していない「荒漠地帯」だと指摘し、生活に適した良質な国土は29パーセントにすぎないと述べています。石平氏は、この「『良質な国土』もどんどん汚染され、環境が破壊されていったら、………(中略)………当然中国人民は自国の外に自らの生存空間を確保していかねばなりません」と仰いました。

 さらに石さんは、カネも水もあり、軍事的に弱腰な日本は、中国にとって「侵略する価値」もあり、「侵略できる可能性」も高い国だと指摘されています。その日本を侵略して大量の中国人を送り込めば、国内の人口問題を解決することができるのです。


・また中国はそのためにこの20年以上、年率7~17パーセントの凄まじい軍備拡張を続けています。1996年の中国の軍事費は702億元でしたが、2017年には約1兆200億元になっています。世界で、ここまで常軌を逸した軍拡を続けている国は他にありません。現在の中国の軍事力は安全保障という枠組みをはるかに超えた巨大なものになっています。




『日本人だけが知らないこの国の重大な真実』

闇の世界金融の日本占領政策

鈴木啓功  イーストプレス  2016/3/6




幕末・明治維新の時代から「謀略の地下水脈」が存在する

・前章では「世界の奥の院」である「地球支配階級の全貌」を提示した。その中核は「欧州ロスチャイルド家に代表されるユダヤ国際金融資本家」だ。彼らが現代世界情勢を動かしている。


■構造=世界の奥の院(地球支配階級)→日本国の奥の院(日本国支配階級)

・だがマスコミは両者の存在についてはなにも伝えない。


・先に結論を言うならば、幕末・明治維新の時代から、日本国は「彼ら」(欧州ロスチャイルド家)に操縦されてきた。日本国民は「歴史は勝手に動いている」「日本国の歴史は日本国民が築いてきた」と信じている。だが真実はそうではない。本書の立場から「歴史の真実」を言うならば、日本国の幕末、明治、大正、昭和、平成の歴史は「操縦された歴史」なのだ。


■真実=幕末、明治、大正、昭和、平成の歴史は「操縦された歴史」である

・幕末・明治維新の背後には「欧州ロスチャイルド家」が存在した。坂本龍馬に代表される江戸幕末の志士たちは「彼らの手先」(彼らに使われた道具)だったのだ。


現代日本国は「田布施の人脈」が動かしている

・戦後日本国(現代日本国)には「岸信介から安倍晋三に至る血脈のライン」が存在する。岸信介が安倍晋三の背後人脈はいかなるものか。


 先に結論を言うならば、彼らの背後には(幕末・明治維新以降の日本国を動かした)「謀略の地下水脈」が存在するのだ。だが日本国民はそのことをなにも知らされていないのだ。


<■透視=岸信介から安倍晋三に至る血脈の背後に「謀略の地下水脈」が存在する

・本書ではその「謀略の地下水脈」を「田布施(たぶせ)の人脈」と表記する。


■警告=日本国民は「田布施の秘密」(謀略の地下水脈)を透視すべし

・先に結論を言うならば、幕末・明治維新以降の日本国は「田布施の人脈」が動かしてきた。そしてそれは「現代日本国首相・安倍晋三」に至るまで続くのだ。


安倍晋三は「田布施の悪魔集団」に連なる血脈

・多くの日本国民は「幕末・明治維新の時代」を(坂本龍馬に代表される)「幕末の志士たちが大活躍した時代」と信じている。だがそれは「奴隷集団の童話」にすぎない。


 幕末の志士たちの背後には「地球支配階級=欧州ロスチャイルド家」が存在した。彼らは幕府側と倒幕側を操って「明治維新」を実現した。幕末・明治維新は「操られた歴史」なのだ。


 18世紀、欧州世界でフランス革命を勃発させた欧州ロスチャイルド家は、19世紀には、日本列島で「幕末・明治維新」を実現させた。彼らの手先になったのは(その中核は)「長州藩・田布施の忍者集団」だった。田布施の忍者集団には木戸孝允や伊藤博文が存在する。


・田布施の忍者集団(悪魔集団)は日本国を支配するために各地で暗殺を繰り返した。幕末時代には孝明天皇とその親王が暗殺された。その主犯は(明治時代に日本国初の内閣総理大臣となった)「伊藤博文」だった。日本国は「暗殺犯」が「内閣総理大臣となる国家」なのである。

 明治天皇は「すり替えられた天皇(正体=大室寅之祐)だった。そして彼を「田布施の悪魔集団」が操った。そしてふつうの日本国民は「明治天皇」に絶対忠誠を要求された。

 結局、明治=大日本帝国は、どのような「支配構造」(操縦構造)だったか。


<■大日本帝国=田布施の悪魔集団→明治天皇→ふつうの日本国民

・田布施の悪魔集団の背後に「地球支配階級=欧州ロスチャイルド家」が存在したことは言うまでもない。田布施の悪魔集団は「地球支配階級の手先」として日本国民を弾圧する。

 現代世界(近未来世界)に生きる日本国民は「右の構造」を完全に透視するべきだ。なぜなら、今の日本国首相・安倍晋三は、「田布施の悪魔集団」に連なる血脈だからである。


・日米戦争の根本的真因は「増長した悪魔(田布施の悪魔集団)が『親分』(地球支配階級)に逆らったので」→「徹底的に罰せられた」ということだ。


大室寅之祐が生まれた「田布施」の秘密

・明治天皇=大室寅之祐は、長州藩(山口県)の「田布施」(周防国熊毛郡麻郷村=現在の山口県稲毛郡田布施町)という地で生まれた。ここは暗殺者である木戸孝允や伊藤博文が生まれた場所でもある。

 正確には木戸孝允は「隣国」(長門国萩城下呉服町=現在の山口県萩市呉服町)、伊藤博文は「隣村」(熊毛郡束荷村=現在の山口県光市束荷)の出身だ。だが両者の関係は先に述べた通りである(上忍、下忍)。また伊藤博文は(大室寅之祐を監視、育成するために)「田布施の大室家」に日参していた。少年時代、伊藤博文と大室寅之祐は「親分、子分の関係」だった(伊藤博文は力士隊の隊長、大室寅之祐は力士隊の隊員。二人は相撲を取って遊んでいた)。


 右のような経緯と彼らの親密な関係を含め、ここでは彼ら全員を「田布施出身者」(関係者)と表記しておく。


もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。(1)

 


『危うい国・日本』

インテリジェンスなき日本は滅びる

百田尚樹  江崎道  ワック  2020/4/26




日本を危機に陥れる「デュープス」をご存じですか?

今、日本は戦後最大の危機を迎えていると言っても過言ではありません。

 これは国の根幹である安全保障を長年にわたってアメリカに任せきりにしてきたツケが一気にまわってきた結果とも言えます。

 2020年1月、中国において新型コロナウイルスの感染爆発が起こった時、日本政府は固まったまま、何の対応も取れませんでした。世界の国が次々に中国からの渡航者をストップさせているにもかかわらず、日本が実質的に中国全土から渡航禁止措置を取ったのは2ヵ月も遅れた3月です。しかしこれは政府の怠慢だけではありません。野党もメディアも専門家も、そして私たち国民も、「たいしたことにはならないだろう」という楽観論に染まっていた結果です。政府というのはその国の国民以上に賢明なものはできません。


もし次にもっと恐ろしいウイルスが他国で出現したら、日本はまた同じような対応しか取れないのではないかという思いです。またウイルスではなく、他国から軍事行動を起こされた場合、ただちに対応策を取れるのかという不安です。たとえば、他国が日本に向けてミサイル発射の準備を行っているという情報を政府が掴んだ時、首相はいかなる決断を下すのでしょう。


今回の新型コロナウイルス(中国肺炎)は、もしかしたら私たち国民と政府を目覚めさせるきっかけを与えてくれたと言えるかもしれません。それは「国を守る」「国民の命を守る」とはどういうことかを私たちが初めて考えることができたからです。


・皆さんは「デュープス」という言葉をご存じでしょうか。これは直訳すると「おバカさん」という意味ですが、単なるバカではありません。政治的な意味を含んだ言葉で、「共産主義者ではないのに、共産主義者と同じことを主張し、同じ行動をする、おバカさん」なのです恐ろしいことに、今の日本を危機に陥れている一番大きな存在は、もしかしたらこの「デュープス」かもしれないのです。

 共産主義(社会主義)国家は人々を幸福にしない政治体制であるというのは、21世紀の今日、完全に明らかになっています。1917年のロシア革命以来、世界では多くの共産主義国家が生まれましたが、幸せになったのは権力を握った一部の特権階級のみで、大多数の国民は塗炭の苦しみを味わいました。粛清、虐殺、貧困、言論弾圧、監視社会が生まれるのが共産主義国です。

 にもかかわらず、日本を含む自由主義社会において、共産主義の信奉者ではないのに、彼らと同じことを言い、同じことをする「デュープス」という存在が多数生まれています。学者や文化人、ジャーナリスト、小説家、映画監督、芸能人、それに普通の市民の中にも「デュープス」は多数存在します。彼らの存在がいかにやっかいなものか、対談の中でも熱く語っています。


実は彼らは自然発生的に生まれたものではありません。そもそも彼らをこしらえたのは「コミンテルン」という存在です。初期の「コミンテルン」はロシア革命を成し遂げたソ連が、地球上のすべての国を共産主義国家にするために、世界各国の中に作った組織です(その後、初期の方針は変化します)。ちなみに今、世界を脅かしている共産主義大国の中国共産党も、そもそもソ連が戦前に中国で作ったコミンテルン中国支部が前身です

コミンテルンは1943年に消滅しましたが、形を変えて今も世界中に存在します。彼らは共産主義者を作り上げることを目的としていますが、同時に共産主義者そっくりのデュープスも作り上げているのです。


日本はやっぱり「カエルの楽園」――「中国肺炎」の教訓

安倍首相にも直言した――日本は「中国封鎖」を断乎やるべし

・(百田) 日本の政治家たちは「カエルの脳みそ」以下の連中というしかありません。こんな事態になっても、国会では、立憲民主党をはじめ、野党のほとんどが、サクラがどうしたこうしたの議論を優先していました。どうかしてると思います。

 繰り返しますが、中国が武漢を封鎖した時(1月23日)に、日本も中国人観光客を全面ストップすべきだったんです。私は武漢封鎖の前日に、ツイッターで、「ただちに中国からの観光客を止めるべきだ」と書いています。


・それを3月の終わりになってから、日本政府の対応が遅すぎる、中国からの入国をもっと早くから止めるべきだったなんて言う奴がいますが、「お前ら、2ヵ月前にそれを言ってたのか」と言いたいですね。「虎ノ門ニュース」の出演者の中にも、「新型肺炎はインフルエンザよりも怖くない。中国人観光客を止めても効果なし」なんてことを言っている論客もいました。要するに、危機意識がない人が大勢いたということです。


なんで小池都知事や兵庫県知事は貴重なマスクを送ったのか

・(江崎) 2月4日、虎ノ門ニュースに出演させていただいた際に指摘しましたが、リーダーシップの差、政治家の個人的力量の差もあるでしょうが、対外インテリジェンス機関の有無も重要だと思います

 果敢な決断をしたアメリカも台湾も、中国各地に協力者を配置してヒューミント(人間を活用した諜報)を通じて、武漢を含む中国各地で何が起こっているのか、中国の公式発表やWHOの判断が実態と異なることを早期に把握できていたのだと思います。正しい情報があってこそ、政治は正しい判断を下せるのですから。

 ところが日本には、対外インテリジェンス機関は存在しない。よって同盟国アメリカや台湾などから情報をもらうしかない。正確な情報をもらえなければ、中国政府の公式発表を頼りにするしかないわけですが、中国政府の公式発表を鵜呑みになんかできない。よってどう判断したらいいのか分からないまま、オリンピックや中国人観光客などのこともあってか、中国への忖度が優先されてしまい、果敢な対応を取ることができなかったと思われます。


・(百田)中国人シャットアウトの代わりに何をやったかと言えば、唖然とすることに、備蓄していたマスクや防護服を気前よく中国にくれてやったことです。東京都や兵庫県をはじめとする各自治体が我先にそんなことをしました。私の住んでいる兵庫県の井戸敏三知事は、なんと県が緊急時用に備蓄していた120万のマスクの中から100万も送ったのです。その時点でマスクがなくて困っている県立病院があるのにです。もちろんマスクを買えない県民は多数いましたこのニュースを見たとき、この知事はほんまもんのバカだと思いましたね。こいつを落選させるためにも次の知事選にワシ出たろうかなと(笑)。


・(江崎) 乾パンやカップラーメンを送るのと違って、そもそも日本国内で売られているマスクにしても中国製が大半です。その中国で、自動車の部品やらメーカーの工場が休止状態になって、日本国内の工場でも生産停止になったりしていた段階で、そういう貴重な備蓄を送るのは危機管理の視点からも疑問です。


「新型コロナウイルス」は生物化学兵器から生まれた?

・(百田) ところで、未確認情報ですが、一部で言われているけど、アメリカは今回の新型コロナウイルスは生物化学兵器の開発途上で外に漏れたものではないかとの見方をしている、との噂もありますよね。だから、アメリカは、徹底して中国からの入国を拒否するのではという憶測も生まれている。このあたり、どうですか。

(江崎) それに関してワシントンワイムズ(1月24日)が伝えていましたね。『誰がテポドン開発を許したか クリントンのもう一つの“失敗” 』(文藝春秋)の著書でもあるビル・ガーツという軍事専門家がその中で、その可能性に触れていました。武漢には『武漢病毒研究所』があって、イスラエルの生物兵器専門家のダニー・ショハム氏が、コロナウイルスは、その研究所で研究されていたもので、それが漏洩した可能性が考えられると指摘していました。ただし、それを示す証拠はないと断っています

 とはいえ、日本政府がやらないといけないのは、その仮説を唱えたビル・ガーツやダニー・ショハムの二人に直接会っていろいろと話を聞くとかやるべきなんですよ。どういう背景で、そういう記事を書いたのかも外務省や防衛省の方で確認しておくべきなんです。まあ、当然やっていると思いますが、その辺りの裏どりをして正しい「分析」を提示することも、国民に「安心感」を与えるためには必要な措置なのです


インテリジェンスなき日本でいいのか

日本人はインテリジェンスが苦手か

・(江崎) 日本人自身が、日本民族の偉大さを見失ってしまったことはかなり深刻です。


・そこで私は「みなさん、申し訳ないですが、日露戦争で活躍した明石元二郎さんとか、第ニ次世界大戦で日本に重要な情報をもたらした小野寺信さんや。杉原千畝さんの話、さらには台湾の独立に関わった根本博さんをご存じですよね」と言いました。


・さらに「スパイ防止法が日本で一向に成立しないのも、やはり(日本は)インテリジェンスに向いていないからだ」とか言っていましたね。私は「いや、違います」と。歴史的に見て日本はインテリジェンスに優れた実績を残しているのです。

 そもそも、日本が外事警察を作ったのは、アメリカのFBI創設より早い1899年です。日清戦争直後のことです。

 一方、FBI設立は1908年。日露戦争後なのです。


情報を軽視したトップの責任

・(百田)ただ、日本は第ニ次世界大戦からすでにインテリジェンスに対する感覚が鈍ってきていましたよね。情報に対する認識の劣化が始まっていたともいえます。

(江崎)そうですが、現場の優秀さは基本的には変わっていないと思います。問題はトップが現場からの情報をどう使うか、です。

 残念ながら第ニ次世界大戦の時、指導者の情報に対する意識は大変、劣化していました。


・逆に大東亜戦争になるといくら現場が情報を取って来ても、政府と軍の中枢が握りつぶしています。その落差が大きいと思います。政治家と軍の指導者たちのインテリジェンスに関する感覚・認識の劣化が問題であったのであって、インテリジェンス活動自体はかなり優秀であったと思います。


アメリカの卓越した偽装工作

・(百田) 第ニ次世界大戦でいうと、日本はいろいろな面でアメリカやイギリスに劣っていたのです。情報戦の在り方に関して言うと、日本と英米とでは大きな開きがありました。たとえば暗号解読にしても、英米は凄い。

(江崎) いや、実は日本軍も相当なものでした。日本は戦争に負けたので、情報戦もまったくダメだと思い込んでいるのですが、英米と比較しても決して劣っていたわけではない。暗号解読などけっこうやっていたのです。

 作家の阿川弘之さんは、戦時中、海軍少尉として暗号解読の業務についていたのは有名な話です。そうやって、地道に暗号を解読したのに、解読した情報を活かすことを上層部が出来なかったのです。その理由は政治家や軍の指導者が、端的に言うならば“バカ”だったからだと思います。「作戦重視、情報軽視」「長期的視野の欠如」「セクショナリズム」に陥っていた。これは戦後の官僚政治家たちにもいえることです。現場はそれなりの実力は持っていました。


・(百田) アメリカもそういう偽装工作はよくやっていました。たとえば、日本海軍の山本五十六が昭和18年4月18日、ラバウル基地から一式陸攻に乗って何機かの護衛機を付けて、前線基地の視察に向かっていました。それがアメリカ軍に暗号解読されてあらかじめやってくることが分かって、ブーゲンビル島上空付近でアメリカ軍機の奇襲襲撃を受け、撃ち落された。つまりピンポイントでアメリカ戦闘機は待ち伏せしていたわけです。当然、日本側は山本機の飛行情報が暗号解読によって漏れていたのではないかと疑う。そうはさせまいと、アメリカ軍はしばらくの間、山本機が飛んだ同じ空域に、同じ時間帯に戦闘機を飛ばすのです。日本軍に、たまたま敵の戦闘機に出くわせたと思わせたわけです。


ミッドウェー海戦で日本海軍の動きは読まれていた>

・(百田) それから、ミッドウェー海戦の時も、アメリカ軍は日本海軍の暗号をかなり解読していました

 ただ、「地名」を解読できなかった。ミッドウェーについては「AF」という暗号を日本軍は使っていました。この「AF」というのがアメリカ軍はどこか分からなかった。しかし、大掛かりな作戦を日本海軍が近く実行しようとしているのは予測がついた。そこで、「AF」はどこの場所を指すのか、それを解くために、わざとニセ電報を多くの基地から発信させます。そのひとつに、ミッドウェー島の基地から「ミッドウェー基地で海水濾過装置が壊れてしまい、水が足らない。飲料水を遅れ」というものがありました。そうしたら、日本軍が発信した電報の中に「AFは水が足らないようだ」というのがあったのです。それで、アメリカ軍は「AF」が「ミッドウェー」であることを掴み、ミッドウェーで待ち構えることができたのです。


米国は日本民族を徹底調査、日本は英語使いを一兵卒扱い

・(百田) あと、アメリカは戦争突入前まで日本人が一体、どういう民族か、特に調査もせず無視していました。ところが、戦争が始まって、あまりにも日本軍の戦闘ぶりが凄いので、慌てて「戦時情報局」が調査に乗り出したのです。日本民族を徹底的に調べ、こういう事態になると、日本人はどのような行動を取るのか。また、何を考えるのか。ありとあらゆる研究をしました。


・逆に、日本はアメリカ民族の研究についてまったくしませんでした。学校での英語使用を禁止したりした。これは大きな違いです。アメリカ人は個人主義でマイホーム主義者だから、戦争になれば、皆、逃げるだろうというのが、軍の上層部のアメリカ人像でした。大和魂を持っている日本の兵隊とは比べものにならないという認識でした。これでは話になりません。

(江崎) さらに、アメリカのルーズベルト政権は日本語の分かる留学生や文化人を研究者としてOSS(戦略事務局)が雇い集め、徹底的に日本研究をしました。

 それに対して日本は英語が出来る大学生を惜しげもなく前線に送ってしまうのです。当時の風潮として英語が分かるインテリは「アメリカかぶれ」の疑いがあって危険人物扱いすらしていました。だから、一兵卒として戦地に行かせてしまった。ようするに、日本軍上層部は人材の使い方を知らなかったのです。英語ができる大学生をアメリカ研究に使えばいいのに、それをしない。大きな問題だったと思いますね。適材適所が出来ていない。


熟練工を戦地に行かせたために稼働率が低下

・(百田) 人事に関しては、日本軍は本当にひどくて、当時の日本軍は総力戦たるものをまったく理解していなかった。1942年あたりから、飛行機生産の稼働率が落ちてしまいます。加えて、完成した飛行機の質も悪くなっていくのです。

 これはどうしてか。理由は簡単で、熟練の職工を日本人の特有の平等主義から、「赤紙」で戦地に送り込んでしまうからです。


・他方、同盟国のドイツ軍はどうか。軍需相のアルベルト・シュペーアは、徴兵権を持っていたこともあって、熟練労働者は絶対に前線には送りませんでした。熟練の工場労働者を前線に送ったりしたら、その分の補充は効かないですから、そういう観点においてドイツ軍は合理的でした。


「ゼロ戦」を牛車で運ぶ愚かさ

・(百田) さらに、日本は戦争中も現在も言えるのは、官僚の縦割り行政が酷い点です。戦争中も横の連携がまったくないため、飛行機を作るのに陸軍と海軍とでは仕様が違っていました。また、銃の仕様も違います。

だから、弾の規格が違っていて同じ日本軍なのに陸軍と海軍で互換性がありません。


<「部分最適」より「全体最適」を優先すべきだったのに

(江崎) そういう意味では日本は判断に合理性が欠けるというか、全体が見えないのです。

 全体の中で特定の分野は高い能力を発揮するといった意味で「部分最適」は実現している。三菱重工業のゼロ戦は素晴らしい戦闘機でした。戦艦大和もそうでしょう。でも、その戦闘機や軍艦をさらに効率よく運用するためには、製造工場以外の各部門も歩調をあわせて協力体制を構築するという「全体最適」を目指すべきだったのに、それが実現しなかったのが戦前・戦時中の日本でした。


これからは「ダイム(DIME)の時代だ――軍人は経済、金融政策に関心を持て

・(江崎) これからは、そういう過去の失敗から学び、日本人も「部分最適」ではなく、大局を見る「全体最適」を考えないといけないと思うのです。それは国家の運営でも当てはまります。その「全体最適」を考えるのは政治家の役割なのに、政治家自身が「全体最適」をよく分かっていない。

 トランプ政権になって、アメリカ軍の情報関係者と情報交換しました。今のトランプ政権は軍事だけで中国を閉じ込めることは不可能だと考え、貿易戦争を仕掛け経済的に圧力をかけた。そしてファーウェイを排除し、技術的な覇権を維持することにしたのだと言っていました。そして国防権限法などを制定し、アメリカにいる中国の産業スパイを炙り出し、国外退去させています。


この戦略を我々専門家の間ではダイム(DIME)と呼んでいます。外交(Diplomacy)、インテリジェンス(Intelligence)、軍事(Military)、経済(Economy)の四つを踏まえながら、どうやって相手国――この場合は中国をさしますが――を封じ込めて暴走を食い止めるのか。このダイムをアメリカ軍とホワイト・ハウスが一緒になって実行しています。アメリカ軍の情報将校はそういう観点から中国封じ込めを考えているのです。

 そのために最近は、米軍幹部たちが日本にやって来て、自衛隊幹部との会合で金融や経済政策の話を持ち出すことが増えたという。


日本陸軍と日本海軍の対立

・(百田) 日本が大東亜戦争に突入した最大の原因は石油がない事でした。そこで日本軍は、オランダが支配していたインドネシアに進撃してまず石油を確保することに成功する。ぶっちゃけて言えば、日本はインドネシアの石油を取るために、大東亜戦争を始めたのです。つまり戦争の目的は石油でした。

 このインドネシアの石油を取るために海軍も協力したのですが、地上で主に戦闘したのはもちろん日本陸軍でした。「空の神兵」と喧伝されることになった陸軍の落下傘部隊を使って電撃攻撃に成功し占領した。すると石油施設のほとんどは陸軍の管轄下になった。でも、戦争で実際に石油を大量に使うのは海軍です。陸軍はそれほど石油を使いません。そして驚いたことに、海軍に石油が足らなくなっても、陸軍はその石油を縄張り意識から海軍になかなか回さないのです。間抜けですよね。


・(江崎) 当時は陸軍、海軍は反目しあっていて、そこに外務省、内務省、大蔵省などが加わって、国家戦略をめぐる縄張り争いをしていたわけで、どうにもならなかった。


(江崎) アメリカは1980年代、レーガン大統領の時にソ連と本気で戦うつもりでしたが、当時のアメリカ陸軍と海軍は連携が弱く、戦前の日本のように関係がぐちゃぐちゃになっていたのです。武器弾薬ですら海軍と陸軍と一致していないなど、話にならなかった。


(江崎) 実は第ニ次世界大戦中はアメリカも陸軍が圧倒的に強かった。陸軍、海軍、海兵隊があって、戦後になって空軍が出来て、4軍になった。

 しかし、ベトナム戦争になると、それぞれ軍が縄張りを主張し始めたのです。有事の時は協力しあっていた米軍も平時になるといささか対立するようになったわけです。それが酷くなり、実践のベトナム戦争において、各軍がバラバラだったために戦争遂行の上で齟齬が発生し非常に問題となって、レーガン大統領の時に連邦議会がコールドウォーター・ニコルズ法を制定しました。

 この法律で各軍に統合運用を義務付けたのです。


「言霊信仰」が大東亜戦争敗因と原発ミスのキーポイント

・(百田) 最悪の状況を想定して動かないのです。

 この手の話は「中国肺炎」以前にもいくつもありました。たとえば、昔から原発施設に大事故が起きた場合、人間が入れないような危険施設内では、ロボットが人間の代わりに修理をすればいいじゃないかという議論がありました。ところが、原発を積極的に導入していた東京電力ではロボットを導入できませんでした。なぜかというと、ロボットを導入しようとして予算を取ろうとすると、反対派が導入を阻止するのです

 反対派から「どうして、ロボットを導入するのか」と質問されて、「これは万が一の事故に備えてです」と答えたとします。すると、「原発は人が入れない恐ろしい事故が起きるのか?」と反問されます。さらに「原発は安全だと言ったから作られたんじゃないか」と畳みかけられます。そうなると、もうそれ以上のロジックを展開できません。結局、万一の事故に備えてのロボットは最初から導入できなかったのです。


「ダチョウの平和」はもう通じない

・――平和憲法があったらどこの国も攻めてこないという発想と同じですね。

(百田) その通りです。もし、攻めてきたらどうするという発想、議論がないのです。前述したように、赤旗と白旗を掲げたら大丈夫という程度の想像力なき予想しかできない。それでいいのだと思っている。私の持論なのですが、戦争という極限状況になると、その民族の最も凄いところと、最もダメなところとが極端に出ますね。ですから、大東亜戦争を見ると、日本ではトップのダメさが極端に現れた。逆に、最前線で戦っている兵士は優秀だった。


(百田)実は日本において、大東亜戦争はいまだに総括をしていないのです。いわゆる「東京裁判」によって、総括が出来ていると思っているけど、あれは戦勝国側の「論理」を押しつけられた代物でしかない。その点を勘違いしています。


ソ連のスパイが日米分断に動く

・(江崎) ソ連の指導者であったレーニンの有名な演説が残っていて、「日本とアメリカという資本主義国家同士を闘わせて、お互いの反目を煽って、日本とアメリカを潰し合わせる。そのうえで、日本やアメリカを敗戦に導き出し追い込んで、大混乱の中で、敗戦革命を起こして一気に権力を握ってしまえ」とハッキリ言っているのです。


・(百田) 1921年頃から、アメリカの対日政策が変わっていきます。日本人はアメリカの土地を自由に買えなくなるとか、あるいは、父親が持っているアメリカの土地をアメリカに住んでいる子どもが相続できないとか。かなり、日本人に対して厳しい排日政策が取られてきます。これも、コミンテルンの工作の影響があったかもしれませんね。


スパイは大将(大統領)を操る

・(江崎) 終戦が間近に迫った1945年2月にヤルタに、米英ソの首脳(ルーズベルト、チャーチル、スターリン)が集まり、第ニ次世界大戦後の国際体制について話し合いが行われました。老齢で判断力が低下していたルーズベルト大統領の側近アルジャー・ヒスが舞台裏で暗躍し、世界をソ連に有利な形で分け合う戦後のレジュームを作りました。それが東西冷戦の原因にもなったのです。ソ連の対日参戦と千島列島の編入もこの時に取り決められた。ヒスは政府高官とはいえ、彼がヤルタ会談全体を仕切ってしまった。

 アメリカ軍の幹部たちはヤルタ会談で「絶対対日参戦もノーというべきだ」と、そのレポートをアメリカ軍はホワイトハウスに送るのです。しかし、ホワイトハウスに送られてきた文書をチェックするのがアルジャー・ヒスです。このレポートをヒスはすべて握りつぶしたのです。

(百田) 酷いですね。これで1945年8月9日に、ソ連が日本との中立条約を破って参戦するわけですね。これはヤルタ会談でスターリンはルーズベルトと約束をしていた。それを後ろで操っていたのが、スターリンの手下だったというわけですね。

(江崎) そうです。この時、アメリカ国務省幹部にジョセフ・グルーというストロングジャパン派の人がいました。元駐日大使の日本通で国務次官でした。ところが、そんな政府高官がヤルタ会談から完全に外されるのです。なのに、局長クラスの人間(アルジャー・ヒス)がヤルタ会談に行って仕切っているわけです。


「天皇制」廃止のためのビッソンの地雷

・(江崎) 共産主義の典型的なやり方を日本の占領政策の初期に実行させられてしまった。本当の共産国家なら「追放」ではなく「粛清」(処刑)だったでしょうが……それでも生活の糧を奪われて路頭に迷う人も少なくなかった。

 そしてトーマス・アーサー・ビッソン(太平洋問題調査会(JPR))系の日本研究家としてGHQ民生局に属し憲法や占領政策に関わった。著書『ビッソン日本占領回想記』三省堂)が皇室典範に関わったということを少し、触れさせてください。実は日本国憲法はもともと、英文で作られていました。その総司令部案を日本語に訳した時、日本側は日本に有利なように訳文を作ったのです。


このビッソンは本当に酷い男で、憲法に関してさらなる改悪を試みています。というのも、大日本帝国憲法では「皇男子孫之ヲ継承ス」として男系男子による皇位継承を明確に定めていたのですが、現行憲法は「世襲」と規定するだけで、男系による皇位継承の原則の規定は、国会の審議で改正可能とされた新皇室典範(「第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」)に移されています。そういう風にさせたのもビッソンなのです。

 もし、ビッソンの介入がなければ、新皇室典範も憲法と同等の最高法規であり、「皇位継承は男系男子による」という原則も最高法規となっていたはずなのです。

 しかし新皇室典範が憲法の下位法となってしまった結果、憲法の男女平等条項に基いて「女系継承もありうる」との解釈が成立してしまう余地が残ってしまったのです。そしてそれは現在の女性天皇論など、さまざまな形で影響を与えています。もし、悠仁さまのご誕生がなければどうなっていたことか。

(百田) もしビッソンの容喙がなく、現行憲法が「皇男子孫之ヲ継承ス」となっていたら、改憲するしかなかった。巷の、日本共産党をはじめとする「女系天皇容認論」は憲法違反になっていたわけですね。


日本には「デュープス」が一杯いる

・(百田) そういう風にソ連スパイの行動を見ていくと、日本の戦後はソ連共産党やその傀儡の日本共産党に相当、歪められましたね。先述したように、GHQも途中から、ソ連のスパイやそれらに操られている勢力の存在に気づいて、追放しているのですが、中途半端に終わりました。


・それで、「講和条約締結を阻止しろ」という指令を、戦時中に廃止したコミンテルンを改めた新組織ともいうべきコミンフォルムから受けた日本共産党や社会党左派などは揃って「単独講和反対」を口にしだす。

 時の東大総長の南原繁なども先頭に立った。こんなのは「容共リベラル」もいいところ。「すべての国と講和すべきで、単独講和はよくない」という主張でしたが、当時、日本の講和に反対していたのはソ連とその衛星国家のチェコとポーランドだけ。英米仏など48ヵ国は賛成していた。だから「単独講和」ではなく「(圧倒的)多数講和」なのに、そういう言葉のイメージ操作によって、朝日をはじめとする日本のマスコミは猛反対をしていた。「安保法案」を「戦争法案」と呼称して反対していたのと同じ。左翼の卑怯なやり方は70年経っても同じです。

(江崎) 南原さんみたいな人を「デュープス」というのです。別に共産主義者でも党員でもないでしょうが、共産党などの聞こえのいいレトリックに幻惑されたりだまされ易い人たちという意味です。


・(江崎) 内閣法制局は絶大な権力を有しています。その権力の源は何なのか。憲政史家の倉山満先生などが詳しく指摘していますが、法律の作成とその解釈を通じて各省庁にあれこれと指示できる点にあります。

 以前、自民党の片山さつき議員が地方創生担当大臣の時に「スーパーシティ構想」に関して法案を出そうとしたのですが、ダメになりました。内閣法制局が、それは違憲の疑いがあるとクレームをつけたのです。政府がいくらやりたくても、これは違憲の疑いがあると言われた途端、法案はすべて止まるのです。各省庁はいろいろな法案を出したいわけですが、内閣法制局がダメだと言ったら、法案は出せなくなります

(百田) これは、ある意味、影の内閣じゃないですか。

(江崎) いや、影の内閣どころではなく、ある意味、絶対的な権力を持っていると言えます。

(百田) 法解釈の最高権力を握っているわけですね。

(江崎) この内閣法制局が「ノー」と言ったら、すべてが動かないわけです。議員立法に関しては、衆議院、参議院の法制局、政府の法案は内閣法制局が担っています。一番、重要なのは内閣法制局となります。ここが、拒否権を持っています。


東大法学部は「デュープスの総本山」か

・(江崎) 現在の上皇陛下が、天皇に即位された時の話です。高位継承に関しまして、最も重要な儀式が大嘗祭です。即位の大嘗祭はセットになっていまして、昭和50年代に内閣法制局は、大嘗祭は政教分離の疑いがあるから国費ではできないと主張していたのです。


・(江崎) 平成から令和にかけて元号の公表を即位の礼より早く公表しました。なんでこうなったのか。

 理由は簡単でして、天皇陛下の即位と一緒に元号の公表を行うことは、国民主権に馴染まないというのが内閣法制局の見解でした。だから、新たな元号発表と天皇の即位を1ヵ月、ズラしたのです。それはおかしいだろうと、総理補佐官が異議を唱えたのですが、このときは残念ながら内閣法制局が勝ってしまった。

(百田) そういう事だったのですか。前もって印刷物とか、民間の混乱を抑えるために、公表を早めたという理由をつけていましたが、内閣法制局が皇室の権限を削ぐためにやった事なのですね。

(江崎) 国民主権に違反する懸念があるためというのが、横畠祐介内閣法制局長官の見解でした。私からすれば、一官僚の如きが思い上がるなと言いたいですね。なぜ内閣法制局がこのような唯我独尊的な考え方になってしまうのか。

 それは、内閣法制局の官僚が東京大学法学部卒業のエリートたちばかりだからです。憲法解釈で戦後、もっとも影響を与えた人物が存在するわけですが、その人物の意思が内閣法制局に色濃く影響を与えています。それは、この本で何回か登場した憲法学者・東大法学部の宮澤俊儀さんです。宮澤さんは、国政と皇室を限りなく切り離す憲法解釈を打ち出した「デュープスの総本山」です


エリート官僚と共産主義の思考は底辺でつながっている

・(百田) これは結局、繰り返しになりますが、東大卒がダメなんです。その原因は、実は、東大に入学する以前にあります。

 現在、中学高校生が習っている教科書が日本の自虐史観に基づいた思想で出来ているのはよく知られていることですが、中でも「学び舎」の教科書が特にひどいのです。


・つまり東大に進学する子供たちの多くは、そんな教科書で学んでいるのです。東大を目指すような丸暗記型の優等生は十代に教科書の中身をすべて覚えてしまって、洗脳されてしまいます。そういう生徒は性格が素直な事もあって、リベラル的な思考が出来上がってしまうわけです。

 そして、この若者が東大に入学して、さらに左翼系の学者、教授に教えられ、国家公務員の上級試験に合格して高級官僚になっていきます。ですから、どうしても東大を卒業した官僚、あるいは司法試験に合格した司法関係の人間は左翼系が多くなるのです。


(江崎) 厄介なのは、エリート官僚たちと共産主義というのは親和性が高いという点です。なぜ親和性が高いかというと、共産主義の一党独裁は、党が決めたことに庶民は黙って付いてくればいいという考えに基づくからです。そしてエリート官僚たちも自分たちが決めたことに庶民は黙って従えばいいと内心思っている。


(江崎) だから、これから日本が注目すべきなのは、トランプ大統領が演説などで繰り返し主張している事です。「アメリカは庶民の国であって、官僚の国ではない」と。庶民の国なのだから、庶民が活躍できるような税制にする。だから減税第一なのです

 官僚たちに無駄なおカネを使わせるようなことをしたら、官僚たちは統制主義経済を始めてしまう。だから、そうならないように庶民からできるだけ税金を取らないようにする。民間の活動に政府はできるだけ邪魔をしないようにする。それがアメリカの保守派の基本的な考え方です。その点、安倍政権はどっちを向いているのか。

――安倍首相は社会主義経済を推進しているといわれていますね。朝日現役記者の鯨岡仁氏の『安倍晋三と社旗阿修羅儀 アベノミクスは日本に何をもたらしたか』(朝日新書)という本が最近話題になりました。


・その経済政策を見る限り、世界的視野から見れば、それは「新自由主義」経済ではなく、民主社会主義の福祉国家路線に似通ったものであるということを詳細に論じています。

(江崎) 世界標準から判断するとアベノミクスはそうなります。増税を繰り返すというのは官僚主導の社会主義路線ですからね。

 減税によって国民の自由な経済活動をできるだけ尊重しようとするトランプ流の経済政策とアベノミクスとはかなり違います。

(百田) 年度末になると、我が家の近所では道路を何回も掘り返すのです。水道、ガス工事で、カネ(予算)を消化するために慌ててやっています。これって、前述したように「ゼロ戦」を生産するときの無駄と一緒です。日本は変わっていないのかな(苦笑)。

(江崎) 税金を取りまくっていたら、日本は本当に滅びますよね。渡辺昇一先生はいつも言っていました、「税金高くして国は滅びる」と。だって税金が高ければ国民は働く気をなくします。


・「中国肺炎」による企業などの苦境を救うために、政府は補助金や助成金など、政府による介入を強める政策ばかりが打ち出されていて、消費税減税や社会保険料の負担軽減といった「国民の自由拡大」政策が見えてこないことが気がかりです。


日米が連携すれば「歴史戦」でも負けない

・(百田) いやあ、それにしても「中国肺炎」をめぐっても、いろんな言説がありましたが、発生元の中国に忖度するばかりで、中国人の訪日も封じ込めることを主張するのは私たちぐらい。安倍叩きができるとなると、サクラからコロナに乗り換える人も「後出しジャンケン」で続出。こういった「デュープス」が日本の将来を悪くする元凶ですね。


・(江崎) 真珠湾攻撃はルーズベルト大統領が日本に仕掛けたことを保守派の人たちは知っている。だけど、「アメリカメディアは自分たち保守派の意見を、聞こうともしないし、記事にも載せてくれない」と嘆いていました。


・(百田) CNNとかアメリカの報道を見ていると、アメリカにもデュープスがいっぱいいますね。いや、これは世界的な傾向かもしれませんね。

(江崎) 日米の戦前の対立はコミンテルンが仕掛けたもの。それに惑わされて日米は不幸な戦争をしてしまったけれども、いまや日米両国は最良の友好関係を維持しています。しかし、その友好関係を破壊し、日米分断をしたいと考えている国がある。いうまでもなく中国、北朝鮮、そしてロシアです。

 その中国の利害のために日本国内(沖縄など)でさまざまな形で蠢いているのが「デュープス」です。コミンテルンの亡霊に怯える必要はありません。しかしこのデュープスをのさばらせないようにするために対外インテリジェンス機関が活動をしているのですが、その活動を支える学問的な基盤が必要です。

 そこで欧米諸国では1980年代から、インテリジェンス・ヒステリー(情報史学)という新しい学問が導入されています


インテリジェンスの重要性を知ってください

・インテリジェンスに対する国民的理解を広げたいと願ってきた私にとって、これほど嬉しいことはありませんでした。というのも、政治も

そうですが、軍事(自衛隊)やインテリジェンスもまた国民の理解があってこそ成り立つものだからです。その国民的理解を広げるうえで、百田さんと「虎ノ門ニュース」が果たされた役割は本当に大きいと思っております


・本書では、今回の「中国肺炎」をめぐる危機管理から憲法改正、安全保障とトランプ政権、先の戦争の反省と教訓、皇室と内閣法制局、インテリジェンス、そして「ヴェノナ文書」と、現代日本の政治的な課題について具体的なエピソードを紹介しながら多角的に取り上げています。


何よりも政治とは、言葉の芸術の世界でもあるのです。そして官僚の言葉は面白みに欠け、政治に対する国民の関心を損なわせることが多いのが現実です。逆に国民の心に届く言葉を政治の側が発することができれば、政治と国民との間はぐっと近づき、その政策の実現性は高まります。